JP2009040607A - 給紙装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】用紙の種別に関わらず、給紙時の負荷の低減、重送及び用紙同士の擦れによる騒音の発生防止等を図ることができる給紙装置を提供すること。
【解決手段】用紙Pを積載して上下に昇降可能なボトムプレート(用紙支持部材)2と該ボトムプレート2を昇降動させるリフト板(リフト駆動手段)4を備えた給紙カセット1と、ピックローラ9と、フィードローラ7とリタードローラ5を備えた用紙分離手段を備えた給紙装置において、前記フィードローラ7に用紙Pが進入した後に前記ボトムプレート2を下降させてこれに積載された用紙Pを前記ピックローラ9から離間させ、給送中の用紙Pの後端が前記ピックローラ9から抜けると前記ボトムプレート2を再上昇させてこれに積載された用紙Pを前記ピックローラ9に再当接させて次給送可能な状態とする動作を用紙Pの種別に応じて選択的に行うようにする。
【選択図】図2
【解決手段】用紙Pを積載して上下に昇降可能なボトムプレート(用紙支持部材)2と該ボトムプレート2を昇降動させるリフト板(リフト駆動手段)4を備えた給紙カセット1と、ピックローラ9と、フィードローラ7とリタードローラ5を備えた用紙分離手段を備えた給紙装置において、前記フィードローラ7に用紙Pが進入した後に前記ボトムプレート2を下降させてこれに積載された用紙Pを前記ピックローラ9から離間させ、給送中の用紙Pの後端が前記ピックローラ9から抜けると前記ボトムプレート2を再上昇させてこれに積載された用紙Pを前記ピックローラ9に再当接させて次給送可能な状態とする動作を用紙Pの種別に応じて選択的に行うようにする。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置本体に対して着脱可能な給紙カセットから用紙を搬送路に向けて1枚ずつ給送するための給紙装置に関するものである。
電子写真方式によって画像を形成する複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、用紙を適当なタイミングで画像形成部に給送するための給紙装置が備えられている。
給紙装置としては、用紙を積載して上下に昇降可能な用紙支持部材と該用紙支持部材を昇降動させるリフト駆動手段を備えた給紙カセットと、前記用紙支持部材上に積載された用紙の上面に当接して該用紙を送り出すピックローラと、該ピックローラによって送り出された用紙を1枚ずつ分離して搬送するために圧接状態で互いに逆方向に回転駆動されるフィードローラとリタードローラを備えた用紙分離手段を備えたものが知られている。
斯かる給紙装置においては、用紙支持部材上に積載された用紙の上面にピックローラを接触させ、該ピックローラを給紙方向に回転させて用紙を下流側のフィードローラとリタードローラへと送り出すが、用紙支持部材上の最上位の用紙がフィードローラとリタードローラに給送された後もピックローラが用紙支持部材上の用紙に圧接されていると、用紙搬送の際に負荷となって用紙同士の擦れによる騒音や用紙の重送(ダブルフィード)、ピックローラのニップ下での用紙同士の擦れ跡が発生したり、フィードローラとリタードローラによって分離された用紙が給紙カセットに確実に戻らなくなるという問題が発生する。
そこで、特許文献1には、ピックローラを昇降可能とし、給紙動作中はピックローラを下降させてこれを用紙に圧接させ、給紙動作中以外ではピックローラを上昇させてこれを用紙から離間させるようにしたシート給送装置が提案されている。
又、特許文献2には、ピックローラの回動量(昇降量)を3段階以上に検知する検知手段を設け、その検知結果に応じて用紙積載板のリフトアップ量を制御するようにした給紙装置が提案されている。
更に、特許文献3には、ピックローラの昇降に代えて、給紙開始タイミングと用紙が搬送ローラ対を通過するタイミングに連動して用紙積載板を昇降させる給紙装置が提案されている。
特許第3782760号公報
特開2005−239294号公報
特開平3−288731号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたシート給送装置では、ピックローラの昇降機構として複雑なカム機構を必要とするため、構成が複雑化する他、ピックローラが用紙の上面に落下する際の衝撃によって騒音や振動が発生するという問題があった。
又、特許文献2に記載された給紙装置では、用紙積載板のリフト量を制御することによって用紙高さを常に給紙に適した高さに保持することができる反面、給紙動作に応じてピックローラが用紙に対して圧接又は離間する構成が採用されているため、ピックローラの圧接時に該ピックローラの自重によって騒音や振動が発生する可能性があった。
更に、特許文献3に記載された給紙装置では、先の用紙が給送された後から次の給紙開始信号が送信されるまで用紙積載板が上昇しないため、次の用紙の給送を給紙開始信号の送信と同時に行うことができず、高速化の要望に対応することができないという問題があった。
ところで、従来は用紙の種類を普通紙(秤量60〜105g)と中厚紙(秤量105〜135g)及び厚紙(秤量135〜220g)の3種類に分類し、用紙の種類に応じて給紙速度を変更する方法が採用されていた。
一方、最近の塗工紙(コート紙)の普及により、厚みは普通紙と同じである塗工紙が使用されるようになりつつある。この塗工紙には、通常のノーマルコート紙と高価なグロスコート紙のような特殊紙があり、特にグロスコート紙の場合には、高湿環境下において紙間密着力がコート紙同士で増大し、分離性能が低下して重送が発生し易いという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、用紙の種別に関わらず、給紙時の負荷の低減、重送及び用紙同士の擦れによる騒音の発生防止、ピックローラのニップ下での用紙同士の擦れ跡の低減等を図ることができる給紙装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、画像形成装置本体に対して着脱可能であって、用紙を積載して上下に昇降可能な用紙支持部材と、該用紙支持部材を昇降動させるリフト駆動手段を備えた給紙カセットと、
前記用紙支持部材上に積載された用紙の上面に当接して該用紙を送り出すピックローラと、
該ピックローラによって送り出された用紙を1枚ずつ分離して搬送するために圧接状態で互いに逆方向に回転駆動されるフィードローラとリタードローラを備えた用紙分離手段と、
を備えた給紙装置において、
前記フィードローラに用紙が進入した後に該用紙を前記ピックローラから離間させ、給送中の用紙の後端が前記ピックローラから抜けると該用紙を前記ピックローラに再当接させて次給送可能な状態とする動作を用紙の種別に応じて選択的に行うことを特徴とする。
前記用紙支持部材上に積載された用紙の上面に当接して該用紙を送り出すピックローラと、
該ピックローラによって送り出された用紙を1枚ずつ分離して搬送するために圧接状態で互いに逆方向に回転駆動されるフィードローラとリタードローラを備えた用紙分離手段と、
を備えた給紙装置において、
前記フィードローラに用紙が進入した後に該用紙を前記ピックローラから離間させ、給送中の用紙の後端が前記ピックローラから抜けると該用紙を前記ピックローラに再当接させて次給送可能な状態とする動作を用紙の種別に応じて選択的に行うことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記フィードローラに用紙が進入した後に前記リフト駆動手段によって前記用紙支持部材を下降させてこれに積載された用紙を前記ピックローラから離間させ、給送中の用紙の後端が前記ピックローラから抜けると前記リフト駆動手段によって前記用紙支持部材を再上昇させてこれに積載された用紙を前記ピックローラに再当接させることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記フィードローラに用紙が進入した後に前記ピックローラを上昇させて用紙から離間させ、給送中の用紙の後端が前記ピックローラから抜けるとピックローラを下降させて用紙に再当接させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記リフト駆動手段による前記用紙支持部材の下降動作に連動して前記リタードローラを逆転駆動し、前記フィードローラのニップ部へ進入した重送紙束を上流側へ戻す間欠分離を行うことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記リフト駆動手段の駆動源であるリフタモータによって前記リタードローラを逆転駆動することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記リフタモータの回転を前記リタードローラに伝達するギヤにワンウェイクラッチを設けたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記リフト駆動手段により前記用紙支持部材の移動とは独立に前記リタードローラを逆転駆動し、前記フィードローラのニップ部へ進入した重送紙束を上流側へ戻す間欠分離を行うことを特徴とする。
請求項1〜3記載の発明によれば、用紙が重送の発生し易いグロスコート紙等の特殊紙である場合には、この用紙がフィードローラに進入した後にリフト駆動手段によって用紙支持部材を下降させ、或はピックローラを上昇させて用紙支持部材に積載された用紙をピックローラから離間させるようにしたため、用紙給送時の駆動負荷と搬送負荷が低減されて用紙に掛かるテンションが低く抑えられ、画像書き出し位置や画像倍率の精度が高められて高質画像が得られるとともに、用紙同士の擦れによる騒音の発生が防がれ、ピックローラのニップ下での用紙同士の擦れ跡の低減が図られる。
又、リタードローラを逆駆動して用紙を確実に分離することができ、用紙がグロスコート紙等の特殊紙である場合であっても、分離された用紙を給紙カセットへとスムーズに戻して用紙の重送を確実に防ぐことができる。
その後、給送中の用紙の後端がピックローラから抜けるとリフト駆動手段によって用紙支持部材を再上昇させ、或はピックローラを下降させて用紙支持部材に積載された用紙をピックローラに再当接させて次給送可能な状態とすることによって連続給紙が可能となる。
従って、請求項1〜3記載の発明によれば、用紙の種別に関わらず上記効果を得ることができる。
請求項4及び5記載の発明によれば、リフト駆動手段による用紙支持部材の下降動作に連動して、つまり、用紙がピックローラから離間するタイミングでリタードローラを逆転駆動し、フィードローラのニップ部へ進入した重送紙束を上流側へ戻す間欠分離を行うようにしたため、リタードローラの順転性が悪いことによる薄紙先端のめくれ現象の発生を防ぐことができる。
請求項6記載の発明によれば、リフタモータの回転をリタードローラに伝達するギヤにワンウェイクラッチを設けたため、用紙支持部材を上昇させるときにはリフタモータの回転のタードローラへの伝達をワンウェイクラッチによって遮断することができ、リタードローラの逆転駆動を停止させることができる。
請求項7記載の発明によれば、用紙の種類等の条件に応じてリタードローラの逆転のタイミング及び時間を適切に制御することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る給紙装置の給紙状態を示す部分断面図、図2は同給紙装置のボトムプレート下降時の状態を示す部分断面図である。
図1は本発明の実施の形態1に係る給紙装置の給紙状態を示す部分断面図、図2は同給紙装置のボトムプレート下降時の状態を示す部分断面図である。
図中、1は不図示の画像形成装置本体に対して着脱可能な給紙カセットであり、この給紙カセット1には、不図示の端部を中心として上下に昇降可能な用紙支持部材であるボトムプレート2が設けられており、このボトムプレート2は、リフト駆動軸3を中心として上下に回動するリフト板4によって支持され、その上面には複数枚の用紙Pが積層収容されている。尚、リフト板4は、ボトムプレート2を昇降動させるリフト駆動手段を構成している。
又、給紙カセット1の上部には、リタードローラ5が回転可能且つ上下動可能に設けられており、このリタードローラ5は分離バネ6によって常時上方に付勢され、画像形成装置本体側に設けられた後述のフィードローラ7に圧接されている。尚、このリタードローラ5とフィードローラ7は用紙分離手段を構成しており、リタードローラ5の軸上にはトルクリミッタ8が設けられており、リタードローラ5は、トルクリミッタ8を介して動力の伝達を受けて回転駆動される。
他方、画像形成装置本体側には、ピックローラ9と前記フィードローラ7が回転可能に設けられており、これらのピックローラ9とフィードローラ7は保持ブラケット10によって連結され、フィードローラ7の回転駆動力がピックローラ9に伝達されて該ピックローラ9が回転駆動されるよう構成されている。そして、ピックローラ9の近傍には、前記ボトムプレート2上に積載された用紙Pに当接するピックローラ9の高さ位置によって用紙Pの高さを検知する用紙位置検知センサ11が設けられている。
又、画像形成装置本体側の前記リタードローラ5とフィードローラ7の用紙搬送方向下流側の用紙搬送路12には搬送ローラ13とプーリ14が設けられており、プーリ14は、バネ15によって搬送ローラ13に所定圧で圧接されている。尚、用紙搬送路12には、用紙Pの通過を検知する用紙センサ16が設けられている。
而して、図1に示すように給紙カセット1が画像形成装置本体に装着された状態で画像形成装置の画像形成動作が開始されると、給紙カセット1から用紙Pが適当なタイミングで1枚ずつ取り出されて不図示の画像形成部へと給送される。
即ち、フィードローラ7が図1の矢印方向(反時計方向)に駆動されると、ピックローラ9も同方向に回転駆動され、給紙カセット1内に収容された用紙Pが上のものから順にピックアップされてフィードローラ7とリタードローラ5の圧接部へと送り出される。リタードローラ5は、トルクリミッタ8を介して図1の矢印方向(反時計方向)に回転駆動されているため、フィードローラ7とリタードローラ5間に搬送される用紙Pは1枚ずつ分離されて重送が防がれる。そして、これらのフィードローラ7とリタードローラ5によって分離された1枚の用紙Pは、用紙搬送路12へと送り込まれ、互いに当接して図1の矢印方向に回転している搬送ローラ13とプーリ14によって挟持されて搬送され、不図示の画像形成部へと給送される。
画像形成装置の画像形成動作が繰り返されて給紙カセット1内の用紙Pが消費されて少なくなると、リフト板4によってボトムプレート2が押し上げられ、最上部の用紙Pがピックローラ9に当接する状態が維持される。
而して、本発明に係る給紙装置においては、用紙の種別に応じて給紙動作中にリフト板4によってボトムプレート2を下降させ、該ボトムプレート2上に積載された用紙Pをピックローラ9から離間させる動作が選択的に行われる。
具体的には、用紙Pがグロスコート紙等の特殊紙である場合には、フィードローラ7に用紙Pが進入した後にリフト板4によって図2に示すようにボトムプレート2を下降させ、これに積載された用紙Pをピックローラ9から離間させ、給送中の用紙Pの後端がピックローラ9から抜けるとリフト板4によってボトムプレート2を再上昇させてこれに積載された用紙Pを図1に示すようにピックローラ9に再当接させて次給送可能な状態とする。尚、本実施の形態では、用紙Pの種別はユーザーによってパネルから入力される。
以上のように、本実施の形態では、用紙Pが重送の発生し易いグロスコート紙等の特殊紙である場合には、この用紙Pがフィードローラ7に進入した後にリフト板4によってボトムプレート2を下降させ、これに積載された用紙Pをピックローラ9から離間させるようにしたため、用紙給送時の駆動負荷と搬送負荷が低減されて用紙Pに掛かるテンションが低く抑えられ、画像書き出し位置や画像倍率の精度が高められて高質画像が得られるとともに、用紙P同士の擦れによる騒音の発生が防がれ、ピックローラ9のニップ下での用紙P同士の擦れ跡の低減が図られる。
又、リタードローラ5を逆駆動して用紙Pを確実に分離することができ、用紙Pがグロスコート紙等の特殊紙である場合であっても、分離された用紙Pを給紙カセット1へとスムーズに戻して用紙Pの重送を確実に防ぐことができる。
そして、その後、給送中の用紙Pの後端がピックローラ9から抜けるとリフト板4によってボトムプレート2を再上昇させてこれに積載された用紙Pをピックローラ9に再当接させて次給送可能な状態とすることによって、連続給紙が可能となる。
以上のように、発明によれば、用紙Pの種別に関わらず、給紙時の負荷の低減、重送及び用紙P同士の擦れによる騒音の発生防止、ピックローラ9のニップ下での用紙P同士の擦れ跡の低減等を図ることができるという効果が得られる。
尚、例えば用紙Pが重送の発生し易いグロスコート紙等の特殊紙である場合には、紙間制御又は線速制御によって給紙速度を普通紙のそれよりも低く設定することによって特殊紙の重送を更に確実に防ぐことができる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図3に基づいて説明する。
次に、本発明の実施の形態2を図3に基づいて説明する。
図3は本発明の実施の形態2に係る給紙装置の駆動系の構成を示す斜視図であり、本実施の形態に係る給紙装置の駆動系以外の構成は前記実施の形態1のそれと同じであるため、これについての図示及び説明は省略する。
本実施の形態は、リフト板4によるボトムプレート2の下降動作に連動してリタードローラ5を逆転駆動し、フィードローラ7のニップ部へ進入した重送紙束を上流側へ戻す間欠分離を行うことを特徴とする。その具体的構成を図3に基づいて説明する。
図3に示すように、リフト板4を回転可能に支持するリフト駆動軸3の一端には扇形のセクタギヤ18が結着されている。又、リタードローラ5の回転軸19とフィードローラ7の回転軸20の各端部にはギヤ21,22がそれぞれ結着されており、ギヤ21はアイドルギヤ23を介して前記セクタギヤ18に噛合している。尚、ギヤ21には、ボトムプレート2を上昇させる方向の回転がアイドルギヤ23に伝達されると、リタードローラ5の回転軸19に対して該ギヤ21を空転させる不図示のワンウェイクラッチが内蔵されている。
又、図3において、24はボトムプレート2を昇降動するためのリフタモータであって、該リフタモータ24の出力軸の回転はギヤ列Gを経て前記アイドルギヤ23に伝達されるよう構成されている。
而して、本実施の形態に係る給紙装置においては、前記実施の形態1と同様に用紙の種別に応じて給紙動作中にリフト板4によってボトムプレート2を下降させ、該ボトムプレート2上に積載された用紙Pをピックローラ9から離間させる動作が選択的に行われるが、用紙Pがグロスコート紙等の特殊紙である場合には、フィードローラ7に用紙Pが進入した後にリフト板4によって図2に示すようにボトムプレート2が下降され、これに積載された用紙Pがピックローラ9から離間し、給送中の用紙Pの後端がピックローラ9から抜けるとリフト板4によってボトムプレート2が再上昇されてこれに積載された用紙Pが図1に示すようにピックローラ9に再当接して次給送可能な状態とされる。
ここで、本実施の形態では、ボトムプレート2の下降動作に連動して、つまり、用紙Pがピックローラ9から離間するタイミングでリフタモータ24が駆動され、その回転がギヤ列Gを経てアイドルギヤ23に伝達されると、該アイドルギヤ23が図3の矢印方向に回転駆動される。このとき、アイドルギヤ23の回転はセクタギヤ18を経てリフト駆動軸3及びリフト板4に伝達され、これらが図3の矢印方向に回転駆動される。すると、ボトムプレート2が下降する。
又、同時にアイドルギヤ23の回転はギヤ21のワンウェイクラッチを経て回転軸19に伝達され、該回転軸19とこれに支持されたリタードローラ5が図3の矢印方向に逆転駆動され、フィードローラ7のニップ部へ進入した重送紙束を上流側へ戻す間欠分離が行われる。そして、本実施の形態では、リフトタモータ24の回転をリタードローラ7に伝達するギヤ21にワンウェイクラッチを設けたため、リフタモータ24が逆転してボトムプレート2を上昇させるときには、ワンウェイクラッチがOFFされてギヤ21が空転し、リフタモータ24の回転のリタードローラ5への伝達がワンウェイクラッチによって遮断され、リタードローラ5の逆転駆動が停止される。このため、給紙時にはリタードローラ5が逆転しないで固定され、リタードローラ5の順転性が悪いことによる薄紙先端のめくれ現象の発生が防がれる。
尚、本実施の形態においても前記実施の形態1と同様の効果が得られる。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3を図4及び図5に基づいて説明する。尚、図4は本発明の実施の形態3に係る給紙装置の部分断面図、図5は給紙装置の駆動系の構成を示す斜視図である。
次に、本発明の実施の形態3を図4及び図5に基づいて説明する。尚、図4は本発明の実施の形態3に係る給紙装置の部分断面図、図5は給紙装置の駆動系の構成を示す斜視図である。
本実施の形態に係る給紙装置の基本構成は図1及び図2に示す実施の形態1に係る給紙装置のそれと同じであり、その駆動系の構成も図3に示したものと同じである。従って、図4及び図5においては、図1〜図3に示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態に係る給紙装置は、ピックローラ9を昇降動させるアクチュエータとしてのソレノイド25が設けられており、他の構成は実施の形態1及び2のそれと同じである。
而して、本実施の形態に係る給紙装置においては、用紙の種別に応じて給紙動作中にソレノイド25によってピックローラ9を上昇させ、該ピックローラ9をボトムプレート2上に積載された用紙Pから離間させる動作が選択的に行われる。
具体的には、用紙Pがグロスコート紙等の特殊紙である場合には、フィードローラ7に用紙Pが進入した後にソレノイド25によってピックローラ9を上昇させ、該ピックローラ9をボトムプレート2に積載された用紙Pから離間させ、給送中の用紙Pの後端がピックローラ9から抜けるとソレノイド25によってピックローラ9を再下降させてこれをボトムプレート2に積載された用紙Pに再当接させて次給送可能な状態とする。
以上のように、本実施の形態では、用紙Pが重送の発生し易いグロスコート紙等の特殊紙である場合には、この用紙Pがフィードローラ7に進入した後にソレノイド25によってピックローラ9を上昇させ、該ピックローラ9をボトムプレート2に積載された用紙Pから離間させるようにしたため、用紙給送時の駆動負荷と搬送負荷が低減されて用紙Pに掛かるテンションが低く抑えられ、画像書き出し位置や画像倍率の精度が高められて高質画像が得られるとともに、用紙P同士の擦れによる騒音の発生が防がれ、ピックローラ9のニップ下での用紙P同士の擦れ跡の低減が図られる。
次に、リタードローラ5の逆転駆動について図5を参照して以下に説明する。
リフタモータ24の出力軸に連結されたギヤ列Gには、第1ギヤ27と第2ギヤ29が軸26に設けられている。ここで、第1ギヤ27は軸26に固定されており、第2ギヤ29はワンウェイクラッチを介して軸26に連結されている。
而して、リフタモータ24が正転方向に回転すると、第1ギヤ27は軸26と共に破線矢印方向に回転する。すると、軸26の回転は、ワンウェイクラッチによって第2ギヤ29に伝達され、該第2ギヤ29に噛合するアイドルギヤ23を介してセクタギヤ18に伝達され、リフト板4の回転によってボトムプレート2が上昇する。又、リタードローラ5の回転軸19に設けられワンウェイクラッチを有するギヤ21は、アイドルギヤ28を介して第1ギヤ27に噛合している。第1ギヤ27が破線矢印方向に回転する場合は、ワンウェイクラッチによりギヤ21が回転軸19に対して空転する。従って、リタードローラ5は回転しないで停止したままである。
リフタモータ24が逆回転する場合には、第1ギヤ27と軸26は実線矢印方向に回転する。このとき、第2ギヤ29は、ワンウェイクラッチにより軸26の回転力が伝達されないで停止したままである。ギヤ21は先ほどとは逆方向に回転するため、ワンウェイクラッチから回転軸19に回転が伝達され、リタードローラ5が給紙方向とは逆方向に回転する。従って、リフタモータ24の逆回転によりボトムプレート2を下降させることなく、リタードローラ5を逆回転させることが可能である。又、ボトムプレート2の上昇時以外において、給紙タイミングとは独立にリタードローラ5の逆回転制御が可能になる。
又、実施の形態2と同様に、用紙Pがピックローラ9から離間するタイミングでリタードローラ5を逆転駆動し、フィードローラ7のニップ部へ進入した重送紙束を上流側へ戻す間欠分離を行うようにすることによって、リタードローラ5の逆回転の効果が大きくなるとともに、リタードローラ5の順転性が悪いことによる薄紙先端のめくれ現象の発生防がれる。
1 給紙カセット
2 ボトムプレート(用紙支持部材)
3 リフト駆動軸
4 リフト板(リフト駆動手段)
5 リタードローラ(用紙分離手段)
6 分離バネ
7 フィードローラ(用紙分離手段)
8 トルクリミッタ
9 ピックローラ
10 保持ブラケット
11 用紙位置検知センサ
12 用紙搬送路
13 搬送ローラ
14 プーリ
15 バネ
16 用紙センサ
18 セクタギヤ
19 リタードローラの回転軸
20 フィードローラの回転軸
21,22 ギヤ
23 アイドルギヤ
24 リフタモータ
25 ソレノイド
26 軸
27 第1ギヤ
28 アイドルギヤ
29 第2ギヤ
G ギヤ列
P 用紙
2 ボトムプレート(用紙支持部材)
3 リフト駆動軸
4 リフト板(リフト駆動手段)
5 リタードローラ(用紙分離手段)
6 分離バネ
7 フィードローラ(用紙分離手段)
8 トルクリミッタ
9 ピックローラ
10 保持ブラケット
11 用紙位置検知センサ
12 用紙搬送路
13 搬送ローラ
14 プーリ
15 バネ
16 用紙センサ
18 セクタギヤ
19 リタードローラの回転軸
20 フィードローラの回転軸
21,22 ギヤ
23 アイドルギヤ
24 リフタモータ
25 ソレノイド
26 軸
27 第1ギヤ
28 アイドルギヤ
29 第2ギヤ
G ギヤ列
P 用紙
Claims (7)
- 画像形成装置本体に対して着脱可能であって、用紙を積載して上下に昇降可能な用紙支持部材と、該用紙支持部材を昇降動させるリフト駆動手段を備えた給紙カセットと、
前記用紙支持部材上に積載された用紙の上面に当接して該用紙を送り出すピックローラと、
該ピックローラによって送り出された用紙を1枚ずつ分離して搬送するために圧接状態で互いに逆方向に回転駆動されるフィードローラとリタードローラを備えた用紙分離手段と、
を備えた給紙装置において、
前記フィードローラに用紙が進入した後に該用紙を前記ピックローラから離間させ、給送中の用紙の後端が前記ピックローラから抜けると該用紙を前記ピックローラに再当接させて次給送可能な状態とする動作を用紙の種別に応じて選択的に行うことを特徴とする給紙装置。 - 前記フィードローラに用紙が進入した後に前記リフト駆動手段によって前記用紙支持部材を下降させてこれに積載された用紙を前記ピックローラから離間させ、給送中の用紙の後端が前記ピックローラから抜けると前記リフト駆動手段によって前記用紙支持部材を再上昇させてこれに積載された用紙を前記ピックローラに再当接させることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
- 前記フィードローラに用紙が進入した後に前記ピックローラを上昇させて用紙から離間させ、給送中の用紙の後端が前記ピックローラから抜けるとピックローラを下降させて用紙に再当接させることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
- 前記リフト駆動手段による前記用紙支持部材の下降動作に連動して前記リタードローラを逆転駆動し、前記フィードローラのニップ部へ進入した重送紙束を上流側へ戻す間欠分離を行うことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の給紙装置。
- 前記リフト駆動手段の駆動源であるリフタモータによって前記リタードローラを逆転駆動することを特徴とする請求項4記載の給紙装置。
- 前記リフタモータの回転を前記リタードローラに伝達するギヤにワンウェイクラッチを設けたことを特徴とする請求項5記載の給紙装置。
- 前記リフト駆動手段により前記用紙支持部材の移動とは独立に前記リタードローラを逆転駆動し、前記フィードローラのニップ部へ進入した重送紙束を上流側へ戻す間欠分離を行うことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の給紙装置。
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