JP2002321324A - 金属貼り合わせ用ポリプロピレンフィルム - Google Patents

金属貼り合わせ用ポリプロピレンフィルム

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JP2002321324A
JP2002321324A JP2001129195A JP2001129195A JP2002321324A JP 2002321324 A JP2002321324 A JP 2002321324A JP 2001129195 A JP2001129195 A JP 2001129195A JP 2001129195 A JP2001129195 A JP 2001129195A JP 2002321324 A JP2002321324 A JP 2002321324A
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polypropylene film
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JP2001129195A
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Tadatsugu Nishi
忠嗣 西
Tadao Yoneyama
忠夫 米山
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属板との接着性に優れ、且つ外部からの衝撃
に対して優れた耐白化性及び耐ストレスクラック性を有
する金属貼り合わせ用ポリプロピレンフィルム、それを
用いた金属板及び金属容器を提供すること。 【解決手段】結晶性ポリプロピレン系樹脂からなる基材
層の少なくとも片面に、金属とのラミネート層を設けた
金属貼り合わせ用ポリプロピレンフィルムであって、該
ラミネート層が不飽和カルボン酸グラフト変性ポリプロ
ピレン系樹脂(A)30〜97重量%、非晶性又は低結
晶性のエチレンとプロピレン及び/又は1−ブテンとの
共重合ゴム(B)3〜30重量%及び結晶性ポリプロピ
レン系樹脂(C)0〜67重量%を含有する樹脂組成物
からなることを特徴とする金属貼り合わせ用ポリプロピ
レンフィルム、それを用いた金属板及び金属容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な金属貼り合
わせ用ポリプロピレンフィルム、それを用いたラミネー
ト金属板及び金属容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鋼板等の金属とポリプロピレ
ンフィルムとの接着性を改善するために、無水マレイン
酸等をグラフト重合させた不飽和カルボン酸変性ポリプ
ロピレンを、ポリプロピレンフィルムを構成する樹脂に
混合又は積層して用いることが、特公昭49−4822
号公報、特公平6−28945号公報等に開示されてい
る。しかしながら、これらの方法で製造加工されたポリ
プロピレンラミネート金属板や金属容器は、プレス成型
加工や容器の輸送過程において外部から衝撃等の圧力を
受けることにより鋼板が変形しラミネートされたポリプ
ロピレンフィルムが白化するため商品としての外観性が
損なわれる問題が発生している。また、金属とポリプロ
ピレンフィルムの接着界面にストレスクラックが発生
し、長期保存下において衝撃部の金属に錆が発生する問
題があった。
【0003】これらの外部衝撃に対するフィルムの白化
およびストレスクラックの発生を防止する方法として、
α−オレフィンを共重合させた不飽和カルボン酸グラフ
ト変性ポリプロピレンを急冷して樹脂の結晶化度を制御
することにより金属との接着性を向上させる方法が特許
第2733589号公報に開示されている。しかしなが
ら、この方法においても長期保存中に樹脂の結晶化が促
進されるため、耐白化性および耐ストレスクラック性が
十分とは言えなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、金属
板との接着性に優れ、且つ外部からの衝撃に対して優れ
た耐白化性及び耐ストレスクラック性を有する金属貼り
合わせ用ポリプロピレンフィルム、それを用いた金属板
及び金属容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく、鋭意研究した結果、結晶性ポリプロピレン
系樹脂からなる基材層の少なくとも片面に、金属とのラ
ミネート層を設けた金属貼り合わせ用ポリプロピレンフ
ィルムにおいて、該ラミネート層を特定の樹脂組成物か
ら構成せしめることによって、該目的を達成できること
を見出し、これに基づき本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は、下記の金属貼り合わせ用
ポリプロピレンフィルム、それを用いた金属板及び金属
容器に係る。
【0007】1.結晶性ポリプロピレン系樹脂からなる
基材層の少なくとも片面に、金属とのラミネート層を設
けた金属貼り合わせ用ポリプロピレンフィルムであっ
て、該ラミネート層が不飽和カルボン酸グラフト変性ポ
リプロピレン系樹脂(A)30〜97重量%、非晶性又
は低結晶性のエチレンとプロピレン及び/又は1−ブテ
ンとの共重合ゴム(B)3〜30重量%及び結晶性ポリ
プロピレン系樹脂(C)0〜67重量%を含有する樹脂
組成物からなることを特徴とする金属貼り合わせ用ポリ
プロピレンフィルム。
【0008】2.該ラミネート層を構成する樹脂組成物
中の(A)成分と(B)成分とが、互いに非相溶性であ
る上記項1に記載の金属貼り合わせ用ポリプロピレンフ
ィルム。
【0009】3.該フィルムが、未延伸のポリプロピレ
ンフィルムである上記項1又は2に記載の金属貼り合わ
せ用ポリプロピレンフィルム。
【0010】4.該フィルムが、延伸されたポリプロピ
レンフィルムである上記項1又は2に記載の金属貼り合
わせ用ポリプロピレンフィルム。
【0011】5.金属板の片面又は両面に、上記項1〜
4のいずれかに記載の金属貼り合わせ用ポリプロピレン
フィルムがラミネートされていることを特徴とするラミ
ネート金属板。
【0012】6.上記項5に記載のラミネート金属板を
容器状に成形加工したものであることを特徴とするラミ
ネート金属容器。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の金属貼り合わせ用ポリプ
ロピレンフィルムは、結晶性ポリプロピレン系樹脂から
なる基材層の片面又は両面に、金属と貼り合わせるため
に用いられるラミネート層を設けてなる積層フィルムで
ある。
【0014】フィルムの基材層 本発明フィルムの基材層は、結晶性ポリプロピレン系樹
脂から構成される。結晶性ポリプロピレン系樹脂として
は、特に限定されるものではないが、例えば、プロピレ
ン単独重合体、プロピレンを主成分とするプロピレン・
α−オレフィンランダム共重合体又はプロピレン・α−
オレフィンブロック共重合体を用いることができる。
【0015】本発明フィルムを金属板と熱接着加工する
時の耐熱性及び本発明フィルムをラミネートした金属板
を容器に成形加工する際の耐スクラッチ性(耐傷性)の
観点から、プロピレン単独重合体又はα−オレフィン含
有量が0.2〜3モル%のプロピレン・α−オレフィン
ランダム共重合体又はブロック共重合体を用いることが
好ましい。また、本発明の効果を損なわない範囲でラミ
ネート層を構成する樹脂成分、特に不飽和カルボン酸グ
ラフト変性ポリプロピレン系樹脂(A)及び非晶性又は
低結晶性のエチレンとプロピレン及び/又は1−ブテン
との共重合ゴム(B)が、0.1〜40重量%程度の割
合で基材層に含まれていても構わない。
【0016】フィルムのラミネート層 本発明フィルムのラミネート層は、不飽和カルボン酸グ
ラフト変性ポリプロピレン系樹脂(A)30〜97重量
%、非晶性又は低結晶性のエチレンとプロピレン及び/
又は1−ブテンとの共重合ゴム(B)3〜30重量%及
び結晶性ポリプロピレン系樹脂(C)0〜67重量%を
含有する樹脂組成物から構成される層である。これら
(A)、(B)及び(C)の各成分の含有量は、これら
三成分の合計100重量%に基づく量である。
【0017】上記不飽和カルボン酸グラフト変性ポリプ
ロピレン系樹脂(A)は、結晶性ポリプロピレン系樹脂
の変性樹脂であり、プロピレンの単独重合体、プロピレ
ンと少量のエチレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−へプテン、1−ヘキセン、1−オクテン等
のα−オレフィンとのランダム共重合体又はブロック共
重合体の一部又は全部が、不飽和カルボン酸又はその誘
導体から選ばれるモノマーとグラフト変性されたもので
ある。
【0018】変性前の結晶性ポリプロピレン系樹脂とし
ては、金属に接着したフィルムの耐ストレスクラック性
およびフィルムの耐白化性の観点から、プロピレン−エ
チレンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−1−
ブテンランダム共重合体等のプロピレン−α−オレフィ
ンランダム共重合体が好ましく、特にプロピレン含有量
が99.8〜90.0モル%、α−オレフィン含有量が
0.2〜10.0モル%、樹脂のMFR(メルトフロー
レート;JIS K7210)が2.0〜10.0g/
10minのプロピレン−α−オレフィンランダム共重
合体が好適である。プロピレン含有量が90.0モル%
未満ではフィルムの腰感が低下し、機械的特性を損なっ
たりフィルムがブロッキングするなどのハンドリング性
が劣る傾向にある。
【0019】また、結晶性ポリプロピレン系樹脂を変性
する不飽和カルボン酸またはその誘導体は、通常0.0
1〜10.0重量%のグラフト変性量が好ましく、より
好適には0.1〜5.0重量%である。グラフト変性量
が0.01重量%未満であればフィルムと金属板との接
着性に劣り、また10.0重量%を越えるとフィルム製
膜時に樹脂の引取りロール(チルロール)に樹脂が付着
するなど製膜加工適性が劣る。
【0020】不飽和カルボン酸またはその誘導体として
は、例えば、アクリル酸、マレイン酸、フマール酸、テ
トラヒドロフタル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロ
トン酸、イソクロトン酸、ナジック酸等の不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体が挙げられる。また、不飽和カル
ボン酸の誘導体としては、具体的には無水マレイン酸、
アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル等が例示され
る。これらの中では特に無水マレイン酸が好適である。
【0021】該不飽和カルボン酸またはその誘導体をグ
ラフト重合してなる不飽和カルボン酸変性ポリプロピレ
ン系樹脂(A)は、従来公知の種々の方法によって得る
ことができる。例えば、未変性のポリプロピレン系樹脂
を溶融させ、これに不飽和カルボン酸を添加しながらグ
ラフト共重合させる方法等が挙げられる。不飽和カルボ
ン酸は、必要に応じて、溶媒溶液として添加しても良
い。この際、不飽和カルボン酸を効率良く共重合させる
ために既知のラジカル開始剤を0.001〜1.0重量
%添加しグラフト重合を実施することが好ましい。
【0022】ラミネート層を構成する樹脂組成物に含ま
れる該不飽和カルボン酸グラフト変性ポリプロピレン系
樹脂(A)の添加量は30〜97重量%、好ましくは5
0〜90重量%である。添加量が30重量%未満では金
属板との接着性に劣り、一方97重量%を越えると衝撃
に対する耐白化性が悪化し又フィルムと金属板の接着界
面にストレスクラックが発生してしまう問題があり好ま
しくない。
【0023】本発明フィルムのラミネート層を構成する
樹脂組成物に用いる非晶性又は低結晶性のエチレンとプ
ロピレン及び/又は1−ブテンとの共重合ゴム(B)
は、エチレンを主成分とする非架橋性共重合ゴムであっ
て、エチレン・プロピレン共重合ゴム(EPR)、エチ
レン・1−ブテン共重合ゴム(EBR)、エチレン・プ
ロピレン・1−ブテン共重合ゴム(EPBR)等が使用
できる。
【0024】本発明に用いる(B)成分としては、密度
が0.86〜0.89g/cm3、好ましくは0.87
〜0.88g/cm3、MFR230℃(JIS K721
0)が0.1〜20.0g/10min、 好ましくは
1.0〜10.0g/10min、結晶化度が40%以
下、好ましくは20%以下のものが、耐白化性、耐スト
レスクラック性の観点から良好である。
【0025】本発明に用いる非晶性又は低結晶性のエチ
レンとプロピレンおよび/または1−ブテンとの共重合
ゴム(B)の組成は、好ましくはエチレン成分が50〜
90重量%、より好ましくは60〜85重量%であり、
プロピレンおよび/または1−ブテン成分が好ましくは
50〜10重量%、より好ましくは40〜15重量%で
あることが、好適である。本発明においてはこれらの組
成比率に限定するものではないが、エチレン成分が50
重量%未満では耐ストレスクラック性が劣る可能性があ
る。また、エチレン成分が90重量%を越えると結晶化
が進み易く耐白化性が劣る可能性がある。
【0026】本発明に用いる非晶性又は低結晶性のエチ
レンとプロピレンおよび/または1−ブテンとの共重合
ゴム(B)の製造法は、上記原料組成を有している限り
特に限定されないが、チーグラーナッタ触媒、メタロセ
ン触媒を使用して製造するのが、製造された共重合ゴム
を用いて得られるフィルムのベタツキまたは外観特性上
好ましい。
【0027】ラミネート層を構成する樹脂組成物に含ま
れる該エチレンとプロピレンおよび/または1−ブテン
との共重合ゴム(B)の添加量は3〜30重量%、好ま
しくは10〜25重量%である。添加量が3重量%未満
では成形初期の耐白化性、耐ストレスクラック性におい
ては特に問題ない場合もあるが、長期保管中に樹脂の結
晶化が促進され耐白化性、耐ストレスクラック性が低下
する問題がある。一方、30重量%を越えるとフィルム
の腰感が低下するため、フィルムを金属板に接着加工す
る際の皺の発生やロールブロッキングなどの加工適性が
劣るため好ましくない。
【0028】本発明フィルムのラミネート層を構成する
樹脂組成物に含まれる結晶性ポリプロピレン系樹脂
(C)としては、プロピレン単独重合体、または、プロ
ピレンと1種または2種以上のα−オレフィン0.2〜
20.0モル%との共重合体であって、密度が0.89
〜0.93g/cm3、MFR230℃が0.1〜20.0
g/10minの結晶性ポリプロピレン系樹脂を、好適
に用いることができる。耐白化性および耐ストレスクラ
ック性の観点から、プロピレンと3.0〜20.0モル
%のα−オレフィンとのランダムまたはブロック共重合
体が好ましく、特にα−オレフィンとしてエチレンを用
いることがより好ましい。
【0029】ラミネート層を構成する樹脂組成物に含ま
れる結晶性ポリプロピレン系樹脂(C)としては、本発
明の効果を損なわない限り、基材層の結晶性ポリプロピ
レン系樹脂と同一の樹脂であっても構わないが、種々の
加工適性の観点から、基材層とは組成の異なる結晶性ポ
リプロピレン系樹脂を用いることがより好ましい。
【0030】ラミネート層を構成する樹脂組成物に含ま
れる結晶性ポリプロピレン系樹脂(C)は、任意成分で
あり、その添加量は、不飽和カルボン酸変性ポリプロピ
レン樹脂(A)及び非晶性又は低結晶性のエチレンとプ
ロピレンおよび/または1−ブテンとの共重合ゴム
(B)を必須成分として含有する樹脂組成物に対して、
0〜67重量%、好ましくは0〜40重量%である。
【0031】本発明フィルムのラミネート層を構成する
樹脂組成物において、不飽和カルボン酸グラフト変性ポ
リプロピレン系樹脂(A)と非晶性又は低結晶性のエチ
レンとプロピレンおよび/または1−ブテンとの共重合
ゴム(B)とは、互いに非相溶性であることにより分散
構造を有することが耐ストレスクラック性の観点からよ
り好ましい。(A)成分と(B)成分とが互いに非相溶
性で分散構造を有する場合、(A)成分がラミネート層
のマトリックス構造となり、金属板との接着性を保持
し、かつ(B)成分がドメイン構造となって外部からの
衝撃を吸収しストレスクラックの発生を防止することが
できる。ここで、(B)成分の分散粒子径は0.2〜1
0μmが好ましく、0.5〜2μmがより好ましい。
【0032】本発明の金属貼り合わせ用ポリプロピレン
フィルムのラミネート層に用いる樹脂組成物は、各原料
樹脂をドライブレンドするか、またはその後溶融混練し
再ペレット化することにより得られる。ドライブレンド
には、ヘンシェル型ミキサー、V型ミキサー、リボン型
ブレンダー等を利用することができ、また溶融混練には
バンバリーミキサー、コンティニュアスミキサー、ミキ
シングロール、押出機等を利用することができる。
【0033】本発明フィルムの基材層を構成する樹脂及
びラミネート層を構成する樹脂組成物には、必要に応じ
て、アンチブロッキング剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、その他の添加剤等を配合することができ
る。また、本発明の効果を損なわない程度において少量
の他のオレフィン系樹脂を配合しても構わない。
【0034】フィルムの層構成 本発明の金属貼り合わせ用ポリプロピレンフィルムは、
通常、ラミネート層/基材層の二層又はラミネート層/
基材層/ラミネート層の三層の層構成からなり、その総
厚みは特に限定されないが、10〜200μm程度であ
るのが好ましく、15〜150μm程度であるのが、よ
り好ましい。また、ラミネート層/基材層(/ラミネー
ト層)の各層の厚み比率は、1/10(/1)〜1/2
(/1)の範囲であるのが好ましい。ラミネート層の層
厚み範囲としては、1〜50μm程度が好ましく、1.
5〜30μmがより好ましい。ラミネート層の層厚みが
1μm未満では金属との接着性が劣る傾向にあり、また
衝撃が加わった際の耐ストレスクラック性、耐白化性に
劣る問題がある。
【0035】フィルムの成形 本発明の金属貼り合わせ用ポリプロピレンフィルムの成
形に際しては、ラミネート層および基材層を、それぞれ
別々の押出機で押し出し後接合して積層フィルムを得て
も良いし、両層を共押し出し成形法で製膜して積層フィ
ルムを得ても良い。好ましくは、両層を、円形ダイによ
るインフレーション成形法、TダイによるTダイ成形法
等を用いて共押し出し成形して積層フィルムを得るのが
好適である。Tダイ成形法による場合は、ドラフト率を
1〜10、樹脂温度を210〜300℃の範囲から選択
するのが好ましい。
【0036】本発明のポリプロピレンフィルムは、上記
成形方法によって得られる未延伸キャストフィルムを用
いることが好ましいが、目的に応じて任意に延伸したフ
ィルムを用いることができる。延伸方法は、既知の延伸
方法によれば良く、これによって各々一軸または二軸延
伸フィルムが製造される。本発明の目的である衝撃に対
する耐白化性及び耐ストレスクラック性の観点からは未
延伸キャストフィルムがより好ましく、一方ラミネート
加工適性の観点からは延伸フィルムが優れている。
【0037】ラミネート金属板 本発明の金属貼り合わせ用フィルムは、鋼板、ブリキ
板、アルミニウム板、銅板、スズ板等の金属板との貼り
合わせに好適なポリプロピレンフィルムであり、例え
ば、以下の方法により、金属板にラミネートされること
が好ましい。即ち、あらかじめ予熱された金属板に、該
金属貼り合わせ用ポリプロピレンフィルムを、金属との
ラミネート層が金属板側になるように重ね合せ、且つ、
0.1〜1.0MPaの圧力でニップされたロール間を
通して熱接着させて積層することにより、本発明のラミ
ネート金属板を、好ましく得ることができる。金属板の
予熱温度は100〜160℃にすることが好ましく、ま
た、熱接着するニップロールも100〜160℃にする
ことがより好ましい。金属板の予熱温度およびニップロ
ール温度が100℃未満の場合、十分な接着強度が得ら
れなくなり加工条件として好ましくない。また、160
℃を越えて熱接着するとニップロールに樹脂が付着し易
くなり加工時の操業性を低下させる問題がある。熱接着
後は、放冷、水冷などにより、適宜冷却して、目的のラ
ミネート金属板を得る。
【0038】ラミネート金属容器 かくして得られた本発明のラミネート金属板は、常法に
従って、更に容器状に成形加工することにより、本発明
のラミネート金属容器を得ることができる。金属容器の
具体例としては、加工食品用缶詰、ガロン缶(18リッ
トル缶)、エアゾール缶等を例示することができる。
【0039】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明を
より一層具体的に説明する。但し、以下の実施例は、本
発明を制限するものではなく、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で変更実施することは全て本発明の技術範囲に包
含される。なお、各例における試験方法は、次の通りで
ある。
【0040】(1)ロールブロッキング 金属板と貼り合わせる前のフィルム(巾200mm)を
張力15kg/m、線圧1.0kg/cm2の一定条件
でロール状に巻き取り、40℃、80%RHの雰囲気下
で30日間保持した後、ロール状フィルムでの目視によ
るブロッキング状態及びフィルムを引き剥がした際の剥
離音を、次の基準に基づいて、評価した。
【0041】 ◎:ロール全巾でブロッキングしていない、剥離音がし
ない、 ○:ロール全巾でブロッキングしていない、弱い剥離音
がする、 △:ロールの一部分がブロッキングしている、強い剥離
音がする、 ×:ロール全巾でブロッキングしている、激しい剥離音
がする。
【0042】(2)金属板との接着性 あらかじめ140℃に予熱した金属板(脱脂処理した厚
さ190μmのティンフリースチール)と金属貼り合わ
せ用ポリプロピレンフィルムとを重ね合わせ、140℃
に加熱した金属ロールとゴムロールの間を、0.4MP
aの加圧下で通過させ、ポリプロピレンフィルム積層金
属板を作成した。通過後のフィルムと金属板との接着強
度(ラミネート強度)をテンシロンで測定して、接着性
を下記の4段階で評価した。
【0043】 ◎:ラミネート強度が10.0N/15mm以上、 ○:ラミネート強度が10.0N/15mm未満〜5.
0N/15mm以上、 △:ラミネート強度が5.0N/15mm未満〜1.0
N/15mm以上、 ×:ラミネート強度が1.0N/15mm未満。
【0044】(3)耐衝撃白化性評価(目視) 上記(2)の方法にてラミネートした所定のポリプロピ
レンフィルム積層金属板のポリプロピレンフィルム積層
面を上面にし、荷重300gの鉄球(先端部12.5m
mφ)を高さ0.5mから垂直に自由落下させ、該フィ
ルム積層金属板の衝撃変形部の白化度を目視により評価
した。評価は、衝撃変形部の白化が観察されないものを
0級とし、衝撃変形部の全面が白化したものを5級と
し、6段階にて評価を実施した。
【0045】(4)耐ストレスクラック性評価(導電性
評価) 上記(3)の方法にて衝撃による変形を受けた該フィル
ム積層金属板について、通電装置を用いて、耐ストレス
クラック性を調べた。直径20mmφの塩化ビニル製円
筒容器の底にポリプロピレンフィルム積層面を上面にし
て密着させて陽極とし、容器内に設けた白金電極を陰極
として、1%の塩化ナトリウム水溶液を満たした後に6
Vの直流電流を負荷し、流れた電流量を測定した。電流
量が小さければ小さいほどフィルムには衝撃によるスト
レスクラックの発生量が少なく、良好な耐衝撃性を示す
ことになる。
【0046】実施例1 樹脂(A)としてエチレン含有量が5モル%のプロピレ
ン−エチレンランダム共重合体に無水マレイン酸を1.
0重量%グラフト共重合させた変性ポリプロピレン系樹
脂(以下、「A−1」とする)50重量%、ゴム(B)
として1−ブテン含有量が20モル%のエチレン・1−
ブテン共重合ゴム(以下、「EBR」とする)15重量
%及び樹脂(C)としてエチレン含有量が3.5モル%
の結晶性ポリプロピレン系ランダム共重合体樹脂(以
下、「C−1」とする)35重量%からなるラミネート
層を構成する樹脂組成物と、基材層を構成するプロピレ
ン単独重合体樹脂(以下、「D−1」とする)とを、各
々押出機にて溶融混練させ、この溶融体をダイ内で積層
させた後、30℃の冷却ドラム上に押し出し冷却し、フ
ィルム厚み80μmの本発明の金属貼り合わせ用共押出
未延伸ポリプロピレンフィルムを得た。該フィルムの層
比率(ラミネート層/基材層)は1/7であった。
【0047】実施例2 実施例1で用いた樹脂(A−1)90重量%及びゴム
(B)としてプロピレン含有量が30モル%のエチレン
・プロピレン共重合ゴム(以下、「EPR」とする)1
0重量%からなる樹脂組成物をラミネート層として用い
た以外は実施例1と同じ方法で、本発明の金属貼り合わ
せ用ポリプロピレンフイルを得た。
【0048】実施例3 基材層に、実施例1で用いたゴム(EBR)を5重量%
添加した以外は、実施例1と同じ方法で、本発明の金属
貼り合わせ用ポリプロピレンフィルムを得た。
【0049】実施例1〜3で得られた本発明フィルムの
層構成を、表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】実施例1〜3で得られた本発明フィルムに
ついて、前記試験方法に従って、金属板にラミネート加
工する際のロールブロッキング、金属板との接着性、耐
衝撃白化性及び耐ストレスクラック性を調べた。試験結
果を、表2に示す。
【0052】
【表2】
【0053】表2から明らかな通り、実施例1〜3で得
られた本発明フィルムは、いずれも、ロールブロッキン
グ発生はなく、金属板との接着性並びに耐衝撃白化性及
び耐ストレスクラック性に優れた性能を示した。
【0054】また、表2から明らかな通り、実施例2で
得られたフィルムについては、特に、金属板との接着
性、耐衝撃白化性及び耐ストレスクラック性の経時によ
る低下がほとんど認められず良好なものであった。更
に、実施例3で得られたフィルムについては、金属板と
の接着性、耐衝撃白化性及び耐ストレスクラック性は、
実施例1より優れた性能を示した。
【0055】比較例1 実施例1で用いた樹脂(A−1)100重量%をラミネ
ート層に用いた以外は、実施例1と同じ方法で、比較用
の金属貼り合わせ用ポリプロピレンフィルムを得た。
【0056】比較例2 実施例1で用いた樹脂(A−1)20重量%及び樹脂
(C−1)80重量%からなる樹脂組成物をラミネート
層に用いた以外は、実施例1と同じ方法で、比較用の金
属貼り合わせ用ポリプロピレンフィルムを得た。
【0057】比較例3 実施例1で用いた樹脂(A−1)50重量%及びゴム
(EBR)50重量%からなる樹脂組成物をラミネート
層に用いた以外は、実施例1と同じ方法で、比較用の金
属貼り合わせ用ポリプロピレンフィルムを得た。
【0058】比較例1〜3で得られた比較用フィルムの
層構成を、表3に示す。
【0059】
【表3】
【0060】比較例1〜3で得られた比較用フィルムに
ついて、前記試験方法に従って、金属板にラミネート加
工する際のロールブロッキング、金属板との接着性、耐
衝撃白化性及び耐ストレスクラック性を調べた。試験結
果を、表4に示す。
【0061】
【表4】
【0062】表4から明らかな通り、比較例1で得られ
た比較用フィルムは、ロールブロッキング発生はなく、
又金属板との接着性も優れているものの、耐衝撃白化性
及び耐ストレスクラック性に劣り、特に、経時により耐
衝撃白化性及び耐ストレスクラック性が更に悪化し実用
上問題となるレベルであった。
【0063】また、表4から明らかな通り、比較例2で
得られた比較用フィルムは、金属板との接着性が不十分
であり、そのため耐衝撃白化性及び耐ストレスクラック
性に劣り、実用上問題となるレベルであった。更に、比
較例3で得られた比較用フィルムは、ロールブロッキン
グが発生し加工適性に問題があり、コスト性・安定生産
性の観点から実用レベルでないと判断できた。
【0064】
【発明の効果】本発明の金属貼り合わせ用ポリプロピレ
ンフィルムは、金属板との接着性に優れるとともに、外
部から衝撃を受けた際の金属板変形に伴うフィルムの耐
衝撃白化性にも優れたポリプロピレンフィルムである。
また、本発明フィルムを金属板に貼り合わせたラミネー
ト金属板は、該フィルムが耐ストレスクラック性に優れ
ることにより、衝撃が加わった際の金属板とフィルムの
接着界面における金属の耐蝕性にも優れている。さら
に、本発明フィルムは、長期の保存下においても上記の
各特性を損なうことがなく経時変化の少ない金属板被覆
用を目的とした金属貼り合わせ用ポリプロピレンフィル
ムである。
【0065】従って、本発明の金属貼り合わせ用ポリプ
ロピレンフィルムを用いたラミネート金属板は、加工食
品用缶詰や、ガロン缶(18リットル缶)、エアゾール
缶等の産業資材用容器に、好適に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E086 AA21 BA04 BA13 BA15 BA33 BB90 4F100 AB01C AK04J AK07A AK07B AK07J AK09J AK24 AK64B AK65B AK67B AL01B AL03 AL07 AL07B AN02B AT00A BA02 BA03 BA07 BA10A DA01 EH20 EJ37 GB16 JA11A JA11B JA12B JB07 JK10 JL11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結晶性ポリプロピレン系樹脂からなる基材
    層の少なくとも片面に、金属とのラミネート層を設けた
    金属貼り合わせ用ポリプロピレンフィルムであって、該
    ラミネート層が不飽和カルボン酸グラフト変性ポリプロ
    ピレン系樹脂(A)30〜97重量%、非晶性又は低結
    晶性のエチレンとプロピレン及び/又は1−ブテンとの
    共重合ゴム(B)3〜30重量%及び結晶性ポリプロピ
    レン系樹脂(C)0〜67重量%を含有する樹脂組成物
    からなることを特徴とする金属貼り合わせ用ポリプロピ
    レンフィルム。
  2. 【請求項2】該ラミネート層を構成する樹脂組成物中の
    (A)成分と(B)成分とが、互いに非相溶性である請
    求項1に記載の金属貼り合わせ用ポリプロピレンフィル
    ム。
  3. 【請求項3】該フィルムが、未延伸のポリプロピレンフ
    ィルムである請求項1又は2に記載の金属貼り合わせ用
    ポリプロピレンフィルム。
  4. 【請求項4】該フィルムが、延伸されたポリプロピレン
    フィルムである請求項1又は2に記載の金属貼り合わせ
    用ポリプロピレンフィルム。
  5. 【請求項5】金属板の片面又は両面に、請求項1〜4の
    いずれかに記載の金属貼り合わせ用ポリプロピレンフィ
    ルムがラミネートされていることを特徴とするラミネー
    ト金属板。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のラミネート金属板を容器
    状に成形加工したものであることを特徴とするラミネー
    ト金属容器。
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