JP3296864B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP3296864B2
JP3296864B2 JP33889692A JP33889692A JP3296864B2 JP 3296864 B2 JP3296864 B2 JP 3296864B2 JP 33889692 A JP33889692 A JP 33889692A JP 33889692 A JP33889692 A JP 33889692A JP 3296864 B2 JP3296864 B2 JP 3296864B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙束を収納した用紙
カセットから一枚ずつ用紙を給送する給紙装置に関し、
詳しくいえば摩擦分離ローラ方式の給紙装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置の用紙カセットから用紙を一枚ずつ給送する
給紙装置として、用紙の給送方向に回転するフィードロ
ーラと、このフィードローラに圧接され対をなすと共に
トルクリミッタを介して給送方向とは逆方向に駆動力を
付与されるセパレートローラとを有する摩擦分離ローラ
方式の給紙装置は周知である。この方式の給紙装置は、
カセットあるいはカートリッジ等に堆積して収容された
用紙が、プルフィードローラにより上から順次フィード
ローラとセパレートローラのニップに送られ、ここで用
紙が重送されてきた場合には、用紙を分離して装置本体
の内部に一枚ずつ給紙するように構成されている。ま
た、フィードローラと対をなすセパレートローラは常時
フィードローラに圧接され、常時通紙方向とは逆の方向
に駆動力が掛けられている。トルクリミッタを介したセ
パレートローラを逆転駆動するためには、一般に1〜
1.5kgfcmのトルクを必要とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の摩擦分離ローラ
方式の給紙装置では、常にセパレートローラに駆動力を
掛けるために電力を消費していることになる。また、セ
パレートローラに常時負荷を掛けているトルクリミッタ
が発熱するため、トルクリミッタの材質の変化及び部品
の膨張による精度低下が発生することがあり、サービス
マンによる定期的なグリスの塗布も必要であった。
【0004】また、給紙動作中に用紙ジャムが発生し、
分離給送部のニップに用紙が噛み込まれた状態で装置が
停止することがある。この場合、ジャム紙を除去するた
めに用紙カセットを引き出すと、用紙カセットの引き出
し方向が用紙搬送方向と垂直なときは、用紙を破損させ
るばかりか、カセット内の部品を破損させる可能性もあ
る。
【0005】さらに、用紙の搬送途中の分離給送部以外
で用紙ジャムが発生した場合にも給紙装置が停止するの
で、分離給送部のニップに用紙が噛み込まれた状態で装
置が停止することがある。この場合、ジャム紙でない用
紙を無駄に除去することになる。また、このとき、用紙
カセットを引き出すと、用紙カセットの引き出し方向が
用紙搬送方向と垂直なときは、用紙を破損させるばかり
か、カセット内の部品を破損させる可能性もある。
【0006】また、給紙動作中にオペレータが誤って用
紙カセットを引き出した場合、分離給送部のニップに用
紙が噛み込まれているときには、用紙を破損させるばか
りか、カセット内の部品を破損させる可能性もある。
【0007】また、一つの用紙カセットで用紙が終了し
た場合に、同じ用紙を収納した別の用紙カセットから給
紙を開始する用紙リミットレス給紙モードにおいて、二
つの給紙装置が同時に作動して駆動源にトルク変動を与
えることがある。
【0008】また、用紙が1枚だけで分離給送部に送ら
れてきた場合でもセパレートローラにはトルクが掛けら
れているので、そのための電力を消費していることにな
る。
【0009】さらに、近年、画像形成装置に使用される
用紙のサイズ及び紙種の多様化に伴い、各用途に合った
用紙を収納した用紙カセットをセットするため、1台の
画像形成装置に複数(2段〜5段程度)の給紙トレイを
備えたものが増えてきた。この様な画像形成装置の各給
紙トレイには、それぞれカセット内の用紙を1枚ずつ取
り出して給送する給紙装置が設けられている。前述した
ようににトルクリミッタを介したセパレートローラを逆
転駆動するためには、一般に1〜1.5kgfcmのトルク
を必要とする。従って複数の、例えば4段の摩擦分離ロ
ーラ方式の給紙装置を備えた画像形成装置では、用紙の
分離のために最大6kgfcmのトルクを必要としている。
この場合、用紙の搬送経路中の一つの摩擦分離ローラで
重送紙の分離を行なう給紙装置でないときには、4.5
kgfcmのトルクが無駄に消費されていることになる。こ
れは電力に換算すると、ローラ軸の回転数を370rp
mとすると、約17ワットとなる。また、給紙装置を駆
動するモータは、その分出力の大きなモータを使用する
ことになり、コストアップにつながる。
【0010】本発明の課題は、従来の摩擦分離ローラ方
式の給紙装置における上述の問題点を解決することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の課題は本発明によ
り、前記フィードローラの逆転防止機構と、該逆転防止
機構によるフィードローラの逆転防止を解除する解除機
構とを備え、前記フィードローラの逆転防止及び逆転防
止解除により、前記セパレートローラによる紙分離機能
を自由に作動及び停止可能に構成したことにより解決さ
れる。
【0012】また、本発明は、前記の課題を解決するた
めに、前記セパレートローラの前記フィードローラへの
圧接を解除する解除機構を備え、前記セパレートローラ
の前記フィードローラへの接離により前記セパレートロ
ーラによる紙分離機能を自由に作動及び停止可能に構成
するとともに、用紙搬送経路上に、搬送中の用紙の紙づ
まりを検知する検知手段を備え、該検知手段により検知
した紙づまりが前記分離給送部で発生した場合は前記セ
パレートローラによる紙分離機能を停止させ、前記分離
給送部以外で紙づまりが発生した場合は前記セパレート
ローラによる紙分離機能の作動を続行することを提案す
る。
【0013】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記セパレートローラの前記フィードローラへ
の圧接を解除する解除機構を備え、前記セパレートロー
ラの前記フィードローラへの接離により前記セパレート
ローラによる紙分離機能を自由に作動及び停止可能に構
成するとともに、前記セパレートローラの用紙搬送方向
下流側近傍に、用紙の有無を検知する検知手段を設け、
該検知手段により用紙が無いことを検知した場合のみ、
前記セパレートローラによる紙分離機能を停止させるこ
とを提案する。
【0014】
【0015】
【0016】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、用紙を収納する用紙カセットがセットされたか
否かを検知する検知手段を備え、該検知手段により用紙
カセットがセットされていないことを検知した場合、前
記セパレートローラによる紙分離機能を停止させること
を提案する。
【0017】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、用紙を収納する用紙カセット内の用紙の有無を
検知する検知手段を備え、該検知手段により用紙が無い
ことを検知した場合、前記セパレートローラによる紙分
離機能を停止させることを提案する。
【0018】
【0019】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記セパレートローラの用紙搬送方向上流側近
傍に、用紙が重なって給送されてきたか否かを検知する
検知手段を設け、該検知手段により用紙が重なって給送
されていないことを検知した場合、前記セパレートロー
ラによる紙分離機能を停止させることを提案する。
【0020】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、装置停止時には、前記セパレートローラによる
紙分離機能を停止させることを提案する。
【0021】
【0022】
【作用】セパレートローラによる紙分離機能を自由に停
止及び作動可能に制御することにより、前記セパレート
ローラに常時付与されるトルクを発生させるための電力
消費を低減させる。
【0023】その他の作用については、以下の実施例の
説明で明らかとなるであろう。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例として、4段の給紙装
置を備えた電子写真複写機を図面に基づいて説明する。
【0025】図1は本実施例の電子写真複写機の概略断
面図である。図1において、感光体1は矢印方向に回転
され、帯電器2により正又は負の電荷を均一に与えられ
る。次にイレーサ3により必要以外の領域に光を当て、
電荷を逃がす。そして、原稿(図示せず)からの反射光
4はミラー群20に反射され感光体1上に導かれ、感光
体1の表面には原稿の画像濃度に対応した、原稿と逆像
の静電潜像が形成される。次に、現像器5により感光体
1上の静電潜像にトナーを付着させ、可視像を形成す
る。一方、用紙カセット10、11、12、13内に収
められた用紙、あるいは手差し台18から手差しされた
用紙は、第1、第2、第3、第4給紙装置100、20
0、300、400及び手差し台18のピックアップロ
ーラ115により後述する分離給送部に送られる。この
とき、複数枚の用紙が重なって送られた場合、用紙はフ
ィードローラ101及びセパレートローラ122よりな
る分離給送部で分離され、1枚だけが下流に搬送され
る。中間ローラ14を通った用紙は、レジストローラ1
5により感光体1との転写タイミングを合わされ、転写
部6へと送り出される。転写部6でトナー像を転写され
た用紙は、分離部7において感光体1と分離され、搬送
ベルト8に搬送され、定着部9でトナー像が定着された
後、排紙ローラ16及び17により排出トレイ19に排
出される。
【0026】ところで、カセットセンサ134、23
4、334、434により用紙カセット10、11、1
2、13が装置本体にセットされたか否かを検知する。
【0027】また、第1、第2、第3、第4給紙装置1
00、200、300、400のペーパエンドセンサ1
31、231、331、431により用紙カセット1
0、11、12、13内の用紙の有無を検知し、重送検
知センサ132、232、332、432により用紙の
重送を検知し、用紙検知センサ133、233、33
3、433によって用紙の有無及び紙づまりを検知して
いる。
【0028】また、用紙搬送経路中の用紙検知センサ3
5、36、37によっても用紙の有無及び紙づまりを検
知している。
【0029】図2は第1給紙装置100を示すものであ
る。なお、第1、第2、第3、第4給紙装置100、2
00、300、400の構造は皆同じなので、第1給紙
装置100のみについて説明する。
【0030】図2に示す第1給紙装置100において、
図示しない駆動源により矢印Lの方向に回転されるギヤ
130が、フィードローラ101を備えたフィードロー
ラ軸102のギヤ103に噛み合っている。このギヤ1
03とフィードローラ軸102の間には電磁クラッチ1
04が設けられ、この電磁クラッチ104をオンにする
ことによりフィードローラ101を矢印Rの方向に回転
させる。フィードローラ軸102には、その逆回転時に
一体結合する一方向クラッチ105を介して軸回転規制
アーム106が取り付けられ、このアーム106は回転
規制部材107及び108により両方向の回転変位が規
制される。また、フィードローラ軸102には、その逆
回転時にフリーとなる一方向クラッチ109を介してギ
ヤ110が装着され、このギヤ110はアイドルギヤ1
11を介してピックアップローラ軸113のギヤ112
に噛み合っている。ピックアップローラ軸113には、
その回転方向で一体結合する一方向クラッチ114を介
してピックアップローラ115が装着され、これにより
電磁クラッチ104をオンすると、フィードローラ10
1と共にピックアップローラ115も矢印Rの方向に回
転する。なお、矢印Aは、用紙の給送方向を示す。
【0031】一方、トルクリミッタ駆動軸116に装着
されたギヤ117がギヤ103に噛み合い、矢印Sの方
向に回転される。また、トルクリミッタ駆動軸116に
装着された別のギヤ118が、トルクリミッタ120の
駆動側のギヤ119に噛み合っている。そして、トルク
リミッタ120の従動軸121にセパレートローラ12
2が固定されている。このトルクリミッタの従動軸12
1は、後述する加圧部材123により上方に加圧され、
セパレートローラ122がフィードローラ101に圧接
される。これにより、ギヤ130の回転時には電磁クラ
ッチ104のオン、オフにかかわらず、セパレートロー
ラ122に破線の矢印の方向(反給紙方向)に一定のト
ルクが付与される。
【0032】ところで、L字形をした加圧部材123は
軸125により回動可能に支持され、その端部にスプリ
ング124が取り付けられている。スプリング124は
他端を固定板126に固定されており、このスプリング
124の作用により、加圧部材123が従動軸121を
上方に加圧する。また、スプリング124が取り付けら
れた側の加圧部材123の端部には、張出し部分123
aが設けられている。
【0033】加圧部材の張出し部分123aの近傍に
は、加圧解除部材127が軸142により回動可能に支
持されている。一端を固定板129に固定したスプリン
グ128が、L字形をした加圧解除部材127の一辺に
取り付けられている。加圧解除部材127の反対側端部
は、補助アーム141を介して加圧解除ソレノイド14
0のアクチュエータ140aに連結されている。この加
圧解除ソレノイド140がオンのとき、アクチュエータ
140aが内部に引き込まれ、加圧解除部材127は軸
142の周りを矢印Mの方向に回転し、加圧解除部材1
27は加圧部材123とは離間する。従って、加圧解除
ソレノイド140がオンのとき、加圧部材123は従動
軸121を上方に加圧する。
【0034】図3に示すように、ピックアップローラ1
15はスプリング151を介してソレノイド150によ
り保持されている。そして、ソレノイド150がオフの
ときピックアップローラ115は下降して、複写機本体
にセットされた用紙カセット10内に収納された用紙束
136に弾性圧接され、ソレノイド150のオンにより
ピックアップローラ115が上方に引き上げられて用紙
束136から離間するようになっている。
【0035】図4に示すように、加圧解除ソレノイド1
40がオフのとき、アクチュエータ140aは引き込み
を解除され、加圧解除部材127はスプリング128の
作用により、軸142の周りを矢印Hの方向に回転し、
その端部127aが、加圧部材の張出し部分123aを
押す。張出し部分123aを押された加圧部材123は
軸125の周りを矢印Rの方向に回転し、トルクリミッ
タの従動軸121に対する加圧を解除され、セパレート
ローラ122がフィードローラ101から離間する。よ
って、セパレートローラ122は矢印Rの方向に回転す
るが、トルクリミッタ120のトルクは発生しない。
【0036】次に、給紙装置100による給紙動作につ
いて説明する。
【0037】図3において、まず、用紙束136を収納
した用紙カセット10を複写機本体の給紙口にセットす
ると、前述のカセットセンサ134(図1に示す)によ
りカセット10がセットされたことを検知し、図示しな
い上昇・下降機構により用紙束136の上面を所定の高
さまで上昇させる。そして、ソレノイド150のオフに
より下降するピックアップローラ115と用紙束136
の上面が圧接され、両者が給紙位置にセットされて給紙
可能となる。この時、ペーパエンドセンサ131がオン
にされ、その出力信号により用紙の有無を検出する。
【0038】用紙カセットを複写機本体の給紙口にセッ
トした後、オペレータが、後述する用紙選択キーで、希
望する用紙を入れたカセット(すなわち、そのカセット
がセットされた給紙装置)を選択する。選択された給紙
装置(ここでは、第1給紙装置100が選択されたとす
る)では、図2に示す加圧解除ソレノイド140がオン
にされ、加圧部材123により従動軸121が加圧さ
れ、セパレートローラ122をフィードローラ101に
圧接し、紙分離機能を作動させる。ここで、複写機本体
に設けられたコピースタートボタン(図示せず)を押す
と、電磁クラッチ104が接続(オンに)され、駆動ギ
ヤ130の回転をフィードローラ軸102に伝え、フィ
ードローラ101を矢印Rの方向に回転させる。同時に
駆動ギヤ130の回転はピックアップローラ軸113に
も伝えられ、ピックアップローラ115も矢印Rの方向
に回転する。一方、駆動ギヤ130の回転はトルクリミ
ッタ駆動軸116にも伝えられ、前述したように、セパ
レートローラ122に反給紙方向のトルクを与える。
【0039】そして、図3に示すように、用紙カセット
10内の用紙の給送が開始される。この時、複数枚の用
紙137、138が重送状態で分離給送部139に進入
すると、セパレートローラ122には反給紙方向のトル
クが付与されているため、フィードローラ101とセパ
レートローラ122の摩擦分離作用により、2枚目以降
の用紙138の給送が阻止され、用紙束136の最上部
に位置する用紙137だけが分離され、安定的に給紙さ
れる。
【0040】また、重送検知センサ132が、フィード
ローラ101及びセパレートローラ122よりなる分離
給送部139の用紙搬送方向上流側の近傍に配置されて
いる。この重送検知センサ132は、例えば透過型フォ
トセンサであり、用紙1枚が通過した時と、2枚以上通
過した時の透過光量の差により出力が変化し、この出力
の差により用紙の重送を検知するものである。用紙が1
枚で送られてきた場合には、紙分離機能を停止させ、セ
パレートローラ122の逆転駆動によるトルクの損失を
最小限に押さえ、電力消費を減少させると共に、各給紙
装置のトルクリミッタの耐久性を向上させることもでき
る。
【0041】ところで、1枚目の用紙137が給送され
た後、残った重送紙138がフィードローラ101とセ
パレートローラ122のニップに挾まれた状態で保持さ
れることがある。そこで、1枚目の用紙137の給送後
は、駆動ギヤ130を回転させたまま、電磁クラッチ1
04がオフになる。すると、フィードローラ101及び
ピックアップローラ115は停止してフリーとなるが、
セパレートローラ駆動軸116には回転が伝えられてい
る。このため、セパレートローラ122は無負荷とな
り、図5に示すように矢印Rの方向に回転を始める。こ
れに伴い、フィードローラ101及びフィードローラ1
02が一方向クラッチ109によりギヤ110から分離
して逆方向(矢印Sの方向)に連れ回され、フィードロ
ーラ101とセパレートローラ122とに挾持された重
送紙138は、矢印Bの方向に戻され、残紙が防止され
る。このとき、ソレノイド150はオンになり、ピック
アップローラ115は上方に引上げられるので、重送紙
の逆送の妨げとはならない。
【0042】また、フィードローラ軸102に取り付け
られた軸回転規制アーム106は、図3に示すように、
給紙の際にはフィードローラ軸102に連れ回されて、
一方の回転規制部材108に当接している。そして、フ
ィードローラ軸102の逆転時には、一方向クラッチ1
05により軸回転規制アーム106が一体結合して回転
し、図5に示すように、他方の回転規制部材107に当
接してフィードローラ軸102の回転を規制する。する
と、セパレートローラ122には負荷が掛かり、トルク
リミッタ120が作動してセパレートローラ122の回
転も停止する。こうして1サイクルの給紙が終了する。
【0043】なお、用紙検知センサ133が分離給送部
139の用紙搬送方向下流側の近傍に配置され、コピー
終了時にオンにされ、その出力信号により用紙の有無を
検出する。用紙有無検知センサ133が紙無しを検知す
ると、加圧解除ソレノイド140をオフにして紙分離機
能を停止させる。摩擦分離方式の給紙装置は、用紙カセ
ットから分離給送部に用紙が送られてきたときに、分離
給送部にて用紙を分離させながら1枚ずつ下流の搬送ロ
ーラ等に向けて送り出すものである。この用紙分離中に
給紙動作を終了してしまった時、分離給送部139のニ
ップには、複数枚の用紙が噛み込まれていることがあ
る。この状態で装置本体の作動を停止させ、分離給送部
139のニップの圧力を解除してしまうと、噛み込まれ
た用紙は保持されなくなり、用紙先端の位置がずれる場
合がある。そして、装置本体を再始動させ、分離給送部
139のニップに圧力をかけると、セパレートローラ1
22がフィードローラ101に接触するとき、用紙先端
を傷つけることがある。用紙の先端に傷がつくと紙づま
りの原因となり、また、用紙の質を低下させることにも
なる。従って、分離給送部139の下流側近傍に用紙が
ないことを検知した時のみ紙分離機能を停止させ、分離
給送部139の下流側近傍に用紙が有ることを検知した
場合には、分離給送部139のニップに用紙が噛み込ま
れていると判断して、紙分離機能の停止を禁止して用紙
の分離給送を続行することにより、用紙の破損及び紙づ
まりを防止することができる。
【0044】従来の給紙装置においては、セパレートロ
ーラは常時フィードローラに圧接されていたので、ゴム
製ローラは常に圧力を受けている。しかし、本実施例の
給紙装置において紙分離機能の停止及び作動は、加圧解
除ソレノイドのオン、オフによりセパレートローラ12
2をフィードローラ101に接離させることにより行な
っている。従って、紙分離機能の停止時にセパレートロ
ーラ122をフィードローラ101から離間させること
により、ゴム製ローラの変形を防止することができる。
【0045】次に、第1、第2、第3及び第4給紙装置
100、200、300及び400の制御について説明
する。
【0046】まず全体の制御系について説明すると、図
6において、上記四つの給紙装置を制御する制御手段は
マイクロコンピュータ1100を中心に構成されてい
る。また、用紙を検知するセンサ群として、ペーパエン
ドセンサ131、231、331、431と、用紙重送
検知センサ132、232、332、432と、用紙有
無検知センサ133、233、333、433と、用紙
カセットセンサ134、234、334、434とを有
しており、これらセンサ群の検出信号はマイクロコンピ
ュータ1100に入力する。
【0047】ところで、マイクロコンピュータ1100
には、上記の各センサからの信号以外に、操作パネル1
110に設けられた用紙選択キー1111や複写キー1
112等からの信号も入力し、四つの給紙装置のうち、
どの給紙装置を使用するかの給紙モードの判定等を行な
い、各給紙装置の電磁クラッチ及び加圧解除ソレノイド
の制御、用紙搬送機構1120の制御、本体機構部11
21の制御を行ない、さらに操作パネル1110に設け
られた表示機1113に種々のメッセージを表示する。
【0048】次に、各給紙装置における紙分離機能の動
作及び停止の制御について説明する。前述したように、
本実施例における紙分離機能の動作及び停止はセパレー
トローラ122のフィードローラ101への接離により
行なっている。
【0049】カセットセンサ134、234、334、
434により、用紙カセットが複写機本体にセットされ
ていないことを検知すると、各給紙装置の紙分離機能を
停止させる。また、カセットセンサ134、234、3
34、434はコピー動作実行中にも検知を続行し、コ
ピー動作実行中に用紙カセットが複写機本体にセットさ
れていないことを検知した場合、ただちに紙分離機能を
停止させる。従って、各給紙装置が用紙を給送中に、オ
ペレータが誤って用紙カセットを引き出した場合でも、
フィードローラ101とセパレートローラ122との圧
接が解除されるので、給送中の用紙を破損させることが
なく、また、用紙カセット内の部品を破損させることも
ない。
【0050】また、各用紙カセット10、11、12、
13内の用紙が給紙位置にセットされた時に、ペーパエ
ンドセンサ131、231、331、431がオンにさ
れ、用紙の有無を検知する。ペーパエンドセンサにより
紙なしを検知すると、コピー動作を禁止し、前述の表示
器1113に、紙なしを検知した給紙装置の用紙無しを
表示し、紙分離機能を停止する。
【0051】また、ペーパエンドセンサ131、23
1、331、431は、用紙を1枚給送する毎にオンに
され、用紙の有無を検知する。用紙カセット内の用紙が
終了してペーパエンドセンサにより紙なしを検知される
と、その用紙カセットがセットされた給紙装置の紙分離
機能を停止させる。そして、一つの用紙カセットで用紙
が終了した場合に、同じ用紙を収納した別の用紙カセッ
トから給紙を開始する用紙リミットレス給紙モードにお
いて、用紙が終了した給紙装置の紙分離機能を停止さ
せ、次の給紙装置の紙分離機能を作動させ、コピー動作
を再開させることにより、装置本体の動作中の給紙装置
の切り替えをスムーズに行ない、二つの給紙装置の紙分
離機能の同時作動を防止して、駆動源にトルクの変動を
与えることがない。
【0052】操作パネル1110に設けられた用紙選択
キー1111により、用紙が選択されると、その用紙を
収納した用紙カセットがセットされた給紙装置の紙分離
機能を作動させ、それ以外の給紙装置の紙分離機能を停
止させる。従って、選択されない給紙装置による無駄な
電力の消費を防ぎ、また、トルクリミッタの劣化を減少
させることができる。また、従来の給紙装置ではセパレ
ートローラは常時フィードローラに圧接されていたた
め、給紙動作を行なわないときには両ローラが圧接した
まま停止している。従って、使用頻度の少ない給紙装置
ではゴム製ローラの圧接部分が変形することがあった。
しかし、本実施例の給紙装置では、紙分離機能の停止を
セパレートローラ122のフィードローラ101への圧
接を解除することにより行なっているので、使用頻度の
少ない給紙装置においてもゴム製ローラの変形を防止す
ることができる。
【0053】重送検知センサ132、232、332、
432は、コピー動作中に用紙が重送状態で給紙装置に
送られてきたか否かを検知し、用紙が1枚のみ送られて
きた場合には、各給紙装置の紙分離機能を停止する。
【0054】用紙有無検知センサは各給紙装置の分離給
送部の下流側近傍に設置され、コピー終了後に用紙の有
無を検知するものである。用紙有無検知センサ133、
233、333、433により紙無しを検知した場合に
は、各給紙装置の紙分離機能を停止する。
【0055】コピー中に紙づまりが発生した場合、その
紙づまりが給紙装置100、200、300、400で
発生したものか、それとも給紙装置以外の場所で発生し
たものかを、用紙搬送経路上の用紙検知センサ133、
233、333、433、35、36、37の出力タイ
ミングにて判断し、給紙装置で発生した場合のみ、給紙
装置の紙分離機能を停止し、コピー動作を禁止すると共
に、表示器1113に紙づまりが発生した部位に用紙ジ
ャムの表示を行なう。
【0056】給紙装置で紙づまりが発生した場合、紙分
離機能を停止させることにより分離部のニップに噛み込
まれた用紙を開放することができるので、ジャム紙を除
去するため用紙カセットを複写機本体から引き出したと
きも、ジャム紙をスムーズに引き出すことができ、用紙
及びカセット内の部品を破損させることがない。
【0057】給紙装置以外での紙づまりが発生した時に
給紙動作を停止させると、分離給送部のニップに用紙を
噛み込んだままになることがある。従って、給紙装置以
外での紙づまりが発生した場合には、紙分離機能の作動
を続行することにより、用紙の破損を防止して、確実な
給紙を行なうことができる。また、ジャム紙以外の用紙
を無駄に除去することもない。
【0058】複写機本体が停止している時には全ての給
紙装置の紙分離機能を停止させる。従って、長期にわた
る機械停止状態においても、フィードローラ101及び
セパレートローラ122の変形を防止することができ
る。
【0059】図7は、給紙装置の紙分離機能の停止及び
作動の制御をフローチャートにて示したものである。以
下、そのフローチャートについて説明する。
【0060】ステップ(以下Sと略記する)1でカセッ
トセンサの検出信号により用紙カセットが各給紙装置に
セットされているか否かを判断する。用紙カセットがセ
ットされていなければ、S1−2でその給紙装置の紙分
離機能を停止させる。用紙カセットがセットされていれ
ばS2に進み、ペーパーエンドセンサの検出信号で用紙
の有無を判断する。紙無しを検知された給紙装置ではS
2−2でコピー動作を禁止し、S2−3で表示器に紙な
し(ペーパーエンド)を表示し、S2−4で紙分離機能
を停止させる。S2で用紙が検知されればS3に進み、
S3では用紙選択キーによりどの用紙を収納した給紙装
置が選択されたかを判断する。選択されなかった給紙装
置はS3−2でその紙分離機能を停止する。S4では複
写キーが押されたか否かを判断し、押されていなければ
S4の前に戻る。複写キーが押されるとS5に進み、S
3で選択された給紙装置の紙分離機能を作動させ、S6
でコピー動作を開始する。コピー動作実行中はS7で用
紙ジャムが発生したか否かを判断する。用紙ジャムが発
生した場合は、S7−2でコピー動作を停止し、S7−
3で、その用紙ジャムが給紙装置で発生したものか、給
紙装置以外の場所で発生したものかを用紙検知センサの
出力タイミングにより判断する。給紙装置で用紙ジャム
が発生したと判断すると、S7−4で紙分離機能を停止
させ、S7−5に進む。給紙装置以外の場所で用紙ジャ
ムが発生したと判断した場合は、紙分離機能を作動させ
たままS7−5に進む。そして、S7−5でコピー動作
を禁止し、S7−6で表示器に用紙ジャムを表示する。
【0061】用紙ジャムが発生しなければS8に進む。
S8では1枚コピーを行なう度にペパーエンドセンサの
検出信号によりカセット内の用紙の有無が判断され、カ
セット内の用紙が終了した場合は、S8−2で紙分離機
能が停止される。そして、S8−3で同じサイズの用紙
が別のカセットに有るか否かが判断される。同じサイズ
の用紙が別のカセットになければS8−4でコピー動作
が停止され、S8−5で表示器にペーパーエンドを表示
する。S8−3で同じサイズの用紙が別のカセットに有
る場合(ペーパーリミットレス給紙の場合)はS5の前
に戻り、そのカセットがセットされた給紙装置の紙分離
機能を作動させる。
【0062】S8で紙有りと判断されればS9に進み、
重送検知センサの検出信号により、用紙が重送されて来
たか否かを判断する。用紙が1枚のみで送られてきた場
合にはS9−2で紙分離機能を停止させる。用紙が重送
されてきた場合には、紙分離機能の作動を続行して重送
紙の分離を行なう。そして、S10に進み、コピーが終
了したか否かを判断する。コピーが終了していなければ
S5の前に戻り、コピーが終了した場合には、S11で
コピー動作を停止しS12に進む。S12ではコピー終
了後に給紙装置の用紙検知センサの検出信号により用紙
の有無を判断し、用紙がなければ紙分離機能を停止さ
せ、用紙が有る場合には、紙分離機能の作動を続行す
る。
【0063】図8は給紙装置の参考例を示すものであ
る。図2に示した給紙装置と同一の部分には同じ符号を
用いて説明する。
【0064】図8において、図示しない駆動源により矢
印Sの方向に回転されるギヤ130にギヤ162が噛み
合い、このギヤ162にはトルクリミッタ駆動軸116
のギヤ161が噛み合っている。トルクリミッタ駆動軸
116の他端にはギヤ118が固定され、ギヤ118に
トルクリミッタ120の駆動側のギヤ119が噛み合っ
ているトルクリミッタ120の従動軸121にセパレー
トローラ122が固定されている。軸125により回動
可能に支持されたL字型加圧部材123の一端にはスプ
リング124が取り付けられている。このスプリング1
24の端部は固定版126に取り付けられ、スプリング
124の作用により加圧部材123が従動軸121を上
方に加圧し、セパレートローラ122をフィードローラ
101に圧接している。ところで、ギヤ161とトルク
リミッタ駆動軸116の間には電磁クラッチ160が設
けられ、この電磁クラッチ160を接続(オンに)する
ことにより、セパレートローラ122に反給紙方向に一
定のトルクを付与し、紙分離機能を作動させる。電磁ク
ラッチ160がオフのときには、セパレートローラ12
2はフィードローラ101に従動して回転し、紙分離機
能は停止する。
【0065】この参考例の給紙装置では、紙分離機能の
停止及び作動の制御は電磁クラッチ160のオン、オフ
を制御することによって行なっており、簡易な構成で瞬
時に紙分離機能の停止及び作動をすることができる。ま
た、紙分離機能の停止及び作動は、セパレートローラ1
22のフィードローラ101への接離によらないので、
用紙分離中に給紙動作を終了して、フィードローラ10
1とセパレートローラ122のニップに用紙が噛み込ま
れた場合でも、機械の再動作時に用紙を傷つけることが
ない。
【0066】図9は本発明のさらに他の実施例を示すも
のである。図9において、フィードローラ駆動軸102
には、その逆回転時に一体結合する一方向クラッチ10
5を介して軸回転規制アーム106が取り付けられてい
る。この軸回転規制アーム106の左右の回転変位を規
制する軸回転規制部材107及び108は、固定軸17
3の周りを自由に回転できるブラケット172に取り付
けられている。このブラケット172は、コイルスプリ
ング175によってトルクを与えられ、回転規制部材1
74により回転を規制されている。通常、軸回転規制部
材107及び108は軸回転規制アーム106の回転変
位を規制する位置に有る。また、ブラケット172は補
助アーム171を介して回転規制解除ソレノイド170
に連結されている。この回転規制解除ソレノイド170
をオンにすることにより、ブラケット172は固定軸1
73の周りを回転し、ブラケット172に取り付けられ
た軸回転規制部材107及び108も回転して移動し、
軸回転規制アーム106の回転変位を規制しなくなる。
従って、電磁クラッチ104をオフにして、フィードロ
ーラ101の駆動を停止したときに、回転規制解除ソレ
ノイド170をオンにすれば、軸回転規制アーム106
による回転規制は解除され、フィードローラ101はセ
パレートローラ122の回転に従動し、逆方向に回転す
る。よって、トルクリミッタ120のトルクは発生せ
ず、紙分離機能は停止する。
【0067】この実施例の給紙装置では、紙分離機能の
停止及び作動の制御は回転規制解除ソレノイド170の
制御により行なっている。紙分離機能の停止は、フィー
ドローラ101の逆転防止機構を解除し、フィードロー
ラ101をセパレートローラ122に従動させて逆転さ
せることにより行なっているので、紙分離機能停止時に
フィードローラ101とセパレートローラ122の圧接
を解除せず、機械の再動作時に用紙に傷をつけることが
ない。また、フィードローラ101及びセパレートロー
ラ122が逆方向に回転するので、分離部に有る用紙は
用紙カセットに逆送され、用紙カセットを給紙装置から
引き出したときに、用紙及び用紙カセット内の部品を破
損することがない。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、摩擦分離ローラ方
式の給紙装置におけるセパレートローラによる紙分離機
能を自由に作動及び停止させることができるので、無駄
なトルクの消費を押さえ、電力消費を減少させることが
できる。また、セパレートローラに常時負荷を掛けてい
るトルクリミッタが、紙分離機能停止時には負荷を掛け
なくなるので、発熱による部品劣化を低下させ、耐久性
が向上し、サービスマンによるメンテナンス間隔も伸ば
すことができる。そして、紙分離機能を停止する場合、
フィードローラの逆転防止を解除しフィードローラがセ
パレートローラに従動して逆転するので、分離給送部に
ある用紙を用紙カセット内に戻し、用紙カセット引き出
し時の用紙及びカセット内部品の破損を防止することが
できる。また、紙分離機能の作動時に用紙を傷つけるこ
とが無い。
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】請求項2の構成により、分離給送部以外で
用紙ジャムが発生した場合には、紙分離機能を作動しつ
づけ、用紙の搬送を続行することによりジャム紙以外の
用紙を無駄に除去することが無い。
【0074】請求項4の構成により、用紙カセット引き
出し時には紙分離機能を停止するので、用紙給送中に用
紙カセットを引き出した場合、用紙の破損を防止する。
【0075】請求項5の構成により、用紙カセット内に
用紙が無い場合、紙分離機能を停止するので、用紙リミ
ットレスモード時の駆動源の負荷変動が無くなる。
【0076】
【0077】請求項6の構成により、用紙が重送されて
いない場合には紙分離機能を停止させるので、セパレー
トローラの逆転駆動によるトルクの損失を最小限に押さ
え、電力消費を低減させると共に、トルクリミッタの耐
久性を向上させる。
【0078】請求項7の構成により、装置停止時には紙
分離機能の停止をセパレートローラのフィードローラへ
の圧接を解除することにより行なうので、長期にわたる
装置停止状態においてもローラの変形を防止することが
できる。
【0079】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を適用した複写機の構成を説明す
る概略断面図である。
【図2】図2は本発明により構成した給紙装置を示す斜
視図である。
【図3】図3は、図2に示す給紙装置の分離給送部の動
作を説明する概略側面図である。
【図4】図4は、図2に示す給紙装置の紙分離機能の停
止状態を示す斜視図である。
【図5】図5は、図2に示す給紙装置の分離給送部の動
作を説明する概略側面図である。
【図6】図6は本実施例の給紙装置を制御する制御手段
を説明する構成図である。
【図7】図7は本実施例の給紙装置の制御を説明するフ
ローチャートである。
【図8】図8は給紙装置の参考例を示す斜視図である。
【図9】図9は本発明の他の実施例の給紙装置を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10、11、12、13 用紙カセット 35、36、37 用紙検知センサ 100 第1給紙装置 101 フィードローラ 106 軸回転規制アーム 107、108 回転規制部材 115 ピックアップローラ 120 トルクリミッタ 122 セパレートローラ 123 加圧部材 127 加圧解除部材 131、231、331、431 ペーパエンドセンサ 132、232、332、432 重送検知センサ 133、233、333、433 用紙検知センサ 134、234、334、434 カセットセンサ 138 重送紙 139 分離給送部 140 加圧解除ソレノイド 160 電磁クラッチ 170 回転規制解除ソレノイド 172 ブラケット 200 第2給紙装置 300 第3給紙装置 400 第4給紙装置 1100 マイクロコンピュータ 1111 用紙選択キー A 用紙の給送方向

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の給送方向に回転するフィードロー
    ラと、該フィードローラに圧接され対をなすと共にトル
    クリミッタを介して逆方向に駆動力を付与されるセパレ
    ートローラとからなる分離給送部を有する摩擦分離ロー
    ラ方式の給紙装置において、 前記フィードローラの逆転防止機構と、該逆転防止機構
    によるフィードローラの逆転防止を解除する解除機構と
    を備え、 前記フィードローラの逆転防止及び逆転防止解除によ
    り、前記セパレートローラによる紙分離機能を自由に作
    動及び停止可能に構成したことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 用紙の給送方向に回転するフィードロー
    ラと、該フィードローラに圧接され対をなすと共にトル
    クリミッタを介して逆方向に駆動力を付与されるセパレ
    ートローラとからなる分離給送部を有する摩擦分離ロー
    ラ方式の給紙装置において、 前記セパレートローラの前記フィードローラへの圧接を
    解除する解除機構を備え、前記セパレートローラの前記
    フィードローラへの接離により前記セパレートローラに
    よる紙分離機能を自由に作動及び停止可能に構成すると
    ともに、 用紙搬送経路上に、搬送中の用紙の紙づまりを検知する
    検知手段を備え、該検知手段により検知した紙づまりが
    前記分離給送部で発生した場合は前記セパレートローラ
    による紙分離機能を停止させ、前記分離給送部以外で紙
    づまりが発生した場合は前記セパレートローラによる紙
    分離機能の作動を続行することを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 用紙の給送方向に回転するフィードロー
    ラと、該フィードローラに圧接され対をなすと共にトル
    クリミッタを介して逆方向に駆動力を付与されるセパレ
    ートローラとからなる分離給送部を有する摩擦分離ロー
    ラ方式の給紙装置において、 前記セパレートローラの前記フィードローラへの圧接を
    解除する解除機構を備え、前記セパレートローラの前記
    フィードローラへの接離により前記セパレートローラに
    よる紙分離機能を自由に作動及び停止可能に構成すると
    ともに、 前記セパレートローラの用紙搬送方向下流側近傍に、用
    紙の有無を検知する検知手段を設け、該検知手段により
    用紙が無いことを検知した場合のみ、前記セパレートロ
    ーラによる紙分離機能を停止させることを特徴とする給
    紙装置。
  4. 【請求項4】 用紙を収納する用紙カセットがセットさ
    れたか否かを検知する検知手段を備え、該検知手段によ
    り用紙カセットがセットされていないことを検知した場
    合、前記セパレートローラによる紙分離機能を停止させ
    ることを特徴とする、請求項2又は3に記載の給紙装
    置。
  5. 【請求項5】 用紙を収納する用紙カセット内の用紙の
    有無を検知する検知手段を備え、該検知手段により用紙
    が無いことを検知した場合、前記セパレートローラによ
    る紙分離機能を停止させることを特徴とする、請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記セパレートローラの用紙搬送方向上
    流側近傍に、用紙が重なって給送されてきたか否かを検
    知する検知手段を設け、該検知手段により用紙が重なっ
    て給送されていないことを検知した場合、前記セパレー
    トローラによる紙分離機能を停止させることを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれか1項に記載の給紙装置。
  7. 【請求項7】 装置停止時には、前記セパレートローラ
    による紙分離機能を停止させることを特徴とする、請求
    項2又は3に記載の給紙装置。
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