JP2521740Y2 - 電線保護ブッシュ - Google Patents

電線保護ブッシュ

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JP2521740Y2
JP2521740Y2 JP1990061363U JP6136390U JP2521740Y2 JP 2521740 Y2 JP2521740 Y2 JP 2521740Y2 JP 1990061363 U JP1990061363 U JP 1990061363U JP 6136390 U JP6136390 U JP 6136390U JP 2521740 Y2 JP2521740 Y2 JP 2521740Y2
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flange
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Inventor
高明 門脇
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日幸工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各種電子・電気機器の配線時等において、
パネルやハウジングに穿設された孔に挿通される電線を
摩耗や破損から保護するため使用される電線保護ブッシ
ュに関する。
〔従来の技術〕 従来のこの種のブッシュとして第10図に示す実公昭49
-17276号公報に記載されている技術をあげることができ
る。これを図面に基づいて説明すると、リング状の本体
1の一側端に鍔2を有するとともに他側端周壁に上記鍔
2と間隙3を存して複数個(図面上では90°間隔で4箇
所)の突起4を設け、これら突起4と対向する鍔2部に
は切欠き穴5を設けて構成するものであり、その成形加
工は同一方向に相対的に移動する一対の金型間に形成さ
れるキャビティから一体的に成形することができるか
ら、射出成形の金型を複雑にすることなく容易に製作す
ることができるとともに、電気機器の取付パネル等の取
付穴に挿入すると容易に嵌め込むことができ便利なもの
である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来技術として第10図に示したブッシュは、
鍔と係止突起の間隙が一定であるから取付パネルの板厚
が薄い場合、本体の軸方向にガタツクし、板厚が厚くな
ると使用できないという問題点があった。
本考案は、上記の従来例の問題点を解決すべくなされ
たもので、取付パネルの板厚が変化しても鍔を大きくす
ることなく対応できる電線保護ブッシュを提供すること
を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はその目的を達成するため次のような構成を採
用している。
つまり、筒体の一側端に鍔を有するとともに、他側端
周壁に前記鍔と間隙を存して複数個の係止突起を設け、
前記鍔に切欠きの長手方向が筒体の外形に沿うように鍔
の一部を切欠いて弾性支持片を形成し、該弾性支持片の
先端部と前記係止突起との間隙が前記鍔と係止突起との
間隙より小さくなるように形成したものである。
〔作用〕
本考案は、以上のような構成であるから、取付パネル
にあけられた取付穴に本考案の電線保護ブッシュを挿入
すると、取付パネルの表面に弾性支持片の先端部が当接
して取付パネルの表面を弾性支持片で押圧し、取付パネ
ルの取付穴の裏側穴縁を係止突起の自由端で支えて、取
付パネルを弾性支持片と係止突起の間で圧迫した状態で
保持できるるとともに鍔に切欠きの長手方向が筒体の外
形に沿うように鍔の一部を切欠いて弾性支持片を形成す
ることにより、取付パネルを押圧する弾性支持片を鍔を
大きくすることなく形成することができる。
〔実施例〕
以下、実施例について図面を参照して説明する。第1
図は本考案の実施例を示す使用状態の斜視図である。第
2図は本考案の実施例を示す正面図である。第3図は同
上の平面図である。第4図は同上の右側面図である。第
5図は同上の背面図である。第6図は第2図のA-A断面
図である。第7図は第2図のB-B断面図である。第1図
から第7図に示したように、6は一側端に鍔7を有する
合成樹脂製の角筒体であって、他側端周壁に前記鍔7と
間隙9を存して取付パネル8の角孔の裏側突縁に係止す
る係止突起10を第2図の正面図上で上下左右に各1箇所
づつ設け、これらの係止突起10と対向する鍔7に切欠き
穴11を設けるとともに、前記鍔7に切欠き穴11と位置を
ずらして鍔7の外縁から始まる略L字状の切欠き12を設
けて、切欠12と外縁とで囲まれる弾性支持片13を先端が
角筒体6の軸方向に変位可能に形成している。該L字状
の切欠き12は、切欠き12の長手方向を角筒体6の外形に
沿うように形成することにより、鍔7を大きくすること
なく弾性支持片13を形成している。該弾性支持片13の先
端部には係止突起10へ向けて先端が半球状の押圧突起14
を形成し、該押圧突起14と係止突起10の間隔15が前記鍔
7と係止突起10の間隙9より小さくなるようにしている
ので、鍔7から係止突起10までの間隙9は固定される取
付パネル8の板厚より大であれば良く、本考案実施例の
電線保護ブッシュを取付孔8の角孔に挿入すると、弾性
支持片13の先端部に形成された半球状の押圧突起14が取
付パネル8の表面を押圧し、取付パネル8の角孔の裏側
穴縁を係止突起10で支えて、取付パネル8を圧迫した状
態で保持される。この圧百状態を安定したものにするた
め前記L字状の切欠き12は、弾性支持片13の先端部が角
筒体6の四隅に近い位置にくるように形成される方が良
い。またこの切欠き12の形状は、L字状以外にU字状等
でも良く、要は弾性支持片13が撓みやすいように切欠い
てあれば良い。
本考案は上記の実施例に限定されるわけではなく、例
えば筒体は円筒であっても良く、以下、本考案の別の実
施例につき説明形する。第8図は本考案の別の実施例を
示す正面図であり、第9図は同上の平面図である。第8
図、第9図に示したように円筒体16の一側端に鍔17を形
成し、他側端周壁に係止突起18を120°間隔で3箇所設
けるとともに、鍔17には係止突起18と対向する位置に切
欠き穴19を120°間隔で設けるとともに、鍔17の係止突
起18と対向しない位置に120°間隔で略L字状の切欠き2
0を設けて、第8図の正面図上でこの切欠き20と外縁で
囲まれる弾性支持片21を形成している。該L字状の切欠
き20は、切欠き20の長手方向を円筒体16の外形に沿うよ
うに形成することにより、鍔17を大きくすることなく弾
性支持片21を形成している。該弾性支持片21は前述の実
施例とは異なり、係止突起18へ向けて傾斜して形成され
る。
上記本考案各実施例の電線保護ブッシュは、適度の弾
性と硬性を有する合成樹脂(例えばポリアミド)で成形
される。また、取付パネル表面を押圧する弾性支持片は
鍔から外部へ向かってはみ出すことがないので、鍔の周
囲に部品があってもじゃまになることがない。
なお、上記本考案各実施例の電線保護ブッシュの成形
加工は、従来例と同様に同一方向に相対的に移動する一
対の金型間に形成されるキャビティから一体的に成形さ
れるから、射出成形の金型を複雑にすることなく容易に
製作することができる。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
本考案の電線保護ブッシュは、取付パネルを弾性支持
片と係止突起の間で圧迫した状態で保持できるから、取
付パネルの板厚の変化に対応でき、取付パネルの板厚が
薄い場合でも筒体の軸方向にガタツクことがないととも
に、切欠きの長手方向が筒体の外形に沿うように鍔の一
部を切欠いて取付パネルを押圧する弾性支持片を形成す
ることにより、鍔を大きくすることなく取付パネルの板
厚の変化に対応することができ、周囲に部品があっても
じゃまになることがない。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の実施例を示す使用状態の斜視図であ
る。第2図は本考案の実施例を示す正面図である。第3
図は同上の平面図である。第4図は同上の右側面図であ
る。第5図は同上の背面図である。第6図は第2図A-A
断面図である。第7図は第2図のB-B断面図である。第
8図は本考案の別の実施例を示す正面図である。第9図
は同上の平面図である。第10図は従来のブッシュを示す
斜視図である。 2、7、17は鍔、3、9、15は間隙 6は角筒、8は取付パネル 10、18は係止突起、12、20は切欠き 13、21は弾性支持片、14は押圧突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒体の一側端に鍔を有するとともに、他側
    端周壁に前記鍔と間隙を存して複数個の係止突起を設
    け、前記鍔に切欠きの長手方向が筒体の外形に沿うよう
    に鍔の一部を切欠いて弾性支持片を形成し、該弾性支持
    片の先端部と前記係止突起との間隙が前記鍔と係止突起
    との間隙より小さくなるように形成した電線保護ブッシ
    ュ。
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