JPH02249838A - 紙幣の繰出し機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、紙幣の繰出し機構に関し、特に束になってい
る紙幣を１枚ずつ分離して繰出す紙幣の繰出し機構釘関
する。

［従来の技術］ 従来、束になっている紙幣を１枚ずつ分離して繰出す紙
幣の繰出し機構は、繰出しローラ、剥離ローラの駆動源
として、搬送用モータの動力をクラッチ・ブレーキによ
り伝達する方法や、あるいはステッピングモータによる
機構が用いられている。そしてそのモータの送り速度は
紙幣束を剥離して繰出すための高速のみであった。

［発明が解決しようとする課題］ 上述した従来の束になっている紙幣を１枚ずつ分離して
繰出す紙幣の繰出し機構にあっては、セットされた紙幣
束をテーブルガイドの平面に沿った状態からテーブルガ
イドの曲面部に沿った状態を経て、１枚ずつ分離して繰
出すという一連の動作は全て高速で行なわれるために、
縁出しローラから紙幣束への動力伝達が不安定になり、
セットされた紙幣がテーブルガイドの平面から曲面部に
沿った状態へと移行する際に、紙幣が斜めになってしま
い、斜めのまま繰出されたり、あるいは２枚以上の紙幣
がくっついたまま繰出されるという欠点があった。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、上記従来の課題を解決するためになしたもの
であり、束になっている紙幣をテーブルガイドに沿わせ
て送る繰出しローラと、上記テーブルガイドに沿った紙
幣を１枚ずつ剥離し分離して繰出す剥離ローラ及び剥離
ローラと対向する位置に配置されたワンウェイローラと
を備え、上記繰出しローラ、剥離ローラ及びワンウェイ
ローラの駆動源としてステッピングモータを有する紙幣
の綬出し機構において、上記剥離ローラとワンウェイロ
ーラの回転中心を結んだ線上に設けられ、繰出される紙
幣の先端を検知する少なくとも一対の紙幣検知センサと
３該紙幣検知センサの情報により、上記ステッピングモ
ータの速度をセットされた紙幣をテーブルガイドに沿わ
せるための低速と紙幣束を剥離して繰出すための高速の
２段階の速度に制御する速度制御部とを有するものであ
る。

［実施例］ 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示す図である。

また、第３図は本発明による繰出し動作のフローチャー
トである。

本実施例の紙幣の繰出し機構は、セットされた紙幣束７
を図中下方へ押しやる縁出しローラ皇と、紙幣束７を１
枚ずつ剥離し、分離して繰出すための剥離ローラ２及び
この剥離ローラ２と対向する位置に配置されたワンウェ
イローラ３と、紙幣束７を縁出しローラ１の方向へ押付
ける押圧板８と、この押圧板８により押付けられた紙幣
束７を受けとめる繰出しガイド６と、紙幣束７を剥離ロ
ーラ２及びワンウェイローラ３へ案内するテーブルガイ
ド４と、繰出される紙幣の下端を検知するための紙幣検
知センサ５ａ、５ｂとを有する。この紙幣検知センサ５
ａ、５ｂは剥離ローラ２とワンウェイローラ３の回転中
心を結ぶ線上に配置されている。

また、繰出しローラ１と剥離ローラ２とワンウェイロー
ラ３は、その円周上に高ａ！Ｉ擦係数を有するゴムが焼
き付けられている。さらに繰出しローラ１と剥離ローラ
２は図示しないステッピングモータと連結されており、
ステッピングモータが回転することにより繰出しローラ
１と剥離ローラ２は連動して回転するようになっている
。

次に紙幣束７の勅について第３図のフローチャートに従
い説明する。

セットされた直後の紙幣束７は第１図に示すようにテー
ブルガイド４から浮いた状態で押圧板８と繰出しガイド
６とに挟み込まれている。この第１図の状態から繰出し
動作が開始される。

まず、図示しない制御部に対し繰出し必要枚数のセット
が行なわれ、（ステップ■）、次に紙幣検知センサ５ａ
、５ｂにより剥離ローラ２とワンウェイローラ３の回転
中心線上における紙幣の有無チエツクが行なわれる（ス
テップ■）。この時に紙幣検知センサ５ａ、５ｂにおい
て紙幣無しという場合りは、紙幣束７はテーブルガイド
４から浮いた状７！！（セット直後の状態）が想定され
るため、図示しないステッピングモータを低速で回転さ
せ（ステップ■）、ステッピングモータと連動している
繰出じローラ１と剥離ローラ２を回転させる。

繰出しローラ１が低速で回転するため、紙幣束への動力
伝達が安定した状態で行なわれ、紙幣束７は第２図に示
すようにテーブルガイド４の曲面部４ｂに沿った形状に
なり５更に紙幣束７の繰出しローラ１側先端の紙幣が図
中下方へ送られ、紙幣検知センサ５ａ、５ｂの光軸な遮
った状態（紙幣有の状態）でステッピングモータが停止
し、紙幣検知センサ５ａ、５ｂに紙幣有時の処理に進む
。

次に紙幣検知センサ５ａ、５ｂに紙幣有の場合は、ステ
ッピングモータを高速で回転させ（ス、テップ■）、剥
離ローラ２とワンウェイローラ３によって１枚繰出し５
＆！出し必要枚数ｎから１枚減算し、その結果Ｎが０で
なければ再び紙幣検知センサ５ａ、５ｂでの紙幣の有無
チエツクを行ない（ステップ■）、その結果に従い有無
それぞれの場合において、上記の内容と同様の処理をＮ
＝Ｏになるまで行ない終了する。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明の紙幣の縁出し機構は、束に
なっている紙幣を１枚ずつ分離して繰出す機構において
、剥離ローラとワンウェイローラの回転中心を結んだ線
上に設けた少なくとも一対の紙幣検知センサ及び速度制
御部により、ステッピングモータの速度を２段階制御す
るため、繰出される紙幣が剥離ローラとワンウェイロー
ラの中心線上に達するまでに斜行することがなく、その
ため安定した状態で繰出しを行なうことができるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の一実施例に係る紙幣の繰出し
機構を示す側面図であり、第１図は紙幣の繰出し動作前
、第２図は紙幣の繰出し動作中の状態を示す。また第３
図は本発明の一実施例に係る繰出し動作のフローチャー
トである。 １：ｉｉ出しローラ ２：剥離ローラ ３：ワンウェイローラ ４：テーブルガイド ４ａ：平面部 ４ｂ二曲面部 ５ａ：紙幣検知センサ（発光） ５ｂ：紙幣検知センサ（受光） ６：ａ出しガイド ７：紙幣束 ８：押圧板 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　束になっている紙幣をテーブルガイドに沿わせて送る
   繰出しローラと、上記テーブルガイドに沿った紙幣を１
   枚ずつ剥離し分離して繰出す剥離ローラ及び剥離ローラ
   と対向する位置に配置されたワンウェイローラとを備え
   、上記繰出しローラ、剥離ローラ及びワンウェイローラ
   の駆動源としてステッピングモータを有する紙幣の繰出
   し機構において、 上記剥離ローラとワンウェイローラの回転中心を結んだ
   線上に設けられ、繰出される紙幣の先端を検知する少な
   くとも一対の紙幣検知センサと、該紙幣検知センサの情
   報により、上記ステッピングモータの速度をセットされ
   た紙幣をテーブルガイドに沿わせるための低速と紙幣束
   を剥離して繰出すための高速の２段階の速度に制御する
   速度制御部とを有することを特徴とする紙幣の繰出し機
   構。