JP2002332143A - 記録装置、自動給紙装置及び自動給紙方法 - Google Patents

記録装置、自動給紙装置及び自動給紙方法

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JP2002332143A
JP2002332143A JP2001139983A JP2001139983A JP2002332143A JP 2002332143 A JP2002332143 A JP 2002332143A JP 2001139983 A JP2001139983 A JP 2001139983A JP 2001139983 A JP2001139983 A JP 2001139983A JP 2002332143 A JP2002332143 A JP 2002332143A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した再給紙動作を行うことができる記録
装置を提供する。 【解決手段】 給送手段11が一定量の送り出し動作を
行っても積載部からのプリント媒体が検知手段35によ
り検知されなかった場合に、給送手段11及び送紙手段
30は、プリント媒体の先端が送紙手段30を通過する
ように、プリント媒体を送る。給送手段11の給送力が
プリント媒体に作用しなくなると、給送手段11及び送
紙手段30は停止する。送紙手段30は、プリント媒体
の先端が送紙手段30を完全に通過するまで、プリント
媒体を逆方向に戻す。給送手段11がプリント媒体を再
び送り出し、プリント媒体の先端を送紙手段30に当接
させてプリント媒体の進行方向を整える。送紙手段30
はプリント媒体を記録部へ送り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚積載された
用紙を1枚ずつ取り出して搬送する自動給紙装置を備え
た記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】用紙を複数枚積載しており、これを自動
給紙装置により1枚ずつ分離して搬送し、用紙に文字や
画像を記録する記録装置が従来より知られている。
【0003】この自動給紙装置は、給紙命令を受け取る
と、駆動源により給送手段を回転させ、給紙動作を開始
する。給送手段により用紙積載部から送り出された用紙
は分離手段により1枚ずつに分離される。また、分離手
段により分離されなかった用紙は重送防止手段により用
紙積載部に戻される。自動給紙装置は、このようにして
用紙を1枚ずつに分離して搬送する。
【0004】また、自動給紙装置を備えた従来の記録装
置は、用紙の斜行を防ぐために、“レジ取り給紙”と呼
ばれる処理を行う。レジ取り給紙において、記録装置
は、給送手段により用紙を送紙手段に給紙する際に、用
紙積載部から送紙手段までの物理的距離以上に送紙手段
側に用紙を押し込む。
【0005】また、自動給紙装置を備えた従来の記録装
置は、用紙の先端が送紙手段に到達しなかった場合に、
その用紙の先端を送紙手段に到達させるための“お助け
シーケンス”と呼ばれる一連の処理を行う。
【0006】従来のお助けシーケンスの処理例として、
記録装置は、先ず、給送手段の回転を検出すると、給送
手段の回転量の計測を開始する。次に、記録装置は、回
転量が一定量に達しても、用紙先端検知手段が用紙の先
端が送紙手段まで到達したことを検出していない場合、
用紙の先端が正転中の搬送手段を通過するように用紙を
所定量だけ更に送る。次に、記録装置は、用紙の先端が
搬送手段まで戻るように用紙を戻す。なお、ここで搬送
手段は送紙手段と別に設けられたものでもよく、また、
同じ物であってもよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の記録装置は以下
のような課題を有していた。
【0008】送紙手段まで到達せず、お助けシーケンス
に陥った用紙は重送防止手段により上流側に押し戻され
てしまうため、記録装置は、その先端が正転中の搬送手
段を通過するように用紙を送った後に用紙の先端を搬送
手段まで戻す従来の処理では、更に、その後に、用紙の
斜行を防ぐためのレジ取り給紙の処理を行うことができ
なかった。
【0009】即ち、従来の記録装置は、再給紙動作を行
う場合には斜行防止の処理を行うことができず、再給紙
動作において安定性が低下する場合があった。
【0010】本発明の目的は、安定した再給紙動作を行
うことができる記録装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の記録装置は、積載部に複数積載されたシー
ト状のプリント媒体から1枚ずつ分離した前記プリント
媒体に記録手段により記録情報を印刷する記録装置であ
って、前記積載部に積載された前記プリント媒体を1枚
ずつ分離する分離手段と、前記分離手段により分離され
た前記プリント媒体が所定位置にあることを検知する検
知手段と、前記積載部に積載された前記プリント媒体に
対して一定量の送り出し動作を行っても前記積載部から
の前記プリント媒体が前記検知手段により検知されなか
った場合に、給送力が前記プリント媒体に作用しなくな
るまで前記プリント媒体を送り出して停止し、停止して
いる間に戻された前記プリント媒体を再び送り出して進
行方向を整える給送手段と、前記給送手段が一定量の送
り出し動作を行っても前記積載部からの前記プリント媒
体が前記検知手段により検知されなかった場合に、前記
プリント媒体の先端が自身を通過し、前記給送手段の給
送力が前記プリント媒体に作用しなくなるまで、前記給
送手段と共に、前記プリント媒体を送り出して停止し、
前記給送手段が停止している間に前記プリント媒体の先
端が自身を完全に通過するまで、前記プリント媒体を逆
方向に戻し、前記給送手段により再び送り出されて当接
してきた前記プリント媒体を記録部へ送り出す送紙手段
とを有している。
【0012】本発明によれば、再給紙動作において送紙
手段がその上流側へプリント媒体を戻し、給送手段がプ
リント媒体を送り出して進行方向を整えるので、再給紙
動作を行う場合にも、通常の給紙動作と同様の斜行防止
の処理を行うことができる。
【0013】本発明の実施態様によれば、前記給送手段
は前記プリント媒体を送り出すために回転する断面がD
型形状のローラである。
【0014】本発明の実施態様によれば、前記送紙手段
はピンチローラとの間にニップ部を形成しており、前記
プリント媒体を送り出すために正転し、前記プリント媒
体を戻すために逆転する断面が円形のローラであり、前
記給送手段は、前記プリント媒体の先端を該ニップ部で
前記送信手段に当接させて前記プリント媒体にループを
形成することで進行方向を整える。
【0015】したがって、再給紙動作において、送紙手
段がその上流側へプリント媒体を戻し、給送手段がプリ
ント媒体を送り出し、送紙手段とピンチローラの間のニ
ップ部に当接させることで進行方向を整えるので、再給
紙動作を行う場合にも斜行防止の処理を行うことができ
る。
【0016】本発明の実施態様によれば、前記分離手段
は、分離シートを用いた摩擦分離方式により前記プリン
ト媒体を分離する。
【0017】また、前記分離手段は、トルクリミッタを
用いた摩擦分離方式により前記プリント媒体を分離して
もよい。
【0018】また、前記分離手段は、分離爪を用いた爪
分離方式により前記プリント媒体を分離してもよい。
【0019】本発明の自動給紙装置は、シート状のプリ
ント媒体が複数積載された積載部から前記プリント媒体
を1枚ずつ分離して送り出す自動給紙装置であって、前
記積載部に積載された前記プリント媒体を1枚ずつ分離
する分離手段と、前記分離手段により分離された前記プ
リント媒体が所定位置にあることを検知する検知手段
と、前記積載部に積載された前記プリント媒体に対して
一定量の送り出し動作を行っても前記積載部からの前記
プリント媒体が前記検知手段により検知されなかったた
めに再給紙命令が発行されると、給送力が前記プリント
媒体に作用しなくなるまで前記プリント媒体を送り出し
て停止し、停止している間に戻された前記プリント媒体
を再び送り出して進行方向を整える給送手段と、前記再
給紙命令が発行されると、前記プリント媒体の先端が自
身を通過し、前記給送手段の給送力が前記プリント媒体
に作用しなくなるまで、前記給送手段と共に、前記プリ
ント媒体を送り出して停止し、前記給送手段が停止して
いる間に前記プリント媒体の先端が自身を完全に通過す
るまで、前記プリント媒体を逆方向に戻し、前記給送手
段により再び送り出されて当接してきた前記プリント媒
体を記録部へ送り出す送紙手段とを有している。
【0020】本発明の実施態様によれば、前記給送手段
は前記プリント媒体を送り出すために回転する断面がD
型形状のローラである。
【0021】本発明の実施態様によれば、前記送紙手段
はピンチローラとの間にニップ部を形成しており、前記
プリント媒体を送り出すために正転し、前記プリント媒
体を戻すために逆転する断面が円形のローラであり、前
記給送手段は、前記プリント媒体の先端を該ニップ部で
前記送信手段に当接させて前記プリント媒体にループを
形成することで進行方向を整える。
【0022】本発明の実施態様によれば、前記分離手段
は、分離シートを用いた摩擦分離方式により前記プリン
ト媒体を分離する。
【0023】また、前記分離手段は、トルクリミッタを
用いた摩擦分離方式により前記プリント媒体を分離して
もよい。
【0024】また、前記分離手段は、分離爪を用いた爪
分離方式により前記プリント媒体を分離してもよい。
【0025】本発明の自動給紙方法は、積載部に積載さ
れたシート状のプリント媒体を送り出す給送手段と、前
記給送手段により送り出された前記プリント媒体を1枚
ずつ分離するために該プリント媒体に当接する分離手段
と、分離された前記プリント媒体を記録部へ搬送する送
紙手段と、前記送紙手段の上流側に配置され前記給送手
段により送り出されたプリント媒体を検知する検知手段
とを備え、前記積載部に積載された複数枚のプリント媒
体から前記分離手段により1枚ずつ前記プリント媒体を
分離して搬送する機能を有する記録装置における自動給
紙方法であって、前記給送手段が一定量の送り出し動作
を行っても前記積載部からの前記プリント媒体が前記検
知手段により検知されなかった場合に、前記給送手段及
び前記送紙手段により、前記プリント媒体の先端が前記
送紙手段を通過するように、前記プリント媒体を送る第
1のステップと、前記給送手段の給送力が前記プリント
媒体に作用しなくなると、前記給送手段及び前記送紙手
段を停止する第2のステップと、前記送紙手段により、
前記プリント媒体の先端が前記送紙手段を完全に通過す
るまで、前記プリント媒体を逆方向に戻す第3のステッ
プと、前記給送手段により前記プリント媒体を再び送り
出し、前記プリント媒体の先端を前記送紙手段に当接さ
せて前記プリント媒体の進行方向を整える第4のステッ
プと、前記送紙手段により、前記プリント媒体を前記記
録部へ送り出す第5のステップとを有している。
【0026】本発明の実施態様によれば、前記給送手段
は前記プリント媒体を送り出すために回転する断面がD
型形状のローラである。
【0027】本発明の実施態様によれば、前記送紙手段
はピンチローラとの間にニップ部を形成しており、前記
プリント媒体を送り出すために正転し、前記プリント媒
体を戻すために逆転する断面が円形のローラであり、前
記第4のステップにおいて、前記プリント媒体の先端を
該ニップ部で前記送信手段に当接させて前記プリント媒
体にループを形成することで進行方向を整える。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0029】本実施形態の記録装置は、一例として、プ
リンタ用紙(以下、用紙と称す)をプリント媒体とする
一般的なプリンタに本発明を適用したものである。ま
た、本実施形態の記録装置は、積載部に複数積載された
用紙を1枚づつ分離して送り出す自動給紙装置と、自動
給紙装置から送り出された用紙に文字や画像等の記録情
報を印刷する記録手段を有している。
【0030】図1は、本発明の一実施形態の記録装置に
備えられた自動給紙装置の模式的斜視図である。図2
は、図1に示された自動給紙装置を矢印A方向から見た
模式的正面図である。
【0031】図1及び図2を参照すると、本実施形態の
自動給紙装置は、給紙軸10、給紙ローラ11、補助ロ
ーラ11′、分離ローラ12、トルクリミッタ12b、
戻しレバー13、戻しレバー制御カム14、オートシー
トフィーダー(ASF)ベース15、圧板16、圧板ば
ね17、サイドガイド18、給紙コロ19、分離ローラ
押圧ばね20、トルクリミッタホルダ21を有してい
る。
【0032】給紙軸10は給紙ローラ11を支持し、回
転させる。給紙ローラ11は用紙を搬送する給送手段で
ある。補助ローラ11′は給紙ローラ11の用紙の搬送
を補助する。分離ローラ12は用紙を分離するための分
離手段である。トルクリミッタ12bは、分離ローラ1
2のトルクリミッタである。戻しレバー13は重送防止
処理のために回転するレバーである。戻しレバー制御カ
ム14は戻しレバー13を駆動する。
【0033】ASFベース15は本自動給紙装置のフレ
ームである。圧板16は用紙を載置して給紙ローラ11
側に押圧する。圧板ばね17は圧板16を給紙ローラ1
1に押圧するためのバネである。サイドガイド18は、
搬送方向(図1におけるY方向)と直行する方向におけ
る用紙の位置決めを行う。給紙コロ19は用紙の給紙ロ
ーラ11への接触を防止する。分離ローラ押圧ばね20
は、分離ローラ12を押圧する押圧するバネである。ト
ルクリミッタホルダ21はトルクリミッタ12bを回転
自在に保持する。
【0034】本実施形態の自動給紙装置は、大きく分け
て、用紙積載部、給紙・分離部及び重送防止部からな
る。
【0035】先ず、用紙積載部の構成について説明す
る。用紙積載部は、ASFベース15、圧板16及びサ
イドガイド18を有している。用紙積載部は、ASFベ
ース15の一部から突出して設けられた用紙搬送基準部
15aを用紙の片側方の基準とする。また、用紙積載部
は、用紙搬送基準部15aと反対側の側方をサイドガイ
ド18により規制する。
【0036】自動給紙装置が用紙搬送中でない状態、即
ち、待機状態においては、圧板16は給紙ローラ11か
ら遠ざかった所定位置に固定されている。その際は、給
紙ローラ11と圧板16の間には、複数の用紙を積載す
るのに充分な間隙が確保されている。
【0037】本実施形態の自動給紙装置は、所定範囲内
の任意の用紙幅に適応可能に設計されている。本実施形
態に用紙を積載する場合、先ず、用紙搬送基準部15a
に沿わせて、給紙ローラ11と圧板16との間隙に複数
の用紙を載置する。次に、サイドガイド18を図1中の
矢印Cの方向に移動させて用紙幅に合わせる。これによ
り、用紙搬送方向Yと交差する方向への積載用紙束の移
動が規制されるので、安定した用紙の搬送が可能とな
る。
【0038】サイドガイド18は、圧板16に摺動可能
に取り付けられているが、不用意に動かないように、圧
板16に刻まれたラッチ溝と係合して固定される。サイ
ドガイド18を移動させる際には、サイドガイド18に
設けられたレバー部を操作してラッチを解除し、移動さ
せる。
【0039】セットされた用紙は重力によって下方に付
勢されるが、その下方の先端はASFベース15に固定
的に設けられた用紙積載部15bに突き当たる。なお、
本実施形態においては、給紙時の負荷を低減するために
用紙積載部15bはリブ形状となっている。
【0040】圧板16は上端にある回転中心を軸に回転
移動が可能である。その動作は、ばねとカムにより規制
されている。圧板16は、後述の圧板ばね17により給
紙ローラ11方向へ回転付勢される。また、圧板16
は、後述する給紙軸ギア23に設けられたカムに押され
て、前述の給紙ローラ11から離間する方向へ強制的に
回転移動させられる。圧板16は、この付勢及び離間動
作を後述する所定タイミングで行うことで給紙動作を行
う。
【0041】次に、給紙・分離部の構成について説明す
る。
【0042】前述したように圧板16が所定タイミング
で動作することにより、載置された用紙束は給紙ローラ
11に押圧される。給紙ローラ11は、用紙束を押圧す
ると共に回転駆動されるので、用紙束のうち給紙ローラ
11に接する最上位の用紙が給紙ローラ11の摩擦力に
より搬送される。給紙ローラ11は摩擦力により用紙を
搬送するために、EPDMなど高摩擦係数を持ったゴム
や、発泡ウレタンなどを材質として構成するのが好適で
ある。
【0043】通常は、給紙ローラ11と最上位の用紙と
の間の摩擦力は、最上位の用紙とそのすぐ下の用紙との
間の摩擦力より大きいので、自動給紙装置は上述の様に
最上位用紙のみを搬送できる。
【0044】しかし、例えば、裁断時にできる用紙端部
にバリがある場合や、静電気により用紙同士が貼り付い
ている場合、表面の摩擦係数が非常に大きい用紙を使用
する場合には、給紙ローラ11によって一度に複数枚の
用紙が引き出される場合がある。その場合、本実施形態
の自動給紙装置は以下の方法により最上位用紙のみを分
離する。
【0045】即ち、給紙ローラ11と用紙が最初に接す
る点より搬送方向下流側で当接するように、分離ローラ
12が給紙ローラ11に対して押圧されている。そのた
めの押圧手段は分離ローラ押圧ばね20である。分離ロ
ーラ12の回転中心軸にはトルクリミッタ12bが備え
られている。トルクリミッタ12b自身はトルクリミッ
タホルダ21に回転自在に保持されているだけであり、
能動的に回転駆動しない。但し、トルクリミッタ12b
の支軸は固定されており、この固定支軸とトルクリミッ
タ12bの間には、金属あるいはプラスチックなどでで
きたコイルばねが収納されている。トルクリミッタ12
bが所定角度まで回転し、コイルばねが支軸に巻き付い
たところでコイルばねと支軸が相対的に滑ることによっ
て所定トルクが維持される。また、分離ローラ12の表
面は給紙ローラ11と同程度の摩擦係数を持つように、
ゴムや発泡ウレタンなどで構成されている。このような
構成により、給紙ローラ11と分離ローラ12で形成さ
れる分離ニップに用紙が入っていないとき、給紙ローラ
11の回転に伴って分離ローラ12は従動的に回転す
る。
【0046】給紙ローラ11と分離ローラ12で形成さ
れる分離ニップに用紙が1枚だけ入った場合には、給紙
ローラ11と用紙間の摩擦力の方が、トルクリミッタ1
2bの作用による所定トルクで従動する分離ローラ12
と用紙間の摩擦力よりも大きいため、分離ローラ12を
従動させつつ用紙が搬送される。
【0047】しかし、2枚の用紙が給紙ローラ11と分
離ローラ12で形成される分離ニップに入った場合に
は、給紙ローラ11と給紙ローラ側にある用紙との間の
摩擦力が、2枚の用紙の間の摩擦力より大きく、また分
離ローラ側にある用紙と分離ローラ12との間の摩擦力
が2枚の用紙の間の摩擦力に比べて大きいため、用紙間
で滑りが生じる。その結果、給紙ローラ側の用紙のみが
搬送され、分離ローラ側の用紙は分離ローラ12の不回
転と共にその場に停止して搬送されない。
【0048】次に、重送防止部の構成について説明す
る。
【0049】上述したように、2枚程度の用紙が給紙ロ
ーラ11と分離ローラ12のニップ間に入ってきても、
給紙・分離部はこれらを分離することが可能である。し
かし、それより多い枚数の用紙が入ってきた場合には、
複数枚の用紙が同時に搬送されることがある。また、2
枚の用紙が入って給紙ローラ側の用紙のみが搬送された
後、ニップ付近に用紙を残したままで、連続して次の用
紙を給紙しようとした場合にも、同様に、複数枚の用紙
が同時に搬送されることがある。即ち、これらの場合等
に重送が発生する可能性があり、重送を防止するために
重送防止部が設けられている。
【0050】重送防止部は、戻しレバー制御カム14及
び戻しレバー13からなる。
【0051】戻しレバー13は、戻しレバー制御カム1
4の回転動作に同期して、回転動作する。本実施形態の
自動給紙装置は戻しレバー13を3本備えている。そし
て、それらは1本の軸に一体的に形成されている。ま
た、3本の戻しレバー13のうち2本は、給紙ローラ1
1を挟む位置に配設されている。
【0052】以上が、本実施形態の記録装置に備えられ
た自動給紙装置の概略説明である。
【0053】図3は、本実施形態の記録装置の略断面図
である。
【0054】図3を参照すると、圧板ばね17、LFロ
ーラ30、ピンチローラ31、ピンチローラホルダ3
3、PEレバー34、PEセンサ35、ASFセンサ3
6、電気基板37、シャーシ38、プラテン39、排紙
ローラ40及び拍車41が示されている。
【0055】LFローラ30は用紙を送紙する送紙手段
である。ピンチローラ31はLFローラ30に対向して
配設されており、用紙に当接圧を与える。ピンチローラ
ホルダ33は、ピンチローラ31を回動自在に保持し、
また、用紙のガイドを行う。PEセンサ35はPEレバ
ー34の動きにより用紙の先端を検知する検知手段であ
る。ASFセンサ36は給紙ローラ11の位置を検知す
る。プラテン39は送紙中の用紙下面を保持する。排紙
ローラ40は用紙を記録装置外へ排出する。シャーシ3
8に送紙部や自動給紙装置が取り付けられる。
【0056】なお、図3中において、L1は用紙積載面
15bからPEレバー34までの距離であり、L2は、
PEレバー34からLFローラ30とピンチローラ31
で形成されるニップ部までの距離であり、LRは、給紙
ローラ11が搬送可能な距離である。
【0057】また、本実施形態の記録装置は、給紙動作
時に、LFローラ30とピンチローラ31で形成された
LFローラニップ部へ用紙の先端を押し込んで用紙の進
行方向を整えるが、そのときの押し込み量をL3とす
る。
【0058】図4は、給紙ローラ11と用紙の間に全く
スリップがない場合におけるASFセンサ36及びPE
センサ35のオン及びオフのタイミングと給紙ローラ1
1による用紙の動きを示すタイミングチャートである。
【0059】図4から分かる様に、給紙ローラ11の搬
送可能距離LRは、LR=L1+L2+L3+Mとなる
ように設定されている。なお、Mは搬送マージン分であ
る。
【0060】図4において、XAPは、ASFセンサ3
6がオンしてからPEセンサ35がオンするまでに給紙
ローラ11が回転した量を示している。また、Nは、A
SFセンサ36がオンしてから給紙ローラ11が実際に
用紙の搬送を開始するまでの量を示している。Bは、A
SFセンサ36がオフしてから給紙ローラ11が用紙積
載位置に移動する量を示している。
【0061】図5〜図11は、図4中の(a)〜(g)
の各時点における本実施形態の記録装置の断面図であ
る。図4及び図5〜図11を用いて本実施形態の記録装
置における実際の給紙動作について説明する。
【0062】図5は、用紙20を積載面15bに積載し
て待機している状態の記録装置を示している。このと
き、ASFセンサ36およびPEセンサ35は共にオフ
の状態(即ち、遮光状態)である。
【0063】記録装置から自動給紙装置に給紙命令が送
られると、給紙ローラ11が図5の矢印方向に回転を始
め、図6の位置にくるとASFセンサ36がオンとな
る。図6に示したように、このとき、まだ用紙20は動
いていない。
【0064】ASFセンサ36がオンになると、記録装
置は、給紙ローラ11の回転量の計算を開始する。その
計算は、用紙20の先端がPEレバー34に到達するま
で継続実行される。
【0065】給紙ローラ11が回転を続けると、圧板1
6が給紙ローラ11に当接し始めて用紙の搬送が開始さ
れる。
【0066】図7は、用紙の搬送の途中の状態を示して
いる。このとき、PEセンサ35は、まだオフのままで
ある。
【0067】更に、給紙ローラ11が回転して用紙20
の搬送が継続されると、図8に示したとおり、用紙20
の先端がPEレバー34に到達してPEセンサ35がオ
ンとなる。
【0068】この時点で、記録装置は給紙ローラ11の
回転量XAPの計算を終え、次にどのような動作をする
かを判断する。ここでは、給紙ローラ11と用紙20の
間に全くスリップがない状態を想定しているので、通常
の給紙動作を続行する。
【0069】次に、PEレバー34からLFローラニッ
プ部までの距離と、用紙20の進行方向を整えるための
用紙押し込み量を合わせた距離(L2+L3)の搬送を
行うために、記録装置は図8の位置から図9の位置まで
給紙ローラ11を回転させる。ここで、用紙20の進行
方向を整えるための用紙押し込みにより、用紙20は搬
送方向に対して上下方向に波を打ち、いわゆるループを
生成する。
【0070】この後、LFローラ30と給紙ローラ11
が同期して回転することにより、自動給紙装置は、図1
0の状態を経て、送紙部へ用紙20を送り込み、用紙2
0の搬送を終了して図11の状態で停止する。
【0071】以上が、給紙ローラ11と用紙20の間に
全くスリップがない場合の給紙動作である。
【0072】通常の給紙動作では、多くの場合、給紙ロ
ーラ11と用紙20の間にスリップが生じる。そして、
このスリップにより用紙20の実際の位置は、図5〜図
9に示した位置よりも上流側になる。即ち、ASFセン
サ36がオンしてからPEセンサ35がオンするまでに
給紙ローラ11が回転する回転量XAPは、用紙20の
スリップが大きいほど大きくなる。
【0073】本実施形態の場合のスリップの許容量は図
4に示した搬送マージンMである。つまり、XAP≦N
+L1+M の関係が成り立つ範囲であれば、正常な給
紙動作が可能である。
【0074】図12は、本実施形態の記録装置の通常の
給紙動作を示すフローチャートである。
【0075】先ず、記録装置から給紙命令が出される
と、自動給紙装置を駆動する給紙モータが回転を開始す
る(ステップS101)。
【0076】次に、記録装置はASFセンサ36がオフ
からオンになるのを待つ(ステップS102)。なお、
ASFセンサ36がオフからオンになったことは、給紙
ローラ11が回転を始めたことを示す。
【0077】ASFセンサ36がオンになると、記録装
置はPEセンサ35がオフからオンになるか否か監視す
る(ステップS103)。
【0078】PEセンサ35がオンにならない場合、記
録装置は、ASFセンサ36がオンからオフになったか
否か判定する(ステップS104)。
【0079】ASFセンサ36がオフにならない場合、
記録装置は、ステップS103に戻りPEセンサ35を
監視する。また、ASFセンサ36がオフになった場合
には、ステップS101に戻り、給紙動作を行う。
【0080】ステップS103の監視で、PEセンサ3
5がオフからオンになったことが検出された場合、記録
装置は、ASFセンサ36がオンになってからPEセン
サ35がオンになるまでのパルス数より回転量XAPを
計算し確定する(S105)。
【0081】次に、記録装置は、確定した回転量XAP
が(N+L1+M)以下であるか否か判定する(ステッ
プS106)。回転量XAPが(N+L1+M)以下で
なければ、記録装置は再給紙シーケンスに移行する(ス
テップS107)。
【0082】回転量XAPが(N+L1+M)以下であ
れば、記録装置はそのまま給紙動作を続行し、PEセン
サ35がオンしてから(L2+L3)だけ給紙ローラ1
1を回転させたところで給紙モータを停止する(ステッ
プS108)。これにより、用紙20の先端がLFロー
ラニップ部に突き当てられ、更に用紙20の進行方向を
整えるためのループが作成されて、突き当てが完了する
(ステップS109)。
【0083】用紙20のLFローラニップ部への突き当
てが完了すると、次に、記録装置は、給紙ローラ11を
回転させるために給紙モータを回転させる(ステップS
110)。
【0084】次に、記録装置は、LFローラ30を回転
させるために送紙モータを回転させて、用紙20を印字
開始位置へ導くための頭出し動作を行う(ステップS1
11)。
【0085】頭出し動作が完了すると、次に、記録装置
は、用紙20への記録動作を行う(ステップS11
2)。
【0086】用紙への記録動作が終了すると、次に、記
録装置は、次の印字命令があるか否か判定する(ステッ
プS113)。次の印字命令があれば、記録装置は、次
の印字動作に移行する(ステップS114)。次の印字
命令が無ければ、記録装置は給紙動作を終了する。
【0087】図13は、本実施形態の記録装置の再給紙
動作を示すフローチャートである。この再給紙動作は、
図12のステップS106の判定により、ステップS1
07にて再給紙シーケンスへ移行した場合に実行され
る。例えば、給紙ローラ11の1回転で用紙20の先端
がLFローラニップ部に到達しなかった場合に実行され
る。
【0088】先ず、記録装置から再給紙命令が出される
と、給紙ローラ11を回転させるための給紙モータと、
LFローラ30を回転するための送紙モータがそれぞれ
給紙方向への回転(正転)を開始する(ステップS20
1)。
【0089】次に、記録装置はASFセンサ36がオン
からオフになるのを待つ(ステップS202)。
【0090】ASFセンサ36がオフになると、記録装
置は、給紙モータをBだけ回転させた後に給紙ローラ1
1を停止する(ステップS203)。
【0091】また、記録装置は、ステップS203で給
紙ローラ11を停止するのとほぼ同タイミングで、LF
ローラ30を停止する(ステップS204)。これによ
り、用紙20と給紙ローラ11とは図11の位置関係と
なる。また、給紙ローラ11による用紙20の動きとし
ては図4における停止状態となり、用紙20は自由に動
ける状態である。
【0092】次に、記録装置は、LFローラ30を給紙
方向と逆の方向に回転(逆転)させる(ステップS20
5)。その際にLFローラ30が逆転する量は非常に大
きく、用紙20はLFローラ30の上流側へ戻り、用紙
20の先端がLFローラニップ部にある状態となる。こ
の状態は、即ち、図4においてPEセンサ35がオンに
なった位置からL2分だけ動いて用紙20の先端がLF
ローラニップ部に到達したのと同じ状態である。
【0093】次に、記録装置は、給紙ローラ11をL3
分だけ回転させる(ステップS206)。これにより、
用紙20の先端はLFローラニップ部に突き当たり、更
に用紙20の進行方向を整えるためのループが作成され
て、突き当てが完了する(ステップS207)。
【0094】用紙20のLFローラニップ部への突き当
てが完了すると、次に、記録装置は、給紙ローラ11を
回転させるために給紙モータを回転させる(ステップS
208)。
【0095】次に、記録装置は、LFローラ30を回転
するために送紙モータを回転させて、用紙20を印字開
始位置へ導くための頭出し動作を行う(ステップS20
9)。
【0096】頭出し動作が完了すると、次に、記録装置
は、用紙20への記録動作を行う(ステップS21
0)。
【0097】用紙への記録動作が終了すると、次に、記
録装置は、次の印字命令があるか否か判定する(ステッ
プS211)。次の印字命令があれば、記録装置は、次
の印字動作に移行する(ステップS212)。次の印字
命令が無ければ、記録装置は給紙動作を終了する。以上
が図13のフローチャートの説明である。
【0098】本実施形態の記録装置によれば、再給紙動
作においてLFローラ30が大きく逆転して用紙20を
LFローラ30の上流側へ戻し、給紙ローラ11をL3
分だけ回転させて用紙20の先端がLFローラニップ部
に突き当てて用紙20の進行方向を整えるためのループ
を作成するので、再給紙動作を行う場合にも斜行防止の
処理を行うことができ、再給紙動作において安定して給
紙を継続することができる。
【0099】なお、本実施形態の記録装置として、給紙
・分離部にトルクリミッタを使用した摩擦分離リタード
ローラ方式の記録装置を例示したが、本発明の趣旨は本
実施形態には限定されるものではない。本発明は、摩擦
分離リタードローラ方式の他、摩擦パッドを用いた摩擦
分離方式や分離爪を用いた爪分離方式、土手の抵抗を利
用した土手分離方式の記録装置などに適用可能であるこ
とは言うまでもない。
【0100】また、本実施形態の記録装置における動作
制御手法として、オン/オフのみを検知するセンサを例
示したが、本発明の趣旨はこれには限定されるものでは
ない。本発明は、給紙ローラの回転を直接検知するロー
タリーエンコーダや、用紙の位置を正確に検出する非接
触型センサを用いた記録装置などにおいても同様の効果
を得ることができる。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、再給紙動作において送
紙手段がその上流側へプリント媒体を戻し、給送手段が
プリント媒体を送り出して進行方向を整えるので、再給
紙動作を行う場合にも、通常の給紙動作と同様の斜行防
止の処理を行うことができ、再給紙動作において安定し
て給紙を継続することができる。
【0102】また、送紙手段とピンチローラの間のニッ
プ部に当接させることで進行方向を整えるので、再給紙
動作においても斜行を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の記録装置に備えられた自
動給紙装置の模式的斜視図である。
【図2】図2は、図1に示された自動給紙装置を矢印A
方向から見た模式的正面図である。
【図3】本実施形態の記録装置の略断面図である。
【図4】給紙ローラと用紙の間に全くスリップがない場
合におけるASFセンサ及びPEセンサのオン及びオフ
のタイミングと給紙ローラによる用紙の動きを示すタイ
ミングチャートである。
【図5】図4(a)時点における本実施形態の記録装置
の断面図である。
【図6】図4(b)時点における本実施形態の記録装置
の断面図である。
【図7】図4(c)時点における本実施形態の記録装置
の断面図である。
【図8】図4(d)時点における本実施形態の記録装置
の断面図である。
【図9】図4(e)時点における本実施形態の記録装置
の断面図である。
【図10】図4(f)時点における本実施形態の記録装
置の断面図である。
【図11】図4(g)時点における本実施形態の記録装
置の断面図である。
【図12】本実施形態の記録装置の通常の給紙動作を示
すフローチャートである。
【図13】本実施形態の記録装置の再給紙動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 給紙軸 11 給紙ローラ 11′ 補助ローラ 12 分離ローラ 12b トルクリミッタ 13 戻しレバー 14 戻しレバー制御カム 15 オートシートフィーダー(ASF)ベース 15a 用紙搬送基準部 15b 用紙積載部 16 圧板 17 圧板ばね 18 サイドガイド 19 給紙コロ 20 分離ローラ押圧ばね 21 トルクリミッタホルダ 30 LFローラ 31 ピンチローラ 33 ピンチローラホルダ 34 PEレバー 35 PEセンサ 36 ASFセンサ 37 電気基板 38 シャーシ 39 プラテン 40 排紙ローラ 41 拍車 S101〜S114,S201〜S212 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 7/08 B65H 7/08 G03G 15/00 516 G03G 15/00 516 (72)発明者 園田 信哉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H072 AA05 AA13 AA14 AA29 AB06 BA02 BA03 CA01 CB01 CB09 EA15 JA02 3F048 AA02 AA04 AA05 AB01 BA12 BA21 BB03 BB08 BD03 CA09 CC03 CC11 DA04 DC09 EA05 EA13 EB12 EB34 3F049 AA02 DA12 EA17 LA02 LA05 LA07 LB03 3F102 AA02 AA10 AA11 AB01 BA02 BA09 BB02 CA01 CB01 DA08 EA03 EB01 FA07 3F343 FA02 FB02 FB03 FB04 FC01 FC04 FC11 GA01 GB01 GC01 GD01 JA03 JD03 JD08 JD11 KB05 KB06 KB18 LA02 LA12 LB08 LC22 LC25 LD30 MA03 MA14 MA15 MA23 MA33 MA54 MB03 MB14 MB15 MC04 MC18

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載部に複数積載されたシート状のプリ
    ント媒体から1枚ずつ分離した前記プリント媒体に記録
    手段により記録情報を印刷する記録装置であって、 前記積載部に積載された前記プリント媒体を1枚ずつ分
    離する分離手段と、 前記分離手段により分離された前記プリント媒体が所定
    位置にあることを検知する検知手段と、 前記積載部に積載された前記プリント媒体に対して一定
    量の送り出し動作を行っても前記積載部からの前記プリ
    ント媒体が前記検知手段により検知されなかった場合
    に、給送力が前記プリント媒体に作用しなくなるまで前
    記プリント媒体を送り出して停止し、停止している間に
    戻された前記プリント媒体を再び送り出して進行方向を
    整える給送手段と、 前記給送手段が一定量の送り出し動作を行っても前記積
    載部からの前記プリント媒体が前記検知手段により検知
    されなかった場合に、前記プリント媒体の先端が自身を
    通過し、前記給送手段の給送力が前記プリント媒体に作
    用しなくなるまで、前記給送手段と共に、前記プリント
    媒体を送り出して停止し、前記給送手段が停止している
    間に前記プリント媒体の先端が自身を完全に通過するま
    で、前記プリント媒体を逆方向に戻し、前記給送手段に
    より再び送り出されて当接してきた前記プリント媒体を
    記録部へ送り出す送紙手段とを有する記録装置。
  2. 【請求項2】 前記給送手段は前記プリント媒体を送り
    出すために回転する断面がD型形状のローラである、請
    求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記送紙手段はピンチローラとの間にニ
    ップ部を形成しており、前記プリント媒体を送り出すた
    めに正転し、前記プリント媒体を戻すために逆転する断
    面が円形のローラであり、 前記給送手段は、前記プリント媒体の先端を該ニップ部
    で前記送信手段に当接させて前記プリント媒体にループ
    を形成することで進行方向を整える、請求項1または2
    に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記分離手段は、分離シートを用いた摩
    擦分離方式により前記プリント媒体を分離する、請求項
    1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記分離手段は、トルクリミッタを用い
    た摩擦分離方式により前記プリント媒体を分離する、請
    求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記分離手段は、分離爪を用いた爪分離
    方式により前記プリント媒体を分離する、請求項1から
    3のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 シート状のプリント媒体が複数積載され
    た積載部から前記プリント媒体を1枚ずつ分離して送り
    出す自動給紙装置であって、 前記積載部に積載された前記プリント媒体を1枚ずつ分
    離する分離手段と、 前記分離手段により分離された前記プリント媒体が所定
    位置にあることを検知する検知手段と、 前記積載部に積載された前記プリント媒体に対して一定
    量の送り出し動作を行っても前記積載部からの前記プリ
    ント媒体が前記検知手段により検知されなかったために
    再給紙命令が発行されると、給送力が前記プリント媒体
    に作用しなくなるまで前記プリント媒体を送り出して停
    止し、停止している間に戻された前記プリント媒体を再
    び送り出して進行方向を整える給送手段と、 前記再給紙命令が発行されると、前記プリント媒体の先
    端が自身を通過し、前記給送手段の給送力が前記プリン
    ト媒体に作用しなくなるまで、前記給送手段と共に、前
    記プリント媒体を送り出して停止し、前記給送手段が停
    止している間に前記プリント媒体の先端が自身を完全に
    通過するまで、前記プリント媒体を逆方向に戻し、前記
    給送手段により再び送り出されて当接してきた前記プリ
    ント媒体を記録部へ送り出す送紙手段とを有する自動給
    紙装置。
  8. 【請求項8】 前記給送手段は前記プリント媒体を送り
    出すために回転する断面がD型形状のローラである、請
    求項7に記載の自動給紙装置。
  9. 【請求項9】 前記送紙手段はピンチローラとの間にニ
    ップ部を形成しており、前記プリント媒体を送り出すた
    めに正転し、前記プリント媒体を戻すために逆転する断
    面が円形のローラであり、 前記給送手段は、前記プリント媒体の先端を該ニップ部
    で前記送信手段に当接させて前記プリント媒体にループ
    を形成することで進行方向を整える、請求項7または8
    に記載の自動給紙装置。
  10. 【請求項10】 前記分離手段は、分離シートを用いた
    摩擦分離方式により前記プリント媒体を分離する、請求
    項7から9のいずれか1項に記載の自動給紙装置。
  11. 【請求項11】 前記分離手段は、トルクリミッタを用
    いた摩擦分離方式により前記プリント媒体を分離する、
    請求項7から9のいずれか1項に記載の自動給紙装置。
  12. 【請求項12】 前記分離手段は、分離爪を用いた爪分
    離方式により前記プリント媒体を分離する、請求項7か
    ら9のいずれか1項に記載の自動給紙装置。
  13. 【請求項13】 積載部に積載されたシート状のプリン
    ト媒体を送り出す給送手段と、前記給送手段により送り
    出された前記プリント媒体を1枚ずつ分離するために該
    プリント媒体に当接する分離手段と、分離された前記プ
    リント媒体を記録部へ搬送する送紙手段と、前記送紙手
    段の上流側に配置され前記給送手段により送り出された
    プリント媒体を検知する検知手段とを備え、前記積載部
    に積載された複数枚のプリント媒体から前記分離手段に
    より1枚ずつ前記プリント媒体を分離して搬送する機能
    を有する記録装置における自動給紙方法であって、 前記給送手段が一定量の送り出し動作を行っても前記積
    載部からの前記プリント媒体が前記検知手段により検知
    されなかった場合に、前記給送手段及び前記送紙手段に
    より、前記プリント媒体の先端が前記送紙手段を通過す
    るように、前記プリント媒体を送る第1のステップと、 前記給送手段の給送力が前記プリント媒体に作用しなく
    なると、前記給送手段及び前記送紙手段を停止する第2
    のステップと、 前記送紙手段により、前記プリント媒体の先端が前記送
    紙手段を完全に通過するまで、前記プリント媒体を逆方
    向に戻す第3のステップと、 前記給送手段により前記プリント媒体を再び送り出し、
    前記プリント媒体の先端を前記送紙手段に当接させて前
    記プリント媒体の進行方向を整える第4のステップと、 前記送紙手段により、前記プリント媒体を前記記録部へ
    送り出す第5のステップとを有する自動給紙方法。
  14. 【請求項14】 前記給送手段は前記プリント媒体を送
    り出すために回転する断面がD型形状のローラである、
    請求項13に記載の自動給紙方法。
  15. 【請求項15】 前記送紙手段はピンチローラとの間に
    ニップ部を形成しており、前記プリント媒体を送り出す
    ために正転し、前記プリント媒体を戻すために逆転する
    断面が円形のローラであり、 前記第4のステップにおいて、前記プリント媒体の先端
    を該ニップ部で前記送信手段に当接させて前記プリント
    媒体にループを形成することで進行方向を整える、請求
    項13または14記載の自動給紙方法。
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