JP2009280293A - 給送装置、記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1分離部である土手分離部の分離精度を維持しつつ、該土手分離部より送り方向下流側の第2分離部におけるノンフィードの発生を防止することができる給送装置を提供すること。
【解決手段】 給送装置(10)は、載置された被送り媒体(P1)をピックアップして送り方向下流側へ送るピックアップローラ21と、該ピックアップローラ21によって重送された被送り媒体(P2)を分離可能な第1分離部(31)と、送り方向Yにおいて前記第1分離部(31)より下流側に設けられ、重送された被送り媒体(P2)を分離する第2分離部(40)と、送り方向Yにおいて前記ピックアップローラ21と前記第1分離部(31)との間に設けられ、被送り媒体(P)が案内される案内経路に突出する方向へ変位することによって案内される被送り媒体(P)の姿勢を変化させる可変媒体案内部(100)と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、載置された被送り媒体をピックアップして送り方向下流側へ送るピックアップローラと、被送り媒体の先端を突き当てることにより前記ピックアップローラによって重送された被送り媒体を分離可能な第1分離部と、送り方向において前記第1分離部より下流側に設けられ、重送された被送り媒体を分離する第2分離部と、を備える給送装置および該給送装置を備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来では、特許文献1に示す如く、記録装置に設けられた給送装置は、ピックアップローラと、第1分離部としての土手分離部と、第2分離部と、を備えていた。このうち、前記ピックアップローラは、載置された被送り媒体の一例である用紙をピックアップして送り方向下流側へ送ることができるように設けられていた。また、重送された用紙をピックアップローラに対して最上位の用紙から分離するため、予備分離としての第1分離部である前記土手分離部と、本分離部としての前記第2分離部とを有していた。
このうち、前記土手分離部は、用紙の先端を突き当てることにより分離、所謂、土手分離を実行することができるように設けられていた。またさらに、前記第2分離部は、回動に所定の負荷を伴う所謂、リタードローラを有していた。
図12(A)(B)に示すのは、従来技術における記録装置内部の概略を示す側面図である。このうち、図12(A)は土手分離部の面が通常姿勢である状態を示す。一方、図12(B)は土手分離部の面が退避姿勢である状態を示す。
図12(A)(B)に示す如く、従来の記録装置200に設けられた給送装置201は、ピックアップローラ202と、第1分離部としての土手分離部203と、第2分離部としてのリタードローラ204と、案内経路部206と、送り駆動ローラ205と、を備えていた。ピックアップローラ202は、載置された被送り媒体の一例である用紙208をピックアップして送り方向下流側へ送ることができた。そして、送られた用紙208は、先ず第1分離部としての土手分離部203に進入する。
ここで、土手分離部203は、分離軸203aを支点に揺動可能に設けられていた。そして、図示しない付勢手段によって、図中における時計方向へ付勢されていた。
そして、用紙のコシが弱い普通紙の場合、図12(A)に示す如く、前記付勢手段の付勢力が用紙のコシの力より強い関係が成立するように構成されていた。一方、用紙のコシが普通紙より強く厚みのある専用紙の場合、図12(B)に示す如く、前記付勢手段の付勢力が用紙のコシの力より弱い関係が成立するように構成されていた。
ここで、「用紙のコシ」とは、用紙が撓んだときの弾力をいう。
従って、用紙208が土手分離部203に進入した際、用紙208のコシの強弱によって、土手分離部203の分離面の姿勢を変えることができた。言い換えると、用紙208の土手分離部203の分離面に進入する進入角を、用紙208のコシの強弱に対応して、適した角度に調整することができた。その結果、用紙208のコシの強弱にある程度の幅があった場合であっても、ピックアップローラ202に対して最上位の用紙208を、次位以降の用紙から分離することができた。
特開2007−153530号公報
しかしながら、従来の構成は土手分離部203の分離面に対する対策であり、土手分離部203の分離面が変位すると、その後の第2分離部への進入角が変化する。具体的には、土手分離部203を乗越えた用紙208の先端が、リタードローラ204と送り駆動ローラ205とが外接するニップ点207へ進入する角度が変化する。係る場合、用紙208のコシの強弱によって、リタードローラ204における所謂、リタード分離の条件が異なるため、分離精度が不安定になる虞が生じる。最悪の場合、送り駆動ローラ205に対して最上位の用紙208が第2分離部であるリタードローラ204を通過することができず、ノンフィードが発生する虞が生じる。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、第1分離部である土手分離部の分離精度を維持しつつ、該土手分離部より送り方向下流側の第2分離部におけるノンフィードの発生を防止すると共に該第2分離部における分離精度を安定させることができる給送装置および該給送装置を備えた記録装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の給送装置は、載置された被送り媒体をピックアップして送り方向下流側へ送るピックアップローラと、被送り媒体の先端を突き当てることにより前記ピックアップローラによって重送された被送り媒体を分離可能な第1分離部と、送り方向において前記第1分離部より下流側に設けられ、重送された被送り媒体を分離する第2分離部と、送り方向において前記ピックアップローラと前記第1分離部との間に設けられ、被送り媒体が案内される案内経路に突出する方向へ変位することによって案内される被送り媒体の姿勢を変化させる可変媒体案内部と、を備えていることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記給送装置は、前記可変媒体案内部を備えている。従って、案内される被送り媒体の姿勢を変化させることができる。即ち、被送り媒体が前記第1分離部へ進入する角度を、前記変位しないときと比較して、小さくすることができる。その結果、送られる被送り媒体が、確実に前記第1分離部を乗越えることができる。即ち、送られる被送り媒体が前記第1分離部を乗越えることができずに停止する所謂、ノンフィードが続けて発生することを防止することができる。突発性のノンフィードが発生したときに対応することができ有効である。
また、被送り媒体が前記第2分離部へ進入する角度が変化する虞がない。従って、前記第2分離部の分離精度を安定させることができる。特に、前記第2分離部が所謂、土手分離以外の構成である場合、例えば、所謂、リタードローラによるリタード分離を実行する構成である場合に有効である。
尚、前記第2分離部の分離精度を安定させることができるので、先行する被送り媒体が前記第2分離部を通過できないことによるノンフィードが発生する虞がない。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記第2分離部は、駆動源の動力によって駆動する送り駆動ローラと、回動に所定の負荷を伴い、前記送り駆動ローラと協働して先行する被送り媒体を送り方向下流側へ送ると共に、重送された後続の被送り媒体を先行する被送り媒体から分離するリタードローラと、を有することを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記第2分離部は、駆動源の動力によって駆動する送り駆動ローラと、回動に所定の負荷を伴い、前記送り駆動ローラと協働して先行する被送り媒体を送り方向下流側へ送ると共に、重送された後続の被送り媒体を先行する被送り媒体から分離するリタードローラと、を有する。係る場合、被送り媒体が前記リタードローラへ進入する角度を一定にすることができる。従って、リタードローラによるリタード分離の精度を安定させることができ有効である。また、確実に被送り媒体の先端を、前記リタードローラと前記送り駆動ローラとが外接するニップ点へ案内することができる。即ち、前記進入する角度を一定にすると共に進入する箇所も一定にすることができる。
本発明の第3の態様は、第1から第2の態様において、被送り媒体のコシが強い第1被送り媒体の場合、前記可変媒体案内部を前記突出する方向へ変位させ、被送り媒体のコシが前記第1被送り媒体より弱い第2被送り媒体の場合、前記可変媒体案内部を前記突出する方向へ変位させない構成であることを特徴とする。
ここで、「被送り媒体のコシ」とは、被送り媒体が撓んだときの弾力をいう。
本発明の第3の態様によれば、第1または第2の態様と同様の作用効果に加え、被送り媒体のコシが強い第1被送り媒体の場合、前記可変媒体案内部を前記突出する方向へ変位させ、被送り媒体のコシが前記第1被送り媒体より弱い第2被送り媒体の場合、前記可変媒体案内部を前記突出する方向へ変位させない構成である。
ここで、一般に、コシが強い被送り媒体の場合はノンフィードが発生しやすい傾向にある。従って、被送り媒体のコシが強い第1被送り媒体の場合、前記第1分離部への進入角度を小さくすることによって、ノンフィードが発生することを防止することができる。
また、第2被送り媒体の場合、前記可変媒体案内部を前記突出する方向へ変位させないので、第2被送り媒体の分離精度には影響がない。
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれか一の態様において、被送り媒体を送る給送速度が速い第1モードと、給送速度が前記第1モードより遅い第2モードと、を有し、前記第1モードの場合、前記可変媒体案内部を前記突出する方向へ変位させることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、被送り媒体を送る給送速度が速い第1モードと、給送速度が前記第1モードより遅い第2モードと、を有し、前記第1モードの場合、前記可変媒体案内部を前記突出する方向へ変位させる。
ここで、一般に、給送速度が比較的速い場合、重送された被送り媒体は所謂、土手分離部としての前記第1分離部によって分離されやすい傾向にある。従って、前記第1モードの場合は、前記第2モードのときと比較して被送り媒体が前記第1分離部へ進入する角度が小さくてよい。そして、進入角度を小さくすることによって、前記第1分離部による被送り媒体の負担を軽減することができる。
本発明の第5の態様の記録装置は、載置された被記録媒体をピックアップして給送する給送部と、給送された被記録媒体を搬送方向下流側へ搬送する搬送部と、搬送された被記録媒体に対して記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、前記給送部は、上記第1から第4のいずれかの態様の前記給送装置を備えていることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、前記給送部は、上記第1から第4のいずれかの態様の前記給送装置を備えている。従って、前記記録装置において、上記第1から第4のいずれかの態様と同様の作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2に示すのは、「記録装置」或いは「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の内部におけるピックアップ時の動作を示す側面図である。尚、図1は、後述する持ち上げ部材が、退避姿勢である「持ち上げ無し状態」である。また、図2は、持ち上げ部材が、突出姿勢である「持ち上げ有り状態」である。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
またさらに、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
図1および図2に示す如く、プリンタ1は、給送部10と、搬送部70と、記録部80と、図示しない排出部とを備えている。このうち、給送部10は、ピックアップ部20と、予備分離部30と、本分離部40とを有している。ピックアップ部20は、カセット部14に載置された用紙Pをピックアップして送り方向下流側へ送ることができるように設けられている。
具体的には、駆動源の一例である給送用モータ91の動力によって駆動するピックアップローラ21と、ピックアップローラ21を保持しアーム軸23を支点に揺動するアーム部22とを有する。そして、図示しない付勢手段によって、ピックアップローラ21が用紙Pに接近する方向に付勢されている。また、図示しないピックアップ退避手段によってアーム部22が揺動し、ピックアップローラ21が載置された用紙Pから離間する方向へ移動することができるように設けられている。所謂、ピックアップレリース動作である。
また、予備分離部30は、所謂、土手分離を実行する土手分離部31を有する。作用については後述するものとする。また、送り方向Yにおいて、ピックアップローラ21の送り方向下流側、かつ、土手分離部31の送り方向上流側において、持ち上げ部材100が設けられている。詳しくは後述するが、持ち上げ部材100は、持ち上げ軸101を支点に揺動することができるように設けられている。
またさらに、本分離部40は、予備分離部30の送り方向下流側に設けられている。本分離部40は、所定の負荷によって回動する所謂、リタードローラ41を有している。リタードローラ41は、給送用モータ91の動力によって駆動する中間駆動ローラ50と対を成すように設けられている。そして、リタードローラ41は、揺動機構43(図8参照)によって、中間駆動ローラ50に対して接離移動可能に設けられている。具体的には、揺動機構43は、リタードローラ41をリタードホルダ42(図8参照)によって保持し、揺動軸46(図8参照)を支点に揺動するように構成されている。
そして、付勢ばね47(図8参照)の一端が基体部2と係合され、他端がリタードホルダ42の自由端側と係合されている。従って、リタードローラ41を中間駆動ローラ50に対して接近する方向へ付勢することができる。また、揺動機構43は、付勢ばね47の付勢力に抗してリタードローラ41を中間駆動ローラ50から離間移動させる手段として、離間用モータ92の動力によって駆動するカム部45を有している。カム部45は、リタードホルダ42の図示しない凸部と係合して溝カム機構を構成し、リタードホルダ42を介してリタードローラ41を中間駆動ローラ50に対して離間移動させることができるように設けられている。
また、土手分離部31とリタードローラ41との間には、従動回転する第1アシストローラ48が設けられている。そして、第1アシストローラ48は、土手分離部31を通過した用紙Pの先端を、リタードローラ41と中間駆動ローラ50とのニップ点Nにスムーズに案内することができるように設けられている。
またさらに、リタードローラ41と中間駆動ローラ50とのニップ点Nより送り方向下流側において、後述する用紙先端規制リブ60、60が設けられている。
さらに送り方向下流側には、基体部2に回動自在に保持され、中間駆動ローラ50と外接する第2アシストローラ51が設けられている。またさらに送り方向下流側には、第3アシストローラ52が回動自在に設けられている。
ここで、用紙Pの送り経路は、ピックアップ部20から搬送部70までU字型に形成されている。具体的には、U字型の外側から用紙Pを案内するU字型外側用紙案内部11と、内側から案内する内側用紙案内部12と、土手分離部31と、後述する巻き込み防止部13と、によってU字型の送り経路が構成されている。
従って、第1アシストローラ48〜第3アシストローラ52によって用紙Pと基体部2のU字型外側用紙案内部11との間に生じる摩擦抵抗を低減することができる。従って、さらに送り方向下流側である搬送部70へ用紙Pを滑らかに送ることができる。
搬送部70は、用紙Pを搬送する搬送ローラ対71を有する。搬送ローラ対71は、給送用モータ91の動力によって駆動する搬送駆動ローラ72と、従動回転する搬送従動ローラ73とを有する。このうち、搬送従動ローラ73は、従動ローラホルダ74によって回動自在に保持されている。
また、従動ローラホルダ74は、図示しない付勢手段によって搬送従動ローラ73を搬送駆動ローラ72に対して圧接させている。また、送り方向Yにおいて、搬送ローラ対71の上流側近傍には、用紙Pの有無を検出する用紙検出器75が設けられている。具体的には、用紙検出器75は、揺動可能な用紙検出レバー77と、センサ部76とを有している。そして、用紙検出レバー77の一端が用紙Pと当接することによって揺動し、用紙検出レバー77の他端がセンサ部76の図示しない発光部と受光部との間から離れることによって、ON状態になるように構成されている。
また、搬送部70は、送り方向下流側に設けられた記録部80へ用紙Pを搬送することができるように設けられている。
またさらに、記録部80は、用紙Pに対してインクを吐出して記録を実行する記録ヘッド82と、記録ヘッド82と対向し下方から用紙Pを支持するプラテン81とを有する。
その後、図示しない排出部の排出ローラによって、記録された用紙Pは、プリンタ1の前面の排出トレイ(図示せず)へ排出される。
続いて、より詳細な用紙送り動作について説明する。
図1に示す如く、カセット部14に載置されたピックアップローラ21に対して最上位の用紙P1をピックアップする際、制御部90は、アーム部22を揺動させピックアップローラ21を最上位の用紙P1と接触させる。そして、アーム用モータ93を駆動させることによって、ピックアップローラ21を図中における時計方向へ回動させる。
このとき、ピックアップローラ21は、図示しない付勢手段によって用紙Pに対して接近する方向へ付勢されている。従って、ピックアップローラ21と最上位の用紙P1との間に摩擦力が生じ、送り方向下流側へ送る力である送り力を発生させることができる。そして、該送り力によって、最上位の用紙P1は、送り方向下流側へ移動し始める。即ち、ピックアップされて下流側へ送られる。
尚、ピックアップローラ21と最上位の用紙P1との間の摩擦係数μ1、用紙Pと用紙Pとの間の摩擦係数μ2、基体部側のピックアップローラ21と対向する位置に設けられたパッド部15と用紙Pとの間の摩擦係数μ3とした場合、摩擦係数μ1>摩擦係数μ3>摩擦係数μ2の関係が成り立つように構成されている。従って、数枚の用紙Pが重なって送られる所謂、重送される虞を低減することができる。
また、ピックアップされる際、リタードローラ41は、中間駆動ローラ50に対して接近した状態である。
図2に示す如く、持ち上げ部材100は、持ち上げ軸101を支点に自由端が用紙Pに対して接近する方向へ揺動した状態である。本願において、前記自由端が送り経路に対して突出した該状態を「持ち上げ有り状態」という。
そして、持ち上げ部材100を「持ち上げ有り状態」にすると、カセット部14に載置された用紙Pの先端を、持ち上げ部材100の姿勢に倣って持ち上げることができる。
尚、持ち上げ部材100の動力源は、モータの動力、図示しないレバーを介してユーザによる手動であってもよい。また、持ち上げ部材100は、幅方向Xにおいて、土手分離部31と対向する範囲に設けられている。
図3に示すのは、「持ち上げ無し状態」における土手分離時の記録装置内部を示す拡大側面図である。また、図4に示すのは、「持ち上げ有り状態」における土手分離時の記録装置内部を示す拡大側面図である。
図3および図4に示す如く、ピックアップローラ21にピックアップされた用紙Pは、送り方向下流側へ送られる。そして、送られた用紙Pは、予備分離部30としての土手分離部31へ進入する。
ここで、ピックアップローラ21に対して最上位の用紙P1と次位以降の用紙P2との間の摩擦係数μ2およびピックアップローラ21を付勢する付勢力によって、次位以降の用紙P2にも送り力が発生する虞がある。
係る場合、ピックアップローラ21によって最上位の用紙P1だけでなく、次位以降の用紙P2も送り方向下流側へ送られる。
そこで、重送された次位以降の用紙P2を、最上位の用紙P1から分離するために、用紙Pの先端の姿勢が変位する角度で設けられた土手分離部31へ用紙Pを進入させる。そして、用紙Pの先端を土手分離部31に度当てることによって次位以降の用紙P2が停止するきっかけをつくる。さらに、最上位の用紙P1と、次位以降の用紙P2との間に隙間を設けることができる。従って、重送された次位以降の用紙P2を、最上位の用紙P1から分離することができる。
また、図4に示す「持ち上げ有り状態」にすることによって、用紙Pの先端が土手分離部31へ進入する角度である進入角θ2を、「持ち上げ無し状態」における進入角θ1と比較して小さくすることができる。
ここで、土手分離部31への「進入角」とは、土手分離部31の面に対して用紙Pの先端が進入する角度、即ち、土手分離面と用紙Pの先端とが成す角度をいう。
従って、最上位の用紙P1の先端は、容易に土手分離部31を乗越えることができる。その結果、最上位の用紙P1の先端が土手分離部31を乗越えることができずに給送不可となる所謂、ノンフィードを防止することができる。用紙Pのコシが比較的強い場合、用紙Pの先端は、土手分離部31を乗越えにくい傾向にある。係る場合に持ち上げ部材100を「持ち上げ有り状態」にすることによって、ノンフィードを防止することができる。
ここで、「持ち上げ有り状態」は、用紙Pの先端を2mm程度上方へ持ち上げるだけでノンフィードを防止することが可能である。即ち、「持ち上げ無し状態」でノンフィードが発生した場合、「持ち上げ有り状態」に切り替えて用紙Pの先端を2mm程度上方へ持ち上げるだけで、再びノンフィードが発生することを防止することができる。突発性のノンフィードが発生した場合に有効である。
また、給送速度が速い「普通紙モード」と、給送速度が「普通紙モード」より遅い「画質重視モード」とがある場合、「普通紙モード」のとき、持ち上げ部材100を「持ち上げ有り状態」にすることが望ましい。給送速度が速い場合、度当たったときの衝撃が大きく比較的土手分離部31による分離がされやすい傾向にあるため、θ2のように進入角が小さくても十分分離することができる。また、θ2のように進入角を小さくすることによって、土手分離部31に度当たる際の用紙Pの先端の負担を軽減することができる。
図5に示すのは、「持ち上げ無し状態」におけるリタード分離の動作を示す側面図である。また、図6に示すのは、「持ち上げ有り状態」におけるリタード分離の動作を示す側面図である。
図5および図6に示す如く、土手分離部31によって分離された用紙Pは、土手分離部31に案内されながら、ピックアップローラ21によってさらに送り方向下流側へ送られる。そして、用紙Pは、本分離部40であるリタードローラ41と中間駆動ローラ50とが外接するニップ点Nへ送られる。
ここで、図6に示す「持ち上げ有り状態」にした場合であっても、図5に示す「持ち上げ無し状態」と土手分離部31の面の姿勢は同じである。従って、土手分離部31を乗越えた用紙Pの先端が、本分離部40としてリタードローラ41と中間駆動ローラ50とが外接するニップ点Nへ進入する角度は同じである。即ち、図6に示す「持ち上げ有り状態」における本分離部40への用紙Pの進入角は、図5に示す「持ち上げ無し状態」における本分離部40への用紙Pの進入角と同じである。
その結果、後述するように、「持ち上げ有り状態」にした場合であっても、「持ち上げ無し状態」と同じ条件でリタード分離を実行することができる。
尚、本実施例において、予備分離部30はあくまでも予備的な分離手段であるため、本分離部40へは、数枚の用紙Pが重送される虞があるものとする。以下、数枚の用紙Pが重送されることを前提として説明する。
重送された用紙Pがニップ点Nへ送られると、中間駆動ローラ50に対して最上位の用紙P1のみが中間駆動ローラ50と直に接触する。また、次位以降の用紙P2の先端は、回動に所定の負荷を伴うリタードローラ41と接触する。
ここで、中間駆動ローラ50と最上位の用紙P1との間の摩擦係数μ4、用紙Pと用紙Pとの間の摩擦係数μ2、リタードローラ41と用紙Pとの間の摩擦係数μ5とした場合、摩擦係数μ4>摩擦係数μ2、摩擦係数μ5>摩擦係数μ2の関係が成り立つように構成されている。
従って、最上位の用紙P1に作用する送り力を次位以降の用紙P2に作用する送り力より大きくすることができる。
ここで、リタードローラ41の前記負荷は、次位以降の用紙P2に作用する送り力より大となるように構成されている。
従って、中間駆動ローラ50を図中における時計方向へ回動させることによって、最上位の用紙P1のみを送り方向下流側へ送ることができる。
より具体的には、次位以降の用紙P2の先端は、リタードローラ41の前記負荷によってニップ点Nで保持され、最上位の用紙P1と次位の用紙P2との間でスリップを発生させることができる。従って、最上位の用紙P1を、次位以降の用紙P2から分離して送り方向下流側へ送ることができる。そして、最上位の用紙P1の先端は、第2アシストローラ51を通過し、U字型外側用紙案内部11および内側用紙案内部12に案内されながら、第3アシストローラ52まで到達する。
図7に示すのは、本発明に係るプリンタ内部におけるリタード分離の動作を示す側面図である。また、図8に示すのは、図7の状態を拡大した様子を示す拡大側断面図である。
図7および図8に示す如く、中間駆動ローラ50に対して最上位の用紙P1が送り方向下流側へさらに送られると、最上位の用紙P1の先端が用紙検出器75によって検出される。具体的には、最上位の用紙P1の先端が、用紙検出レバー77の一端と当接し、用紙検出レバー77を揺動させる。このとき、用紙検出レバー77の他端は、センサ部76の発光部と受光部との間から外れるため、用紙検出器75はON状態となる。
これをトリガとして制御部90は、リタードローラ41を中間駆動ローラ50から離間移動させる。具体的には、離間用モータ92によってカム部45を回動させ、付勢ばね47の付勢力に抗してリタードホルダ42を中間駆動ローラ50に対して退避する方向へ揺動させる。
また、制御部90は、アーム用モータ93を駆動させアーム部22を、ピックアップローラ21がカセット部14に載置された用紙Pから退避する方向へアーム軸23を支点に揺動させる。
尚、リタードローラ41の離間移動を開始するタイミングは、中間駆動ローラ50およびピックアップローラ21が所定の回動量に達したときとしてもよい。
リタードローラ41が離間移動すると、最上位の用紙P1は、中間駆動ローラ50と第2アシストローラ51とによって送られる。
また、ピックアップローラ21が離間移動すると、次位以降の用紙P2には、直接的に中間駆動ローラ50およびピックアップローラ21から送り力の作用は及ばない。従って、リタードローラ41に先端が保持されていた次位以降の用紙P2は、自重によってカセット部14へ戻ろうとする。
ところが、中間駆動ローラ50によって送られている最上位の用紙である先行する用紙P1の後端と、リタードローラ41に先端が保持されていた次位以降の用紙である後続の用紙P2の先端とが接触する。従って、後続の用紙P2には、間接的に送り力が作用する。
そこで、U字型外側用紙案内部11における中間駆動ローラ50とリタードローラ41とのニップ点Nより送り方向下流側に、凸状の用紙先端規制リブ60、60が設けられている。また、用紙先端規制リブ60、60は、用紙Pの幅方向Xにおいて、リタードローラ41の両側近傍に設けられている。
そして、送り経路はU字型に曲がっているので、リタードローラ41が離間移動すると、次位以降の用紙である後続の用紙P2の先端は、U字型外側用紙案内部側へ変位する。
従って、用紙先端規制リブ60、60は、リタードローラ41が離間移動した後において、次位以降の用紙である後続の用紙P2の先端と当接して、送り方向下流側へ変位を規制することができる。
即ち、確実に後続の用紙P2が送り方向下流側へ送られることを防止することができる。その結果、後続の用紙P2が先行する用紙P1に連れられて送られる所謂、連れ給紙を防止することができる。連れ給紙は、後続の用紙P2と先行する用紙P1とが接触する面積が大きくなる特にサイズの大きい用紙Pを給送する場合に生じやすい。具体的には、A3サイズ以上のサイズにおいて生じやすい。言い換えると、A4サイズ以下であれば、前記接触する面積が小さいので連れ給紙が発生する虞が小さいからである。
このとき、ピックアップローラ21を離間移動させることによって、後続の用紙P2の撓み量を小さくすることができる。即ち、後続の用紙P2の姿勢をできるだけ真っ直ぐな姿勢にすることができる。従って、後続の用紙P2の先端を、積極的に用紙先端規制リブ60、60に突き当てるようにすることができる。
また、先行する用紙P1の後端は、後続の用紙P2の先端をU字型経路の外側であるU字型外側用紙案内部側へ押し出すように作用する。従って、後続の用紙P2の先端を、積極的に用紙先端規制リブ60、60に当接させることができる。
その結果、確実に連れ給紙を防止することができる。即ち、従来技術において設けられていた所謂、戻しレバーを設けることなく、連れ給紙を防止することができる。
また、従来技術より早いタイミングでリタードローラ41を離間移動させることができる。その結果、リタードローラ41の負荷による所謂、バックラッシを早いタイミングで低減させることができる。例えば、最上位の用紙P1の先端が第2アシストローラ51に到達したとき、リタードローラ41の離間移動を開始してもよい。
図9に示すのは、本発明に係るプリンタ内部におけるリタード分離の動作を示す側面図である。
図9に示す如く、図8の状態からさらに中間駆動ローラ50に対して最上位の用紙である先行する用紙P1が送り方向下流側へ送られると、先行する用紙P1の後端は、中間駆動ローラ50とリタードローラ41との間を通過する。
ここで、U字型経路の内側には巻き込み防止部13が設けられている。具体的には、送り方向Yにおける中間駆動ローラ50とリタードローラ41とのニップ点Nより送り方向上流側において、中間駆動ローラ50を覆うように設けられている。従って、巻き込み防止部13は、後続の用紙P2が中間駆動ローラ50と接触することを防止することができる。その結果、後続の用紙P2に対して直接的に中間駆動ローラ50が送り力を作用させる虞がない。
そして、先行する用紙P1の先端は、搬送ローラ対71にニップされる。その後、スキュー取りが実行され、先行する用紙P1は、搬送ローラ対71によって送り方向下流側へ搬送されながら、記録部80によって記録される。そして、図示しない排出部によってプリンタ1の前方の排出トレイ(図示せず)に排出される。
図10に示すのは、本発明において後続用紙をピックアップする様子を示す側面図である。また、図11に示すのは、図10の状態を拡大した様子を示す拡大側断面図である。
図10および図11に示す如く、先行する用紙P1が記録部80へ搬送された後、続けて用紙Pを給送することができる。具体的には、制御部90は、リタードローラ41を中間駆動ローラ50に接近移動させる。より具体的には、離間用モータ92によってカム部45を回動させ、付勢ばね47の付勢力によってリタードホルダ42を中間駆動ローラ50に対して接近する方向へ揺動させる。
また、制御部90は、アーム用モータ93を駆動させアーム部22を、ピックアップローラ21がカセット部14に載置された用紙Pに対して接近する方向へアーム軸23を支点に揺動させる。
このとき、用紙先端規制リブ60、60に保持された後続の用紙P2が、リタードローラ41の接近移動によって、中間駆動ローラ側へ変位する。そして、中間駆動ローラ50とリタードローラ41とによってニップされる。従って、後続の用紙P2の先端は、用紙先端規制リブ60、60による規制状態から解除された状態となる。該状態において、前述したように中間駆動ローラ50およびピックアップローラ21が図中における時計方向へ回動する。
このとき、用紙先端規制リブ60、60に保持された後続の用紙P2が一枚であれば、該一枚の用紙P2が送り方向下流側へ送られる。
また、用紙先端規制リブ60、60に保持された後続の用紙P2、P3…が複数枚であれば、前述したように摩擦係数μ4>摩擦係数μ2、摩擦係数μ5>摩擦係数μ2の関係が成り立つ。
従って、中間駆動ローラ50に対して最上位の用紙P2に作用する送り力を、次位以降の用紙P3に作用する送り力より大きくすることができる。即ち、リタードローラ41によって次位以降の用紙P3を分離し、最上位の用紙P2のみを送り方向下流側へ送ることができる。このとき、最上位の用紙P2の先端は、前述したようにリタードローラ41の接近移動によって中間駆動ローラ側へ変位したので、用紙先端規制リブ60、60に規制される虞はない。
本実施形態の給送装置としての給送部10は、載置された被送り媒体の一例である用紙Pをピックアップして送り方向下流側へ送るピックアップローラ21と、用紙Pの先端を突き当てることによりピックアップローラ21によって重送された用紙Pを分離可能な第1分離部としての土手分離部31と、送り方向Yにおいて土手分離部31より下流側に設けられ、重送された用紙Pを分離する第2分離部としての本分離部40と、送り方向Yにおいてピックアップローラ21と土手分離部31との間に設けられ、用紙PがU字型外側用紙案内部11、内側用紙案内部12、巻き込み防止部13および土手分離部31によって形成され案内される案内経路に突出する方向へ変位することによって案内される用紙Pの姿勢を変化させる可変媒体案内部である持ち上げ部材100と、を備えていることを特徴とする。
本実施形態において、第2分離部は、駆動源の一例である給送用モータ91の動力によって駆動する送り駆動ローラとしての中間駆動ローラ50と、回動に所定の負荷を伴い、中間駆動ローラ50と協働して先行する用紙P1を送り方向下流側へ送ると共に、重送された後続の用紙P2を先行する用紙P1から分離するリタードローラ41と、を有することを特徴とする。
本実施形態において、用紙Pのコシが強い第1被送り媒体の一例である「専用紙」の場合、持ち上げ部材100を前記突出する方向へ変位させ前記「持ち上げ有り状態」とし、用紙Pのコシが「専用紙」より弱い第2被送り媒体の一例である「普通紙」の場合、持ち上げ部材100を前記突出する方向へ変位させない前記「持ち上げ無し状態」とする構成であることを特徴とする。
本実施形態において、用紙Pを送る給送速度が速い第1モードの一例である「普通紙モード」と、給送速度が「普通紙モード」より遅い第2モードの一例である「画質重視モード」と、を有し、「普通紙モード」の場合、持ち上げ部材100を前記突出する方向へ変位させ前記「持ち上げ有り状態」とすることを特徴とする。
本実施形態の記録装置の一例であるプリンタ1は、載置された被記録媒体の一例である用紙Pをピックアップして給送する給送部10と、給送された用紙Pを搬送方向下流側へ搬送する搬送部70と、搬送された用紙Pに対して記録ヘッド82により記録を実行する記録部80と、を備えていることを特徴とする。
尚、上記実施例では、持ち上げ部材100を揺動させたが、揺動に限られるものではない。用紙の先端の姿勢を変えることができれば、スライドさせることも可能である。
また、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明のピックアップ時の記録装置内部を示す側面図(持ち上げ無し)。 本発明のピックアップ時の記録装置内部を示す側面図(持ち上げ有り)。 本発明の土手分離時の記録装置内部を示す拡大側面図(持ち上げ無し)。 本発明の土手分離時の記録装置内部を示す拡大側面図(持ち上げ有り)。 本発明のリタード進入時の記録装置内部を示す拡大側面図(持ち上げ無し)。 本発明のリタード進入時の記録装置内部を示す拡大側面図(持ち上げ有り)。 本発明のリタード分離中の記録装置内部を示す側面図(持ち上げ有り)。 図7の状態を拡大した様子を示す拡大側断面図。 本発明のリタード分離後の記録装置内部を示す側面図(持ち上げ有り)。 本発明のピックアップ時の記録装置内部を示す側面図(持ち上げ有り)。 図10の状態を拡大した様子を示す拡大側断面図。 従来技術における給送装置の内部を示す概略側面図。
符号の説明
1 プリンタ、2 基体部、10 給送部、11 U字型外側用紙案内部、
12 内側用紙案内部、13 巻き込み防止部、14 カセット部、15 パッド部、
20 ピックアップ部、21 ピックアップローラ、22 アーム部、23 アーム軸、
30 予備分離部、31 土手分離部、40 本分離部、41 リタードローラ、
42 リタードホルダ、43 揺動機構、45 カム部、46 揺動軸、
47 付勢ばね、48 第1アシストローラ、50 中間駆動ローラ、
51 第2アシストローラ、52 第3アシストローラ、60 用紙先端規制リブ
70 搬送部、71 搬送ローラ対、72 搬送駆動ローラ、73 搬送従動ローラ、
74 従動ローラホルダ、75 用紙検出器、76 センサ部、77 用紙検出レバー、
80 記録部、81 プラテン、82 記録ヘッド、90 制御部、
91 給送用モータ、92 離間用モータ、93 アーム用モータ、
100 持ち上げ部材、101 持ち上げ軸、200 (従来技術の)記録装置、
201 給送装置、202 ピックアップローラ、203 土手分離部、
203a 分離軸、204 リタードローラ、205 送り駆動ローラ、
206 案内経路部、207 ニップ点、208 用紙、N ニップ点、P 用紙、
P1 先行する用紙、P2 後続の用紙、X 幅方向、Y 送り方向

Claims (5)

  1. 載置された被送り媒体をピックアップして送り方向下流側へ送るピックアップローラと、
    被送り媒体の先端を突き当てることにより前記ピックアップローラによって重送された被送り媒体を分離可能な第1分離部と、
    送り方向において前記第1分離部より下流側に設けられ、重送された被送り媒体を分離する第2分離部と、
    送り方向において前記ピックアップローラと前記第1分離部との間に設けられ、被送り媒体が案内される案内経路に突出する方向へ変位することによって案内される被送り媒体の姿勢を変化させる可変媒体案内部と、を備える給送装置。
  2. 請求項1に記載の給送装置において、前記第2分離部は、駆動源の動力によって駆動する送り駆動ローラと、
    回動に所定の負荷を伴い、前記送り駆動ローラと協働して先行する被送り媒体を送り方向下流側へ送ると共に、重送された後続の被送り媒体を先行する被送り媒体から分離するリタードローラと、を有する給送装置。
  3. 請求項1または2に記載の給送装置において、被送り媒体のコシが強い第1被送り媒体の場合、前記可変媒体案内部を前記突出する方向へ変位させ、
    被送り媒体のコシが前記第1被送り媒体より弱い第2被送り媒体の場合、前記可変媒体案内部を前記突出する方向へ変位させない構成である給送装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の給送装置において、被送り媒体を送る給送速度が速い第1モードと、給送速度が前記第1モードより遅い第2モードと、を有し、
    前記第1モードの場合、前記可変媒体案内部を前記突出する方向へ変位させる給送装置。
  5. 載置された被記録媒体をピックアップして給送する給送部と、
    給送された被記録媒体を搬送方向下流側へ搬送する搬送部と、
    搬送された被記録媒体に対して記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、
    前記給送部は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載された前記給送装置を備える記録装置。
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JP2013116796A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Brother Industries Ltd 画像形成装置

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