JP2017036125A - 搬送装置及び搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】重送を防止する技術を提供すること。【解決手段】シートを搬送する搬送装置であって、前記シートを積載可能な載置位置から搬送路へ供給する供給手段と、前記供給手段に対して前記搬送方向の下流側に配置され、前記供給手段から重なった状態で供給されるシートを分離するための作用状態と該作用状態を解除する解除状態とをとる分離手段と、前記供給手段に対して前記搬送方向の上流側で前記載置位置に積載されるシートの最上部の第一シートが前記供給手段により供給された後、前記第一シートの下方の第二シートと当接し、前記第一シートの移動に伴って前記第二シートが移動することを規制する当接手段とを備えたことを特徴とする搬送装置。【選択図】図8
Description
本発明は、搬送装置及び搬送方法に関する。
記録媒体給送装置では、積層された記録媒体をピックアップし、ローラによって給送する方式が知られている。当該記録媒体給送装置は、ピックアップローラや分離ローラ対を有しており、記録媒体の供給方向でみて分離ローラ対の上流側に位置するピックアップローラが最上層の記録媒体に接触し、記録媒体を下流側に位置する分離ローラ対に引き渡す。
次いで、分離ローラ対は、二つのローラの相対回転によって一枚ずつ記録媒体を捌き、記録媒体を分離ローラ対の下流に位置する搬送ローラに向けて送出している。分離ローラ対はフィードローラとリタードローラとからなり、これらは常に圧接しているため、分離ローラ対の駆動停止時には、搬送ローラで記録媒体を分離ローラ対から引き抜く必要がある。そのため、分離ローラ対の駆動停止時に、搬送ローラの負荷があがり、急激な負荷変動により、搬送ローラの駆動モータが脱調する場合があった。また、分離ローラ対は常に圧接しているため、二つのローラが磨耗し、分離不良などの問題につながる可能性があった。
この問題を解決するために、特許文献1では、記録媒体の先端が上記搬送ローラに到達したタイミングで、分離ローラを離間する技術が提案されている。これにより、搬送ローラの駆動モータの負荷変動による脱調を防止することが可能となる。また、記録媒体を捌く時以外はローラが分離しているため、ローラの磨耗を防止することができ、耐久性を向上させることが可能となる。
しかしながら、分離ローラを離間してしまうと、ピックアップした最上層の記録媒体とその次の記録媒体とを一緒に搬送してしまい、重送する可能性がある。
本発明は、重送を防止する技術を提供することにある。
本発明によれば、例えば、シートを搬送する搬送装置であって、前記シートを積載可能な載置位置から搬送路へ供給する供給手段と、前記供給手段に対して前記搬送方向の下流側に配置され、前記供給手段から重なった状態で供給されるシートを分離するための作用状態と該作用状態を解除する解除状態とをとる分離手段と、前記供給手段に対して前記搬送方向の上流側で前記載置位置に積載されるシートの最上部の第一シートが前記供給手段により供給された後、前記第一シートの下方の第二シートと当接し、前記第一シートの移動に伴って前記第二シートが移動することを規制する当接手段とを備えたことを特徴とする搬送装置が提供される。
また、本発明によれば、例えば、複数のシートが積層された供給位置から前記シートを搬送路へ供給する供給手段と、前記供給手段に対して前記搬送方向の下流側に配置され、前記供給手段から重なった状態で供給されるシートを分離するための作用状態と該作用状態を解除する解除状態とをとる分離手段と、前記供給手段に対して前記搬送方向の上流側に配置された当接手段とを備えた前記シートを搬送する搬送装置の搬送方法であって、前記供給手段が、前記積層されたシートの最上部の第一シートの供給を開始する供給開始工程と、前記第一シートの下方の第二シートと当接し、前記第一シートの移動に伴って前記第二シートが移動することを規制する規制工程と、を備えることを特徴とする搬送方法が提供される。
本発明によれば、重送を防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面を通して、同一符号は同一または対応部分を示すものである。また、以下の説明において、図面の上下左右方向を以下に説明する装置または各構成要素の上下左右方向として説明に用いることとする。本発明は、実施形態として複写機やプリンタ、ファクシミリ等に採用される電子写真方式、静電記録方式等の画像形成装置を例に説明する。しかしながら、本発明は、インクドット方式等のインクジェット記録装置や、記録部を備えない搬送装置にも適用可能である。また、本実施形態では「媒体(シート)」としてシート状の用紙を想定するが、布、プラスチックフィルム等であってもよい。
図1から図5を参照して、例えば、従来の画像形成装置に搭載される給送装置の構成に関して記録媒体のセットから給紙動作まで一連の流れを説明する。図1(A)に従来の記録媒体給送装置1の全体断面図を示す。記録媒体給送装置1に設けられた図示しない収納庫開閉ボタンを押すと、収納庫8が例えば紙面に対して手前側に飛び出す。次いで、図1(B)のように、後端規制板2を記録媒体(シート)のサイズに合わせてセットし、図2(A)のように積載された記録媒体13を収納庫8にセットする。収納庫8を記録媒体給送装置1にセットすると、図示しないリフトアップモータが駆動し、図2(B)のように記録媒体有無センサ9がONするまで、中板12が上昇する。
次に、記録媒体給送装置1と接続された図示しない画像形成装置本体の印刷開始ボタンが押されると、図3(A)のように、ピックアップローラ3が図中矢印方向に回転し、収納庫8にセットされた積載された記録媒体(シート)13の最上層の記録媒体13aを給紙する。次に図3(B)のように、フィードローラ4とリタードローラ5によって分離を行い、搬送ローラ6と搬送コロ7で記録媒体を搬送する。次に図3(C)のように、リタードローラ5を離間させ、搬送ローラ6にかかる搬送負荷を低減させる。搬送ローラ6は引き抜きセンサ11が記録媒体を検知不能になる(オフする)まで、駆動を行う。また、先端位置検知センサ10で最上層の次の記録媒体13bの先端が収納庫8内に収まっているか、フィードローラ4の近傍まで記録媒体がきているかを検知し、次のピックアップタイミングを調整している。
また、図4(A)にリタードローラ5の離間機構の概略図を示す。リタードローラ5はリタードローラ支持部材14によって、回動軸15を中心に回転可能に保持されている。リタードローラ離間ソレノイド16がOFFの状態では図示しない付勢部材によりリタードローラ5はフィードローラ4に当接している(図4(A)に示す状態、作用状態)。図4(B)に示すようにリタードローラ離間ソレノイド16をONさせると、リタードローラ離間ソレノイド16の一部が矢印Fで示すソレノイドの内部方向へ移動する。するとリタードローラ離間ソレノイド16とリタードローラ支持部材14との接続箇所で、リタードローラ支持部材14を回転させる力が作用する。リタードローラ支持部材14は、回転軸15を中心に矢印R1方向へ回転することで、リタードローラ5がフィードローラ4に対して離間する(解除状態)。
次に、最上層の次の記録媒体13bが最上層の記録媒体13aと一緒にピックされた場合の動作を説明する。図5(A)のように、ピックアップローラ3によって最上層の記録媒体13aと最上層の次の記録媒体13bとが同時に給紙された場合でも、これら記録媒体はフィードローラ4とリタードローラ5によって分離される。したがって、最上層の記録媒体13aのみが搬送ローラ6まで到達する。しかしながら、このとき、図5(B)のように、リタードローラ5を離間してしまうと、最上層の記録媒体13aと一緒に、最上層の次の記録媒体13bも搬送されてしまい、重送起因のエラーとなってしまう可能性があった。
<第一実施形態>
次に、本発明の第一実施形態の給紙動作に関して説明する。図6(A)のように後端規制板2には、記録媒体押さえ部材(当接部)17が設けられている。また、記録媒体押さえ部材17の駆動部材を動作させるためのフレキケーブル18が後端規制板2の移動に伴い、伸縮可能に配置されている。
次に、本発明の第一実施形態の給紙動作に関して説明する。図6(A)のように後端規制板2には、記録媒体押さえ部材(当接部)17が設けられている。また、記録媒体押さえ部材17の駆動部材を動作させるためのフレキケーブル18が後端規制板2の移動に伴い、伸縮可能に配置されている。
記録媒体給送装置(搬送装置)1に設けられた収納庫開閉ボタンを押すと、収納庫8が紙面に対して手前側に飛び出す。図6(B)のように、後端規制板2を記録媒体のサイズに合わせてセットし、図7(A)のように記録媒体13を収納庫8にセットする。記録媒体のセット時に記録媒体押さえ部材17は後述する退避位置をとるように構成されている。収納庫8を記録媒体給送装置1にセットすると、リフトアップモータが駆動し、図7(B)のように記録媒体有無センサ9が記録媒体を検知する(ONする)まで、中板12が上昇する(供給位置)。また、このとき記録媒体押さえ部材17が記録媒体と当接する。
次に、給送装置と接続された図示しない画像形成装置本体の印刷開始ボタンを押すと、図8(A)のように、記録媒体押さえ部材17が記録媒体から離間する。次に、ピックアップローラ(供給部)3が回転し、収納庫8にセットされた記録媒体の最上層(最上部の第一記録媒体)13aを搬送路へ供給開始する。次に図8(B)のように、互いに反対方向へ回転するフィードローラ4とリタードローラ5と(分離部)によって分離を行い、搬送ローラ6と搬送コロ7と(搬送部)で記録媒体13を搬送する。このとき、最上層の記録媒体13aの後端が記録媒体押さえ部材17の当接位置を越えると、記録媒体押さえ部材17が最上層の次の記録媒体(下方の第二記録媒体)13bに当接する(規制工程)。なお記録媒体13aの後端が上記当接位置を越えたか否かの判断は、例えばピックアップローラ3の回転数に基づく記録媒体13aの送り出し量から判断してもよい。次に図8(C)のように、記録媒体押さえ部材17の移動に同期して、リタードローラ5を離間させ、搬送ローラ6にかかる搬送負荷を低減させる。搬送ローラ6は引き抜きセンサ(第二検知部)11がOFFするまで、駆動を行う。また、記録媒体の存在の有無を検知する先端位置検知センサ(検知部)10で最上層の次の記録媒体13bの先端が収納庫8内に収まっているか、フィードローラ4の近傍まで記録媒体がきているかを検知し、次のピックアップタイミングを調整している。
次に、最上層の次の記録媒体13bが最上層の記録媒体13aと一緒にピックされた場合の動作を説明する。図9(A)のように、ピックアップローラ3によって最上層の記録媒体13aと最上層の次の記録媒体13bとが同時に給紙された場合でも、これらの記録媒体はフィードローラ4とリタードローラ5によって分離される。したがって、最上層の記録媒体13aのみが搬送ローラ6まで到達する。このとき、図9(B)のように、リタードローラ5を離間しても、最上層の次の記録媒体13bは記録媒体押さえ部材17によっても付勢されている。そのため、最上層の記録媒体13aに引きずられることなく、その場にとどまることができる。したがって、重送起因のエラーを引き起こすことなく、安定した給紙搬送を行うことが可能となる。
次に、記録媒体押さえ部材17の駆動機構について説明する。図10(A)に記録媒体押さえ機構の概略図(押さえ部材当接時)を示す。記録媒体押さえ部材(当接部、押え部材)17は保持部材18によって、回動可能に支持されている。保持部材18は付勢部材によって矢印A方向に付勢され、ソレノイド(駆動部)19は内部に設けた付勢部材によって矢印B方向に付勢されている。保持部材18の付勢力よりもソレノイド19の付勢力の方が大きいため、記録媒体押さえ部材17は矢印C方向に付勢され、記録媒体と当接する。
また、図10(B)に記録媒体押さえ機構の概略図(押さえ部材離間時)を示す。ソレノイド19をONさせると、ソレノイド19は矢印D方向に動作し、保持部材18の付勢部材によって、記録媒体押さえ部材17は矢印E方向に移動し、記録媒体から離間される。また、図10(C)に記録媒体押さえ機構の概略図(記録媒体セット時)を示す。記録媒体を矢印F方向にセットすることによって、保持部材18は矢印G方向に退避する。これにより、引っかかりなく、記録媒体をセットすることが可能となる。
<制御構成>
図11は記録媒体搬送装置1の回路ブロック図である。記録媒体搬送装置1は、CPU101、RAM102、ROM103、各ローラを駆動する搬送モータ104及び検知センサ(検知部)9−11を備える。CPU101は、装置全体の動作を制御する。RAM102は、CPU101の作業領域及びデータの一時記憶領域である。ROM103は、記録媒体搬送装置1を駆動するためのファームウェアプログラムや、ファームウェアプログラムを制御するためのブートプログラムを記憶しており、CPU101によって使用される。CPU101、RAM102、ROM103は、例えば制御部に配置される。
図11は記録媒体搬送装置1の回路ブロック図である。記録媒体搬送装置1は、CPU101、RAM102、ROM103、各ローラを駆動する搬送モータ104及び検知センサ(検知部)9−11を備える。CPU101は、装置全体の動作を制御する。RAM102は、CPU101の作業領域及びデータの一時記憶領域である。ROM103は、記録媒体搬送装置1を駆動するためのファームウェアプログラムや、ファームウェアプログラムを制御するためのブートプログラムを記憶しており、CPU101によって使用される。CPU101、RAM102、ROM103は、例えば制御部に配置される。
検知センサ9−11は、例えば、記録媒体の先端・後端を検知する。その検知結果は、用紙搬送制御に関する各種搬送ローラの給紙タイミング等の制御に使用される。CPU101は、検知センサ9−11の検知情報に基づき、記録媒体を搬送するための駆動部として各搬送部にそれぞれ配置される複数の搬送モータ104を駆動して、記録媒体の搬送を制御する。以下のフローチャートで示される処理を実現するプログラムは、ROM103内に記憶されており、CPU101がこの処理プログラムを読み出し実行することにより、各処理動作を行う。
図12に本発明の第一実施形態に関するフローチャートを示す。S101で上記印刷開始ボタンをONすると、S102でCPU101はソレノイド19をONし、記録媒体押さえ部材17を記録媒体から離間させる。次に、S103でCPU101はピックアップローラ3に給紙搬送を開始させ、S104でCPU101は最上層の記録媒体13aの後端が記録媒体押さえ部材17の当接位置を越えるまで所定時間搬送する。次に、S105でCPU101は、ソレノイド19をOFFし、記録媒体押さえ部材17を記録媒体に当接させる。次に、S106でCPU101は、最上層の記録媒体13aの先端が搬送ローラ6を超えるまで搬送させた後、S107でリタードローラ5を離間させる。
そして、S108でCPU101は、引き抜きセンサ11がOFFされたか確認する。引き抜きセンサ11がOFFされない場合(S108でNO)、記録媒体が搬送ローラ6を通過していないとして、引き抜きセンサがOFFされるまで搬送を続け、S108を繰り返す。引き抜きセンサがOFFされた場合(S108でYES)、記録媒体が搬送ローラ6を通過したとして、S109でCPU101はリタードローラ5を当接させる。S110でCPU101はジョブが継続しているか確認する。引き続き記録媒体を搬送する等のジョブが継続している場合(S110でYES)、S102からの処理を繰り返す。ジョブが終了した場合(S110でNO)、処理を終了する。
以上のように、本発明の第一実施形態では、記録媒体が給紙されてから所定時間経過後にセンサの検知情報に基づき、記録媒体押さえ部材により、記録媒体を押さえる。したがって、フィードローラとリタードローラ対からなる分離部が離間しても、重送を起こすことなく、安定した給紙搬送を実現することが可能となる。
<第二実施形態>
図13から図16に本発明の第二実施形態の給送装置の給紙断面図を示す。第二実施形態では、記録媒体押さえ部材の代わりに、記録媒体戻し部材(戻し部材)20を後端規制板2に設けている。記録媒体戻し部材20は、記録媒体押さえ部材の当接までの動作は第一実施形態と同様であるが、当接時に記録媒体を押さえるだけでなく、後端方向(搬送方向の上流側)にむけて戻す動作を合わせて行う。図13(A)のように、最上層の次の記録媒体13bがフィードローラ4まで搬送されていた場合に、記録媒体戻しローラを矢印H方向に回転させる。すると、図13(B)のように、次の記録媒体13bを後端規制板2まで戻すことが可能となり、次のピックアップ時の重送のリスクをさらに軽減することが可能となる。
図13から図16に本発明の第二実施形態の給送装置の給紙断面図を示す。第二実施形態では、記録媒体押さえ部材の代わりに、記録媒体戻し部材(戻し部材)20を後端規制板2に設けている。記録媒体戻し部材20は、記録媒体押さえ部材の当接までの動作は第一実施形態と同様であるが、当接時に記録媒体を押さえるだけでなく、後端方向(搬送方向の上流側)にむけて戻す動作を合わせて行う。図13(A)のように、最上層の次の記録媒体13bがフィードローラ4まで搬送されていた場合に、記録媒体戻しローラを矢印H方向に回転させる。すると、図13(B)のように、次の記録媒体13bを後端規制板2まで戻すことが可能となり、次のピックアップ時の重送のリスクをさらに軽減することが可能となる。
次に、記録媒体戻し部材20の駆動機構について説明する。図14(A)に記録媒体戻し機構の概略図(戻し部材回転時)を示す。記録媒体戻し部材20は駆動力を断接するトルクリミッタ23、戻し部材駆動ギア列24を介して、戻し部材駆動モータ(駆動部、電動モータ)22と連結され、戻し部材保持部材21によって、回動可能に保持されている。駆動モータ22を矢印I方向に回転させると、戻し部材保持部材21が矢印J方向に回転するとともに、記録媒体戻し部材20が矢印K方向に付勢され、記録媒体と当接する。
当接後、記録媒体戻し部材20は矢印L方向に回転駆動され、記録媒体を後端方向に向けて戻す動作を行う。記録媒体が後端規制板2と突き当たり、それ以上戻せない状態になると、図14(B)のようにトルクリミッタ23が空転し、記録媒体に戻し力(駆動力)がかからなくなる。
また、図15(A)に記録媒体戻し機構の概略図(離間時)を示す。駆動モータ22に駆動をかけない状態では、図示しない付勢部材により保持部材は矢印M方向に回転する。これにより、記録媒体戻し部材20は矢印N方向記録媒体から離間する。また、図15(B)に記録媒体戻し機構の概略図(記録媒体セット時)を示す。記録媒体を矢印O方向にセットすることによって、保持部材21は矢印方向Pに退避する。これにより、引っかかりなく、記録媒体をセットすることが可能となる。
また、図16に本発明の第二実施形態に関するフローチャートを示す。S201で印刷開始ボタンがONされると、S202でCPU101はピックアップローラ3に給紙搬送を開始させる。S203でCPU101は最上層の記録媒体12aの後端が記録媒体押さえ部材20の当接位置を越えるまで所定時間搬送を行う。次に、S204でCPU101は駆動モータ22をONし、記録媒体戻し部材20を記録媒体に当接させる。次に、S205でCPU101は最上層の記録媒体13aの先端が搬送ローラ6を越えるまで搬送させる。S206でCPU101は、リタードローラ5を離間させる。そして、上記した第一実施形態と同様に、S207でCPU101は、引き抜きセンサがOFFされたか確認する。引き抜きセンサがOFFされない場合(S207でNO)、引き抜きセンサがOFFされるまで、S207を繰り返す。引き抜きセンサがOFFされた場合(S207でYES)、S208でCPU101はリタードローラ5を当接させる。次いで、S209でCPU101は駆動モータ22をOFFする。S210でCPU101はジョブが継続しているか確認する。ジョブが継続している場合(S210でYES)、S202からの処理を繰り返す。ジョブが終了した場合(S210でNO)、処理を終了する。
以上のように、本発明の第二実施形態では、記録媒体が給紙されてから所定時間経過後に、記録媒体戻し部材により、記録媒体を戻すことを特徴としている。そのため、フィードローラとリタードローラ対からなる分離部が離間しても、重送を起こすことなく、安定した給紙搬送を実現することが可能となる。また、ピックアップした最上層の次の記録媒体13bを上流側へ戻すことにより、重送のリスクをさらに減らすことが可能となる。
<第三実施形態>
図17から図20に本発明の第三実施形態の給送装置の給紙断面図を示す。第三実施形態では、記録媒体押さえ部材兼戻し部材(当接部材)25を独立駆動することが可能となる。記録媒体押さえ部材兼戻し部材25の当接までの動作は第一実施形態と同様である。記録媒体押さえ部材兼戻し部材25は、最上層の記録媒体13aが分離部を抜けるまでは、図17(A)のように当接のみを行う。図17(B)のように最上層の記録媒体13aが分離部を抜けたあとも、次の記録媒体の先端位置が分離部付近にあり、先端検知センサ10がONしていた場合のみ、記録媒体押さえ部材兼戻し部材25を矢印Q方向に回転させる。図17(C)のように、先端検知センサ10がOFFすると、記録媒体押さえ部材兼戻し部材25の戻し駆動を停止させる。これにより、第二実施形態と同様に、次のピックアップ時の重送のリスクをさらに軽減することが可能となる。
図17から図20に本発明の第三実施形態の給送装置の給紙断面図を示す。第三実施形態では、記録媒体押さえ部材兼戻し部材(当接部材)25を独立駆動することが可能となる。記録媒体押さえ部材兼戻し部材25の当接までの動作は第一実施形態と同様である。記録媒体押さえ部材兼戻し部材25は、最上層の記録媒体13aが分離部を抜けるまでは、図17(A)のように当接のみを行う。図17(B)のように最上層の記録媒体13aが分離部を抜けたあとも、次の記録媒体の先端位置が分離部付近にあり、先端検知センサ10がONしていた場合のみ、記録媒体押さえ部材兼戻し部材25を矢印Q方向に回転させる。図17(C)のように、先端検知センサ10がOFFすると、記録媒体押さえ部材兼戻し部材25の戻し駆動を停止させる。これにより、第二実施形態と同様に、次のピックアップ時の重送のリスクをさらに軽減することが可能となる。
次に、記録媒体押さえ部材兼戻し部材25の駆動機構について説明する。図18(A)に記録媒体押さえ兼戻し機構の概略図(押さえ部材兼戻し部材当接時)を示す。記録媒体押さえ部材兼戻し部材25は押さえ部材兼戻し部材保持部材26によって、回動可能に支持される。保持部材26は図示しない付勢部材によって矢印R方向に付勢され、ソレノイド(第一駆動部)29は内部に設けた図示しない付勢部材によって矢印S方向に付勢される。保持部材26の付勢力よりもソレノイド29の付勢力の方が大きいため、記録媒体押さえ部材兼戻し部材25は矢印T方向に付勢される。
また、図18(B)に記録媒体押さえ兼戻し機構の概略図(押さえ部材兼戻し部材回転時)を示す。記録媒体押さえ部材兼戻し部材25は駆動モータ(第二駆動部)27をONすると矢印U方向に駆動する。また、図19(A)に記録媒体押さえ兼戻し機構の概略図(押さえ部材兼戻し部材離間時)を示す。ソレノイド29をONさせると、ソレノイド29は矢印V方向に動作し、保持部材26の図示しない付勢部材によって、記録媒体押さえ部材兼戻し部材25は矢印W方向に離間される。また、図19(B)に記録媒体押さえ部材兼戻し部材の駆動機構(記録媒体セット時)を示す。記録媒体を矢印X方向にセットすることによって、保持部材26は矢印Y方向に退避する。これにより、引っかかりなく、記録媒体をセットすることが可能となる。
また、図20に本発明の第三実施形態に関するフローチャートを示す。S301で印刷開始ボタンがONされた後に、S302でCPU101はソレノイド29をONし、記録媒体押さえ部材兼戻し部材25を記録媒体から離間させる。次に、S303でCPU101はピックアップローラ3に給紙搬送を開始させる。S304でCPU101は、最上層の記録媒体13aの後端が記録媒体押さえ部材兼戻し部材25の当接位置をこえるまで所定時間搬送する。次に、S305でCPU101はソレノイド29をOFFし、記録媒体押さえ部材兼戻し部材25を記録媒体に当接させる。次に、S306でCPU101は最上層の記録媒体13aの先端が搬送ローラ6を越えるまで搬送させる。S307でCPU101は、リタードローラ5を離間させる。
次に、S308でCPU101は最上層の記録媒体13aの後端が分離部を越えるまで搬送する。次に、S309でCPU101は先端検知センサ10を確認する。先端検知センサ10が記録媒体を検知している場合(S309でNO)、S313でCPU101は先端検知センサ10がOFFするまで、駆動モータを回転させる。つまり、記録媒体押さえ部材兼戻し部材25を回転駆動させ、第二記録媒体を上流側へ戻し、先端検知センサ10を確認するS309を繰り返す。先端検知センサ10が記録媒体を検知しない場合(S309でYES)、S310でCPU101は、引き抜きセンサ11がOFFされたか確認する。引き抜きセンサ11がOFFされない場合(S310でNO)、引き抜きセンサがOFFされるまで、S310を繰り返す。引き抜きセンサがOFFされた場合(S310でYES)、S311でCPU101はリタードローラ5を当接させる。S312でCPU101はジョブが継続しているか確認する。ジョブが継続している場合(S312でYES)、S302からの処理を繰り返す。ジョブが終了した場合(S312でNO)、処理を終了する。
以上のように、本発明の第三実施形態では、記録媒体が給紙されてから所定時間経過後に、記録媒体押さえ兼戻し部材により記録媒体を押さえ、さらに所定時間経過後に、検知部材が記録媒体を検知しない状態まで、記録媒体を戻すことを特徴としている。そのため、フィードローラとリタードローラ対からなる分離部材が離間しても、重送を起こすことなく、安定した給紙搬送を実現することが可能となる。また、ピックアップした最上層の次の記録媒体を上流へ戻すことにより、重送のリスクをさらに減らすことが可能となる。
<第四実施形態>
図21に本発明の第四実施形態の給送装置の給紙断面図を示す。第四実施形態では、記録媒体押さえ部材(当接部)30が記録媒体を常時当接した形となる。ここで、図21(A)のように、ピックアップローラ(供給部)3と記録媒体の当接力をF1、摩擦係数をμ1、押さえ部材30と記録媒体との当接力をF2、摩擦係数をμ2とする。このときに、F1μ1<F2μ2となっていれば、最上層の記録媒体13aの給紙動作を行うことが可能となる。また、図21(B)のように、記録媒体同士の摩擦係数をμ3としたときに、F1μ3<F2μ2となっていれば、最上層の次の記録媒体の重送を防止することが可能となる。
図21に本発明の第四実施形態の給送装置の給紙断面図を示す。第四実施形態では、記録媒体押さえ部材(当接部)30が記録媒体を常時当接した形となる。ここで、図21(A)のように、ピックアップローラ(供給部)3と記録媒体の当接力をF1、摩擦係数をμ1、押さえ部材30と記録媒体との当接力をF2、摩擦係数をμ2とする。このときに、F1μ1<F2μ2となっていれば、最上層の記録媒体13aの給紙動作を行うことが可能となる。また、図21(B)のように、記録媒体同士の摩擦係数をμ3としたときに、F1μ3<F2μ2となっていれば、最上層の次の記録媒体の重送を防止することが可能となる。
以上のように、本発明の第四実施形態では、記録媒体に対して当接して配置された記録媒体押さえ部材を有し、記録媒体と記録媒体押さえ部材との間の摩擦力が給紙部材と記録媒体の摩擦力より低く、記録媒体同士の摩擦力よりも高く設定している。そのため、最上層の記録媒体は給紙搬送することができ、最上層の次の記録媒体の重送を防ぐことが可能となる。第四実施形態では、記録媒体の押さえ部材の駆動部材を設ける必要がないため、安価に目的を達成することができる。
<第五実施形態>
図22から図24に本発明の第五実施形態の給送装置の給紙断面図を示す。第五実施形態では、第四実施形態と同様に、記録媒体押さえ部材(押圧部材)31が記録媒体と常時当接して、所定の押し圧力を付与する。また、記録媒体押さえ部材31が、当接圧を変動(押し圧力を変更)させることを特徴としている。図22(A)のように、最上層の記録媒体13aの後端が記録媒体押さえ部材31の当接位置を越えるまで所定時間は、F3の当接圧で付勢する。そして、図22(B)のように、最上層の記録媒体13aの後端が記録媒体押さえ部材の当接位置を越えた後はF3よりも大きな当接圧F4で付勢する(第二規制工程)。これにより、各部材間の摩擦力を変更可能とすることができ、F1μ1<F2μ2かつF1μ3<F2μ2の条件を設定しやすくすることが可能となる。
図22から図24に本発明の第五実施形態の給送装置の給紙断面図を示す。第五実施形態では、第四実施形態と同様に、記録媒体押さえ部材(押圧部材)31が記録媒体と常時当接して、所定の押し圧力を付与する。また、記録媒体押さえ部材31が、当接圧を変動(押し圧力を変更)させることを特徴としている。図22(A)のように、最上層の記録媒体13aの後端が記録媒体押さえ部材31の当接位置を越えるまで所定時間は、F3の当接圧で付勢する。そして、図22(B)のように、最上層の記録媒体13aの後端が記録媒体押さえ部材の当接位置を越えた後はF3よりも大きな当接圧F4で付勢する(第二規制工程)。これにより、各部材間の摩擦力を変更可能とすることができ、F1μ1<F2μ2かつF1μ3<F2μ2の条件を設定しやすくすることが可能となる。
図23(A)に第五実施形態の記録媒体押さえ機構の概略図(当接圧F4時)を示す。記録媒体押さえ部材31は押さえ部材保持部材32によって回動可能に支持されている。保持部材32は図示しない付勢部材によって矢印Z方向に付勢され、ソレノイド33は内部に設けた図示しない付勢部材によって矢印a1方向に付勢される。保持部材32の付勢力よりもソレノイド33の付勢力の方が大きいため、記録媒体押さえ部材31は矢印F4方向に付勢される。また、図23(B)に記録媒体押さえ機構の概略図(当接圧F3時)を示す。ソレノイド33に弱電流をかけると、ソレノイド内部に設けた付勢部材による付勢力が弱まり、押さえ部材保持部材32にはa2(a1<a2)の付勢力がかかる。これにより、記録媒体押さえ部材31の付勢力もF3(F3<F4)となる。
また、図24に本発明の第五実施形態に関するフローチャートを示す。S401で印刷開始ボタンがONされた後に、S402でCPU101はソレノイド33に弱電流をかけ、記録媒体押さえ部材31の記録媒体への当接力を減少させる。次に、S403でCPU101はピックアップローラ3に給紙搬送を開始させる。S404でCPU101は最上層の記録媒体13aの後端が記録媒体押さえ部材31の当接位置をこえるまで所定時間搬送する。次に、S405でCPU101はソレノイド33をOFFし、記録媒体押さえ部材31の記録媒体への当接力を増加させる。次に、S406でCPU101は最上層の記録媒体13aの先端が搬送ローラ6を超えるまで搬送させる。S407でCPU101は、リタードローラ5を離間させる。
そして、S408でCPU101は、引き抜きセンサ11がOFFされたか確認する。引き抜きセンサ11がOFFされない場合(S408でNO)、引き抜きセンサ11がOFFされるまで、S408を繰り返す。引き抜きセンサ11がOFFされた場合(S408でYES)、S409でCPU101はリタードローラ5を当接させる。次いで、S410でCPU101はジョブが継続しているか確認する。ジョブが継続している場合(S410でYES)、S402からの処理を繰り返す。ジョブが終了した場合(S410でNO)、処理を終了する。
以上のように、本発明の第五実施形態では、規制部材に設けられ、記録媒体に対して当接して配置された記録媒体押さえ部材と、記録媒体押さえ部材の押さえ力を可変としている。したがって、ピックアップ時の押さえ力を低く、ピックアップから所定時間経過後の押さえ力を高く設定したことを特徴としている。これにより、最上層の記録媒体は給紙搬送することができ、最上層の次の記録媒体の重送を防ぐことが可能となる。また、押さえ部材を常接させることで、ピックアップ時の記録媒体後端の振れを防止することが可能となる。
なお、以上の各実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。また、上記各実施形態における所定時間とは、記録媒体を搬送するピックアップローラ3等の回転している時間から導かれる記録媒体の移動距離に基づいて設定されてもよい。
1 記録媒体給送装置、2 後端規制板、3 ピックアップローラ、4 フィードローラ、5 リタードローラ、6 搬送ローラ、7 搬送コロ、8 収納庫、9 記録媒体有無検知センサ、10 記録媒体先端検知センサ、11 引き抜き検知センサ、12 中板、13 記録媒体(シート)、14 リタードローラ支持部材、15 リタードローラ回動軸、16 リタードローラ離間ソレノイド、17 記録媒体押さえ部材、18 押さえ部材保持部材、19 押さえ部材離間ソレノイド、20 記録媒体戻し部材、21 戻し部材保持部材、22 戻し部材駆動モータ、23 トルクリミッタ、24 戻し部材駆動ギア列、25 記録媒体押さえ部材兼戻し部材、26 押さえ部材兼戻し部材保持部材、27 押さえ部材兼戻し部材駆動モータ、28 押さえ部材兼戻し部材駆動ギア列、29 押さえ部材兼戻し部材離間ソレノイド、30 記録媒体常時押さえ部材、31 記録媒体圧可変押さえ部材、32 記録媒体圧可変押さえ部材保持部材、33 記録媒体圧可変押さえ部材圧調整ソレノイド
Claims (15)
- シートを搬送する搬送装置であって、
前記シートを積載可能な載置位置から搬送路へ供給する供給手段と、
前記供給手段に対して前記搬送方向の下流側に配置され、前記供給手段から重なった状態で供給されるシートを分離するための作用状態と該作用状態を解除する解除状態とをとる分離手段と、
前記供給手段に対して前記搬送方向の上流側で前記載置位置に積載されるシートの最上部の第一シートが前記供給手段により供給された後、前記第一シートの下方の第二シートと当接し、前記第一シートの移動に伴って前記第二シートが移動することを規制する当接手段とを備えたことを特徴とする搬送装置。 - 前記当接手段は、前記分離手段が前記解除状態となることに同期して前記第二シートに当接することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
- 前記当接手段は、
前記第二シートと当接する押え部材と、
該押え部材を駆動させる駆動手段と、
を有し、
前記駆動手段は、前記押え部材を前記第二シートに対して、当接または離間するように駆動させることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。 - 前記駆動手段は、ソレノイドを含むことを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
- 前記当接手段は、
前記第二シートと当接し、前記第二シートを搬送方向の上流側へ移動させる戻し部材と、
該戻し部材を回転駆動させる駆動手段と、
を有し、
前記駆動手段は、前記戻し部材を前記第二シートに対して、当接または離間するように駆動させることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。 - 前記駆動手段は、電動モータを含み、
前記戻し部材は、前記駆動手段からの駆動力を断接するトルクリミッタを含むことを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。 - 前記分離手段における前記シートの有無を検知する検知手段を備え、
前記当接手段は、
前記第二シートと当接し、前記第二シートを搬送方向の上流側へ移動させる当接部材と、
前記当接部材を前記第二シートに対して、当接または離間するように駆動させる第一駆動手段と、
前記当接部材を回転駆動させる第二駆動手段と、
を有し、
前記第二駆動手段は、前記検知手段の検知情報に基づいて、前記当接部材を回転駆動させることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。 - 前記分離手段の搬送方向の下流側に配置され、前記分離手段から前記第一シートを引き抜く搬送手段と、
該搬送手段に対して搬送方向の上流側に配置され、前記第一シートが前記分離手段から引き抜かれたことを検知する第二検知手段と
をさらに備え、
前記第二駆動手段は、前記第二検知手段が前記分離手段から前記第一シートが引き抜かれたことを検知した後、前記検知手段が前記分離手段に前記第二シートが存在したままであることを検知した場合、前記当接部材を回転駆動させることを特徴とする請求項7に記載の搬送装置。 - 前記第一駆動手段はソレノイドを含み、前記第二駆動手段は電動モータを含むことを特徴とする請求項7または8に記載の搬送装置。
- 前記分離手段は、互いに反対方向へ回転するフィードローラとリタードローラとを備え、
前記当接手段が前記第二シートと当接した後、前記分離手段は、互いに当接した状態の前記フィードローラと前記リタードローラとを離間させることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の搬送装置。 - 前記シートと前記当接手段との間の摩擦力が、前記供給手段と前記シートとの間の摩擦力より低く、前記積層されたシート同士の間の摩擦力よりも高く設定されることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
- 前記当接手段は、
前記シートと当接して該シートに所定の押し圧力を付与する押圧部材と、
該押圧部材の前記シートに対する押し圧力を変更させる駆動手段と、
を有し、
前記駆動手段が前記シートと前記当接手段との間の摩擦力を変更することで、前記第一シートの移動に伴って前記第二シートが移動することを規制することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。 - 前記駆動手段は、ソレノイドを含むことを特徴とする請求項12に記載の搬送装置。
- 前記供給手段が前記第一シートの供給を開始した後、所定時間経過後に前記押し圧力を増加させることを特徴とする請求項12または13に記載の搬送装置。
- 複数のシートが積層された供給位置から前記シートを搬送路へ供給する供給手段と、
前記供給手段に対して前記搬送方向の下流側に配置され、前記供給手段から重なった状態で供給されるシートを分離するための作用状態と該作用状態を解除する解除状態とをとる分離手段と、
前記供給手段に対して前記搬送方向の上流側に配置された当接手段と
を備えた前記シートを搬送する搬送装置の搬送方法であって、
前記供給手段が、前記積層されたシートの最上部の第一シートの供給を開始する供給開始工程と、
前記第一シートの下方の第二シートと当接し、前記第一シートの移動に伴って前記第二シートが移動することを規制する規制工程と、
を備えることを特徴とする搬送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015158484A JP2017036125A (ja) | 2015-08-10 | 2015-08-10 | 搬送装置及び搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015158484A JP2017036125A (ja) | 2015-08-10 | 2015-08-10 | 搬送装置及び搬送方法 |
Publications (1)
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JP2017036125A true JP2017036125A (ja) | 2017-02-16 |
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Family Applications (1)
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JP2015158484A Pending JP2017036125A (ja) | 2015-08-10 | 2015-08-10 | 搬送装置及び搬送方法 |
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Country | Link |
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-
2015
- 2015-08-10 JP JP2015158484A patent/JP2017036125A/ja active Pending
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