JPH027732Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、自動車のライセンスプレート用ガ
ーニツシユの取付構造に関するものである。

（従来の技術） 自動車の後部用ライセンスプレートは、車体後
面の中央部にガーニツシユを介して取付けられる
ことがある。この場合、第３図に示すように、合
成樹脂製のガーニツシユａは、上端縁部にゴム又
は軟質合成樹脂からなるエツジプロテクタｂが嵌
着され、車体に形成された凹陥状の取付部ｃに嵌
め込むようにして取付けるようになつている。

（考案が解決しようとする問題点） 上記した従来のガーニツシユの取付構造による
と、ガーニツシユａの上端部a′が太陽光線により
熱せられて変形し、特に彎曲状に垂れ下がること
がある。このような事態が発生すると、自動車の
外観を損ない、美的価値を著しく低下させること
になる。本考案は、このような従来の問題点を解
決するためになされたものである。

（問題点を解決するための手段） 本考案は、上記の問題点を解決するために、ラ
イセンスプレート用ガーニツシユを嵌着する車体
取付部の上端部にフランジを突出形成し、前記ガ
ーニツシユの上端縁に嵌着したエツジプロテクタ
と、ガーニツシユの外側面に形成されたリブとで
前記フランジを挾着するようにして取付けた手段
を要旨とするものである。

（作用） 前記車体取付部のフランジによつて、ガーニツ
シユの上端部の熱による垂れ下がりを防止すると
共に、ガーニツシユの取付状態を堅固にすること
ができる。

（実施例） 以下、本考案の実施例を図面により具体的に説
明する。図において、１は合成樹脂で形成された
ガーニツシユであり、ライセンスプレート取付用
の凹部１ａを有し、上部の外側面にはリブ１ｂが
形成されている。２はゴム又は軟質の合成樹脂で
形成されたエツジプロテクタであり、前記ガーニ
ツシユ１の上端縁１ｃに嵌着してある。３はガー
ニツシユ１を嵌着する車体の取付部であり、その
上端部にフランジ３ａが前向きに突出形成され、
取付部の開口上面に溝３ｂが設けられている。

前記ガーニツシユ１は、前記エツジプロテクタ
２とリブ１ｂとで、前記フランジ３ａを挾着する
ようにして、前記取付部３に嵌め込むと共に、接
着又はビス止め等の手段で固定される。

本考案は、上記のように構成されており、ガー
ニツシユ１の上端部は前記フランジ３ａを咥え込
む構造となつているので、熱変形による垂れ下り
が未然に防止されると共に、ガーニツシユ１の取
付状態が堅固に保持される。

（考案の効果） 以上説明したように、本考案によれば、ガーニ
ツシユの上端部が車体取付部に形成されたフラン
ジにより支持される構造となつているので、熱変
形による彎曲を防止し、車の外観を損なうことが
なく、その美的価値を保持する効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の実施例を示す要部の断面
図、第２図は、そのＡ部の拡大図、第３図は従来
例を示すもので、イはガーニツシユの正面図、ロ
はその取付状態での要部の断面図である。 １……ガーニツシユ、１ａ……凹部、１ｂ……
リブ、２……エツジプロテクタ、３……取付部、
３ａ……フランジ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ライセンスプレート用ガーニツシユを嵌着する
   車体取付部の上端部にフランジを突出形成し、前
   記ガーニツシユの上端縁に嵌着したエツジプロテ
   クタと、ガーニツシユの外側面に形成されたリブ
   とで前記フランジを挾着するようにして取付けた
   ことを特徴とするライセンスプレート用ガーニツ
   シユの取付構造。