JP2600238Y2 - 車両インスツルメントパネルのワイヤハーネス固定構造 - Google Patents

車両インスツルメントパネルのワイヤハーネス固定構造

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JP2600238Y2
JP2600238Y2 JP1993012595U JP1259593U JP2600238Y2 JP 2600238 Y2 JP2600238 Y2 JP 2600238Y2 JP 1993012595 U JP1993012595 U JP 1993012595U JP 1259593 U JP1259593 U JP 1259593U JP 2600238 Y2 JP2600238 Y2 JP 2600238Y2
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wire harness
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章 高橋
和好 神谷
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両の車室前部のインス
ツルメントパネルの内部にワイヤハーネスを固定する構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は、車室前部に設けたインスツルメ
ントパネルを示す。インスツルメントパネル1の内部に
は、ワイヤハーネス2が配設してある。このワイヤハー
ネス2は車両振動による脱落や他部品との干渉を防止す
るため、インスツルメントパネル1の内面に数箇所で固
定している。
【0003】図7は、従来のワイヤハーネス2のインス
ツルメントパネル1内面への固定構造の代表例を示すも
ので、ワイヤハーネス2をクランプ30の下端に保持せ
しめ、クランプ30の上端をインスツルメントパネル1
の内面に突設したボス10にビス締めしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、インスツル
メントパネル1、特に計器盤の裏面側には、多数の電気
関連部品が配設されており、内部のスペースは大きく制
約をうける。従来のワイヤハーネス固定構造では、クラ
ンプ30のスペースが必要であり、かつ制約されたスペ
ースでビス締め作業が必要であって、取付けスペースお
よび組付け作業性の改善が望まれている。更に、従来の
固定構造のクランプでは、一定の線径のワイヤハーネス
しか固定できず、種々の線径のワイヤハーネスを配設す
る場合には、それらの線径に対応するクランプをいちい
ち準備する必要があって、コスト的にも問題である。
【0005】本考案は上記実情に鑑みてなされたもの
で、インスツルメントパネル内部に配設された種々の線
径を有するワイヤハーネスを、小さいスペースで、しか
も組付け作業性よく固定しうる車両インスツルメントパ
ネルのワイヤハーネス固定構造を提供することを課題と
してなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は図2ないし図6
に示すように、車両のインスツルメントパネル1の内面
に突設した状のワイヤハーネス保持部11と、筒状
で、その通孔31にワイヤハーネス保持部11を挿通し
てワイヤハーネス保持部11に沿って移動可能とし、イ
ンスツルメントパネル1の内面側の端部から起立して上
記内面と対向するアーム部33を有するクランプ3と、
クランプ3に組込まれて適宜位置でクランプ3をワイヤ
ハーネス保持部11に係止するクリップ4を備え、ワイ
ヤハーネス保持部11上に配したワイヤハーネス2をイ
ンスツルメントパネル1の内面とクランプ3の上記アー
ム部33との間で挟着保持せしめることを特徴とする。
【0007】
【作用】ワイヤハーネス2がクランプ3のアーム部33
とインスツルメントパネル1内面とで挟み付けられる位
置までクランプ3を移動せしめる。この位置でクリップ
4が保持部11に係止され、ワイヤハーネス2はクラン
プ3のアーム部33とインスツルメントパネル1内面で
挟着される。
【0008】
【実施例】図1に示すように車室前部のインスツルメン
トパネル1内には、これに沿って、ワイヤハーネス2が
配設してあり、複数箇所でインスツルメントパネル内面
に固定してある。図2ないし図6は本考案のワイヤハー
ネス固定構造の一実施例を示す。
【0009】図4(A)に示すように、樹脂材よりなる
インスツルメントパネル1には凹状のトレー部100が
設けてある。トレー部100の底壁にはインスツルメン
トパネル1内部にむけて、断面円形の状のワイヤハー
ネス保持部11が一体に突設してある。保持部11の先
端には、トレー部100と対向するようにクランプ3が
装着してあり、クランプ3とトレー部100側壁との間
には、図中実線で示すように保持部11上に配したワイ
ヤハーネス2が挟着保持してある。保持部11の軸対称
方向両側には、図2に示すように、リブ111が突設し
てあり、保持部11上に配したワイヤハーネス2を支持
している。なお、図4(A),図6において、12はイ
ンスツルメントパネル1に設けたデフロスタ開口部であ
る。
【0010】図2ないし図4に示すように、クランプ3
は樹脂材よりなり、ワイヤハーネス保持部11を挿通す
るための通孔31を形成し一端が厚肉の鍔部321をな
筒部32aを有する本体部32と、鍔部321の上側
から上方へ起立し、トレー部100側壁と対向してこれ
との間でワイヤハーネス2を挟着する平板状のアーム部
33とよりなる。鍔部321およびアーム部33には、
通孔31まわりに空洞部34が形成してあり、この空洞
部34の下端は開放され開口311となっている。
【0011】空洞部34内には、クランプ3をワイヤハ
ーネス保持部11外周に係止するクリップ4が挿着して
ある。クリップ4は板ばね材で構成されており、図5に
示すように、ほぼ四角形の枠部41と、枠部41の上下
中央位置にそれぞれ突設した係止爪部42a,42bと
よりなる。枠部41の縦枠411および下枠412の側
縁は裏面側へ折曲げてある。係止爪部42a,42b
は、前面側へ傾斜して突出し、クリップ4のクランプ3
内への装着状態において、それぞれクランプ3の筒部3
2a方向に傾斜して突出して、その先端が保持部11に
弾接する。係止爪部42bには係止爪部42bの傾斜方
向と逆の方向に切り起こされた切起し部43が設けてあ
る。
【0012】クリップ4の組込みは、先ずクランプ3の
空洞部34に、開口311よりクリップ4を、その縦枠
411を空洞部34に縦方向に形成したリブ5に案内せ
しめて挿入して、切起し部43を空洞部34に設けた溝
35に係止されることにより行われる。
【0013】ワイヤハーネス2を固定するに際しては、
クリップ4を組込んだクランプ3に、ワイヤハーネス保
持部11の先端を予め差込んでおく。そして、保持部1
1上にワイヤハーネス2を置き、クランプ3を保持部1
1に沿って押込む。この時、ばね材よりなるクリップ4
の係止爪部42a,42bの先端は撓みつつ保持部11
外面を摺動する。そして、ワイヤハーネス2をインスツ
ルメントパネル1のトレー部100との間で充分に挟み
付ける位置まで押込めば、係止爪部42a,42bはそ
の弾発力で保持部11に係止され、クリップ4を介して
クランプ3は保持部11に係止される。
【0014】上記ワイヤハーネス固定構造においては、
クランプ3を保持部11に差込んでワイヤハーネス2を
クランプ3とインスツルメントパネル1の内面との間に
挟み固定するので、固定手段のスペースが少なくてす
む。また、ビス締め作業を不要とし、組付け作業性にも
優れている。また、クランプ3は適宜の押込み位置で係
止されるから、図4(A)中2点鎖線で示すように、線
径の異なるワイヤハーネス2の固定に対応できるととも
に、図6のように、複数本のワイヤハーネス2の固定も
可能である。
【0015】
【考案の効果】本考案の車両インスツルメントパネルの
ワイヤハーネス固定構造によれば、インスツルメントパ
ネル内部に配した種々の線径のワイヤハーネスを小さい
スペースで組付け作業性よく固定しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤハーネスを内設した車両のインスツルメ
ントパネルの要部斜視図である。
【図2】本考案のワイヤハーネス固定構造の正面図であ
る。
【図3】本考案のワイヤハーネス固定構造の平面図であ
る。
【図4】図4(A)は図2のA−A線に沿う位置での概
略断面図であり、図4(B)は図4(A)の要部拡大断
面図である。
【図5】本考案のワイヤハーネス固定構造に用いるクリ
ップの正面図である。
【図6】本考案のワイヤハーネス固定構造によりワイヤ
ハーネス2本を固定した例を示す図4(A)と同じ位置
における断面図である。
【図7】従来のワイヤハーネス固定構造の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 車両インスツルメントパネル 11 ワイヤハーネス保持部 2 ワイヤハーネス 3 クランプ 31 クランプの通孔 33 アーム部 4 クリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 37/04 B60R 16/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のインスツルメントパネル内面に突
    設した状のワイヤハーネス保持部と、筒状で、その通
    孔に上記ワイヤハーネス保持部を挿通して該ワイヤハー
    ネス保持部に沿って移動可能とし、インスツルメントパ
    ネル内面側の端部から起立して該内面と対向するアーム
    部を有するクランプと、クランプに組込まれて適宜位置
    でクランプを上記ワイヤハーネス保持部に係止するクリ
    ップを備え、上記ワイヤハーネス保持部上に配したワイ
    ヤハーネスをインスツルメントパネルの内面とクランプ
    の上記アーム部との間に挟着保持せしめる車両インスツ
    ルメントパネルのワイヤハーネス固定構造。
JP1993012595U 1993-02-25 1993-02-25 車両インスツルメントパネルのワイヤハーネス固定構造 Expired - Fee Related JP2600238Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6120315U (ja) * 1984-07-13 1986-02-05 しげる工業株式会社 樹脂製板材の端末構造

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JPH0665057U (ja) 1994-09-13

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