JPH07215510A - シート給送装置 - Google Patents

シート給送装置

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JPH07215510A
JPH07215510A JP6009822A JP982294A JPH07215510A JP H07215510 A JPH07215510 A JP H07215510A JP 6009822 A JP6009822 A JP 6009822A JP 982294 A JP982294 A JP 982294A JP H07215510 A JPH07215510 A JP H07215510A
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sheet
feed
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浩 川野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィードローラで給送される複数のシート体
をセパレートローラで一枚に分離するシート給送装置に
おいて、セパレートローラを十分に清掃する。 【構成】 セパレートローラ14を移動自在に支持する
ローラ支持機構をリンク等で設け、フィードローラ13
から離反して保持されたセパレートローラ14と当接す
る位置にクリーニング部材15を配置し、セパレートロ
ーラ14をクリーニング部材15に当接させて所定量だ
け回転駆動する駆動制御手段をマイクロコンピュータな
どで設け、この回転駆動によりセパレートローラ14を
十分に清掃する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一方向に回転するフ
ィードローラとセパレートローラとでシート体を分離給
送するシート給送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、多機能なプリンタ装置の用紙搬送
部などでは、積載された多数のシート体である印刷用紙
を一枚ずつ分離給送する分離給紙装置がシート給送装置
として一般的に設けられており、このようなシート給送
装置としては各種方式が実施されているが、例えば、同
一方向に回転するフィードローラとセパレートローラと
を利用するものがある。
【0003】そして、このようなシート給送装置は、給
紙カセットなどのシート保持部に積載された多数のシー
ト体を装置本体などのシート搬送路に給送するフィード
ローラを回転自在に軸支し、このフィードローラで給送
されるシート体を一枚に分離するセパレートローラをフ
ィードローラと当接する位置で回転自在に軸支し、これ
らフィードローラとセパレートローラとを同一方向に回
転駆動するローラ駆動機構を駆動モータやギヤ列で形成
した構造などとなっている。
【0004】そこで、このようなシート給送装置では、
シート保持部に積載された多数のシート体を、ローラ駆
動機構が回転駆動するフィードローラの外周面でシート
搬送路に給送する際、このフィードローラと同一方向に
回転駆動されるセパレートローラの摩擦で給送される複
数のシート体を一枚に分離するようになっている。つま
り、このようなシート搬送装置では、フィードローラと
シート体との摩擦抵抗がセパレートローラとシート体と
の摩擦抵抗より大きく、セパレートローラとシート体と
の摩擦抵抗がシート体同士の摩擦抵抗より大きいこと
で、これらの摩擦抵抗の格差を利用してシート体を分離
給送するようになっている。
【0005】また、現在の大型で多機能な複写機などで
は、サイズや方向が相違したシート体である印刷用紙を
選択的に利用することに対応するため、複数の給紙カセ
ットなどとして複数のシート保持部が形成されている。
【0006】そこで、このようなシート給送装置では、
複数のシート保持部の各々に積載された多数のシート体
を一つのシート搬送路に適宜給送する複数のフィードロ
ーラの各々が回転自在に軸支されており、これらのフィ
ードローラの各々で給送される前記シート体を一枚に分
離する複数のセパレートローラの各々が複数の前記フィ
ードローラと個々に当接する位置で回転自在に軸支され
ている。さらに、これらのフィードローラとセパレート
ローラとの各々を同一方向に回転駆動する複数のローラ
駆動機構が設けられており、これらのローラ駆動機構の
一個のみを選択的に駆動する搬送制御手段がマイクロコ
ンピュータなどで形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなシート給
送装置では、フィードローラで搬送される複数のシート
体をセパレートローラで一枚に分離することで、シート
保持部に積載された多数のシート体をシート搬送路に一
枚ずつ分離給送することができる。
【0008】しかし、このようなシート給送装置では、
シート体を常時擦過するセパレートローラの外周面の汚
損が著しいため、このセパレートローラとシート体との
摩擦抵抗がシート体同士の摩擦抵抗より低下することが
ある。このような場合、フィードローラで複数のシート
体をセパレートローラは一枚に分離することができない
ので、シート搬送路に多数のシート体が同時に給送され
る重送が発生する。
【0009】そこで、このような課題を解決したシート
給送装置としては、セパレートローラの外周面にクリー
ニング部材を常時圧接させておくものがある。しかし、
これではシート体を分離給送するセパレートローラの負
荷トルクがクリーニング部材のために増大するので、駆
動モータや駆動電源の大型化が必要になるなどして省電
力化や小型軽量化が阻害されることになる。
【0010】そこで、上述のような課題を解決した実開
昭63−175639号公報の給紙装置は、画像形成装置の装置
本体に着脱自在な給紙カセットとして形成されており、
この着脱に連動してセパレートローラがフィードローラ
から離反してクリーニング部材に当接すると共に回転す
るようになっている。
【0011】しかし、このシート給送装置では、給紙装
置の着脱に連動したセパレートローラの回転が不十分で
あるため、その外周面を良好に清掃することが困難であ
る。さらに、このシート給送装置では、セパレートロー
ラの外周面に平板状のクリーニング部材の同一部分が毎
回当接するようになっているので、このクリーニング部
材の汚損も顕著であり、セパレートローラを良好に清掃
するためにはクリーニング部材を頻繁に交換する必要が
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シート保持部に積載された多数のシート体をシート搬送
路に給送するフィードローラを回転自在に軸支し、この
フィードローラで給送される前記シート体を一枚に分離
するセパレートローラを前記フィードローラと当接する
位置で回転自在に軸支し、これらフィードローラとセパ
レートローラとを同一方向に回転駆動するローラ駆動機
構を設けたシート給送装置において、前記セパレートロ
ーラを前記フィードローラと接離する方向で移動自在に
支持して位置保持するローラ支持機構を設け、このロー
ラ支持機構で前記フィードローラから離反した位置に保
持された前記セパレートローラと当接する位置にクリー
ニング部材を配置し、前記セパレートローラを前記ロー
ラ支持機構で前記クリーニング部材に当接させて前記ロ
ーラ駆動機構で予め設定された所定量だけ回転駆動する
駆動制御手段を設けた。
【0013】請求項2記載の発明は、複数のシート保持
部の各々に積載された多数のシート体を一つのシート搬
送路に適宜給送する複数のフィードローラの各々を回転
自在に軸支し、これらのフィードローラの各々で給送さ
れる前記シート体を一枚に分離する複数のセパレートロ
ーラの各々を複数の前記フィードローラと個々に当接す
る位置で回転自在に軸支し、これらのフィードローラと
セパレートローラとの各々を同一方向に回転駆動する複
数のローラ駆動機構を設け、これらのローラ駆動機構の
一個のみを選択的に駆動する搬送制御手段を設けたシー
ト給送装置において、前記セパレートローラの各々を前
記フィードローラと接離する方向で移動自在に個々に支
持して位置保持する複数のローラ支持機構を設け、これ
らのローラ支持機構で前記フィードローラから離反した
位置に保持された前記セパレートローラの各々と個々に
当接する位置に複数のクリーニング部材を配置し、前記
搬送制御手段が一個の前記ローラ駆動機構で前記フィー
ドローラとセパレートローラとを回転駆動して前記シー
ト体を給送する場合に他の前記セパレートローラを前記
ローラ支持機構で前記クリーニング部材に各々当接させ
て前記ローラ駆動機構で所定量だけ回転駆動する駆動制
御手段を設けた。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、シート搬送路を順次搬送するシート
体のジャムの発生を検知するジャム検知手段を設け、こ
のジャム検知手段の検知出力に従って作動するよう駆動
制御手段を形成した。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、シート保持部に積載されたシート体
の終了を検知する終了検知手段を設け、この終了検知手
段の検知出力に従って作動するよう駆動制御手段を形成
した。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、セパレートローラの近傍でシート体
の有無を判断する有無判断手段を設け、この有無判断手
段が前記セパレートローラの近傍に前記シート体が無い
ことを判断すると作動するよう駆動制御手段を形成し
た。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、シート搬送路にフィードローラとセ
パレートローラとで給送するシート体の重送の発生を検
知する重送検知手段を設け、この重送検知手段の検知出
力に従って作動するよう駆動制御手段を形成した。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、クリーニング部材を回転体形状に形
成して回転自在に軸支し、このクリーニング部材を駆動
制御手段が作動する毎に所定角度だけ回動させる部材回
動機構を設けた。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明は、ローラ支持機構でフィ
ードローラから離反させたセパレートローラをクリーニ
ング部材に当接させた状態で、駆動制御手段がローラ駆
動機構で予め設定された所定量だけセパレートローラを
回転駆動することにより、このセパレートローラを十分
に清掃する。
【0020】請求項2記載の発明は、多数のシート保持
部の一個が一つのシート搬送路に選択的にシート体を給
送する場合に、待機状態のシート保持部のセパレートロ
ーラを駆動制御手段がローラ支持機構でフィードローラ
から離反させてクリーニング部材に当接させた状態でロ
ーラ駆動機構で所定量だけ回転駆動することにより、多
数のシート保持部の一個のシート体を給送している最中
に他のシート保持部のセパレートローラを清掃する。
【0021】請求項3記載の発明は、シート搬送路を順
次搬送するシート体のジャムの発生をジャム検知手段が
検知すると駆動制御手段が作動することにより、シート
体の給送動作を阻害することがないタイミングでセパレ
ートローラを清掃する。
【0022】請求項4記載の発明は、シート保持部に積
載されたシート体の終了を終了検知手段が検知すると駆
動制御手段が作動することにより、シート体の給送動作
を阻害することがないタイミングでセパレートローラを
清掃する。
【0023】請求項5記載の発明は、有無判断手段がセ
パレートローラの近傍にシート体が無いことを判断する
と駆動制御手段が作動することにより、シート体の給送
動作を阻害することがないタイミングでセパレートロー
ラを清掃する。
【0024】請求項6記載の発明は、シート搬送路にフ
ィードローラとセパレートローラとで給送するシート体
の重送の発生を重送検知手段が検知すると駆動制御手段
が作動することにより、シート体の給送動作を阻害する
ことがないタイミングでセパレートローラを清掃する。
【0025】請求項7記載の発明は、回転体形状に形成
して回転自在に軸支したクリーニング部材を駆動制御手
段が作動する毎に部材回動機構が所定角度だけ回動させ
ることにより、クリーニング部材の汚損や損耗を軽減す
る。
【0026】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて以下に説
明する。まず、本実施例のシート給送装置である分離給
紙装置1は、ここでは複写機2の一部として形成されて
おり、図2に例示するように、ここでは複写機2の装置
本体3に用紙サイズや用紙方向が相違する複数のシート
保持部として着脱自在に装着された第一ないし第四の給
紙トレー4〜7が一つのシート搬送路である用紙搬送路
8に共通に連通している。
【0027】そして、この分離給紙装置1では、同図及
び図1に例示するように、前記第一ないし第四の給紙ト
レー4〜7の各々の前部上方に、積載されたシート体で
ある印刷用紙9の終了を検知する終了検知手段であるペ
ーパーエンドセンサ10が固定的に配置されており、こ
の前方には積載された前記印刷用紙9を予備給送するプ
レフィードローラ11が回転自在に軸支されている。さ
らに、これより前方には、前記プレフィードローラ11
で給送が開始された前記印刷用紙9の有無を判断する有
無判断手段である用紙有無検知センサ12が固定的に配
置されており、この前方には前記印刷用紙9を前記用紙
搬送路8に給送するフィードローラ13が回転自在に軸
支されている。そして、このフィードローラ13には、
回転自在に軸支されると共に上下方向に移動自在に支持
されたセパレートローラ14が下方から接離自在に対向
しており、回転体形状である円筒形に形成されたスポン
ジ等からなるクリーニング部材であるクリーニングロー
ラ15が、位置不動で回動自在に軸支されることで前記
セパレートローラ14に下方から接離自在に対向してい
る。
【0028】より詳細には、この分離給紙装置1では、
図3及び図4に例示するように、フィードクラッチ16
に連結された回転軸17に前記フィードローラ13が直
結され、ワンウェイクラッチ18とギヤ列19とを介し
て前記プレフィードローラ11が連結され、ギヤ列20
とトルクリミッタ21とを介して前記セパレートローラ
14が連結されることで、前記フィードローラ13と前
記セパレートローラ14との各々を同一方向に回転駆動
するローラ駆動機構22が形成されている。ここで、前
記セパレートローラ14を中央部で軸支した支持軸23
は、前記ギヤ列20や前記トルクリミッタ21が装着さ
れた一方の端部24は位置不動に支持されているが他方
の端部25は上下方向に揺動自在となっており、この端
部25が自重に抗してローラ支持機構であるリンク機構
26で下方から支持されている。
【0029】そして、このリンク機構26は、前記セパ
レートローラ14の支持軸23を下方から後端部で支持
するL字形状の回動リンク27が上下方向に回動自在に
軸支されて下端部がコイルスプリング28で後方に付勢
され、この回動リンク27の下端部に後方から右端部が
係合するL字形状の回動リンク29が前後方向に回動自
在に軸支されてコイルスプリング30で前方に付勢さ
れ、この回動リンク29の後端部がソレノイド31のア
クチュエータ32で左右方向に保持された構造となって
いる。
【0030】なお、この分離給紙装置1では、前記リン
ク機構26の前記回動リンク27の支持軸33が、ワン
ウェイクラッチ34とギヤ列35とを介して前記クリー
ニングローラ15に連結されることで、このクリーニン
グローラ15を前記ソレノイド31が作動する毎に所定
角度だけ回動させる部材回動機構36が形成されてい
る。
【0031】また、この分離給紙装置1では、図1に例
示したように、前記フィードローラ13と前記セパレー
トローラ14との前方に分離給送される前記印刷用紙9
の重送を検知する用紙重送検知センサ37が配置されて
おり、前記装置本体3に対する前記第一ないし第四の給
紙トレー4〜7の装着の有無を検出するセット検知セン
サ38が設けられている。
【0032】そして、この分離給紙装置1を一部とする
複写機2では、回路的には図5に例示するように、前記
第一ないし第四の給紙トレー4〜7の前記各種センサ1
0,12,37,38と前記フィードクラッチ16と前
記ソレノイド31とが、RAM(Random Access Memory)
とROM(Read Only Memory)とを接続したCPU(Centr
al Processing Unit)などからなる一個のマイクロコン
ピュータ39に接続されている。さらに、このマイクロ
コンピュータ39には、前記第一ないし第四の給紙トレ
ー4〜7の前記フィードクラッチ16の各々に共通に接
続された一個の給紙駆動モータ40や、前記印刷用紙9
に電子写真法で画像を形成する本体機構部41や、操作
パネル42などが各々接続されており、この操作パネル
42は、ここではドットマトリクスで各種キャラクタを
表示出力するディスプレイ43と、複写動作の開始を指
令する複写キー44と、複写に使用する前記印刷用紙9
のサイズや方向を前記第一ないし第四の給紙トレー4〜
7の選択で指定する用紙選択キー45とで形成されてい
る。
【0033】そこで、この複写機2の分離給紙装置1で
は、前記第一ないし第四の給紙トレー4〜7の前記ロー
ラ駆動機構22の一個のみを選択的に駆動する搬送制御
手段と、この搬送制御手段が前記第一ないし第四の給紙
トレー4〜7の一個の前記ローラ駆動機構22で前記フ
ィードローラ13と前記セパレートローラ14とを回転
駆動して印刷用紙9を給送する場合に、他の前記第一な
いし第四の給紙トレー4〜7の前記セパレートローラ1
4を前記リンク機構26で前記クリーニングローラ15
に各々当接させて前記ローラ駆動機構22で所定量だけ
回転駆動する駆動制御手段とが、前記フィードクラッチ
16や前記マイクロコンピュータ39等で形成されてい
る。
【0034】また、この分離給紙装置1では、前記用紙
搬送路8を順次搬送される前記印刷用紙9のジャムの発
生を検知するジャム検知手段が、前記用紙搬送路8の各
所に配置されたジャムセンサ(図示せず)などで形成さ
れており、このジャムセンサや、前記第一ないし第四の
給紙トレー4〜7に積載された印刷用紙9の終了を検知
する前記ペーパーエンド検知センサ10や、前記セパレ
ートローラ14の近傍に印刷用紙9が無いことを検知す
る前記用紙有無検知センサ12や、前記用紙搬送路8に
前記フィードローラ13と前記セパレートローラ14と
で給送する印刷用紙9の重送の発生を検知する前記用紙
重送検知センサ37等の各々の検知出力に従って、前記
マイクロコンピュータ39等からなる駆動制御手段が作
動するようになっている。
【0035】なお、このような構造の分離給紙装置1を
一部とする複写機2では、転写チャージ46や分離チャ
ージャ47やトナークリーナ48や帯電チャージャ49
や露光光学系50や現像器51などが順番に対向配置さ
れた感光ドラム52や定着器53が前記用紙搬送路8上
に順次配置されており、上述のような各種装置により前
記本体機構部41が形成されている。
【0036】このような構成において、この分離給紙装
置1では、第一ないし第四の給紙トレー4〜7の各々に
サイズや方向が相違する印刷用紙9が積載されるように
なっており、これら第一ないし第四の給紙トレー4〜7
の一個から一つの用紙搬送路8に印刷用紙9が分離給送
されるようになっている。そこで、この分離給紙装置1
を一部とする複写機2では、上述のようにして用紙搬送
路8に分離給送されて順次搬送される印刷用紙9に、感
光ドラム52等からなる本体機構部41が電子写真法で
原稿(図示せず)の画像を複写するようになっている。
【0037】そして、この分離給紙装置1では、マイク
ロコンピュータ39等からなる駆動制御手段がリンク機
構26でセパレートローラ14をクリーニングローラ1
5に当接させてローラ駆動機構22で予め設定された所
定量だけ回転駆動するようになっているので、この回転
駆動でセパレートローラ14の外周面を良好に清掃する
ことができる。そこで、この分離給紙装置1では、外周
面の汚損によりセパレートローラ14と印刷用紙9との
摩擦抵抗が低下して分離給送が実行不能となることが防
止されるので、その分離給紙の性能を良好に維持するこ
とができ、利用者がセパレートローラ14の外周面を手
作業で頻繁に清掃する必要もないのでメンテナンスの作
業負担も軽減されている。
【0038】しかも、この分離給紙装置1では、上述の
ようにマイクロコンピュータ39等の駆動制御手段が作
動してセパレートローラ14の外周面をクリーニングロ
ーラ15で清掃する毎に、部材回動機構36が円筒形の
クリーニングローラ15を所定角度だけ回動させるよう
になっているので、このクリーニングローラ15の汚損
や損耗も軽減されており、このクリーニングローラ15
を頻繁に交換するような必要がないのでメンテナンスの
作業負担も軽減されている。
【0039】ここで、この分離給紙装置1では、上述の
ようにフィードローラ13から離反させてクリーニング
ローラ15に当接させた状態で回転駆動することでセパ
レートローラ14を清掃するので、このクリーニング動
作の実行中には印刷用紙9の分離給送は実行不能であ
る。つまり、このようなクリーニング動作を時間に基づ
いて定期的に実行すると、このクリーニング動作が実行
中であるために分離給紙装置1の主目的である印刷用紙
9の分離給送が開始不能となって動作が遅滞する懸念が
ある。
【0040】そこで、この分離給紙装置1では、用紙搬
送路8を順次搬送される印刷用紙9のジャムの発生をジ
ャムセンサが検知した場合や、第一ないし第四の給紙ト
レー4〜7に積載された印刷用紙9の終了をペーパーエ
ンドセンサ10が検知した場合や、セパレートローラ1
4の近傍で用紙有無検知センサ12が印刷用紙9の存在
を検知しない場合や、用紙搬送路8に給送する印刷用紙
9の重送の発生を用紙重送検知センサ37が検知した場
合に、マイクロコンピュータ39等の駆動制御手段が作
動してセパレートローラ14の外周面をクリーニングロ
ーラ15で清掃することで、印刷用紙9の給送動作を阻
害することがないタイミングでセパレートローラ14を
清掃するようになっている。
【0041】そこで、この分離給紙装置1でセパレート
ローラ14を清掃する処理動作を、印刷用紙9を分離給
紙する場合の処理動作と共に、図6ないし図9に例示す
るフローチャートに基づいて以下に順次説明する。ま
ず、この分離給紙装置1では、図6に例示するように、
操作パネル42の用紙選択キー45の入力操作を検知す
ると給紙動作を開始するようになっているので(ステッ
プS1)、この開始以前の待機状態では、第一ないし第
四の給紙トレー4〜7の全部のフィードクラッチ13と
ソレノイド31とはオフとなっている(ステップS
2)。そこで、このようにソレノイド31がオフとなっ
た状態では、図4に例示したように、リンク機構26は
コイルスプリング30の張力によりコイルスプリング2
8の張力に抗して回動リンク27の後端部を下方に位置
するので、このリンク機構26の回動リンク27で支持
されるセパレートローラ14は降下してフィードローラ
13から離反すると共にクリーニングローラ15に当接
した状態となっている。また、フィードクラッチ13が
オフとなった状態では、例えば、給紙駆動モータ40が
作動しても、その駆動力はローラ駆動機構22に伝達さ
れないことになる。
【0042】そして、この分離給紙装置1では、上記ス
テップS1で用紙選択キー45の入力操作を検知した場
合は、操作パネル42の複写キー44の入力操作に待機
するので(ステップS3)、このステップS3で複写キ
ー44の入力操作を検知すると、ステップS2で選択さ
れた給紙トレー4〜7の一つのソレノイド31とフィー
ドクラッチ13とをオンとする(ステップS4)。例え
ば、上述のようにして第一の給紙トレー4が選択された
場合、この第一の給紙トレー4では、図3に例示したよ
うに、リンク機構26はコイルスプリング30の張力に
抗してコイルスプリング28の張力で回動リンク27の
後端部を上方に配置するので、このリンク機構26の回
動リンク27で支持されるセパレートローラ14は上昇
してクリーニングローラ15から離反すると共にフィー
ドローラ13に当接することになる。さらに、この第一
の給紙トレー4では、フィードクラッチ13がオンとな
ることで、給紙駆動モータ40の駆動力がローラ駆動機
構22に伝達される状態となる。
【0043】そして、この状態で給紙駆動モータ40の
駆動力でローラ駆動機構22がフィードローラ13とセ
パレートローラ14とを回転駆動することで分離給紙装
置1は第一の給紙トレー4の印刷用紙9を用紙搬送路8
に分離給送するので、この用紙搬送路8を順次搬送され
る印刷用紙9に本体機構部41が電子写真法で画像形成
を実行することで複写動作が実行される(ステップS
5)。そこで、この複写動作の実行時に、用紙搬送路8
を順次搬送される印刷用紙9のジャムの発生をジャムセ
ンサが監視し(ステップS6)、第一の給紙トレー4の
印刷用紙9の終了の発生をペーパーエンドセンサ10が
監視し(ステップS7)、用紙搬送路8に給送される印
刷用紙9の重送の発生を用紙重送検知センサ37が監視
するようになっている(ステップS8)。
【0044】そして、この分離給紙装置1では、上述の
ようなステップS6〜8で各種の動作不良を監視した状
態で、複写完了を検知するまでステップS5に繰返し復
帰することで複写動作を実行するようになっており(ス
テップS9)、ステップS8で重送を検知した場合には
マイクロコンピュータ39に初期状態で“0”に設定さ
れている重送フラグ(図示せず)を“1”に変更してか
らステップS9に移行するようになっている(ステップ
S10)。そこで、上述のようなステップS6でジャム
発生を検知したりステップS7で用紙終了を検知するこ
となくステップS9で複写完了を検知した場合は、重送
フラグと“1”との一致を判断し(ステップS11)、
これが一致しない場合には動作不良が発生することなく
複写動作を完了したものとして複写動作を終了する(ス
テップS12)。
【0045】そして、この分離給紙装置1では、上述の
ようなステップS6で順次搬送する印刷用紙9のジャム
発生を検知した場合は、図7に例示するように、用紙有
無検知センサ12でセパレートローラ14の近傍の位置
で印刷用紙9の有無を判断し(ステップS13)、この
ステップS13で印刷用紙9を検出した場合には、ジャ
ムが給紙位置で発生したものと判断して給紙動作と複写
動作とを停止し(ステップS14)、復旧作業の実行を
検知するまで給紙動作と複写動作とを禁止してから(ス
テップS15)、操作パネル42のディスプレイ43に
ジャム発生のガイダンスメッセージ(図示せず)を表示
出力して処理動作を終了する(ステップS16)。
【0046】また、この分離給紙装置1では、上述のよ
うなステップS6で印刷用紙9のジャム発生を検知して
ステップS13でセパレートローラ14の近傍には印刷
用紙9が存在しないことを検知した場合は、ジャムは給
紙トレー4から離反した用紙搬送路8上で発生したもの
と判断して給紙以外の複写動作を停止し(ステップS1
7)、ソレノイド31をオフとする(ステップS1
8)。このようにすることで、図4に例示したように、
セパレートローラ14は回転駆動された状態で降下して
クリーニングローラ15に自重で当接するので、このク
リーニングローラ15の擦過によりセパレートローラ1
4の外周面のクリーニング動作が実行される(ステップ
S19)。
【0047】そして、このクリーニング動作の実行開始
と共に三秒間などとして予め設定された所定時間のカウ
ントダウンが開始されるので、このタイムアウトが検知
されるまでステップS19に繰返し復帰することでクリ
ーニング動作が継続的に実行される(ステップS2
0)。そこで、このステップS20でタイムアウトを検
知した場合は、給紙動作を停止することでセパレートロ
ーラ14の回転駆動を完了することで(ステップS2
1)、このセパレートローラ14のクリーニング動作も
終了し、以後はステップS15,16に移行して給紙動
作と複写動作とを禁止してからディスプレイ43にジャ
ム発生を表示出力して処理動作を終了する。
【0048】また、この分離給紙装置1では、図6に例
示したように、上述のようなステップS7で第一の給紙
トレー4の印刷用紙9の終了を検知した場合、必然的に
給紙トレー4から印刷用紙9を給送することは実行不能
であるので、図8に例示するように、この場合は給紙動
作は継続したまま複写動作を停止し(ステップS2
2)、ソレノイド31をオフとして(ステップS2
3)、クリーニングローラ15でセパレートローラ14
の外周面をクリーニングする(ステップS24)。
【0049】そして、この状態でタイムアウトが検知さ
れるまでステップS24に繰返し復帰することでクリー
ニング動作を継続的に実行し(ステップS25)、この
タイムアウトを検知すると給紙動作を停止することでセ
パレートローラ14の回転駆動を完了してクリーニング
動作も終了する(ステップS26)。そこで、このステ
ップS26でクリーニング動作を終了してから複写動作
を禁止し(ステップS27)、この状態で操作パネル4
2のディスプレイ43に用紙終了のガイダンスメッセー
ジ(図示せず)を表示出力して処理動作を終了する(ス
テップS28)。
【0050】また、この分離給紙装置1では、図6に例
示したように、前述のようなステップS11で印刷用紙
9の重送を検知した場合は、用紙有無検知センサ12で
セパレートローラ14の近傍の位置で印刷用紙9の有無
を判断し(ステップS29)、このステップS29でセ
パレートローラ14の近傍に印刷用紙9が存在すること
を検知した場合はステップS12に移行して複写動作を
終了し、印刷用紙9が存在しないことを検知した場合は
給紙動作は継続したまま複写動作を停止する(ステップ
S30)。そして、ソレノイド31をオフとすることで
(ステップS31)、クリーニングローラ15でセパレ
ートローラ14の外周面をクリーニングし(ステップS
32)、この状態でタイムアウトが検知されるまでステ
ップS32に繰返し復帰することでクリーニング動作を
継続的に実行してから(ステップS33)、このタイム
アウトを検知すると給紙動作を停止することでセパレー
トローラ14の回転駆動を完了してクリーニング動作も
終了する(ステップS34)。
【0051】上述のようにすることで、この分離給紙装
置1では、用紙搬送路8を順次搬送される印刷用紙9に
ジャムが発生した場合や、第一ないし第四の給紙トレー
4〜7に積載された印刷用紙9が終了した場合や、用紙
搬送路8に給送する印刷用紙9に重送が発生した場合な
どに、セパレートローラ14の外周面をクリーニングロ
ーラ15で清掃するので、このセパレートローラ14の
クリーニング動作が印刷用紙9の給送動作を阻害するこ
ともない。しかも、この分離給紙装置1では、上述のよ
うにジャムや重送が発生した場合にセパレートローラ1
4の近傍に印刷用紙9が存在しないことを確認してから
クリーニング動作を実行することで、このクリーニング
動作によってジャムが発生することも防止している。
【0052】そして、この分離給紙装置1では、上述の
ようにクリーニングローラ15に当接させた状態でセパ
レートローラ14を所定量だけ回転駆動することで、こ
のセパレートローラ14を良好に清掃するようになって
おり、このようにセパレートローラ14の清掃を実行す
る毎にクリーニングローラ15を所定角度だけ回動させ
ることで、このクリーニングローラ15の汚損や損耗も
軽減している。
【0053】また、この分離給紙装置1では、セパレー
トローラ14は自重でクリーニングローラ15に当接す
ることで、セパレートローラ14をクリーニングローラ
15に圧接する専用の機構を要しないので構造が簡易で
小型軽量化や生産性向上に寄与することができ、クリー
ニングローラ15に対するセパレートローラ14の圧接
力が経時的に低下することもないのでクリーニングの動
作特性が安定している。
【0054】なお、本実施例の分離給紙装置1では、前
述のような各種タイミングに従って印刷用紙9の給紙動
作を阻害することなくセパレートローラ14を清掃する
ようになっているが、本発明は上記実施例に限定される
ものではない。つまり、このように複数の給紙トレー4
〜7の各々にフィードローラ13とセパレートローラ1
4とクリーニングローラ15とを設けた分離給紙装置1
においては、複数の給紙トレー4〜7の一個のフィード
ローラ13とセパレートローラ14とを回転駆動して印
刷用紙9を給送する場合に、他の給紙トレー4〜7のセ
パレートローラ14をクリーニングローラ15に各々当
接させて清掃することも実施可能であり、このようにす
ることで、給紙動作を遅滞させることなくセパレートロ
ーラ14を所望のタイミングで清掃することができる。
【0055】なお、本実施例で云う前後や上下などの方
向は、説明を簡略化するために便宜的に定義するもので
あり、これは実際の装置の設置や使用の方向を限定する
ものではない。そして、本実施例の文章で云う前方と
は、図1と図3及び図4では左方であり、図2では右方
となっている。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、シート保持部に
積載された多数のシート体をシート搬送路に給送するフ
ィードローラを回転自在に軸支し、このフィードローラ
で給送される前記シート体を一枚に分離するセパレート
ローラを前記フィードローラと当接する位置で回転自在
に軸支し、これらフィードローラとセパレートローラと
を同一方向に回転駆動するローラ駆動機構を設けたシー
ト給送装置において、前記セパレートローラを前記フィ
ードローラと接離する方向で移動自在に支持して位置保
持するローラ支持機構を設け、このローラ支持機構で前
記フィードローラから離反した位置に保持された前記セ
パレートローラと当接する位置にクリーニング部材を配
置し、前記セパレートローラを前記ローラ支持機構で前
記クリーニング部材に当接させて前記ローラ駆動機構で
予め設定された所定量だけ回転駆動する駆動制御手段を
設けたことにより、セパレートローラを十分に清掃する
ことができるので、外周面の汚損によりセパレートロー
ラとシート体との摩擦抵抗が低下して分離給送が実行不
能となることを防止することができる等の効果を有する
ものである。
【0057】請求項2記載の発明は、複数のシート保持
部の各々に積載された多数のシート体を一つのシート搬
送路に適宜給送する複数のフィードローラの各々を回転
自在に軸支し、これらのフィードローラの各々で給送さ
れる前記シート体を一枚に分離する複数のセパレートロ
ーラの各々を複数の前記フィードローラと個々に当接す
る位置で回転自在に軸支し、これらのフィードローラと
セパレートローラとの各々を同一方向に回転駆動する複
数のローラ駆動機構を設け、これらのローラ駆動機構の
一個のみを選択的に駆動する搬送制御手段を設けたシー
ト給送装置において、前記セパレートローラの各々を前
記フィードローラと接離する方向で移動自在に個々に支
持して位置保持する複数のローラ支持機構を設け、これ
らのローラ支持機構で前記フィードローラから離反した
位置に保持された前記セパレートローラの各々と個々に
当接する位置に複数のクリーニング部材を配置し、前記
搬送制御手段が一個の前記ローラ駆動機構で前記フィー
ドローラとセパレートローラとを回転駆動して前記シー
ト体を給送する場合に他の前記セパレートローラを前記
ローラ支持機構で前記クリーニング部材に各々当接させ
て前記ローラ駆動機構で所定量だけ回転駆動する駆動制
御手段を設けたことにより、シート体の給送動作を阻害
することなくセパレートローラを十分に清掃することが
できるので、外周面の汚損によりセパレートローラとシ
ート体との摩擦抵抗が低下して分離給送が実行不能とな
ることを良好に防止することができる等の効果を有する
ものである。
【0058】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、シート搬送路を順次搬送されるシー
ト体のジャムの発生を検知するジャム検知手段を設け、
このジャム検知手段の検知出力に従って作動するよう駆
動制御手段を形成したことにより、シート体の給送動作
を阻害することがないタイミングでセパレートローラを
清掃することができる等の効果を有するものである。
【0059】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、シート保持部に積載されたシート体
の終了を検知する終了検知手段を設け、この終了検知手
段の検知出力に従って作動するよう駆動制御手段を形成
したことにより、シート体の給送動作を阻害することが
ないタイミングでセパレートローラを清掃することがで
きる等の効果を有するものである。
【0060】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、セパレートローラの近傍でシート体
の有無を判断する有無判断手段を設け、この有無判断手
段が前記セパレートローラの近傍に前記シート体が無い
ことを判断すると作動するよう駆動制御手段を形成した
ことにより、シート体の給送動作を阻害することがない
タイミングでセパレートローラを清掃することができる
と共に、このセパレートローラの清掃動作によるシート
体のジャム発生も防止することもできる等の効果を有す
るものである。
【0061】請求項6記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、シート搬送路にフィードローラとセ
パレートローラとで給送するシート体の重送の発生を検
知する重送検知手段を設け、この重送検知手段の検知出
力に従って作動するよう駆動制御手段を形成したことに
より、シート体の給送動作を阻害することがないタイミ
ングでセパレートローラを清掃することができる等の効
果を有するものである。
【0062】請求項7記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、クリーニング部材を回転体形状に形
成して回転自在に軸支し、このクリーニング部材を駆動
制御手段が作動する毎に所定角度だけ回動させる部材回
動機構を設けたことにより、クリーニング部材の汚損や
損耗を軽減することができるので、セパレートローラの
清掃性能の経時的な劣化を防止することができ、クリー
ニングローラの交換などのメンテナンスの作業負担の軽
減にも寄与することができる等の効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート給送装置の一実施例である分離
給紙装置を例示し、(a),(b)は当接したフィード
ローラとセパレートローラとでシート体である印刷用紙
を分離給送する状態を例示する縦断側面図、(c)はフ
ィードローラからセパレートローラが離反した状態を例
示する縦断側面図である。
【図2】分離給紙装置を一部とする複写機の内部構造を
例示する縦断側面図である。
【図3】分離給紙装置が当接したフィードローラとセパ
レートローラとでシート体である印刷用紙を分離給送す
る状態を例示する斜視図である。
【図4】分離給紙装置のフィードローラからセパレート
ローラが離反した状態を例示する斜視図である。
【図5】複写機の回路構造を例示するブロック図であ
る。
【図6】複写機の複写動作の全体的な処理内容を例示す
るフローチャートである。
【図7】複写動作の一部として給送する印刷用紙にジャ
ムが発生した場合の処理内容を例示するフローチャート
である。
【図8】複写動作の一部としてシート保持部である給紙
トレーの印刷用紙が終了した場合の処理内容を例示する
フローチャートである。
【図9】複写動作の一部として給送する印刷用紙に重送
が発生した場合の処理内容を例示するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 シート搬送装置 4〜7 シート保持部 8 シート搬送路 9 シート体 10 終了検知手段 12 有無判断手段 13 フィードローラ 14 セパレートローラ 15 クリーニング部材 16,39 搬送制御手段、駆動制御手段 22 ローラ駆動機構 26 ローラ支持機構 37 重送検知手段 36 部材回動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート保持部に積載された多数のシート
    体をシート搬送路に給送するフィードローラを回転自在
    に軸支し、このフィードローラで給送される前記シート
    体を一枚に分離するセパレートローラを前記フィードロ
    ーラと当接する位置で回転自在に軸支し、これらフィー
    ドローラとセパレートローラとを同一方向に回転駆動す
    るローラ駆動機構を設けたシート給送装置において、前
    記セパレートローラを前記フィードローラと接離する方
    向で移動自在に支持して位置保持するローラ支持機構を
    設け、このローラ支持機構で前記フィードローラから離
    反した位置に保持された前記セパレートローラと当接す
    る位置にクリーニング部材を配置し、前記セパレートロ
    ーラを前記ローラ支持機構で前記クリーニング部材に当
    接させて前記ローラ駆動機構で予め設定された所定量だ
    け回転駆動する駆動制御手段を設けたことを特徴とする
    シート給送装置。
  2. 【請求項2】 複数のシート保持部の各々に積載された
    多数のシート体を一つのシート搬送路に適宜給送する複
    数のフィードローラの各々を回転自在に軸支し、これら
    のフィードローラの各々で給送される前記シート体を一
    枚に分離する複数のセパレートローラの各々を複数の前
    記フィードローラと個々に当接する位置で回転自在に軸
    支し、これらのフィードローラとセパレートローラとの
    各々を同一方向に回転駆動する複数のローラ駆動機構を
    設け、これらのローラ駆動機構の一個のみを選択的に駆
    動する搬送制御手段を設けたシート給送装置において、
    前記セパレートローラの各々を前記フィードローラと接
    離する方向で移動自在に個々に支持して位置保持する複
    数のローラ支持機構を設け、これらのローラ支持機構で
    前記フィードローラから離反した位置に保持された前記
    セパレートローラの各々と個々に当接する位置に複数の
    クリーニング部材を配置し、前記搬送制御手段が一個の
    前記ローラ駆動機構で前記フィードローラとセパレート
    ローラとを回転駆動して前記シート体を給送する場合に
    他の前記セパレートローラを前記ローラ支持機構で前記
    クリーニング部材に各々当接させて前記ローラ駆動機構
    で所定量だけ回転駆動する駆動制御手段を設けたことを
    特徴とするシート給送装置。
  3. 【請求項3】 シート搬送路を順次搬送するシート体の
    ジャムの発生を検知するジャム検知手段を設け、このジ
    ャム検知手段の検知出力に従って作動するよう駆動制御
    手段を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の
    シート給送装置。
  4. 【請求項4】 シート保持部に積載されたシート体の終
    了を検知する終了検知手段を設け、この終了検知手段の
    検知出力に従って作動するよう駆動制御手段を形成した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のシート給送装
    置。
  5. 【請求項5】 セパレートローラの近傍でシート体の有
    無を判断する有無判断手段を設け、この有無判断手段が
    前記セパレートローラの近傍に前記シート体が無いこと
    を判断すると作動するよう駆動制御手段を形成したこと
    を特徴とする請求項1又は2記載のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 シート搬送路にフィードローラとセパレ
    ートローラとで給送するシート体の重送の発生を検知す
    る重送検知手段を設け、この重送検知手段の検知出力に
    従って作動するよう駆動制御手段を形成したことを特徴
    とする請求項1又は2記載のシート給送装置。
  7. 【請求項7】 クリーニング部材を回転体形状に形成し
    て回転自在に軸支し、このクリーニング部材を駆動制御
    手段が作動する毎に所定角度だけ回動させる部材回動機
    構を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のシー
    ト給送装置。
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