JP2595332Y2 - エアクリーナ - Google Patents

エアクリーナ

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JP2595332Y2
JP2595332Y2 JP1993013299U JP1329993U JP2595332Y2 JP 2595332 Y2 JP2595332 Y2 JP 2595332Y2 JP 1993013299 U JP1993013299 U JP 1993013299U JP 1329993 U JP1329993 U JP 1329993U JP 2595332 Y2 JP2595332 Y2 JP 2595332Y2
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air cleaner
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case
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Inventor
新介 北林
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株式会社テネックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エアクリーナに関し、
シールパッキンを介してカバーとボデーの気密を確保す
るエアクリーナの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエアクリーナは、例えば内燃機関
の吸気系に組込まれて用いられ、図3、図4に示すよう
にケース1a内にフィルタエレメント2を嵌装したもの
で、ケース1aは合成樹脂製のカバー3とボデー4とか
らなる。フィルタエレメント2は、ろ材をひだ折りして
矩形となし周縁に端板を貼着し、端板の一側端部に弾性
シール2aを配設してある。カバー3は上壁3aの周縁
に側壁3bを設けた筺体状のもので、該側壁端部に断面
下向きコ字状でその底部が平坦なフランジ部3cを設け
てある。ボデー4も底壁4aとその周縁に側壁4bを立
設した略筺体状のもので、底壁4aに出口9を設け、側
壁4bには一側に入口8を設けるとともに端部に全周に
亘り平坦な平面部7を設け、該平面部の略中央に断面矩
形で底部が平坦な溝状凹部5を形成し、さらにボデー4
内に前記フィルタエレメント2を入口8と出口9を横切
る状態に収納する断面上向きコ字状のシール枠体4cを
側壁4b三方と底壁4aとに一体的に形成してある。側
壁4bの平面部7にはシールパッキン20を配設してあ
る。
【0003】シールパッキン20は弾性を有する矩形環
状のもので、台部20aを断面矩形に形成し、台部20
a上面の略中央に外方に向き斜め上方に伸びるリップ状
の傾斜片20bを形成し、その内側にストッパーとして
作用する断面矩形の突出部20cを傾斜片20bより低
くして形成し、台部20a底面の略中央に断面矩形の差
込部20dを形成してあり、差込部20dを前記ボデー
4平面部7の凹部5内に挿入してある。
【0004】これらカバー3、ボデー4およびフィルタ
エレメント2は、ボデー4のシール枠体4e内にフィル
タエレメント2のシール体2aを嵌合させてフィルタエ
レメント2をボデー4内に収納し、カバー3を被せて締
付け、カバー3がシール体2aを押付けフィルタエレメ
ント2をボデー4に気密に保持する。同時に、シールパ
ッキン20の突出部20cがカバー3のフランジ部3c
底部に当接し傾斜片20bがフランジ部3c底部で押さ
れ湾曲しその反発弾性力でフランジ部3c底部に圧接
し、カバー3とカバー4との気密を確保する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このエアク
リーナはカバーのフランジ部底部でシールパッキンを押
圧して傾斜片を湾曲させ、その反発弾性力でフランジ部
底部に傾斜片を圧接させているが、フランジ部底部から
の押圧力は大半が突出部に加わるものである。このた
め、突出部に大きな押圧力が加わるとシールパッキンは
図5に示すように斜めに変形して台部が一部浮き上り差
込部には引抜き方向の力が働き若干上方へずれ凹部との
間にわずかな隙間ができ、気密が保てなくなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、周縁に平面部
を形成し該平面部に断面矩形で底部が平坦な溝状凹部を
形成したボデーの前記平面部に、台部を断面矩形に形成
し台部上面にリップ状の傾斜片と突出部とを設け下面に
断面矩形の帯状差込部を形成した弾性シールパッキンを
配設し、周縁に断面下向きコ字状で底部が平坦なフラン
ジ部を形成したカバーを前記シールパッキンの傾斜片を
前記フランジ部底部に圧設させるように被せてケースを
形成し、ケースに入口、出口を設け、ケース内部にフィ
ルタエレメントを嵌装したエアクリーナにおいて、シー
ルパッキンの差込部先端に傾斜した舌片を形成し、ボデ
ー凹部の底部内面に圧接させたものである。
【0007】
【作用】カバーとボデーの締付けによってシールパッキ
ンに大きな押圧力が加わり変形し、差込部が若干上方へ
ずれ凹部との間に隙間ができると、湾曲して凹部の底部
に圧接している舌片がその反発弾性力によってたわみ量
を減じながら圧接し続けボデーとの気密を保つ。
【0008】
【実施例】以下、本考案のエアクリーナの実施例を図
1、図2により説明する。従来例と同一構成のものは同
一符号とする。1は合成樹脂製のケースで、内部にフィ
ルタエレメント2を嵌装してある。フィルタエレメント
2は帯状のろ紙や不織布等のろ材をひだ折りして矩形に
形成し、その周縁の折り目と平行な側に帯状の金属製端
板を貼着し他側に帯状の紙製端板を貼着してあり、これ
ら端板の一方側端部に断面略台形の弾性シール体2aを
端板の周縁を埋込んで配設してある。
【0009】ケース1はカバー3とボデー4からなる。
カバー3は上壁3aと側壁3bとからなり上壁3a周縁
に側壁3bを一体的に設けた筺体状のもので、側壁3b
には空気の流れを乱さない程度に内方に突出するリブ3
eを設け、側壁3b端部に断面が下向きコ字状でその底
部が平坦をなすフランジ部3cを設けてあり、さらに側
壁3b内側に前記フィルタエレメント2のシール体2a
押圧する押板3dを設け、上壁3aにはレゾネータ6を
設けてある。ボデー4も略筺体状をなし、底壁4aとそ
の周縁に立設した側壁4bとからなり、側壁4bに内方
に若干突出するリブ4dを設け、側壁4b端部に全周に
亘って上端が平坦な平面部7を設け、平面部7中央に断
面矩形で底部が平坦な溝状凹部5を形成してあり、側壁
4bには一側に入口8を設け底壁4aには出口9を設け
てある。ボデー4にはさらに内部に前記フィルタエレメ
ント2を入口8と出口9を横切る状態に嵌装する断面上
向きコ字状のシール枠体4cを三方の側壁4bすなわち
入口8を設けた側壁4bとその両側の側壁4bと底壁4
aとに一体的に形成してある。
【0010】ボデー4側壁4bの平面部7にはシールパ
ッキン10を配設してある。シールパッキン10はゴム
や発泡ウレタン樹脂でなる弾性を有する矩形環状のもの
で、台部10a、傾斜片10b、突出部10c、差込部
10dおよび舌片11からなり、台部10aを断面矩形
に形成し、台部10a上面の略中央に外方に向け斜め上
方に伸びるリップ状の傾斜片10bを形成し、その内側
に断面矩形の突出部10cを傾斜片10bの先端より低
くして形成し、さらに台部10a下面の略中央に断面矩
形の差込部10dを形成してある。差込部10dの先端
には内縁から外方に向け斜め下方に傾斜した舌片11を
形成してある。シールパッキン10は、ボデー4側壁4
b平面部7の凹部5内に差込部10dをやや圧入状態に
しさらに舌片11を凹部5底部に圧接させて台部10a
下面を平面部7に当接させて挿入してある。
【0011】これらカバー3、ボデー4およびフィルタ
エレメント2は、ボデー3のシール枠体4c内にフィル
タエレメント2のシール体2aを嵌合させてフィルタエ
レメント2をボデー4内に嵌装し、カバー3を被せてカ
バー3とボデー4を締付けて用いる。この締付けによっ
てカバー3の押板3dでシール体2aを押付けフィルタ
エレメント2とボデー3の気密を保ち、同時にボデー3
に配設したシールパッキン10の突出部10cとカバー
30フランジ部3c底部とを当接させ傾斜片10bを湾
曲させてフランジ部3c底部に圧接するとともに台部1
0a下面をボデー4平面部7に密着させてカバー3とボ
デー4の気密を確保している。
【0012】しかし、カバー3とボデー4の締付けが強
いと、シールパッキン10は突出部10cが押圧力の大
半を受けて台部10aは突出部10c側が圧縮しそれに
伴ない傾斜片10b側には該傾斜片の付け根を支点とし
て上方に曲げ応力が作用する。このため、台部10aは
傾斜片10b側が一部浮き上り差込部10dには引抜き
方向の力が働き上方に引張られ若干ずれることになる。
けれども、凹部5底部には差込部10d先端の舌片11
が大きく湾曲して圧接しており、差込部10dがずれる
に従い舌片11はその反発弾性力によって先端が凹部5
底部に圧接したままたわみ量を減じ気密を維持する。
【0013】
【考案の効果】以上のように、本考案は周縁に平面部を
形成し該平面部に断面矩形で底部が平坦な溝状凹部を形
成したボデーの平面部に、断面矩形の台部の上面に傾斜
片と突出部を設け下面に断面矩形の帯状差込部を形成し
た弾性シールパッキンを配設し、周縁に断面下向きコ字
状で底部が平坦なフランジ部を形成したカバーを傾斜片
をフランジ部底部に圧接させるように被せてケースを形
成し、ケース内部にフィルタエレメントを嵌装したエア
クリーナにおいて、シールパッキンの差込部先端に傾斜
した舌片を形成しボデーの凹部底部に圧接させたので、
カバーとボデーとを強く締付けてシールパッキンが変形
し差込部が凹部内をずれ隙間が生じても、舌片がずれに
応じてたわみ量を減じながら凹部底部に圧接し続け常に
ボデーとの気密が確保でき、洩気のないエアクリーナを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すエアクリーナの断面図で
ある。
【図2】図1の要部を示し、(イ)は分解状態の図、
(ロ)は締付状態の図である。
【図3】従来のエアクリーナの断面図である。
【図4】図3の局部を示し、(イ)は分解状態の図、
(ロ)は締付状態の図である。
【図5】図3(ロ)の締付状態を強めた状態の図であ
る。
【符号の説明】
3 カバー 3b 側壁 3c フランジ部 4 ボデー 4b 側壁 5 凹部 7 平面図 10 シールパッキン 11 舌片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁に平面部を形成し該平面部に断面矩
    形で底部が平坦な溝状凹部を形成したボデーの前記平面
    部に、台部を断面矩形に形成し台部上面に傾斜片と突出
    部とを設け下面に断面矩形の帯状差込部を形成した弾性
    シールパッキンを配設し、周縁に断面下向きコ字状で底
    部が平坦なフランジ部を形成したカバーを前記シールパ
    ッキンをフランジ部底部に圧接させるように被せてケー
    スを形成し、ケースに入口、出口を設け、ケース内部に
    フィルタエレメントを嵌装したエアクリーナにおいて、
    シールパッキンの差込部先端に傾斜した舌片を形成し、
    ボデー凹部の底部に圧接させたエアクリーナ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9993763B2 (en) 2002-04-04 2018-06-12 Donaldson Company, Inc. Filter elements; air cleaner; assembly; and, methods

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9993763B2 (en) 2002-04-04 2018-06-12 Donaldson Company, Inc. Filter elements; air cleaner; assembly; and, methods

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