JP3396558B2 - スピーカグリルの裏蓋装置 - Google Patents
スピーカグリルの裏蓋装置Info
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- JP3396558B2 JP3396558B2 JP10730395A JP10730395A JP3396558B2 JP 3396558 B2 JP3396558 B2 JP 3396558B2 JP 10730395 A JP10730395 A JP 10730395A JP 10730395 A JP10730395 A JP 10730395A JP 3396558 B2 JP3396558 B2 JP 3396558B2
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- grill
- boss
- speaker
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、取付作業性に優れたス
ピーカグリルの裏蓋装置に関するものである。
ピーカグリルの裏蓋装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車内にはカーステレオが組み込まれ
るのを普通とするため、ドアトリムや天井トリム等の自
動車用内装トリムには、カーステレオ用のスピーカグリ
ル部を予め設けてあるのを普通とするが、スピーカ本体
が組み込まれないときにはグリル部を通じて車内へ埃が
侵入したり光漏れ等が生じることがないようにグリル部
を裏蓋により塞ぐ必要がある。このような目的のスピー
カグリルの裏蓋装置としては、例えば図３に示されるよ
うに、グリル部１０の裏側周縁に短筒部１１を設けてそ
の開口を複数個の係止用脚１２付きの裏蓋１３で短筒部
１１の外側においてトリム基板１４に突設した複数個の
ボス１５をもって位置決めしたうえビス１６で固定して
塞いだものが知られている。
るのを普通とするため、ドアトリムや天井トリム等の自
動車用内装トリムには、カーステレオ用のスピーカグリ
ル部を予め設けてあるのを普通とするが、スピーカ本体
が組み込まれないときにはグリル部を通じて車内へ埃が
侵入したり光漏れ等が生じることがないようにグリル部
を裏蓋により塞ぐ必要がある。このような目的のスピー
カグリルの裏蓋装置としては、例えば図３に示されるよ
うに、グリル部１０の裏側周縁に短筒部１１を設けてそ
の開口を複数個の係止用脚１２付きの裏蓋１３で短筒部
１１の外側においてトリム基板１４に突設した複数個の
ボス１５をもって位置決めしたうえビス１６で固定して
塞いだものが知られている。
【０００３】ところが、このような裏蓋装置において
は、裏蓋１３に係止用脚１２を設ける必要があってこれ
が複雑な形状となり生産性に劣るとともに、ある程度の
強度を持たせる必要性から裏蓋１３を鉄板製とするのが
普通で重量増加の要因になるという問題点があり、ま
た、裏蓋１３の取付作業も位置決めが必要なうえ複数箇
所でビス止めするので作業性が悪いという問題点があっ
た。更には、短筒部１１の外側においてトリム基板１４
にボス１５を突設するため広い場所を必要とし、グリル
部１０の設置位置に制約があるという問題点や、シール
性が不十分で完全な埃の侵入や光や音漏れ等を防止する
ことができないという問題点もあった。
は、裏蓋１３に係止用脚１２を設ける必要があってこれ
が複雑な形状となり生産性に劣るとともに、ある程度の
強度を持たせる必要性から裏蓋１３を鉄板製とするのが
普通で重量増加の要因になるという問題点があり、ま
た、裏蓋１３の取付作業も位置決めが必要なうえ複数箇
所でビス止めするので作業性が悪いという問題点があっ
た。更には、短筒部１１の外側においてトリム基板１４
にボス１５を突設するため広い場所を必要とし、グリル
部１０の設置位置に制約があるという問題点や、シール
性が不十分で完全な埃の侵入や光や音漏れ等を防止する
ことができないという問題点もあった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、裏蓋が単純形状でかつ材質も
任意に選択することができ生産性に優れ、しかも、裏蓋
の取付作業や取外作業も位置決めを必要とせず極めて容
易であり、更には余分なボス等を突設する必要もないた
め設置場所も狭く任意の場所を選択することができ、ま
た、シール性に優れて埃の侵入や光や音漏れ等を完全に
防止することができるスピーカグリルの裏蓋装置を提供
することを目的として完成されたものである。
従来の問題点を解決して、裏蓋が単純形状でかつ材質も
任意に選択することができ生産性に優れ、しかも、裏蓋
の取付作業や取外作業も位置決めを必要とせず極めて容
易であり、更には余分なボス等を突設する必要もないた
め設置場所も狭く任意の場所を選択することができ、ま
た、シール性に優れて埃の侵入や光や音漏れ等を完全に
防止することができるスピーカグリルの裏蓋装置を提供
することを目的として完成されたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のスピーカグリルの裏蓋装置は、グ
リル部の裏側に該グリル部を囲む短筒部を設けてスピー
カ本体が組み込まれないときに短筒部の開口を裏蓋によ
り閉塞するようにしたスピーカグリルにおける裏蓋装置
において、前記グリル部の裏面中央に裏蓋固定用のボス
を突設してこれに裏蓋をその内面が短筒部の開口縁に密
接シールされるように固定することを特徴とするもので
ある。
めになされた本発明のスピーカグリルの裏蓋装置は、グ
リル部の裏側に該グリル部を囲む短筒部を設けてスピー
カ本体が組み込まれないときに短筒部の開口を裏蓋によ
り閉塞するようにしたスピーカグリルにおける裏蓋装置
において、前記グリル部の裏面中央に裏蓋固定用のボス
を突設してこれに裏蓋をその内面が短筒部の開口縁に密
接シールされるように固定することを特徴とするもので
ある。
【０００６】
【作用】このように構成されたものにおいては、スピー
カ本体が組み込まれないときに裏蓋によってグリル部を
塞ぐという点では従来のこの種裏蓋装置と同様である
が、裏蓋を短筒部内に設けた裏蓋固定用のボスに対して
内面が短筒部の開口縁に密接シールされるように固定さ
せたものとしてあるので、シール性に優れて埃の侵入や
光や音漏れ等を完全に防止するのは勿論のこと、取付作
業や取り外し作業も少数のボスに固定あるいは離脱する
のみでよいので優れた作業性を発揮することとなる。
カ本体が組み込まれないときに裏蓋によってグリル部を
塞ぐという点では従来のこの種裏蓋装置と同様である
が、裏蓋を短筒部内に設けた裏蓋固定用のボスに対して
内面が短筒部の開口縁に密接シールされるように固定さ
せたものとしてあるので、シール性に優れて埃の侵入や
光や音漏れ等を完全に防止するのは勿論のこと、取付作
業や取り外し作業も少数のボスに固定あるいは離脱する
のみでよいので優れた作業性を発揮することとなる。
【０００７】
【実施例】以下に、本発明を図面を参照しつつ詳細に説
明する。図面は自動車のドアトリムにあるカーステレオ
用のグリル部に適用した場合を示すものであって、図中
１は合成樹脂製ドアトリムなどの基板、２は基板１の所
定場所に形成されたグリル部、３はグリル部２の裏側に
該グリル部２を囲むように基板１と一体成形されている
短筒部であり、以上の構成は基本的には従来のものと同
じである。
明する。図面は自動車のドアトリムにあるカーステレオ
用のグリル部に適用した場合を示すものであって、図中
１は合成樹脂製ドアトリムなどの基板、２は基板１の所
定場所に形成されたグリル部、３はグリル部２の裏側に
該グリル部２を囲むように基板１と一体成形されている
短筒部であり、以上の構成は基本的には従来のものと同
じである。
【０００８】そして、前記グリル部２の中央には短筒部
３の高さよりも短い裏蓋固定用のボス４が突設されてお
り、該ボス４には周縁方部の内面を短筒部３の開口縁に
当接させた状態とする裏蓋５の中央部分が固定されて裏
蓋５はグリル部２側へ反ったゆるやかな球面状態とな
り、この状態から平板状に復帰しようとする裏蓋自身の
弾発力で裏蓋５の内面が短筒部３の内側開口縁に密接シ
ールされるよう構成されている。なお、実施例において
は前記ボス４をスピーカグリル部２のほぼ中心に１個だ
け設けたものとしてあるが、中央部分であればその個数
を２〜３個としてもよい。また、前記の裏蓋５は従来の
鉄板と異なり弾力性のある肉薄の合成樹脂からなるもの
で、その形状は前記グリル部２の形状に対応したもので
且つ外径はグリル部２の外径よりも若干大きくて完全に
グリル部２を覆えるものであり、また、その中央部には
ボス４に対応した部分に必要に応じ係合用の孔部５ａが
形成されている。
３の高さよりも短い裏蓋固定用のボス４が突設されてお
り、該ボス４には周縁方部の内面を短筒部３の開口縁に
当接させた状態とする裏蓋５の中央部分が固定されて裏
蓋５はグリル部２側へ反ったゆるやかな球面状態とな
り、この状態から平板状に復帰しようとする裏蓋自身の
弾発力で裏蓋５の内面が短筒部３の内側開口縁に密接シ
ールされるよう構成されている。なお、実施例において
は前記ボス４をスピーカグリル部２のほぼ中心に１個だ
け設けたものとしてあるが、中央部分であればその個数
を２〜３個としてもよい。また、前記の裏蓋５は従来の
鉄板と異なり弾力性のある肉薄の合成樹脂からなるもの
で、その形状は前記グリル部２の形状に対応したもので
且つ外径はグリル部２の外径よりも若干大きくて完全に
グリル部２を覆えるものであり、また、その中央部には
ボス４に対応した部分に必要に応じ係合用の孔部５ａが
形成されている。
【０００９】このように構成されたものは、自動車内に
スピーカ本体が組み込まれないときにグリル部２を裏蓋
５により塞いでグリル部２を通じて車内へ埃が侵入した
り光漏れ等が生じることがないようにする点は従来のこ
の種裏蓋装置と同様であるが、本発明では、裏蓋５を短
筒部３内に設けた裏蓋固定用のボス４に対して該裏蓋５
の周縁方部の内面が短筒部３の開口縁に密接シールされ
るように固定させたてあるので、シール性に優れていて
埃の侵入や光や音漏れ等を完全に防止できることとな
る。また、裏蓋５の取付作業や取り外し作業も中央の少
数のボス４に対するビス６の着脱など簡単な手数で行え
るので極めて容易なものとなるとともに、ボス４がグリ
ル部２の内部に位置しているため何ら邪魔になることが
なく設計上有利となる。しかも、裏蓋５は肉薄の合成樹
脂からなるものとすることができるで軽量化、および生
産コストのダウンを図ることも可能となる。
スピーカ本体が組み込まれないときにグリル部２を裏蓋
５により塞いでグリル部２を通じて車内へ埃が侵入した
り光漏れ等が生じることがないようにする点は従来のこ
の種裏蓋装置と同様であるが、本発明では、裏蓋５を短
筒部３内に設けた裏蓋固定用のボス４に対して該裏蓋５
の周縁方部の内面が短筒部３の開口縁に密接シールされ
るように固定させたてあるので、シール性に優れていて
埃の侵入や光や音漏れ等を完全に防止できることとな
る。また、裏蓋５の取付作業や取り外し作業も中央の少
数のボス４に対するビス６の着脱など簡単な手数で行え
るので極めて容易なものとなるとともに、ボス４がグリ
ル部２の内部に位置しているため何ら邪魔になることが
なく設計上有利となる。しかも、裏蓋５は肉薄の合成樹
脂からなるものとすることができるで軽量化、および生
産コストのダウンを図ることも可能となる。
【００１０】特に、実施例に示したように、固定用のボ
ス４の長さを短筒部３の高さより短くしておけば、必ず
裏蓋５がグリル部２側へ反った球面状態で固定されて裏
蓋５の周縁方部の内面が短筒部３の内側開口縁に密接
し、裏蓋５が平板状に復元しようとする弾発力がシール
をより確実にするのでシール効果が一段と優れたものと
なるうえに、ボス４の先端が短筒部３よりも突出してス
ピーカ本体組付け上の支障となることもないなどの利点
があるので好ましい。
ス４の長さを短筒部３の高さより短くしておけば、必ず
裏蓋５がグリル部２側へ反った球面状態で固定されて裏
蓋５の周縁方部の内面が短筒部３の内側開口縁に密接
し、裏蓋５が平板状に復元しようとする弾発力がシール
をより確実にするのでシール効果が一段と優れたものと
なるうえに、ボス４の先端が短筒部３よりも突出してス
ピーカ本体組付け上の支障となることもないなどの利点
があるので好ましい。
【００１１】なお、実施例においては裏蓋５とボス４の
連結手段としてカシメ止めによるものを示したが、その
他、スクリュ止めやビス止め、Ｏリング止めなど任意の
手段を用いてもよく、また、Ｏリング止めとする場合に
はボス４の長さを短筒部３の高さよりも若干長くしてＯ
リング止め位置を裏蓋５の内面が短筒部３の開口縁に密
接シールされる位置に設定するようにしてもよいことは
勿論である。
連結手段としてカシメ止めによるものを示したが、その
他、スクリュ止めやビス止め、Ｏリング止めなど任意の
手段を用いてもよく、また、Ｏリング止めとする場合に
はボス４の長さを短筒部３の高さよりも若干長くしてＯ
リング止め位置を裏蓋５の内面が短筒部３の開口縁に密
接シールされる位置に設定するようにしてもよいことは
勿論である。
【００１２】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は裏蓋が単純形状でかつ材質も任意に選択することが
でき生産性に優れ、また裏蓋の取付作業や取外作業も位
置決めを必要とせず極めて容易であり、更には余分なボ
ス等を突設する必要もないため設置場所も狭く任意の場
所を選択することができ、また、シール性に優れて埃の
侵入や光や音漏れ等を完全に防止することができる等の
種々の利点を有するものである。よって本発明は従来の
問題点を一掃したスピーカグリル部における裏蓋の取付
構造として、産業の発展に寄与するところは極めて大で
ある。
明は裏蓋が単純形状でかつ材質も任意に選択することが
でき生産性に優れ、また裏蓋の取付作業や取外作業も位
置決めを必要とせず極めて容易であり、更には余分なボ
ス等を突設する必要もないため設置場所も狭く任意の場
所を選択することができ、また、シール性に優れて埃の
侵入や光や音漏れ等を完全に防止することができる等の
種々の利点を有するものである。よって本発明は従来の
問題点を一掃したスピーカグリル部における裏蓋の取付
構造として、産業の発展に寄与するところは極めて大で
ある。
【図１】本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図２】本発明の実施例を示す断面図である。
【図３】従来例を示す斜視図である。
２ グリル部
３ 短筒部
４ ボス
５ 裏蓋
Claims (2)
- 【請求項１】 グリル部(2) の裏側に該グリル部(2) を
囲む短筒部(3) を設けてスピーカ本体が組み込まれない
ときに短筒部(3) の開口を裏蓋(5) により閉塞するよう
にしたスピーカグリルにおける裏蓋装置において、前記
グリル部(2)の裏面中央に裏蓋固定用のボス(4) を突設
してこれに裏蓋(5) をその内面が短筒部(3) の開口縁に
密接シールされるように固定することを特徴とするスピ
ーカグリルの裏蓋装置。 - 【請求項２】 固定用のボス(4) の長さが短筒部(3)よ
り短くて裏蓋(5) がグリル部(2) 側へ反った状態で固定
する請求項１に記載のスピーカグリルの裏蓋装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10730395A JP3396558B2 (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | スピーカグリルの裏蓋装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10730395A JP3396558B2 (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | スピーカグリルの裏蓋装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08307980A JPH08307980A (ja) | 1996-11-22 |
| JP3396558B2 true JP3396558B2 (ja) | 2003-04-14 |
Family
ID=14455678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10730395A Expired - Fee Related JP3396558B2 (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | スピーカグリルの裏蓋装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3396558B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3471775B2 (ja) | 2001-08-27 | 2003-12-02 | ヤマハメタニクス株式会社 | マイクホルダ |
| JP2009292438A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Kasai Kogyo Co Ltd | 自動車用内装部品 |
-
1995
- 1995-05-01 JP JP10730395A patent/JP3396558B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08307980A (ja) | 1996-11-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030124 |
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| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
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