JP3473638B2 - 短冊状物品取扱い装置及び短冊状物品の搬送方法 - Google Patents

短冊状物品取扱い装置及び短冊状物品の搬送方法

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JP3473638B2
JP3473638B2 JP17273094A JP17273094A JP3473638B2 JP 3473638 B2 JP3473638 B2 JP 3473638B2 JP 17273094 A JP17273094 A JP 17273094A JP 17273094 A JP17273094 A JP 17273094A JP 3473638 B2 JP3473638 B2 JP 3473638B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙葉類やカード等の短
冊状の物品を取り扱う装置の信頼性を向上させる技術に
関わり、特に、搬送路において、斜めに傾いて搬送され
てくる短冊状の物品の傾きを修正するのに最適な修正機
構を備えた、短冊状物品取扱い装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下、短冊状の物品として、紙葉類を例
にとり説明する。
【0003】従来の技術として、特開平5−30570
7号公報には、搬送路において、斜めに傾いて搬送され
てくる紙葉類の傾き(以下、斜行という)を修正する技
術が開示されている。上記従来技術は、搬送路の途中に
紙葉類の搬送を制止するレジストロ−ラと、前記レジス
トロ−ラの速度制御手段と、前記レジストロ−ラの上流
側に紙葉類の長さよりも短い距離を隔てて配置され、前
記紙葉類を拘束して下流側へ搬送する搬送手段(給紙こ
ろ)とを設け、搬送されてくる紙葉類の通過タイミング
に合わせて前記レジストロ−ラの回転を制御するという
ものである。
【0004】上記従来技術では、斜行して搬送されてく
る紙葉類は、まず、その先行部が前記レジスト用ロ−ラ
部に当接し、先行部の移動が制止される。さらに、紙葉
類が給紙ころによってその後部に搬送力を受けると、紙
葉類は座屈変形しながら、紙葉類の前縁部全体がレジス
トロ−ラに当接するようになる。
【0005】これによって、紙葉類の前縁部の斜行が修
正された後、つまり、紙葉類の前縁部がレジストロ−ラ
に平行になった後、紙葉類はレジストロ−ラによって、
下流側へ送り出される。このとき、紙葉類がレジストロ
−ラに取り込まれていくに従って、前記座屈変形は紙葉
類の後方へ移動していく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、レジ
ストロ−ラの上流側に配置された給紙ころが紙葉類を拘
束しているため、紙葉類の前縁部がレジストロ−ラに平
行になっても、紙葉類全体が給紙ころから完全に送り出
されるまで斜行は修正されない。
【0007】このとき、小さな斜行においては、小さな
座屈変形を生じさせれば紙葉類の前縁部がレジストロ−
ラに平行になるため、給紙ころの送り込みに合わせて前
記レジストロ−ラで紙葉類を送り出せば、小さな座屈変
形が紙葉類の後方へスムーズに移動し、斜行が修正され
ていくので問題は生じない。
【0008】しかし、大きな斜行においては、紙葉類の
前縁部をレジストロ−ラに平行にするために、大きな座
屈変形を生じさる必要がある。ところが、座屈変形が大
きくなると、紙葉類と紙葉類の搬送のために前記レジス
トロ−ラの手前に設けられたガイド部材等とが干渉し、
座屈変形の紙葉類の後方への移動が阻害され、そのまま
皺になってレジストロ−ラに取り込まれることになる。
【0009】また、このようにして発生した皺は、レジ
ストロ−ラによる紙葉類のスムーズな取り込みを阻害
し、紙葉類がレジスト用ロ−ラ部に滞留し、ジャムの原
因となる。
【0010】上記のような問題を避けるため、従来の技
術では大きな斜行を修正することに限界があった。
【0011】本発明の目的は、大きく斜行した紙葉類の
斜行修正に対しても、大きな座屈変形を必要とせず、斜
行を良好に修正すことができる斜行修正手段または方法
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の短冊状物品取り扱い装置は、短冊状の物
品を供給する供給部と、前記短冊状の物品を処理する処
理部と、前記供給部と前記処理部の間で前記短冊状の物
品を搬送する搬送路と、前記搬送路の途中で短冊状の物
品の斜行を修正するスキュー修正機構とを備えた短冊状
物品取扱い装置において、前記スキュー修正機構は、駆
動軸と一体で回転駆動される駆動ローラと、前記駆動ロ
ーラと圧接するようにその支持軸の位置が固定されてお
り前記支持軸に対して回転自在に構成され前記駆動ロー
ラに伴って回転する従動ローラと、前記駆動ローラの両
軸端側に前記駆動軸と同心で前期駆動軸と非接触となる
様に設けられた第1の固定ローラと、前記従動ローラの
両軸端側に前記従動軸と同心で前記従動軸と非接触にな
るように設けられた第2の固定ローラとを備えた第1の
機構と、前記第1の機構より搬送方向上流側に設けられ
た無拘束滑りまたは相対的滑り不要手段を備えた第2の
構成と、を備えて構成したものである。
【0013】 また、上記の課題を解決するために、本発
明の短冊状物品の搬送装置は、更に、前記無拘束滑り手
段を前記第1の機構より上流側の搬送路で駆動され、そ
の表面にクラウン部を設けた変形ローラで構成したもの
である。また更に、本発明の短冊状物品の搬送装置は、
前記相対滑り付与手段をすくなくとも前記第1の機構よ
り上流側の搬送路で駆動されるベルトで構成したもので
ある。また更に、本発明の短冊状物品の搬送装置は、前
記第1の機構と前記第2の機構との間で、短冊状の物品
が通過する通路の幅方向の中央部に前記短冊状の物品の
上流側への移動に対して抵抗力を付与する反搬送方向抵
抗力付与手段を設けたものである。
【0014】 また、上記の課題を解決するために、本発
明の短冊状物品の搬送装置は、短冊状の物品を供給する
供給部と、前記短冊状の物品を処理する処理部と、前記
供給部と前記処理部の間で前記短冊状の物品を搬送する
搬送路と、前記搬送路の途中で前記短冊状の物品の下流
側への移動と停止を制御する第1の操作部と、前記第1
の操作部の上流側に前記短冊状の物品を下流側へ移動さ
せる第2の操作部とを備え、前記供給部は前記短冊状の
物品を収納する収納容器と、前記収納容器の近傍に配置
された1つまたは2つ以上のローラとから構成され、前
記処理部は読み取り機構部と、印字機構部と、磁気記録
再生部とから構成され、前記第1の操作部は前記搬送路
の上又は下に設けられて回転駆動されるレジストローラ
と、前記搬送路を挟んで前記レジストローラに対向し回
転自在に支持されたローラとから構成され、前記第2の
操作部は前記搬送路の上又は下に設けられてその表面に
クラウン部が形成された変形ローラと、前記搬送路を挟
んで前記変形ローラに対向するように設けられたローラ
とから構成したものである。
【0015】
【0016】
【作用】上記手段により、以下の作用が生じる。ここで
は、短冊状の物品の例として紙葉類の場合を説明する。
【0017】第1の操作部は上流側から一枚ずつに分離
されて送られてきた紙葉類に対して、ある時は下流側へ
の移動を制止し、またある時は下流側へ送り出すように
作用する。このために、第1の操作部は紙葉類の通過タ
イミングを検知する手段と、前記検知手段の検知結果に
基づいて前記紙葉類の斜行量を演算する手段と、前記演
算手段の結果に基づいて前記第1の操作部の動作を制御
する制御手段等が設けられる場合がある。
【0018】例えば、第1の操作部としてレジストロー
ラを用いることが考えられる。この場合、前記検知手段
が紙葉類の通過を検知すると、レジストローラの回転が
止められ紙葉類の下流側への移動を制止し、所定の時間
が経過すると再びレジストローラが回転され紙葉類を下
流側へ送り出す。前記所定の時間が常に同じ時間である
か、前記斜行量演算手段の演算結果(斜行量)に基づい
て決定されるかは、必要に応じて決めればよい。
【0019】また、第2の操作部は紙葉類に対して、無
拘束滑り又は相対的滑りを付与する手段である。
【0020】無拘束滑りとは第2の操作部から紙葉類に
対して与えられる拘束力を解除することにより、紙葉類
が第2の操作部に対して生じる滑りをいう。また、相対
的滑りは第2の操作部から紙葉類に対して与えられる拘
束力が弱いために、紙葉類が第2の操作部に対して相対
的に生じる滑りをいう。つまり、上記の無拘束滑り又は
相対的滑り付与手段は、それぞれ前記の各滑りを紙葉類
に対して付与することができる手段である。
【0021】本発明には、間歇的に機能する無拘束滑り
又は相対的滑り付与手段を用いることができ、間歇無拘
束滑り又は間歇相対的滑り付与手段と呼ぶことにする。
間歇無拘束滑り又は間歇相対的滑り付与手段は、ある時
は紙葉類に対して拘束力を機能させ、またある時は上記
した各滑りを紙葉類に対して付与することができる手段
である。
【0022】例えば、間歇無拘束滑り又は間歇相対的滑
り付与手段としては、その外周部に一つ又は複数のクラ
ウン部を設けた変形ローラが考えられる。
【0023】例えば、前記変形ローラと対向するように
円筒形のローラを配置し、前記変形ローラと前記円筒形
ローラとの回転軸の間隔を適当にする。これによって、
前記変形ローラのクラウン部が前記円筒形ローラと接触
する時は、紙葉類を拘束しそれらの回転とともに紙葉類
を下流側に送るように作用する。また、前記変形ローラ
がそのクラウン部を外れて前記円筒形ローラと接触する
時は、紙葉類を拘束する力が弱まり紙葉類と前記変形ロ
ーラとの間で相対的な滑りが生じる。
【0024】前記変形ローラと前記円筒形ローラとの回
転軸の間隔によっては、両ローラの回転途中で両ローラ
が非接触になるか、接触していても実質的に紙葉類に拘
束力を及ぼすことができない状態が生じる。このとき、
紙葉類は両ローラとの間で無拘束滑りを生じる。
【0025】上記のクラウン部を設けた変形ローラの代
わりに、回転軸を偏心させて設けた円筒形ローラでも同
様の作用を得ることができる。
【0026】上記の説明において用いた変形ローラ(ま
たは回転軸を偏心させて設けた円筒形ローラ)と対向す
るように配置した円筒形のローラは、これに限られる訳
ではなく、例えば、紙葉類に対して非常に小さい摩擦係
数を有する平板等を用いることも可能である。
【0027】また、相対的滑り付与手段として、紙葉類
に対して常時一定した拘束力を発生する手段を用いるこ
とができる。
【0028】例えば、紙葉類が搬送される搬送路の上下
に、対向して走行駆動されるベルトを配置する。このと
き、紙葉類は搬送路の上下に対向配置されたベルトに挟
まれることにより弱い拘束力を受け、それらの走行によ
って下流側へ送られる。もし、紙葉類が下流側への移動
に対して抵抗を受けると、紙葉類は前記ベルトとの間で
容易に相対的な滑りを生じる。
【0029】上記の表現において、厳密には滑りを生じ
る前後において、紙葉類がベルトから受ける拘束力は変
化しているということもできる。
【0030】また、ベルトを使用する場合にも、どちら
か一方のベルト、通常は下側のベルトを紙葉類に対して
非常に小さい摩擦係数を有する平板等に替えても同様の
作用を得ることができる。
【0031】また、上記の説明において、滑りとは、紙
葉類が搬送される方向のみの滑りを言うのではなく、前
記搬送方向を横切る方向の滑りも含んでいる。
【0032】次に、第1及び第2の操作部の作用と、紙
葉類の斜行の修正の関係について説明する。
【0033】紙葉類は一枚ずつに分離された後、第2の
操作部から十分な大きさの力を受けると、第1の操作部
に向かって移動する。このとき、紙葉類が斜行した状態
で送られると、その先行部分が第1の操作部に接触し、
抵抗を受けて停止する。さらに紙葉類が第2の操作部か
ら力を受けて、第1の操作部に向かって送られると、紙
葉類はその先行部分の近傍で座屈変形を生じながら、そ
の前縁部を第1の操作部に沿わせ始める。
【0034】この後、第2の操作部から紙葉類に作用す
る力を小さくすると、座屈していた紙葉類は変形前の状
態に戻ろうとして、第2の操作部との間で相対的な滑り
を生じ、後縁側の斜行を修正する。このとき、第2の操
作部から紙葉類に作用する力が実質的に及ばない場合も
有り得ることは、上記したとおりである。
【0035】このとき、紙葉類は搬送時の慣性力によっ
て、その後縁部を常に下流側に移動していくが、搬送の
条件によっては、その後縁部の一部または全体を後方に
移動する過程を有する場合もある。この後方への移動を
積極的に利用して、大きな斜行を修正することも可能で
ある。
【0036】この後、第2の操作部から紙葉類に作用す
る力を再び大きくすると、紙葉類はその前縁部近傍で再
び座屈変形する。上記の操作を繰り返しながら、紙葉類
は第1の操作部に沿う前縁部分を増してゆくと共に、そ
の後縁側の斜行を修正してゆき、第1の操作部を基準に
斜行していた全体の姿勢が矯正されてゆく。斜行が修正
されると、紙葉類は第1の操作部によって下流側へ送り
出される。
【0037】上記の座屈変形を生じさせる過程を一度実
行するだけで斜行が修正される場合もあるし、複数回繰
り返す必要がある場合もありうる。それは、斜行の程
度,紙葉類の条件等によって異なる。この繰り返し回数
を決定するために、上述したように、紙葉類の斜行量を
検出するセンサと演算手段を設け、前記演算手段の結果
に基づいて、第1の操作部による紙葉類の送り出しを制
御してもよい。
【0038】上記の斜行の修正過程では、紙葉類の面内
における回転動作を含む。この場合、回転モーメントを
発生しやすくするために、上流側への移動に対して抵抗
力を付与する手段(反搬送方向抵抗力付与手段)を設け
てもよい。この反搬送方向抵抗力付与手段は、前記第2
の操作部による紙葉類への拘束力が小さくなったとき、
紙葉類が斜行を修正する過程で、生じている座屈変形を
小さくするように変形することを妨げるほどの抵抗力は
有していない。
【0039】また、この反搬送方向抵抗力付与手段は前
記第2の操作部による紙葉類への拘束力が解除されたと
き、大きな力が働きすぎて最初の斜行方向と逆の方向へ
斜行するのを防ぐように、また、紙葉類全体が上流側へ
戻り過ぎることを抑制するように作用する。
【0040】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図9を用い
て、説明する。本発明の一実施例を、図1〜図6を用い
て説明する。まず、図1を用いて、装置の構成の概略を
説明する。図1は短冊状の物品の例として、紙葉類を扱
う紙葉類取扱装置1の概要を示している。
【0041】本実施例の紙葉類取扱装置1は、図1に示
すように、紙葉類Pを供給する供給部Sと、紙葉類Pが
搬送されていく供給部Sの下流側に紙葉類Pを処理する
処理部Oと、供給部Sと処理部Oとの間に設けられた紙
葉類Pの斜行(スキュ−)を修正する機構Aとから構成
されている。
【0042】供給部S,スキュ−修正機構A,処理部O
の各要素間には紙葉類Pを搬送するための搬送路2が構
成されている。図1では図示していないが、一般に、搬
送路2には対向するように設置され回転駆動される一対
のロ−ラが適当に配置され、搬送路2の上下には対向す
るように設置され走行駆動されるベルト等が設けられ
る。さらに、搬送路2の最下流側には放出口3が構成さ
れるものとする。
【0043】以下、供給部S,処理部Oの構成を説明
し、続いて本発明の特徴であるスキュ−修正機構Aの構
成を説明する。供給部Sの構成について説明する。
【0044】前記搬送路2の一方の端には、紙葉類Pを
堆積して収納する容器である収納容器4が備えられてい
る。収納容器4の上方には、送り出しロ−ラ5と、送り
出しロ−ラ5の軸に回動自在に支持された支持ア−ム6
と、支持ア−ム6によってその軸を支持されたピックア
ップロ−ラ7と、ピックアップロ−ラ7を堆積した紙葉
類Pにほぼ一定の力で押圧するばね8とが設けられてい
る。
【0045】送り出しロ−ラ5及びピックアップロ−ラ
7には、一般に、ゴムロ−ラが用いられる。
【0046】また、送り出しロ−ラ5は図示しないモ−
タにより回転駆動されている。ピックアップロ−ラ7の
回転駆動力は、図示していないが、送り出しロ−ラ5の
軸とピックアップロ−ラ7の軸に取り付けた歯付きベル
ト用プ−リに歯付きベルトを係合させることにより、送
り出しロ−ラ5側から得ている。
【0047】分離ロ−ラ9は図示していないばねにより
支持された軸に固定され、前記軸は分離ロ−ラ9が所定
の力で送り出しロ−ラ5に押しつけられるように、前記
ばねにより支持されている。
【0048】次に、処理部Oの構成について説明する。
処理部Oには、読み取り機構部10,印字機構部11,
磁気記録再生部12等が構成されているものとする。
【0049】例えば、読み取り機構部10は、発光素子
と受光素子を備えたセンサであり、光の反射率が紙葉類
の表面上に記録された印字情報等によって異なることを
利用して、前記発光素子から発せられた光の前記受光素
子への戻り量によつて、前記印字情報等を読み取るもの
である。
【0050】印字機構部11は感熱プリンタ及び感熱プ
リンタの駆動制御部を備え、送られて来る紙葉類上に情
報を記録するものである。
【0051】磁気記録再生部12は磁気的に情報を記録
し再生するヘッドと前記ヘッドの動作制御部とを備え、
送られて来る紙葉類P上に形成された磁気テ−プ上に記
録されている情報を読み取ったり、前記磁気テ−プ上に
情報を記録するものである。
【0052】次に、図2〜図4を用いて、スキュ−修正
機構Aの構成について説明する。図2は図1のスキュ−
修正機構Aの詳細を示している。図3は本実施例で使用
される間歇無拘束滑り又は間歇相対的滑り付与手段の一
つである変形ローラの作用を説明する図である。図4は
レジストロ−ラと変形ロ−ラの配置を示す図であり、紙
葉類Pの斜行姿勢が修正されるときの座屈変形の状態を
示している。
【0053】図2に示すように、レジストロ−ラ13は
軸14と一体で回転し、モ−タ15により回転駆動され
る。ロ−ラ16は軟らかいゴム素材から構成され、支持
軸17に対して回転自在に支持され、レジストロ−ラ1
3と互いに押圧し合うように、その軸17の位置が固定
支持されている。レジストロ−ラ13とロ−ラ16はス
キュ−修正機構Aの第1の操作部として、紙葉類Pの下
流側への移動と停止を制御する手段である。
【0054】変形ロ−ラ18は、スキュ−修正機構Aの
第2の操作部として設けられ、間歇的に機能する無拘束
滑り又は相対的滑り付与手段である。その外周部には複
数のクラウン部が形成されており、その断面は、図3に
示すように、中央部円状ボス部の外周上に等ピッチで半
径の小さい円の一部を付加したような形状をしている。
また、変形ロ−ラ18は軸19によりモ−タ20に直結
して取り付けられており、前記モ−タ20により回転駆
動される。
【0055】ロ−ラ21は軟らかいゴム素材から構成さ
れ、支持軸22に対して回転自在に支持されている。支
持軸22は変形ロ−ラ18が回転するとき、図3に示す
ように、変形ロ−ラ18とロ−ラ21とが圧接する状態
(a)と間隙を有する状態(b)とを交互に繰返すこと
ができる位置に固定支持されている。このとき、図3
(b)のように必ずしも間隙を生じる必要はなく、変形
ロ−ラ18とロ−ラ21との圧接力が小さい状態を生じ
れば、同様の作用を得ることができる場合もある。
【0056】変形ロ−ラ18の代わりに、その回転軸を
偏心させて設けた円筒形のローラを用いることもでき
る。
【0057】また、図4に示すように、レジストロ−ラ
13と変形ロ−ラ18との距離lrは、少なくとも取扱
う紙葉類Pの搬送方向の長さLpよりも短く設定してい
る。これにより、紙葉類Pの先端をレジストロ−ラ13
に当接させた状態で、紙葉類Pの後部を変形ロ−ラ18
により送り込むことにより、紙葉類Pに座屈変形が生じ
るようにしてある。
【0058】また、紙葉類Pの通過を検知するために、
レジストロ−ラ13と変形ロ−ラ18との間に、光学式
の反射型ラインセンサ23を設ける。反射型ラインセン
サ23は複数個の発光素子と受光素子を紙葉類Pが通過
する通路の幅方向にライン状に並べたもので、前記通路
の上または下のいずれか一方に設けられる。
【0059】反射型ラインセンサ23は紙葉類を取扱う
装置には一般的に使用されているものであり、センサ上
に紙葉類があると、発光素子から出た光が紙葉類で反射
され、受光素子へ入射するためその入射光量が増加し、
センサから大きな出力が得られるというものである。本
実施例においては、前記通路の2点間で紙葉類Pの通過
を検知できるセンサーであれば、他のセンサであっても
構わない。
【0060】また、必要に応じて、レジストロ−ラ13
と変形ロ−ラ18との間で、前記通路の幅方向の中央部
分に反搬送方向抵抗力付与部材24を設ける。反搬送方
向抵抗力付与部材24は、例えば、幅の狭い板ばねから
なり、通過する紙葉類を介して対向するように設けらた
ガイド(図示せず)を軽く押圧するように設けられてい
る。
【0061】図2のスキュー修正機構Aには、反射型ラ
インセンサ23の出力を受けて、送られてくる紙葉類P
の斜行量を演算する回路25と、斜行量演算回路25の
出力を受けてモータ15の回転制御を行うモ−タ駆動回
路26を設ける。
【0062】ここで、図5を用いて、紙葉類の斜行量の
検知方法について説明する。
【0063】図5は、紙葉類Pが図の上方から下方に向
かって斜行した状態で移動し、時刻t=t1において、
その先行部が反射型ラインセンサ23にさしかかったと
ころ(実線)と、t2時間後に、紙葉類Pの前縁部が前
記先行部が通過したところから距離Eだけ離れた反射型
ラインセンサ23上の点にさしかかったところ(破線)
とを示している。
【0064】斜行量Θは、紙葉類Pの搬送速度Vと、距
離Eと、反射型ラインセンサ23によって検知される紙
葉類Pの通過を知らせる信号とを、斜行量演算回路25
に入力することによって求められる。つまり、前記時刻
t=t1に反射型ラインセンサ23に紙葉類Pの到達が
検知されてから、t2時間後に距離Eだけ離れた反射型
ラインセンサ23上の点に紙葉類Pの到達が検知される
とき、Θ=Atan(t2・Vm/E)により求められる。こ
こで、Vmは変形ロ−ラ18による紙葉類Pの平均搬送
速度である。
【0065】次に、本実施例の紙葉類取扱装置1の動作
について説明する。
【0066】収納容器4からピックアップロ−ラ7,送
り出しロ−ラ5,分離ロ−ラ9等によって一枚ずつ分離
して取り出された紙葉類Pは、搬送手段によってスキュ
ー修正機構Aまで搬送される。
【0067】斜行してきた紙葉類Pが反射型ラインセン
サ23によって検知されると、紙葉類Pがレジストロ−
ラ13に達する以前に、モ−タ駆動回路26によってレ
ジストロ−ラ13の回転が停止される。紙葉類Pの先行
部は停止したレジストロ−ラ13によって、進行が阻止
される。このとき、斜行量演算回路25によって、紙葉
類Pの斜行量が演算される。
【0068】変形ロ−ラ18のクラウン部がローラ21
と接触する状態(図3(a))のときには、紙葉類Pの
後端側は両ローラ18,21によって拘束され、変形ロ
−ラ18の回転に伴って下流側に向けて送られる。これ
によって、紙葉類Pの先行部は座屈変形しながら、レジ
ストロ−ラ13に当接する前縁部の領域を広げるととも
に、その先行部分の姿勢が修正される。
【0069】この後、変形ロ−ラ18がさらに回転し、
その外周に形成されたクラウン部を外れてローラ21と
接触するようになると、両ローラ(18,21)間で生
じる圧接力が小さくなり、紙葉類Pに対する拘束力(挟
持力)が小さくなる。このとき、紙葉類Pは座屈変形部
で生じた曲げ力を開放すべく座屈変形部から力を受け、
後端側の姿勢を修正するように変形ロ−ラ18部で滑り
を生じる。このとき、紙葉類Pの搬送速度,慣性力,座
屈変形部で生じた曲げ力,変形ロ−ラ18の拘束力,拘
束力の変化の仕方等の関係によって、紙葉類Pはその全
体または一部分のみを反搬送方向(上流側)へ移動する
場合もありうる。
【0070】このとき、反搬送方向抵抗力付与部材24
を設けることにより、紙葉類Pは反搬送方向抵抗力付与
部材24から搬送抵抗を受けるので、斜行を修正する方
向への回転モ−メントが発生すると同時に、紙葉類Pが
以前斜行していたのと反対方向へ大きく戻り過ぎるのを
防止する。この結果、紙葉類Pは、適度にその斜行姿勢
が修正されることになる。前記回転モーメントは反搬送
方向抵抗力付与部材24を設けない場合、紙葉類Pの重
心を中心として発生する。
【0071】再び、変形ロ−ラ18が回転して紙葉類P
の拘束力が大きくなると、紙葉類Pはレジストロ−ラ1
3に向けて送られ、その先行部は座屈変形しながら、レ
ジストロ−ラ13に当接する前縁部の領域を広げ、その
先行部分の姿勢を修正する。この後、また、変形ロ−ラ
18が回転して紙葉類Pの拘束力が小さくなると、紙葉
類Pは座屈変形部で生じた曲げ力を開放すべく座屈変形
部から力を受け、後端側の姿勢を修正するように変形ロ
−ラ18部で滑りを生じる。
【0072】以下、上記の過程が繰り返され紙葉類Pの
斜行が修正された後、レジストロ−ラ13がモータ15
によって回転され、紙葉類Pが下流側へ送り出される。
【0073】このとき、レジストロ−ラ13の回転開始
のタイミングは、先に検出した紙葉類Pの斜行量をもと
に、モータ駆動回路26によって制御する。つまり、紙
葉類Pの斜行量とこの修正のために必要な時間を実験的
に求めておき、このデータをもとにレジストロ−ラ13
の回転開始のタイミングを決定するようにする。
【0074】また、紙葉類Pの斜行量ごとにレジストロ
−ラ13の回転開始のタイミングを変えず、レジストロ
−ラ13を停止する時間を一定にしてもよい。このとき
の時間は、通常生じる斜行を修正可能な時間をもとに設
定される。
【0075】スキュー修正機構Aによって斜行を修正さ
れた紙葉類Pは、処理部Oに搬送される。
【0076】ここで、図6を用いて、読み取り機構部1
0,印字機構部11,磁気記録再生部12の動作を説明
しておく。図6は紙葉類Pの処理部Oにおける情報記録
再生動作の概要を示している。
【0077】読み取り機構部10で紙葉類Pから読み取
られた情報は、情報判別部27において、予め入力され
ている画像デ−タとパタ−ンの比較を行い、その情報の
意味を識別している。その結果は、情報管理部28に送
られる。情報管理部28では、この結果を基にして、情
報等を紙葉類Pに記録すべく、印字機構部11及び磁気
記録再生部12を駆動する。
【0078】印字機構部11は、前述したように、感熱
プリンタ及び感熱プリンタの駆動制御部を備えており、
前記駆動制御部は情報管理部28からの情報に基づき、
送られて来る紙葉類P上に情報を記録すべく前記感熱プ
リンタを動作させる。
【0079】磁気記録再生部12は、前述したように、
磁気記録ヘッド及び磁気記録ヘッドの動作制御部を備え
ており、前記動作制御部は送られて来る紙葉類P上の磁
気テ−プに記録されている情報を読み取るとともに、情
報管理部28からの情報に基づき前記磁気テ−プ上に情
報を記録すべく前記磁気記録ヘッドを動作させる。
【0080】読み取り機構部10,印字機構部11,磁
気記録再生部12は紙葉類等を処理する処理部の一例を
示したものであり、他の構成要素が加えられてもよい
し、別の処理部に置き換えても構わない。
【0081】以上の動作により、紙葉類取扱装置1に
は、以下のことが可能となる。
【0082】紙葉類取扱装置1は、紙葉類の搬送姿勢を
所定の状態に制御し搬送することが出来るので、顧客が
必要とする情報あるいは顧客に知らせたい情報を紙葉類
上の所定の位置に整然と記録することが出来る。これに
より、印字機構部11により記録された印字情報は、予
め記録されていた紙葉類上の記録情報と干渉すること無
く記録されるので、読みやすく、また、誤読されること
を防止することが出来る。
【0083】また、磁気テ−プ上に記録されている情報
は磁気記録再生部12によって読み取り位置が精度良く
設定出来るので、読み取り時のSN比を大きくすること
が出来読み取り不良を防止することができる。また、磁
気記録再生部12による書き込みも磁気テ−プ上の所定
の位置に正確に書き込むことが出来る。
【0084】以上の効果によって、紙葉類取扱装置1の
目的の一つである情報の伝達を正確に行うことが出来
る。
【0085】また、読み取り機構部10,印字機構部1
1,磁気記録再生部12における動作を確実に行うため
の高度かつ複雑な位置決め機構が必要でなくなるので、
装置の小形化、簡略化が可能になる。
【0086】図7,図8を用いて、図1のスキュー修正
機構Aの他の実施例を説明する。図7はスキュー修正機
構Aの詳細を示す図であり、図8は斜行修正後に送り出
される紙葉類Pの状態を示す図である。
【0087】本実施例では、軸29と一体で回転駆動さ
れる駆動ロ−ラ30と、駆動ロ−ラ30と圧接するよう
にその支持軸31の位置が固定されている従動ロ−ラ3
2とが設けられる。従動ロ−ラ32は軟らかいゴム素材
から構成され、支持軸31に対して回転自在に支持され
ている。
【0088】さらに、駆動ロ−ラ30の両軸端側には、
軸29と同芯で軸29と非接触となるように空間を介し
て設けた回転しない固定ロ−ラ33を設ける。また、従
動ロ−ラ32の両軸端側には、軸31と同芯で軸31と
空間を介して設けた回転しない固定ロ−ラ34を設け
る。
【0089】本実施例では、図2の実施例で設けた光学
式の反射型ラインセンサ23は設けず、従って、図2の
レジストローラ13に対して行ったような回転制御は、
駆動ロ−ラ30に対しては行わない。駆動ロ−ラ30
は、例えば、搬送路中に設けられ、一定回転数で回転さ
れる他の搬送ローラの駆動手段(モータ)の駆動力を利
用することができる。
【0090】本実施例の動作を、図8を用いて説明す
る。
【0091】変形ロ−ラ18により送られて来た斜行し
た姿勢の紙葉類Pにおいては、斜行した前縁部の先行部
が固定ロ−ラ33,34と当接する。この後、図2の実
施例と同様に、紙葉類Pの先行部では座屈を生じなが
ら、その斜行した姿勢が修正されていく。このとき、変
形ロ−ラ18は図2の実施例と同様に作用し、紙葉類P
全体の斜行した姿勢が修正されていく。
【0092】本実施例では、紙葉類Pの斜行した姿勢が
ある程度修正されると、その前縁部が駆動ロ−ラ30と
接触し始め、やがて紙葉類Pの前縁部が駆動ロ−ラ30
に噛み込まれるため、紙葉類Pは下流側へ送り出される
ことになる。
【0093】即ち、本実施例によれば、紙葉類の搬送路
の駆動モ−タを有効に利用することができ、図2の実施
例のレジストローラ13の回転制御に用いたような専用
のモータ15,モータ駆動回路23等の特別な駆動源を
必要としない。また、紙葉類の通過を検知するセンサや
斜行量の検出手段も必要としない。従って、簡単な機構
で構成することができ、装置の小形化(小形装置への搭
載を含む)と低コスト化が可能になる。さらに、複雑な
センサや制御手段を持たないため、調整等を行う必要が
なく、製造工程の簡略化を図ることができる。
【0094】
【0095】
【0096】
【0097】また、本発明によるスキュ−修正機構は現
金取引装置のような紙葉類取扱装置に実装することが可
能である。
【0098】従来技術は上述した問題のほか、以下のよ
うな問題を有している。まず、従来技術は紙葉類に座屈
変形を生じさせることにより斜行を修正するものなの
で、座屈変形しにくい厚手の紙葉類ではこの修正効果に
限界が生じる。
【0099】また、大きな斜行を修正するとき座屈変形
が大きくなり過ぎて、そのまま紙葉類が滞留してしまう
可能性もある。これは、レジストローラの上流側に配置
された給紙(搬送)手段からの搬送力が座屈変形部で吸
収されてしまい、紙葉類の先端側に伝わりにくくなるこ
とによる。即ち、座屈変形により紙葉類はレジストロー
ラと面で接触するようになり、これに伴って増大するレ
ジストロ−ラとの接触抵抗力に打ち勝って、紙葉類をレ
ジストロ−ラへ送り込む力が不足してしまうことによ
る。
【0100】さらに、長さの異なる紙葉類を扱う場合、
従来技術では紙葉類に生じる座屈変形の大きさが異なる
ことになる。このとき、紙葉類に対しては斜行の修正の
程度に差が生じてしまう。また、極端に長さの異なる紙
葉類を扱おうとすれば、上記のような理由により滞留の
問題が生じやすくなることも懸念される。換言すれば、
扱うことができる紙葉類の大きさに限界が有ることにな
る。
【0101】本発明のスキュー修正機構を用いれば、小
さな座屈変形が繰り返し生じさせることができるので、
以上のような問題を生じることがない。それは、本発明
のスキュー修正機構が紙葉類の先行部の移動を制止し、
紙葉類の後方を下流側へ送る過程において、本発明が有
している特徴による。つまり、紙葉類を拘束する力を間
歇的にまたは小さく加えることにより、この部分での紙
葉類の滑りを許し、紙葉類の斜行を全体的に少しずつ修
正することができるためである。
【0102】また、従来の技術では上記のような理由で
大きな座屈変形を生じさせることができなかったため、
斜行を完全に修正することなく処理部へ搬送し、処理す
る必要があった。この場合、処理部を高性能なものにす
る必要が有り、構造も大形化する傾向にあった。これに
対し、本発明のスキュー修正機構を用いれば、斜行の修
正がより完全に行えるため、処理部に高性能なものを用
いる必要がなく、従って、装置の小形化を実現すること
ができる。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、小さな座屈変形を繰り
返し生じさせることなく短冊状の物品の斜行を修正する
ことができるため、短冊状の物品に皺を生じさせること
がなく、従って、レジストローラ部等での短冊状の物品
の滞留を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類を扱う紙葉類取扱装置1の概要
を示す図である。
【図2】図1のスキュー修正機構の一実施例の詳細図で
ある。
【図3】本発明の変形ローラの作用の説明図である。
【図4】本発明のレジストローラと変形ローラの配置図
である。
【図5】紙葉類の斜行量の検知法を示す図である。
【図6】情報記録再生動作の概要を示す図である。
【図7】本発明のスキュー修正機構の他の実施例の詳細
図である。
【図8】本発明において斜行修正後に送り出される紙葉
類の状態の説明図である
【符号の説明】
1…紙葉類取扱装置、2…搬送路、3…放出口、4…収
納容器、5…送り出しローラ、6…支持アーム、7…ピ
ックアップローラ、8…ばね、9…分離ローラ、10…
読み取り機構部、11…印字機構部、12…磁気記録再
生部、13…レジストロ−ラ、14…軸、15…モー
タ、16…ローラ、17…支持軸、18…変形ロ−ラ、
19…軸、20…モータ、21…ローラ、22…支持
軸、23…反射型ラインセンサ、24…反搬送方向抵抗
力付与部材、25…斜行量演算回路、26…モータ駆動
回路、27…情報判別部、28…情報管理部、29…
軸、30…駆動ロ−ラ、31…支持軸、32…従動ロ−
ラ、33,34…固定ロ−ラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 9/16 B65H 9/00 B65H 9/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】短冊状の物品を供給する供給部と、前記短
    冊状の物品を処理する処理部と、前記供給部と前記処理
    部の間で前記短冊状の物品を搬送する搬送路と、前記搬
    送路の途中で短冊状の物品の斜行を修正するスキュー修
    正機構とを備えた短冊状物品取扱い装置において、 前記スキュー修正機構は、 駆動軸と一体で回転駆動される駆動ローラと、前記駆動
    ローラと圧接するようにその支持軸の位置が固定されて
    おり前記支持軸に対して回転自在に構成され前記駆動ロ
    ーラに伴って回転する従動ローラと、前記駆動ローラの
    両軸端側に前記駆動軸と同心で前記駆動軸と非接触とな
    る様に設けられた第1の固定ローラと、前記従動ローラ
    の両軸端側に前記従動軸と同心で前記従動軸と非接触に
    なるように設けられた第2の固定ローラとを備えた第1
    の機構と、 搬送路の上または下に設けられてその表面にクラウン部
    が形成された変形ローラと、前記搬送を挟んで前記変形
    ローラに対向するように設けられたローラとから構成さ
    れ、かつ前記変形ローラと該ローラとは変形ローラが回
    転するとき、該双方のローラ間に圧接する状態と、間隙
    を生じる、もしくは圧接力を小さくする状態を交互に繰
    り替えるように構成された第2の機構とを備えて、 前記第1の固定ローラまたは第2の固定ローラは、短冊
    上の物品の進行を阻止し、短冊状の物品の進行が阻止さ
    れると、前記変形ローラとローラとは、回転に伴う圧接
    する状態によって短冊状の物品の先行部を座屈変形さ
    せ、回転に伴って拘束力が小さくされて短冊状の物品の
    後端部を変形ローラ上で滑らせることを交互に行う構成
    としたことを特徴とする短冊状物品取扱い装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の短冊状物品取扱い装置に
    おいて、前記第1の機構と前記第2の機構との間で、短
    冊状の物品が通過する通路の幅方向の中央部に前記短冊
    状の物品の上流側への移動に対して抵抗力を付与する反
    搬送方向抵抗力付与手段を設けたことを特徴とする短冊
    状物品取扱い装置。
  3. 【請求項3】短冊状の物品を供給する供給部と、前記短
    冊状の物品を処理する処理部と、前記供給部と前記処理
    部の間で前記短冊状の物品を搬送する搬送路と、前記搬
    送路の途中で前記短冊状の物品の下流側への移動と停止
    を制御する第1の操作部と、前記第1の操作部の上流側
    に前記短冊状の物品を下流側へ移動させる第2の操作部
    とを備え、 前記供給部は前記短冊状の物品を収納する収納容器と、
    前記収納容器の近傍に配置された1つまたは2つ以上の
    ローラとから構成され、 前記処理部は読み取り機構部と、印字機構部と、磁気記
    録再生部とから構成され、 前記第1の操作部は前記搬送路の上又は下に設けられて
    回転駆動されるレジストローラと、前記搬送路を挟んで
    前記レジストローラに対向し回転自在に支持されたロー
    ラとから構成され、 前記第2の操作部は前記搬送路の上又は下に設けられて
    その表面にクラウン部が形成された変形ローラと、前記
    搬送路を挟んで前記変形ローラに対向するように設けら
    れたローラとから構成され、かつ 前記変形ローラと該ローラとは変形ローラが回転すると
    き、該双方のローラ間に圧接する状態と、間隙を生じ
    る、もしくは圧接力を小さくする状態を交互に繰り返す
    ように構成され、 前記レジストローラは、短冊状の物品の進行を阻止し、
    短冊状の物品の進行が阻止されると、前記変形ローラと
    ローラとは、回転に伴う圧接する状態によって短冊状の
    物品の先行部を座屈変形させ、回転に伴って拘束力が小
    さくされて短冊状の物品の後端部を変形ローラ上で滑ら
    せることを交互に行う構成としたことを特徴とする短冊
    状物品取扱い装置。
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