JP2009286578A - 媒体送り装置、記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被送り媒体の搬送中において、搬送量を安定させることおよび被送り媒体の表面に傷の発生を低減することができる媒体送り装置を提供すること。
【解決手段】 媒体送り装置(3)は、駆動源(91)の動力によって駆動する送り駆動ローラ(50)と、従動回転する送り従動ローラ(51)とを有する送りローラ対53と、駆動源(91)の動力によって駆動する搬送駆動ローラ72と、従動回転する搬送従動ローラ73とを有する搬送ローラ対71と、駆動源(91)の動力を送り駆動ローラ(50)へ伝達する動力伝達接続状態および動力伝達を切断した切断状態を切り替え可能な動力伝達切り替え手段101と、を備え、該動力伝達切り替え手段101を、被送り媒体(P)の送り方向下流端である先端が搬送ローラ対71にニップされた後、前記切断状態に切り替えて、搬送ローラ対71によって被送り媒体(P)を搬送させることを特徴とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、駆動源の動力によって駆動する送り駆動ローラと、従動回転する送り従動ローラとを有し、被送り媒体を送り方向下流側へ送る送りローラ対と、該送りローラ対より送り方向下流側に配置され、前記駆動源の動力によって駆動する搬送駆動ローラと、従動回転する搬送従動ローラとを有し、前記送りローラ対によって送られた被送り媒体をさらに送り方向下流側へ搬送する搬送ローラ対と、を備えた媒体送り装置および該媒体送り装置を備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来では、特許文献1に示す如く、記録装置に設けられた媒体送り装置は、ピックアップローラと、送りローラ対と、搬送ローラ対と、を備えていた。このうち、前記ピックアップローラは、載置された被送り媒体をピックアップし送り方向下流側へ送ることができるように設けられていた。また、前記送りローラ対は、駆動源の動力によって駆動する送り駆動ローラと、従動回転する送り従動ローラとを有し、前記ピックアップローラによって送られた被送り媒体をさらに送り方向下流側へ送ることができるように設けられていた。またさらに、前記搬送ローラ対は、前記駆動源の動力によって駆動する搬送駆動ローラと、従動回転する搬送従動ローラとを有し、前記送りローラ対によって送られた被送り媒体をさらに送り方向下流側へ搬送することができるように設けられていた。
図14に示すのは、従来技術における記録装置内部の概略を示す側面図である。
図14に示す如く、従来の記録装置200に設けられた送り装置201は、ピックアップローラ202と、案内経路部206と、送りローラ対203と、搬送ローラ対207と、を備えていた。ピックアップローラ202は、載置された被送り媒体の一例である用紙211をピックアップし送り方向下流側へ送ることができるように設けられていた。また、送りローラ対203は、駆動源の動力によって駆動する送り駆動ローラ204と、従動回転する送り従動ローラ205とを有していた。そして、ピックアップローラ202によって送られた用紙211をさらに送り方向下流側へ給送することができるように設けられていた。またさらに、搬送ローラ対207は、前記駆動源の動力によって駆動する搬送駆動ローラ208と、従動回転する搬送従動ローラ209とを有していた。そして、送りローラ対203によって送られた用紙211をさらに送り方向下流側の記録部210へ搬送することができるように設けられていた。
また、用紙211の先端が搬送ローラ対207にニップされた後、即ち、給送完了後は、送り従動ローラ205を送り駆動ローラ204から離間移動させるように設けられていた。従って、搬送ローラ対207による搬送中において、送りローラ対203による所謂、バックテンションを低減させることができた。
特許第3351509号公報
しかしながら、送り従動ローラ205の前記離間移動によって用紙211の後端の姿勢が変化する。さらに、このとき案内経路部206が側視曲がっていれば用紙211の後端の姿勢が急激に変化する所謂、弾き現象が生じる虞がある。具体的には鎖線に示す用紙211の状態から実線で示す用紙211の状態に変化する虞がある。そして、用紙211が搬送駆動ローラ208に対して巻き付く所謂、巻き付き量が急激に変化する虞がある。従って、用紙211の搬送量が急激に変化する虞が生じる。
また、用紙211の姿勢が変化することによって、用紙211の剛性による膨らみにより案内経路部206と強く擦れる虞がある。従って、用紙211の記録面(送り従動ローラ205と対向する面)に傷が生じる虞もある。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、被送り媒体の搬送中において、搬送量を安定させることおよび被送り媒体の表面に傷の発生を低減することができる媒体送り装置および該媒体送り装置を備えた記録装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の媒体送り装置は、駆動源の動力によって駆動する送り駆動ローラと、従動回転する送り従動ローラとを有し、被送り媒体を送り方向下流側へ送る送りローラ対と、該送りローラ対より送り方向下流側に配置され、前記駆動源の動力によって駆動する搬送駆動ローラと、従動回転する搬送従動ローラとを有し、前記送りローラ対によって送られた被送り媒体をさらに送り方向下流側へ搬送する搬送ローラ対と、前記駆動源の動力を前記送り駆動ローラへ伝達する動力伝達接続状態および動力伝達を切断した切断状態を切り替え可能な動力伝達切り替え手段と、を備え、該動力伝達切り替え手段を、被送り媒体の送り方向下流端である先端が前記搬送ローラ対にニップされた後、前記切断状態に切り替えて、前記搬送ローラ対によって被送り媒体を搬送させることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記媒体送り装置は、前記動力伝達切り替え手段を備えている。従って、被送り媒体の送り方向下流端である先端が前記搬送ローラ対にニップされた後、前記切断状態に切り替えることができる。そして、前記搬送ローラ対が被送り媒体を搬送する際、前記搬送駆動ローラの駆動力によって送り方向下流側へ搬送することができる。即ち、被送り媒体が搬送される際、前記送り駆動ローラは、被送り媒体の搬送移動に従動回転する。従って、被送り媒体が搬送される際、被送り媒体の姿勢を変えずに所謂、バックテンションを低減することができる。また、被送り媒体の姿勢が変化しないので、被送り媒体が前記搬送駆動ローラに対して巻き付く所謂、巻き付き量が急激に変化することを防止することができる。その結果、搬送量が急激に変化する虞がない。即ち、単位時間当りの搬送量を安定させることができる。
また、前記送り従動ローラが前記送り駆動ローラに対して離間移動しない構成である。従って、該離間移動の際に被送り媒体の剛性によって被送り媒体が膨らみ、被送り媒体と案内経路とが擦れることによる傷が発生する虞がない。さらに、前記離間移動しないので、従来技術のような離間移動させる機構を必要としない。その分、小型化することができる。また、コストダウンすることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記駆動源の動力を前記送り駆動ローラへ伝達する動力伝達手段としてのギア輪列を有し、該ギア輪列上に設けられた前記動力伝達切り替え手段は、前記動力伝達接続状態のときの姿勢と、前記切断状態のときの姿勢とを有し、前記駆動源の正転駆動によって前記動力伝達接続状態のときの姿勢へ揺動可能であり、前記駆動源の逆転駆動によって前記切断状態のときの姿勢へ揺動可能である遊星ギア機構と、前記切断状態のときの前記遊星機構の姿勢を保持するロック手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記ギア輪列に設けられた前記動力伝達切り替え手段は、前記遊星ギア機構と、前記ロック手段と、を備えている。従って、前記切断状態に切り替えるための専用の動力源を必要としない。即ち、前記動力伝達切り替え手段は、前記送り駆動ローラおよび前記搬送駆動ローラの前記駆動源の動力を利用して、前記動力伝達接続状態および前記切断状態を切り替えることができる。
また、前記ロック手段によって、前記搬送駆動ローラのみを正転駆動させることができる。これに伴って、前記送り駆動ローラへの動力伝達は切断した状態にすると共に、前記送り駆動ローラが従動回転する状態にすることができる。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様において、被送り媒体の送り方向下流端である先端が前記搬送ローラ対にニップされた後、前記動力伝達切り替え手段を、前記切断状態に切り替えて、前記駆動源を逆転駆動させ、前記搬送駆動ローラが逆転駆動することにより被送り媒体の先端を送り方向上流側へ逆搬送させ、該先端を前記搬送ローラ対のニップから外し、前記駆動源を正転駆動に切り替えた際、前記動力伝達切り替え手段を、前記動力伝達接続状態に切り替えて、前記送り駆動ローラおよび前記搬送駆動ローラを正転駆動させ、被送り媒体の先端を送り方向下流側へ送り、該先端を前記搬送ローラ対にニップさせた後、前記動力伝達切り替え手段を、前記切断状態に切り替えて、前記搬送ローラ対によって被送り媒体を搬送させることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第1または第2の態様と同様の作用効果に加え、被送り媒体の送り方向下流端である先端が前記搬送ローラ対にニップされた後、前記動力伝達切り替え手段を、前記切断状態に切り替えて、前記駆動源を逆転駆動させ、前記搬送駆動ローラが逆転駆動することにより被送り媒体の先端を送り方向上流側へ逆搬送させ、該先端を前記搬送ローラ対のニップから外し、前記駆動源を正転駆動に切り替えた際、前記動力伝達切り替え手段を、前記動力伝達接続状態に切り替えて、前記送り駆動ローラおよび前記搬送駆動ローラを正転駆動させ、被送り媒体の先端を送り方向下流側へ送り、該先端を前記搬送ローラ対にニップさせた後、前記動力伝達切り替え手段を、前記切断状態に切り替えて、前記搬送ローラ対によって被送り媒体を搬送させる。即ち、所謂、食い付き吐き出し方式によるスキュー取りを実行した後に、前記動力伝達切り替え手段を、前記切断状態に切り替える。係る場合、スキュー取りの実行と、搬送量の安定化の両立を図ることができ有効である。
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれか一の態様において、前記搬送ローラ対によって被送り媒体を搬送させる際、前記動力伝達切り替え手段を前記切断状態に切り替えるか否かを、被送り媒体の種類によって選択する構成であることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記搬送ローラ対によって被送り媒体を搬送させる際、前記動力伝達切り替え手段を前記切断状態に切り替えるか否かを、被送り媒体の種類によって選択する構成である。従って、特定の被送り媒体のみが搬送精度が低下する虞がない。即ち、特定の被送り媒体に対しても搬送精度を確保することができる。
本発明の第5の態様は、第4の態様において、被送り媒体と前記送り駆動ローラとの間の第1摩擦力と、被送り媒体と前記搬送駆動ローラとの間の第2摩擦力との関係において、該第2摩擦力が前記第1摩擦力より大である場合、前記搬送ローラ対によって被送り媒体を搬送させる際、前記動力伝達切り替え手段を前記切断状態に切り替えることを選択し、前記第2摩擦力が前記第1摩擦力より小である場合、前記搬送ローラ対によって被送り媒体を搬送させる際、前記動力伝達切り替え手段を前記切断状態に切り替えないことを選択する構成であることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、第4の態様と同様の作用効果に加え、被送り媒体と前記送り駆動ローラとの間の第1摩擦力と、被送り媒体と前記搬送駆動ローラとの間の第2摩擦力との関係において、該第2摩擦力が前記第1摩擦力より大である場合、前記搬送ローラ対によって被送り媒体を搬送させる際、前記動力伝達切り替え手段を前記切断状態に切り替えることを選択し、前記第2摩擦力が前記第1摩擦力より小である場合、前記搬送ローラ対によって被送り媒体を搬送させる際、前記動力伝達切り替え手段を前記切断状態に切り替えないことを選択する構成である。従って、前記第2摩擦力が前記第1摩擦力より小となる関係を有する被送り媒体の場合、前記送り駆動ローラが主となって搬送を実行することができる。その結果、前記第2摩擦力が前記第1摩擦力より小となる関係を有する被送り媒体に対しても搬送精度を確保することができる。
本発明の第6の態様は、第1から第5のいずれか一の態様において、被送り媒体を前記搬送ローラ対まで案内する媒体案内経路部を有し、該媒体案内経路部によって形成される送り経路は、側視曲がって形成されていることを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、第1から第5のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、被送り媒体を前記搬送ローラ対まで案内する媒体案内経路部を有し、該媒体案内経路部によって形成される送り経路は、側視曲がって形成されている。係る場合、前記巻き付き量が急激に変化する虞および前記傷が発生する虞があるので、特に有効である。
本発明の第7の態様の記録装置は、載置された被記録媒体をピックアップして送り方向下流側へ送る給送搬送部と、搬送された被記録媒体に対して記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、前記給送搬送部は、上記第1から第6のいずれかの態様の前記媒体送り装置を備えていることを特徴とする。
本発明の第7の態様によれば、前記給送搬送部は、上記第1から第6のいずれかの態様の前記媒体送り装置を備えている。従って、前記記録装置において、上記第1から第6のいずれかの態様と同様の作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、「記録装置」或いは「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の内部におけるピックアップ時の動作を示す側面図である。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
またさらに、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
図1に示す如く、プリンタ1は、用紙Pを送る送り装置としての送り部3と記録部80と、図示しない排出部とを備えている。このうち、送り部3は、給送部10と、搬送部70と、を有する。また、給送部10は、ピックアップ部20と、予備分離部30と、本分離部40とを有している。ピックアップ部20は、カセット部14に載置された用紙Pをピックアップして送り方向下流側へ送ることができるように設けられている。
具体的には、駆動源の一例である搬送用モータ91の動力によって駆動するピックアップローラ21と、ピックアップローラ21を保持しアーム軸23を支点に揺動するアーム部22とを有する。そして、図示しない付勢手段によって、ピックアップローラ21が用紙Pに接近する方向に付勢されている。また、図示しないピックアップ退避手段によってアーム部22が揺動し、ピックアップローラ21が載置された用紙Pから離間する方向へ移動することができるように設けられている。所謂、ピックアップレリース動作である。
また、予備分離部30は、所謂、土手分離を実行する土手分離部31を有する。作用については後述するものとする。
またさらに、本分離部40は、予備分離部30の送り方向下流側に設けられている。本分離部40は、所定の負荷によって回動する所謂、リタードローラ41を有している。リタードローラ41は、搬送用モータ91の動力によって駆動する中間駆動ローラ50と対を成すように設けられている。そして、リタードローラ41は、揺動機構43(図5参照)によって、中間駆動ローラ50に対して接離移動可能に設けられている。具体的には、揺動機構43は、リタードローラ41をリタードホルダ42(図5参照)によって保持し、揺動軸46(図5参照)を支点に揺動するように構成されている。
そして、付勢ばね47(図5参照)の一端が基体部2と係合され、他端がリタードホルダ42の自由端側と係合されている。従って、リタードローラ41を中間駆動ローラ50に対して接近する方向へ付勢することができる。また、揺動機構43は、付勢ばね47の付勢力に抗してリタードローラ41を中間駆動ローラ50から離間移動させる手段として、離間用モータ92の動力によって駆動するカム部45を有している。カム部45は、リタードホルダ42の図示しない凸部と係合して溝カム機構を構成し、リタードホルダ42を介してリタードローラ41を中間駆動ローラ50に対して離間移動させることができるように設けられている。
また、土手分離部31とリタードローラ41との間には、従動回転する第1アシストローラ48が設けられている。そして、第1アシストローラ48は、土手分離部31を通過した用紙Pの先端を、リタードローラ41と中間駆動ローラ50とのニップ点Nにスムーズに案内することができるように設けられている。
またさらに、リタードローラ41と中間駆動ローラ50とのニップ点Nより送り方向下流側において、後述する用紙先端規制リブ60、60が設けられている。
さらに送り方向下流側には、基体部2に回動自在に保持され、中間駆動ローラ50と外接する第2アシストローラ51が設けられている。またさらに送り方向下流側には、第3アシストローラ52が回動自在に設けられている。
ここで、用紙Pの送り経路は、ピックアップ部20から搬送部70までU字型に形成されている。具体的には、U字型の外側から用紙Pを案内するU字型外側用紙案内部11と、内側から案内する内側用紙案内部12と、土手分離部31と、後述する巻き込み防止部13と、によってU字型の送り経路が構成されている。
そして、第1アシストローラ48〜第3アシストローラ52によって用紙Pと基体部2のU字型外側用紙案内部11との間に生じる摩擦抵抗を低減することができる。従って、さらに送り方向下流側である搬送部70へ用紙Pを滑らかに送ることができる。
搬送部70は、用紙Pを搬送する搬送ローラ対71を有する。搬送ローラ対71は、搬送用モータ91の動力によって駆動する搬送駆動ローラ72と、従動回転する搬送従動ローラ73とを有する。このうち、搬送従動ローラ73は、従動ローラホルダ74によって回動自在に保持されている。
また、従動ローラホルダ74は、図示しない付勢手段によって搬送従動ローラ73を搬送駆動ローラ72に対して圧接させている。また、送り方向Yにおいて、搬送ローラ対71の上流側近傍には、用紙Pの有無を検出する用紙検出器75が設けられている。具体的には、用紙検出器75は、揺動可能な用紙検出レバー77と、センサ部76とを有している。そして、用紙検出レバー77の一端が用紙Pと当接することによって揺動し、用紙検出レバー77の他端がセンサ部76の図示しない発光部と受光部との間から離れることによって、ON状態になるように構成されている。
また、搬送部70は、送り方向下流側に設けられた記録部80へ用紙Pを搬送することができるように設けられている。
またさらに、記録部80は、用紙Pに対してインクを吐出して記録を実行する記録ヘッド82と、記録ヘッド82と対向し下方から用紙Pを支持するプラテン81とを有する。
その後、図示しない排出部の排出ローラによって、記録された用紙Pは、プリンタ1の前面の排出トレイ(図示せず)へ排出される。
続いて、より詳細な用紙送り動作について説明する。
図1に示す如く、カセット部14に載置されたピックアップローラ21に対して最上位の用紙P1をピックアップする際、制御部90は、アーム部22を揺動させピックアップローラ21を最上位の用紙P1と接触させる。そして、アーム用モータ93を駆動させることによって、ピックアップローラ21を図中における時計方向へ回動させる。
このとき、ピックアップローラ21は、図示しない付勢手段によって用紙Pに対して接近する方向へ付勢されている。従って、ピックアップローラ21と最上位の用紙P1との間に摩擦力が生じ、送り方向下流側へ送る力である送り力を発生させることができる。そして、該送り力によって、最上位の用紙P1は、送り方向下流側へ移動し始める。即ち、ピックアップされて下流側へ送られる。
尚、ピックアップローラ21と最上位の用紙P1との間の摩擦係数μ1、用紙Pと用紙Pとの間の摩擦係数μ2、基体部側のピックアップローラ21と対向する位置に設けられたパッド部15と用紙Pとの間の摩擦係数μ3とした場合、摩擦係数μ1>摩擦係数μ3>摩擦係数μ2の関係が成り立つように構成されている。従って、数枚の用紙Pが重なって送られる所謂、重送される虞を低減することができる。
また、ピックアップされる際、リタードローラ41は、中間駆動ローラ50に対して接近した状態である。
図2に示すのは、本発明に係るプリンタ内部における土手分離時の動作を示す側面図である。
図2に示す如く、ピックアップローラ21にピックアップされた用紙Pは、送り方向下流側へ送られる。そして、送られた用紙Pは、予備分離部30としての土手分離部31へ進入する。
ここで、ピックアップローラ21に対して最上位の用紙P1と次位以降の用紙P2との間の摩擦係数μ2およびピックアップローラ21を付勢する付勢力によって、次位以降の用紙P2にも送り力が発生する虞がある。
係る場合、ピックアップローラ21によって最上位の用紙P1だけでなく、次位以降の用紙P2も送り方向下流側へ送られる。
そこで、重送された次位以降の用紙P2を、最上位の用紙P1から分離するために、用紙Pの先端の姿勢が変位する角度で設けられた土手分離部31へ用紙Pを進入させる。そして、用紙Pの先端を土手分離部31に度当てることによって次位以降の用紙P2が停止するきっかけをつくる。さらに、最上位の用紙P1と、次位以降の用紙P2との間に隙間を設けることができる。従って、重送された次位以降の用紙P2を、最上位の用紙P1から分離することができる。
図3に示すのは、本発明に係るプリンタ内部におけるリタード分離の動作を示す側面図である。
図3に示す如く、土手分離部31によって分離された用紙Pは、ピックアップローラ21によってさらに送り方向下流側へ送られる。そして、用紙Pは、本分離部40であるリタードローラ41と中間駆動ローラ50とが外接するニップ点Nへ送られる。
尚、本実施例において、予備分離部30はあくまでも予備的な分離手段であるため、本分離部40へは、数枚の用紙Pが重送される虞があるものとする。以下、数枚の用紙Pが重送されることを前提として説明する。
重送された用紙Pがニップ点Nへ送られると、中間駆動ローラ50に対して最上位の用紙P1のみが中間駆動ローラ50と直に接触する。また、次位以降の用紙P2の先端は、回動に所定の負荷を伴うリタードローラ41と接触する。
ここで、中間駆動ローラ50と最上位の用紙P1との間の摩擦係数μ4、用紙Pと用紙Pとの間の摩擦係数μ2、リタードローラ41と用紙Pとの間の摩擦係数μ5とした場合、摩擦係数μ4>摩擦係数μ2、摩擦係数μ5>摩擦係数μ2の関係が成り立つように構成されている。
従って、最上位の用紙P1に作用する送り力を次位以降の用紙P2に作用する送り力より大きくすることができる。
ここで、リタードローラ41の前記負荷は、次位以降の用紙P2に作用する送り力より大となるように構成されている。
従って、中間駆動ローラ50を図中における時計方向へ回動させることによって、最上位の用紙P1のみを送り方向下流側へ送ることができる。
より具体的には、次位以降の用紙P2の先端は、リタードローラ41の前記負荷によってニップ点Nで保持され、最上位の用紙P1と次位の用紙P2との間でスリップを発生させることができる。従って、最上位の用紙P1を、次位以降の用紙P2から分離して送り方向下流側へ送ることができる。そして、最上位の用紙P1の先端は、第2アシストローラ51を通過し、U字型外側用紙案内部11および内側用紙案内部12に案内されながら、第3アシストローラ52まで到達する。
図4に示すのは、本発明に係るプリンタ内部におけるリタード分離の動作を示す側面図である。また、図5に示すのは、図4の状態を拡大した様子を示す拡大側断面図である。
図4および図5に示す如く、中間駆動ローラ50に対して最上位の用紙P1が送り方向下流側へさらに送られると、最上位の用紙P1の先端が用紙検出器75によって検出される。具体的には、最上位の用紙P1の先端が、用紙検出レバー77の一端と当接し、用紙検出レバー77を揺動させる。このとき、用紙検出レバー77の他端は、センサ部76の発光部と受光部との間から外れるため、用紙検出器75はON状態となる。
これをトリガとして制御部90は、リタードローラ41を中間駆動ローラ50から離間移動させる。具体的には、離間用モータ92によってカム部45を回動させ、付勢ばね47の付勢力に抗してリタードホルダ42を中間駆動ローラ50に対して退避する方向へ揺動させる。
また、制御部90は、アーム用モータ93を駆動させアーム部22を、ピックアップローラ21がカセット部14に載置された用紙Pから退避する方向へアーム軸23を支点に揺動させる。
尚、リタードローラ41の離間移動を開始するタイミングは、中間駆動ローラ50およびピックアップローラ21が所定の回動量に達したときとしてもよい。
リタードローラ41が離間移動すると、最上位の用紙P1は、送りローラ対53である中間駆動ローラ50と第2アシストローラ51とによって送られる。
また、ピックアップローラ21が離間移動すると、次位以降の用紙P2には、直接的に中間駆動ローラ50およびピックアップローラ21から送り力の作用は及ばない。従って、リタードローラ41に先端が保持されていた次位以降の用紙P2は、自重によってカセット部14へ戻ろうとする。
ところが、中間駆動ローラ50によって送られている最上位の用紙である先行する用紙P1の後端と、リタードローラ41に先端が保持されていた次位以降の用紙である後続の用紙P2の先端とが接触する。従って、後続の用紙P2には、間接的に送り力が作用する。
そこで、U字型外側用紙案内部11における中間駆動ローラ50とリタードローラ41とのニップ点Nより送り方向下流側に、凸状の用紙先端規制リブ60、60が設けられている。また、用紙先端規制リブ60、60は、用紙Pの幅方向Xにおいて、リタードローラ41の両側近傍に設けられている。
そして、送り経路はU字型に曲がっているので、リタードローラ41が離間移動すると、次位以降の用紙である後続の用紙P2の先端は、U字型外側用紙案内部側へ変位する。
従って、用紙先端規制リブ60、60は、リタードローラ41が離間移動した後において、次位以降の用紙である後続の用紙P2の先端と当接して、送り方向下流側へ変位を規制することができる。
即ち、確実に後続の用紙P2が送り方向下流側へ送られることを防止することができる。その結果、後続の用紙P2が先行する用紙P1に連れられて送られる所謂、連れ給紙を防止することができる。連れ給紙は、後続の用紙P2と先行する用紙P1とが接触する面積が大きくなる特にサイズの大きい用紙Pを給送する場合に生じやすい。具体的には、A3サイズ以上のサイズにおいて生じやすい。言い換えると、A4サイズ以下であれば、前記接触する面積が小さいので連れ給紙が発生する虞が小さいからである。
このとき、ピックアップローラ21を離間移動させることによって、後続の用紙P2の撓み量を小さくすることができる。即ち、後続の用紙P2の姿勢をできるだけ真っ直ぐな姿勢にすることができる。従って、後続の用紙P2の先端を、積極的に用紙先端規制リブ60、60に突き当てるようにすることができる。
また、先行する用紙P1の後端は、後続の用紙P2の先端をU字型経路の外側であるU字型外側用紙案内部側へ押し出すように作用する。従って、後続の用紙P2の先端を、積極的に用紙先端規制リブ60、60に当接させることができる。
その結果、確実に連れ給紙を防止することができる。即ち、従来技術において設けられていた所謂、戻しレバーを設けることなく、連れ給紙を防止することができる。
また、従来技術より早いタイミングでリタードローラ41を離間移動させることができる。その結果、リタードローラ41の負荷による所謂、バックラッシを早いタイミングで低減させることができる。例えば、最上位の用紙P1の先端が第2アシストローラ51に到達したとき、リタードローラ41の離間移動を開始してもよい。
図6に示すのは、本発明におけるスキュー取りの際の初期食い付き動作を示す側面図である。
図6に示す如く、先行する用紙P1は、図4および図5の状態からさらに送り方向下流側へ送られる。そして、先行する用紙P1の先端は、搬送ローラ対71にニップされた状態となる。所謂、食い付き状態である。
ここで、搬送用モータ91の動力は、搬送駆動ローラ72へ伝達され、動力伝達手段100によってさらに搬送駆動ローラ72から中間駆動ローラ50へ伝達されるように構成されている。また、動力伝達手段100は、動力伝達の接続状態および切断状態を切り替える動力伝達切り替え手段101を有する。動力伝達切り替え手段101は、遊星ギア機構として後述する第4ギア105、遊星ギア106、複合ギア108および遊星ホルダ107を有している。尚、動作については後述するものとする。
動力伝達手段100は、ギア輪列として第1ギア102、第2ギア103、第3ギア104、第4ギア105、遊星ギア106、複合ギア108および第7ギア111を有する。このうち、第1ギア102は、搬送駆動ローラ72と同軸上に設けられ、搬送駆動ローラ72と一体に回転するように設けられている。また、第2ギア103は、第1ギア102と外接し第1ギア102から動力を受けて回転するように設けられている。またさらに、第3ギア104は、第2ギア103と外接し第2ギア103から動力を受けて回転するように設けられている。
また、第4ギア105は、第3ギア104と外接し第3ギア104から動力を受けて回転するように設けられている。またさらに、遊星ギア106は、第4ギア105と外接し第4ギア105から動力を受けて回転するように設けられている。さらに、遊星ギア106は、遊星ホルダ107に回動自在に保持されている。ここで、遊星ホルダ107は、第4ギア105の回転軸を支点に揺動可能に設けられている。従って、遊星ギア106は、第4ギア105の周囲を移動することができる。その結果、遊星ギア106は、複合ギア108に対して接離移動することができる。
また、複合ギア108は、同心である大径の第5ギア109と小径の第6ギア110とを一体に有する。このうち、第5ギア109は、接近した遊星ギア106と外接し遊星ギア106から動力を受けて第6ギア110と一体に回転することができるように設けられている。またさらに、第7ギア111は、中間駆動ローラ50と同軸上に設けられ、中間駆動ローラ50と一体に回転するように設けられている。さらに、第7ギア111は、第6ギア110と外接し第6ギア110から動力を受けて回転することができるように設けられている。従って、遊星ギア106が第5ギア109と外接している場合、中間駆動ローラ50は、搬送駆動ローラ72の回動と共に回動することができる。
より具体的には、搬送駆動ローラ72が図中の時計方向へ正転駆動すると、第1ギア102も時計方向へ回動する。従って、第2ギア103は反時計方向へ回動し、第3ギア104は時計方向へ回動する。そして、第4ギア105は反時計方向へ回動する。このとき、遊星ギア106には、第4ギア105の反時計方向への回動によって、第5ギア109へ接近移動させる力が作用する。
従って、遊星ギア106は第5ギア109と外接した状態となる。このとき、第4ギア105は前述したように反時計方向へ回動しているので、遊星ギア106は時計方向へ回動する。従って、複合ギア108である第5ギア109および第6ギア110は反時計方向へ回動し、第7ギア111は時計方向へ回動する。その結果、中間駆動ローラ50は、搬送駆動ローラ72と同様に時計方向へ正転駆動することができる。
図7に示すのは、本発明におけるスキュー取りの際の吐き出し動作を示す側面図である。
図7に示す如く、図6の食い付き状態になった後、搬送駆動ローラ72を反時計方向へ逆転駆動させる。そして、搬送ローラ対71によってニップされた先行する用紙P1の先端を送り方向上流側へ逆搬送し、先行する用紙P1の先端が搬送ローラ対71のニップから外れるまで逆転駆動させる。所謂、吐き出し動作である。
このとき、搬送駆動ローラ72は反時計方向へ逆転駆動するが、動力伝達手段100が動力切断状態となるので、中間駆動ローラ50は停止した状態となる。具体的には、第1ギア102が反時計方向へ回動することにより、第4ギア105は時計方向へ回動する。このとき、遊星ギア106には、第4ギア105の時計方向への回動によって、第5ギア109から離間移動させる力が作用する。
従って、遊星ギア106と第5ギア109との間において、動力伝達は切断された状態となる。その結果、中間駆動ローラ50へ動力が伝達されない状態となる。このとき、中間駆動ローラ50は、従動回転可能な所謂、フリーな状態である。
また、このとき、先行する用紙P1の後端は、後続の用紙P2の先端と接触している。従って、先行する用紙P1と後続の用紙P2との間において摩擦抵抗力が生じる。その結果、搬送駆動ローラ72は反時計方向へ逆転駆動させた際、中間駆動ローラ50は略停止した状態を保持することができる。
よって、送り方向Yにおける中間駆動ローラ50と、搬送ローラ対71との間において、先行する用紙P1を撓ませることができる。このとき、用紙P(P1)の先端は、用紙P(P1)の撓みによって、搬送ローラ対71のニップラインに倣うことができる。即ち、用紙P(P1)の先端の姿勢は、ニップラインに対して傾いていない状態である。
尚、用紙P(P1)の撓みが大きい場合、用紙P(P1)の撓み力が、先行する用紙P1と後続の用紙P2との間の前記摩擦抵抗力に抗して、従動回転可能な中間駆動ローラ50を反時計方向へ回動させることができる。その結果、用紙P(P1)の撓み量を適度な量にすることができる。
図8に示すのは、本発明におけるスキュー取りの際の再食い付き動作を示す側面図である。
図8に示す如く、図7の吐き出し動作の後、再び搬送駆動ローラ72を時計方向へ正転駆動させる。そして、搬送ローラ対71のニップラインに倣った先行する用紙P1の先端は、搬送ローラ対71に再びニップされた状態となる。所謂、再食い付き状態であり、スキュー取りされた状態である。即ち、用紙P(P1)の先端は、搬送ローラ対71のニップラインに対して傾いていない状態で搬送ローラ対71によってニップされた状態である。
このとき、搬送駆動ローラ72は時計方向へ正転駆動し、動力伝達手段100が動力接続状態となるので、中間駆動ローラ50も時計方向へ正転駆動する。具体的には、第1ギア102が時計方向へ回動することにより、第4ギア105は反時計方向へ回動する。このとき、遊星ギア106には、第4ギア105の反時計方向への回動によって、第5ギア109へ接近移動させる力が作用する。
従って、遊星ギア106と第5ギア109との間において、動力伝達は接続された状態となる。そして、中間駆動ローラ50を時計方向へ正転駆動させることができる。
その結果、先行する用紙P1に対して送り力を発生させることができる。そして、先行する用紙P1の先端を、確実に搬送ローラ対71にニップさせることができる。
以上の動作が、用紙P(P1)を搬送ローラ対71まで給送する給送動作およびスキュー取り動作である。
図9に示すのは、本発明におけるスキュー取りの後の動力切断動作を示す側面図である。
図9に示す如く、図8のスキュー取り後の状態から動力伝達手段100の動力伝達を動力切断状態に切り替え、ロック手段120によって動力切断状態を保持する。
具体的には、先ず、搬送駆動ローラ72を反時計方向へ僅かに逆転駆動させる。このときの逆転駆動量は、用紙P(P1)の先端が搬送ローラ対71のニップから外れない程度である。
そして、第1ギア102が反時計方向へ回動することにより、第4ギア105は時計方向へ回動する。このとき、遊星ギア106には、前述したように第4ギア105の時計方向への回動によって、第5ギア109から離間移動させる力が作用する。従って、遊星ギア106と第5ギア109との間において、動力伝達は切断された状態となる。その結果、中間駆動ローラ50へ動力が伝達されない状態となる。このとき、中間駆動ローラ50は、従動回転可能な所謂、フリーな状態である。
次に、記録ヘッド82を有し用紙P(P1)の幅方向Xへ移動可能なキャリッジ83の移動により、ロック手段120を作用させ、動力伝達手段100の動力切断状態を保持する。以下、動力切断ロック状態という。より具体的には、キャリッジ83が、図示しないレバーを介してカンヌキ部121を移動させる。そして、カンヌキ部121が、遊星ホルダ107の姿勢を図9に示す姿勢で保持するように構成されている。
ここで、専用の動力源を設けてロック手段120を作用させるように構成してもよいのは勿論である。
尚、用紙P(P1)の種類によって、ロック手段120を作用させて中間駆動ローラ50をフリーにするか、正転駆動させるかを選択してもよい。特定の種類の用紙P(P1)では、中間駆動ローラ50を正転駆動させた方が搬送精度を向上させることができるからである。
ここで、「特定の種類の用紙」とは、用紙Pと中間駆動ローラ50との間の第1摩擦力と、用紙Pと搬送駆動ローラ72との間の第2摩擦力との関係において、前記第1摩擦力が前記第2摩擦力より大となる関係の用紙Pをいう。
係る場合、前記フリーにするか正転駆動させるかの選択は、プリンタ1の設定において用紙Pの種類が選択された際、制御部90が選択するように構成するのは言うまでもない。
図10に示すのは、本発明におけるスキュー取りの後の頭出し動作を示す側面図である。
図10に示す如く、図9の動力切断ロック状態から搬送駆動ローラ72を時計方向へ正転駆動させる。そして、搬送ローラ対71によって、用紙P(P1)を記録開始位置まで搬送する。所謂、頭出し動作である。このとき、動力伝達手段100は、ロック手段120によって動力切断ロック状態が保持されている。従って、中間駆動ローラ50には動力が伝達されていない状態、かつ、中間駆動ローラ50は従動回転可能なフリーな状態である。その結果、搬送ローラ対71に搬送される用紙P(P1)の搬送に従って、中間駆動ローラ50は従動回転することができる。
このとき、用紙P(P1)の後端側は、従動回転する中間駆動ローラ50および第2アシストローラ51にニップされている。従って、用紙P(P1)の後端側の姿勢を安定させて送り方向下流側へ送ることができる。即ち、従来技術において第2アシストローラ51に相当する従動ローラを駆動ローラから離間移動させたことによる姿勢の急激な変化が生じる虞がない。さらに、該姿勢の急激な変化による用紙の搬送駆動ローラ72に対する巻き付き量が、急激に変化する虞がない。その結果、搬送ローラ対71による用紙P(P1)の搬送を精度良く安定させることができる。また、用紙P(P1)の後端側の姿勢を安定させることにより、用紙P(P1)における記録ヘッド82と対向する記録面に、U字型外側用紙案内部11と擦れることによる傷を低減することができる。
図11に示すのは、本発明に係るプリンタ内部における頭出し動作後を示す側面図である。
図11に示す如く、図10の状態からさらに中間駆動ローラ50に対して最上位の用紙である先行する用紙P1が送り方向下流側へ送られると、先行する用紙P1の先端は、記録ヘッド82と対向する。また、先行する用紙P1の後端は、中間駆動ローラ50とリタードローラ41との間を通過する。
ここで、U字型経路の内側には巻き込み防止部13が設けられている。具体的には、送り方向Yにおける中間駆動ローラ50とリタードローラ41とのニップ点Nより送り方向上流側において、中間駆動ローラ50を覆うように設けられている。従って、巻き込み防止部13は、後続の用紙P2が中間駆動ローラ50と接触することを防止することができる。その結果、後続の用紙P2に対して直接的に中間駆動ローラ50が送り力を作用させる虞がない。
そして、先行する用紙P1は、搬送ローラ対71によって送り方向下流側へ搬送されながら、記録部80によって記録される。そして、図示しない排出部によってプリンタ1の前方の排出トレイ(図示せず)に排出される。
図12に示すのは、本発明において後続用紙をピックアップする様子を示す側面図である。また、図13に示すのは、図12の状態を拡大した様子を示す拡大側断面図である。
図12および図13に示す如く、先行する用紙P1が記録部80へ搬送された後、続けて用紙Pを給送することができる。具体的には、制御部90は、リタードローラ41を中間駆動ローラ50に接近移動させる。より具体的には、離間用モータ92によってカム部45を回動させ、付勢ばね47の付勢力によってリタードホルダ42を中間駆動ローラ50に対して接近する方向へ揺動させる。
さらに、前述したロック手段120による動力切断ロック状態を解除する。具体的には、カンヌキ部121(図9および図10参照)を移動させ遊星ホルダ107の姿勢規制を解除する。従って、動力伝達手段100を動力接続状態に切り替えて、中間駆動ローラ50を正転駆動させることができる。
また、制御部90は、アーム用モータ93を駆動させアーム部22を、ピックアップローラ21がカセット部14に載置された用紙Pに対して接近する方向へアーム軸23を支点に揺動させる。
このとき、用紙先端規制リブ60、60に保持された後続の用紙P2が、リタードローラ41の接近移動によって、中間駆動ローラ側へ変位する。そして、中間駆動ローラ50とリタードローラ41とによってニップされる。従って、後続の用紙P2の先端は、用紙先端規制リブ60、60による規制状態から解除された状態となる。該状態において、前述したように中間駆動ローラ50およびピックアップローラ21が図中における時計方向へ回動する。
このとき、用紙先端規制リブ60、60に保持された後続の用紙P2が一枚であれば、該一枚の用紙P2が送り方向下流側へ送られる。
また、用紙先端規制リブ60、60に保持された後続の用紙P2、P3…が複数枚であれば、前述したように摩擦係数μ4>摩擦係数μ2、摩擦係数μ5>摩擦係数μ2の関係が成り立つ。
従って、中間駆動ローラ50に対して最上位の用紙P2に作用する送り力を、次位以降の用紙P3に作用する送り力より大きくすることができる。即ち、リタードローラ41によって次位以降の用紙P3を分離し、最上位の用紙P2のみを送り方向下流側へ送ることができる。このとき、最上位の用紙P2の先端は、前述したようにリタードローラ41の接近移動によって中間駆動ローラ側へ変位したので、用紙先端規制リブ60、60に規制される虞はない。
本実施形態の媒体送り装置としての送り部3は、駆動源の一例である搬送用モータ91の動力によって駆動する送り駆動ローラとしての中間駆動ローラ50と、従動回転する送り従動ローラとしての第2アシストローラ51とを有し、被送り媒体の一例である用紙Pを送り方向下流側へ送る送りローラ対53と、送りローラ対53より送り方向下流側に配置され、搬送用モータ91の動力によって駆動する搬送駆動ローラ72と、従動回転する搬送従動ローラ73とを有し、送りローラ対53によって送られた用紙Pをさらに送り方向下流側へ搬送する搬送ローラ対71と、搬送用モータ91の動力を中間駆動ローラ50へ伝達する動力伝達接続状態および動力伝達を切断した切断状態を切り替え可能な動力伝達切り替え手段101と、を備え、動力伝達切り替え手段101を、用紙Pの送り方向下流端である先端が搬送ローラ対71にニップされた後、前記切断状態に切り替えて、搬送ローラ対71によって用紙Pを搬送させることを特徴とする。
また、本実施形態において、搬送用モータ91の動力を中間駆動ローラ50へ伝達する動力伝達手段100としてのギア輪列である第1ギア102〜第7ギア111を有し、第1ギア102〜第7ギア111の動力伝達経路上に設けられた動力伝達切り替え手段101は、前記動力伝達接続状態のときの姿勢(図8参照)と、前記切断状態のときの姿勢(図9参照)とを有し、搬送用モータ91の正転駆動によって前記動力伝達接続状態のときの姿勢へ揺動可能であり、搬送用モータ91の逆転駆動によって前記切断状態のときの姿勢へ揺動可能である遊星ギア機構としての遊星ギア106および遊星ホルダ107と、前記切断状態のときの遊星ギア106および遊星ホルダ107の姿勢を保持するロック手段120と、を備えていることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、用紙Pの送り方向下流端である先端が搬送ローラ対71にニップされた後、動力伝達切り替え手段101を、前記切断状態に切り替えて、搬送用モータ91を逆転駆動させ、搬送駆動ローラ72が逆転駆動することにより用紙Pの先端を送り方向上流側へ逆搬送させ、該先端を搬送ローラ対71のニップから外し、搬送用モータ91を正転駆動に切り替えた際、動力伝達切り替え手段101を、前記動力伝達接続状態に切り替えて、中間駆動ローラ50および搬送駆動ローラ72を正転駆動させ、用紙Pの先端を送り方向下流側へ送り、該先端を搬送ローラ対71にニップさせた後、動力伝達切り替え手段101を、前記切断状態に切り替えて、搬送ローラ対71によって用紙Pを搬送させることを特徴とする。
また、本実施形態において、搬送ローラ対71によって用紙Pを搬送させる際、動力伝達切り替え手段101を前記切断状態に切り替えるか否かを、用紙Pの種類によって選択する構成であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、用紙Pと中間駆動ローラ50との間の第1摩擦力と、用紙Pと搬送駆動ローラ72との間の第2摩擦力との関係において、該第2摩擦力が前記第1摩擦力より大である場合、搬送ローラ対71によって用紙Pを搬送させる際、動力伝達切り替え手段101を前記切断状態に切り替えることを選択し、前記第2摩擦力が前記第1摩擦力より小である場合、搬送ローラ対71によって用紙Pを搬送させる際、動力伝達切り替え手段101を前記切断状態に切り替えないことを選択する構成であることを特徴とする。
また、本実施形態において、用紙Pを搬送ローラ対まで案内する媒体案内経路部としてのU字型外側用紙案内部11、内側用紙案内部12および巻き込み防止部13を有し、U字型外側用紙案内部11、内側用紙案内部12および巻き込み防止部13によって形成される送り経路は、側視曲がって形成されていることを特徴とする。
本実施形態の記録装置の一例であるプリンタ1は、載置された被記録媒体の一例である用紙Pをピックアップして送り方向下流側へ送る給送搬送部としての送り部3と、搬送された用紙Pに対して記録ヘッド82により記録を実行する記録部80と、を備えていることを特徴とする。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係るプリンタ内部におけるピックアップ時の動作を示す側面図。 本発明に係るプリンタ内部における土手分離時の動作を示す側面図。 本発明に係るプリンタ内部におけるリタード分離の動作を示す側面図。 本発明に係るプリンタ内部におけるリタード分離の動作を示す側面図。 図4の状態を拡大した様子を示す拡大側断面図。 本発明におけるスキュー取りの際の初期食い付き動作を示す側面図。 本発明におけるスキュー取りの際の吐き出し動作を示す側面図。 本発明におけるスキュー取りの際の再食い付き動作を示す側面図。 本発明におけるスキュー取りの後の動力切断動作を示す側面図。 本発明におけるスキュー取りの後の頭出し動作を示す側面図。 本発明に係るプリンタ内部におけるリタード分離の動作を示す側面図。 本発明において後続用紙をピックアップする様子を示す側面図。 図12の状態を拡大した様子を示す拡大側断面図。 従来技術における記録装置内部の概略を示す側面図。
符号の説明
1 プリンタ、2 基体部、3 送り部、10 給送部、11 U字型外側用紙案内部、
12 内側用紙案内部、13 巻き込み防止部、14 カセット部、15 パッド部、
20 ピックアップ部、21 ピックアップローラ、22 アーム部、23 アーム軸、
30 予備分離部、31 土手分離部、40 本分離部、41 リタードローラ、
42 リタードホルダ、43 揺動機構、45 カム部、46 揺動軸、
47 付勢ばね、48 第1アシストローラ、50 中間駆動ローラ、
51 第2アシストローラ、52 第3アシストローラ、53 送りローラ対、
60 用紙先端規制リブ70 搬送部、71 搬送ローラ対、72 搬送駆動ローラ、
73 搬送従動ローラ、74 従動ローラホルダ、75 用紙検出器、76 センサ部、
77 用紙検出レバー、80 記録部、81 プラテン、82 記録ヘッド、
83 キャリッジ、90 制御部、91 搬送用モータ、92 離間用モータ、
93 アーム用モータ、100 動力伝達手段、101 動力伝達切り替え手段、
102 第1ギア、103 第2ギア、104 第3ギア、105 第4ギア、
106 遊星ギア、107 遊星ホルダ、108 複合ギア、109 第5ギア、
110 第6ギア、111 第7ギア、120 ロック手段、121 カンヌキ部、
200 (従来技術の)記録装置、201 送り装置、202 ピックアップローラ、
203 送りローラ対、204 送り駆動ローラ、205 送り従動ローラ、
206 案内経路部、207 搬送ローラ対、208 搬送駆動ローラ、
209 搬送従動ローラ、210 記録部、211 用紙、N ニップ点、P 用紙、
P1 先行する用紙、P2 後続の用紙、X 幅方向、Y 送り方向

Claims (7)

  1. 駆動源の動力によって駆動する送り駆動ローラと、従動回転する送り従動ローラとを有し、被送り媒体を送り方向下流側へ送る送りローラ対と、
    該送りローラ対より送り方向下流側に配置され、前記駆動源の動力によって駆動する搬送駆動ローラと、従動回転する搬送従動ローラとを有し、前記送りローラ対によって送られた被送り媒体をさらに送り方向下流側へ搬送する搬送ローラ対と、
    前記駆動源の動力を前記送り駆動ローラへ伝達する動力伝達接続状態および動力伝達を切断した切断状態を切り替え可能な動力伝達切り替え手段と、を備え、
    該動力伝達切り替え手段を、被送り媒体の送り方向下流端である先端が前記搬送ローラ対にニップされた後、前記切断状態に切り替えて、前記搬送ローラ対によって被送り媒体を搬送させる媒体送り装置。
  2. 請求項1に記載の媒体送り装置において、前記駆動源の動力を前記送り駆動ローラへ伝達する動力伝達手段としてのギア輪列を有し、該ギア輪列上に設けられた前記動力伝達切り替え手段は、
    前記動力伝達接続状態のときの姿勢と、前記切断状態のときの姿勢とを有し、前記駆動源の正転駆動によって前記動力伝達接続状態のときの姿勢へ揺動可能であり、前記駆動源の逆転駆動によって前記切断状態のときの姿勢へ揺動可能である遊星ギア機構と、
    前記切断状態のときの前記遊星機構の姿勢を保持するロック手段と、を備える媒体送り装置。
  3. 請求項1または2に記載の媒体送り装置において、被送り媒体の送り方向下流端である先端が前記搬送ローラ対にニップされた後、前記動力伝達切り替え手段を、前記切断状態に切り替えて、
    前記駆動源を逆転駆動させ、前記搬送駆動ローラが逆転駆動することにより被送り媒体の先端を送り方向上流側へ逆搬送させ、該先端を前記搬送ローラ対のニップから外し、
    前記駆動源を正転駆動に切り替えた際、前記動力伝達切り替え手段を、前記動力伝達接続状態に切り替えて、前記送り駆動ローラおよび前記搬送駆動ローラを正転駆動させ、
    被送り媒体の先端を送り方向下流側へ送り、該先端を前記搬送ローラ対にニップさせた後、前記動力伝達切り替え手段を、前記切断状態に切り替えて、前記搬送ローラ対によって被送り媒体を搬送させる媒体送り装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の媒体送り装置において、前記搬送ローラ対によって被送り媒体を搬送させる際、前記動力伝達切り替え手段を前記切断状態に切り替えるか否かを、被送り媒体の種類によって選択する構成である媒体送り装置。
  5. 請求項4に記載の媒体送り装置において、被送り媒体と前記送り駆動ローラとの間の第1摩擦力と、被送り媒体と前記搬送駆動ローラとの間の第2摩擦力との関係において、
    該第2摩擦力が前記第1摩擦力より大である場合、前記搬送ローラ対によって被送り媒体を搬送させる際、前記動力伝達切り替え手段を前記切断状態に切り替えることを選択し、
    前記第2摩擦力が前記第1摩擦力より小である場合、前記搬送ローラ対によって被送り媒体を搬送させる際、前記動力伝達切り替え手段を前記切断状態に切り替えないことを選択する構成である媒体送り装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の媒体送り装置において、被送り媒体を前記搬送ローラ対まで案内する媒体案内経路部を有し、該媒体案内経路部によって形成される送り経路は、側視曲がって形成されている媒体送り装置。
  7. 載置された被記録媒体をピックアップして送り方向下流側へ送る給送搬送部と、
    搬送された被記録媒体に対して記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、
    前記給送搬送部は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載された前記媒体送り装置を備える記録装置。
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