JP2560182Y2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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JP2560182Y2
JP2560182Y2 JP9626991U JP9626991U JP2560182Y2 JP 2560182 Y2 JP2560182 Y2 JP 2560182Y2 JP 9626991 U JP9626991 U JP 9626991U JP 9626991 U JP9626991 U JP 9626991U JP 2560182 Y2 JP2560182 Y2 JP 2560182Y2
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JP
Japan
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intake
box
battery
engine
space
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JP9626991U
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JPH0538351U (ja
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一彦 大西
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車におけるエンジ
ン作動時の吸気音低減を目的とする吸気レゾネータを、
エンジンルーム内の限られたスペースに設置するように
した、内燃機関の吸気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車から発生する騒音のうち、エンジ
ン吸気音を低減するために吸気レゾネータを取付けるこ
とは良く知られている。吸気音の消音性を高めるために
吸気レゾネータの容積を大きくすることは一般に行われ
るが、反面、車体の限られたスペースの中での収納性を
考えるとあまり大きくは出来ない。したがって、図5に
示すように、エンジンルーム1側部のフェンダー内部2
に吸気レゾネータ3を配設することがあり、また、エア
クリーナ4から吸気ノーズ5に接続されたパイプ6の途
中の部分で、インテークマニホールド7とバッテリー8
とで囲まれた空間に、吸気レゾネータ9を配設すること
もある。
【0003】狭い空間に設置して吸気レゾネータ3、9
の容積が十分に取れない場合、常用速度回転数域で発生
する吸気音の発生周波数を変えるだけで対処するシステ
ムがあり、あるいは回転速度に合わせて吸気レゾネータ
の連絡部を絞るようにしたもの(実開昭64-34458号公報
参照)がある。このほかに、液体を利用したもの、すな
わち、吸気レゾネータを、液体を収納した密閉可能な容
器からなる液体タンク内に設置する(実開昭60-75666号
公報参照)ことがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示すように、フェンダー内部2に吸気レゾネータ3を納
めるシステムでは、こもり音の発生を招く原因にもなり
兼ねない。この吸気音は耳障りであり、車室内に侵入す
るため、快適性にも悪影響を及ぼす。また、エンジン回
転数に合わせて吸気レゾネータ9の形状をコントロール
する構造のものは簡単には設置できない。また、液体を
利用して吸気レゾネータの吸気音、こもり音を低減する
ものでは、吸気レゾネータの容量が外側の液体タンクの
大きさにより決まってしまうことと、液体自体が自由度
の高いものであるので制振性に欠けるという問題があ
る。
【0005】本考案は、エンジンルーム内に設置できて
制振性の強い内燃機関の吸気装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、上部を開口した箱体に蓋を取付けてこの空
間部に吸気レゾネータを形成すると共に空間部の一部に
バッテリーを収納し、前記蓋に、バッテリー端子用孔お
よび前記吸気レゾネータとエンジン吸気系のサクション
ホースとを連通する接続部を設けて、該箱体を自動車の
エンジンルーム内に設置したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案は上記の構成とすることによって、バッ
テリーを収納した箱体は重量が大きくなって安定性が良
くなり、かつ、本来のバッテリーの取付位置周辺の空間
を利用して箱体を大きなものにすることができ、箱体内
の空間部を容量の大きな吸気レゾネータとして使用でき
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図4に示すように、自動車のエンジンルーム
10内には、エンジン11、およびそれに組み付けたマニホ
ールド12が占有し、吸気側にエアクリーナ13が取付けら
れている。そして、エアクリーナ13にサクションパイプ
14およびサクションホース15が配管され、このサクショ
ンホース15先端の吸気ノーズ16はフェンダー17内部に開
口している。フェンダー17部にはタイヤ18が位置してい
る。また、フェンダー17の内部を仕切るサイドパネル19
に沿って、エンジン11との空間部に蓋20を被せた箱体21
が設けられている。
【0009】図1、図2および図3に示すように、箱体
21は上部を開口して中間部に仕切り壁22が形成されてい
る。図中、仕切り壁22の左側にはバッテリー23が隙間な
く収納されている。隙間があればパッキンを入れても良
いし、仕切り壁22の代わりに取外し自在の仕切板にして
寸法を調節しても良い。箱体21の下部には支持台24にゴ
ムシート24a が敷かれ、仕切り壁22の右側の底部をボル
ト25で固定しており、箱体21の側面はサイドパネル19に
ゴムパッキン26を介してボルト25で固定されている。
【0010】箱体21の開口部には位置決め用の孔21a が
要所に形成され、蓋20にはこの孔21a に対向してピン27
が設けられている。図中、蓋の左側にはバッテリー端子
用の孔20a が2か所に開けられ、この孔20a を貫通して
コード28がバッテリー端子に接続される。また、蓋20の
右側には接続部29が形成されサクションホース15と連通
されている。仕切り壁22の代わりに仕切板を用いた場合
には密閉状態を良くすることが必要であり、バッテリー
端子用の孔20a を密閉すれば仕切り板はバッテリー23を
固定するだけでも良い。このように箱体21の右側を密閉
することで、右側部を吸気レゾネータ30として使用でき
る。
【0011】上記の箱体21はエンジンルーム10内のエン
ジン11とサイドパネル19との、本来バッテリー23が位置
する空間に設置し、箱体21内空間にバッテリー23を収納
することで、エンジンルーム10内のバッテリー周りの空
間を活用することができ、こもり音の発生し易いフェン
ダー17内部に吸気レゾネータを取付けなくとも良く、箱
体内空間に従来よりも容量の大きい吸気レゾネータ30と
して吸気音の低減を図ることができる。また、バッテリ
ー23の重量を利用し吸気音の周波数を変えることで、聴
感上の音を消す役目としており、振動に関してもバッテ
リー23が箱体21内に収納固定されているので、安定性が
良く取付け性も良い。
【0012】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成したもので
あるから、エンジンルーム内に箱体を設置することで、
本来のバッテリー周辺の空間を有効に利用することが可
能になり、取付けも箱体だけで済むので簡便である。そ
して、振動に関してもバッテリーの重量によって安定性
が良く取付け性も良い。また、箱体の空間部は、従来の
独自に設置する吸気レゾネータと比較して、大きく取れ
るので吸気音の低減の向上を図ることができ、消音効果
を高めるとともに、快適性が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による実施例の、エンジンルーム内に設
置した箱体の断面図である。
【図2】実施例のエンジンルーム内に設置した箱体の平
面図である。
【図3】実施例のエンジンルーム内に設置した箱体の斜
視図である。
【図4】実施例のエンジンルーム周辺の平面図である。
【図5】従来のエンジンルーム周辺の平面図である。
【符号の説明】
10 エンジンルーム 15 サクションホース 20 蓋 20a バッテリー端子用孔 21 箱体 23 バッテリー 29 接続部 30 吸気レゾネータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部を開口した箱体に蓋を取付けてこの
    空間部に吸気レゾネータを形成すると共に空間部の一部
    にバッテリーを収納し、前記蓋に、バッテリー端子用孔
    および前記吸気レゾネータとエンジン吸気系のサクショ
    ンホースとを連通する接続部を設けて、該箱体を自動車
    のエンジンルーム内に設置したことを特徴とする内燃機
    関の吸気装置。
JP9626991U 1991-10-28 1991-10-28 内燃機関の吸気装置 Expired - Lifetime JP2560182Y2 (ja)

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JPH0538351U JPH0538351U (ja) 1993-05-25
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JP6351095B2 (ja) * 2014-03-28 2018-07-04 ダイハツ工業株式会社 車両用内燃機関の吸気装置

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JPH0538351U (ja) 1993-05-25

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