JP3217977B2 - インシュレータジャケットチューブ固定構造 - Google Patents

インシュレータジャケットチューブ固定構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等のステアリン
グシャフトと、該ステアリングシャフトが挿通し且つイ
ンシュレータが張設されたダッシュパネルとの間の開口
部を閉塞するインシュレータダッシュチューブの固定構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインシュレータダッシュチューブ
1は、図6に示す如く、車両の車室2とエンジンルーム
3とを区画するダッシュパネル4に取り付けられてお
り、内外両ジャケットチューブ5、6から構成されてい
る。
【0003】内側ジャケットチューブ5は、鉄板或いは
樹脂により形成された断面略ハット状を呈しており、そ
の一端側のフランジ部5aがダッシュパネル4に植設さ
れたスタッドボルト7及びナット8により取り付けられ
ており、フランジ部5aの先端とダッシュパネル4と間
には、このダッシュパネル4に張設されたダッシュイン
シュレータ9が挟着されている。また、内側ジャケット
チューブ5の他端側開口5bは、ブッシュ10を介して
ステアリングシャフト11が摺接可能に貫通している。
【0004】外側ジャケットチューブ6は、樹脂或いは
ゴムにより形成されて、同様に断面ハット状を呈してお
り、その一端側フランジ部6aが内側ジャケットチュー
ブ5のフランジ部5aと重合していると共に、他端側開
口6bが内側ジャケットチューブ5の他端側開口に嵌合
して取り付けられている。
【0005】ここにおいて、ダッシュパネル4とステア
リングシャフト11との間の開口部12は、インシュレ
ータダッシュチューブ1の内外ジャケットチューブ5、
6からなる2重構造によりにより閉塞されて、エンジン
ルーム3からの騒音を車室2に伝幡するのを防止してい
る。
【0006】そして、インシュレータダッシュチューブ
1は、例えば図7に示すように、外側ジャケットチュー
ブ6のフランジ部6aに、一体の開閉リッド13付の開
口部14が形成されており、この開口部14を前記スタ
ッドボルト7及びナット8の螺着作業穴としているもの
がある。
【0007】また、別の例として、図8に示すように、
外側ジャケットチューブ6を軸方向に縦割りとなってお
り、内側ジャケットチューブ5をダッシュパネル4に取
り付け後、カバーできるようになっているものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のインシュレータダッシュチューブ1のうち、図
7に示すものは、開口部14を開閉リッド13により閉
塞したとしても、開閉リッド13と開口部との間にどう
しても隙間が形成されて、この隙間を通し、エンジンル
ーム3から車室2内に音漏れを生じてしまう。
【0009】図8に示すものは、内側ジャケットチュー
ブ5をダッシュパネル4に取り付けた後、外側ジャケッ
トチューブ6を内側ジャケットチューブ5をカバーし
て、両端同士を固着して取り付けるもので、取り付け工
数がかかると共に、外側ジャケットチューブ6の固着さ
れた両端部間にどうしても隙間ができ、やはりこの隙間
を通し、エンジンルーム3から車室2内に音漏れを生じ
てしまう。
【0010】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
み、取り付け簡単にし、遮音対策を充分施したインシュ
レータダッシュチューブ固定構造を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を係決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、ステアリングシャフトと、該ステアリン
グシャフトが挿通するダッシュパネルとの間の開口部を
閉塞するインシュレータダッシュチューブの固定構造に
おいて、内外2つのジャケット体で構成されており、そ
のうち、内側ジャケット体は、前記ダッシュパネルに固
定されていると共に該固着部より離間した位置に突起部
が形成してあり、また、外側ジャケット体は、前記ステ
アリングシャフトを覆い該ステアリングシャフトが摺接
する先端部を有するカバー部が立設され、且つ内側ジャ
ケット体に摺動回転可能に取り付けられていると共に、
前記内側ジャケットの固着部を顕出させるための穴部が
形成されており、前記内側ジャケット体に対して外側ジ
ャケット体を摺動回転させて、前記穴部に前記突起を嵌
合することにより該穴部の先端が折曲して前記突起を抱
込んで前記突起により前記穴部を閉塞すると共に、内側
ジャケット体に対して外側ジャケット体を固定したこと
を特徴とする。従って、内外ジャケットチューブは、互
いに周部同士が取り付けられて、一体となっているため
に、ダッシュパネルへの取付け作業が簡単であり、しか
も、取り付け後の外側ジャケット体の穴部は、内側ジャ
ケット体の突起によって閉塞され、エンジンルームから
社室2内への遮音対策を施している。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。従来と同一部分につ
いては、同一符号付して説明する。
【0013】図1は、実施の形態の一部を断面して表す
側面図であり、20はインシュレータダッシュチューブ
で、車両の車室2とエンジンルーム3とを区画するダッ
シュパネル4に取り付けられており、内外両ジャケット
体25、26から構成されている。
【0014】内側ジャケット体25は、鉄板或いは樹脂
により形成された断面略皿状を呈しており、その基部2
5aには、ダッシュパネル4に植設されたスタッドボル
ト7が挿通して、ナット8を螺着することにより、ダッ
シュパネル4に固着27されている。そして、この固着
部27より離間した位置において、前記スタッドボルト
7の個数分に対応する数だけ、車室2側に突出する突起
28が一体形成されている。
【0015】また、外側ジャケット体26は、ステアリ
ングシャフト11を覆い該ステアリングシャフト11が
摺接する先端部を有するカバー部26bが立設されてい
る。また、外側ジャケット体26の周部26aは、内側
ジャケット体25の周部25bの先端を抱き込むように
折曲して、その周部26aが内側ジャケット体25の周
部25bに摺動回転可能に取り付けられている。
【0016】更に、外側ジャケット体26の基部26c
には、前記固着部27を顕出させるための穴部29が形
成されており、この穴部29は、スタッドボルト7にナ
ット8に螺合するためのドライバー等の挿入穴を形成し
ている。
【0017】そして、外側ジャケット体26の穴部29
より、ドライバー等を差し込んで、スタッドボルト7と
ナット8とを螺着して、内側ジャケット体25をダッシ
ュパネル4に固着した後(図1及び図3(1)の状態)、外
側ジャケット体26を内側ジャケット体25に対して摺
動回転させ、穴部29に突起28を嵌合することによっ
て穴部29の先端が外側に折曲して突起28を抱込ん
、外側ジャケット体26を固定すると共に、穴部29
を閉塞して、エンジンルーム3に対する車室2の遮音対
策を施している(図2及び図3(2)の状態)。
【0018】図4及び図5は、本発明の他の実施の形態
を示すもので、内側ジャケット体25の基部25aに周
溝部30を形成し、また、外側ジャケット体26の内側
に、突起部31を形成して、スタッドボルト7及びナッ
ト8の螺合時には、図4に示すように、外側ジャケット
体26を、ダッシュパネル4に張設したダッシュインシ
ュレータ9の穴部フランジ9a上に乗り上がって浮いた
状態となって、穴部29によって、スタッドボルト7及
びナット8を顕出させており、螺合作業が完了すると、
外側ジャケット体26を内側ジャケット体25に対して
摺動回転させると、突起部31が周溝部30に徐々に深
く嵌合して、突起28を穴部29に嵌合して、穴部29
を閉塞するようになっている(図5の状態)。
【0019】この結果、突起28の穴部29への嵌合と
共に、突起部31の周溝部30への嵌合により、音漏れ
対策をより強固にしている。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によるイ
ンシュレータジャケットチューブ固定構造は、内側ジャ
ケットチューブ体が、インシュレータに固着されている
と共に該固着部より離間した位置に突起部が形成してあ
り、また、外側ジャケット体が、ステアリングシャフト
を覆い該ステアリングシャフトが摺接する先端部を有す
るカバー部を立設しており、且つ内側ジャケット体に対
して摺動回転可能に取り付けられていると共に、内側ジ
ャケット体の固着部を顕出させるための穴部が形成され
ており、内側ジャケット体に対して外側ジャケット体を
摺動回転させて、穴部に突起を挿入することにより穴部
を閉塞すると共に、内側ジャケット体に対して外側ジャ
ケット体を固定して構成するために、内外ジャケット体
は、互いに取り付けられて一体となっているために、ダ
ッシュパネルへの取り付け作業が簡単であり、しかも、
取り付け後の外側ジャケット体の穴部は、内側ジャケッ
ト体の突起によって閉塞され、エンジンルームから車室
2内への遮音対策を施している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つを示す一部を破断し
て表し、取付け過程を示す側面図である。
【図2】同じく、取り付け後の要部側面図である。
【図3】同じく、斜視図で、(1)は、取付け過程を示
し、(2)は取付け後を示している。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す図2と同じ要部
側面図である。
【図5】同じく、図3と同じ要部側面図である。
【図6】従来のインシュレータジャケットチューブ固定
構造を一部破断して表す側面図である。
【図7】図6の要部を示す斜視図である。
【図8】従来の他の例を示す図7と同じ斜視図である。
【符号の説明】
4 ダッシュパネル 11 ステアリングシャフト 20 インシュレータダッシュチューブ 25 内側ジャケット体 26 外側ジャケット体 26c カバー部 27 固着部 28 突起部 29 穴部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトと、該ステアリン
    グシャフトが挿通するダッシュパネルとの間の開口部を
    閉塞するインシュレータダッシュチューブの固定構造に
    おいて、内外2つのジャケット体で構成されており、そ
    のうち、内側ジャケット体は、前記ダッシュパネルに固
    定されていると共に該固着部より離間した位置に突起部
    が形成してあり、また、外側ジャケット体は、前記ステ
    アリングシャフトを覆い該ステアリングシャフトが摺接
    する先端部を有するカバー部が立設され、且つ内側ジャ
    ケット体に摺動回転可能に取り付けられていると共に、
    前記内側ジャケットの固着部を顕出させるための穴部が
    形成されており、前記内側ジャケット体に対して外側ジ
    ャケット体を摺動回転させて、前記穴部に前記突起を嵌
    合することにより該穴部の先端が折曲して前記突起を抱
    込んで前記突起により前記穴部を閉塞すると共に、内側
    ジャケット体に対して外側ジャケット体を固定したこと
    を特徴とするインシュレータジャケットチューブ固定構
    造。
  2. 【請求項2】 ステアリングシャフトと、該ステアリン
    グシャフトが挿通するダッシュパネルとの間の開口部を
    閉塞するインシュレータダッシュチューブの固定構造に
    おいて、内外2つのジャケット体で構成されており、そ
    のうち、 内側ジャケット体は、前記ダッシュパネルに固定されて
    いると共に該固着部より離間した位置に突起部を形成
    し、且つ前記内側ジャケット体の基部に周溝部が形成し
    てあり、 また、外側ジャケット体は、前記ステアリングシャフト
    を覆い該ステアリングシャフトが摺接する先端部を有す
    るカバー部が立設され、且つ内側ジャケット体に摺動回
    転可能に取り付けられていると共に、前記内側ジャケッ
    トの固着部を顕出させるための穴部を形成し、且つ前記
    周溝部が嵌合する突起部が形成されており、前記内側ジ
    ャケット体に対して外側ジャケット体を摺動回転させ
    て、前記外側ジャケット体側の突起部を前記周溝部に深
    く嵌合させることによって前記穴部に前記内側ジャケッ
    トタイ側の突起部を嵌合することにより閉塞すると共
    に、内側ジャケット体に対して外側ジャケット体を固定
    したことを特徴とするインシュレータジャケットチュー
    ブ固定構造。
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