JP2006054153A - 電接方法及び電接構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 コイルピン21に電接可能なコネクタ10を回路基板30に電気的に接触させて実装する実装工程と、モータ20のコイルピン21をコネクタ10に電気的に接触させる接触工程とを備える。また、コネクタ11にはリフロー半田付けに対応可能なものを用い、実装工程は、リフロー半田付けにより行われる。
【選択図】図1
Description
第1に、ステッパモータ部品等の耐久性の点から、取付対象物であるモータそのものをリフロー工程により半田付けすることは困難であり、モータの半田付けには別工程にてスポット半田付けを行う必要があった。
第2に、近年環境への配慮から半田の鉛フリー化が進んできているが、鉛フリー半田におけるリフロー工程の温度条件は、従来より高温となる。このため、仮にモータ部品として耐熱性の良いものを選定しても、鉛フリーを実現することは困難であった。したがって実際にはモータを基板へ電接する際にはスポット半田付けを行っていた。
本発明の請求項2に記載の電接方法は、前記コネクタにはリフロー半田付けに対応可能なものを用い、前記実装工程は、リフロー半田付けにより行われることを特徴とする請求項1に記載の電接方法に存する。
本発明の請求項3に記載の電接方法は、前記コネクタには側壁面にコネクタ金具が設けられた挿通孔が形成され、該挿通孔に前記ピンを挿入することにより前記接触工程が行われることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電接方法に存する。
本発明の請求項4に記載の電接構造は、電接を要するピンを有する取付対象物を基板に取り付ける際に、前記ピンを電接する電接構造であって、前記ピンに電接可能なコネクタが前記基板に実装されており、前記取付対象物の前記ピンが前記コネクタに電気的に接触していることを特徴とする電接構造に存する。
本発明の請求項5に記載の電接構造は、前記コネクタは、リフロー半田付けに対応可能であり、リフロー半田付けにより実装されていることを特徴とする請求項4に記載の電接構造に存する。
本発明の請求項6に記載の電接構造は、前記コネクタには側壁面にコネクタ金具が設けられた挿通孔が形成されており、該挿通孔に前記ピンが挿入されていることにより電気的に接触していることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の電接構造に存する。
本発明の請求項7に記載の電接構造は、前記基板は、所望の回路が形成された回路基板であると共に、前記取付対象物は、モータであって、前記ピンは、前記回路基板との電気的接続を行うコイルピンであることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の電接構造に存する。
図1に示されるように、本電接構造は電接を要するコイルピン21と回路基板30の配線とを電接するものである。なお、図1においてはモータ20のみ側面図で表している。
コネクタハウジング12の両端面にはスリット12bが設けられている。スリット12bは金具孔12aまで至っている。
下面には位置決めピン13が対角線上に二つ設けられている。中央には長穴12dが設けられている。図6に示されるように、金具孔12aの側壁は、図示しないコイルピン21が挿入された際にコネクタ金具11が変形可能なように、コネクタ金具11の屈曲部分付近で、コネクタ金具11との間に間隙が存在するように形成されている。
接触片11c,11cは互いに対向し、略中央部の間隔が小さくなるようにくの字と逆くの字に屈曲されている。対向する接触片11c,11cの間隔のうち最も小さい部分はコイルピン21(図示せず)の径より小さくなるように形成されている。接地片11dは、背面部11aの下部から斜め下方に延びている。最下面は接地部11d2であり、回路基板30上に形成された配線の所定位置に接触されるように構成されている(図4に示す)。
コネクタ10を実装した回路基板30にモータ20を取り付ける。その際、コネクタ10にコイルピン21が挿入される。コイルピン21の径よりも接触片11c,11cの間隔の方が小さいので、接触片11cが弾性変形する(変形前後を図6に示す)。接触片11cの復元力によりコイルピン21を付勢し、コイルピン21と接触片11cとは常に接触した状態となる。
以上によりコイルピン21がコネクタ10を介して回路基板30と電気的に接触する。電接した状態を示しているのが図1である。
本実施の形態によれば、モータ20取付の際にスポット半田付け工程を省略することができるため、作業効率が向上し、製造費用を削減することができる。また、モータ20に熱的負荷を与えることなく取り付けることが可能となる。
また、コネクタ10は他の回路部品40と同様にリフロー工程にて実装を行うことが可能であるため、スポット半田付け工程の削減により、加工費削減及びスポット半田付け工程に起因した工程不良を排除する事ができ、鉛フリー化に対応することができる。
また、本実施の形態によれば、温度変化によって回路基板30やモータ20のケーシング24に歪みが生じる場合にも、従来技術のように半田部分に亀裂が生じることがなく、良好な導通が維持されるため、ケーシング24の逃げを配慮する(突起により隙間を設ける)必要がなくなる。
また、各部品の形状、材質、数量及び上下、左右等の方向の記載も本発明を限定するものではない。
さらに本発明による電接方法、電接構造は、車両用計器に限らず、各種OA機器、家電製品等の電接にも適用可能である。
たとえば、上記実施の形態ではコイルピンを電接する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各種のピンや端子に適用可能である。また、ピンは必ずしも細長い棒状である必要はなく、形状には限定されない。
また、一つのコネクタハウジングに収容されるコネクタ金具の数はいくつでもよい。
11……コネクタ金具
11a…背面部
11b…上片
11b2…だぼ
11c…接触片
11d…接地片
11d2…接地部
12……コネクタハウジング
12a……金具孔
12b……スリット
12c……ピン挿通孔
12d……長穴
13……位置決めピン
20……モータ
21……コイルピン
22……指針軸
23……爪
24……ケーシング
30……回路基板
31……ピン孔
32……指針軸孔
33……位置決め穴
40……回路部品
50……クリーム半田
Claims (7)
- 電接を要するピンを有する取付対象物を基板に取り付ける際に、前記ピンを電接する電接方法であって、前記ピンと電接可能なコネクタを前記基板に電気的に接触させて実装する実装工程と、前記取付対象物の前記ピンを前記コネクタに電気的に接触させる接触工程とを備えたことを特徴とする電接方法。
- 前記コネクタにはリフロー半田付けに対応可能なものを用い、前記実装工程は、リフロー半田付けにより行われることを特徴とする請求項1に記載の電接方法。
- 前記コネクタには側壁面にコネクタ金具が設けられた挿通孔が形成され、該挿通孔に前記ピンを挿入することにより前記接触工程が行われることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電接方法。
- 電接を要するピンを有する取付対象物を基板に取り付ける際に、前記ピンを電接する電接構造であって、前記ピンに電接可能なコネクタが前記基板に実装されており、前記取付対象物の前記ピンが前記コネクタに電気的に接触していることを特徴とする電接構造。
- 前記コネクタは、リフロー半田付けに対応可能であり、リフロー半田付けにより実装されていることを特徴とする請求項4に記載の電接構造。
- 前記コネクタには側壁面にコネクタ金具が設けられた挿通孔が形成されており、該挿通孔に前記ピンが挿入されていることにより電気的に接触していることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の電接構造。
- 前記基板は、所望の回路が形成された回路基板であると共に、前記取付対象物は、モータであって、前記ピンは、前記回路基板との電気的接続を行うコイルピンであることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の電接構造。
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JP2004236737A JP2006054153A (ja) | 2004-08-16 | 2004-08-16 | 電接方法及び電接構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2004
- 2004-08-16 JP JP2004236737A patent/JP2006054153A/ja active Pending
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