JP2002308456A - 紙葉類分離機構、および自動改札装置 - Google Patents

紙葉類分離機構、および自動改札装置

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JP2002308456A
JP2002308456A JP2001121255A JP2001121255A JP2002308456A JP 2002308456 A JP2002308456 A JP 2002308456A JP 2001121255 A JP2001121255 A JP 2001121255A JP 2001121255 A JP2001121255 A JP 2001121255A JP 2002308456 A JP2002308456 A JP 2002308456A
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separation
ticket
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separating
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Akira Shogase
明 勝賀瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、分離性能の低下を防止でき、分離
不良を低減できる紙葉類分離機構、および自動改札装置
を提供することを課題とする。 【解決手段】複数枚の乗車券を重ねた状態で一括投入可
能な自動改札装置は、一括投入された乗車券を1枚ずつ
に分離して送り出す分離部12を有する。分離部12
は、主搬送路11を上下に挟んでフィードローラ91お
よび分離ローラ92を有する。分離部12における乗車
券の分離性能低下を防止するため、主搬送路11を介し
て乗車券が搬送されていない状態で、フィードローラ9
1および分離ローラ92が速度差をもって回転されて互
いに摺接され、分離ローラ92の外周面がクレンジング
処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数枚重ねて投
入された乗車券などの紙葉類を分離して送り出す紙葉類
分離機構、およびこの紙葉類分離機構を備えた自動改札
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道等の交通機関の駅には、自
動改札処理を行なう自動改札装置が設置されている。
【0003】この自動改札装置とは、駅を利用する利用
客が携帯する乗車券を装置内に取り込んで、この乗車券
に書込まれている磁気情報を検査し、乗車券が適当であ
ればゲートを開いて利用客の通過を許可し、不適当であ
ればゲートを閉じて通過を阻止する装置である。
【0004】近年、重ねた状態で一括投入された複数枚
の乗車券を処理可能な自動改札装置が普及されつつあ
る。この様な自動改札装置では、一括投入された複数枚
の乗車券をまず一枚ずつに分離し、一定方向の姿勢に整
位した後、各乗車券に記録されている磁気情報を読み取
り、利用客の通過の可否を判定する。また、この自動改
札装置では、必要に応じて、投入された乗車券に対する
磁気情報の書込み、または、パンチ・印字等の処理を行
なった後、集札したり、投入された複数枚の乗車券を一
括して放出したりする。
【0005】この装置の中で、一括投入された複数枚の
乗車券を1枚ずつに分離する分離部は、乗車券の搬送方
向に回転しているフィードローラと、このフィードロー
ラに対向して配置され、乗車券の搬送方向とは逆転方向
に回転し、或いは停止し、ある荷重でフィードローラに
押し付けられた分離ローラと、により構成されている。
そして、一括投入された複数枚の乗車券を、2つのロー
ラ間に通過させて1枚ずつに分離している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した分離
部にある分離ローラは、その表面の摩擦を利用して端部
にある乗車券の搬送を止めるゴムローラであるため、表
面に埃やゴミなどが付着して摩擦係数が低下すると、そ
の分離性能が低下して分離不良を引き起こす場合があっ
た。この場合、乗車券が重なったまま後段の処理部へ送
られてしまい、搬送途中でジャムを生じる等の問題が生
じていた。
【0007】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、分離性能の低下を防止でき、分離不良
を低減できる紙葉類分離機構、およびこの紙葉類分離機
構を備えた自動改札装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の紙葉類分離機構は、重ねた状態で一括投入
された複数枚の紙葉類を搬送する搬送路と、この搬送路
の一側に配設され、紙葉類の搬送方向に沿って回転する
フィードローラと、このフィードローラに対して上記搬
送路を介して所定の押圧力で転接するように上記搬送路
の他側に配設され、上記フィードローラとの間のニップ
を通して上記搬送路を介して搬送される複数枚の紙葉類
を、その摩擦力により1枚ずつに分離して上記ニップか
ら送り出す分離ローラと、上記ニップを通して紙葉類が
搬送されていない状態で、上記フィードローラおよび分
離ローラを速度差をもたせて回転させて摺接せしめ該分
離ローラのクレンジング処理を行なう制御部と、を備え
ている。
【0009】上記発明によると、ニップを通して紙葉類
が搬送されていない状態で、フィードローラと分離ロー
ラを速度差をもたせて回転させて摺接させることによ
り、分離ローラの外周面に付着した埃などの汚れを除去
し、分離ローラをクレンジング処理する。このため、汚
れの付着に起因して低下した分離ローラ外周面の摩擦係
数を元の摩擦係数に戻すことができ、分離ローラによる
分離性能の低下を防止でき、分離不良を低減できる。
【0010】また、本発明の自動改札装置は、複数枚の
乗車券を重ねた状態で一括投入可能な投入口と、この投
入口を介して一括投入された複数枚の乗車券を1枚ずつ
に分離して送り出す分離部と、この分離部を介して送り
出された乗車券から情報を読み取る読取部と、この読取
部で読み取った情報に基づいて利用客の通行を選択的に
許可するゲートと、を備え、上記分離部は、上記投入口
を介して一括投入された複数枚の乗車券を搬送する搬送
路と、この搬送路の一側に配設され、乗車券の搬送方向
に沿って回転するフィードローラと、このフィードロー
ラに対して上記搬送路を介して所定の押圧力で転接する
ように上記搬送路の他側に配設され、上記フィードロー
ラとの間のニップを通して上記搬送路を介して搬送され
る複数枚の乗車券を、その摩擦力により1枚ずつに分離
して上記ニップから送り出す分離ローラと、上記ニップ
を通して乗車券が搬送されていない状態で、上記フィー
ドローラおよび分離ローラを速度差をもたせて回転させ
て摺接せしめ該分離ローラのクレンジング処理を行なう
制御部と、を備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】図1には、この発明の実施の形態に係る紙
葉類分離機構(後述する)を備えた自動改札装置の斜視
図を示してある。
【0013】自動改札装置は、通常、2台1組として駅
の改札口などに設置され、2つの自動改札装置の間に通
路が形成される。入場業務や出場業務を行う自動改札装
置は本体1を備え、この本体1には、駅の改札口内、つ
まり駅構内への入場時、あるいは駅構内からの出場時
に、駅の利用客によって乗車券(紙葉類)(普通乗車
券、定期乗車券、回数券、SFカード等)が投入される
投入口2、この投入口2を介して受け入れた乗車券を利
用客に返却する返却口3がそれぞれ設けられている。投
入口2の近傍には、乗車券の投入を阻止するためのシャ
ッタ(図示しない)が設けられている。
【0014】本体1上の返却口3の前方には、利用客や
駅員などに対して案内を行うための案内表示部4が設け
られている。本体1の通路側の側面の両端部には、それ
ぞれ利用客の通行を選択的に許可する開閉動作可能なド
ア5、5(ゲート)が設けられており、通行可否の判定
結果に基づき、このドア5、5が開閉制御されるように
なっている。
【0015】本体1の上部には、利用客の通路を規定す
るためのポール部6が立設されている。ポール部6の通
路側の側面には、利用客の通過を検知する複数の光学的
なセンサとしての人間検知器7が設けられている。図1
には、人間検知器7の受光器が示され、通路の反対側に
配設された図示しない自動改札装置に発光器が設けられ
ている。また、ポール部6上には、小児券の投入、無効
券の投入や機器の異常などの装置の動作状態を表示する
状態表示部8が設けられている。
【0016】図2には、自動改札装置の内部機構を概略
的に示してある。
【0017】これによると、投入口2と返却口3との間
には、投入口2により受け入れた乗車券を図中矢印a方
向に沿って返却口3に向けて搬送する主搬送路11が形
成されている。主搬送路11上には、投入口2から返却
口3に沿って、本発明の紙葉類分離機構として機能する
分離部12、整列部13、磁気情報読取部14、15、
反転部16、保留部17、磁気情報記録部18、磁気情
報読取部19、振分部22a、入鋏部20、印刷部2
1、27、振分部22、集積部23が順に設けられてい
る。尚、主搬送路11から分岐した分岐搬送路25上
に、保留部17が設けられている。
【0018】また、振分部22によって主搬送路11か
ら分岐された集札用搬送路28上には、集札保留部2
9、および振分部30が順に設けられ、さらに、その先
に集札部31が設けられている。振分部30によって集
札用搬送路28から分岐された別集札用搬送路32の終
端には、別集札部33が設けられている。
【0019】分離部12は、投入口2から投入された乗
車券(通常3枚まで)を一括して受け入れ、1枚ずつに
分離して整列部13へ送り出す。整列部13は、分離部
12から送り出された1枚ずつの乗車券を整列して読取
ヘッド14、15へ送り出す。
【0020】読取ヘッド14、15は、乗車券の裏面の
磁気記録層に記録されているエンコード磁気情報を読み
取るものであり、読取ヘッド14は、磁気記録層が上側
で搬送された乗車券を読み取り、読取ヘッド15は、磁
気記録層が下側で搬送され乗車券を読み取る。なお、主
搬送路11を介して読取ヘッド14、15にそれぞれ対
向して、プラテンローラ14a、15aが設けられてい
る。
【0021】反転部16は、読取ヘッド14、15を介
して供給される乗車券の表裏が正しい場合、つまり、磁
気記録層が下側の場合、当該乗車券をそのまま主搬送路
11へ導き、読取ヘッド14、15を介して供給される
乗車券の表裏が反転している場合、つまり、磁気記録層
が上側の場合、反転搬送路16aに乗車券を一旦搬送し
た後、この反転搬送路16aから搬送路16bを介して
主搬送路11へ戻すことにより、乗車券の表裏を反転し
て搬送するものである。
【0022】保留部17には、上記反転部16を通過し
て振分部22aを介して分岐搬送路25を搬送される券
を保留するストッパ17a、17bが設けられている。
ストッパ17a、17bを解除することにより、保留さ
れている券が主搬送路11へ導かれるようになってい
る。
【0023】書込ヘッド18は、乗車券の裏面の磁気記
録層に対してエンコード磁気情報を記録するものであ
る。読取ヘッド19は、ベリファイ用のヘッドであり、
上記書込ヘッド18で記録されたエンコード磁気情報を
確認のため読み取るものである。なお、主搬送路11を
介して書込みヘッド18、読取ヘッド19にそれぞれ対
向して、プラテンローラ18a、19aが設けられてい
る。
【0024】入鋏部20は、主搬送路11によって搬送
されてきた乗車券に入鋏としての穿孔を開けるものであ
る。印刷部21は、主搬送路11によって搬送された乗
車券に、例えばインクリボンを用いた熱転写により、日
付等を印刷する。
【0025】また、印刷部27は、主搬送路11によっ
て搬送された乗車券に駅名や日付等を印刷し、集積部2
3は、投入口2を介して一括投入された1組の乗車券を
重ねて揃えるものである。この集積部23には、保留用
のストッパ23aが設けられ、このストッパ23aによ
り、乗車券がまとめられて返却口3から排出される。
【0026】集札保留部29は、利用客に返却しない乗
車券、すなわち集札券を保留するストッパ29aを有
し、このストッパ29aによって、集札券が集札部31
あるいは別集札部33へ回収される手前で一時保留され
る。また、振分部30は、集札用搬送路28によって搬
送された集札券を集札部31あるいは別集札部33へ選
択的に振り分ける。
【0027】ところで、投入口2の近傍には、投入口2
からの乗車券の投入を検知する検知器51が設けられ、
返却口3の近傍には、返却口3からの乗車券の抜き取り
を検知する検知器52が設けられている。印刷部21、
27の近傍には、主搬送路11を介して搬送される乗車
券の通過を検知する検知器53が設けられ、集積部23
には、ストッパ23aによってプールされている乗車券
の有無を検知する検知器54が設けられている。
【0028】更に、上記各搬送経路11、16a、2
5、28、32上には、搬送される乗車券の通過を検知
する図示しない複数の検知器が設けられている。
【0029】図3には、上記のように構成された自動改
札装置の制御系のブロック図を示してある。
【0030】自動改札装置の制御系は、装置全体を制御
するCPU60、CPU60の制御プログラムを記憶し
ているROM61、乗車券から読み取った情報の記憶お
よび制御プログラムのバッファとして情報を記憶するR
AM62、入場駅(から出場駅まで)に対応した運賃情
報を記憶している運賃メモリ63、読取ヘッド14、1
5を制御する読取回路64、書込ヘッド18を制御する
書込回路65、読取ヘッド19を制御する読取回路6
6、振分ゲート22、22a、30を制御する振分制御
回路67、検知器53の出力により乗車券の搬送状態を
検知する検知回路68、検知器51の出力により投入口
2での乗車券の投入状態および検知器52の出力により
返却口3での乗車券の抜き取りを検知する検知回路6
9、検知器54の出力により集積部23での乗車券の状
態を検知する検知回路71、乗車券を搬送する主搬送路
11、反転部16の各搬送路16a、16b、分岐搬送
路25、集札用搬送路28、別集札用搬送路32を形成
する図示しない搬送ベルトや搬送ローラを走行および回
転させる搬送用モータ72を制御する搬送制御回路7
3、人間検知器7の出力により乗車券の投入者の通過お
よびその移動位置を検知する通過検知回路74、ドア5
を駆動するドア開閉機構75を制御するドア制御回路7
6、印刷部21、27を駆動する駆動回路77、入鋏部
20を制御する制御回路78、自動改札装置を制御する
係員監視装置87あるいはホストコンピュータ等との間
で情報の伝達を行う伝達制御回路79、投入口2のシャ
ッタを駆動するシャッタ開閉機構80を制御するシャッ
タ制御回路81、ストッパ17a、17b、23a、2
9aを駆動するストッパ移動機構82を制御するストッ
パ制御回路83、音声にて操作案内を行うスピーカ84
を駆動する駆動回路85、上記案内表示部4、状態表示
部8等から構成されている。
【0031】なお、係員監視装置87には、上記構成の
自動改札装置が複数台接続されて各自動改札装置を集中
監視するものであり、各自動改札装置からの状況情報に
基づき、各自動改札装置の稼働状況、異常状態(エラー
状態、号機表示等)などを表示部87aにより表示す
る。
【0032】次に、分離部12の2つのローラ間のギャ
ップを自動的に調整するギャップ自動調整装置90につ
いて、図4乃至図6を参照して詳細に説明する。
【0033】分離部12は、乗車券の搬送方向と同じ方
向に回転するゴムローラからなるフィードローラ91
と、このフィードローラ91の上側に転接して設けら
れ、正逆両方向に回転するゴムローラからなる分離ロー
ラ92と、を有する。フィードローラ91は乗車券を搬
送する主搬送路11の下側に配設され、分離ローラ92
は主搬送路11の上側に配設されている。また、分離部
12は、これらフィードローラ91、および分離ローラ
92をそれぞれ独立して回転駆動せしめるモータ94、
95を備えている。
【0034】フィードローラ91のシャフト91aは、
主搬送路11に沿って延設された互いに平行な一対のフ
レーム99に回転自在に支持されている。分離ローラ9
2のシャフト92aは、ブラケット97を介して支持シ
ャフト98に支持され、この支持シャフト98はフレー
ム99間に回転自在に架設されている。これらのシャフ
ト91a、92a、98は、乗車券の搬送方向を横切る
方向に沿って互いに平行に延びている。これにより、分
離ローラ92は、支持シャフト98の回りで回動自在で
あり、フィードローラ91に対して接離可能に設けられ
ている。
【0035】一方、ギャップ自動調整装置90は操作ア
ーム101を有し、この操作アームはその一端が支持シ
ャフト98の一端部に固定され、支持シャフトと一体的
に回動可能となっている。操作アーム101の中途部に
はバネ106が接続され、操作アーム101はバネ10
6の付勢力により下方に付勢され、分離ローラ92は荷
重F1でフィードローラ91側に常時押圧されている。
【0036】また、ギャップ自動調整装置90は、操作
アーム101の他端側の下方に設けられたステッピング
モータ102と、ステッピングモータ102の近傍でフ
レーム99に固定され、ステッピングモータ102のモ
ータ軸110の下方への移動範囲を規定するストッパ板
金103と、ソレノイドレバー93およびソレノイドリ
ンク96を介して操作アーム101に負荷を与えるソレ
ノイド89と、を備えている。
【0037】ソレノイドリンク96は、枢軸96aの回
りで回動自在にフレーム99に支持され、下端部がソレ
ノイドレバー93に回動自在に接続され、上端部は、押
圧ピン88を介して操作レバー101の上端縁に当接し
ている。
【0038】更に、ギャップ自動調整装置90は、フレ
ーム99に取り付けられ、分離ローラ92の移動量を測
定する移動量検出センサ105と、支持シャフト98の
他端部に固定され支持シャフトと一体的に回動する押上
げアーム104と、を備え、押上げアーム104は分離
ローラ92の移動に伴い同様に移動し、その端部で移動
量検出センサ105を押し上げ、あるいは押し下げ、分
離ローラ92の移動量を測定できるようになっている。
また、分離ローラ92の近傍でフレーム99には、分離
ローラ周囲の温度を検出する温度センサ107が設けら
れている。
【0039】上記のように構成されたギャップ自動調整
装置90は、以下のように動作する。
【0040】まず、ギャップ自動調整装置90の初期位
置において、ステッピングモータ102のモータ軸11
0の下端がストッパー板金103に接触している。この
とき、モータ軸110の上端は、分離ローラ92を上下
移動させるための操作アーム101に当接せず、隙間A
(mm)だけ開いた状態となっている。
【0041】この時、フィードローラ91と分離ローラ
92とは接触しており、かつ、分離ローラ92はバネ1
06よりフィードローラ91に対して荷重F1で押し付
けられている。この際に発生するモーメントをM1とす
る。ステッピングモータ102のモータ軸110をAm
m以上、上昇させるパルス数Xをステッピングモータ1
02に与えると、モータ軸110の上端が必ず操作アー
ム101に当接し、操作アーム101を押し上げようと
する。この時、ステッピングモータ102の推力F2に
より発生するモーメントをM2とする。
【0042】これらの力の関係は、ステッピングモータ
102で操作アーム101を移動させてフィードローラ
91と分離ローラ92とのギャップを開けられるように
するため、M1<M2となっている。しかしながら、こ
の場合、ステッピングモータ102の推力F2により、
分離ローラ92が移動してしまい、0点出しが不可能と
なる。
【0043】そこで、ステッピングモータ102のモー
タ軸110の上端が操作アーム101に当接して操作ア
ームを押上げようとする際、ソレノイド89をオンして
操作アーム101に上から下に向かう負荷F3を与え、
操作アーム101に対するモータ軸110の0点出しを
行う。すなわち、ソレノイド89に通電すると、ソレノ
イドレバー93を介してソレノイドリンク96が枢軸9
6aの回りで反時計方向に回動し、押圧ピン88を介し
て操作アーム101を下方に押圧する。
【0044】ソレノイド89によって与えられるモーメ
ントをM3とすると、力の関係をM1+M3>M2とな
るように設定する。つまり、ソレノイド89によって操
作アーム101に負荷を与え、M1+M3>M2とする
ことで、ステッピングモータ102のモータ軸110の
上端が操作アーム101に当接しても、分離ローラ92
をフィードローラ91から離間させることができず、ス
テッピングモータ102は税調し、そのモータ軸110
は操作アーム101に当接した位置で停止する。
【0045】これにより、ステッピングモータ102は
分離ローラ92を移動させることができず、フィードロ
ーラ91および分離ローラ92間のギャップはゼロの状
態を保ち、モータ軸110の0点出しが完了する。
【0046】上記0点出しが完了した後、フィードロー
ラ91と分離ローラ92とのギャップを所望の値B(m
m)に設定する方法を説明する。前述したようにステッ
ピングモータ102の推力F2により発生するモーメン
トM2は、M1<M2であるため、ソレノイド89で負
荷を与えなければ、ステッピングモータによって分離ロ
ーラ3を移動させることができる。
【0047】そのため、0点出しが完了した時点で、ソ
レノイド89をオフして負荷を除去し、分離ローラ92
をB(mm)移動させるために必要なパルスYをステッ
ピングモータ102に与える。これにより、フィードロ
ーラ91と分離ローラ92とのギャップが正確にB(m
m)に設定される。
【0048】上記ギャップ調整後、再度ギャップ調整を
行う場合には、ステッピングモータ102のモータ軸1
10の下端がストッパー板金103に当接するまでモー
タ軸を降下させ、上述した初期の状態に戻す。フィード
ローラ91と分離ローラ92とのギャップが正確にB
(mm)に設定されていた場合、モータ軸110の下端
とストッパー板金103との距離をC(mm)とする
と、モータ軸がC(mm)以上移動するために必要なパ
ルスZを与える。
【0049】これにより、モータ軸110の下端とスト
ッパー板金103とが確実に当接し、この時点でステッ
ピングモータ102は税調して停止する。この動作が完
了することにより、初期の状態に戻すことができる。そ
の後、上述した0点出し、および所定キャップ調整を行
うことで、ギャップの再調整が可能となる。
【0050】次に、分離部12およびその周辺機構につ
いて図7を参照して説明する。
【0051】図7に示すように、フィードローラ91に
は、同じ長さの2本の無端状の搬送ベルト201が巻回
されている。正確に言うと、図6に図示したように、フ
ィードローラ91は、分離ローラ92にその外周面が転
接する分離ローラ92と同じ幅のローラ部分91の他
に、そのローラ部分91の軸方向両側に2つのローラ部
分202a、202bを備えており、これら両側の2つ
のローラ部分202a、202bにそれぞれ搬送ベルト
201が巻回されている。つまり、フィードローラ91
がモータ94によって回転されると、2つのローラ部分
202a、202bも同時に回転されて2本の搬送ベル
ト201が走行することになる。
【0052】乗車券の搬送方向(図中矢印a方向)に沿
ってフィードローラ91の上流側に離間した位置には、
フィードローラ91との間で2本の搬送ベルト201を
巻回せしめて張設するための従動ローラ203が配設さ
れている。すなわち、2本の搬送ベルト201は、主搬
送路11の下面に沿って、乗車券の搬送方向aに走行す
ることになる。尚、搬送ベルト201の内側には、複数
の搬送ローラ204が配設されている。
【0053】主搬送路11を介して搬送ベルト201の
上側には、上記搬送ベルト201より短い2本の同じ長
さの無端状の搬送ベルト205が張設されている。2本
の搬送ベルト205は、分離ローラ92より搬送方向上
流側で、主搬送路11の下側に張設された2本の搬送ベ
ルト201にそれぞれ対向する位置に配設されており、
互いに離間した2つのローラ、すなわち駆動ローラ20
6および従動ローラ207に巻回されて張設されてい
る。尚、これら搬送ベルト205の内側には、それぞれ
上述した搬送ローラ204に対向する位置に複数の搬送
ローラ208が配設されている。
【0054】また、主搬送路11の上側で搬送ベルト2
05を巻回した駆動ローラ206より搬送方向上流側に
は、主搬送路11を介して搬送される乗車券(複数枚重
ねた状態の乗車券であることも考えられる)の厚さを検
知するための厚さ検知センサTが配設されている。厚さ
検知センサTは、主搬送路11の下側に配設された上述
した搬送ローラ204に転接するローラ部分Trを有
し、これらローラ間を通過する乗車券の厚さを検知す
る。
【0055】厚さ検知センサTよりさらに上流側には、
上述した搬送ベルト201を巻回した従動ローラ203
に転接する搬送ローラ209が配設されている。また、
フィードローラ91と分離ローラ92との間のニップよ
り搬送方向下流側には、このニップを介して1枚ずつに
して分離部12から送り出された乗車券を受け取って搬
送する送りローラ対210が配設されている。
【0056】ところで、主搬送路11上には、上述した
厚さ検知センサTの他に、乗車券の通過を検知するため
の複数の券センサS1〜S7(以下、総称して券センサS
とする場合もある)が配設されている。券センサSは、
主搬送路11を上下に挟む位置関係で発光部と受光部を
有し、その光軸が主搬送路11を横切る位置に配設され
ている。券センサS1は乗車券の搬送方向に沿って従動
ローラ203より上流側で主搬送路11をその光軸が横
切る位置に配設され、券センサS2はその光軸が駆動ロ
ーラ206の下流側を横切る位置に配設され、券センサ
S3はその光軸が搬送ベルト205の略中央を横切る位
置に配設され、券センサS4はその光軸が従動ローラ2
07の上流側を横切る位置に配設され、券センサS5は
その光軸が従動ローラ207と分離ローラ92との間を
通る位置に配設され、券センサS6はその光軸が分離ロ
ーラ92の下流側を横切る位置に配設され、券センサS
7はその光軸が送りローラ対210の下流側を横切る位
置に配設されている。
【0057】しかして、投入口2(ここでは図示してい
ない)を介して自動改札装置に一括投入された複数枚の
乗車券は、主搬送路11を介して、券センサS1、厚さ
検知センサT、券センサS2〜S7を順次通過して分離部
12から送り出される。
【0058】つまり、投入された乗車券は、その厚さが
厚さ検知センサTを介して検知された後、2本の搬送ベ
ルト201と2本の搬送ベルト205との間に挟まれて
分離部12へ送られる。そして、これら複数枚の乗車券
が分離部12の2つのローラ91、92間を通過すると
き、フィードローラ91側の端部にある、すなわち重ね
順が一番下の乗車券が主搬送路11に沿ってそのまま矢
印a方向に搬送され、分離ローラ92側にある最上端の
乗車券が分離ローラ92の外周面との間の摩擦力によっ
てその位置に停止される。このとき、分離ローラ92
は、モータ95を制御することにより、乗車券の搬送方
向と逆方向に所定の速度で回転され、或いはその回転が
停止される。分離ローラ92の摩擦力によって停止され
た乗車券は、搬送ベルト201、205間に挟まれた状
態で滞留され、最下端のもの、すなわちフィードローラ
91に接触する側の乗車券から順に1枚ずつ送り出され
る。
【0059】図8には、図7に図示した分離部12を含
む機構による動作を制御する制御系のブロック図を示し
てある。
【0060】この制御系の制御部200は、上述した自
動改札装置を制御するCPU60に接続されている。ま
た、この制御部200には、上述した厚さ検知センサ
T、および7つの券センサS1〜S7が接続されている。
また、制御部200には、フィードローラ91を搬送方
向に沿って回転させるためのモータ94、および分離ロ
ーラ92を正逆両方向に回転させるためのモータ95が
接続されている。
【0061】ここで、分離ローラ92のクレンジング処
理について説明する。
【0062】分離部12における乗車券の分離性能は、
分離ローラ92の外周面の摩擦係数が低下することによ
り、低下することが知られている。例えば、経時的に、
分離ローラ92の外周面にごみや埃が付着すると、分離
ローラ92の外周面の摩擦係数が低下して分離性能が低
下する。このため、本実施の形態では、分離部12にお
ける経時的な分離性能の低下を防止する目的で、定期的
に分離ローラ92をクレンジング処理するようにした。
【0063】クレンジング処理は、主搬送路11を介し
て乗車券が搬送されていない状態、例えば自動改札装置
に対する電源投入時になされる。この処理では、モータ
94を駆動制御してフィードローラ91を順方向、すな
わち乗車券の搬送方向と同じ方向に所定速度で一定時間
だけ回転させると同時に、モータ95を駆動制御して分
離ローラ92を逆方向、すなわち乗車券の搬送方向と逆
方向に所定速度で同じ時間だけ回転させる。これによ
り、フィードローラ91の外周面と分離ローラ92の外
周面が面接していることから、互いに逆方向に回転する
外周面同士が摺接し、分離ローラ92の外周面に付着し
た汚れが除去(クレンジング)される。
【0064】このクレンジング処理により、本実施の形
態では、外周面の摩擦係数が汚れにより0.4まで低下
した分離ローラ92の摩擦係数を、新品と略同じ状態の
1.4程度まで戻すことができた。尚、このクレンジン
グ処理では、フィードローラ91の外周面と分離ローラ
92の外周面との間に速度差を形成することが重要であ
り、且つ分離ローラ92の外周面全面をクレンジングす
ることが重要であるため、分離ローラ92の回転を停止
することなく、2つのローラ91、92が連れ回りする
方向に速度差を持たせて回転させても良い。また、クレ
ンジング処理の時間は、クレンジング効果が十分に発揮
できる時間に設定されれば良い。
【0065】上述した実施の形態では、自動改札装置の
電源投入時に分離ローラ92を一定時間だけクレンジン
グ処理する場合について説明したが、これに限らず、以
下に説明するタイミングおよびクレンジング条件でクレ
ンジング処理するようにしても良い。
【0066】第1に、分離部12近くに配設された7つ
の券センサS1〜S7を介して分離ローラ92周辺の埃の
量を任意のタイミングで測定し、測定した埃の量が予め
設定したしきい値を超えた場合にクレンジング処理をす
るようにしても良い。また、上述した電源投入時を含む
クレンジング処理時(以下に説明するクレンジング処理
時も含む)に、これら券センサS1〜S7を介して埃の量
を測定し、測定した埃の量に応じてクレンジング時間を
調整するようにしても良い。
【0067】埃の量の測定は、券センサS1〜S7(特
に、S5、S6)により浮遊する埃量を測定することによ
り行われ、浮遊する埃量が多い場合には光の透過量が小
さく、埃量が少ない場合には光透過量が大きいことによ
り測定する。
【0068】第2に、分離部12における乗車券の分離
処理動作時に、券センサS6〜S7を乗車券が通過する通
過時間を測定し、分離ローラ92の外周面の摩擦係数が
低下していない正常な分離動作状態における通過時間と
比較し、実際の通過時間が正常な通過時間より所定時間
を超えて長くなったことをもって、分離性能の低下を判
断し、クレンジング処理を行なうようにしても良い。
【0069】第3に、厚さ検知センサTによる検知結果
から分離部12に供給される乗車券の枚数を検出し、分
離部12の下流に配設された券センサS7による検知結
果から分離部12から繰り出された当該乗車券の枚数を
検出し、両者を比較して券センサS7による検出枚数が
少ないことをもって乗車券の重送を判断する。そして、
この重送を複数回、例えば2回連続して判断したことを
もって分離ローラ92による分離性能の低下を判断し、
クレンジング処理を行なうようにしても良い。
【0070】また、上述したタイミングおよび条件でク
レンジング処理したにも拘わらず、分離ローラ92によ
る乗車券の分離性能が改善されず、乗車券の重送を連続
して検出するような場合には、分離ローラ92の使用寿
命が判断され、CPU60を介して係員監視装置87の
表示部87aにて分離ローラ92の寿命を通知するため
のサービスマンコールが出される。
【0071】以上のように、本実施の形態によると、複
数枚の乗車券を重ねた状態で一括投入可能な自動改札装
置において、一括投入された乗車券を1枚ずつに分離し
て送り出す分離部における分離性能の低下を防止でき、
乗車券の分離不良を低減でき、後段の処理部における搬
送ジャム等の不具合を防止できる。
【0072】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、上述した実施の形態では、場合につ
いて説明したが、これに限らず、しても良い。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の紙葉類
分離機構、およびこの紙葉類分離機構を備えた自動改札
装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、重ねた状態で一括投入された複数枚の紙葉類を1枚
ずつに分離する際の分離性能の低下を防止でき、分離不
良を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る紙葉類分離機構を
備えた自動改札装置を示す斜視図。
【図2】図1の自動改札装置の内部機構を概略的に示す
図。
【図3】図1の自動改札装置の制御系を示すブロック
図。
【図4】図2の自動改札装置の分離部にあるフィードロ
ーラと分離ローラとの間のギャップを自動調整するギャ
ップ自動調整装置を示す正面図。
【図5】図4のギャップ自動調整装置の平面図。
【図6】図4のギャップ自動調整装置を投入口側から見
た側面図。
【図7】図2の自動改札装置の分離部、およびその周辺
機構を示す概略図。
【図8】図7の機構を制御する制御系を示すブロック
図。
【符号の説明】
2…投入口、3…返却口、5…ドア、12…分離部、6
0…CPU、91…フィードローラ、92…分離ロー
ラ、94、95…モータ、200…制御部、S1〜S7…
券センサ、T…厚さ検知センサ。
フロントページの続き Fターム(参考) 3E027 AA02 AA03 AA10 3F048 AA07 AB01 BA08 BB02 DA04 3F343 FA06 FB09 FC01 FC23 FC24 JD04 JD09 KB05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ねた状態で一括投入された複数枚の紙
    葉類を搬送する搬送路と、 この搬送路の一側に配設され、紙葉類の搬送方向に沿っ
    て回転するフィードローラと、 このフィードローラに対して上記搬送路を介して所定の
    押圧力で転接するように上記搬送路の他側に配設され、
    上記フィードローラとの間のニップを通して上記搬送路
    を介して搬送される複数枚の紙葉類を、その摩擦力によ
    り1枚ずつに分離して上記ニップから送り出す分離ロー
    ラと、 上記ニップを通して紙葉類が搬送されていない状態で、
    上記フィードローラおよび分離ローラを速度差をもたせ
    て回転させて摺接せしめ該分離ローラのクレンジング処
    理を行なう制御部と、 を備えていることを特徴とする紙葉類分離機構。
  2. 【請求項2】 上記分離ローラは、紙葉類を1枚ずつに
    分離する分離動作時において、上記搬送方向と逆方向に
    回転されることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類分
    離機構。
  3. 【請求項3】 上記制御部は、上記クレンジング処理時
    において、上記フィードローラを上記搬送方向に沿って
    回転させると同時に、上記分離ローラを上記搬送方向と
    逆方向に回転させることを特徴とする請求項1に記載の
    紙葉類分離機構。
  4. 【請求項4】 上記制御部は、上記クレンジング処理時
    において、上記フィードローラを上記搬送方向に沿って
    回転させると同時に、上記分離ローラを上記搬送方向に
    沿って速度差をもたせて回転させることを特徴とする請
    求項1に記載の紙葉類分離機構。
  5. 【請求項5】 上記分離ローラ周辺の埃の量を測定する
    測定手段をさらに有し、 上記制御部は、上記測定手段を介して測定した埃の量が
    予め設定したしきい値を超えたことをもって、上記クレ
    ンジング処理を行なうことを特徴とする請求項1に記載
    の紙葉類分離機構。
  6. 【請求項6】 上記制御部は、上記測定手段を介して測
    定した埃の量に応じて、上記クレンジング処理時におけ
    る上記フィードローラおよび分離ローラの回転時間を調
    整することを特徴とする請求項5に記載の紙葉類分離機
    構。
  7. 【請求項7】 上記制御部は、上記分離ローラによって
    複数枚の紙葉類を1枚ずつに分離する分離動作時におい
    て紙葉類が上記ニップを通過する通過時間を測定し、こ
    の通過時間が正常時より所定時間を超えて長くなったこ
    とをもって、上記クレンジング処理を行なうことを特徴
    とする請求項1に記載の紙葉類分離機構。
  8. 【請求項8】 上記制御部は、上記分離ローラによって
    複数枚の紙葉類を1枚ずつに分離する分離動作時におい
    て紙葉類の重送を検出し、この重送が所定回数連続した
    ことをもって、上記クレンジング処理を行なうことを特
    徴とする請求項1に記載の紙葉類分離機構。
  9. 【請求項9】 複数枚の乗車券を重ねた状態で一括投入
    可能な投入口と、 この投入口を介して一括投入された複数枚の乗車券を1
    枚ずつに分離して送り出す分離部と、 この分離部を介して送り出された乗車券から情報を読み
    取る読取部と、 この読取部で読み取った情報に基づいて利用客の通行を
    選択的に許可するゲートと、を備え、 上記分離部は、 上記投入口を介して一括投入された複数枚の乗車券を搬
    送する搬送路と、 この搬送路の一側に配設され、乗車券の搬送方向に沿っ
    て回転するフィードローラと、 このフィードローラに対して上記搬送路を介して所定の
    押圧力で転接するように上記搬送路の他側に配設され、
    上記フィードローラとの間のニップを通して上記搬送路
    を介して搬送される複数枚の乗車券を、その摩擦力によ
    り1枚ずつに分離して上記ニップから送り出す分離ロー
    ラと、 上記ニップを通して乗車券が搬送されていない状態で、
    上記フィードローラおよび分離ローラを速度差をもたせ
    て回転させて摺接せしめ該分離ローラのクレンジング処
    理を行なう制御部と、 を備えていることを特徴とする自動改札装置。
  10. 【請求項10】 上記制御部は、装置の電源投入時に、
    上記クレンジング処理を行なうことを特徴とする請求項
    9に記載の自動改札装置。
  11. 【請求項11】 上記制御部は、上記クレンジング処理
    を行なった後、上記分離部における乗車券の分離性能が
    改善されないことをもって、分離ローラの使用寿命を通
    知することを特徴とする請求項9に記載の自動改札装
    置。
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