JPH037625Y2 - - Google Patents

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JPH037625Y2
JPH037625Y2 JP1983028351U JP2835183U JPH037625Y2 JP H037625 Y2 JPH037625 Y2 JP H037625Y2 JP 1983028351 U JP1983028351 U JP 1983028351U JP 2835183 U JP2835183 U JP 2835183U JP H037625 Y2 JPH037625 Y2 JP H037625Y2
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JP
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mounting
mounting member
bolt
collar
elastic
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JP1983028351U
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JPS59133856U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、取付ボルトり取付部材を振動する被
取付体に取り付ける取付部材の振動遮断形取付構
造に関する。
〔従来の技術〕
例えばエンジン本体等の振動する被取付体にフ
ロントカバー、ロツカーカバー或いはダクト等の
板金製でない取付ボルト直径より大なる厚さを有
した取付部材を取り付ける場合に、振動による騒
音の発生等を防止するために取付部材と被取付部
材間に振動遮断を施している(例えば実開昭57−
95448号公報)。
その構造は、第1図に示すように取付部材aの
下面iと振動する被取付体bの上面kの間にラバ
ーガスケツトからなる弾性壁cを介在して被取付
体bに取付部材aを配置し、取付部材aを被取付
体bに固着する取付ボルトdと取付部材aとの接
合部イ、正確にはワツシヤjとの間に弾性壁eを
介在し、またボルト孔hの取付ボルトdと取付部
材aとの接合部ロに取付ボルトdの締付量を規制
するカラーgを嵌装すると共にその外周に弾性壁
fを介在して前記取付ボルトdの締付けにより取
付部材aを被取付体bに取り付けてある。そして
被取付体bと取付部材aの間に介在された弾性壁
cとワツシヤjと取付部材aの間に介在された弾
性壁eの振動吸収作用によつてボルト圧縮方向の
振動遮断を行ない、またカラーgを取付部材aの
間に介在された弾性壁fの振動吸収作用によつて
ボルト剪断方向の振動遮断を行なつている。
しかし取付ボルトdと取付部材aとの接合部ロ
に嵌装されたカラーgの全周全域に亘つて弾性壁
fを被覆する構造であると、その弾性壁fのバネ
定数が、弾性壁c,eからなるボルト圧縮方向の
バネ定数よりも大きくなり、振動遮断性能を低下
する。
そこでカラーの外周に嵌装する弾性壁をカラー
の上部側にのみ設け、その弾性壁をワツシヤ下に
設ける弾性壁と一体に設けた構造が提案されてい
る。(実開昭53−143904号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし乍らカラーの外周に嵌装する弾性壁はカ
ラー上部側のみに設けるので、ボルト剪断方向の
バネ定数を確保されにくく、そのために振動遮断
効果が充分でなく、またカラーの下部側が取付部
材を直接接触する虞れがあるので振動遮断効果は
確実ではない。
本考案は上記を考慮してなされたもので、その
目的は振動遮断効果が充分発揮され、取付部材の
取付け、取外し作業が容易になる取付部材の振動
遮断形取付構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の構成は、取
付ボルト直径より大なる厚さを有し、板金製でな
い取付部材と被取付体との間に弾性壁を介在し、
取付部材と取付ボルトとの間にも弾性壁を介在さ
せると共に、取付部材と取付ボルトとの間にカラ
ーを嵌装して前記取付ボルトの締付けによる取付
部材を被取付体に取り付けた取付部材の振動遮断
形取付構造において、上記カラーの外周の上下位
置に間隔をおいて環状的に、又は上下に亘つて間
隔をおいて直線的に、弾性突条を一体的に設けた
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
上記構成にすれば、取付ボルトと取付部材との
間に介在される弾性突条のボルト剪断方向のバネ
定数を必要最小に設定でき、且つボルト圧縮方向
のバネ定数をボルト圧縮方向に介在した弾性壁の
バネ定数より小さくすることができ、またカラー
と取付部材が直接接触しなくなつて振動遮断効果
が向上する。
カラーと弾性突条とを一体に設ければ、一体に
取り扱われて取付部材の取付け、取外しが容易に
なる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第2図に基づき説明
する。
図において1はフロントカバー、ロツカーカバ
ー或いはダクト等の板金製でない取付ボルト直径
より大なる厚さを有した取付部材、2はエンジン
本体等の振動する被取付体である。取付部材1は
ラバーガスケツトからなる弾性壁6を介して被取
付体2上に配置されている。3は取付部材1を被
取付体2に固着する取付ボルトで、ボルト孔9に
挿入されてワツシヤ5と取付部材1の間にラバー
グロメツトからなる弾性壁7を介在して取り付け
られている。また前記取付ボルト3のボルト部8
と取付部材1との空間部10には、取付ボルト3
の締付量を規制するカラー4が嵌装され、そのカ
ラー4の外周の上下位置には、第4図及び第5図
に示すように間隔をおいて環状的にラバーリング
からなる弾性突条11,12が一体に設けられて
いる。
かかる取付部材の振動遮断形構造によれば、カ
ラー4の外周に部分的に設けた弾性突条11,1
2によつてボルト剪断方向のバネ定数を必要最小
に設定でき、且つボルト圧縮方向のバネ定数を弾
性壁6,7からなるバネ定数よりも充分に小さく
することができる。特に、取付部材1が板金製で
ない取付ボルト3の直径より大なる厚さを有した
取付部材に有効である。従つてボルト圧縮方向及
びボルト剪断方向の振動遮断構造が向上する。し
かも弾性突条11,12はカラー4の外周上下の
位置に設けるので、カラー4と取付部材1との直
接接触は回避されて振動遮断効果がより確実なも
のとなる。
また、弾性突条11,12がカラー4に一体に
設けられているので、取付部材1の取付け、取外
しの際にこれらは一体として取り扱われることに
なる。従つて取付部材1の取付け、取外し作業が
容易になる。
第3図は、本考案の他の実施例を示したもので
ある。
この実施例はボルト孔9からなる取付ボルト3
と取付部材1との間に嵌装するカラー4の外周に
第6図及び第7図に示すように、垂直方向に等間
隔に上下に亘つて直線的に弾性突条13を一体に
設けたものである。
この実施例も前記実施例同様に振動遮断効果が
向上し、しかもその効果がより確実なものとな
る。また、取付部材1の取付け、取外し作業が容
易になる。
尚、前記弾性突条11,12及び13の断面形
状は円形、半円形の外、角形、三角形等としても
よい。
〔考案の効果〕
以上説明した如く本考案によれば、カラーの外
周の上下位置に間隔をおいて環状的に、又は上下
に亘つて間隔をおいて直線的に弾性突条を一体に
設けたことで、振動遮断効果が充分発揮され、ま
た取付部材の取付け、取外し作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の取付部材の振動遮断形取付構造
を示す断面図、第2図は本考案の一実施例を断面
図、第3図は本考案の他の実施例の断面図、第4
図は第2図のカラー部分の側面図、第5図は第4
図のA−A断面図、第6図は第3図のカラー部分
の側面図、第7図は第6図のB−B断面図であ
る。 1……取付部材、2……被取付体、3……取付
ボルト、4……カラー、6,7……弾性壁、1
1,12,13……弾性突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取付ボルト直径より大なる厚さを有し、板金製
    でない取付部材と被取付体との間に弾性壁を介在
    し、取付部材と取付ボルトとの間にも弾性壁を介
    在させると共に、取付部材と取付ボルトとの間に
    カラーを嵌装して前記取付ボルトの締付けにより
    取付部材を被取付体に取り付けた取付部材の振動
    遮断形取付構造において、上記カラーの外周の上
    下位置に間隔をおいて環状的に、又は上下に亘つ
    て間隔をおいて直線的に、弾性突条を一体的に設
    けたことを特徴とする取付部材の振動遮断形取付
    構造。
JP2835183U 1983-02-28 1983-02-28 取付部材の振動遮断形取付構造 Granted JPS59133856U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2835183U JPS59133856U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 取付部材の振動遮断形取付構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2835183U JPS59133856U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 取付部材の振動遮断形取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS59133856U JPS59133856U (ja) 1984-09-07
JPH037625Y2 true JPH037625Y2 (ja) 1991-02-26

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ID=30159239

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2835183U Granted JPS59133856U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 取付部材の振動遮断形取付構造

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014103510B4 (de) * 2014-03-14 2016-02-25 Pfeiffer Vacuum Gmbh Vakuumpumpen-Dämpfer

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5637153Y2 (ja) * 1977-04-19 1981-09-01
JPS58153741U (ja) * 1982-04-08 1983-10-14 三菱自動車工業株式会社 連結装置
JPS5968138U (ja) * 1982-10-29 1984-05-09 スズキ株式会社 エンジンの懸架装置

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JPS59133856U (ja) 1984-09-07

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