JPH0541029U - グロメツト - Google Patents

グロメツト

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JPH0541029U
JPH0541029U JP8922991U JP8922991U JPH0541029U JP H0541029 U JPH0541029 U JP H0541029U JP 8922991 U JP8922991 U JP 8922991U JP 8922991 U JP8922991 U JP 8922991U JP H0541029 U JPH0541029 U JP H0541029U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grommet
panel
hard
soft
fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP8922991U
Other languages
English (en)
Inventor
徹 真壁
光成 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP8922991U priority Critical patent/JPH0541029U/ja
Publication of JPH0541029U publication Critical patent/JPH0541029U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 グロメット1をパネル23,27のバーリン
グ25の有無によらず装着可能とする。 【構成】 軟質グロメット5に、バーリング25の無い
パネル23への装着時に硬質グロメット3のフランジ部
9を嵌合する第1の嵌合溝21aと、バーリング25の
有るパネル27への装着時に嵌合する第2の嵌合溝21
bを設け、バーリング25の有無により嵌合する嵌合溝
を替える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両のパネルに装着され、パネルを貫通する電線束を保持するた めのグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
パネルに電線束等を貫通する場合、その貫通部で電線束等が損傷するのを防止 するために、電線束等をグロメットを介してパネルに装着する方法が知られてい る。このようなグロメットのうち、パネルを両面から挟持して固定する、いわゆ る二体式のグロメットのひとつに、例えば図6に示すものがある(実開平2−4 6186号公報参照)。
【0003】 このグロメット101は、図6に示すごとく硬質グロメット103と軟質グロ メット105とからなり、合成樹脂によってほぼ円筒形状に成形された硬質グロ メット103の中心部には、電線束等を貫通する貫通孔107が設けられている 。硬質グロメット103の一端部の外周には、フランジ部109が軸方向に直角 に設けられ、他端部の外周には、4個の可撓性ロック爪111が等間隔に設けら れている。これらの可撓性ロック爪111の先端部には、係止段部111aがそ れぞれ形成され、これらの係止段部111aとフランジ部109との間は所定の 間隔eに形成されている。
【0004】 一方、軟質グロメット105は、図6に示すごとくほぼ円筒形状に形成された 基部113と、基部113の一端部の外周に設けられた鍔部115と、鍔部11 5の開放端面に設けられた弾性シール部117とで構成され、これらはゴム部材 によって一体に形成されている。軟質グロメット105の中心部には、電線束等 が挿通される貫通孔119が設けられ、また、鍔部115の内壁全域には、硬質 グロメット103のフランジ部109が嵌合する嵌合凹部121が設けられてい る。
【0005】 上記嵌合凹部121にフランジ部109が嵌合されると、硬質グロメット10 3と軟質グロメット105が組み合わされて一体となり、パネル125に形成さ れた直径Dの穴部123に硬質グロメット103を挿入すると、図7に示すごと く可撓性ロック爪111がパネル125の反対側に突出し、パネル125と弾性 シール部117が、フランジ部109と可撓性ロック爪111の係止段部111 aとに挟持される。
【0006】 このとき、弾性シール部117は所定量変形するので、弾性シール部117の 弾性力によってグロメット101がパネル125に確実に装着されるとともに、 穴部123を効果的にシールすることができる。なお、フランジ部109と可撓 性ロック爪111の係止段部111aとの間隔eは、弾性シール部117の変形 量が適当量となるように設定されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような従来のグロメット101にあっては、例えば、パネル1 25に装着可能な硬質グロメット103を、バーリング127を有するパネル1 29の穴部に挿入した場合、フランジ部109と可撓性ロック爪111の係止段 部111aとの間隔eが小さすぎるために、図8に示すごとく可撓性ロック爪1 11がパネル129の反対側に突出せず、装着が不完全となる。このため、バー リング127を有するパネル129に対しては、硬質グロメット103に代えて 、図10のごとくフランジ部131と可撓性ロック爪133の係止段部133a との間隔fをeよりも大きくした硬質グロメット135を使用して、図9のごと くパネル129に装着している。
【0008】 したがって、従来のグロメット101は、装着するパネル125,129のバ ーリング127の有無のみにより、同一の軟質グロメット105に対してフラン ジ部109,131と可撓性ロック爪111,133の係止段部111a,13 3aとの間隔が異なる複数種類の硬質グロメット103,135を要するため、 必要な構成部品が多くなるという問題があった。
【0009】 本考案は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、その目的 とするところは、パネルのバーリングの有無にかかわらず、硬質グロメットを代 えること無く、同一のグロメットによってパネルに確実に装着することができ、 かつ、装着時に高いシール性能が得られるグロメットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、硬質グロメットのフランジ部が嵌合され る嵌合凹部を、軟質グロメットの基部に複数設けた構成としてある。
【0011】
【作用】
硬質グロメットのフランジ部を軟質グロメットの一つの嵌合凹部に嵌合すると 、軟質グロメットの一端部の先端と硬質グロメットの可撓性ロック爪とが所定の 間隔となり、この状態で硬質グロメットをバーリングの無いパネル孔内に嵌合す ると、硬質グロメットの可撓性ロック爪とフランジ部とが、パネルと軟質グロメ ットの一端部とを挟持し、このとき、軟質グロメットの一端部が所定量だけ変形 してパネルを押圧するので、グロメットは確実に装着され、穴部を効果的にシー ルすることができる。
【0012】 また、硬質グロメットのフランジ部を、前記一つの嵌合凹部よりも一端部側に 位置する他の嵌合凹部に嵌合すると、軟質グロメットの一端部の先端と硬質グロ メットの可撓性ロック爪との間隔が、前記所定の間隔よりも嵌合凹部間の間隔分 だけ大きくなり、この状態で硬質グロメットをバーリングの有るパネル孔内に嵌 合すると、硬質グロメットの可撓性ロック爪とフランジ部とが、パネルのバーリ ング部と軟質グロメットの一端部とを挟持し、このとき、軟質グロメットの一端 部が前記装着時と同様に所定量だけ変形してパネルを押圧するので、グロメット は確実に装着され、穴部を効果的にシールすることができる。
【0013】
【実施例】
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】 図1は、本考案の一実施例に係るグロメットの正面一部断面図、図2及び図4 は、図1の軟質グロメットと硬質グロメットとを組み合わせたときの要部断面図 、図3及び図5は、軟質グロメットと組み合わせた硬質グロメットをパネルに装 着したときの要部断面図である。
【0015】 グロメット1は、硬質グロメット3と軟質グロメット5からなり、硬質グロメ ット3は、従来のものと同様に、合成樹脂によってほぼ円筒形状に形成され、そ の中心部には電線束等を貫通する貫通孔7が設けられている。硬質グロメット3 の一端部の外周には、フランジ部9が軸方向に直角に設けられ、他端部の外周に は、4個の可撓性ロック爪11が等間隔に設けられている。これらの可撓性ロッ ク爪11の先端部には係止段部11aがそろぞれ形成され、可撓性ロック爪11 の係止段部11aとフランジ部9との間は所定の間隔gに形成されている。
【0016】 軟質グロメット5も、従来のものと同様の基本構成であり、ほぼ円筒形状に形 成された基部13と、基部の一端部の外周に設けられた鍔部15と、鍔部15の 開放端面に設けられた軟質グロメット5の一端部としての弾性シール部17とに より構成され、これらはゴム部材によって一体に形成されている。鍔部15の開 放端面から弾性シール部17の先端までの距離は基準長さAであり、軟質グロメ ット5の中心部には、電線束等を挿通して固定する貫通孔19が設けられている 。また、鍔部15の内壁全域には、硬質グロメット3のフランジ部9が嵌合する 嵌合凹部としての第1の嵌合溝21aと第2の嵌合溝21bとが設けられ、この 第1の嵌合溝21aは基部13側に位置し、第2の嵌合溝21bは弾性シール部 17側に位置し、2つの嵌合溝21a,21bは所定の間隔Xを有している。
【0017】 軟質グロメット5に設けられた嵌合溝21a,21bに、硬質グロメット7の フランジ部9が嵌合すると、硬質グロメット3と軟質グロメット5とが図2及び 図4のように組み合わさって一体となる。
【0018】 ここで、弾性シール部17の先端と可撓性ロック爪11の係止段部11aとの 隙間は、嵌合溝21aにフランジ部9が嵌合した場合は間隔Yとなり、嵌合溝2 1bに嵌合した場合は間隔Zとなる。この間隔Yは、グロメット1が装着される 平滑なパネル23の厚さtよりも適当量だけ小さく設定され、間隔Zは、バーリ ング25を有するパネル27のバーリング高さhよりも適当量だけ小さく設定さ れている。
【0019】 厚さtの平滑なパネル23にグロメット1を装着する場合は、図2のごとく軟 質グロメット5の第1の嵌合溝21aに硬質グロメット3のフランジ部9を嵌合 して、硬質グロメット3と軟質グロメット5とを一体化させ、一体となったグロ メット1の硬質グロメット3を、パネル23の穴部29へ挿入し嵌合する。硬質 グロメット3をパネル23の穴部29に嵌合すると、図3のごとく可撓性ロック 爪11がパネル23の反対側に突出し、フランジ部9と可撓性ロック爪11の係 止段部11aがパネル23と弾性シール部17を挟持した状態となる。
【0020】 ここで、弾性シール部17の先端と可撓性ロック爪11の係止段部11aとの 隙間Yがパネル23の厚さtよりも適当量だけ小さく設定され、可撓性ロック爪 11の係止段部11aとフランジ部9との間隔gが一定に保たれ、弾性シール部 17が鍔部15に比べて容易に変形することから、グロメット1の装着時は、弾 性シール部17が所定量変形して変形長さBとなる。このとき、変形した弾性シ ール部17には弾性力が働き、この弾性シール部17が常にパネル23を押圧す るので、グロメット1の装着状態が確実に維持されるとともに、穴部29がより 効果的にシールされ、高い防水性を得ることができる。
【0021】 一方、高さhに形成されたバーリング25を有するパネル27にグロメット1 を装着する場合は、図4のごとく軟質グロメット5の第2の嵌合溝21bに硬質 グロメット3のフランジ部9を嵌合した後、図5のごとく硬質グロメット3をパ ネル27の穴部31へ挿入し嵌合する。このとき、弾性シール部17の先端と可 撓性ロック爪11の係止段部11aとの隙間Zがバーリング高さhよりも適当量 だけ小さく設定され、可撓性ロック爪11の係止段部11aとフランジ部9との 間隔gが一定に保たれ、弾性シール部17が鍔部15に比べて容易に変形するこ とから、グロメット1の装着時は、弾性シール部17が所定量変形して変形長さ Cとなり、前記平滑なパネル23に装着した場合と同様に、弾性シール部17に 弾性力が働き、パネル23が常に押圧され、これによりグロメット1の装着状態 が確実に維持され、高い防水性を得ることができる。
【0022】 さらに、グロメット1を平滑なパネル23に装着する場合の弾性シール部17 の変形量A−Bと、バーリング25を有するパネル27に装着する場合の変形量 A−Cとを等しくすることにより、バーリング25の有無にかかわらず、同様の 装着状態とシール性能を得ることができる。なお、前記変形量A−BとA−Cと を等しくするためには、第1の嵌合溝21aと第2の嵌合溝21bとの間隔Xを 、パネル27のバーリング高さhからパネル23の厚さtを減じた値h−tと等 しくすれば良い。
【0023】 ここで、本実施例においては、グロメット1をバーリングの有るパネル27と 無いパネル23という2種類のパネルに装着するために、第1の嵌合溝21aと 第2の嵌合溝21bという2つの嵌合凹部を設けたが、本考案はこれに限られる ものではなく、バーリング高さの異なった複数種類のパネルに装着する場合であ れば、これに応じて嵌合凹部を増やすことで、本実施例と同様の効果を得ること ができる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案によれば、硬質グロメットのフランジ部と嵌 合する嵌合凹部を軟質グロメットに複数設けたので、軟質グロメットの一端部の の先端と硬質グロメットの可撓性ロック爪との間隔を、装着するパネルのバーリ ングの有無やバーリング高さに応じて変更することができ、これにより、パネル のバーリングの有無にかかわらず、同一のグロメットにてパネルへの装着を確実 に行うことができ、かつ、装着時に高いシール性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るグロメットの正面一部
断面図である。
【図2】図1の軟質グロメットと硬質グロメットとを第
1の嵌合溝にて組み合わせたときの要部断面図である。
【図3】図2のグロメットをパネルに装着したときの要
部断面図である。
【図4】図1の軟質グロメットと硬質グロメットとを第
2の嵌合溝にて組み合わせたときの要部断面図である。
【図5】図4のグロメットをパネルに装着したときの要
部断面図である。
【図6】従来のグロメットの正面一部断面図である。
【図7】図6のグロメットを平滑なパネルに装着したと
きの要部断面図である。
【図8】図6のグロメットをバーリングの有るパネルに
装着したときの要部断面図である。
【図9】バーリングの有るパネルへの装着時に用いる従
来の硬質グロメットにて、グロメットをバーリングの有
るパネルに装着したときの要部断面図である。
【図10】バーリングの有るパネルへの装着時に用いる
従来の硬質グロメットの正面図である。
【符号の説明】
1 グロメット 3 硬質グロメット 5 軟質グロメット 9 フランジ部 11 可撓性ロック爪 11a 係止段部 13 基部 17 弾性シール部 21a 第1の嵌合溝(嵌合凹部) 21b 第2の嵌合溝(嵌合凹部) 23 パネル 25 バーリング 27 パネル 29 穴部 31 穴部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル孔内に嵌合される硬質グロメット
    と、電線束等が挿通して固定される軟質グロメットとを
    具備し、前記軟質グロメットの基部に設けた嵌合凹部内
    に前記硬質グロメットに設けたフランジ部を嵌合して前
    記硬質グロメットと前記軟質グロメットとを一体化する
    とともに、前記硬質グロメットの外周部に設けた可撓性
    ロック爪と前記硬質グロメットのフランジ部とが、前記
    パネル及び前記軟質グロメットの一端部を挟持するグロ
    メットにおいて、前記嵌合凹部を前記軟質グロメットに
    複数設けたことを特徴とするグロメット。
JP8922991U 1991-10-30 1991-10-30 グロメツト Pending JPH0541029U (ja)

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JP8922991U JPH0541029U (ja) 1991-10-30 1991-10-30 グロメツト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016039378A1 (ja) * 2014-09-12 2016-03-17 矢崎総業株式会社 グロメット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016039378A1 (ja) * 2014-09-12 2016-03-17 矢崎総業株式会社 グロメット
JP2016059230A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 矢崎総業株式会社 グロメット
US10214162B2 (en) 2014-09-12 2019-02-26 Yazaki Corporation Grommet

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