JPH08188286A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH08188286A
JPH08188286A JP7000813A JP81395A JPH08188286A JP H08188286 A JPH08188286 A JP H08188286A JP 7000813 A JP7000813 A JP 7000813A JP 81395 A JP81395 A JP 81395A JP H08188286 A JPH08188286 A JP H08188286A
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JP
Japan
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paper
roller
sheet
feed
feeding device
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Application number
JP7000813A
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English (en)
Inventor
Motoya Sano
元哉 佐野
Masami Kurihara
正美 栗原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙の重送、特にブロック状重送を効果的に
防止し、確実な用紙の分離給送を行なうことのできる給
紙装置を提供する。 【構成】 フィードローラ8とリバースローラ20はモ
ータ40により駆動される。モータ40が回転すると
き、リバースローラ20に付設されたトルクリミッタ5
6には常時駆動力が伝達されるが、フィードローラ8は
クラッチ37を介しておりクラッチ37がOFFされて
いれば駆動力は伝達されない。用紙の給送開始後、図示
しない紙厚検知センサにより重送を検出した場合、モー
タ40をONしたままクラッチ37をOFFさせ、フィ
ードローラ8を停止した状態でリバースローラ20のみ
を駆動(用紙戻し方向に)する。これにより重送紙を確
実に分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
画像形成装置に装着される給紙装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置において、記録用紙(シート)を給紙するた
めの給紙装置としては種々のタイプの給紙装置がある
が、近年では、用紙トレイ等に収納された用紙をピック
アップローラ(呼び出しローラ)等により呼び出し、こ
れを搬送方向下流側に配置した分離機構により1枚に分
離して給送するようにした給紙装置が一般的である。
【0003】給紙装置の分離機構としては、摩擦を利用
した方式が広く用いられているが、その中でフィードロ
ーラ(給紙ローラ)とそれに圧接された分離パッドとを
組み合わせたものは比較的小型で処理速度もあまり速く
ない画像形成装置に使用されることが多く、処理速度の
より速い装置においては、フィードローラとリバースロ
ーラとを組み合わせたいわゆるFRR方式が一般に用い
られる。
【0004】FRR方式の給紙装置は、積載された用紙
束の上に載って用紙を呼び出すピックアップローラと、
これに呼び出された用紙を給送するフィードローラと、
そのフィードローラに所定圧で接し、トルクリミッタ等
を介して用紙の戻し方向に回転トルクが与えられたリバ
ースローラ(分離ローラ)によって構成される。この給
紙装置においては、リバースローラが、フィードローラ
と直接に接している時や用紙1枚だけを挾んでいる時は
フィードローラ又は用紙に連れ回りし、用紙を2枚以上
挾んだときには摩擦係数の小さい用紙間を滑らして戻し
作業を行なうことにより分離をするものである。
【0005】FRR方式の給紙装置における用紙の分離
条件について検討すると、図12において、図示しない
ピックアップローラにより用紙束1から呼び出された1
枚目及び2枚目の用紙1a,bがフィードローラ8とリ
バースローラ20間のニップ(圧接位置)に進入してい
る。ここで、トルクリミッタを介したリバースローラ2
0による用紙の戻しトルクをTa 、ニップ位置における
1枚目の用紙1aと2枚目の用紙1bとの摩擦力をFc
、積載された用紙束位置における1枚目の用紙1aと
2枚目の用紙1bとの摩擦力をFd 、同じく用紙束位置
における2枚目の用紙1bと3枚目の用紙1cとの摩擦
力をFe 、用紙間の摩擦係数をμp 、用紙1枚の重量を
m、リバースローラ20のフィードローラ8への圧接力
をPb とすると、2枚目の用紙1bを1枚目の用紙1a
から分離して戻すための条件は次のように表わされる。
【0006】Ta>μpPb+μpm+μp2m この関係
は次のように書き直すことができる。 Pb<(Ta/μ
p)−3m………式 また、FRR方式の給紙装置における用紙の給送条件に
ついて検討すると、図13において、フィードローラ8
による用紙の搬送力をFb 、1枚目の用紙1aと2枚目
の用紙1bとの抵抗力をRa とすると、用紙1aを給送
するための条件は、Fb>Ta+Ra の関係で表わされ
る。ここで、リバースローラ20と用紙間の摩擦係数を
μr とすると、Fb=μrPb 及びRa≒μpmなので、上
記の用紙1aを給送するための条件は次のように書き直
すことができる。
【0007】 Pb>(Ta/μr)+(μpm/μr)………式 上記の式及び式から、FRR方式の給紙装置におけ
る用紙の給送と分離の条件は、(Ta/μp)−3m>Pb
>(Ta/μr)+(μpm/μr) であることが解る。この
条件をグラフにより示すと図14のように表わされる。
このグラフにおいて、斜線を付された重送域と不送り域
との間の領域が給紙可能領域であり、リバースローラ2
0のフィードローラ8への圧接力Pb の調節により給紙
できる範囲となる。
【0008】このような用紙の給送と分離の条件を有す
るFRR方式の給紙装置において、用紙の厚さが変わっ
た場合に用紙間の摩擦力や用紙重量等の条件が変化し、
用紙の分離作用が同一の条件で行なえずに重送や不送り
といった問題が発生することがある。そのような場合に
はサービスマンによる点検調整や修理等が必要となって
しまう。
【0009】この様な不都合を解消するために、例え
ば、特開平2−62335号公報に開示されているよう
に、給紙装置の分離機構を構成する送り部材(フィード
ローラ)と分離部材(リバースローラ)との間で両者の
圧接力を調整する手段を設けたり、あるいは特開平5−
32356号公報に示されるように、分離機構の用紙搬
送方向下流側に配置した紙厚検知手段からの信号に基づ
いて、送り部材と分離部材との圧接力を自動的に調整す
ることが提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
公報に示されるような送り部材と分離部材との圧接力の
調整を行なっても、用紙の重送及び不送りの確実な防止
は充分ではない。特に、単位時間当りの処理枚数の多い
高速タイプの画像形成装置においては、数枚から10数
枚の用紙がブロック状態で呼び出され、リバースローラ
による分離作用が下部の数枚にしか及ばず、残りの用紙
は分離し切れずに重送となってしまう現象が起こること
が知られている。この用紙のブロック状態での重送は、
給紙トレイ上に用紙を次ぎ足して補給した場合などに発
生しやすい。
【0011】すなわち、トレイ上に残った用紙束と補給
された用紙束とが接している面では紙束中よりも厚い空
気層が形成され、紙同士の密着力が各用紙束の境界面だ
け低い場合が有り、しかも開封したばかりの用紙束は紙
同士の密着度が高いため、用紙が消費されて行き、前の
用紙束の上に後から補給した用紙が数枚ないし10数枚
載っている状態となったときに、その数枚ないし10数
枚の用紙がブロック状となって分離機構のニップ部に突
入することがある。このとき、処理速度の遅い(用紙搬
送速度の遅い)画像形成装置の場合には、図15(a)
に示すようにブロック状用紙の先端がニップ部形状に倣
ってクサビ形となり、フィードローラ8とリバースロー
ラ20による分離作用が促進されるが、処理速度の速い
(用紙搬送速度の速い)画像形成装置の場合には、ブロ
ック状用紙の慣性力が速度に比例して大きくなるので、
搬送されるブロック状用紙の衝撃によりリバースローラ
がバウンドし、図15(b)に示すようにブロック状の
まま用紙がニップ部を越えて進入し、リバースローラ2
0はブロック状用紙の下から1枚ずつ用紙を戻さなけれ
ばならなくなる。処理速度が速い場合には用紙先端が下
流側に設けられた搬送ローラ(図示せず)に到達するま
でに2枚目以降の用紙を戻し切れず、複数枚の用紙がブ
ロック状となった重送が発生してしまう。
【0012】従来の給紙装置ではこのブロック状重送が
発生した場合には、送り部材と分離部材との圧接力の調
整を行なっても充分な効果が得られないという問題が有
った。なお、圧接力を調整するための紙厚検知手段が分
離機構から離れて配置されているときにはブロック状重
送が発生し易くなる。
【0013】また、ブロック状重送の発生しやすい画像
形成装置は、一般に高速型の高級機が多く、高品位の画
像が要求される業者向けに使用される場合も多いので、
ブロック状重送の発生は作業能率を著しく低下させるこ
とになり、これを効果的に防止することは重要である。
【0014】本発明は、従来の給紙装置における前述の
用紙重送、特にブロック状重送の防止が充分でないとい
う問題を解決し確実な用紙の分離給送を行なうことので
きる給紙装置を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、画像形成装置等に装着されシート状用紙を1枚ず
つ分離給送する給紙装置であって、積載されたシート状
用紙を呼び出すピックアップローラと、該ピックアップ
ローラの用紙搬送方向下流側に配置されフィードローラ
及びリバースローラを有する用紙分離機構とを具備する
給紙装置において、前記フィードローラの駆動と前記リ
バースローラの駆動とが個別に制御可能に構成され、前
記用紙分離機構によって分離されたシート状用紙の厚さ
を検知する紙厚検知手段と、該紙厚検知手段の検知情報
に基づいて前記フィードローラの回転数と前記リバース
ローラの回転数とを個別に制御する制御手段とを有する
ことにより解決される。
【0016】また、本発明は、前記の課題を解決するた
めに、前記制御手段による前記フィードローラの回転数
と前記リバースローラの回転数の個別制御が前記フィー
ドローラの回転停止であることを提案する。
【0017】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記制御手段による前記フィードローラの回転
数と前記リバースローラの回転数の個別制御が前記リバ
ースローラの回転数の増加であることを提案する。
【0018】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記紙厚検知手段を前記用紙分離機構の用紙搬
送方向下流側近傍に配置したことを提案する。
【0019】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記紙厚検知手段の検出値が、給紙装置の給紙
可能な最少用紙厚さの2倍以上の時に、前記制御手段は
用紙の重送と判断して前記フィードローラの回転数と前
記リバースローラの回転数とを個別に制御することを提
案する。
【0020】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記制御手段は、前記用紙の重送判断後所定時
間経過後に前記紙厚検知手段の検出値に変化が無い場
合、前記フィードローラの回転数と前記リバースローラ
の回転数の個別制御を解除することを提案する。
【0021】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記紙厚検知手段の検出値を記憶する記憶手段
を設けることを提案する。
【0022】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記制御手段は、所定枚数の給紙後に前記紙厚
検知手段の検出値に変化が無い場合、前記フィードロー
ラの回転数と前記リバースローラの回転数とを個別に制
御するための制御基準値を変更することを提案する。
【0023】
【作用】フィードローラの駆動とリバースローラの駆動
とを個別に制御可能に構成する。そして、用紙分離機構
が分離した用紙の厚さを紙厚検知手段により検知し、そ
の検知情報に基づいて用紙の重送を検出した場合には制
御手段がフィードローラの回転数とリバースローラの回
転数とを個別に制御して重送の解消動作を行うことが可
能となる。
【0024】その他の作用については、以下の実施例の
説明で明らかとなるであろう。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0026】図1は、本発明の一実施例を示す側面構成
図である。この図に示す給紙装置において、上下ガイド
板31,32で囲まれる用紙搬送路中に突出してフィー
ドローラ8及びリバースローラ20が設置されている。
リバースローラ20は、その軸21が加圧レバー22の
一端に図示しない軸受を介して支持されている。加圧レ
バー22は軸23を支点として揺動可能であり、下側端
部にスプリング24の引張り力が与えられている。これ
により、リバースローラ20が所定の圧力でフィードロ
ーラ8に付勢されている。なお、フィードローラ8は矢
印S方向に用紙を搬送し、搬送方向下流側には搬送ロー
ラ対30が設けられている。また、符号2は用紙束1を
収納したトレイの前面ガイドである。
【0027】フィードローラ8の軸10にはギヤ9が嵌
挿され、またピックアップレバー11が枢着されてい
る。ピックアップレバー11には軸7により中間ギヤ6
が支持され、さらに、軸5によりピックアップローラ3
及びギヤ4が支持されている。ピックアップローラ3
は、後述する駆動機構により回転駆動されるフィードロ
ーラの軸10からギヤ9,中間ギヤ6及びギヤ4を介し
て回転駆動される。
【0028】ピックアップレバー11の一方の端部には
圧接スプリング12が係止され、軸10を支点としてピ
ックアップローラ3を図中時計回り方向に回動させる付
勢力すなわちピックアップローラ3を用紙束1の上面に
押し付ける方向の付勢力を与えている。ピックアップレ
バー11には図示しない突出部が設けられ、その突出部
にピックアップ駆動レバー(以下、駆動レバーと略記す
る)13の下端部が係合されている。駆動レバー13は
略L字形をしており、軸14により揺動可能に支持され
ている。駆動レバー13の上端部には解除スプリング1
8が係止され、駆動レバー13に軸14を支点として図
中時計回りに回動する方向の引張り力を与えている。こ
れにより、駆動レバー13の下端部がピックアップレバ
ー11の端部を押し下げ、圧接スプリング12の力に抗
してピックアップローラ3を用紙束1の上面から離間さ
せている。
【0029】ところで、駆動レバー13の側方にはソレ
ノイド16が設置されている。このソレノイドのプラン
ジャ19の先端部にはピン17が設けられ、そのピン1
7が駆動レバー13に開けられたスリット15に嵌挿さ
れている。ソレノイド16がOFFのとき、前述したよ
うに解除スプリング18の作用によりピックアップロー
ラ3は用紙束1の上面から離間している。ソレノイド1
6がONするとプランジャ19が引き込まれ、解除スプ
リング18の引張り力に抗して駆動レバー13を図中反
時計回りに回動させる。すると、ピックアップレバー1
1の端部への押し下げ力が解除され、圧接スプリング1
2の力によりピックアップローラ3が用紙束1の上面に
圧接される。すなわち、ソレノイド16がOFFのとき
ピックアップローラ3は用紙束1の上面から離間し、ソ
レノイド16がONのときピックアップローラ3は用紙
束1の上面に圧接する。
【0030】図2は、この給紙装置の駆動伝達機構を示
す正面図である。この図において、フィードローラの軸
10は軸受34及び35を介して図示しないフレームに
支持される。片方の軸受35は一方向軸受となってお
り、軸10を用紙搬送方向(図1参照)のみに回転させ
る。軸10の端部にはギヤ9及びフィードローラ8が嵌
挿され、回転方向には固定され軸方向には固定リング3
3により抜け止めされている。軸10の一方向軸受35
側の端部にはクラッチ37が装着されており、このクラ
ッチ37を介してギヤ36が装着されている。クラッチ
37の上方にはフィードモータ40が配設されている。
フィードモータ40の駆動軸にはギヤ39が固定されて
いる。このギヤ39は中間ギヤ38を介してギヤ36を
回転させる。従って、フィードモータ40が回転すると
き、クラッチ37がONであれば軸10すなわちフィー
ドローラ8が回転され、クラッチ37がOFFであれば
軸10すなわちフィードローラ8は回転しない。なお、
ギヤ9は、前述の中間ギヤ6と噛み合わされ、さらにギ
ヤ4を介してピックアップローラ3を回転させる(図1
参照)。
【0031】また、軸10の下方にはリバースローラの
軸21が軸受41及び42を介して支持されている。軸
21の端部にはトルクリミッタ56を介してリバースロ
ーラ20が装着される。また、軸21にはギヤ45が固
定されている。そして、軸21の下方に従動軸50が軸
受43により支持されている。従動軸50の両端部には
ギヤ46及び55が固定されている。一方のギヤ46は
リバースローラ軸のギヤ45と噛み合わされ、他方のギ
ヤ55は中間ギヤ44と噛み合わされている。その中間
ギヤ44は、前述のフィードローラ軸のギヤ36と噛み
合わされている。従って、フィードモータ40の駆動力
はギヤ列39,38,36,44及び55により従動軸
50に伝達され、更にギヤ46及び45により軸21に
伝達され、トルクリミッタ56を介してリバースローラ
20を用紙搬送方向と逆の方向に回転させる。
【0032】ところで、前述したように、リバースロー
ラ20は所定の圧力でフィードローラ8に接している。
そして、トルクリミッタ56は、リバースローラ20に
加わる負荷が所定値以下であれば軸21の回転をリバー
スローラ20に伝達し、リバースローラ20を用紙搬送
方向と逆の方向に回転させる。しかし、リバースローラ
20に加わる負荷が所定値以上となると、軸21の回転
はリバースローラ20に伝達されず、軸21が回転して
いるにも関わらず、リバースローラ20は軸21とは逆
の方向すなわち用紙搬送方向への回転が可能となる。
【0033】従って、フィードモータ40が回転しクラ
ッチ37がONするとフィードローラ8が用紙搬送方向
に回転するが、このとき、フィードローラ8とリバース
ローラ20の間に用紙がない場合及び用紙が1枚の場合
には、リバースローラ20に加わる負荷が所定値以上と
なるので、リバースローラ20は用紙搬送方向へツレ回
りする。また、用紙を2枚以上挾んでいる場合には、用
紙間の摩擦力が小さいのでリバースローラ20に加わる
負荷が所定値以下となり、リバースローラ20は用紙搬
送方向と逆の方向に回転し重送紙を戻す働きを行なう。
【0034】本実施例の給紙装置においては、給紙動作
が開始されるとき、まずフィードモータ40が回転を始
める。このとき、クラッチ37はOFFしておりフィー
ドローラ8は停止している。従って、ピックアップロー
ラ3も停止している。また、この状態ではトルクリミッ
タ56が空転し、リバースローラ20も停止している。
フィードモータ40が回転を開始してから所定時間経過
後に、図1に示したソレノイド16がONされる。する
と、ピックアップローラ3が用紙束1の上面に圧接され
る。用紙束1は図示しない用紙トレイ上に載置され、上
昇位置検知センサ(図示せず)により用紙の最上面の位
置が検知される。本実施例においては、その上昇位置検
知センサの検知信号に基づいて、用紙最上面の位置が一
定になるように制御している。一方、ソレノイド16の
ONと同時にクラッチ37がONされる。すると、フィ
ードローラの軸10に回転が伝達されフィードローラ8
及びピックアップローラ3が給紙方向に回転を始める。
このとき、リバースローラ20はフィードローラ8にツ
レ回りする。ピックアップローラ3の回転により用紙束
1の上側から呼び出された用紙がフィードローラ8とリ
バースローラ20の間に送られ、用紙の分離と給送が行
なわれる。すなわち、用紙が1枚であれば、リバースロ
ーラ20は用紙の下面に接した状態でツレ回りし、用紙
が2枚以上であれば逆方向に回転して2枚目以降の用紙
をトレイ方向に戻す。いずれにしても、フィードモータ
40が回転しているときには、クラッチ37のON/O
FFに関わらず、リバースローラの軸21には逆方向の
回転が伝達され、リバースローラ20にはトルクリミッ
タ56を介した戻し方向の回転力が作用している。
【0035】ところで、本実施例の給紙装置には、フィ
ードローラ8とリバースローラ20との圧接ニップ部近
傍に用紙厚さ検知部が設けられている。図3に示すよう
に、用紙厚さ検知部は、上ガイド板31の一部を用紙搬
送路中に突出させた検知基準面54と、下ガイド板32
の下方から用紙搬送路中に突出して設けられ、その先端
付近を検知基準面54に圧接している弾性部材52と、
下ガイド板32の下部に設置されてガイド板32のスリ
ットから光を照射する反射型微小変位センサ51とから
構成される。
【0036】図4は、検知基準面54付近を詳しく示す
拡大図である。図に示すように、フィードローラ8を装
着する軸10が軸受34を介してフレーム53に支持さ
れる。そのフレーム53に上ガイド板31が取り付けら
れ、その一部が下方に向かって突出した検知基準面54
となっている。
【0037】図3において、前述のピックアップローラ
3により呼び出され、用紙搬送路中を矢印S方向に送ら
れてきた用紙1aは、弾性部材52によって検知基準面
54に沿って搬送され紙厚検知センサである反射型微小
変位センサ51により用紙の厚さが検出される。弾性部
材52は、用紙の搬送を妨げない程度の押圧力を発揮す
るように設定されている。本実施例ではセンサ51の検
出光Lを弾性部材52の下面で反射させているが、弾性
部材52に切欠きを設けて用紙に反射させるようにして
も良い。なお、紙厚検知センサとしては、本実施例のよ
うな反射型センサの他に、用紙を透過する光量を検出す
るもの、あるいは、レバー,ローラ等の部材の変位を差
動トランス等を用いて検出するものなどを用いることも
できる。
【0038】図5は、本実施例の給紙装置の制御系の構
成を示すブロック図である。この制御系はCPU101
を中心に制御される。CPU101にはメモリ102が
接続され、所定の条件に合致した際にデータのやり取り
が行なわれる。また、CPU101には各センサからの
検知信号が入力され、CPU101はその入力信号に基
づいて、図中にM1で表わされるフィードモータ40,
M2で表わされる給紙トレイ上昇モータ103,クラッ
チ37及びソレノイド16等の各種負荷をコントロール
するための制御信号を出力する。フィードモータ40及
びトレイ上昇モータ103は、それぞれ駆動回路110
及び109を介して制御される。
【0039】紙厚検知センサである反射型微小変位セン
サ51は、図3に示す発光部51bから射出された検出
光Lを受光部51aにて受光し、受発光面から検出物体
(実施例では弾性部材52の下面)までの距離に応じた
電圧値を出力するものである。検出信号としての電圧値
はCPU101のアナログ入力端子に入力され、CPU
内でA/D変換されてディジタル値としてCPUの内部
メモリに書き込まれる。
【0040】開閉検知センサ104は、給紙装置への用
紙セット及び給紙装置からの用紙取り出し時に開閉され
る、画像形成装置本体の外装カバー(図示せず)の開閉
を検知するためのもので、マイクロスイッチ,透過型フ
ォトセンサ,反射型フォトセンサ等が用いられる。
【0041】レジストセンサ105は、画像形成装置の
作像部で形成された画像先端と給送用紙先端との同期を
取るために用紙先端を検出するセンサであり、通常、搬
送ローラ近傍に透過型フォトセンサ又は反射型フォトセ
ンサを配置することが多い。
【0042】上面検知センサ106及び下面検知センサ
107は、用紙を載置したトレイが上下の移動限界位置
にきたことを検知するためのセンサであり、このセンサ
からの入力信号により、CPU101はトレイ上昇モー
タ103を正逆転あるいは停止させる指令をモータ駆動
回路109へ出力する。
【0043】ペーパーエンドセンサ108は、給紙トレ
イに用紙がセットされているか否かを検知するセンサで
ある。このセンサが用紙がセットされていないことを検
知した場合、CPU101は、画像形成装置からの給紙
信号に対して給紙動作を実行しないように制御する。
【0044】なお、上面検知センサ106,下面検知セ
ンサ107及びペーパーエンドセンサ108としては、
透過型フォトセンサ又は反射型フォトセンサを使用する
のが一般的である。
【0045】次に、この制御系による給紙装置の制御に
ついて、図6及び7に示すフローチャートを参照しなが
ら説明する。なお、図6及び7のフローチャートは結合
点Iにより連結されるものである。
【0046】カバー開閉検知センサ104によりカバー
が閉じたことを検知すると、カセット底板上昇モータ1
03を上昇方向に駆動する。そして、上面検知センサ1
06により用紙束の上面が所定位置にきたことが検知さ
れるとモータ103を停止させる。その所定位置となっ
た用紙に対して、給紙装置に通紙可能な最も薄い用紙の
厚さを重送判定のための基礎値dとしてセットする(ス
テップ1〜5)。以下、ステップをSと略記する。
【0047】画像形成装置本体から給紙信号を受信する
とフィードモータ40を駆動し、所定時間後にピックア
ップソレノイド16をONしてピックアップローラ3を
用紙の上面に圧接させる。それと同時にクラッチ37を
ONしてフィードローラ8及びピックアップローラ3を
回転させる(S6〜9)。
【0048】紙厚検知センサ51が給送されてきた用紙
の厚さを検知すると、それから所定時間後に、検知した
紙厚データをメモリ102に記憶する(S10〜1
2)。
【0049】なお、本体装置からの給紙信号を受信しな
い場合、そのジョブ1枚目、すなわち一連のコピー動
作、プリント動作等における1枚目の給紙であれば、給
紙枚数をゼロにリセットさせるだけであるが、2枚目以
降の給紙であれば、紙厚検知センサ51のON/OFF
を判断する(S13〜15)。ここで、センサ51がO
FFのときはS9に進み、ソレノイド16及びクラッチ
37をONして、センサ51がONするまでピックアッ
プローラ3により用紙を呼び出す。一方、センサ51が
既にONしているときにはS11に進み、ソレノイド1
6及びクラッチ37をOFFのままにして紙厚データを
メモリ102に記憶する。
【0050】検出し記憶された紙厚データが重送判定基
礎値d(ここでは、給紙装置に通紙可能な最も薄い用紙
の厚さ)の2倍以上の値である場合には、クラッチ37
をOFFさせてフィードローラ8による用紙の給送を一
時停止させ、リバースローラ20のみが駆動されるよう
にして分離動作を実行させて重送の解消を図る。そし
て、所定時間が経過しても紙厚検知センサ51がONの
ままで紙厚データの変化もなかった場合には、厚紙がセ
ットされたと判断して用紙の給送を再開する(S16〜
21)。
【0051】レジストセンサに用紙先端が到達すると、
ジョブ1枚目の用紙の場合には、用紙後端がレジストセ
ンサを通過するまでフィードローラ8により用紙を給送
し、センサがOFFするとクラッチ37をOFFさせて
用紙の給送を中断し、給紙枚数のカウントを加算する
(S22〜26)。
【0052】次の給紙信号を受信するまでの間は、次の
用紙を給送するための準備として重送の検知を行なう。
すなわち、S26から再びS1以下の制御が行なわれる
ことになるが、次の給紙信号を受信するまではS6から
S13に進む。このとき、S26で給紙枚数が加算され
ているので、S13からS15に進むことになる。そし
て、S23からS27に進んで給紙信号の有無を判断す
る。
【0053】次の給紙信号を受信すると、レジストセン
サがOFFするまで用紙を給送した後、給紙枚数が所定
枚数(実施例では5枚)以上になりしかも紙厚データに
変化がない場合に、重送判定基礎値dを現在通紙されて
いる紙厚データに更新する。すなわち、S12でメモリ
に格納した紙厚データを重送判定基礎値dとしてセット
する(S27〜32)。
【0054】次の給紙信号を受信しない場合は、クラッ
チ37をOFFして用紙の給送を中断し、オフタイマに
より所定時間(実施例では2秒)を計測する。所定時間
内に給紙信号を受信したときはクラッチ37をONして
用紙の給送を再開する。そして、所定時間が経過しても
給紙信号がないときはモータ40(M1)を停止させる
(S33〜37)。
【0055】本実施例においては、上記したように、紙
厚検知センサ51により給送されてきた用紙の厚さを検
出し、その紙厚データが予め設定された重送判定値(2
d)よりも大きい場合にはクラッチ37をOFFさせて
フィードローラ8(及びピックアップローラ3)を停止
させ、用紙の給送を停止した状態でリバースローラ20
のみが駆動されるようにして、用紙の分離動作を実行さ
せ重送の解消を図っている。従って、用紙がブロック状
となってフィードローラ8とリバースローラ20のニッ
プ間に進入した場合でも、重送を効果的に防止すること
ができる。また、検知した紙厚データをメモリに記憶す
ることにより、電源のオフ/オン等により機械を初期状
態に戻した直後でも格納した用紙束に対応した分離条件
の設定が可能となる。
【0056】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。
【0057】図8は、この実施例の給紙装置の駆動伝達
機構を示すものである。前記実施例(図2参照)とは、
リバースローラ20の駆動がフィードローラ8の駆動か
ら独立している点で相違している。その他の構成は、前
記実施例と同様であるので異なる点について説明する。
【0058】図8に示すように、フィードローラの軸1
0の端部に装着されたクラッチ37の下方にリバースモ
ータ58が設置されている。このリバースモータ58の
駆動軸に固定されたギヤ57は、従動軸の端部のギヤ5
5に噛み合わされている。リバースモータ58の回転は
ギヤ57及び55により従動軸50に伝達され、さら
に、従動軸50からギヤ46及び45によりリバースロ
ーラの軸21に伝達される。
【0059】このように、本実施例においてはリバース
ローラ20の駆動が独立しているので、用紙の重送を検
知したときにリバースモータ58の回転速度を上昇さ
せ、リバースローラ20の回転を早めることにより分離
作用を高めることができる。従って、処理速度の速い画
像形成装置の場合でも、用紙の確実な分離給送を行なう
ことができ、単位時間当りの処理枚数の低下を防ぐこと
ができる。
【0060】図9は、この実施例の制御系の構成を示す
ブロック図である。本実施例においては、リバースモー
タ58によりリバースローラ20の独立した駆動が可能
であり、また、リバースモータ58の速度切り換えを可
能とするモータ駆動回路111を有している。これ以外
の構成は、前記実施例の制御系の構成と同様である。
【0061】図10及び11は、本実施例の給紙装置の
制御を示すフローチャートである。このフローチャート
において、S7でフィードモータ40(M1)のONと
同時にリバースモータ58(M3)をONさせる。この
とき、リバースモータの回転数は平常の回転数(Lo
w)である。そして、紙厚データが2dより大きい場合
は、S17でリバースモータ58(M3)の回転数をH
ighにして増速させる。その後、紙厚検知センサがO
Nのままで紙厚データに変化がなければS21でリバー
スモータ(M3)の回転数をLowにして元に戻す。ま
た、次の給紙信号を受信しない場合は、S37ではフィ
ードモータ40(M1)のOFFと同時にリバースモー
タ58(M3)をOFFさせている。これ以外は、図6
及び7に示した前記実施例のフローチャートと同様であ
る。
【0062】本実施例においては、フィードローラ8を
回転させたままリバースローラ20を高速回転させるこ
とができる。これにより分離作用を向上させ、重送紙を
戻す時間を短縮するとともに、重送の解消を短時間で確
実に行なうことができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、紙厚検知手段の検知情報に基づいてフィ
ードローラの回転数とリバースローラの回転数とを個別
に制御することができるので、用紙の重送、特にブロッ
ク状重送の発生を効果的に防止することが可能となる。
【0064】請求項2の構成により、フィードローラの
回転を停止することによりフィードローラの回転数とリ
バースローラの回転数の個別制御を行うので、従来の給
紙装置の構成を大きく変えずに比較的簡単な構成で重送
の防止効果を上げることができる。
【0065】請求項3の構成により、リバースローラの
回転数を上げて重送の防止動作を効率的にするので、給
紙装置の処理速度を低下させることなくブロック状重送
の効果的な防止を行うことができる。
【0066】請求項4の構成により、紙厚検知手段を分
離機構の下流側近傍に配置したので、重送を早期に検出
して分離性能を改善するとともに応答性を向上させるこ
とができる。
【0067】請求項5の構成により、給紙装置に通紙可
能な厚さの2倍以上の用紙を検出した場合にフィードロ
ーラの回転数とリバースローラの回転数とを個別に制御
するので、給紙1枚目から安定した重送の防止を行うこ
とが可能となる。
【0068】請求項6の構成により、所定時間経過後に
紙厚が変化したか否かに応じて、フィードローラの回転
数とリバースローラの回転数の個別制御または制御を解
除させるので、用紙の重送か厚い用紙の正常給紙かを早
期に判定して適切な分離条件で迅速かつ信頼性の高い給
送を行うことができる。
【0069】請求項7の構成により、紙厚検知手段の検
出値を記憶手段に記憶させることができるので、電源の
オフ/オン等により機械を初期状態に戻した直後でも格
納した用紙束に対応した分離条件の設定が可能となる。
【0070】請求項8の構成により、用紙の重送を判断
してフィードローラの回転数とリバースローラの回転数
の個別制御を行うための基準値を変更することができる
ので、給紙装置にセットされた用紙に対して精度の高い
重送検知を行い、信頼性の高い分離給送を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明給紙装置の一実施例を示す側面
構成図である。
【図2】図2は、その給紙装置の駆動伝達機構を示す正
面図である。
【図3】図3は、その給紙装置の用紙厚さ検知部を示す
側面構成図である。
【図4】図4は、その検知部の検知基準面付近を拡大し
て示す斜視図である。
【図5】図5は、本実施例の給紙装置の制御系を示すブ
ロック図である。
【図6】図6は、本実施例の給紙装置の動作を示すフロ
ーチャートの一部であり、図7のフローチャートと結合
点Iにより結合される。
【図7】図7は、本実施例の給紙装置の動作を示すフロ
ーチャートの一部であり、図6のフローチャートと結合
点Iにより結合される。
【図8】図8は、本発明給紙装置の他の実施例の駆動伝
達機構を示す正面図である。
【図9】図9は、その実施例の給紙装置の制御系を示す
ブロック図である。
【図10】図10は、その実施例の給紙装置の動作を示
すフローチャートの一部であり、図11のフローチャー
トと結合点Iにより結合される。
【図11】図11は、その実施例の給紙装置の動作を示
すフローチャートの一部であり、図10のフローチャー
トと結合点Iにより結合される。
【図12】図12は、従来のFRR方式の給紙装置にお
ける用紙の分離条件を説明する模式図である。
【図13】図13は、従来のFRR方式の給紙装置にお
ける用紙の給送条件を説明する模式図である。
【図14】図14は、従来のFRR方式の給紙装置にお
ける用紙の給送と分離の条件を示したグラフである。
【図15】図15は、従来のFRR方式の給紙装置にお
けるブロック状用紙の分離給送状態を示す模式図であ
り、(a)は処理速度の遅い装置の、(b)は処理速度
の速い装置の状態を示す。
【符号の説明】
1 用紙束 3 ピックアップローラ 8 フィードローラ 11 ピックアップレバー 13 ピックアップ駆動レバー 16 ソレノイド 20 リバースローラ 22 加圧レバー 30 搬送ローラ対 35 一方向軸受 37 クラッチ 40 フィードモータ 51 紙厚検知センサ 52 弾性部材 54 検知基準面 56 トルクリミッタ 58 リバースモータ 101 CPU 102 メモリ 103 トレイ上昇モータ S 用紙搬送方向

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置等に装着されシート状用紙
    を1枚ずつ分離給送する給紙装置であって、積載された
    シート状用紙を呼び出すピックアップローラと、該ピッ
    クアップローラの用紙搬送方向下流側に配置されフィー
    ドローラ及びリバースローラを有する用紙分離機構とを
    具備する給紙装置において、 前記フィードローラの駆動と前記リバースローラの駆動
    とが個別に制御可能に構成され、前記用紙分離機構によ
    って分離されたシート状用紙の厚さを検知する紙厚検知
    手段と、該紙厚検知手段の検知情報に基づいて前記フィ
    ードローラの回転数と前記リバースローラの回転数とを
    個別に制御する制御手段とを有することを特徴とする給
    紙装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段による前記フィードローラ
    の回転数と前記リバースローラの回転数の個別制御が前
    記フィードローラの回転停止であることを特徴とする、
    請求項1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段による前記フィードローラ
    の回転数と前記リバースローラの回転数の個別制御が前
    記リバースローラの回転数の増加であることを特徴とす
    る、請求項1に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記紙厚検知手段を前記用紙分離機構の
    用紙搬送方向下流側近傍に配置したことを特徴とする、
    請求項1に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記紙厚検知手段の検出値が、給紙装置
    の給紙可能な最少用紙厚さの2倍以上の時に、前記制御
    手段は用紙の重送と判断して前記フィードローラの回転
    数と前記リバースローラの回転数とを個別に制御するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記用紙の重送判断後
    所定時間経過後に前記紙厚検知手段の検出値に変化が無
    い場合、前記フィードローラの回転数と前記リバースロ
    ーラの回転数の個別制御を解除することを特徴とする、
    請求項5に記載の給紙装置。
  7. 【請求項7】 前記紙厚検知手段の検出値を記憶する記
    憶手段を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の給
    紙装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、所定枚数の給紙後に前
    記紙厚検知手段の検出値に変化が無い場合、前記フィー
    ドローラの回転数と前記リバースローラの回転数とを個
    別に制御するための基準値を変更することを特徴とす
    る、請求項1に記載の給紙装置。
JP7000813A 1995-01-06 1995-01-06 給紙装置 Pending JPH08188286A (ja)

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JP (1) JPH08188286A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7072595B2 (en) * 2001-12-20 2006-07-04 Konica Corporation Controller for controlling the current supplied to a motor of an image forming apparatus
EP1758362A1 (en) 2005-08-26 2007-02-28 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Sheet feeding apparatus and image forming system
US7658374B2 (en) 2005-02-07 2010-02-09 Pfu Limited Sheet feeder
JP2014196194A (ja) * 2013-03-05 2014-10-16 株式会社リコー 給紙装置、および画像形成装置
US9856099B2 (en) 2015-05-15 2018-01-02 Ricoh Company, Ltd. Sheet feeder and image forming apparatus incorporating the sheet feeder

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