JP2004247353A - モータの取付構造 - Google Patents

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Naotarou Abe
尚太郎 阿部
Hideyuki Takahashi
英之 高橋
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Abstract

【課題】容易に形成できる構造により、遊びを少なくして確実にモータを固定することができるモータ取付構造を提供する。
【解決手段】回路基板10にはモータ20のハウジング21を取り付けるための少なくとも一対の貫通孔11が設けられ、ハウジング21の側部21bの互いに反対側に位置する部分には一対の弾性係止爪30が設けられ、この一対の弾性係止爪30は基部32がハウジング21に一体にされて先端部33に向かうにつれて拡開すると共に、この先端部33に互いに反対方向に突出する爪部34を有し、一対の弾性係止爪30の先端部33を自己の弾性力に抗して互いに近接させた状態でそれぞれ貫通孔11に挿通して、爪部34を回路基板10の裏面(一方の面)10a側に弾性力で係止させるモータの取付構造であって、爪部34には、貫通孔11に挿入された際に、回路基板10の裏面10a側に対して傾斜した状態で貫通孔11の縁部11aに当接する傾斜面35が形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、モータのハウジングに設けられた一対の弾性係止爪を回路基板の貫通孔に挿入係止し、この一対の弾性係止爪の自己弾性力によってハウジングを取り付けるモータの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のモータの取付構造として、図5に示すような構造が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
このモータの取付構造では、図5(a)に示すように、回路基板1に、モータ2のハウジング3を取り付けるための少なくとも一対の貫通孔4が設けられている。また、ハウジング3の側部3aの互いに反対側に位置する部分に、少なくとも一対の弾性係止爪5が設けられている。
【0004】
この一対の弾性係止爪5は、基部6がハウジング3に一体にされていると共に、先端部7に向かうにつれて拡開している。さらに、この先端部7には、互いに反対方向に突出する爪部8が形成されている。
【0005】
このハウジング3を回路基板1に固定させてモータを取り付けるには、弾性係止爪5の基部6を貫通孔4に向けて押し付けることにより、弾性係止爪5を矢印Xで示す方向(図5(b)参照)に弾性変形させる。そして、一対の弾性係止爪5の先端部7を自己の弾性力に抗して互いに近接させる。
【0006】
このように、弾性係止爪5を弾性変形させた状態でそれぞれ爪部8を貫通孔4に挿通し、この爪部8が回路基板1の挿入側とは反対の裏面1a側に、矢印Yで示す方向(図5(b)参照)に向かう自己の弾性力によって当接するようにしてハウジング3を固定し、モータを取り付けている。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−324356公報(
【0052】、
【0053】、第5図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のモータ取付構造では、図5(b)に示すように、モータを取り付けた際に爪部8の回路基板1に当接する係合面9が、回路基板1の裏面1aと水平になるように形成されている。そして、係止面9のほぼ全面が回路基板1の裏面1aに当接していた。
【0009】
これにより、弾性係止爪5を矢印Zで示す方向に押して、矢印Wで示す爪部8の反力を使用してモータを固定することとなる。しかし、この矢印Z方向へ押すことは容易ではなく、所定荷重を負荷しなければならない問題が生じていた。
【0010】
さらに、回路基板1と弾性係止爪5との接触面積が大きくなって、この間に隙間が生じやすくなり、モータをガタつきなく固定するには寸法精度を高くしなければならないという問題が生じていた。
【0011】
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、容易に形成できる構造により、遊びを少なくして確実にモータを固定することができるモータ取付構造を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、回路基板にはモータのハウジングを取り付けるための少なくとも一対の貫通孔が設けられ、ハウジングの側部の互いに反対側に位置する部分には一対の弾性係止爪が設けられ、この一対の弾性係止爪は基部がハウジングに一体にされて先端部に向かうにつれて拡開すると共に、この先端部に互いに反対方向に突出する爪部を有し、一対の弾性係止爪の先端部を自己の弾性力に抗して互いに近接させた状態でそれぞれ貫通孔に挿通して、爪部を回路基板の裏面側に弾性力で係止させるモータの取付構造であって、爪部には、貫通孔に挿入された際に、回路基板の裏面側に対して傾斜した状態で貫通孔の縁部に当接する傾斜面が形成されていることを特徴としている。
【0013】
このような請求項1の発明によれば、回路基板の裏面側に対して傾斜すると共に、貫通孔の縁部に当接する傾斜面が、この回路基板の貫通孔に挿入される弾性係止爪の爪部に形成されているので、回路基板と爪部とは貫通孔の縁部に当接する傾斜面の一部で接触することとなる。
【0014】
これにより、弾性係止爪を回路基板に向かって所定荷重以上で押さなくとも、容易にモータを回路基板に固定することができる。
【0015】
さらに、回路基板と弾性係止爪との接触面積が小さくなり、隙間を生じにくくすることが可能となる。そして、容易に形成できる構造により、遊びを少なくして確実にモータを固定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。
【0017】
図1に示す10は回路基板(電気配線板)であり、一方の面10aに回路がプリントされている(図示せず)。そして、この回路基板20は、図示しないCPU等を備えると共に、車速計やタコメータ等の車両用計測器内に配設されている。
【0018】
一方、20はモータであり、回路基板10の他方の面10b側に位置している。そして、このモータ20は、ハウジング21と、ハウジング21の内側に配設された図示しないモータ本体(例えばステッピングモータ等)と、モータ本体により回動される回転軸22と、回転軸22と同方向、又は反対方向に突出した複数の端子23等とを有している。
【0019】
回路基板10には、モータ20のハウジング21を取り付ける少なくとも一対の貫通孔11と、モータ20の回転軸22や端子23を貫通させる図示しない開口が設けられている。なお、貫通孔11の縁部(角部)11aは、回路基板20の両面10a、10bに対してそれぞれ直交している。
【0020】
モータ20のハウジング21は樹脂で形成されており、モータ本体の周囲を取り囲んでいる。そして、このハウジング21の回路基板10に対向した面21aには開口(図示せず)が形成されており、回転軸22や複数の端子23が突出している。
【0021】
また、ハウジング21の側部21bの互いに反対側に位置する部分には、少なくとも一対の弾性係止爪30が設けられている。
【0022】
この弾性係止爪30は、基部32がハウジング21に一体に形成されると共に、先端部33が自由端にされている弾性片本体31を有している。そして、この弾性片本体31は、先端部33に向かうにつれて、反対側に設けられた他方の弾性係止爪30の弾性片本体31と互いに離間するように拡開されている。なお、この先端部33は、ハウジング21の回路基板10に対向した面21aよりも回路基板10に向かって突出している。
【0023】
また、一対の弾性係止爪30の自由端にされた先端部33は、それぞれ矢印Aで示すように、基部32を回転中心とした方向に弾性変形可能にされている。
【0024】
さらに、この一対の弾性係止爪30の先端部33には、互いに反対方向であるハウジング21の外方に向かって突出する爪部34を有している。
【0025】
爪部34には、後述するように、回路基板10の貫通孔11に挿入された際に、この回路基板10の裏面となる一方の面10a側に対して傾斜した状態で貫通孔11の縁部11aに当接する傾斜面35が形成されている(図4(a)参照)。
【0026】
この傾斜面35は、図4(b)に示すように、弾性片本体31の外側面31aに対して鈍角αとなるように、この弾性片本体31の先端に向かって傾斜している。
【0027】
また、この傾斜面35の先端側35aは弾性片本体31に向かって屈曲され、滑面36が形成されている。この滑面36は、弾性片本体31の内側面31bに対して鋭角βとなるように、この弾性片本体31の基部32に向かって傾斜している。
【0028】
次に、このモータ取付構造において、モータと回路基板とを取り付ける手順について説明する。
【0029】
モータ20を回路基板10に取り付けるには、ハウジング21に一体に設けられた弾性係止爪30を回路基板10の貫通孔11に挿入係合させる。
【0030】
そのため、まず、図1に破線で示すように、ハウジング21の側部21bに設けられた弾性係止爪30の弾性片本体31の外側面31aを、矢印Bで示す方向に沿ってハウジング21の内側に向けてそれぞれ押しこむ。
【0031】
これにより、弾性係止爪30は基部32を回転中心として先端部33が矢印Aに沿って小さい力で容易に回動し、弾性係止爪30の外方に向かう自己の弾性力に抗して一対の先端部33は互いに近接された状態となる。
【0032】
このように、弾性係止爪30を容易に弾性変形させることが可能となるので、弾性係止爪30の先端部33を大きく拡開して弾性力を高めることができるようになる。
【0033】
そして、図2に示すように、この先端部33を互いに近接させた状態で爪部34を貫通孔11に挿通する。このとき、爪部34の滑面36が係止爪本体31の内側面31bに対して鋭角βで基部32に向かって傾斜しているので、貫通孔11の縁部11aに爪部34が引っ掛かりにくくなり、円滑に挿入することができる。
【0034】
さらに、弾性係止爪30を挿入していくと、図3に示すように、爪部34が回路基板10を貫通し、回路基板10の裏面となる一方の面10a側に弾性係止爪30の外方に向かう自己の弾性力で係止することとなる。
【0035】
このとき、弾性係止爪30は先端部33が大きく拡開されて弾性力が高められているので、爪部34が回路基板10の一方の面10a側に当接する力が強力になり、モータ20の固定力を長期間持続させることが可能となる。そして、端子23の周囲等に施したハンダ(図示せず)に、モータ20の振動等により荷重が負荷することも防止できる。
【0036】
ここで、図4(a)に示すように、爪部32の傾斜面35は、回路基板10の一方の面10a側に対して傾斜した状態で貫通孔11の縁部11aに当接する。このとき、貫通孔11の縁部11aは、回路基板20の両面10a、10bに対してそれぞれ直交しているので、回路基板10と爪部34とは、貫通孔11の縁部11aに当接する傾斜面35の一部で接触することとなる。
【0037】
これにより、弾性係止爪30を回路基板10に向かって所定荷重以上で押さなくとも、容易にモータ20を回路基板10に固定することができる。
【0038】
さらに、回路基板10と弾性係止爪30との接触面積が小さくなり、この回路基板10と弾性係止爪30との間に隙間を生じにくくすることができ、ガタつきを少なくすることが可能となる。
【0039】
そして、寸法精度を高くすることなく、また回路基板10に向かって所定荷重以上で弾性係止爪を押すことなく容易に形成できる構造により、回路基板10とモータ10のハウジング20との間に生じる遊びを少なくして、確実にモータ20を回路基板10に固定することができる。
【0040】
【発明の効果】
この発明によれば、容易に形成できる構造により、遊びを少なくして確実にモータを固定することができるモータ取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るモータ取付構造においてモータを取り付ける前の状態を示した側面図である。
【図2】この発明に係るモータ取付構造においてモータを取り付けている途中を示した側面図である。
【図3】この発明に係るモータ取付構造においてモータを取り付けた状態を示した側面図である。
【図4】(a)図3におけるCの拡大図である。
(b)弾性係止爪の先端部を示す拡大斜視図である。
【図5】(a)従来のモータ取付構造を示す側面図である。
(b)図5(a)におけるDの拡大図である。
【符号の説明】
10 回路基板
10a 一方の面(裏面)
11 貫通孔
11a 縁部
20 モータ
21 ハウジング
21b 側部
30 弾性係止爪
32 基部
33 先端部
34 爪部
35 傾斜面

Claims (1)

  1. 回路基板にはモータのハウジングを取り付けるための少なくとも一対の貫通孔が設けられ、前記ハウジングの側部の互いに反対側に位置する部分には一対の弾性係止爪が設けられ、該一対の弾性係止爪は基部が前記ハウジングに一体にされて先端部に向かうにつれて拡開すると共に、該先端部に互いに反対方向に突出する爪部を有し、前記一対の弾性係止爪の前記先端部を自己の弾性力に抗して互いに近接させた状態でそれぞれ前記貫通孔に挿通して、前記爪部を前記回路基板の裏面側に前記弾性力で係止させるモータの取付構造であって、
    前記爪部には、前記貫通孔に挿入された際に、前記回路基板の前記裏面側に対して傾斜した状態で前記貫通孔の縁部に当接する傾斜面が形成されていることを特徴とするモータの取付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007207888A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Yazaki Corp 取付対象物と回路基板との接続構造
JP2017161724A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 作像ユニット保持体及び画像形成装置
WO2018047579A1 (ja) * 2016-09-12 2018-03-15 ヤマハ株式会社 取付け構造

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