JP2005074766A - 記録装置及びシート材搬送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シート材が記録装置内に残ったままとならない記録装置及びシート材搬送方法を提供する。
【解決手段】 第1の搬送手段11と、該手段11より下流側に配置され、シート材を下流側又は上流側へ搬送する第2の搬送手段30と、該手段30より下流側に配置された記録手段と、上記搬送手段11によって下流側へ搬送されるシート材が通過する第1の搬送路Aと、上記搬送手段30によって上流側へ搬送されるシート材が通過する第2の搬送路Bと、上記搬送路Aでのシート材の搬送状態を検出する第1の検出手段35と、上記搬送路Bでのシート材の搬送状態を検出する第2の検出手段と、第1、2の検出手段の検出結果に基づいて上記搬送手段11、30を制御する制御手段とを有し、シート材の搬送量が不足した場合には、再給送動作を実行し、再給紙動作中に、上記第2の検出手段によってシート材が検出された場合には、検出されたシート材を外部に排出する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、各種サイズの用紙、ラベル、ハガキなどといったシート材を記録部へ搬送する手段を備えた記録装置及びそのような装置において行われるシート材搬送方法に関する。
記録装置は、記録部へシート材(例えば用紙)を搬送するための手段として、用紙を1枚ずつ搬送する自動給紙装置と、自動給紙装置によって搬送されてきた用紙を引き継いで記録部へ送り込む送紙部とを備えている。自動給紙装置としては、積載部に積載されている複数枚の用紙を1枚ずつ分離して搬送するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図25は、従来の記録装置が備えている自動給紙装置及び送紙部の一部を示す部分断面図である。この自動給紙装置は、複数枚の用紙201を積載可能な用紙積載部200と、用紙積載部200に積載されている複数枚の用紙を1枚ずつ分離して搬送する給紙ローラ202とを有する。一方、送紙部は、給紙ローラ202によって搬送されてきた用紙201を不図示の記録部へ送り込むLFローラ203を有する。図25には図示されていないが、同図に示す記録装置は、給紙ローラ202の回転位置を検出する第1のセンサ部と、給紙ローラ202によって搬送される用紙201の先端が所定の位置を通過したことを検出する第2のセンサ部も備えている。
上記のような搬送手段を備えた記録装置では、以下のようにして自動搬送制御が行われる。
まず、給紙ローラ202を回転させて給紙動作を開始する。給紙動作が開始されると、第1のセンサ部の出力に基づく給紙ローラ202の回転量の計算を開始し、第2のセンサ部によって用紙201の先端が検出された時点で、給紙ローラ202の回転量からどの程度用紙201が搬送されたかを確定する。そして、その確定された用紙201の搬送量に基づいて以下のような動作を実行する。
用紙201の搬送量が十分である場合は、LFローラ203によって用紙201をそのまま記録部へ搬送する。一方、用紙201の搬送量が不十分な場合は、用紙201と給紙ローラ202の間でスリップなどが発生して搬送量が不足していると判断し、給紙ローラ202を再度回転させて、不足している搬送量分だけ用紙201を送紙部へ再度搬送する、といった再給紙動作を行う。
特開2003−26349号公報
しかしながら従来の記録装置には、以下のような課題があった。
ユーザが用紙サイズの設定を誤ったために、設定されている用紙サイズと実際の用紙サイズが異なっている状態で再給紙動作が行なわれると、両面記録時などに使用される別搬送路へ用紙が入り込み、搬送不能となって記録装置内に残ったままとなってしまう。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、各種サイズのシート材を確実に搬送可能であり、記録装置内にシート材を残すようなこともない記録装置及びシート材の搬送方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の記録装置は、複数枚のシート材を1枚ずつ分離して搬送する第1の搬送手段と、第1の搬送手段よりも該第1の搬送手段によるシート材の搬送方向下流側に配置され、シート材を下流側又は上流側へ搬送する第2の搬送手段と、第2の搬送手段よりもシート材の搬送方向下流側に配置され、第2の搬送手段によって搬送されてきたシート材に記録を行なう記録手段と、第1の搬送手段によって下流側へ搬送されるシート材が通過する第1の搬送路と、第2の搬送手段によって上流側へ搬送されるシート材が通過する第2の搬送路と、第1の搬送路におけるシート材の搬送状態を検出する第1の検出手段と、第2の搬送路におけるシート材の搬送状態を検出する第2の検出手段と、第1及び第2の検出手段による検出結果に基づいて第1及び第2の搬送手段を制御する制御手段と、を有し、制御手段は、第1の検出手段による検出結果に基づいて第1の搬送手段によるシート材の搬送量の不足の有無を判断すると共に、シート材の搬送量が不足していると判断した場合には、第1及び第2の搬送手段に再給送動作を実行させると共に、再給紙動作中に第2の検出手段によってシート材が検出された場合には、第2の搬送手段による搬送方向を反転させて、検出されたシート材を外部に排出させる。
また、上記目的を達成するため、本発明のシート材搬送方法は、上記制御手段が上記第1の検出手段による検出結果に基づいて上記第1の搬送手段によるシート材の搬送量の不足の有無を判断する工程と、シート材の搬送量が不足していると判断した制御手段が、上記第1及び第2の搬送手段にシート材を再搬送させる再給送動作を実行させる工程と、上記再給送動作中に上記第2の検出手段によってシート材が検出された場合に、制御手段が上記第2の搬送手段による搬送方向を逆転させて、検出されたシート材を外部に排出させる工程と、を有する。
本発明の記録装置及びシート材搬送方法によれば、シート材の搬送量の不足が検出されると自動的に再給送動作が実行される。従って、シート材が記録装置内に残ったり、残ったシート材が取り出し不可能になったり、シート材が所定位置に搬送されることなく記録動作が行なわれたりすることがなく、信頼性の高い再給送動作が実現される。さらに、再給送動作中に第2の検出手段によってシート材が検出されると、検出されたシート材は自動的に排出される。従って、シート材のサイズ設定が間違っている状態のまま再給送動作が開始された結果、シート材が第2の搬送路に送り込まれたとしても、そのシート材が記録装置内に残ったり、残ったシート材が取り出し不可能になったりすることがない。
次に、本発明の最良の実施形態の一例について図面を参照して説明する。
本発明の記録装置は、第1の搬送手段としての給紙ローラを含む自動給紙装置と、第2の搬送手段としてのLFローラを含む送紙部と、記録手段としての印字部と、を備えている。自動給紙装置は、用紙積載部に積載されている複数枚の用紙を1枚ずつ分離して送紙部に搬送する。送紙部は、自動給紙装置よりも用紙の搬送方向下流側に配置され、自動給紙装置によって搬送されてきた用紙を引き継いで印字部へ送り込む。印字部は、送紙部よりも用紙の搬送方向下流側に配置され、送紙部によって送り込まれた用紙に印字する。
はじめに、本発明の記録装置が備えている自動給紙装置の構成について説明する。図1は、自動給紙装置の一例を示す模式的斜視図である。図2は、図1に示す自動給紙装置を矢印A方向から見た模式的正面図である。この自動給紙装置は、用紙積載部、給紙・分離部、重送防止部の3つの構成部に大別することができる。さらに、用紙積載部は、図1及び図2に示す圧板16及びASFベース15と、ASFベース15に設けられた用紙積載面15b、用紙搬送基準部15a及びサイドガイド18と、を主要な構成要素とする。また、給紙・分離部は、給紙ローラ11、分離ローラ12及び分離ローラ押圧バネ26を主要な構成要素とする。また、重送防止部は、3つの戻しレバー13を主要な構成要素とする。以下、各構成部について詳細に説明する。
(1)用紙積載部:
用紙積載部を構成する用紙搬送基準部15aは、ASFベース15の一部から突出して設けられており、用紙積載面15bにセットされる用紙の幅方向におけるセット位置の基準となる。サイドガイド18は用紙の搬送方向Yと交差(直交)する方向に移動可能であり、用紙積載面15bにセットされた用紙の幅方向における位置を規制する。これら用紙搬送基準部15a及びサイドガイド18により、用紙積載面15bにセットされた用紙の幅方向における位置決めが行なわれる。
圧板16は上端に回転中心を持つ回転移動機構を備えており、自動給紙装置が用紙搬送中でない、いわゆる待機状態においては、給紙ローラ11から所定の距離だけ離れた所定の位置に固定されている。一方、給紙ローラ11による用紙の搬送が行なわれる場合には、用紙積載面15bにセットされた用紙を給紙ローラ11に押圧する方向に回動する。待機状態において、所定の位置に固定された圧板16と給紙ローラ11との間には、用紙積載面15bに複数枚の用紙を重ねて積載するのに十分な間隙が確保される。尚、用紙積載面15bを形成する部位をリブ形状とすることによって、給紙時の負荷を低減し、スムーズな用紙のセットを可能としてある。
圧板16の給紙ローラ11側への回動、及び圧板16の給紙ローラ11からの離間は、基本的にバネ及びカムによって行われる。具体的には、圧板16の給紙ローラ11側への回動は不図示の圧板バネによる付勢によって行われ、圧板16の給紙ローラ11からの離間は、カムが上記圧板バネによる付勢に抗して強制的に圧板16を押し下げることによって行なわれる。
用紙積載部は、所定の用紙幅の範囲のうちの任意の用紙幅に適応するように設計されており、用紙セット時は、圧板16を所定の位置に固定した状態で、圧板16と給紙ローラ11との間隙に用紙搬送基準部15aに沿わせて複数枚の用紙がセットされる。その後、サイドガイド18を図1に示す矢印C方向に移動させることで、セットされた各用紙の幅方向における位置決め行う。これにより、セットされた用紙束は用紙搬送方向Yと交差(直交)する方向への移動が規制されて、安定した搬送が可能となる。
セットされた用紙束は重力によって下方に付勢され、その先端が用紙積載面15bに突き当たることになる。この状態で圧板バネによって圧板16を給紙ローラ11側へ回動させると、セットされた用紙束が給紙ローラ11に押圧される(接近動作)。用紙を再度セットする時やセットされている用紙を取り出す時などは、カムにより圧板16を給紙ローラ11から所定の距離だけ離れた所定の位置まで強制的に回動させて退避させる(離間動作)。以上のような圧板16の接近動作及び離間動作が後述する所定タイミングによって行われることによって給紙動作が行われる。
尚、サイドガイド18は、圧板16に摺動可能に取り付けられている。もっとも、サイドガイド18が不用意に動かないように、圧板16に刻まれたラッチ溝と係合させて固定してもよい。この場合、例えばサイドガイド18にラッチ溝との係合を解除するためのレバー部を設け、そのレバー部を操作してラッチ溝との係合を解除すると、サイドガイド18が摺動可能となるようにしてもよい。
(2)給紙・分離部:
給紙・分離部を構成する給紙ローラ11はローラ軸10に支持されており、このローラ軸10に不図示のモータから回転駆動力が与えられることで所定の方向に回転する。圧板16の回動によって給紙ローラ11に押圧された用紙束の最上位の用紙は、給紙ローラ11が回転することで、該給紙ローラ11との間に発生する摩擦力により搬送される。このように、給紙ローラ11は摩擦力によって用紙を搬送するので、その材質としてはEPDMなど高摩擦係数を持ったゴムや、発泡ウレタンなどを用いるとより好適である。
分離ローラ12は、給紙ローラ11と上記用紙積載部にセットされた用紙が最初に接する点よりも用紙の搬送方向下流側において用紙に接する位置に設けられている。また、分離ローラ押圧バネ26は、用紙を搬送中の給紙ローラ11に該用紙を挟んで分離ローラ12を押し付け、給送ローラ11の搬送力が確実に用紙に伝わるように作用する押圧手段として機能する。また、分離ローラ押圧バネ26による分離ローラ12の押圧、押圧解除はローラ軸10に取り付けられたカムによって制御されており、分離ローラ12は所定のタイミングで給紙ローラ10に押圧、押圧解除される。なお、分離ローラ12の給紙ローラ11への押圧が解除された状態では、給紙ローラ11の搬送力は用紙に伝わらない。
分離ローラ12の回転中心軸にはトルクリミッタ12bが設けられている。このトルクリミッタ12b自身は分離ローラホルダ28に回転自在に保持されているだけで、能動的に回転することはない。但し、トルクリミッタ12bの支軸は分離ローラホルダ28に固定されており、この支軸とトルクリミッタ12bの間には、金属又はプラスティックなどで出来たコイルバネが収納されており、分離ローラ12の回転中心軸が所定角度まで回転してコイルバネが支軸に巻き付いたところでコイルバネと支軸が相対的に滑り、これによって所定トルクが維持されるように構成されている。また、分離ローラ12の表面は給紙ローラ11と同程度の摩擦係数を持つゴムや発泡ウレタンなどで構成されている。
次に、給紙・分離部の動作について説明する。用紙積載部にセットされた用紙束が給紙ローラ11に押圧されている状態で給紙ローラ11が回転駆動されると、給紙ローラ11に接する用紙束の最上位の用紙が給紙ローラ11との間の摩擦力により搬送されることは既述の通りである。このように給紙ローラ11によって用紙束の最上位の用紙が搬送される訳であるが、基本的には給紙ローラ11と最上位の用紙との間の摩擦力が、最上位の用紙とその直下にある用紙との間の摩擦力よりも大きい場合は最上位の用紙のみが搬送される。
しかし、例えば用紙の端部に用紙裁断時に出来たバリがある場合、静電気による用紙間の貼り付きがある場合、用紙表面の摩擦係数が非常に大きい場合などには、用紙積載部から一度に複数枚の用紙が引き出されることがある。このため、本形態では、給紙ローラ11と分離ローラ12とによって形成される分離ニップ部によって、以下のような分離動作を行い、最上位の用紙のみが分離されて搬送されるようにしてある。
分離ニップ部に用紙が進入していない場合は、給紙ローラ11の回転に伴って分離ローラ12は従動的に回転する。分離ニップ部に1枚の用紙が入った場合は、給紙ローラ11と用紙との間の摩擦力の方が、トルクリミッタ12bの作用によって所定トルクで従動回転する分離ローラ12と用紙との間の摩擦力よりも大きい。従って、給紙ローラ11の回転に伴って分離ローラ12を従動回転させつつ用紙が搬送される。
2枚の用紙が分離ニップ部に進入した場合は、給紙ローラ11と用紙との間の摩擦力が2枚の用紙間の摩擦力に比べて大きい。また、分離ローラ12と用紙との間の摩擦力が2枚の用紙間の摩擦力に比べて大きい。従って、2枚の用紙間で滑りが生じる。その結果、給紙ローラ11側の用紙のみが搬送されると共に、分離ローラ12は不回転となって、分離ローラ12側にある用紙はその場に停止して搬送されない。以上によって、分離ニップ部に2枚の用紙が進入しても、給紙ローラ11に接している上位の用紙のみが搬送され、下位の用紙はその場に残る。
(3)重送防止部:
上記のように、分離ニップ部に2枚の用紙が進入してきても、給紙ローラ11に接する上位の用紙のみを分離して搬送することが可能である。しかし、分離ニップ部に3枚以上の用紙が進入してきた場合、あるいは2枚の用紙が進入して下位の用紙がその場に残った場合には、次の用紙を給紙する際に、複数枚の用紙が同時に搬送される可能性がある(いわゆる重送が発生する可能性がある)。重送防止部は、このような重送を防止するためのものである。
この重送防止部は、不図示の戻しレバー制御カム及び戻しレバー13からなる。戻しレバー13の回動操作は、戻しレバー制御カムの回動動作と同期して行われる。本形態の場合、戻しレバー13は3本設けられており、各々は一本の軸に一体的に形成されている。また、3本の戻しレバー13のうち2本は、給紙ローラ11を挟むように配置されている。
この重送防止部では、戻しレバー制御カムを不図示の駆動モータにより所定の方向に回転させることで戻しレバー13が所定量だけ用紙の搬送方向と逆方向に回動する。回動する戻しレバー13は、上記分離ニップ部に残されている用紙の先端に当接し、さらに用紙の搬送方向とは逆方向にその用紙を押し戻す。これにより、分離ニップ部に残された用紙は元の位置に戻されることになる。
以上が、本発明の記録装置に備えられた自動給紙装置の概略である。以上のように構成された自動給紙装置は、複雑な機構を持たないため、その制御が容易である。
次に、上記の自動給紙装置を備えた本発明の記録装置について説明する。図3は、本発明の記録装置の一実施形態を示す模式的断面図である。
この記録装置は、シャーシ38に、図1及び図2に示した自動給紙装置及びその自動給紙装置によって給紙された用紙を不図示の印字部に送り込む送紙部が設けられている。自動給紙装置については既に説明済みであるので、ここでは先に説明していない構成についてのみ説明し、重複する説明は省略する。尚、図1には、自動給紙装置の圧板16を給紙ローラ11に押圧するための圧板バネ17(図1及び図2では不図示)が図示されているが、その構成および動作は既述の通りである。
まず、送紙部について説明する。送紙部は、用紙を送紙するためのLFローラ30、LFローラ30に対向して配置され、用紙に当接圧を与えるためのピンチローラ31、ピンチローラ31を回動自在に保持するとともに、用紙のガイドを行うピンチローラホルダ33、用紙の先端を検出するためのPEレバー34、PEレバー34の動きを検知するためのPEセンサ35、給紙ローラ11の位置を検知するためのASFセンサ36、電気基板37、送紙中の用紙を下方から支持するためのプラテン39、及び印字済みの用紙を本記録装置外へ排出する不図示の排紙部を備えている。尚、排紙部は、用紙を記録装置外へ排出するための排紙ローラ及び拍車を備えている。
PEレバー34、LFローラ30及びピンチローラ31、プラテン39は、用紙の搬送方向に沿って順次設けられ、LFローラ30及びピンチローラ31はLFローラニップ部を形成している。また、PEセンサ35及びASFセンサ36は、電気基板37上に設けられており、これらPEセンサ35及びASFセンサ36の出力はそれぞれ不図示の制御部(詳しくは後述する)へ入力される。LFローラニップ部を形成するLFローラ30及びピンチローラ31は、一方のローラ表面の摩擦係数が他方のローラ表面の摩擦係数よりも高く設定されており、これにより効果的に用紙進行方向の修正が行えるようになっている。
PEレバー34は、給紙ローラ11によって上記LFローラニップ部へ搬送される用紙が通過する第1の搬送路A(給紙ローラ11からLFローラニップ部に至る搬送路)に設けられている。このPEレバー34は、長手方向ほぼ中央が回転軸によって軸支されており、一端が第1の搬送路Aを通過する用紙の先端によって押されることで所定の角度だけ回転する。PEレバー34の他端は、初期位置(PEレバー34が回転していない状態)においてPEセンサ35の受光面を覆うように配置されており、PEレバー34が所定の角度だけ回転すると、PEセンサ35の受光面からずれて、PEセンサ35の受光面を露出させる。この構成によれば、制御部は、PEセンサ35のオン、オフを検出することで、第1の搬送路A上を移動する用紙の先端がPEレバー34の設置位置を通過したか否かを検知することができる。
PEレバー34の設置位置を通過した用紙はLFローラニップ部に進入し、LFローラ30の回転に伴ってプラテン39上に送り出される。プラテン39と対向する位置には印字部を構成する記録ヘッド(不図示)が設けられており、この記録ヘッドによってプラテン39上に送り出された用紙への印字が行われる。プラテン39上を通過した用紙は排紙部へ搬送され、この排紙部から記録装置外へ排出される。LFローラ30による搬送、記録ヘッドによる印字、及び排紙部による排紙の各動作は、いずれも制御部によって制御されている。
次に、自動給紙装置について説明する。自動給紙装置の給紙ローラ11は、ローラ軸10に取り付けられている。ローラ軸10には、所定の回転位置においてASFセンサ36の受光面を覆う遮光部材36aが設けられており、遮光部材36aはローラ軸10と共に回転し、ローラ軸10が所定の回転位置からある角度まで回転したところでASFセンサ36の受光面からずれて、ASFセンサ36の受光面を露出させる。また、ローラ軸10には、圧板16の接近動作及び離間動作を制御するカムも設けられている。さらに、ローラ軸10の回転に同期して、分離ローラ12の給紙ローラ11への圧接/離間が行われ、さらに、戻しレバー13の駆動も同様に同期して行われる。圧板16によって用紙が給紙ローラ11に押圧されている時であって、かつ、分離ローラ12が給紙ローラへ圧接されている時にのみ用紙搬送が可能であり、用紙搬送の開始タイミングは、ASFセンサ36の受光面が露出する直後のタイミングと一致している。制御部は、ASFセンサ36のオン、オフを検出することで、給紙ローラ11による搬送開始タイミングを検出することができる。尚、ローラ軸10の1回転に対し、給紙ローラ11も1回転する。
図3中の符号50はASFフラッパーを示している。ASFフラッパー50は、給紙ローラ11側の端部(後端)に回転支点を有し、ピンチローラ31側の端部(先端)は、常に上方に向けて付勢され、ピンチローラホルダー33に当接されている。従って、給紙ローラ11によって用紙積載部から引き出された用紙は、上記付勢に抗してASFフラッパー50の先端を押し下げてLFローラニップ部へ進む。尚、用紙の後端が通過し終えると、ASFフラッパー50は、上記付勢によって自動的に元の状態に復帰する。また、ASFフラッパー50の付勢は、バランサやバネ等の付勢手段によって実現されている。
図3中の符号51は水平パスを示している。水平パス51は、不図示の両面搬送ユニットがASFベース15の下部に取り付けられた場合に上流側へ搬送される用紙が通過する第2の搬送路Bとして使用される。水平パス51には、回動可能に軸支された不図示の第2PEレバーが設けられている。この第2PEレバーは、用紙が水平パス51を通過する際に、その用紙の縁に押されて回動し、不図示の第2PEセンサ53を露出させる。これよって、上記制御部は水平パス51(第2の搬送路B)における用紙の通過を検知する。尚、用紙が水平パス51を通過した後は、第2PEレバーが自動的に逆方向に回動し、第2PEセンサ53が遮蔽される。
図4に、本形態の記録装置の機能ブロックを示す。給紙モータ105、送紙モータ106及び排紙モータ107は、給紙ローラ11、LFローラ30及び排紙ローラ40にそれぞれ回転駆動力を与える。駆動ドライバ102、103及び104は、制御部100からの指令に基づいて、それぞれ給紙モータ105、送紙モータ106及び排紙モータ107を駆動する。
記録ヘッド101は、プラテン39と対向するように配置されており、LFローラニップ部からプラテン39上に送り出された用紙に対して印字を行う。この記録ヘッド101には、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等の記録ヘッドを用いることができる。
制御部100は、PEセンサ35、ASFセンサ36及び第2PEセンサ53の各出力に基づいて自動給紙装置によって搬送される用紙の搬送量(給紙ローラ11の回転量)を計算し、その計算結果に基づいて給紙モータ105、送紙モータ106の制御(給紙動作、再給紙動作の制御)を行う。この他、制御部100は記録ヘッド101による印字動作の制御など、本記録装置のすべての動作を総括的に制御する。
以下、制御部100による基本的な給紙動作の制御について説明する。
図5は、給紙ローラ11の回転量、給紙ローラ11による用紙の搬送状態、ASFセンサ36、PEセンサ35の各出力の相互関係を示すタイミングチャートである。図5中のL1は、図3に示す用紙積載面15bからPEレバー34までの距離、L2はPEレバー34からLFローラ30及びピンチローラ31によって形成されるLFローラニップ部までの距離、LRは給紙ローラ11が用紙を搬送可能な距離、Mは搬送マージンをそれぞれ示している。また、XAPは、ASFセンサ36がオンしてからPEセンサ35がオンするまでの間における給紙ローラ11の回転量を示している。さらに、図5中のNは、ASFセンサ36がオンしてから給紙ローラ11が実際に用紙の搬送を開始するまでの間における給紙ローラ11の回転量を示している。給紙ローラ11の搬送可能距離LRは、
LR=L1+L2+M (1)
となるように設定されている。
図5において、(a)〜(g)は給紙ローラ11の異なる回転位置を示す。これら各回転位置(a)〜(g)に対応する本記録装置の状態を図6〜図12に示す。以下、図4〜図12を参照して、給紙動作時における制御部100の基本的な制御について具体的に説明する。
図5に示す回転位置(a)では、図6に示すように、用紙20は用紙積載面15bに積載され待機している状態となっている。このとき、ASFセンサ36の受光面は遮光部材36aによって覆われ、PEセンサ35の受光面はPEレバー34の端部によって覆われており、両センサ35、36は共にオフ(=遮光状態)の状態となっている。
制御部100から駆動ドライバ102に対して給紙制御信号が送られると、給紙モータ105が駆動し、給紙ローラ11は図6の矢印Aの方向に回転(正転)を始める。給紙ローラ11の回転位置が図5の(b)の位置に達すると、図7に示すように、遮光部材36aがASFセンサ36の受光面から完全に外れ、ASFセンサ36はオンとなる。このとき、用紙20は、まだ用紙積載面15bに積載された状態のままであり、給紙ローラ11による搬送は行なわれていない。
ASFセンサ36がオンになった時点で、制御部100は、給紙ローラ11の回転量の計算を開始し、その計算は、用紙20の先端がPEレバー34に到達してPEセンサ35がオンとなるまで継続的に実行される。
給紙ローラ11がさらに正転し、これに伴って圧板16が回動して用紙20が給紙ローラ11に押圧されると、用紙20の搬送が開始される。しかし、給紙ローラ11の回転位置が図5の(c)の位置であるときは、図8に示すように、給紙ローラ11によって用紙20が搬送されている途中であり、用紙20の先端はまだPEレバー34に到達しておらず、PEセンサ35はまだオフのままである。
更に給紙ローラ11が回転して、給紙ローラ11の回転位置が図5の(d)の位置まで達すると、図9に示すように、用紙20の先端がPEレバー34に到達し、PEレバー34が用紙20の先端で押されて回転する。PEレバー34が回転すると、PEセンサ35の受光面を覆っていたPEレバー34の端部がその受光面から完全に外れ、PEセンサ35がオンになる。
PEセンサ35がオンなった時点で、制御部100は給紙ローラ11の回転量XAPの計算を終了し、その計算結果に応じて次にどのような動作(通常の給紙動作、再給紙動作)をするかを判断する。ここでは、基本的な給紙動作を説明しており、給紙ローラ11と用紙20の間でまったくスリップが生じていない状態を想定しているため、制御部100によって以下のような給紙動作が続行される。
制御部100は、PEレバー34からLFローラニップ部までの距離L2だけ用紙を搬送するために、給紙ローラ11を図5の(d)の位置から図5の(e)の位置まで正転させる。給紙ローラ11が図5の(e)の位置に達すると、図10に示すように、用紙20はその先端がLFローラニップ部に突き当たった状態になる。
次に、LFローラ30を図11の矢印B方向へ回転(正転)させると共に、給紙ローラ11をLFローラ30と同期させて正転させ、用紙20をLFローラニップ部へ送り込む。給紙ローラ11の回転位置が図5の(f)の位置では、図11に示すように、用紙20が途中までLFローラニップ部へ送り込まれた状態となっている。この状態から給紙ローラ11がさらに正転して図5の(g)の位置まで達すると、図12に示すように、給紙ローラ11による用紙20の搬送が終了するとともに、ASFセンサ36の受光面が遮光部材36aによって再度覆われて、ASFセンサ36がオフとなる。この後、給紙ローラ11は所定の位置で停止する。
以上が、給紙ローラ11と用紙20の間にまったくスリップがない状態を想定したときの基本的な給紙動作である。
もっとも、通常の給紙動作では、給紙ローラ11と用紙20との間でスリップを生じており、このスリップにより、実際の用紙の位置は、図6〜図12に示した用紙20の位置よりも上流側にオフセットされた状態となる。言い換えれば、ASFセンサ36がオンしてからPEセンサ35がオンするまでの間における給紙ローラ11の回転量XAPは、用紙がスリップすればするほど大きくなる。本形態の場合は、このスリップの影響を考慮して、図5に示した搬送マージンMだけの許容量が設定されている。つまり、
XAP ≦ N+L1+M (2)
の関係が成り立つ範囲であれば正常な給紙動作(通常給紙動作)が可能である。
図13に、通常給紙動作のフローチャートを示す。ここでは、供給された用紙への記録動作を含めて説明する。
図13を参照すると、まず、図4に示す駆動ドライバ102に対して制御部100から給紙制御信号を送出して給紙ローラ11を正転させる(ステップS601)。次に、ASFセンサ36がオフからオンになったかどうかを確認する(ステップS602)。この確認はASFセンサ36がオンになったことが確認されるまで繰り返し行われ、オンになったことが確認されると、給紙ローラ11が回転を始めたと判断し、PEセンサ35がオフからオンになったかどうかを確認する(ステップS603)。
ステップS603おいて、PEセンサ35がオフからオンになったことが確認されなかった場合は、ASFセンサ36がオンからオフになったかどうかを確認する(ステップS604)。オフになったことが確認された場合は、用紙が搬送されないまま給紙ローラ11が1回転してしまったと判断し、再びステップS601に戻って給紙動作を行う。オンの状態が維持されている場合はステップS603に戻り、再度PEセンサ35がオフからオンになったかどうかを確認する。
ステップS603おいて、PEセンサ35がオフからオンになったことが確認された場合は、ASFセンサ36がオンになってからPEセンサ35がオンになるまでの間に駆動ドライバ102から給紙モータ105に供給された駆動信号のパルス数を計数し、この計数結果に基づいて給紙ローラ11の回転量XAPを確定する(ステップS605)。
回転量XAPが確定すると、確定されたXAPが(N+L1+M)の値以下であるかどうかを判断する(ステップS606)。XAPが(N+L1+M)の値以下であれば、そのまま給紙動作を続行して以下の処理へ移行し、逆に大きければ、再給紙シーケンス1へ移行する(ステップS607)。
XAPが(N+L1+M)の値以下の場合は、PEセンサ35がオンとなった時点から、図5に示すL2の移動量に相当する量だけ給紙ローラ11を正転させ、その後、給紙モータ105を停止させる(ステップS608)。これにより、用紙の先端がLFローラニップ部に突き当たった状態になる(ステップS609)。
用紙のLFローラニップ部への突き当てが完了したら、初めに、給紙モータ105を駆動して給紙ローラ11を正転させ(ステップS610)、次いで、送紙モータ106を駆動してLFローラ30を正転させて(ステップS611)、用紙を印字開始位置へ導くための頭出し動作を行う。
頭出し動作が完了したら、用紙への印字動作を開始する(ステップS612)。この印字動作は、本記録装置外部の処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ)から供給される印字命令に基づいて行われる。用紙への印字動作が終了すると、次の印字命令があるかどうかを確認する(ステップS613)。次の印字命令がある場合は、ステップS601に戻って次の用紙の給紙動作を行い、印字命令が終了している場合には給紙動作を終了する。
なお、ここでは、外部の処理装置から印字命令が供給されるようにしているが、記録装置内部に、外部から供給される記録媒体から情報を読み取る機構を設け、その読み取った情報に基づいて自装置内で印字命令を発生するようにしてもよい。
次に、給紙ローラ11と用紙との間にスリップが生じた場合の動作について説明する。給紙ローラ11と用紙との間にスリップが生じた場合には、給紙ローラ11を1回転させるだけでは、用紙の先端をLFローラニップ部に到達させることはできない。図14に、用紙20の先端がLFローラニップ部に到達できないときの状態を示す。このように、用紙20の先端がLFローラニップ部に到達しない場合には再給紙動作を行う。本形態では、A4サイズ等の用紙長が比較的長い用紙と、官製ハガキ等の用紙長が比較的短く厚手の用紙と、で制御部100による以下のような異なる再給紙動作が行われる。
まず、用紙長が比較的長い用紙の場合の再給紙動作について説明する。尚、本形態では、用紙長が255mm以上の場合は、用紙長が長い用紙としての再給紙動作を行う。
用紙の先端がLFローラニップ部に到達できないときの条件は、次式で表現できる。
XAP > N+L1+M (3)
よって、給紙ローラ11と用紙との間でスリップが生じた場合、図13に示すステップS606において、XAPが(N+L1+M)の値よりも大きいと判断される。すなわち、判断結果が「NO」となる。従って、制御部100は、ステップS607に移行し、再給紙シーケンス1を実行する。ここで実行される再給紙シーケンス1のフローチャートを図15に示す。制御部100は、まずホストとしてのコンピュータ等のプリンタドライバから用紙の長さに関する情報を入手し、用紙長が255mm未満の場合はステップS702に移行し、255mm以上の場合は以下のステップを実行する。ここでは、用紙長が255mm以上の場合について説明しているので、制御部100は以下のステップを実行する。
制御部100は、図4に示す駆動ドライバ102に対して再給紙制御信号を送出して給紙モータ105を駆動させて、給紙ローラ11を待機位置まで1回転させると共に、駆動ドライバ103に対して制御信号を送出して送紙モータ106を駆動させて、LFローラ30を給紙ローラ11と同速度で正転させる。これによって、用紙20の先端はLFローラニップ部に送り込まれ、LFローラ30の中心よりも下流側に突出する(ステップS703:第1の順送工程)。また、分離ローラ12が給紙ローラ11から離間して、給紙ローラ11の搬送力が用紙20に作用しない状態となる。このときの本記録装置の状態を図16に示す。このときのLFローラ30の正転量をXLFとする。
次に、LFローラ30の逆転を開始する(ステップS704)。ここで、図4に示す第2PEセンサ53が用紙を検知して「on」になるかどうか検出し(ステップS705)、「on」になった場合は、ステップS706に移行し、「on」にならなかった場合は以下のステップを実行する。本形態では、用紙長が255mm以上である場合は、第2PEセンサ53が「on」にならないように第2PEレバー52の位置が設定されている。従って、ここでは以下のステップが実行される。尚、ステップS706〜S708については後に詳しく説明する。
制御部100は、LFローラ30を最大逆転量(XLF+αmm)だけ逆転させて停止させる(ステップS709)。これによって、用紙20はLFローラニップ部による保持から開放された状態となる(逆送工程)。このときの本記録装置の状態を図17に示す。また、上記αは用紙20の先端がLFニップ部による保持から開放されるのに必要十分な距離であればよく、本形態では5mmに設定されている。
次に、ASFセンサ36がオンになってから給紙ローラ11を(N+3mm)だけ正転させる(ステップS710)。これによって、LFローラニップ部への用紙20の先端の突き当てが確実に行われ、用紙20のレジ調整が正確に行なわれる(第2の順送工程)。ここで、LFローラ30が(XLF+αmm)だけ逆転されることによって用紙20の先端がLFニップ部による保持から開放された後は、LFローラ30がそれ以上逆転しても、用紙20はそれ以上上流側に逆送されることはない。従って、ASFセンサ36がオンになった時点で、用紙20の先端は必ずLFローラニップ部の直前に位置しており(用紙20の先端の位置が特定されており)、マージンを考慮したとしても、3mm程度押し込みによって、用紙20の先端を確実にLFローラニップ部に突き当てることができる(図18)。
次に、給紙ローラ11を待機位置まで1回転させると共に、LFローラ30を同速度で正転させる。その後、給紙ローラ11の停止と同時にLFローラ30も停止させる(ステップS711)。
次に、LFローラ30を逆転させて、用紙を印字開始位置へ導くための頭出し動作を行う(ステップS712)。この状態では、用紙20の先端位置が正確に分かっているので、用紙20を逆送し、用紙20の先端位置を所定の頭出し位置まで正確に搬送することができる。
頭出し動作が完了したら、用紙20への印字動作を開始する(ステップS713)。用紙20への印字動作が終了すると、次の印字命令があるかどうかを確認する(ステップS714)。次の印字命令がある場合は、ステップS715へ進み、図13のステップS601に戻って次の用紙20の給紙動作を行う。一方、印字命令が終了している場合には給紙動作を終了する。以上が用紙長が長い用紙についての再給紙動作である。
ここで、ユーザがホストとしてのコンピュータのドライバ設定において用紙サイズの設定を誤り、用紙長が長い用紙のための給紙モードのままで用紙長が短い用紙を使用している状態で再給紙動作が行われた場合について説明する。
制御部100は、図13のステップS606における判断結果に従って図15に示す再給紙シーケンス1を実行する。さらに、図15のステップS701において、用紙長が255mm以上であると判断し、ステップS703以降のステップを実行しようとする。しかし、実際に使用されているのは用紙長が短い用紙であるため、図19に示すように、用紙20の後端は既にASFフラッパー50を通過しており、ASFフラッパー50の先端は上方に持ち上がり、給紙ローラ11方向への紙パスが閉ざされている。
従って、図15に示すステップS704でLFローラ30を逆転させると、用紙20は水平パス51(第2の搬送路B)に送り込まれる。この結果、LFローラ30が(XLF+αmm)逆転し終える前に、用紙20の後端が第2PEレバー52に当たり、第2PEセンサ53によって用紙20が検知され、LFローラ30の逆転が停止する。ここで、LFローラ30の逆転が停止されないと、用紙20はバックフィードを続け、用紙20の先端はLFローラニップ部から抜けてしまうため、用紙20は、その状態から搬送不能となる。さらに、用紙20がプラテン39上に無い状態で印字が行われ、プラテン39が汚されてしまう。また、用紙20が記録装置の奥に入ってしまった状態では、ユーザが容易にその用紙を取り除くことができない。そこで、LFローラ30を逆転させている最中に第2PEセンサ53からの入力があった場合には、実際にセットされた用紙のサイズとドライバ上の用紙の設定が一致していないと判断し、LFローラ30を正転させて、排紙動作を行う。具体的には、図15に示すステップS705で第2PEセンサ53が「on」になった場合、LFローラ30の逆転を停止させ(ステップS706)、同ローラ30を正転させ(ステップS707)、給紙エラーとして処理する(ステップS708)。
次に、官製ハガキ等の用紙長が比較的短い用紙についての再給紙動作を説明する。本形態では、用紙長が255mm未満の場合は、用紙長が短い用紙としての再給紙動作を行う。但し、普通紙等の薄手の用紙の場合は、再給紙動作に移行することなく給紙エラーとして処理する。ここで、本形態における薄手の用紙とは、用紙の厚みが0.18mm未満の用紙としている。また、いわゆる光沢紙と呼ばれているような表面が非常に平滑の用紙に関しても、同様に給紙エラーとして処理する。
用紙長が短い用紙の場合も、その先端がLFローラニップ部に到達できないときの条件は、上記と同様に次式で表現できる。
XAP > N+L1+M (3)
ここで、Nは、上記の通り、ASFセンサ36がオンしてから給紙ローラ11が実際に用紙20の搬送を開始するまでの間における給紙ローラ11の回転量であり、この間は給紙ローラ11は回転するが実際には用紙20は搬送されない。
図20に、用紙20の先端がLFローラニップ部に到達できない状態が発生する場合のタイミングチャートを示し、図21に、用紙20の先端がLFローラニップ部に到達できないときの本記録装置の状態を示す。図20を参照すると、ASFセンサ36がオンになってから給紙ローラ11がNだけ回転して用紙20の搬送を開始し、その後PEセンサ35がオンになるまでの間にスリップS1が生じ、さらに、分離ローラ12が給紙ローラ11から離間して、給紙ローラ11による搬送力が用紙に作用しなくなるまでの間にスリップS2が発生する。このスリップS1、S2により、給紙ローラ11が1回転しても用紙20の先端はLFローラニップ部に到達しない。この場合のXAP(=N+S1+L1)は、上記式(3)の条件を満たす。
ここで、再給紙を行う際には、LFローラニップ部までの搬送不足分に相当する量だけ給紙ローラ11を回転させる必要がある。但し、LFローラニップ部までの搬送不足分は、用紙20の先端がPEレバー34からどれだけ進んだかによって変化する。
搬送不足分の量は、次式で表わされる。
(搬送不足分)=XAP−N+L2+S2−LR
=XAP−(LR+N−L2)+S2
=XAP−K+S2 (4)
但し、K=LR+N−L2である。上記式(4)から、搬送不足分の長さは、ASFセンサ36がオンしてからPEセンサ35がオンするまでの間における給紙ローラ11の回転量であるXAPの値、及びスリップ量S2によって変化する可変量であることがわかる。
以上のことから、用紙20の先端がLFローラニップ部に到達しない場合に再給紙を行う際は、(XAP−K+S2)だけ給紙ローラ11を再度回転させることで、搬送不足分に相当する距離だけ用紙20を搬送し、その先端をLFローラニップ部に到達させることができる。しかし、スリップS2の量は計測できないため、S2の量を多めに見込んで搬送量を決める必要がある。本形態では、多めに見込んだ搬送量:S2′=10mm(≧S2)に設定されている。すなわち、(XAP−K+S2′)だけ給紙ローラ11を再度正転させて、用紙20の先端を確実にLFニップに突き当てる。図22に、再給紙で搬送不足分に相当する量だけ給紙ローラ11を回転させた状態を示す。次に、給紙ローラ11とLFローラ30を同時に同速度で正転させて、用紙20の先端をLFローラニップに噛み込ませる。本形態では、噛み込み量は1mmに設定してある。次に、用紙20がLFローラニップ部で保持された状態で、給紙ローラ11を用紙20の上で滑らせ、待機位置まで回転させる。これによって、分離ローラ12が給紙ローラ11から離間し、給紙ローラ11の搬送力が用紙20に作用しない状態となる。このときの状態を図23に示す。ここで、用紙20の先端をLFローラニップ部に噛み込ませているのは、ユーザが誤って薄手の短い用紙をセットし、用紙全体がLFローラ30と給紙ローラ11との間で紙詰まり(ジャム)を起こしてしまうと、用紙の排紙ができず、さらには、ユーザが用紙を取り除くこともできなくなってしまうため、これを回避するためである。用紙20の先端がLFニップに噛み込んでいれば、ジャムを起こしてしまった場合でも、排紙可能である。また、光沢紙などの表面が非常に平滑な用紙が使われている場合に上記と同様の制御を行なうと、給紙ローラ11による用紙20の搬送力がLFローラニップ部での用紙20の保持力より大きくなり、用紙20がLFローラニップ部で滑り、結果として用紙20の位置がずれてしまう。これを避けるため、光沢紙などの用紙が使われている場合には、上記のように給紙エラーとして処理している。最後に、LFローラ30を正転させて用紙20の先端位置を所定の頭出し位置まで搬送し、印字動作を行う。
以上が用紙長が短い用紙についての再給紙動作の概略である。図24に示すフローチャートに基づいて、上記再給紙動作をさらに詳しく説明する。
図15に示すステップS701で用紙長が255mm以下であると判断した制御部100は、ステップS702に移行して図24に示す再給紙シーケンス2を実行する。
制御部100は、まず、図13のステップS605で計算し確定したXAPの値を保持し(ステップS801)、ステップS802でホストとしてのコンピュータ等のプリンタドライバからユーザが入力した用紙の種類に関する情報を入手し、特殊紙ではない場合、すなわち、上記ジャムが懸念される薄手の用紙でない場合は、ステップS803に進み、給紙エラーとして処理する。特殊紙の場合は、次のステップS804へ進む。ここでも、同様にプリンタドライバからの情報に基づき、表面が平滑な光沢紙などの用紙の場合には、ステップS805に進み、給紙エラーとして処理し、それ以外の用紙の場合には、ステップS806に進む。すなわち、用紙20が薄手の用紙である場合、及び厚手の用紙であるが光沢紙である場合は給紙エラーとして処理し、厚手であって、光沢紙でない場合にのみステップ806に進む。ここで、用紙の表面の種類情報を入手する手段としては、あらかじめ記録装置に組み込まれたメディアセンサによる用紙表面の光沢度情報によるものであっても構わない。
ステップS806では、図4に示す駆動ドライバ102に対して制御部100から制御信号を送出して給紙モータ105を駆動させ、給紙ローラ11を(N+XAP−K+S2′)だけ正転させる。次に、給紙モータ105を駆動させ、給紙ローラ11を1mm正転させると同時に、送紙モータ106を駆動させて、LFローラ30を同速度で1mm正転させて、用紙20の先端をLFニップ部に噛み込ませる(ステップS807)。
次に、LFローラ30は停止させたまま、給紙ローラ11を待機位置まで正転させる(ステップS808)。その後、LFローラ30を正転させて、用紙を印字開始位置へ導くための頭出し動作を行う(ステップS809)。
頭出し動作が完了したら、用紙への印字動作を開始する(ステップS810)。用紙への印字動作が終了すると、次の印字命令があるかどうかを確認する(ステップS811)。次の印字命令がある場合は、ステップS812へ進み、図13のステップS601に戻って次の用紙の給紙動作を行い、印字命令が終了している場合には給紙動作を終了する。
ここで、用紙が官製ハガキ等の用紙長が短い用紙の場合にも、A4サイズ等の用紙長が長い用紙の場合と同様の再給紙動作を行った場合は、図15に示すS704において、用紙が図3に示す水平パス51(第2の搬送路B)に入り込み、以後のステップの実行が不可能となる。従って、用紙長が長い用紙と短い用紙とでは、異なる再給紙動作が必要となる。
本形態では、自動給紙装置の分離部にトルクリミッタを使用した摩擦分離リタードローラ方式を使用したが、分離部には、摩擦パッドを用いた摩擦分離方式や、分離爪を用いた爪分離方式や、土手の抵抗を利用した土手分離方式などを使用してもよい。
また、動作制御手法として、オン/オフ検知のみを行うセンサを使用した場合を説明したが、例えば、ローラ軸の回転を直接検知するためのロータリーエンコーダや、用紙の位置を正確に検出するための非接触型センサなどを用いても、同様の動作制御を行うことが可能である。
さらに、本形態では、搬送及び記録が行なわれる対象であるシート材が印字用紙である場合を説明したが、シート材はOHP用のシート、ラベルその他のシート材であってもよい。また、本形態では、記録手段による記録が印字である場合を説明したが、記録手段による記録は印字に限られるものではない。
本発明の記録装置が備える自動給紙装置の一例を示す模式的斜視図である。 図2に示す自動給紙装置を矢印A方向から見たときの模式的正面図である。 本発明の記録装置の一実施形態を示す模式的断面図である。 図3に示す記録装置の機能ブロックである。 図3に示す記録装置の動作を説明するためのタイミングチャート図である。 図3に示す記録装置の動作を説明するための模式的部分断面図である。 図3に示す記録装置の動作を説明するための模式的部分断面図である。 図3に示す記録装置の動作を説明するための模式的部分断面図である。 図3に示す記録装置の動作を説明するための模式的部分断面図である。 図3に示す記録装置の動作を説明するための模式的部分断面図である。 図3に示す記録装置の動作を説明するための模式的部分断面図である。 図3に示す記録装置の動作を説明するための模式的部分断面図である。 図3に示す記録装置の通常給紙動作を説明するためのフローチャート図である。 図3に示す記録装置の用紙先端がLFローラニップ部に到達できないときの状態を示す模式的部分断面図である。 図3に示す記録装置の再給紙動作を説明するフローチャート図である。 図3に示す記録装置の、再給紙動作を説明するための模式的部分断面図である。 図3に示す記録装置の、再給紙動作を説明するための模式的部分断面図である。 図3に示す記録装置の、再給紙動作を説明するための模式的部分断面図である。 図1に示す記録装置の、再給紙動作を説明するための模式的部分断面図である。 図1に示す記録装置において、用紙先端がLFローラニップ部に到達できない状態が発生する場合の動作を示すタイミングチャート図である。 図1に示す記録装置の、再給紙動作を説明するための模式的部分断面図である。 図1に示す記録装置の、再給紙動作を説明するための模式的部分断面図である。 図1に示す記録装置の、再給紙動作を説明するための模式的部分断面図である。 図1に示す記録装置の再給紙動作を説明するフローチャート図である。 従来の記録装置が備える自動給紙装置及び送紙部を示す模式的部分断面図である。
符号の説明
10 ローラ軸
11 給紙ローラ
12 分離ローラ
12b トルクリミッタ
13 戻しレバー
15 ASFベース
15a 用紙搬送基準部
15b 用紙積載面
16 圧板
17 圧板バネ
18 サイドガイド
20 用紙
26 分離ローラ押圧バネ
28 分離ローラホルダ
30 LFローラ
31 ピンチローラ
33 ピンチローラホルダ
34 PEレバー
35 PEセンサ
36 ASFセンサ
36a 遮光部材
37 電気基板
38 シャーシ
39 プラテン
50 ASFフラッパー
51 水平パス
52 第2PEレバー
53 第2PEセンサ
100 制御部
101 記録ヘッド
102〜104 駆動ドライバ
105 給紙モータ
106 送紙モータ
107 排紙モータ
200 用紙積載部
201 用紙
202 給紙ローラ
203 LFローラ

Claims (6)

  1. 複数枚のシート材を1枚ずつ分離して搬送する第1の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段よりも該第1の搬送手段によるシート材の搬送方向下流側に配置され、シート材を下流側又は上流側へ搬送する第2の搬送手段と、
    前記第2の搬送手段よりもシート材の搬送方向下流側に配置され、前記第2の搬送手段によって搬送されてきたシート材に記録を行なう記録手段と、
    前記第1の搬送手段によって下流側へ搬送されるシート材が通過する第1の搬送路と、
    前記第2の搬送手段によって上流側へ搬送されるシート材が通過する第2の搬送路と、
    前記第1の搬送路におけるシート材の搬送状態を検出する第1の検出手段と、
    前記第2の搬送路におけるシート材の搬送状態を検出する第2の検出手段と、
    前記第1及び第2の検出手段による検出結果に基づいて前記第1及び第2の搬送手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段が、前記第1の検出手段による検出結果に基づいて前記第1の搬送手段によるシート材の搬送量の不足の有無を判断すると共に、シート材の搬送量が不足していると判断した場合には、前記第1及び第2の搬送手段に再給送動作を実行させ、
    前記再給紙動作中に、前記第2の検出手段によってシート材が検出された場合には、前記第2の搬送手段による搬送方向を反転させて、検出されたシート材を外部に排出させる、記録装置。
  2. 制御手段が第1及び第2の搬送手段に実行させる再給送動作が、
    前記第1及び第2の搬送手段によって、シート材の先端を前記第2の搬送手段よりも下流側まで搬送する第1の順送工程と、
    前記第2の搬送手段によって、シート材の先端を前記第2の搬送手段よりも上流側まで搬送する逆送工程と、
    前記第1の搬送手段によって、シート材の先端を前記第2の搬送手段に到達させる第2の順送工程と、
    からなる請求項1記載の記録装置。
  3. 逆送工程における第2の搬送手段によるシート材の上流側への搬送量が、第1の順送工程においてシート材の先端が第2の搬送手段に到達した後の該第2の搬送手段による下流側への搬送量よりも多い請求項2に記載の記録装置。
  4. 逆送工程における第2の搬送手段によるシート材の上流側への搬送量が、第1の順送工程においてシート材の先端が第1の検出手段によって検出された後の前記第2の搬送手段によるシート材の下流側への搬送量よりも多い請求項2記載の記録装置。
  5. 記録手段が、ノズルから液滴を吐出してシート材に記録を行うインクジェット方式の記録手段である請求項1〜請求項4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 複数枚のシート材を1枚ずつ分離して搬送する第1の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段よりも該第1の搬送手段によるシート材の搬送方向下流側に配置され、シート材を下流側又は上流側へ搬送する第2の搬送手段と、
    前記第2の搬送手段よりもシート材の搬送方向下流側に配置され、前記第2の搬送手段によって搬送されてきたシート材に記録を行なう記録手段と、
    前記第1の搬送手段によって下流側へ搬送されるシート材が通過する第1の搬送路と、
    前記第2の搬送手段によって上流側へ搬送されるシート材が通過する第2の搬送路と、
    前記第1の搬送路におけるシート材の搬送状態を検出する第1の検出手段と、
    前記第2の搬送路におけるシート材の搬送状態を検出する第2の検出手段と、
    前記第1及び第2の検出手段による検出結果に基づいて前記第1及び第2の搬送手段を制御する制御手段と、を有する記録装置によって実行されるシート材搬送方法であって、
    前記制御手段が、前記第1の検出手段による検出結果に基づいて前記第1の搬送手段によるシート材の搬送量の不足の有無を判断する工程と、
    シート材の搬送量が不足していると判断した制御手段が、前記第1及び第2の搬送手段にシート材を再搬送させる再給送動作を実行させる工程と、
    前記再給送動作中に前記第2の検出手段によってシート材が検出された場合に、制御手段が前記第2の搬送手段による搬送方向を逆転させて、検出されたシート材を外部に排出させる工程と、を有するシート材搬送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010280510A (ja) * 2010-09-27 2010-12-16 Canon Inc シート処理装置及び画像形成装置並びに画像形成システム
JP2012201420A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Seiko Epson Corp 印刷装置、及び印刷方法
US8608155B2 (en) 2011-03-23 2013-12-17 Seiko Epson Corporation Printing apparatus and printing method

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