JPH0538351U - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
内燃機関の吸気装置Info
- Publication number
- JPH0538351U JPH0538351U JP9626991U JP9626991U JPH0538351U JP H0538351 U JPH0538351 U JP H0538351U JP 9626991 U JP9626991 U JP 9626991U JP 9626991 U JP9626991 U JP 9626991U JP H0538351 U JPH0538351 U JP H0538351U
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- JP
- Japan
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- intake
- battery
- box
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 制振性の良い吸気装置をエンジンルーム内に
設置する。 【構成】 箱体21内の空間部に吸気レゾネータ30を形成
し、該空間部の一部にバッテリー23を収納して、本来、
バッテリー23の位置する箇所に該箱体21を設置する。蓋
20には接続部29によりエンジン吸気系のサクションホー
ス15と吸気レゾネータ30とを連通させる。したがって、
箱体21にバッテリー23が収納されているので制振性が良
く、本来のバッテリー取付位置の周辺の空間を利用して
箱体21を大きなものにすることができ、箱体21内の空間
部を容量の大きな吸気レゾネータ30として使用できる。
設置する。 【構成】 箱体21内の空間部に吸気レゾネータ30を形成
し、該空間部の一部にバッテリー23を収納して、本来、
バッテリー23の位置する箇所に該箱体21を設置する。蓋
20には接続部29によりエンジン吸気系のサクションホー
ス15と吸気レゾネータ30とを連通させる。したがって、
箱体21にバッテリー23が収納されているので制振性が良
く、本来のバッテリー取付位置の周辺の空間を利用して
箱体21を大きなものにすることができ、箱体21内の空間
部を容量の大きな吸気レゾネータ30として使用できる。
Description
【0001】
本考案は、自動車におけるエンジン作動時の吸気音低減を目的とする吸気レゾ ネータを、エンジンルーム内の限られたスペースに設置するようにした、内燃機 関の吸気装置に関するものである。
【0002】
自動車から発生する騒音のうち、エンジン吸気音を低減するために吸気レゾネ ータを取付けることは良く知られている。吸気音の消音性を高めるために吸気レ ゾネータの容積を大きくすることは一般に行われるが、反面、車体の限られたス ペースの中での収納性を考えるとあまり大きくは出来ない。したがって、図5に 示すように、エンジンルーム1側部のフェンダー内部2に吸気レゾネータ3を配 設することがあり、また、エアクリーナ4から吸気ノーズ5に接続されたパイプ 6の途中の部分で、インテークマニホールド7とバッテリー8とで囲まれた空間 に、吸気レゾネータ9を配設することもある。
【0003】 狭い空間に設置して吸気レゾネータ3、9の容積が十分に取れない場合、常用 速度回転数域で発生する吸気音の発生周波数を変えるだけで対処するシステムが あり、あるいは回転速度に合わせて吸気レゾネータの連絡部を絞るようにしたも の(実開昭64-34458号公報参照)がある。このほかに、液体を利用したもの、す なわち、吸気レゾネータを、液体を収納した密閉可能な容器からなる液体タンク 内に設置する(実開昭60-75666号公報参照)ことがある。
【0004】
しかしながら、図5に示すように、フェンダー内部2に吸気レゾネータ3を納 めるシステムでは、こもり音の発生を招く原因にもなり兼ねない。この吸気音は 耳障りであり、車室内に侵入するため、快適性にも悪影響を及ぼす。また、エン ジン回転数に合わせて吸気レゾネータ9の形状をコントロールする構造のものは 簡単には設置できない。また、液体を利用して吸気レゾネータの吸気音、こもり 音を低減するものでは、吸気レゾネータの容量が外側の液体タンクの大きさによ り決まってしまうことと、液体自体が自由度の高いものであるので制振性に欠け るという問題がある。
【0005】 本考案は、エンジンルーム内に設置できて制振性の強い内燃機関の吸気装置を 提供することを目的とする。
【0006】
本考案は上記目的を達成するために、上部を開口した箱体に蓋を取付けてこの 空間部に吸気レゾネータを形成すると共に空間部の一部にバッテリーを収納し、 前記蓋に、バッテリー端子用孔および前記吸気レゾネータとエンジン吸気系のサ クションホースとを連通する接続部を設けて、該箱体を自動車のエンジンルーム 内に設置したことを特徴とする。
【0007】
本考案は上記の構成とすることによって、バッテリーを収納した箱体は重量が 大きくなって安定性が良くなり、かつ、本来のバッテリーの取付位置周辺の空間 を利用して箱体を大きなものにすることができ、箱体内の空間部を容量の大きな 吸気レゾネータとして使用できる。
【0008】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。図4に示すように、自 動車のエンジンルーム10内には、エンジン11、およびそれに組み付けたマニホー ルド12が占有し、吸気側にエアクリーナ13が取付けられている。そして、エアク リーナ13にサクションパイプ14およびサクションホース15が配管され、このサク ションホース15先端の吸気ノーズ16はフェンダー17内部に開口している。フェン ダー17部にはタイヤ18が位置している。また、フェンダー17の内部を仕切るサイ ドパネル19に沿って、エンジン11との空間部に蓋20を被せた箱体21が設けられて いる。
【0009】 図1、図2および図3に示すように、箱体21は上部を開口して中間部に仕切り 壁22が形成されている。図中、仕切り壁22の左側にはバッテリー23が隙間なく収 納されている。隙間があればパッキンを入れても良いし、仕切り壁22の代わりに 取外し自在の仕切板にして寸法を調節しても良い。箱体21の下部には支持台24に ゴムシート24a が敷かれ、仕切り壁22の右側の底部をボルト25で固定しており、 箱体21の側面はサイドパネル19にゴムパッキン26を介してボルト25で固定されて いる。
【0010】 箱体21の開口部には位置決め用の孔21a が要所に形成され、蓋20にはこの孔21 a に対向してピン27が設けられている。図中、蓋の左側にはバッテリー端子用の 孔20a が2か所に開けられ、この孔20a を貫通してコード28がバッテリー端子に 接続される。また、蓋20の右側には接続部29が形成されサクションホース15と連 通されている。仕切り壁22の代わりに仕切板を用いた場合には密閉状態を良くす ることが必要であり、バッテリー端子用の孔20a を密閉すれば仕切り板はバッテ リー23を固定するだけでも良い。このように箱体21の右側を密閉することで、右 側部を吸気レゾネータ30として使用できる。
【0011】 上記の箱体21はエンジンルーム10内のエンジン11とサイドパネル19との、本来 バッテリー23が位置する空間に設置し、箱体21内空間にバッテリー23を収納する ことで、エンジンルーム10内のバッテリー周りの空間を活用することができ、こ もり音の発生し易いフェンダー17内部に吸気レゾネータを取付けなくとも良く、 箱体内空間に従来よりも容量の大きい吸気レゾネータ30として吸気音の低減を図 ることができる。また、バッテリー23の重量を利用し吸気音の周波数を変えるこ とで、聴感上の音を消す役目としており、振動に関してもバッテリー23が箱体21 内に収納固定されているので、安定性が良く取付け性も良い。
【0012】
【考案の効果】 本考案は、以上のように構成したものであるから、エンジンルーム内に箱体を 設置することで、本来のバッテリー周辺の空間を有効に利用することが可能にな り、取付けも箱体だけで済むので簡便である。そして、振動に関してもバッテリ ーの重量によって安定性が良く取付け性も良い。また、箱体の空間部は、従来の 独自に設置する吸気レゾネータと比較して、大きく取れるので吸気音の低減の向 上を図ることができ、消音効果を高めるとともに、快適性が向上するものである 。
【図1】本考案による実施例の、エンジンルーム内に設
置した箱体の断面図である。
置した箱体の断面図である。
【図2】実施例のエンジンルーム内に設置した箱体の平
面図である。
面図である。
【図3】実施例のエンジンルーム内に設置した箱体の斜
視図である。
視図である。
【図4】実施例のエンジンルーム周辺の平面図である。
【図5】従来のエンジンルーム周辺の平面図である。
10 エンジンルーム 15 サクションホース 20 蓋 20a バッテリー端子用孔 21 箱体 23 バッテリー 29 接続部 30 吸気レゾネータ
Claims (1)
- 【請求項1】 上部を開口した箱体に蓋を取付けてこの
空間部に吸気レゾネータを形成すると共に空間部の一部
にバッテリーを収納し、前記蓋に、バッテリー端子用孔
および前記吸気レゾネータとエンジン吸気系のサクショ
ンホースとを連通する接続部を設けて、該箱体を自動車
のエンジンルーム内に設置したことを特徴とする内燃機
関の吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9626991U JP2560182Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 内燃機関の吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9626991U JP2560182Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 内燃機関の吸気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0538351U true JPH0538351U (ja) | 1993-05-25 |
JP2560182Y2 JP2560182Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=14160436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9626991U Expired - Lifetime JP2560182Y2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 内燃機関の吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560182Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015190444A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | ダイハツ工業株式会社 | 車両用内燃機関の吸気装置 |
-
1991
- 1991-10-28 JP JP9626991U patent/JP2560182Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015190444A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | ダイハツ工業株式会社 | 車両用内燃機関の吸気装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2560182Y2 (ja) | 1998-01-21 |
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