JP2002205838A - 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2002205838A
JP2002205838A JP2001330857A JP2001330857A JP2002205838A JP 2002205838 A JP2002205838 A JP 2002205838A JP 2001330857 A JP2001330857 A JP 2001330857A JP 2001330857 A JP2001330857 A JP 2001330857A JP 2002205838 A JP2002205838 A JP 2002205838A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙速度を犠牲にすることなく、かつ重送を
防止することのできる給紙装置及びこれを備えた画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 シート積載手段に積載されたシートを給
紙ローラ2により送り出した後、送り出されたシートを
分離手段により1枚ずつ分離して給送する。そして、制
御手段は、分離手段により分離されたシート以外の残り
のシートの給紙方向先端の位置が分離手段の停止位置を
通過した位置にあると判断した場合には、戻し爪9によ
りシート戻しを行うことにより、給送方向先端の位置が
分離手段の停止位置を通過した位置にある残りのシート
をシート積載手段に向けて戻すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙装置及びこれ
を備えた画像形成装置に関し、特にシートの重送を防ぐ
ためのシート戻し機構を備えた給紙装置及びこれを備え
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ等の画像形成装置におい
ては、記録部等の画像形成部にシートを1枚ずつ給送す
るための給紙装置を備えている。このような給紙装置と
しては、給紙ローラをシートに圧接させて搬送力を与
え、且つ分離パッドや、分離爪、分離土手等により構成
される分離手段によって搬送負荷を与えることにより、
次ページ以下のシートを残して1枚だけを分離する構成
である。
【0003】ところで、このような給紙装置としては、
シートを分離した後、余計に繰り出された次ページ以下
のシートを、戻し爪によりシートの先端を揃えながらシ
ート積載部に戻すシート戻し機構を備えた給紙装置があ
る。このようなシート戻し機構としては、分離性能と給
紙のスピードを両立させるために定期的(選択的)にシ
ート戻しを行う構成、言い換えれば所定の枚数が給紙さ
れるごとにシート戻しを行う構成がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような定
期的にシート戻しを行う従来の給紙装置は、紙種、モー
ドなどにより、その回数を変更する場合はあっても、不
定期にシート戻しを行うものではない。そのため、紙
種、モードや、動作環境によるバラツキがあっても重送
が発生しなくなるように、マージンを持って紙戻しの回
数を規定する必要があった。
【0005】そして、このようにマージンを持ってシー
ト戻しの回数を規定するようにした場合には、給紙速度
が犠牲になってしまう。また、定期的にシート戻しを行
うようにした場合、突発的な要因により重送が発生する
と、それを防ぐ方法が無かった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
給紙速度を犠牲にせずに、重送を防止することのできる
給紙装置及びこれを備えた画像形成装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シートを積載するシート積載手段と、前
記シート積載手段に積載されたシートを給送するシート
給送手段と、シートを1枚ずつ分離する分離手段と、前
記分離手段により分離されたシート以外のシートを前記
シート積載手段に向けて戻すシート戻しを行う戻し手段
と、を有し、前記分離手段により分離されたシート以外
のシートが所定の位置を通過したことを検知すると、前
記戻し手段によりシート戻しを行うことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、シートを積載するシート
積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートを
給送するシート給送手段と、シートを1枚ずつ分離する
分離手段と、前記分離手段により分離されたシート以外
のシートを前記シート積載手段に向けて戻すシート戻し
を行う戻し手段と、前記分離手段により分離されたシー
トの先端および後端を検知するシート端検知手段と、を
有し、前記シート端検知手段により算出されたシートの
長さに応じて前記戻し手段によりシート戻しを行うこと
を特徴とする。
【0009】また、本発明は、シートを積載するシート
積載部と、前記シート積載部に積載されたシートを給送
する給紙ローラと、シートを1枚ずつ分離する分離部
と、前記分離部により分離されたシート以外のシートを
前記シート積載部に向けて戻すシート戻しを行う戻し爪
と、を有し、前記分離部により分離されたシート以外の
シートが所定の位置を通過したことを検知すると、前記
戻し爪によりシート戻しを行うことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、シートを積載するシート
積載部と、前記シート積載部に積載されたシートを給送
する給紙ローラと、シートを1枚ずつ分離する分離部
と、前記分離部により分離されたシート以外のシートを
前記シート積載部に向けて戻すシート戻しを行う戻し爪
と、前記分離部により分離されたシートの先端および後
端を検知するシート端検知部と、を有し、前記シート端
検知部により算出されたシートの長さに応じて前記戻し
爪によりシート戻しを行うことを特徴とする。
【0011】以上の構成によれば、給紙速度を犠牲にせ
ずに、重送を防止することのできる給紙装置及びこれを
備えた画像形成装置を提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態に係る画像形成装置の一例である記録装置
の概略を示す断面図であり、図2はこの記録装置の概略
を示す他の断面図である。
【0014】図1において、20は記録装置であり、こ
の記録装置20は記録ヘッド13aを搭載した画像形成
部である記録ヘッドユニット13と、この記録ヘッドユ
ニット13と対向する位置に向けて不図示のシートを給
送する給紙装置21と、記録装置全体を制御するメイン
ボード1等を備えている。
【0015】ここで、給紙装置21は、不図示のシート
積載部に積載されたシートを送り出すシート給送手段で
あるところの半月形状を有する給紙ローラ2と、シート
を給紙ローラ2に圧接するためのホッパ3と、給紙ロー
ラ2により送り出されたシートを分離するための分離手
段である分離パッド7aを具備した分離パッド部7とを
備えている。
【0016】なお、給紙ローラ2は、シートの表面に接
触するローラゴム2aと、回転中心であるローラ軸2b
と、給紙ローラ2の位置を検知するためにメインボード
1上に設けられた位置検知手段である透過型の給紙ロー
ラセンサ1aを遮蔽するセンサフラグ2cと、ホッパ3
を押し下げるための不図示のカムとが備わっており、こ
れらはローラ軸2bを中心に一体となって回転する。
【0017】また、ホッパ3は、給紙ローラ2の回転に
連動して給紙ローラ2に接離可能に構成されており、ロ
ーラゴム2aの円弧部がシート側に向いているときの
み、圧接ばね4の弾性力によってシートを給紙ローラ2
に圧接するように構成されている。なお、ホッパ3の給
紙ローラ2に対する接離動作は、前述した給紙ローラ2
のカムと圧接ばね4によって行われる。
【0018】5はホッパ3を軸3aを介して回動自在に
保持しているベースである。8はベース5に、シート給
送方向と直交する方向(以下、シート幅方向という)に
移動自在に保持されている分離ベースである。分離パッ
ド部7は、この分離ベース8に回動軸7bを支点として
回動自在に取り付けられている。
【0019】また、7cは分離パッドバネであり、分離
パッド部7はこの分離パッドバネ7cにより給紙ローラ
2の方向に付勢されている。
【0020】ここで、図1はシートを送り出す通紙状態
を示している。このとき、給紙ローラ2の平面部と分離
パッド7aは略平行であり、図示されないストッパ部に
より分離パッド7aは給紙ローラ2と離間した位置に止
められている。給紙ローラ2の円周部付近のみが、分離
パッド7aと当接する構成になっている。
【0021】また、6は分離パッド7aと当接すること
により、シートを停止させる停止位置を形成するコロで
ある。このコロ6はシート幅方向において給紙ローラ2
とずれた位置に設けられ、不図示のバネにより分離パッ
ド7aに、回転を妨げられることのないように軽く押圧
されている。そして、このようにコロ6を分離パッド7
aに軽く押圧することにより、シートを送り出す際、送
り出されるシートと一緒に移動する2枚目以降のシート
を分離パッド7aにより押さえている。
【0022】また、図2において、9はシート戻し手段
である戻し爪である。この戻し爪9は、シート幅方向に
おいて給紙ローラ2及びコロ6とずれた位置に設けら
れ、分離ベース8に回動軸9aを介して回動自在に保持
されている。ここで、この戻し爪9は、シートを給送す
る際は、図2に示すように倒れた位置にあるが、シート
戻しをするとき、またはシートの給送が開始される前に
は、図示しないバネ及びストッパにより分離パッド7a
に対し略直角の位置に保持される。
【0023】なお、図2において、2dは給紙ローラ2
の側方に設けられ、凹部2eが形成されている戻し爪カ
ム部である。戻し爪9が分離パッド7aに対し略直角の
位置にあるとき、即ちシート戻しをするとき、またはシ
ートの給送が開始される前には、戻し爪9の先端部がこ
の凹部2e内に入り込む。
【0024】また、11は給紙されたシートを搬送する
搬送手段である搬送ローラ対、12は記録されたシート
を装置外に排出する排紙ローラ対である。1fはメイン
ボード上に設けられ、シートの先端及び後端を検知する
ためのシート端検知手段である透過型のシート端検知セ
ンサ(PEセンサ)であり、10は搬送されるシートに
より押圧されるアクチュエータである。シート端検知セ
ンサ1fは、このアクチュエータ10が回動することに
よりシートの先端、後端を検知する。
【0025】図3は、給紙ローラ2を回転させる給紙モ
ータを駆動するモータ制御回路の構成を示すものであ
る。15は給紙ローラ2を回転させる給紙モータ(ステ
ッピングモータ)である。
【0026】また、1bはメインボード1に配置され、
記録装置全体を制御し、戻し爪9によるシート戻し動作
を制御する制御手段であるCPU、1cは給紙モータ1
5を制御するモータドライバ、1dは一時的な定数を記
憶するRAM、1eは給紙モータ15の制御テーブル等
の記録装置20の動作パラメータを格納するEEPRO
Mである。14は記録装置20の内部あるいは外部に設
けられたホストコンピュータであり、このホストコンピ
ュータ14によりCPU1bに記録指令が送られる。
【0027】次に、このような構成の記録装置20にお
ける通常の給紙動作について説明する。
【0028】ホストコンピュータ14から記録指令がC
PU1bに出されると、CPU1bは、まず1枚目のシ
ートに対する記録指令か否かを判断する。ここで、1枚
目のシートに対する記録指令の場合は、戻し爪9が既述
した分離パッド7aに対し略直角の位置に保持される爪
戻しポジションにあるため、まずモータドライバ1cに
より給紙モータ15を正転させて給紙ローラ2を正転さ
せる。すると、戻し爪9は図2に示すように倒れた通紙
ポジションに移動する。
【0029】そして、戻し爪9を通紙ポジションに移動
させてシートの送り出しが可能な状態とした後、更に給
紙モータ15を連続して正転すると、給紙ローラ2によ
るシートの送り出しが開始される。なお、このように給
紙ローラ2が回転すると、それに連動して図示しないカ
ム部とホッパ3との当接が解除され、ホッパ3が圧接ば
ね4により給紙ローラ2の方向に付勢される。この状態
で給紙ローラ2の回転により、シート束の最上位に位置
する数枚のシートが搬送され、分離パット部7に給送さ
れ始める。
【0030】ここで、この時、積載されたシートの先端
は、図1に示す分離パッド部7の背面壁7dに略突き当
たった位置にあり、そこから数枚のシートが搬送され始
める。また、この時、給紙ローラ2の回転にあわせセン
サフラグ2cも回転し、この結果給紙ローラセンサ1a
の出力がONからOFFに変化する。そして、CPU1
bは、このセンサの出力が変化した位置をローラ回転の
動作量の起点として使用する。
【0031】一方、搬送されたシートは給紙ローラ2と
分離パッド7aとのニップ部に導かれ、最上位のシート
よりも下方のシートは分離パッド7aにより先端を規制
され、徐々に楔のように捌かれ、ついには最上位のシー
トだけが分離されて、図1の左下方向に搬送される。な
お、このとき、戻し爪9はシートの先端により押されて
反時計回りに回動し、シートの動きを阻害することはな
い。
【0032】次に、このようにして1枚に分離された最
上位のシートの先端がアクチュエータ10に達し、アク
チュエータ10を回動させる。これに伴いアクチュエー
タ10の端部がシート端検知センサ1fの遮光部を外
れ、これによりシート端検知センサ1fはシートの先端
を検知することができる。
【0033】なお、本実施の形態においては、搬送ロー
ラ対11によりシートの斜行を補正する構成である。C
PU1bは、このシート端検知センサ1fからの検知信
号を、シートを搬送ローラ対11まで搬送し、さらに搬
送ローラ対11に当接した状態でループを形成する量だ
けシートを搬送するための動作量の起点として使用す
る。
【0034】これにより、給紙ローラ2がさらに回転す
ると、記録装置内に給送されたシートの先端が停止して
いる搬送ローラ対対11のニップに突き当たり、斜行補
正のため更に3mm程度多く送られてループを形成した
後、一時モータの回転が停止する。なお、この時までの
搬送量は前述のようにシートの先端検知から一定量で定
まる。
【0035】次に、搬送ローラ対11と給紙ローラ2と
が同じ周速度で回転を始め、この直後にシートの先端は
搬送ローラ対11に挟まれて搬送される。さらに給紙ロ
ーラ2の図示しないカムがホッパ3を押し下げ、給紙ロ
ーラ2が図1に示す状態になって停止し、給紙動作が完
了する。この時、給紙ローラセンサ1aのフラグONを
起点に給紙ローラ2の停止が行われる。なお、回転始め
のフラグOFFを起点に停止される構成としても良い。
【0036】この後、シートは、図示されていない駆動
源によって駆動される搬送ローラ対11により更に下流
側に搬送されて頭出しされ、それと同時に記録ヘッド1
3aによりシートに記録が行われる。なお、この時の記
録位置は、搬送ローラ対11への突き当て後の搬送ロー
ラ対11の搬送量で管理される。
【0037】ところで、この動作の中で最上位のシート
以外のシートは、最上位のシートとの間の摩擦により連
れ送りされるが、コロ6と分離パッド7aとの圧接部
(停止位置)で先端を押さえ、それ以上は送られないよ
うになっている。この構成によりシートの重送が発生す
るのを防ぐようにしている。
【0038】ところが、何らかの影響で最上位のシート
以外のシートが、コロ6と分離パッド7aとの圧接部
(停止位置)を通り過ぎてしまうと(特に2枚以上)、
このシートを押さえるものが無くなり、搬送されている
最上位のシートから最上位のシート以外のシートが受け
る摩擦力により重送が発生してしまう。さらに、1度こ
の状態になってしまうと、シートによりコロ6が押し上
げられ、更にコロ6を通り過ぎてしまうものが増加する
傾向にある。
【0039】そこで、2枚以上の記録が連続して行われ
る場合、このような重送の発生を防ぐため、戻し爪9に
よりシート戻しを行う。なお、例えば普通紙に記録する
場合は、分離が比較的安定しており、かつ記録枚数も多
いため、記録速度を優先して、時間のかかるシート戻し
を例えば7枚に1回としている。また、それ以外の特殊
紙などに記録する場合はシート戻しを行う頻度を大きく
し、例えばシート戻しを毎回行う。
【0040】次に、連続して2枚以上の記録が行われる
場合で、シート戻しを行うときの動作について以下に説
明する。
【0041】シート戻しを行う場合には、前のシートの
後端が分離パット部7を離れ、シート端検出センサ1f
が前のシートの後端を検出した後、給紙ローラ2を逆方
向に90度程度回転させる。この時、戻し爪9の上には
シートはないので、戻し爪9は図2のように倒れた通紙
ポジションにあり、給紙ローラ2の戻し爪カム部2dの
凹部2eに入り込む形になっている。このため、給紙ロ
ーラ2が逆方向に回転すると、凹部2eの左端部2fと
当接し、戻し爪9は時計方向に回動する。
【0042】そして、このように戻し爪9が時計方向に
回動すると、戻し爪9は分離パッド7aに対して直立に
近い状態となり、これに伴いコロ6により押さえられて
いたシートは、先端が分離パッド7aの背面壁7dに略
突き当たる位置あたりまで押し戻される。
【0043】これにより、シート先端の位置をリセット
し、重送の起こりにくい状態にしてから給送を開始する
ことができる。なお、この時、不図示のカム等により、
このシートを戻す動作を阻害しないよう分離パッド7、
コロ6をタイミング良く離間させたりしている。
【0044】一方、例えば普通紙に記録する場合におい
て、シート戻しをしない場合は、シートの先端がコロ6
付近まで出ている状態から給送が開始される。ところ
で、シート戻しを行った後、何らかの影響で最上位のシ
ート以外のシートが、コロ6と分離パッド7aとの圧接
部を通り過ぎてしまう場合があり、この場合には重送が
発生する可能性がある。
【0045】そこで、本実施の形態においては、このよ
うに最上位のシート以外のシートが、コロ6と分離パッ
ド7aとの圧接部を通り過ぎ、これを検知した場合に
は、シート戻しを行う所定のタイミングではなくとも、
シート戻しを行う。
【0046】なお、本実施の形態においては、このよう
に最上位のシート以外のシートが、コロ6と分離パッド
7aとの圧接部を通り過ぎたことをシート端検知センサ
1fによるシートの先端を検知するタイミングから判断
している。
【0047】次に、このシート先端の検知について説明
する。
【0048】通常、シートのセット時及びシート戻しが
行われた後の給紙時には、既述したようにシートの先端
は分離パッド7aの背面壁7dに当接するあたりに位置
しているため、給紙ローラ2が送り出しを開始してか
ら、図2に示すように距離Aだけ送ってからシート端検
知センサ1fに達する。一方、シート戻しをしない場合
には、コロ6付近までシートの先端が達した状態から給
送動作を開始するため、距離Bだけ送っただけでシート
先端はシート端検知センサ1fに達することになる。
【0049】このことから、シートの先端がシート端検
知センサ1fに達したタイミングを検知すれば、給紙前
のシート先端の位置を検知することができる。そして、
本実施の形態のような系ではコロ6を越える場合、重送
が発生しやすいのでB以下(マージンは必要)の値が検
出できた場合には重送の危険大と考え、シート戻しを行
う所定のタイミングではなくても、次のシートの給紙前
にシート戻しを行う。このように、給紙前のシート先端
の位置を検知することにより、重送の危険性を検知する
ことができる。
【0050】なお、具体的には給紙ローラ2の回転開始
の位置(角度)が一定であるとすれば、給紙ローラ2の
回転始めからのステップ量を検知することにより、シー
トの先端がシート端検知センサ1fに達したタイミング
を検知することができる。なお、給紙ローラ2の回転開
始の位置(角度)がばらつく場合には、給紙ローラセン
サ1aを基点にステップ数を検知することにより精度良
く管理することができる。
【0051】一方、何らかの影響で、最上位のシート
と、最上位のシート以外のシートとが、コロ6と分離パ
ッド7aとの圧接部を通り過ぎて重送される場合があ
る。この場合、シートの長さを検出することにより重送
を判断する。
【0052】なお、本実施の形態においては、シートの
先端及び後端を検知することによりシート長を検出す
る。そして、この検出したシート長と、例えばホストコ
ンピュータから送られ、初期記憶手段であるRAM1d
に記憶されているシート長に関するデータとを比較する
ことにより、重送が発生したか否かを判定する。そし
て、重送が発生したと検知すると、次のシートの重送を
防ぐために次のシートの給紙前にシート戻しを行う。
【0053】なお、本実施の形態では停止している搬送
ローラ対にシートの先端を突き当ててレジ取りを行って
いる。そのため、シート端検知センサ1fがシートの先
端を検知してから給紙ローラ2により搬送されて搬送ロ
ーラ対11にシートの先端が突き当たったところから、
シート端検知センサ1fがシートの後端を検知したとき
までの搬送ローラ対11の搬送長(動作量)と、シート
端検知センサ1fから搬送ローラ対11までの長さと、
を足したものが実測長さ(E)となる。
【0054】次に、このような構成の記録装置20にお
ける給紙動作を図4及び図5に示すフローチャートを用
いて説明する。
【0055】ホストコンピュータ14からCPU1bに
記録指令が出されると(S301)、CPU1bはまず
1枚目のシートに対する記録指令か否かを判断する(S
302)。ここで、1枚目のシートに対する記録指令の
場合は(S302のY)、モータドライバ1cにより給
紙モータ15を正転させ、戻し爪9を図1に示す通紙ポ
ジションに移動する。
【0056】次に、シート戻し要求フラグをクリアにし
(S308)、さらに給紙モータ15を正転させ、給紙
ローラ2を1回転させる。これにより、給紙動作が開始
され、シート束のうち最上位の数枚のシートが搬送さ
れ、分離パッド部7に給送され始める。この時積載され
たシートの先端は分離パッド部7の背面壁7dに略突き
当たった位置にあり、そこから搬送され始める。なお、
この時、給紙ローラの回転にあわせセンサフラグも回転
し、給紙ローラセンサ1aの出力がOFFからONに変
化する。
【0057】次に、搬送されたシートは給紙ローラ2と
分離パッド7aとのニップ部に導かれ最上位のシートの
下方のシートは、分離パッドに先端を規制され徐々に楔
のように捌かれ、ついには一番上の1枚だけ分離され、
下流に搬送される。そして、この後、シートの先端がア
クチュエータ10に到達し、これに伴いアクチュエータ
10が回動して、シート端検知センサ1fはシートの先
端を検知する。即ち、シート端検知センサ1fはONと
なる(S310)。なお、シート端検知センサ1fがO
Nとならない場合には(S310のN)、シートがない
と判断し、紙なしエラー処理を行う。
【0058】この後、給紙ローラ2がさらに回転する
と、記録装置内に給送されたシートの先端が、停止して
いる搬送ローラ対11のニップに突き当たり、斜行取り
のため更に3mm程度多く送られ一時モータの回転が停
止する。
【0059】次に、搬送ローラ対11と給紙ローラ2と
が同じ周速度で回転を始め(S312)、その直後にシ
ートの先端は搬送ローラ対11に挟まれて搬送される。
さらに給紙ローラ2の図示しないカムがホッパ3を押し
下げ、給紙ローラ2が図1に示す状態になって停止し、
給紙動作が完了する。この時給紙ローラセンサ1aのフ
ラグONを起点に給紙ローラ2の停止が行われる。
【0060】なお、記録装置内に給送されたシートは、
図示されていない駆動源によって駆動される搬送ローラ
対11により搬送されて頭出しが行われ(S313)、
それと同時に記録ヘッド13aによりシートに記録が行
われる(S314)。さらに、記録が行われた後、排紙
される。なお、このときシート端検知センサ(PE)が
OFFとなることにより、ジャムが発生していないかを
監視する(S315)。
【0061】一方、1枚目のシートに対する記録指令で
ない場合は(S302のN)、所定のシート戻しのタイ
ミングであるか否か、本実施の形態においては7枚目の
シートであるか否かを判断する(S303)。そして、
7枚目のシートである場合には(S303のY)、シー
ト戻し要求フラグをセットする(S304)。そして、
このシート戻し要求フラグのセットによりシート戻し要
求フラグ有りを検知すると(S305のY)、モータド
ライバ1cを経由して給紙モータ15を逆転させ、戻し
爪9を図1に示す通紙ポジションから爪戻しポジション
に移動する(S306)。
【0062】なお、この後、給紙モータ15を正転させ
て戻し爪9を通紙ポジションに戻し、この後、シート戻
し要求フラグをクリアにし(S308)、既述したS3
09〜S315を行う。
【0063】ところで、上記のようにシートを排紙した
後、給紙ローラセンサ1aのOFFからシート端検知セ
ンサONまでの搬送量Dを、給紙モータ15のステップ
数より検知する。そして、搬送量Dが、B以下の値(P
E判定値)となっていることが検出された場合には(S
316のY)、重送の危険大と考え、シート戻し要求フ
ラグをセットする(S317)。
【0064】また、ホストコンピュータから送られてき
たシート長さに関するデータと、シートの実測長Eとを
比較し、ホストから送られてきたシート長さに関するデ
ータ(設定紙長さ)+αよりもシートの実測長Eが長い
場合には(S3218のY)、重送が発生したと判定
し、シート戻し要求フラグをセットする(S319)。
【0065】そして、このような2つの状態によりシー
ト戻し要求フラグがセットされた場合で、次のシートに
対する記録指令がある場合には(S320のY)、シー
ト戻しを行う所定のタイミングではなくても、次のシー
トの給紙前にシート戻しを行う(S306)。
【0066】このように、重送の危険が大きな場合ある
いは重送を検知した場合にはシート戻しを行う構成とす
ることにより、給紙性能を維持したままシート戻し回数
を減らすことができる。つまり、給紙速度を犠牲にする
ことなく重送を防止することができる。
【0067】ところで、給紙ローラ2によりシートの送
り出しを開始するとき、実際にはシートの積載量によっ
てシートの動き始めるタイミングが異なる。即ち、積載
量が多い場合はシートの動き始めが早くなり、積載量が
少ない場合はシートの動き始めが遅くなる。これは図示
しないカムの形状よっても異なるが、カムが徐々にホッ
パを上昇させる系だとゴムとシートとが接触するタイミ
ングが異なるからであり、このようにシートが動き始め
るタイミングが異なると、シート端検知のタイミングが
異なる。
【0068】そこで、これを考慮に入れて一定の判定値
を用いても良いが、直前のシート戻しを行った際のシー
トの先端の検知タイミング(Aの値)を記憶しておき、
これを基準に図2に示すCの値を差し引いたB(マージ
ンは必要)で判定すればより精度良く検出することが可
能となる。
【0069】(第2の実施の形態)図6及び図7は本発
明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の一例である
記録装置における給紙動作を示すフローチャートであ
る。なお、同図において、S401〜S415及びS4
19〜S425は、既述した図4及び図5のS301〜
S315及びS316〜S322と同じ内容である。
【0070】そして、本実施の形態では、排紙を行った
後(S415)、直前のシート戻しを行った際のシート
の先端検知のタイミングを記憶し(Aの値)、これを基
準に図2に示すCの値を差し引いたB(マージンは必
要)を「PE判定値」として記憶する(S417)。
【0071】更に、本実施の形態においては、シート戻
しをした直後は重送することなく正常に搬送されやすい
ことから、最後にシート戻しを行った時の実測紙長さデ
ータEを「想定紙長さ」としてシート長さ記憶手段であ
るRAM1dに記憶する。
【0072】そして、このように分離後のシート先端の
検知タイミングと、RAM1dに記憶されている前回シ
ート戻しが行われた後の分離後のシート先端の検知タイ
ミングとの比較により重送の危険を検出する構成として
も良い。それにより、簡単な構成で積載枚数の差による
検出誤差を無くすことができる。
【0073】また、想定されるシート長さと、実測のシ
ート長さを比較することによって重送を検知する構成と
しても良い。それによりホスト等から送られてくるシー
ト長さデータが必要なくなる。
【0074】なお、これまでの説明においては、ホスト
から送られてくるデータはシート長に関するデータとし
たが、本発明はこれに限らず、ホストから送られてくる
データとして先端、後端の余白が引かれた記録範囲デー
タを使用しても良い。この場合、実測のシート長さを同
様に余白を差し引いたものとすることは言うまでもな
い。また、記録のために必要な値として計数している記
録範囲を実測したものを用いても良い。
【0075】また、これまで停止している搬送ローラ対
にシートの先端を突き当ててレジ取りを行う装置におい
て説明しているが、逆転している搬送ローラ対にシート
の先端を突き当ててレジ取りを行う装置の場合も同様で
ある。またレジ取りを行わない装置においては、シート
長さ実測値におけるシートの先端位置は、シート端検知
センサ1fによるシートの先端検知を起点に行われる
が、シート長さを実測し、想定紙長さと比較する構成は
同様である。
【0076】さらに、これまでは記録装置としてホスト
からの想定シート長さを受け取るよう記述しているが、
複写機のようにスタンドアロンの機械でもセットされて
いるシートサイズの検出や設定を行うものがあり、この
データを想定長さデータとして使用しても良い。
【0077】さらに、シート端検出センサ1fを用いて
給送前のシート先端を検知することによりシート戻しを
行う構成としたが、コロ6の少し下流側にシートの有無
を検知する専用のセンサを新たに設け、給紙前にそのセ
ンサがシートありを検出した場合には次の給紙前にシー
ト戻しを行う構成としてもよい。
【0078】また、半月ローラを用いて重送防止のため
のコロを具備した摩擦分離方式の構成を説明したが、こ
の分離方式に限定されるものではない。どのような分離
方式であっても、シート戻しを選択的に行うことがで
き、シート先端の検知のタイミングあるいはシートの長
さを検出できれば同様の効果が得られる。さらに、既述
した実施の形態では給紙モータ15の回転のみで給送が
開始されるよう記述しているが、例えば微少な逆転によ
り正転1回転が可能となるようなラッチを用いた系でも
同様であるし、ソレノイドによって1回転可能となるよ
うな構成においても同様である。
【0079】また、既述した実施の形態では給紙ローラ
2の1回転に伴い、給紙ローラ2とシートの当接から分
離、搬送及び給紙の終了が完結する系で記載されている
が、これに限定されるものではない。例えば丸ローラと
別駆動のホッパ上下機構であってもホッパ上昇を起点に
シート先端の検知のタイミングにおいて同様の制御を行
えば同様の効果となる。なおシート長さに関する部分
は、分離部の構造にはまったく関係なく適応できる。
【0080】また、既述した実施の形態では給紙ローラ
2、搬送ローラ対11が別モータにより駆動されている
ように記述されているが同一モータであってもかまわな
い。また、モータの種類もステッピングモータとして記
述したが搬送量が分かればDCモータとエンコーダの組
み合わせであってもかまわない。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分離手段により分離されたシート以外の残りのシートの
給送方向先端の位置が分離手段の停止位置を通過した位
置にあると判断した場合には、戻し手段に戻し動作をさ
せて残りのシートをシート積載手段に向けて戻すことに
より、給紙速度を犠牲にすることなく重送を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る記録装置の概
略を示す断面図である。
【図2】上記記録装置の概略を示す断面図である。
【図3】上記記録装置の制御ブロック図である。
【図4】上記記録装置の記録動作制御の一部を示すフロ
ーチャートである。
【図5】上記記録装置の記録動作制御の一部を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る記録装置の記
録動作制御の一部を示すフローチャートである。
【図7】上記記録装置の記録動作制御の一部を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 メインボード 1a 給送ローラセンサ 1b CPU 1d RAM 2 給紙ローラ 6 コロ 7 分離パッド部 7a 分離パッド 9 戻し爪 11 搬送ローラ対 12 排紙ローラ対 13 記録ヘッドユニット 13a 記録ヘッド 14 ホストコンピュータ 15 給紙モータ 20 記録装置 21 給紙装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 浩史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB01 FC05 GA03 GB01 GC01 GD01 JA01 JD08 JD35 KA04 KA06 LA04 LA15 LC17 MA54 MB04 MB14 MC18 MC23

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載するシート積載手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートを給送するシー
    ト給送手段と、 シートを1枚ずつ分離する分離手段と、 前記分離手段により分離されたシート以外のシートを前
    記シート積載手段に向けて戻すシート戻しを行う戻し手
    段と、 を有し、 前記分離手段により分離されたシート以外のシートが所
    定の位置を通過したことを検知すると、前記戻し手段に
    よりシート戻しを行うことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記分離手段により分離されたシートの
    先端を検知するシート端検知手段を備え、前記シート検
    知手段が前記分離手段により分離されたシートの先端を
    検知するタイミングに応じて、前記分離手段により分離
    されたシート以外のシートが所定の位置を通過したかを
    判断することを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記シート端検知手段がシートの先端を
    検知するまでの前記シート給送手段の動作量を検出し、
    その検出値に基づいて前記分離手段により分離されたシ
    ート以外のシートが所定の位置を通過したかを判断する
    ことを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記シート給送手段の位相を検知する位
    相検知手段を備え、前記位相検知手段からの情報に基づ
    き、前記シート給送手段の動作量の検出を開始すること
    を特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記シート戻しを行った直後に前記シー
    ト端検知手段がシートの先端を検知するまでの前記シー
    ト給送手段の動作量を記憶する記憶手段を備え、前記シ
    ート端検知手段がシートの先端を検知するまでの前記シ
    ート給送手段の動作量と、前記記憶手段に記憶された動
    作量とを比較することにより、分離されたシート以外の
    シートが所定の位置を通過したかを判断することを特徴
    とする請求項3に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記シート給送手段の駆動源はステッピ
    ングモータであり、該ステッピングモータのパルス数に
    より前記シート給送手段の動作量を検出することを特徴
    とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の給紙装
    置。
  7. 【請求項7】 前記シート給送手段の駆動系にエンコー
    ダを備え、該エンコーダの検出値に基づいて前記シート
    給送手段の動作量を検出することを特徴とする請求項3
    ないし5のいずれか1項に記載の給紙装置。
  8. 【請求項8】 前記分離手段は摩擦片を備えた摩擦分離
    方式であり、前記分離手段と当接することにより前記分
    離手段により分離されたシート以外のシートの先端を押
    さえるコロを備えることを特徴とする請求項1ないし7
    のいずれか1項に記載の給紙装置。
  9. 【請求項9】 シートを積載するシート積載手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートを給送するシー
    ト給送手段と、 シートを1枚ずつ分離する分離手段と、 前記分離手段により分離されたシート以外のシートを前
    記シート積載手段に向けて戻すシート戻しを行う戻し手
    段と、 前記分離手段により分離されたシートの先端および後端
    を検知するシート端検知手段と、 を有し、 前記シート端検知手段により算出されたシートの長さに
    応じて前記戻し手段によりシート戻しを行うことを特徴
    とする給紙装置。
  10. 【請求項10】 前記シート積載手段に積載されるシー
    トの長さを記憶する記憶手段を備え、前記シート端検知
    手段により算出されたシートの長さと、前記記憶手段に
    記憶されたシートの長さとを比較することにより、前記
    戻し手段によりシート戻しを行うかを判断することを特
    徴とする請求項9に記載の給紙装置。
  11. 【請求項11】 前記シート端検知手段がシートの後端
    を検知するまでの前記シート給送手段の動作量よりシー
    トの長さを算出することを特徴とする請求項9に記載の
    給紙装置。
  12. 【請求項12】 前記戻し手段によりシート戻しを行っ
    た直後のシートの長さを記憶する記憶手段を備え、前記
    シート端検知手段により算出されたシートの長さと、前
    記記憶手段に記憶されたシートの長さとを比較すること
    により、前記戻し手段によりシート戻しを行うかを判断
    することを特徴とする請求項9に記載の給紙装置。
  13. 【請求項13】 前記シート給送手段の駆動源はステッ
    ピングモータであり、該ステッピングモータのパルス数
    によりシートの長さを算出することを特徴とする請求項
    9ないし12のいずれか1項に記載の給紙装置。
  14. 【請求項14】 前記シート給送手段の駆動系にエンコ
    ーダを備え、該エンコーダの検出値に基づきシートの長
    さを算出することを特徴とする請求項9ないし12のい
    ずれか1項に記載の給紙装置。
  15. 【請求項15】 シートを積載するシート積載部と、 前記シート積載部に積載されたシートを給送する給紙ロ
    ーラと、 シートを1枚ずつ分離する分離部と、 前記分離部により分離されたシート以外のシートを前記
    シート積載部に向けて戻すシート戻しを行う戻し爪と、 を有し、 前記分離部により分離されたシート以外のシートが所定
    の位置を通過したことを検知すると、前記戻し爪により
    シート戻しを行うことを特徴とする給紙装置。
  16. 【請求項16】 前記戻し爪により分離されたシートの
    先端を検知するシート端検知部を備え、前記シート端検
    知部が前記分離部により分離されたシートの先端を検知
    するタイミングに応じて、前記分離部により分離された
    シート以外のシートが所定の位置を通過したかを判断す
    ることを特徴とする請求項15に記載の給紙装置。
  17. 【請求項17】 前記検知部がシートの先端を検知する
    までの前記給紙ローラの動作量を検出し、その検出値に
    基づいて前記分離部により分離されたシート以外のシー
    トが所定の位置を通過したかを判断することを特徴とす
    る請求項16に記載の給紙装置。
  18. 【請求項18】 前記給紙ローラの位相を検知する位相
    検知部を備え、前記位相検知部からの情報に基づき、前
    記給紙ローラの動作量の検出を開始することを特徴とす
    る請求項17に記載の給紙装置。
  19. 【請求項19】 前記シート戻しを行った直後に前記シ
    ート端検知部がシートの先端を検知するまでの前記給紙
    ローラの動作量を記憶する記憶部を備え、前記シート端
    検知部がシートの先端を検知するまでの前記給紙ローラ
    の動作量と、前記記憶部に記憶された動作量とを比較す
    ることにより、分離されたシート以外のシートが所定の
    位置を通過したかを判断することを特徴とする請求項1
    7に記載の給紙装置。
  20. 【請求項20】 前記給紙ローラの駆動言はステッピン
    グモータであり、該ステッピングモータのパルス数によ
    り前記給紙ローラの動作量を検出することを特徴とする
    請求項17ないし19のいずれか1項に記載の給紙装
    置。
  21. 【請求項21】 前記給紙ローラの駆動系にエンコーダ
    を備え、該エンコーダの検出値に基づき前記給紙ローラ
    の動作量を検出することを特徴とする請求項17ないし
    19のいずれか1項に記載の給紙装置。
  22. 【請求項22】 前記分離部は摩擦片を備えた摩擦分離
    方式であり、前記分離部と当接することにより前記分離
    部により分離されたシート以外のシートの先端を押さえ
    るコロを備えることを特徴とする請求項15ないし21
    のいずれか1項に記載の給紙装置。
  23. 【請求項23】 シートを積載するシート積載部と、 前記シート積載部に積載されたシートを給送する給紙ロ
    ーラと、 シートを1枚ずつ分離する分離部と、 前記分離部により分離されたシート以外のシートを前記
    シート積載部に向けて戻すシート戻しを行う戻し爪と、 前記分離部により分離されたシートの先端および後端を
    検知するシート端検知部と、 を有し、 前記シート端検知部により算出されたシートの長さに応
    じて前記戻し爪によりシート戻しを行うことを特徴とす
    る給紙装置。
  24. 【請求項24】 前記シート積載部に積載されるシート
    の長さを記憶する記憶部を備え、前記シート端検知部に
    より算出されたシートの長さと、前記記憶部に記憶され
    たシートの長さとを比較することにより、前記戻し爪に
    よりシート戻しを行うかを判断することを特徴とする請
    求項23に記載の給紙装置。
  25. 【請求項25】 前記シート端検知部がシートの後端を
    検知するまでの前記給紙ローラの動作量によりシートの
    長さを算出することを特徴とする請求項23に記載の給
    紙装置。
  26. 【請求項26】 前記戻し爪によりシート戻しを行った
    直後のシートの長さを記憶する記憶部を備え、前記シー
    ト端検知部により算出されたシートの長さと、前記記憶
    部に記憶されたシートの長さとを比較することにより、
    前記戻し爪によりシート戻しを行うかを判断することを
    特徴とする請求項23に記載の給紙装置。
  27. 【請求項27】 前記給紙ローラの駆動源はステッピン
    グモータであり、該ステッピングモータのパルス数によ
    りシートの長さを算出することを特徴とする請求項23
    に記載の給紙装置。
  28. 【請求項28】 前記給紙ローラの駆動系にエンコーダ
    を備え、該エンコーダの検出値に基づきシートの長さを
    算出することを特徴とする請求項23に記載の給紙装
    置。
  29. 【請求項29】 記録ヘッドによりシートに画像を形成
    する画像形成装置において、 記録ヘッドを搭載するためのヘッド搭載部と、 シートを積載するシート積載手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートを給送するシー
    ト給送手段と、 シートを1枚ずつ分離する分離手段と、 前記分離手段により分離されたシート以外のシートを前
    記シート積載手段に向けて戻すシート戻しを行う戻し手
    段と、 を有し、 前記分離手段により分離されたシート以外のシートが所
    定の位置を通過したことを検知すると、前記戻し手段に
    よりシート戻しを行うことを特徴とする画像形成装置。
  30. 【請求項30】 記録ヘッドによりシートに画像を形成
    する画像形成装置において、 記録ヘッドを搭載するためのヘッド搭載部と、 シートを積載するシート積載手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートを給送するシー
    ト給送手段と、 シートを1枚ずつ分離する分離手段と、 前記分離手段により分離されたシート以外のシートを前
    記シート積載手段に向けて戻すシート戻しを行う戻し手
    段と、 前記分離手段により分離されたシートの先端および後端
    を検知するシート端検知手段と、 を有し、 前記シート端検知手段により算出されたシートの長さに
    応じて前記戻し手段によりシート戻しを行うことを特徴
    とする画像形成装置。
  31. 【請求項31】 記録ヘッドによりシートに画像を形成
    する画像形成装置において、 記録ヘッドを搭載するためのヘッド搭載部と、 シートを積載するシート積載部と、 前記シート積載部に積載されたシートを給送する給紙ロ
    ーラと、 シートを1枚ずつ分離する分離部と、 前記分離部により分離されたシート以外のシートを前記
    シート積載部に向けて戻すシート戻しを行う戻し爪と、 を有し、 前記分離部により分離されたシート以外のシートが所定
    の位置を通過したことを検知すると、前記戻し爪により
    シート戻しを行うことを特徴とする画像形成装置。
  32. 【請求項32】 記録ヘッドによりシートに画像を形成
    する画像形成装置において、 記録ヘッドを搭載するためのヘッド搭載部と、 シートを積載するシート積載部と、 前記シート積載部に積載されたシートを給送する給紙ロ
    ーラと、 シートを1枚ずつ分離する分離部と、 前記分離部により分離されたシート以外のシートを前記
    シート積載部に向けて戻すシート戻しを行う戻し爪と、 前記分離部により分離されたシートの先端および後端を
    検知するシート端検知部と、 を有し、 前記シート端検知部により算出されたシートの長さに応
    じて前記戻し爪によりシート戻しを行うことを特徴とす
    る画像形成装置。
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