JP3226587B2 - 多段給紙装置 - Google Patents

多段給紙装置

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JP3226587B2
JP3226587B2 JP03709592A JP3709592A JP3226587B2 JP 3226587 B2 JP3226587 B2 JP 3226587B2 JP 03709592 A JP03709592 A JP 03709592A JP 3709592 A JP3709592 A JP 3709592A JP 3226587 B2 JP3226587 B2 JP 3226587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリンタ・複写機・
ファクシミリ・印刷機などのシート処理装置に適用し得
る。詳しくは、そのようなシート処理装置において、た
とえばその処理装置本体を載置し、それに各種のシート
を適宜選択的に供給する多段給紙装置に関する。
【0002】従来、この種の多段給紙装置では、縦断通
路を有する複数の給紙トレイユニットに、それぞれ給紙
トレイと給紙コロとプルアウトローラとを設け、各ユニ
ットの給紙トレイに各々たとえば異なるサイズのシート
を収納してそれらのユニットを多段に備え、各ユニット
の給紙コロおよびプルアウトローラにそれぞれ処理装置
本体の駆動モータの回転を伝達可能とする構成としてい
た。
【0003】そして、駆動モータの回転を伝達して1の
給紙トレイユニットの給紙コロを回転し、適宜サイズの
シートを繰り出してプルアウトローラで搬送し、上段の
ユニットの縦断通路を通して送り出していた。
【0004】ところが、そのような多段給紙装置を使用
可能とするには、処理装置本体の駆動モータを大型とし
なければならないから、コスト高となる。また、多段給
紙装置を取り付けないときは、不必要に大型の駆動モー
タを用いることとなり、不経済である。
【0005】そこで、従来の多段給紙装置の中には、各
給紙トレイユニットにそれぞれ個別にシート搬送モータ
を取り付け、そのモータの回転をギヤ列を介して給紙コ
ロやプルアウトローラに伝達し、それらを処理装置本体
の駆動モータではなく個々のシート搬送モータで回転す
るようにしたものがあった。
【0006】しかし、そのような多段給紙装置では、各
部品の寸法精度や性能のばらつきなどから各給紙トレイ
ユニットのシート搬送速度に差を生じ、シートの搬送が
不安定となって各種のトラブルを発生する問題があっ
た。
【0007】そこで、この発明の目的は、各給紙トレイ
ユニットのシートの搬送速度の差をなくしてシートの搬
送を安定化し、各種のトラブルの発生を防止することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載のものは、たとえば以下の図示実施例に示すとおり、
シートSを収納する給紙トレイ31と、シート搬送モー
タ40と、そのモータ40の回転を伝達するギヤ列G
と、そのギヤ列Gを介して前記モータ40の回転を伝達
する給紙コロ33およびプルアウトローラ35・36
と、縦断通路32とを有する給紙トレイユニット30を
多段に備え、前記給紙トレイ31内のシートSを前記給
紙コロ33で繰り出して前記プルアウトローラ35・3
6で搬送し、上段の前記給紙トレイユニット30の前記
縦断通路32を通して送り出す多段給紙装置Pにおい
て、各前記給紙トレイユニット30に、前記プルアウト
ローラ35のローラ軸35a上に固定する駆動歯車65
と、一方向に付勢して平行移動可能に設ける従動軸67
と、その従動軸67に回転自在に設ける従動歯車69
と、前記プルアウトローラ35のローラ軸35aと前記
従動軸67間に掛け渡してその従動軸67に与えられる
付勢力により張力が付与されるタイミングベルト70
と、前記プルアウトローラ35のローラ軸35aと前記
ギヤ列Gとの間に設ける一方向クラッチ76とを備え、
上段の前記給紙トレイユニット30の前記従動歯車69
を下段のそれの前記駆動歯車65に噛み合わせてなるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項2に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すとおり、請求項1に記載の多段給紙装
置Pにおいて、前記従動軸67をレバー71で支持し、
そのレバー71を回動自在に備え、ねじりバネ73のよ
うな付勢部材で付勢して前記タイミングベルト70に張
力を付与してなることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すとおり、シートSを収納する給紙トレ
イ31と、シート搬送モータ40と、そのモータ40の
回転を伝達するギヤ列Gと、そのギヤ列Gを介して前記
モータ40の回転を伝達する給紙コロ33およびプルア
ウトローラ35・36と、縦断通路32とを有する給紙
トレイユニット30を多段に備え、前記給紙トレイ31
内のシートSを前記給紙コロ33で繰り出して前記プル
アウトローラ35・36で搬送し、上段の前記給紙トレ
イユニット30の前記縦断通路32を通して送り出す多
段給紙装置P´において、上段の前記給紙トレイユニッ
ト30の前記プルアウトローラ35・36を通過後のシ
ートSを検知するセンサ80のような検知手段と、その
検知手段でシートSを検知したとき下段の前記給紙トレ
イユニット30の前記シート搬送モータ40の駆動を停
止する制御手段と、下段の前記給紙トレイユニット30
前記プルアウトローラ35から前記シート搬送モータ
40への回転伝達を遮断するクラッチ手段81とを備え
てなることを特徴とする。
【0011】
【作用】そして、請求項1に記載のものでは、シートS
を送り出すときは、すべてのシート搬送モータ40を駆
動する。すると、そのモータの回転がギヤ列Gを介して
プルアウトローラ35に伝達される。そして、タイミン
グベルト70を介して従動軸67を回転する。すると、
駆動歯車65と従動歯車69との噛み合いを介して早い
方の給紙トレイユニット30の回転を遅い方のそれに伝
達する。そして、一方向クラッチ76の存在により、遅
い方の給紙トレイユニット30の回転速度に関係なくそ
の遅い方の給紙トレイユニット30の回転を早い方のそ
れの回転に合わせ、各給紙トレイユニット30のプルア
ウトローラ35をすべて等しい速度で回転する。そこ
で、該当するシートSを収納した給紙トレイユニット3
0の電磁クラッチ75をオンする。すると、対応するサ
イズのシートSを送り出し、プルアウトローラ35・3
6で搬送して順次上段の給紙トレイユニット30の縦断
通路32を通して送り出す。
【0012】請求項2に記載のものでは、レバー71の
回動付勢力でタイミングベルト70に張力を付与する。
【0013】請求項3に記載のものでは、シートSを送
り出す場合、上段のプルアウトローラ35・36を通過
後のシートSを検知手段で検知したとき、前記制御手段
で下段の給紙トレイユニット30のシート搬送モータ4
0の駆動を停止する。そして、上段のプルアウトローラ
35・36でシートSを縦断通路32を通して一定の速
度で搬送する。そのとき、クラッチ手段81の働きで下
段の給紙トレイユニット30のプルアウトローラ35か
らその下段のシート搬送モータ40への回転伝達を遮断
する。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
について説明する。図4は、この発明の一実施例である
多段給紙装置をプリンタに適用した場合を示し、この発
明による多段給紙装置上に装置本体を載置したレーザプ
リンタの概略構成図である。図中符号10は、装置本体
である。装置本体10は、多段給紙装置Pの箱形のケー
ス11上に載置する。装置本体10内には、ほぼ中央に
ベルト状の感光体12を設ける。その感光体12のまわ
りには、図4中矢印で示す駆動方向に順に、帯電器1
3、現像器14、転写器15、クリーニング器16を配
置する。帯電器13およびクリーニング器16の上側に
は、光書込み器17を配置する。
【0015】さらに、転写器15の下側には、ユニット
収納部10aを形成し、そのユニット収納部10a内に
本体給紙トレイユニット18を配置する。本体給紙トレ
イユニット18は、シートSを収納した給紙トレイ19
を出し入れ自在に備え、その給紙トレイ19の図中右端
にシートSを通す縦断通路20を設け、右上側に給紙コ
ロ21を設けてなる。給紙トレイ19内には、図3に示
すように、シートSを積載する底板22を回動自在に設
け、その下側に押し上げ部材23を回動自在に設ける。
そして、押し上げ部材23を適宜付勢手段で付勢して底
板22を押し上げ、最上位のシートSの先端を給紙コロ
21に押し当てる。給紙コロ21には、それぞれシート
分離用のフリクションパッド24を押し当ててある。な
お、この本体給紙トレイユニット18は、給紙コロ21
を、装置本体10内の本体駆動モータ(図示省略)の回
転をコロ軸21aに伝達して回転自在とする。
【0016】そして、図示しない電磁クラッチをオンし
て給紙コロ21を回転し、給紙トレイ19内からシート
Sを繰り出し、図4中A方向に送り出して装置本体10
内のレジストロ−ラ25に突き当てて止める。しかし
て、レジストローラ25でタイミングをとって感光体1
2の下側に搬送する。感光体12は、図中時計方向に駆
動し、その際、帯電器13によって表面を一様に帯電
し、光書込み器17からのレーザ光Lを照射して感光体
12上に静電潜像を形成する。この潜像は、現像器14
位置を通るときトナーを付着して可視像化する。そし
て、この可視像をシートSの上面に転写器15により転
写する。画像転写後、シートSを定着器26へと搬送
し、その定着器26で転写画像を定着する。定着器26
を出たシートSは、さらに排紙ローラ27で搬送して図
4中矢印B方向またはC方向へと排出する。
【0017】他方、画像転写後の感光体12の表面は、
クリーニング器16でクリーニングして残留トナーを除
去し、その後、除電器28で除電する。
【0018】ところで、上述したこの発明の多段給紙装
置Pは、詳しくは以下のように構成してなる。まず、図
3に示すように、箱形ケース11内に上下2段にユニッ
ト収納部11a・11aを形成する。そして、各ユニッ
ト収納部11a・11a内に、それぞれ同じ構造の給紙
トレイユニット30を配置してなる。給紙トレイユニッ
ト30は、シートSを収納した給紙トレイ31を備え、
その給紙トレイ31の図中右端に縦断通路32を設け、
右上側に給紙コロ33を設ける。また、前記した本体給
紙トレイユニット18と同様な底板22・押し上げ板2
3・フリクションパッド24を備える。
【0019】さらに、給紙トレイユニット30は、縦断
通路32の上側にプルアウトローラ35・36を設け
る。そして、従動側のプルアウトローラ36を、圧縮ス
プリング37でローラ軸36aを付勢して駆動側のプル
アウトローラ35に押し当ててある。しかして、図2お
よび図1に示すように、ユニット収納部11a内に専用
のシート搬送モータ40を備え、シート搬送モータ40
を駆動して給紙コロ33やプルアウトローラ35・36
を回転する構成とする。
【0020】また、給紙トレイユニット30は、さらに
詳しく図1および図2に示すような駆動機構を備えてな
る。すなわち、シート搬送モータ40は、モータ軸40
aにウォーム歯車50を設け、ブラケット51で支持す
る。ウォーム歯車50は、歯車軸57aの一端に固定す
る歯車57と噛み合う。歯車57は、同軸上の歯車58
を介して歯車軸59a上の歯車59と噛み合う。歯車5
9は、給紙コロ33のコロ軸33a上に設ける歯車60
と噛み合う。歯車60は、歯車軸61a上の歯車61と
噛み合う。歯車61は、駆動側プルアウトローラ35の
ローラ軸35a上に設ける歯車62と噛み合う。そし
て、ウォーム歯車50からこの歯車62までの歯車でギ
ヤ列Gを形成する。
【0021】さらに、給紙トレイユニット30は、駆動
側のローラ軸35aの一端に、駆動歯車65およびその
外側のベルト用歯車66を固定する。また、駆動側のロ
ーラ軸35aと平行に従動軸67を移動自在に設け、そ
の従動軸67の一端にベルト用歯車68を固定し、他端
に従動歯車69を回転自在に設ける。そして、ベルト用
歯車66・68間にタイミングベルト70を掛け渡す。
従動軸67は、その他端をレバー71の一側に設ける連
結軸71aと連結してそのレバー71で支持する。レバ
ー71は、それぞれ他側にピン72を通してユニット収
納部11a内で回転自在に取り付ける。そして、一端を
ユニット収納部11aに他端をそれぞれレバー71に掛
け止めたねじりバネ73(付勢部材)をピン72に巻き
付ける。しかして、ねじりバネ73でレバー71を回動
付勢し、そのレバー71を介して従動軸67をローラ軸
35aと平行に図中下向きに付勢する。そうして、その
付勢力によりタイミングベルト70に張力を付与してな
る。
【0022】またさらに、給紙トレイユニット30は、
図1および図2に示すように、給紙コロ33のコロ軸3
3a上に、そのコロ軸33aと歯車60間に電磁クラッ
チ75を設け、その電磁クラッチ75を適宜継断して給
紙コロ33の回転を制御可能とする。また、駆動側のプ
ルアウトローラ35のローラ軸35a上には、そのロー
ラ軸35aと歯車62と間に、図5でも示すような一方
向クラッチ76を歯車62と一体に設ける。そして、一
方向クラッチ76は、図3に示すように、給紙コロ33
で繰り出したシートSを搬送方向(矢印C方向)に搬送
するように回転方向を一方向に規制してなる。
【0023】しかして、図示多段給紙装置Pでは、箱形
ケース11のユニット収納部11a・11a内に2つの
給紙トレイユニット30を配置して上下に取り付けると
きは、図1に示すように、下段のレバー71の付勢力に
より、上段の従動歯車69と下段の駆動歯車65とを噛
み合わせる。その場合、従動歯車69と駆動歯車65の
歯が突き当ったとき、タイミングベルト70の張力で従
動歯車69を図中上方に逃がして駆動歯車65との噛み
合わせを容易にする。なお、上下給紙トレイ31内に
は、たとえば、それぞれ異なるサイズのシートSを収納
してある。
【0024】さて、上述した多段給紙装置Pでは、多段
給紙装置P内のシートSを装置本体10内に送り込むと
きは、まず、すべてのシート搬送モータ40を駆動す
る。すると、そのモータ40の回転がギヤ列Gを介して
プルアウトローラ35に伝達される。そして、タイミン
グベルト70を介して従動軸67を回転する。すると、
駆動歯車65と従動歯車69との噛み合いを介して早い
方の給紙トレイユニット30の回転を遅い方のそれに伝
達する。そして、一方向クラッチ76の存在により、遅
い方の給紙トレイユニット30の回転速度に関係なくそ
の遅い方の給紙トレイユニット30の回転を早い方の回
転に合わせ、各給紙トレイユニット30のプルアウトロ
ーラ45をすべて等しい速度で回転する。
【0025】そこで、たとえば、下段の給紙トレイユニ
ット30から、該当するシートSを送り出すときは、そ
の下段の給紙トレイユニット30の電磁クラッチ75を
オンする。すると、対応するサイズのシートSを送り出
し、プルアウトローラ35で上段の給紙トレイユニット
30の縦断通路32通して搬送し、本体給紙トレイユ
ニット18の縦断通路20を通して送り出す。
【0026】なお、この給紙時に、たとえば、下段の給
紙コロ33で繰り出したシートSが前記縦断通路20・
32でジャムしたときは、図3に示すように、ジャムシ
ートSをその搬送C方向に引っ張れば、それに従ってプ
ルアウトローラ35・36がそれぞれ回転し、これによ
って、ジャムシートSを簡単に取り出すことができる。
【0027】次に、この発明は、上述した図示実施例に
代えて、以下の実施例のような構成にすることもでき
る。図6に、この他の実施例である多段給紙装置P´を
示し、上記図1に示した多段給紙装置Pの各部と対応す
る部分には同一の符号を付して示す。
【0028】この多段給紙装置P´は、下段の前記給紙
コロ33で繰り出したシートSの先端が上段のプルアウ
トローラ35を通過したことを検知するセンサ(検知手
段)80を、その上段のプルアウトローラ35の近くに
配置する。センサ80は、この通過後のシートSを検知
したとき下段のシート搬送モータ40の駆動を停止する
制御手段(図示省略)と電気的に接続する。さらに、下
段の駆動側プルアウトローラ35のローラ軸35a上に
は、そのローラ軸35aからシート搬送モータ40への
回転伝達を遮断する一方向クラッチのようなクラッチ手
段81を設けてなる。
【0029】さて、この多段給紙装置P´では、前記し
たと同様に、シート搬送モータ40を駆動し、たとえば
下段の給紙トレイユニット30からシートSを送り出し
た場合、上段のプルアウトローラ35・36間を通過し
たシートSをセンサ80で検知すると、その検知信号に
基づき前記制御手段を動作して下段のシート搬送モータ
40の駆動を停止する。そして、上段のプルアウトロー
ラ35でシートSを順次前記縦断通路20・32を通し
て一定の速度で搬送する。そのとき、クラッチ手段81
の働きで下段の給紙トレイユニット30のプルアウトロ
ーラ35からシート搬送モータ40への回転伝達を遮断
する。
【0030】なお、以上の図示実施例では、いずれも箱
形ケース11内に給紙トレイユニット30を2段に備え
たが、2段以上に備える構成とすることも可能である。
【0031】
【発明の効果】したがって、請求項1に記載のもので
は、専用のシート搬送モータと、そのモータで回転する
プルアウトローラとを有する給紙トレイユニットを多段
に備える多段給紙装置において、各段の給紙トレイユニ
ット間を回転伝達可能に連結し、一方向クラッチによ
り、遅い方の給紙トレイユニットの回転速度に関係なく
その遅い方の給紙トレイユニットの回転を早い方の給紙
トレイユニットの回転に合わせ、各給紙トレイユニット
のプルアウトローラをすべて等しい速度で回転するか
ら、各給紙トレイユニットのシートの搬送速度の差をな
くしてシートの搬送を安定化し、各種のトラブルの発生
を防止することができる。
【0032】請求項2に記載のものでは、上段の給紙ト
レイユニットの従動歯車と下段の給紙トレイユニットの
駆動歯車とを噛み合わせるとき、それら従動歯車と駆動
歯車の歯が突き当っても、タイミングベルトの張力で一
方の従動歯車を逃がして他方の駆動歯車との噛み合わせ
を容易にすることができる。
【0033】請求項3に記載のものでは、プルアウトロ
ーラを通過後のシートを検知手段で検知したとき、制御
手段で下段の給紙トレイユニットのシート搬送モータの
駆動を停止し、上段の給紙トレイユニットのシート搬送
モータだけでプルアウトローラを回転してシートを搬送
するから、各給紙トレイユニットのシートの搬送速度の
差をなくしてシートの搬送を安定化し、各種のトラブル
の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である多段給紙装置の駆動
機構の構成図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】その多段給紙装置の内部構造を示す構成図であ
る。
【図4】その多段給紙装置を備えるレーザプリンタの概
略構成図である。
【図5】上記多段給紙装置における一方向クラッチの断
面図である。
【図6】この発明の他の実施例である多段給紙装置の駆
動機構の構成図である。
【符号の説明】
30 給紙トレイユニット 31 給紙トレイ 32 縦断通路 33 給紙コロ 35・36 プルアウトローラ 35a・36a ローラ軸 40 シート搬送モータ 65 駆動歯車 67 従動軸 69 従動歯車 70 タイミングベルト 71 レバー 73 ねじりバネ(付勢部材) 76 一方向クラッチ 80 センサ(検知手段) 81 クラッチ手段 G ギヤ列 P・P´ 多段給紙装置 S シート

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを収納する給紙トレイと、シート
    搬送モータと、そのモータの回転を伝達するギヤ列と、
    そのギヤ列を介して前記モータの回転を伝達する給紙コ
    ロおよびプルアウトローラと、縦断通路とを有する給紙
    トレイユニットを多段に備え、前記給紙トレイ内のシー
    トを前記給紙コロで繰り出して前記プルアウトローラで
    搬送し、上段の前記給紙トレイユニットの前記縦断通路
    を通して送り出す多段給紙装置において、各前記給紙ト
    レイユニットに、前記プルアウトローラのローラ軸上に
    固定する駆動歯車と、一方向に付勢して平行移動可能に
    設ける従動軸と、その従動軸に回転自在に設ける従動歯
    車と、前記プルアウトローラのローラ軸と前記従動軸間
    に掛け渡してその従動軸に与えられる付勢力により張力
    が付与されるタイミングベルトと、前記プルアウトロー
    ラのローラ軸と前記ギヤ列との間に設ける一方向クラッ
    チとを備え、上段の前記給紙トレイユニットの前記従動
    歯車を下段のそれの前記駆動歯車に噛み合わせてなる、
    多段給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記従動軸をレバーで支持し、そのレバ
    ーを回動自在に備え、付勢部材で付勢して前記タイミン
    グベルトに張力を付与してなる、請求項1に記載の多段
    給紙装置。
  3. 【請求項3】 シートを収納する給紙トレイと、シート
    搬送モータと、そのモータの回転を伝達するギヤ列と、
    そのギヤ列を介して前記モータの回転を伝達する給紙コ
    ロおよびプルアウトローラと、縦断通路とを有する給紙
    トレイユニットを多段に備え、前記給紙トレイ内のシー
    トを前記給紙コロで繰り出して前記プルアウトローラで
    搬送し、上段の前記給紙トレイユニットの前記縦断通路
    を通して送り出す多段給紙装置において、上段の前記給
    紙トレイユニットの前記プルアウトローラを通過後のシ
    ートを検知する検知手段と、その検知手段でシートを検
    知したとき下段の前記給紙トレイユニットの前記シート
    搬送モータの駆動を停止する制御手段と、下段の前記給
    紙トレイユニットの前記プルアウトローラから前記シー
    ト搬送モータへの回転伝達を遮断するクラッチ手段とを
    備えてなる、多段給紙装置。
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