JP2017001878A - シート給送装置及びこれを用いた読取装置並びに画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートサイズにかかわらず、給送回転体を的確なタイミングで退避位置へ移動させることが可能なシート給送装置及びこれを備えた読取装置並びに画像形成装置を提供する。【解決手段】載置部に載置されたシートを給送する給送回転体5と、シート幅方向のサイズを検知するサイズ検知手段と、第1部材8aと第2部材8bのニップ領域を通過するシートの先端を検知する先端検知手段9とを有し、前記サイズ検知手段により検知されたシートサイズに応じ、給送回転体により給送されるシートが前記先端検知手段の検知領域を通過する場合はその検知に基づいて給送回転体を退避位置に移動させ、給送されるシートが前記検知領域を通過しない場合は給送回転体によるシートの給送開始から所定時間経過後に給送回転体を退避位置に移動させる。【選択図】 図6

Description

本発明は、載置部に載置されたシートを給送するシート給送装置及びこれを備えた読取装置並びに画像形成装置に関する。
複写機やファクシミリ装置等に用いられる原稿搬送読取装置にあっては、シート載置部に載置されたシート(原稿)を給送回転体であるピックアップローラによって給送し、分離手段によって1枚ずつ分離して読取部へ給送する。そして、読取部においてシートに記載された画像を光学的に読み取った後、そのシートを排出部に排出する。
前記シートの給送に際し、載置部に載置されたシートにピックアップローラが常に当接していると、給送されたシートが分離部で分離される際にピックアップローラとシートとの接触圧により分離部での分離機能が阻害されるおそれがある。また、給送されたシートが下流側の搬送ローラ対により引き抜き搬送される際に前記接触圧が負荷となる。
そこで、ピックアップローラがシートに当接する給送位置と、トレイに載置されたシートから離間する退避位置とに移動可能に設ける。このピックアップローラにより送り出されたシート先端が所定位置に設けられたセンサによって検知されるとピックアップローラを退避位置へと移動する。そして、次に送り出すべきシートの送り出しのタイミングで再びシート上に当接させるように構成している(特許文献1)。
特開2001-146329
しかし、特許文献1の構成において、シート先端を検知するセンサの配置によっては、センサが必ずしもシート先端を検知できない場合もある。例えば、センサがシート幅方向(給送方向と直交する方向)の端部に置かれていた場合、シートの幅が短いシートを給送しようとするとセンサの検知領域を通過しないおそれがある。そのため、常にセンサを用いた制御を行おうとすると、センサの検知領域を通過しないシートの場合、不具合が発生するおそれがある。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートサイズに関わらず最適な制御を行うことが可能なシート給送装置及びこれを備えた読取装置並びに画像形成装置を提供するものである。
上記目的を達成するための本発明に係る代表的なシート給送装置の構成は、給送されるシートの給送方向と直交するシート幅方向のサイズを検知するサイズ検知手段と、載置部に載置されたシートを給送する給送回転体と、前記給送回転体により給送されたシートを搬送する搬送手段と、を有する搬送機構と、前記搬送手段に到達したシートの先端を検知する先端検知手段と、前記搬送機構を制御する制御部と、を有し、前記先端検知手段は、前記シート幅方向において前記搬送手段とずれた位置に配置され、前記制御部は、前記サイズ検知手段により検知されたシートサイズに応じ、前記給送回転体により給送されるシートが前記先端検知手段の検知領域を通過する場合は前記搬送機構を前記先端検知手段の検知に基づく第1の制御で制御し、給送されるシートが前記検知領域を通過しない場合は前記先端検知手段の検知に基づかない前記搬送機構を第2の制御で制御することを特徴とする
本発明によれば、シートサイズにかかわらず、最適な制御を行うことが可能なシート給送装置及びこれを備えた読取装置並びに画像形成装置を提供することができる。
読取装置の模式断面図である。 載置部の斜視説明図及び内部の説明図である。 シート給送装置の断面説明図である。 シート給送装置の上視図である。 ピックアップローラの移動制御ブロック図である。 通常モードにおけるピックアップローラの動作制御のフローチャートである。 混載モードにおけるピックアップローラの動作制御のフローチャートである。 第2実施形態に係る画像形成装置の断面模式図である。 第2実施形態に係るシート給送装置の正面模式図である。 第2実施形態に係るシート給送装置の上面模式図である。 第2実施形態に係る制御ブロックの模式図である。 第2実施形態における制御フローチャートである。 第2実施形態における第1の駆動制御のダイアグラム図である。 第2実施形態における第2の駆動制御のダイアグラム図である。 第2実施形態の変形例1における第1の駆動制御のダイアグラム図である。 第2実施形態の変形例1における制御フローチャートである。
〔第1実施形態〕
次に本発明の実施形態に係るシート給送装置について、これを備えた読取装置とともに説明する。
<読取装置>
図1は第1実施形態に係る読取装置Aの断面模式説明図である。読取装置Aの構成について、原稿読み取り動作とともに説明すると、シート状の原稿を積載載置する載置部1に複数枚のシート(原稿)をセットし、これを後述するシート給送装置Bによって1枚ずつ分離給送する。給送されたシートは搬送ローラ対100,101,102によって第1プラテン103上を通過する際に第1読取部104によってシートの一方面に記載された情報が光学的に読み取られる。
その後、シートは搬送ローラ対105によって搬送され、第2プラテン106上を通過する際に第2読取部107によって他方面に記載された情報が光学的に読み取られ、排出ローラ対108によって排出部109に排出される。
また、第1読取部104は第3プラテン110に沿って移動可能に設けられており、第3プラテン110上に載置された厚みのある書籍等を読み取ることも可能となっている。
<シート給送装置>
シート給送装置は、載置部1に載置されたシートを給送する給送回転体と、これにより給送されたシートを分離給送する分離搬送手段とからなる搬送機構を有している。そして、図2に示すように、シートを積載載置する載置部1にシート幅方向(給送方向と直交する方向)にスライド可能な規制部材2が配置されている。この規制部材2は載置部1に載置されたシートの幅方向の両端を規制することでシート給送時に幅方向の位置を揃えて原稿を給送できるようにしたものである。なお、本実施形態の左右の規制部材2は、シートの幅方向に対称的に移動可能となっており、給送されるシートの幅方向中央が給送中央となるように、シート位置を規制する。
(シートサイズ検知手段)
また、前記載置部1には、前記規制部材2の位置を検知可能なシート幅検知センサ3が設けられている。このシート幅検知センサ3はシート幅に応じて移動する規制部材2の位置を検知することにより、シートの幅方向サイズを検知するサイズ検知手段を構成するものである。
また、載置部1にはシート給送方向に複数(本実施形態では2個)のシート長検知センサ4a,4bが配置されている。このシート長検知センサ4a,4bは載置部1に載置されるシートの給送方向長さに応じた位置に設けられ、載置部1にシートを載置したときにシート後端の位置に応じた各センサの検知信号により、シート給送方向のサイズを検知する。
上記シート幅検知センサ3及びシート長検知センサ4a,4bにより、載置部1に載置されたシートがどのようなサイズのものかを検知可能となっている。
(ピックアップローラ)
前記載置部1の原稿給送方向下流側には載置部に載置されたシートに給送力を付与する給送回転体であるピックアップローラ5が設けられている。このピックアップローラ5は、図1に示すように、支持部材6の一方側端部に回転可能に取り付けられている。
支持部材6はピックアップローラ5を給送位置と退避位置に移動可能に支持する移動手段を構成するものであり、ピックアップローラ5を取り付けた端部と反対側の他方側端部が駆動軸7に取り付けられ、駆動軸7を中心にして回動可能になっている。ピックアップローラ5は原稿を給送しないときは、図1に示すように、載置部1から上方に移動して待機している。
そして、載置部1にシートDがセットされ、給送信号を受けると駆動軸7が回転して支持部材6が時計回りに回転し、図3(A)に示すように、ピックアップローラ5が載置部1に積載されたシートDに当接する給送位置に移動する。一方、シート給送動作が終了すると、駆動軸7が前記と逆方向に回転して支持部材6が反時計回りに回転し、図3(B)に示すように、ピックアップローラ5は上昇してシートDから離間した退避位置に移動する。
(分離部)
前記ピックアップローラ5のシート給送方向下流にはピックアップローラ5によって給送されたシートDを1枚ずつに分離して搬送する分離部8が設けられている。この分離部8は、給送されたシートを下流へ搬送する方向に回転する第1部材である分離ローラ8aと、前記シートをシート給送方向の上流に戻す方向に回転する第2部材であるリタードローラ8bとによって構成されている。
前記分離ローラ8aとリタードローラ8bが接触したニップ領域に複数枚のシートが重送して搬送された場合には、リタードローラ8bが重送された2枚目以下のシートを搬送方向上流側に戻す働きをする。なお、リタードローラ8bには図示しないトルクリミッタが設けられており、前記ニップ領域にシートが存在しない場合や、重送せずに1枚のシートが搬送された場合にはリタードローラ8bは分離ローラ8aの回転に追従するようになっている。
前記のように分離部8は分離ローラ8aとリタードローラ8bとによってシートを1枚ずつに分離しながら両ローラでシートをニップして下流側に搬送する搬送手段としても機能している。
ここで、前記分離ローラ8a及びリタードローラ8bは弾性部材で形成されているため、前記ニップ領域は、図3(A)に示すニップ位置上流端8cからニップ位置下流端8dまでにわたってある幅のニップ領域Nを有している。
(先端検知センサ)
シート給送装置Bには給送されたシートの先端が前記分離ローラ8aとリタードローラ8bのニップ領域Nに到達したことを検知するための先端検知手段が設けられている。この先端検知手段は、図3及び図4に示すように、シートの有無によりオン、オフする先端検知センサ9により、給送されたシートの先端が先端検知センサ9の位置を通過したか否かを検知し、これによってシートの先端を検知するものである。
前記先端検知センサ9は、前記分離ローラ8aと前記リタードローラ8bとのニップ領域Nにおける前記シート幅方向の延長線L(図4参照)上に位置に配置されており、この先端検知センサ9上を通過するシートの先端を検知する。したがって、先端検知センサ9は給送されるシートの先端が前記ニップ領域Nに到達したときに、これを検知することができる。
前記先端検知センサ9のシート幅方向の配置に関しては、本実施形態のように中央基準によりシート位置を規制して給送する構成にあっては、シート幅方向の中心に配置することが好ましい。シート幅方向の中心に配置すれば、シートサイズが小さくても給送されるシートは必ず先端検知センサ9上を通過することになり、シートサイズにかかわらずシート先端が分離部のニップ領域Nに到達したことを検知することが可能となる。
しかし、実際には分離ローラ8aやリタードローラ8b、支持部材6などの可動部が存在するため、先端検知センサ9をシート給送領域の幅方向中央に配置することは困難である。そこで、本実施形態では先端検知センサ9を、図4に示すように、搬送されるシートの幅方向中央からずれた位置であって、支持部材6よりもシート幅方向外側に配置している。
先端検知センサ9を前述のように支持部材6よりもシート幅方向外側に配置しているために、例えばA3サイズやA4サイズのようにシート幅が大きいサイズのシートは先端検知センサ9の検知領域を通過するために、シート先端を検知することができる。しかし、A5Rなどのようにシート幅が小さいサイズのシートは先端検知センサ9による検知領域を通過しないために先端検知センサ9によってシート先端を検知することができない。
本実施形態のシート給送装置にあっては、ピックアップローラ5によって給送されたシートの先端が前記先端検知センサ9により検知されたタイミングでピックアップローラ5を退避位置に移動させる。しかし、前記のように給送されるシートのサイズによっては先端検知センサ9で検知されない場合がある。そこで、本実施形態ではピックアップローラ5の退避位置への移動をシートサイズに応じて制御するようにしている。
<ピックアップローラの移動制御>
前述したように、分離ローラ8aとリタードローラ8bとによって重送されたシートを分離しているときに、ピックアップローラ5が給送位置にあって自重によって載置部上のシートに載っていると分離不良を生ずるおそれがある。このため、シートが分離部8において分離されるときにピックアップローラ5を退避位置へ移動させるように制御している。
次にピックアップローラの退避制御構成について説明する。図5はピックアップローラを移動させる制御部の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、ピックアップローラ5の移動制御をするための制御部10は、前述したシート幅検知センサ3、シート長検知センサ4a,4b、先端検知センサ9からの検知信号を入力する。さらに、制御部10は、載置部1上のシートの有無を検知するためのシート検知センサ11(図2(A)参照)、給送されるシートの後端を検知するために分離部8の下流に配置された後端検知センサ12(図3、図4参照)からの検知信号を入力する。さらに、制御部10は操作パネル等の入力手段13からユーザが入力した情報を入力する。
制御部10は、前記各入力信号に応じてピックアップローラ5を移動させる支持部材6を回動するための駆動モータ14の駆動信号を出力する。
次に上記制御部10によるピックアップローラ5の移動制御動作について、図6及び図7のフローチャートを参照して説明する。
原稿読み取りのため、制御部10がシート給送信号を受けると、給送モードが混載モードか否かを判定する(S1)。混載モードとは、載置部1にシート幅が異なる複数枚のシートが混ざった状態で載置され、これを連続して読み取るモードであり、ユーザが入力手段13から入力することにより設定される。ユーザによる混載モードとしての入力がない場合は、載置部1にシート幅が同じ複数枚のシートが載置されている通常モードとして給送される。なお、前記混載モードの場合の給送動作については後述する。
(通常モードによる給送制御)
通常モードとして給送された場合は、図6に示すように、シート幅検知センサ3、シート長検知センサ4a,4bによる検知信号からシートサイズが検知される(S2)。そして、駆動モータ14が動作してピックアップローラ5を下降させて給送位置へと移動し(S3)、ピックアップローラ5が駆動回転してシートの給送動作を開始する(S4)。
給送動作の開始に際し、制御部10は前記検知したシートサイズから給送されるシートが先端検知センサ9による検知領域を通過するサイズか否かを判定する(S5)。シートが前記検知領域を通過するサイズと判定した場合は、給送されたシートの先端が先端検知センサ9によって検知されたときに(先端検知センサON)(S6)、支持部材6を回動させてピックアップローラ5を退避位置へと移動させる(S8)。
前述したように先端検知センサ9は、シート給送方向において分離ローラ8aとリタードローラ8bのニップ領域Nと同じ領域に配置されている。このため、ピックアップローラ5は給送されたシートの先端が前記ニップ領域Nに到達すると退避位置へ移動する。よって、シートが分離部8において分離されるときはシートから離間して退避しているために、ピックアップローラ5のシート当接による負荷がなくなり的確な分離が行われる。
一方、給送されたシートサイズが前記検知領域を通過しないと判定された場合には、ピックアップローラ5によるシート給送開始から所定時間経過後にピックアップローラ5を退避位置へ移動させる(S7、S8)。前記所定時間は、ピックアップローラ5によるシートの給送動作の開始から給送されたシートの先端が前記ニップ領域Nに到達するまでの時間である。この所定時間は、ピックアップローラ5の回転速度、載置部1にセットされたシート先端から前記ニップ領域Nまでの距離等から予め設定されている。
これにより、先端検知センサ9による検知領域を通過しないサイズのシートであっても、シート先端が分離部のニップ領域Nに到達するとピックアップローラ5が退避位置へ移動する。このため、ピックアップローラ5のシート当接による負荷がなくなり的確な分離が行われる。
なお、本実施形態では載置部1にシートをセットするときにシート先端が所定の位置にあるように、シートセット時にシート先端を突き当てるストッパ(不図示)を設けている。このストッパは、ピックアップローラ5が退避位置にあるときはシート給送路を閉じて載置部1に載置するシートの先端を突き当て可能な位置にある。そして、ピックアップローラ5が給送位置に移動するときの支持部材6の回動に連動して移動して給送路を開くように構成されている。
そして、分離部8で分離されたシートが分離ローラ8aによって搬送され、そのシート後端が後端検知センサ12によって検知されると(後端検知センサON)(S9)、載置部1に次のシートがあるときはステップS3へ戻る。そして、ピックアップローラ5により次のシート給送を実行する(S10)。
上記のように、前記シートサイズに応じて前記ピックアップローラ5を退避させるためのトリガを、先端検知センサ9の検知信号と、予め定められた時間とで切り替える。このようにすることによって、先端検知センサ9の検知領域を通過しないようなシートが搬送される場合であってもピックアップローラ5の退避タイミングをより精度良く制御することが可能である。これにより、リタードローラ8bによる戻し効果を最大限発揮することができる。
(混載モードによる給送制御)
次にユーザによって混載モードが選択された場合の給送制御について、図7のフローチャートを参照して説明する。
制御部10は混載モードが選択されてシート給送信号を受けると、ピックアップローラ5を下降させて給送位置へと移動し(S11)、ピックアップローラ5が駆動回転してシートの給送動作を開始する(S12)。
混載モードの場合は、シート幅が異なるシートが混載されているために先端検知センサ9による検知ができる場合と、できない場合がある。
本実施形態では、混載モードの場合は、給送動作の開始からピックアップローラ5によって給送されたシート先端が分離ローラ8aとリタードローラのニップ領域に到達するために必要な予め定められた所定時間経過後にピックアップローラ5を退避位置に移動させるようにする(S13、S15)。ただし、混載モードの場合には、先端検知センサ9の検知領域を通過するサイズのシートが給送される場合もある。そこで、本実施形態では、給送開始から所定時間経過後にピックアップローラ5を退避位置に移動するだけでなく、給送されたシート先端が前記所定時間の経過前に先端検知センサ9によって検知された場合には、該センサによる検知信号を優先し、該検知信号に基づいてピックアップローラ5を退避位置まで移動させるようにしている(S13、S14、S15)。
なお、混載モードの場合はシート幅検知センサ3の検知結果にかかわらず、給送動作の開始からピックアップローラ5によって給送されたシート先端が分離ローラ8aとリタードローラのニップ領域に到達するために必要な予め定められた所定時間経過後にピックアップローラ5を退避位置に移動させるようにしてもよい。
ピックアップローラ5の退避位置への移動を給送開始からの時間によって制御する場合、載置部1にセットされたシート先端部の位置のばらつきや、ピックアップローラ5とシート間に発生する滑りなどの影響により、前記所定時間には誤差が生じることがある。一方、先端検知センサ9によりシート先端が検知された場合には、そのシート先端は必ず前記ニップ領域にある。そして、シートが混載された場合であっても、全てのシートが先端検知センサ9の検知領域を通過しない状況は少ない。
従って、混載モードにあっても先端検知センサ9の検知領域を通過するシートに関しては、前記所定時間の経過前に先端検知センサ9によりシート先端が検知されたときは、前記先端検知センサ9のセンサ信号に基づいて前記ピックアップローラ5を退避させる。このようにすることで、サイズが異なるシートが混載された場合においても、ピックアップローラ5の退避タイミングをより精度良く制御することが可能である。
前記のようにしてピックアップローラ5が退避位置に移動した後は、分離部8で分離されたシートが分離ローラ8aによって搬送され、そのシート後端が後端検知センサ12によって検知されると(後端検知センサON)(S16)、載置部1に次のシートがあるときはステップS11へ戻ってピックアップローラ5により次のシート給送を実行する(S17)。
〔第1実施形態の変形例〕
前述した実施形態では、混載モードの場合に、ピックアップローラ5による給送開始から所定時間経過する前に先端検知センサ9がシート先端を検知したときは、その検知信号に応じてピックアップローラ5を退避させるように制御した。しかし、先端検知センサ9による検知によらず、ピックアップローラ5による給送開始から所定時間経過した場合のみピックアップローラ5を退避位置に移動させるように制御してもよい。この場合でも、リタードローラ8bによる戻し効果を発揮することができる。
また、前述した実施形態では、分離部の構成として分離ローラ8aとリタードローラ8bによるリタード分離方式を例示した。しかし、リタードローラに代えてシートを分離ローラに押圧する分離部材である分離パッドを用いた構成にしてもよい。この場合でも分離ローラと分離パッドとのニップ領域にシートが到達した時点でピックアップローラ5を退避位置に移動させることにより前述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、前述した実施形態ではピックアップローラ5によって給送されたシートを下流へ搬送する搬送手段として分離部を例示した。しかし、搬送手段としては分離機構でなくても、例えばピックアップローラ5によって給送されるシートをシート給送方向の下流へ搬送する方向に回転する引き抜きローラ対等の搬送ローラ対であってもよい。このような場合でもシート先端が引き抜きローラ対のニップ領域に到達した時点でピックアップローラ5を退避させることにより、引き抜きローラ対で搬送されるシートにピックアップローラ5のシート当接による負荷をなくすことができる。
また、本実施形態では、前記先端検知センサ9は、前記分離ローラ8aと前記リタードローラ8bとのニップ領域Nにおける前記シート幅方向の延長線上に位置に配置しているがこれに限られるものではない。ニップ領域Nの近傍であればニップ領域Nのシート搬送方向下流の位置であってもよい。
また、前述した実施形態ではシート給送装置として、原稿を読取部に給送して原稿情報を読み取る読取装置を例示した。しかし、前述した構成のシート給送装置によりシートを画像形成部に給送し、画像形成部においてシートに画像を形成する画像形成装置にあっても用いることができる。
〔第2実施形態〕
次に本発明の第2実施形態について説明する。この実施形態のシート給送装置は、画像形成部へシートを給送する画像形成装置に用いられている例で説明する。
<画像形成装置の全体構成>
図8は本実施形態に係る画像形成装置の一例であるフルカラーレーザビームプリンタの概略構成を示す図である。図8において、201はフルカラーレーザビーム複写機、201Aは画像形成装置本体であるプリンタ本体、201Bはシートに画像を形成する画像形成部、220は定着部である。202はプリンタ本体201Aの上方に略水平に設置された上部装置である画像読取装置であり、この画像読取装置202とプリンタ本体201Aとの間に、シート排出用の排出空間が形成されている。プリンタ本体下部には、シート給送部101を構成するシート給送装置が配置されている。
画像形成部201Bは、4ドラムフルカラー方式のものであり、レーザスキャナ210と、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー画像を形成する4個のプロセスカートリッジ211を備えている。ここで、各プロセスカートリッジ211は、感光体ドラム212、帯電手段である帯電器213、現像手段である現像器214及び不図示のクリーニング手段であるクリーナを備えている。また、画像形成部201Bは、プロセスカートリッジ211の上方に配された中間転写ユニット201Cを備えている。
中間転写ユニット201Cは、駆動ローラ216a及びテンションローラ216bに巻き掛けられた中間転写ベルト216を備えている。中間転写ベルト216は、各感光体ドラム212に接するように配置され、不図示の駆動部により駆動される駆動ローラ216aにより矢印方向に回転する。また、中間転写ユニット201Cは、中間転写ベルト216の内側に設けられ、感光体ドラム212に対向した位置で中間転写ベルト216に当接する1次転写ローラ219を備えている。中間転写ユニット201Cの駆動ローラ216aと対向する位置には、中間転写ベルト216上に形成されたカラー画像をシートに転写する2次転写部を構成する2次転写ローラ217が設けられている。中間転写ユニット201Cの上方には、各色のトナーを収容したトナーカートリッジ215が設けられている。
中間転写ベルト216に1次転写ローラ219によって正極性の転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム212上の負極性を持つ各色トナー像が順次中間転写ベルト216に多重転写される。
シート給送装置により給送されたシートは、レジストレーションローラ対240に搬送され、このレジストレーションローラ対240によって斜行が補正される。そして、シートは、レジストレーションローラ対240により、中間転写ベルト216に形成されたカラー画像とシートの先端とが一致するタイミングで2次転写部に搬送され、中間転写ベルト216上のトナー像が転写される。
トナー像が転写されたシートは、定着部220において熱及び圧力を受けてシートにカラーの画像として定着される。画像が定着されたシートPは、排紙ローラ対225によって排出空間に排出されて積載される。なお、シートの両面に画像を形成する際は、画像が定着された後、シートPは両面反転部201Dに設けられた正逆転可能な反転ローラ対222により、再搬送通路Rに搬送され、この後、再度、画像形成部201Bに搬送される。
<シート給送装置>
次にシートを給送するためのシート給送装置Eについて図9を参照して説明する。シート収納庫25に積載されたシートSをピックアップするピックアップローラ21と、ピックアップされたシートを搬送するフィードローラ22、これと対向して複数枚のシートを1枚に分離するリタードローラ23を備えた搬送機構を有している。前記フィードローラ22とリタードローラ23がシートを1枚ずつ分離して搬送する搬送手段として機能する。
シート収納庫25は、シートSを収納するシート収納部と、収納したシート位置を規制するサイド規制板および後端規制板と、収納したシートを給送可能な位置へ上昇させる中板を備える。
ピックアップローラ21は、シート面に加圧された状態で回転することによって、シートSを分離搬送手段へ送り出す。
使用されるシートの摩擦係数によりシート間に発生する摩擦力よりも必ず不図示のトルクリミッタの駆動伝達力(リミット値)が大きく設定されている。また、シートとフィードローラ22との間の摩擦係数による摩擦力よりも不図示のトルクリミッタの駆動伝達力(リミット値)が小さく設定されている。そのため、分離部であるフィードローラ22とリタードローラ23とのニップ部(分離ニップ部)に入り込むシートSが1枚の場合又はシートSが入っていない場合には、リタードローラ23がフィードローラ22に連れ回りする。また、ニップ部内にシートSが二枚以上入り込んだ場合には、リタードローラ23は矢印Fに示すシート給送方向と逆方向に回転して、シートSを1枚ずつ分離する。
リタードローラ23はリタードローラホルダ軸27を回動中心として回動し、フィードローラ22側へ加圧される。フィードローラ22によって送り出されたシートは、引抜ローラ対29に受け渡され、さらにシート搬送路下流のレジストレーションローラ対240へ搬送される。
先端検知手段であるニップセンサ24はフィードローラ22とリタードローラ23のニップ領域近傍でのシート先端を検知できる位置に配置されている。また、図10に示すように、フィードローラ22とリタードローラ23はシート搬送方向と直交するシート幅方向の略中央に配置されている。そして、ニップセンサ24は、シート搬送方向においては前記フィードローラ22とリタードローラ23のニップ領域と重なる位置にあり、シート幅方向においては前記フィードローラ22とリタードローラ23の配置領域と重ならない位置に配置されている。すなわち、ニップセンサ24はシート幅方向においてはフィードローラ22とリタードローラ23それぞれを保持する軸の軸方向において、前記ローラ対とオフセットされた位置に配置されている。
そして、前記フィードローラ22及びリタードローラ23は、片持ち支持された支持軸に着脱可能に取り付けられ、前記ニップセンサ24は前記ローラ部材の取り外し方向に前記支持軸の端部から前記ローラ部材の長さL以上離間した位置に配置されている。これにより、フィードローラ22及びリタードローラ23の交換時にニップセンサ24が邪魔になることなく、ローラ交換を容易に行うことができる。
引抜センサ26は、ニップセンサ24のシート搬送方向下流側に設けられ、ニップセンサ24よりもシート幅方向で中央寄りに配置される。また、引抜センサ26はレジストレーションローラ対240よりもシート搬送路上流側に配置されている。また、レジストレーションローラ対240の近傍のシート搬送路上流側に下流センサ307(図8参照)が配置されている。
<シート給送制御>
次に本実施形態のシート給送制御について、図11乃至図14を参照して説明する。なお、図11は制御構成のブロック図であり、図12は制御手順を示すフローチャート、図13及び図14はシート給送制御のダイアグラム図である。
シート収納庫25にセットされたシートSのサイズは、図11に示すシートサイズ入力手段410によって入力したサイズを制御部401が判別する。制御部401がシートサイズから判定したシート幅が、ニップセンサ24で検出できるシート幅かを照合してニップセンサ検知サイズを判定する(S301)。すなわち、給送されるシートがニップセンサ24の検知領域を通過するサイズか否かを判定する。
ステップS301において、シートがニップセンサ24による検知領域を通過するサイズであると判定された場合には、給送されたシートの先端がニップセンサ24により検知されたか否かを判別して搬送速度制御をする第1の駆動制御を実行する(S302)。
(第1の駆動制御)
前記第1の駆動制御は、シート給送開始後の所定時間内にニップセンサ24がシート先端を検知しない場合は、シートを給送するピックアップローラ21、フィードローラ22、引抜ローラ対29を駆動する駆動モータ403を制御し、第1の定常速度でシートを給送する(S303)。シート給送開始から所定時間内にシート先端がニップセンサ24によって検知されないということは、シートがフィードローラ22とリタードローラ23の給送開始時にニップ部近傍にないため、通常の速度で給送する。そして、シート先端がレジストレーションローラ対240近傍の下流センサ307によってシート先端が検知されるまで所定の速度で搬送する(S305〜S307)。
一方、シート給送開始から所定時間内にニップセンサ24がシート先端を検知した場合は、シートを前記第1の定常搬送速度よりも減速した第2の定常速度でシートを給送する(S304)。そして、給送されたシート先端が引抜センサ26に検知された後は、レジストレーションローラ対240近傍の下流センサ307によってシート先端が検知されるまで所定の速度で搬送する(S305〜S307)。
シート給送開始から所定時間内にニップセンサ24がシート先端を検知したということは、給送開始時にシート先端は前記ニップ部の近傍に位置していたことになる。このため、その場合はシート先端がニップセンサ24に検知されてから引抜センサ26に検知されるまでの間を第1の定常速度よりも遅い第2の定常速度で搬送する。
前述のようにシート給送速度を選択的にする制御により、図13に示すように、引抜センサ26の位置Pにおいて、次行シートの先端位置がシート収納庫端部付近Aからの搬送の場合のシート先端F1と、分離部のニップ部近傍Bからの搬送の場合のシート先端NF2とが揃えられるように搬送される。これにより、次行シートの先端位置がシート収納庫端部付近Aからの搬送の場合と、前記ニップ部近傍Bからの搬送の場合とで、搬送後のレジストレーションローラ対240または下流センサ307の位置Rにおける先行シートの後端R1と次行シートの先端F2の必要シート間時間Ltを予め定められた所定範囲にできる。
(第2の駆動制御)
前記ステップS301において、シートがニップセンサ24による検知領域を通過するサイズでないと判定された場合には、ニップセンサ24による検知を用いずに搬送速度を制御する第2の駆動制御を実行する(S308)。
この第2の駆動制御は、シート給送開始からシート先端が引抜センサ26により検知されるまで第3の定常速度で搬送する。この第3の定常速度は前記第1の定常速度よりも遅く、前記第2の定常速度よりも速い速度である。そして、シート先端が引抜センサ26で検知された後は、所定の搬送速度でレジストレーションローラ対240まで搬送する。
シート先端がニップ部に到達したか否かをニップセンサ24で検知できない場合は、図14に示すように、給送開始時にシートの先端位置がシート収納庫端部付近Aからの搬送の場合か、分離ニップ部近傍Bからの搬送の場合かを判別できない。このため、シートを前記第3の定常速度で給送することにより、次行シートの先端位置がシート収納庫端部付近Aからの搬送の場合と、次行シートの先端位置が分離ニップ部Bからの搬送の場合とのいずれであっても、搬送後のレジストレーションローラ対の位置Rにおける先行シートの後端R1と次行シートの先端NF2のシート間時間Ltを予め定められた所定範囲にできる。
そして、前記のように駆動制御することにより、シート搬送速度をむやみに速くすることなく搬送されるシート間を狭めることができ、消費エネルギーや騒音を増やすことなく生産性を挙げることができる。
なお、シート給送装置Eでのシート搬送は第1の駆動制御と第2の駆動制御ともに、搬送遅延の判定は引抜センサ26で判定する。
〔第2実施形態の変形例1〕
次に図15及び図16を参照して第2実施形態の変形例について説明する。本例が前述した第2実施形態と異なる点は、第1の駆動制御において所定時間搬送を停止する点である。すなわち、前述した実施形態では給送開始から所定時間内にシート先端をニップセンサ24が検知した場合の第1の駆動制御では、第1の定常速度よりも遅い第2の定常速度で搬送するようにした。これに対して、本例では給送開始から所定時間内にシート先端をニップセンサ24が検知した場合の第1の駆動制御では、予め定められた所定停止時間Stの間シート搬送を停止させる(S309)。そして、所定時間停止後は、第1の定常搬送速度にて引抜ローラ対29を経てレジストレーションローラ対240まで搬送する。
上記のようなに第1の駆動制御において、シート搬送を所定停止時間Stの間停止することにより、第2実施形態における速度を減速して搬送する場合と同様の効果を得ることができる。すなわち、引抜センサ26の位置Pにおいて、次行シートの先端位置がシート収納庫端部付近Aからの搬送の場合のシート先端F1と、次行シートの先端位置が分離ニップ部近傍Bからの搬送の場合シート先端NF2とが揃えられるように搬送される。これにより、搬送後のレジストレーションローラ対の位置Rにおける先行シートの後端R1と次行シートの先端F2のシート間時間Ltを予め定められた所定範囲にできる。
〔第2実施形態の変形例2〕
第1の駆動制御と第2の駆動制御における定常搬送速度は異なっていても同じでも構わない。
また、第1の駆動制御における生産性に対し、第2の駆動制御における生産性は上回っていなくても構わない。第1の駆動制御の生産性を決めるシート間時間LP1と第2の駆動制御の生産性を決めるシート間時間LP2はLP1≦LP2となる。なお、LP1およびLP2は、先行シートの先端F1と次行シートの先端F2がレジストレーションローラ対の位置Pにおけるシート間時間である。
また、フィードローラ22とリタードローラ23のニップ近傍でのシート先端を検知できる検知手段は、シートSを直接光学式で検出しても良いし、フラグなどシートSを機械的に検出しても良い。
また、シートサイズ入力手段408は、装置操作部からのユーザー入力でも良いし、シート収納庫内のサイズ検知手段による検知であっても良い。
A …読取装置
B …シート給送装置
D …シート
N …ニップ領域
E …シート給送装置
1 …載置部
2 …規制部材
3 …シート幅検知センサ
4a,4b …シート長検知センサ
5 …ピックアップローラ
6 …支持部材
7 …駆動軸
8 …分離部
8a …分離ローラ
8b …リタードローラ
8c …ニップ位置上流端
8d …ニップ位置下流端
9 …先端検知センサ
10 …制御部
11 …シート検知センサ
12 …後端検知センサ
13 …入力手段
14 …駆動モータ
100,101,102 …搬送ローラ対
21 …ピックアップローラ
22 …フィードローラ
23 …リタードローラ
24 …ニップセンサ
25 …シート収納庫
26 …引抜センサ
27 …リタードローラホルダ軸
29 …引抜ローラ対
240 …レジストレーションローラ対
307 …下流センサ
401 …制御部
403 …駆動モータ

Claims (20)

  1. 給送されるシートの給送方向と直交するシート幅方向のサイズを検知するサイズ検知手段と、
    載置部に載置されたシートを給送する給送回転体と、前記給送回転体により給送されたシートを搬送する搬送手段と、を有する搬送機構と、
    前記搬送手段に到達したシートの先端を検知する先端検知手段と、
    前記搬送機構を制御する制御部と、
    を有し、
    前記先端検知手段は、前記シート幅方向において前記搬送手段とずれた位置に配置され、
    前記制御部は、前記サイズ検知手段により検知されたシートサイズに応じ、前記給送回転体により給送されるシートが前記先端検知手段の検知領域を通過する場合は前記搬送機構を前記先端検知手段の検知に基づく第1の制御で制御し、給送されるシートが前記検知領域を通過しない場合は前記先端検知手段の検知に基づかない前記搬送機構を第2の制御で制御することを特徴とするシート給送装置。
  2. 給送されるシートの給送方向と直交するシート幅方向のサイズを検知するサイズ検知手段と、
    載置部に載置されたシートを給送する給送回転体と、
    前記給送回転体を前記載置部に載置されたシートに当接する給送位置と、前記シートから離間する退避位置とに移動可能な移動手段と、
    前記給送回転体により給送されたシートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段に到達したシートの先端を検知する先端検知手段と、
    前記移動手段の駆動を制御する制御部と、
    を有し、
    前記先端検知手段は、前記シート幅方向において前記搬送手段とずれた位置に配置され、
    前記制御部は、前記サイズ検知手段により検知されたシートサイズに応じ、前記給送回転体により給送されるシートが前記先端検知手段の検知領域を通過する場合は前記先端検知手段による検知に基づいて前記給送回転体を前記退避位置に移動させ、給送されるシートが前記検知領域を通過しない場合は前記給送回転体によるシートの給送開始から所定時間経過後に前記給送回転体を前記退避位置に移動させることを特徴とするシート給送装置。
  3. 前記搬送手段は、シートを第1部材と第2部材でニップして搬送し、
    前記先端検知手段は、前記第1部材と第2部材のニップ領域における前記シート幅方向の延長線上に位置する検知領域を通過するシートの先端を検知することを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
  4. 前記シート幅方向のサイズが異なる複数のシートが給送される混載モードを有し、
    前記制御部は、前記混載モードの場合、前記サイズ検知手段による検知結果にかかわらず前記給送回転体によるシートの給送開始から所定時間経過後に前記給送回転体を前記退避位置に移動させることを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。
  5. 前記シート幅方向のサイズが異なる複数のシートが給送される混載モードを有し、
    前記制御部は、前記混載モードにおいて、前記給送回転体によるシートの給送開始から所定時間経過後に前記給送回転体を前記退避位置に移動させ、前記所定時間の経過前に前記先端検知手段が給送されるシートの先端を検知した場合は、前記先端検知手段による検知に基づいて前記給送回転体を前記退避位置に移動させることを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。
  6. 前記所定時間は、前記給送回転体による前記シートの給送動作の開始から給送されたシートの先端が前記搬送手段に到達するまでの時間であることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  7. 前記第1部材は、前記給送回転体によって給送されるシートをシート給送方向の下流へ搬送する方向に回転する分離ローラであり、
    前記第2部材は、前記シートをシート給送方向の上流に戻す方向に回転するリタードローラである
    ことを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  8. 前記第1部材は、前記給送回転体によって給送されるシートをシート給送方向の下流へ搬送する方向に回転する分離ローラであり、
    前記第2部材は、前記シートを前記分離ローラに押圧する分離部材である
    ことを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  9. 前記第1部材及び前記第2部材は、前記給送回転体によって給送されるシートをシート給送方向の下流へ搬送する方向に回転する搬送ローラ対であることを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  10. 前記ニップ領域は、前記第1部材と前記第2部材とが接触している領域であることを特徴とする請求項3乃至請求項9のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  11. 前記サイズ検知手段は、前記載置部に載置されたシートのサイズを検知することを特徴とする請求項2乃至請求項10のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  12. 給送されるシートの給送方向と直交するシート幅方向のサイズを検知するサイズ検知手段と、
    載置部に載置されたシートを給送する給送回転体と、
    前記給送回転体により給送されたシートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段に到達したシートの先端を検知する先端検知手段と、
    前記給送回転体及び前記搬送手段の動作を制御する制御部と、
    を有し、
    前記先端検知手段は、前記シート幅方向において前記搬送手段とずれた位置に配置され、
    前記制御部は、前記サイズ検知手段により検知されたシートサイズに応じ、前記給送回転体により給送されるシートが前記先端検知手段の検知領域を通過するサイズの場合は前記先端検知手段による検知に基づいて第1の駆動制御を行い、給送されるシートが前記検知領域を通過しないサイズの場合は前記先端検知手段による検知に基づかない第2の駆動制御を行うことを特徴とするシート給送装置。
  13. 前記搬送手段は、シートを第1部材と第2部材でニップして搬送し、
    前記先端検知手段は、前記第1部材と第2部材のニップ領域における前記シート幅方向の延長線上に位置する検知領域を通過するシートの先端を検知することを特徴とする請求項12に記載のシート給送装置。
  14. 前記第1の駆動制御は、シート給送開始後の所定時間内に前記先端検知手段がシートを検知しない場合はシートを第1の速度で搬送し、前記所定時間内に前記先端検知手段がシートを検知した場合にはシートが所定位置に到達するまで前記第1の速度よりも遅い第2の速度で搬送することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載のシート給送装置。
  15. 前記第1の駆動制御は、シート給送開始後の所定時間内に前記先端検知手段がシートを検知しない場合はシートを第1の速度で搬送し、前記所定時間内に前記先端検知手段がシートを検知した場合にはシート搬送を所定時間停止し、その後に前記第1の速度で搬送することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載のシート給送装置。
  16. 前記第2の駆動制御は、シートを前記第1の速度よりも遅く、前記第2の速度よりも速い第3の速度で搬送することを特徴とする請求項14に記載のシート給送装置。
  17. 前記第1の駆動制御及び前記第2の駆動制御は、前記搬送されるシートの先端が所定位置に到達するまでに先行するシートの後端との距離を所定範囲にする制御であることを特徴とする請求項12乃至請求項16のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  18. 前記第1部材又は前記第2部材の少なくとも一方は、片持ち支持された支持軸に対して着脱可能に取り付けられたローラ部材であり、
    前記先端検知手段は、前記ローラ部材の取り外し方向に前記支持軸の端部から前記ローラ部材の長さ以上離間した位置に配置されていることを特徴とする請求項13に記載のシート給送装置。
  19. シートを給送して前記シートに記載された情報を読み取る読取装置において、
    請求項1乃至請求項18のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    給送されたシートに記載された情報を読み取る読取部と、
    を有することを特徴とする読取装置。
  20. シートを給送して前記シートに画像を形成する画像形成装置において、
    請求項1乃至請求項18のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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