JP4306688B2 - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

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本発明は、給紙トレイに載置された原稿を最上紙から1枚ずつ分離して搬送路へと繰り込む自動原稿搬送装置に関し、特に、モータの駆動力が伝達されて揺動するピックアップアームと、該ピックアップアームによって回転自在に支持されるピックアップローラとを備えた自動原稿搬送装置に関する。
コピー機、ファックス機、スキャナ等は、原稿画像の読み取りを行う画像読取装置を具備している。図7は、従来の画像読取装置の一例を示す概略縦断面図である。図に示すように、画像読取装置70は、給紙トレイ71から排紙トレイ72へと原稿Pを搬送する自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダー:ADF)73と、該ADF73によって搬送される原稿Pの画像を読み取る読取ユニット74とを具備してなるものである。
ADF73は、図7に示すように、給紙トレイ71上に積載された複数枚の原稿Pが、給紙ユニット75によって搬送路76へと順次繰り込まれ、搬送路76に沿って適宜配置された搬送ローラ77によって下流へと搬送され、搬送路76の最下流端に配置された排出ローラ78によって排紙トレイ72へと排出されるものとなっている。ここで、給紙ユニット75は、回転駆動されるセパレートローラ79と、該セパレートローラ79に対して揺動自在に設けられたピックアップローラ80とを備えてなるものであり、セパレートローラ79に対してリタードローラ81が圧接されている。これにより、原稿Pの読み取り開始に伴い、ピックアップローラ80が揺動して原稿Pの最上紙Ptに圧接され、該ピックアップローラ80の回転によって最上紙Ptから数枚の原稿Pが繰り出される。繰り出された原稿Pは、セパレートローラ79とリタードローラ81のニップ部で最上紙Ptだけが分離されて搬送路76に繰り込まれるものとなっている。ここで、ピックアップローラ80が原稿Pを繰り出す力の大きさは、ピックアップローラ80を原稿Pに圧接する力の大きさに依存している。
このようなADF73では、読み取ろうとする原稿Pの種類によっては、いわゆる繰り込み不良や分離不良と呼ばれる問題が発生する場合がある。より詳細に説明すると、原稿Pとしてはその用紙サイズや紙厚等が異なる種々のものが存在する。にも拘わらず、ADF73ではピックアップローラ80が原稿Pに対して一定の力で圧接される。従って、例えば紙厚の薄い原稿Pの場合、ピックアップローラ80の原稿繰り込み力が強過ぎて原稿Pの搬送速度が速くなり過ぎると、セパレートローラ79とリタードローラ81のニップ部において原稿Pが分離されずに複数枚の原稿Pが搬送路76に繰り込まれる分離不良が発生し、これにより搬送路76内で紙詰まりが発生する。一方、紙厚の厚い原稿Pの場合、ピックアップローラ80の原稿繰り出し力が不足して原稿Pが搬送路76に繰り込まれない繰り込み不良が発生する。
図8は、繰り込み不良や分離不良の発生を防止可能な従来の給紙ユニットの一例を示す図である(特許文献1参照)。図に示すように、給紙ユニット82は、支点83廻りに回動可能に設けられたアーム84と、該アーム84に対して時計廻りの回動力を付与するソレノイド85と、アーム84の先端部を上方へ付勢するスプリング86と、アーム84の反時計廻りの回動を規制するストッパ87と、ピックアップローラ88とフィードローラ89を回転自在に支持してなるピックアップアーム90と、アーム84の先端部とピックアップアーム90の基端部を連結するスプリング91と、を備えてなるものである。
この給紙ユニット82では、図示しない紙厚センサによって原稿が厚紙だと検知されると、ソレノイド85がOFFされる。これにより、図8(a)に示すように、アーム84はスプリング86の付勢力を受けてその先端がストッパ87に当接した位置で保持される。この時、ピックアップローラ88は、スプリング91の長さに応じた所定の力で原稿に圧接される。一方、紙厚センサによって原稿が薄紙だと検知されると、ソレノイド85がONされる。これにより、図8(b)に示すように、ピックアップアーム90が時計廻りに回動し、スプリング91が弛緩することにより、ピックアップローラ88の原稿への圧接力が弱められる。このように、原稿の紙厚に応じてピックアップローラ88の原稿への圧接力を調整することにより、原稿をその紙厚によらず確実に搬送路へ繰り込むことができる。
特開平11−171354号公報
しかし、従来の自動原稿搬送装置では、給紙ユニット82がソレノイド85等を含んだ複雑な構成となるため、コストアップにつながり、また不具合も生じ易いという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、給紙トレイに載置された原稿を給紙ユニットで最上紙から順次搬送路へ繰り込む自動原稿搬送装置において、原稿の紙厚等の違いによって繰り込み不良や分離不良が発生するのを防止して、搬送路への確実な繰り込みを可能とする手段を提供する。
上記目的を達成するための請求項1記載の自動原稿搬送装置は、読み取るべき原稿がセットされる給紙トレイと読み取り後の原稿が排出される排紙トレイとを連通する搬送路と、該搬送路の最上流部に設けられモータの駆動力が伝達されることで揺動するピックアップアームと、該ピックアップアームによって回転可能に支持され前記給紙トレイ上の原稿に圧接された状態で回転することにより原稿を前記搬送路へ繰り込むピックアップローラと、を備えてなる自動原稿搬送装置において、読み取るべき原稿の種類を示す原稿種類情報に基づいて、前記ピックアップアームの原稿繰り込み力がその種類の原稿を繰り込むために適した大きさとなるように、前記モータの回転数を制御する制御部を具備するものである。
請求項2記載の自動原稿搬送装置は、前記制御部は、前記モータの回転数を、前記ピックアップローラの原稿繰り込み力が前記原稿を繰り込むために必要とされる平均的な原稿繰り込み力より小さくなるような初期回転数から上昇させ、原稿の繰り込みが開始されたことを検知することにより一定化させるものである。
請求項3記載の自動原稿搬送装置は、前記給紙トレイに複数枚の原稿がセットされ、前記制御部が、各原稿毎に請求項2記載の動作を繰り返すものである。
請求項4記載の自動原稿搬送装置は、前記原稿種類情報が、ユーザオペレーションにより入力されるものである。
請求項5記載の自動原稿搬送装置は、前記ユーザオペレーションは、原稿の種類についての複数の選択肢からユーザが選択して入力することにより行われるものである。
請求項6記載の自動原稿搬送装置は、前記原稿種類情報が、原稿の紙厚であることを特徴とするものである。
本発明に係る自動原稿搬送装置によれば、読み取るべき原稿の種類に応じて、ピックアップアームを揺動させるモータの回転数が制御され、ピックアップローラを原稿に圧接する力の大きさが変化することにより、ピックアップローラの原稿繰り込み力がその種類の原稿を繰り込むために適した大きさとされる。これにより、原稿の紙厚の違いによって、ピックアップローラの原稿繰り込み力が小さ過ぎて繰り込み不良が生じたり、原稿繰り込み力が大き過ぎて分離不良が生じるのを防止することができる。
本発明に係る自動原稿搬送装置によれば、ピックアップローラの原稿繰り込み力は、その回転当初は小さく、そこから経時的に大きくなり、原稿の繰り込みが開始すると一定化する。これにより、原稿に対して不必要に大きな原稿繰り込み力が作用することがなく、分離不良の発生を防止することができ、また原稿が破損することもない。
本発明に係る自動原稿搬送装置によれば、複数枚の原稿のそれぞれについてピックアップローラの原稿繰り込み力が最適な大きさに調整されるので、各原稿の種類の違いによらず確実に搬送路へ繰り込むことができる。
以下、本発明の実施例に係る自動原稿搬送装置(ADF)1について図面に基づいて説明する。図1は、本ADF1を具備する画像読取装置2の構成を示す概略縦断面図である。図に示すように、ADF1は、読取載置台3と原稿押圧板4とから構成される画像読取装置2における原稿押圧板4の内部に設けられている。ADF1は、シート状の原稿Pを読み取る場合に用いられるものであり、給紙トレイ5にセットされた原稿Pが最上紙Ptから1枚ずつ分離されて搬送路6へと送られ、この原稿Pの表面の画像が読取手段7により読み取られ、裏面の画像が密着型イメージセンサ(CIS)8により読み取られ、排紙トレイ9へと排出される構成となっている。一方、読取載置台3にはフラットベッドスキャナ(以下、「FBS」という)10が設けられている。FBS10は、図に詳細は示さないが、厚みのある原稿P等を読み取る場合に用いられるものであり、読取載置台3のプラテンガラス11上に載置された原稿Pの画像が、読取手段7により読み取られるものとなっている。
ADF1は、図1に示すように、読み取るべき原稿Pの束が載置される給紙トレイ5と、給紙トレイ5と排紙トレイ9とを連通する横U字形状の搬送路6と、セパレートローラ12及びピックアップローラ13を備えてなり、原稿Pの束から最上紙Ptを分離して搬送路6へ繰り込む給紙ユニット14と、セパレートローラ12に圧接された分離パッド15と、セパレートローラ12の上流側にて原稿Pの先端位置を規制するシャッタ16と、搬送路6に適宜配設されて原稿Pを下流へ搬送する搬送ローラ17と、搬送路6の最下位置に配置された読取手段7と、読取手段7の下流側に配置されたCIS8と、原稿PをCIS8に密着させるプラテンローラ18と、搬送路6の最下流端に配置された排出ローラ対19と、排出された原稿Pを受ける排紙トレイ9と、を具備してなるものである。
図2及び図3は給紙ユニット14の外観構成を示す図であり、図2は概略斜視図、図3は概略平面図である。各図に示すように、給紙ユニット14は、図示しないモータによって回転駆動される駆動軸20と、該駆動軸20に回転自在に軸支されたセパレートローラ12と、該セパレートローラ12の左右両側に設けられ、基端部が駆動軸20に揺動自在に取り付けられたピックアップアーム21と、該各ピックアップアーム21の先端部に回転自在に支持された回転軸22と、該回転軸22に回転自在に軸支されたピックアップローラ13と、セパレートローラ12及びピックアップローラ13を回転させるためのローラ駆動機構23と、ピックアップアーム21を揺動させるためのアーム揺動機構24と、ピックアップアーム21のスラスト方向の移動を規制するためのeリング25と、を具備してなるものである。
前記セパレートローラ12は、前記分離パッド15と一体として働き、ピックアップローラ13によって繰り出された複数枚の原稿Pのうち最上紙Ptのみを分離して搬送路6へ繰り込むものである。図4は、給紙ユニット14の内部構成を示す概略横断面図であるが、セパレートローラ12は、駆動軸20の周囲に回転自在に設けられたセパレートコア26と、このセパレートコア26の周囲に圧着嵌合されたセパレートローラ本体27とを有してなり、駆動軸20に対して回転自在となっている。また、セパレートコア26は、前記ローラ駆動機構23の取り付けを考慮して、その一端側が陥没した形状となっている。また、図1及び図2に示す分離パッド15は、原稿Pに対する摩擦係数がセパレートローラ本体27の原稿Pに対する摩擦係数より低く、且つ原稿P同士の摩擦係数より高いものであり、例えばウレタン系樹脂で成型することが可能である。このような分離パッド15が、図1に示すように、分離パッドホルダ28の上面に貼設されている。該分離パッドホルダ28は、コイルバネ29により上方向に付勢されることでセパレートローラ12に圧接されるとともに、該圧接部分を通過する原稿Pの紙厚に応じて上下動可能となっている。
前記ピックアップローラ13は、給紙トレイ5に載置された原稿Pの束から、最上層に位置する数枚の原稿Pを繰り出してセパレートローラ12と分離パッド15のニップ部に供給するものである。ピックアップローラ13は、図4に示すように、回転軸22の周囲に回転自在に設けられたピックアップコア30と、このピックアップコア30の周囲に圧着嵌合されたピックアップローラ本体31とを有してなり、回転軸22に対して回転自在となっている。また、ピックアップコア30も前記セパレートコア26と同様に、ローラ駆動機構23の取り付けを考慮して、その一端側が陥没した形状となっている。
前記ピックアップアーム21は樹脂等からなり、その先端部にピックアップローラ13を支持するものである。このピックアップアーム21は、図2及び図3に示すように、回転軸22の両端部をそれぞれ支持する左右一対の支持片32と、該支持片32を互いに連結する連結片33とが一体に成型されたものである。支持片32は、その基端部に駆動軸20が挿通されることで該駆動軸20に対して揺動自在に取り付けられる一方、その先端部に回転軸22が挿通されることで該回転軸22を回転自在に支持している。このように、支持片32の基端部を、ベアリングを介することなく駆動軸20に直接取り付けたことでピックアップアーム21を軽量化することができ、これによりピックアップアーム21を揺動させるための前記アーム揺動機構24も小型軽量化することができるので、給紙ユニット14ひいては自動原稿搬送装置1全体として軽量化を図ることができるという利点がある。
前記ローラ駆動機構23は、駆動軸20の回転駆動力をセパレートローラ12とピックアップローラ13に伝達するものである。該ローラ駆動機構23は、図4に示すように、駆動軸20に固定されて一体回転する第1プーリ34と、回転軸22に固定されて一体回転する第2プーリ35と、第1プーリと第2プーリ間に張設された伝達ベルト36と、駆動軸20の回転をセパレートローラ12へ伝達/遮断する第1クラッチ37と、回転軸22の回転をピックアップローラ13へ伝達/遮断する第2クラッチ38と、を備えるものである。ここで、第1プーリ34と第2プーリ35は、図4に示すように、その一端側が凸状に形成され、該各凸状部分がセパレートコア26とピックアップコア30の一端側に形成された陥没部分にそれぞれ嵌合されている。尚、駆動軸20の回転駆動力を回転軸22に伝達する手段としては、本実施例のようないわゆるベルト伝達機構に限られず、例えば、複数のギアを噛合させてなるいわゆるギア伝達機構を用いることも可能である。
第1クラッチ37は、駆動軸20の正回転のみをセパレートローラ12に伝達するものであり、第2クラッチ38は、回転軸22の正回転のみをピックアップローラ13に伝達するものである。本発明において、駆動軸20及び回転軸22の正回転とは、給紙トレイ5に載置された原稿Pを搬送路6へ繰り込むように駆動軸20及び回転軸22が回転することをいい、これと逆向きに回転することを逆回転という。この第1クラッチ37は、所謂ワンウェイクラッチと呼ばれるものであり、図4に示すように、セパレートローラ12のセパレートコア26と第1プーリ34の凸状部分の周囲にワンウェイスプリング39を巻回し、その両端をセパレートコア26と第1プーリ34にそれぞれ固定したものである。このワンウェイスプリング39は、セパレートコア26及び第1プーリ34より若干径が大きく、駆動軸20の正回転によりその径が小さくなる向きに巻回されている。このように構成される第1クラッチ37では、駆動軸20が正回転すると、ワンウェイスプリング39の径が小さくなり、セパレートコア26と第1プーリ34を締め付けることにより、両者を一体的に回転可能に接続するものとなっている。これにより、第1プーリ34の正回転すなわち駆動軸20の正回転が、セパレートローラ12に伝達されるものとなっている。一方、駆動軸20が逆回転すると、ワンウェイスプリング39が弛緩してその径が大きくなり、セパレートコア26と第1プーリ34に対する締め付けを開放する。従って、駆動軸20の逆回転はセパレートローラ12には伝達されないものとなっている。同様に、第2クラッチ38は、ピックアップローラ13のピックアップコア30と第2プーリ35の凸状部分にワンウェイスプリング40を巻回して構成したものであり、その動作は第1クラッチ37と同様であるのでここでは詳細な説明を省略する。
前記アーム揺動機構24は、図4に示すように、第2プーリ35の側部に当接して配置されたプーリ摩擦板41と、ピックアップアーム21の内側面に当接して配置されたアーム摩擦板42と、プーリ摩擦板41とアーム摩擦板42の間に介在されたコイルスプリング43と、を具備してなるものである。
コイルスプリング43は、ピックアップアーム21と第2プーリ35の間に圧縮状態で配設され、第2プーリ35からピックアップアーム21への回転駆動力の伝達を制御するものである。このコイルスプリング43は、図2乃至図4に示すように、回転軸22を巻回して設けられ、その一端がプーリ摩擦板41に他端がアーム摩擦板42にそれぞれ固定されている。これにより、コイルスプリング43は、その付勢力によってプーリ摩擦板41を第2プーリ35に、アーム摩擦板42をピックアップアーム21にそれぞれ圧接するとともに、プーリ摩擦板41の回転駆動力をアーム摩擦板42へ伝達するものとなっている。
プーリ摩擦板41とアーム摩擦板42は、ピックアップアーム21及び第2プーリ35を構成する樹脂等に対して高い摩擦係数を持つ部材がドーナツ型に形成されたものであり、図4に示すように、その中央部に回転軸22が挿通されている。プーリ摩擦板41と第2プーリ35の間には、所定の大きさの静止摩擦力が作用し、該静止摩擦力より小さい回転駆動力が作用している間は、プーリ摩擦板41と第2プーリ35とが一体に動作して回転駆動力が伝達される。一方、静止摩擦力を超える回転駆動力が作用した場合は、プーリ摩擦板41と第2プーリ35との間に滑りが生じ回転駆動力は伝達されない。また、これと同様に、アーム摩擦板42とピックアップアーム21も一体に動作して回転駆動力を伝達し、滑りが生じることで回転駆動力の伝達が停止する。これにより、第2プーリ35の回転に伴い、プーリ摩擦板41が第2プーリ35と一体回転し、その回転駆動力がコイルスプリング43を介してアーム摩擦板42に伝達される。アーム摩擦板42に伝達された回転駆動力はピックアップアーム21へと伝達され、ピックアップアーム21はその先端を下降させるようにして駆動軸20廻りに揺動するものとなっている。
ここで、ピックアップローラ13の原稿繰り込み力の大きさは、ピックアップローラ13を原稿Pに圧接する力、すなわちピックアップアーム21を下方へ揺動させる力の大きさによって決定される。このピックアップアーム21を下方へ揺動させる力の大きさは、駆動軸20に回転駆動力を付与する前記モータの回転数に依存し、このモータの回転数が図示しない制御部によって制御されている。例えば、モータの回転数を高くして、駆動軸20に付与する回転駆動力を大きくすると、ピックアップローラ13は原稿Pに強く圧接されて、その原稿繰り込み力が大きくなる。一方、モータの回転数を低くして、駆動軸20に付与する回転駆動力を小さくすると、ピックアップローラ13は原稿Pへの圧接力が弱まり、その原稿繰り込み力が小さくなる。
以下、原稿画像読み取り時における自動原稿搬送装置1の動作について説明する。図に詳細は示さないが、給紙トレイ5に原稿Pがセットされたことが原稿セットセンサによって検知されると、原稿セットセンサから検知信号を受けた制御部は、操作パネルに設けられた液晶表示部に、「厚紙」「薄紙」「通常紙」等の選択肢の中から原稿Pの紙厚(原稿種類情報)を選択するよう表示する。そして、ユーザが原稿Pの紙厚を選択した後、読み取り開始ボタンを押下すると、制御部は、所定の初期回転数でモータの回転をスタートさせる。この初期回転数としては、例えば、厚紙用初期回転数、薄紙用初期回転数、通常紙用初期回転数等、原稿Pの紙厚に対応した数種類のものが予め記憶されてあり、ユーザが選択した紙厚に応じて制御部が適宜選択する。この各紙厚用の初期回転数は、前述のようにモータの回転数によってピックアップローラ13の原稿繰り込み力が決まることを考慮して、ピックアップローラ13の原稿繰り込み力が、その紙厚の原稿Pを繰り込むのに平均的に必要とされる原稿繰り込み力より小さくなるよう設定されている。
モータが各紙厚用の初期回転数で回転を開始すると、その回転駆動力が複数のギア群を介して駆動軸20に伝達され、駆動軸20が正回転を開始する。これに伴い、駆動軸20と一体回転する第1プーリ34も正回転を開始し、この第1プーリ34の駆動力が前記第1クラッチ37を介してセパレートローラ12に伝達され、セパレートローラ12も正回転を開始する。一方、第1プーリ34の駆動力は、伝達ベルト36を介して第2プーリ35にも伝達され、第2プーリ35が正回転を開始する。この第2プーリ35の駆動力は、第2クラッチ38を介してピックアップローラ13に伝達され、ピックアップローラ13が正回転を開始する。また、第2プーリ35の回転は、アーム揺動機構24を介してピックアップアーム21へ伝達され、ピックアップアーム21は駆動軸20を中心として下方への揺動を開始する。その後、制御部は、モータの回転数を、各紙厚用の初期回転数から徐々に上昇させていく。
図5(a)に示すように、ピックアップアーム21が点線で示す状態から下方へ揺動し、ピックアップローラ13が原稿Pの最上紙Ptに当接した時、ピックアップローラ13の原稿繰り込み力は、その紙厚の原稿Pを繰り込むのに十分な大きさに未だ達しておらず、ピックアップローラ13が原稿Pに当接した状態で空回りするだけで原稿Pが繰り出されることはない。この状態からモータの回転数が徐々に上昇すると、それに伴ってピックアップローラ13は原稿Pに強く圧接され、その原稿繰り込み力が徐々に大きくなる。そして、ピックアップローラ13の原稿繰り込み力が、その紙厚の原稿Pを繰り込むのに十分な大きさに達すると、最上紙Ptから数枚がピックアップローラ13によって取り出されて、セパレートローラ12と分離パッド15の間に供給される。そして、最上紙Ptだけが分離されて搬送路6へ繰り込まれる。
図5(b)に示すように、搬送路6に進入した最上紙Ptの先端が、搬送路6の入り口付近に設置された原稿通過センサ44によって検知されると、制御部は、ピックアップローラ13による原稿Pの繰り込みが開始された、すなわち、ピックアップローラ13の原稿繰り込み力がその紙厚の原稿Pを繰り込み可能な大きさに達したと判断して、モータの回転数を一定化させることにより、ピックアップローラ13の繰り込み力を一定化させる。
そして、原稿Pは、セパレートローラ12によって図5(b)に示す状態から更に下流側へと搬送され、図に詳細は示さないが、図1に示す搬送ローラ17によってその先端部がニップされる。ここで、搬送ローラ17はセパレートローラ12よりも高速回転しているため、原稿Pの先端部が搬送ローラ17で搬送されるようになると、セパレートローラ12が、搬送される原稿Pにより回転数を増す方向に引張られる。この時、図4に示す第1クラッチ37では、第1プーリ34の回転よりもセパレートコア26の回転が速くなることで、ワンウェイスプリング39が弛緩してセパレートコア26と第1プーリ34が一体的に回転しなくなり、第1プーリ34からセパレートコア26への駆動力伝達が遮断される。従って、ピックアップローラ13は回転自在な状態となり、原稿Pに従動して搬送ローラ17の回転速度と等しい速度で回転する。以上により、原稿Pの先端部が高速回転する搬送ローラ17で搬送される状態となった時に、セパレートローラ12及び分離パッド15がブレーキとなって読取位置で原稿Pがびびり、読取精度が劣化するのを防止することが可能となっている。
その後、最上紙Ptの後端がセパレートローラ12と分離パッド15のニップ部を通過すると、図4に示す第1クラッチ37において再び第1プーリ34の駆動力がセパレートコア26に伝達され、セパレートローラ12は駆動軸20によって駆動される速度に戻って次の原稿Pが到着するのを待機する。そして、図6(a)に示すように、最上紙Ptの後端が原稿通過センサ44によって検知されると、制御部は、最上紙Ptの繰り込みが完了したと判断して、モータの回転を停止する。これにより、ピックアップローラ13の回転が停止するとともに、ピックアップアーム21は回転駆動力が伝達されなくなることにより、その先端側を上昇させるようにして駆動軸20廻りに若干揺動し、ピックアップローラ13を原稿Pから離した状態となる。
そして、モータの回転停止から所定時間経過後、制御部は、所定の初期回転数でモータの回転を再スタートさせ、そこから徐々にモータの回転数を上昇させていく。これにより、ピックアップローラ13が回転を再開するとともに、図6(b)に示すように、ピックアップアーム21はその先端側を下降させるようにして駆動軸20廻りに揺動し、ピックアップローラ13を最上紙Ptの次の第2紙Pnに当接させる。そして、モータの回転数上昇に伴ってピックアップローラ13の原稿繰り込み力が第2紙Pnの紙厚に応じた適正な大きさに達すると、第2紙の繰り込みが開始される。以後、同様にして第3紙、第4紙・・の順に搬送路6へ繰り込まれていく。
その後、給紙トレイ5に原稿Pがなくなったことが原稿セットセンサにより検出されると、制御部による制御を受けてモータは逆回転を開始し、複数のギア群を介してモータの駆動力が駆動軸20に伝達され、駆動軸20は逆回転を開始する。これに伴い、駆動軸20と一体回転する第1プーリ34も逆回転を開始するが、前述のように、第1クラッチ37は第1プーリ34の逆回転をセパレートローラ12には伝達しないので、セパレートローラ12は停止している。一方、第1プーリ34の逆回転は、伝達ベルト36を介して第2プーリ35に伝達され、第2プーリ35は逆回転を開始する。ここで、第2クラッチ38も第2プーリ35の逆回転をピックアップローラ13には伝達しないので、ピックアップローラ13も停止している。また、第2プーリ35の逆回転は、アーム揺動機構24を介してピックアップアーム21へと伝達され、ピックアップアーム21はその先端側を上昇させるようにして駆動軸20廻りに揺動を開始する。そして、図5(a)に点線で示すように、略水平となった状態で停止して次の画像読取動作に備えて待機するものとなっている。
このように、ユーザオペレーションで原稿Pの紙厚を選択可能とし、ピックアップローラ13の回転開始時の原稿繰り込み力が、選択された紙厚の原稿Pを繰り込むために必要とされる平均的な原稿繰り込み力より小さくなるように、ピックアップローラ13を駆動するモータの初期回転数を設定している。そして、ピックアップローラ13の原稿繰り込み力が適正な大きさに達して原稿Pの繰り込みが開始されるまで、モータの回転数を初期回転数から徐々に上昇させている。これにより、原稿1枚1枚の紙厚の違いによって、ピックアップローラ13の原稿繰り込み力が小さ過ぎて繰り込み不良が生じたり、原稿繰り込み力が大き過ぎて分離不良や原稿Pの破損が生じるのを未然に防止することができ、各原稿Pを確実に搬送路6へ繰り込むことができる。
尚、本実施例では、原稿Pの紙厚を「厚紙」「薄紙」「通常紙」の3種類から選択するものとしたが、もちろんこの選択肢の数は任意の数だけ設けることが可能であり、各紙厚に応じたモータの初期回転数を予め用意しておけばよい。また、原稿Pの紙厚に代えて、原稿Pの用紙サイズや紙の材質等を原稿種類情報として入力し、これらの違いに応じてピックアップローラ13の原稿繰り込み力を変化させることも可能である。更に、原稿種類情報を入力する方法としては、本実施例のようにユーザオペレーションによって入力する以外に、例えば、原稿Pの紙厚を検知するための紙厚センサを給紙トレイ5等に設置することも可能である。また、1枚1枚の原稿Pの紙厚にばらつきが少ない場合には、最上紙Ptの繰り込み時に、原稿Pの繰り込みが開始された時のモータ回転数すなわち繰り込みに最適な回転数を記憶しておき、その後の原稿Pの繰り込み時には、記憶した最適な回転数でモータの回転を開始させることも可能である。これによれば、1枚1枚の原稿Pについてモータの回転数を初期回転数から徐々に上昇させる場合と比較して、原稿P全体の読取時間を短縮できるという利点がある。また、最上紙Ptの繰り込み開始時から、ピックアップローラ13の原稿繰り込み力が前記平均的な原稿繰り込み力となるように、モータの回転数を一定させることも可能である。
本発明は、給紙トレイに載置された原稿を最上紙から1枚ずつ分離して搬送路へと繰り込む自動原稿搬送装置に関し、特に、モータの駆動力が伝達されて揺動するピックアップアームと、該ピックアップアームによって回転自在に支持されるピックアップローラとを備えた自動原稿搬送装置に適用可能である。
本発明の実施例に係る画像読取装置1の構成を示す概略縦断面図。 給紙ユニット14の外観構成を示す概略斜視図。 給紙ユニット14の外観構成を示す概略平面図。 給紙ユニット14の内部構成を示す概略横断面図。 図1における給紙ユニット14近傍を拡大した部分拡大縦断面図。 図1における給紙ユニット14近傍を拡大した部分拡大縦断面図。 従来例に係る画像読取装置70の一例を示す概略縦断面図。 従来例に係る給紙ユニット82を示す概略図。
符号の説明
1 自動原稿搬送装置
5 給紙トレイ
6 搬送路
9 排紙トレイ
13 ピックアップローラ
21 ピックアップアーム
P 原稿

Claims (6)

  1. 読み取るべき原稿がセットされる給紙トレイと読み取り後の原稿が排出される排紙トレイとを連通する搬送路と、該搬送路の最上流部に設けられモータの駆動力が伝達されることで揺動するピックアップアームと、該ピックアップアームによって回転可能に支持され前記給紙トレイ上の原稿に圧接された状態で回転することにより原稿を前記搬送路へ繰り込むピックアップローラと、を備えてなる自動原稿搬送装置において、
    読み取るべき原稿の種類を示す原稿種類情報に基づいて、前記ピックアップアームの原稿繰り込み力がその種類の原稿を繰り込むために適した大きさとなるように、前記モータの回転数を制御する制御部を具備することを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記制御部は、前記モータの回転数を、前記ピックアップローラの原稿繰り込み力が前記原稿を繰り込むために必要とされる平均的な原稿繰り込み力より小さくなるような初期回転数から上昇させ、原稿の繰り込みが開始されたことを検知することにより一定化させることを特徴とする請求項1記載の自動原稿搬送装置。
  3. 前記給紙トレイに複数枚の原稿がセットされ、前記制御部が、各原稿毎に請求項2記載の動作を繰り返すことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  4. 前記原稿種類情報が、ユーザオペレーションにより入力されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動原稿搬送装置。
  5. 前記ユーザオペレーションは、原稿の種類についての複数の選択肢からユーザが選択して入力することにより行われることを特徴とする請求項4記載の自動原稿搬送装置。
  6. 前記原稿種類情報が、原稿の紙厚であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の自動原稿搬送装置。
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