JPH0310579Y2 - - Google Patents

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JPH0310579Y2
JPH0310579Y2 JP1987115023U JP11502387U JPH0310579Y2 JP H0310579 Y2 JPH0310579 Y2 JP H0310579Y2 JP 1987115023 U JP1987115023 U JP 1987115023U JP 11502387 U JP11502387 U JP 11502387U JP H0310579 Y2 JPH0310579 Y2 JP H0310579Y2
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JP
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grommet
filament
protruding
base
fixing
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JP1987115023U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等の乗物において、パネルや
壁部に設けた孔にL字状に曲げた線条体や配管を
挿通固定するグロメツトの改良に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
自動車等には多数の電装品のための配線や、燃
料、オイル等を運ぶ配管があり、これら配線に用
いられる線条体や配管(以下単に「線条体等」と
云う。)がパネルや壁を通過する位置にグロメツ
トを用い、線条体等の保護を図るとともに防音、
防水も行つている。
そしてこれら線条体等は壁面と干渉しないよう
に、かつ後刻になつて点検、整備する際にやり易
いように取付け固定されている必要がある。その
ため、パネルの部分でL字状に屈曲させることも
必要となり、この目的のために用いられる第4図
に示すようなグロメツトが実開昭59−114717号公
報に記載されている。同図において1はグロメツ
トで、2は厚肉周壁からなる基部、3は狭小筒部
からなる線条体集束部である。そして、L字状の
線条体等を挿通させるため、線条体集束部3を屈
曲させ、その姿勢を維持する肉部2′を形成した
構成としている。
第5図は他の従来例であり、グロメツト1の基
部2でL字状に屈曲している線条体7を挿通固定
するもので、グロメツトとは別個の固定部材10
と線条体7をテープで巻きつけ固定し、固定部材
10に突設された突起11によつて、パネル8に
固定される構成としている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記の従来技術においては、第4
図に示すものは、構造的にL字状の線条体等にし
か使用できないという欠点があり、第5図に示す
ものはグロメツトと別の部品を使用するため、組
みつけ工数及びコストが増大するという欠点があ
る。
本考案は上記の従来技術の欠点に鑑み、グロメ
ツトの使用範囲の拡大を図つたもので、L字状の
場合は勿論、L字状以外の線条体等にも使用で
き、かつ部品点数の増加しないグロメツトを提供
することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案は上記の目的を達成するために、厚肉周
壁からなる基部に、狭小筒部からなる線条体集束
部を連接して形成されたグロメツトにおいて、該
線条体集束部をL字状に折曲固定するための固定
部材をグロメツトと一体的に設けた構成としてい
る。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を用いて説明する。第1
図a,bは本考案の1実施例のグロメツトの図
で、グロメツト1は基部2と線条体集束部3が連
設されて一体になつており、基部2の上端部に突
起部材4が突設され、突起部材4には線条体集束
部3が挿通できる孔としての孔状係止部材5aが
穿設されている。そして、突起部材4と孔状係止
部材5aとで固定部材6を形成している。第2図
によつて第1図のグロメツトの使用方法を説明す
ると、予め突起部材4に設けられた孔状係止部材
5aに線条体集束部3を通し、線条体集束部3に
L字状の屈曲を与えた後、線条体7を線条体集束
部3に挿通してテープ等で固定する。8は自動車
等のパネルで、このパネルに穿設された孔8aに
基部2の周囲に形成された環状溝部2aが圧縮力
を受けて嵌合し、グロメツトがパネルに密着した
状態で係止される。
この実施例におけるグロメツトはゴム或いは軟
質の樹脂で成形されるので、成形時における若干
のアンダカツトは問題とならず、金型はその境界
を第1図bの鎖線で示すようにA,Bの2つの金
型だけで成形でき、型抜き方向は同図の矢印のよ
うに上下に抜けばよい。これに対して、従来のも
のにあつては、第6図において金型の境界を鎖線
で示すように、C,D,Eの3つの金型が必要と
なり、型抜き方向も夫々の矢印に示す3方向にな
る。従つて、第1図の実施例によれば金型の数を
減らし、コストを下げることができる。
第3図は第1図に示したグロメツトと同タイプ
の他の実施例であり、孔状係止部材5bを穿設し
た突起部材4を線条体集束部3の先端近くに設
け、基部2と線条体集束部3の基部に孔状係止部
材5bに嵌合する突起状の係止部材5c,5dを
設けてあり、突起部材4、係止部材5b,5c,
5dとで固定部材6を構成している。この実施例
においては、線条体7を挿通した後から突起部材
4の孔状係止部材5bと突起状係止部材5cを嵌
合係止して、線条体集束部3と線条体7に屈曲を
与えることもできる。
なお、突起状係止部材5dは突起部材4が使用
されていない場合に係止部材5bと嵌合して突起
部材4を係止して、邪魔にならないようにするた
めのものである。
なお、以上に述べた全ての実施例に共通してい
るが、これらのグロメツトはL字状の線条体等用
としてのみならず、通常のグロメツトとしても使
用することができ、その場合に固定部材6が邪魔
になれば、容易に切断することができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、グロメツトにL字状の線条体
を固定する固定部材を一体的に設けたので、部品
点数を増加することなく、かつ工数を減少してL
字状の線条体の固定ができ、コストを下げること
ができるとともに、L字状の線条体ばかりでな
く、それ以外の線条体にも使用でき、グロメツト
の使用範囲が拡大されるという格別の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例で、線条体集束部を
屈曲させるグロメツトの図で、aは平面図、bは
aのX−X線からの断面図、第2図は第1図のグ
ロメツトの使用状態を示す断面図、第3図は第1
図と同タイプの他の実施例の断面図、第4図は従
来例のグロメツトの断面図、第5図は他の従来例
のグロメツトの断面図である。 1……グロメツト、2……基部、3……線条体
集束部、4……突起部材、5a〜5d……係止部
材、6……固定部材、7……線条体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 厚肉周壁からなる基部に、狭小筒部からなる
    線条体集束部を連接して形成されたグロメツト
    において、該線条体集束部をL字状に折曲固定
    するための固定部材をグロメツトと一体的に設
    けたことを特徴とするグロメツト。 (2) 固定部材が基部又は線条体集束部に突設され
    た突起部材と、該突起部材を係止する係止部材
    とからなることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のグロメツト。
JP1987115023U 1987-07-29 1987-07-29 Expired JPH0310579Y2 (ja)

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KR100988023B1 (ko) * 2008-11-13 2010-10-18 주식회사 경신 와이어 하네스 프로텍터
JP2021132471A (ja) * 2020-02-20 2021-09-09 住友電装株式会社 ワイヤハーネス

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