JP2010070337A - 記録装置 - Google Patents

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JP2010070337A JP2008240987A JP2008240987A JP2010070337A JP 2010070337 A JP2010070337 A JP 2010070337A JP 2008240987 A JP2008240987 A JP 2008240987A JP 2008240987 A JP2008240987 A JP 2008240987A JP 2010070337 A JP2010070337 A JP 2010070337A
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Abstract

【課題】コシの強い被記録媒体であっても鉛直方向下方に延設された姿勢の排出スタッカに安定して載置することができる記録装置を提供すること。
【解決手段】記録装置1は、排出駆動ローラ32aの軸を支点に揺動可能であって、前記排出駆動ローラ32aより鉛直方向上方の位置である第1位置と、前記排出駆動ローラ32aより送り方向下流側の位置である第2位置とを有する排出従動ローラ32bと、排出スタッカ35と、を備え、該排出スタッカ35が鉛直方向下方に延設された姿勢の場合であって、所定の被記録媒体Pの記録実行後において、被記録媒体Pの後端が、被記録媒体Pに記録を実行する記録ヘッド22を通過したとき、前記排出従動ローラ32bが前記第1位置から前記第2位置へ揺動する構成であることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録された被記録媒体を送り方向下流側へ送る排出駆動ローラと、該排出駆動ローラに従動回転する排出従動ローラと、鉛直方向下方に延設された姿勢を取ることができ、記録され排出された被記録媒体を載置する排出スタッカと、を備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来では、特許文献1に示す如く、記録装置は、記録部と、排出部とを有していた。このうち、前記記録部は、用紙に対してインクを吐出して記録を実行することができるように設けられていた。また、前記排出部は、排出ローラ対を有し、記録された用紙を排出することができるように設けられていた。
図7に示すのは、従来技術における記録装置の一例である。
図7に示す如く、従来技術における記録装置80の記録部は、キャリッジ81と、記録ヘッド82と、プラテン83と、を有していた。このうち、キャリッジ81は、用紙88、89の幅方向へ移動可能に設けられていた。
ここで、符号88はコシの弱い用紙である。また、符号89はコシの強い用紙である。
また、記録ヘッド82は、キャリッジ81の下方に設けられ、用紙88、89に対してインクを吐出することができるように構成されていた。またさらに、プラテン83は、鉛直方向下方から用紙88、89を支持し、用紙88、89と記録ヘッド82との間の距離を所定の距離に保つことができるように設けられていた。
また、記録装置80の排出部は、排出ローラ対84と、排出スタッカ87と、を有していた。このうち、排出ローラ対84は、排出駆動ローラ85と、排出駆動ローラ85の周方向に変位しない排出従動ローラ86と、を有していた。また、排出スタッカ87は、記録装置80の前方(図7における左側)に延びた姿勢である前方ポジション、および鉛直方向下方に延びた姿勢である下方ポジションの複数のポジションを切替え可能に設けられていた。尚、図7に示すのは、下方ポジションである。
鎖線で示す普通紙のように比較的コシが弱い用紙88の場合、排出ローラ対84によって排出される用紙88の先端側の自重により、用紙88の先端側が下方へ垂れ下がるように撓む。従って、用紙88の先端側は、下方ポジションの排出スタッカ87に接近することができる。そして、用紙88の後端が排出ローラ対84を通過すると、用紙88は自重により排出スタッカ87に落下する。言い換えると、排出スタッカ87に載置される。
特開2003−95512号公報
しかしながら、実線で示す所謂、専用紙(厚紙)のように比較的コシが強い用紙89の場合、排出ローラ対84によって排出される用紙89の先端側が自重によって垂れ下がる量が普通紙の場合と比較して小さい。即ち、撓む量が小さい。そして、排出スタッカ87が下方ポジションにも拘わらず排出される用紙89は前方へ進む。そのため、コシの強い用紙89は排出スタッカ87より前方に落下し、コシの強い用紙89を排出スタッカ87に載置することができない虞がある。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、コシの強い被記録媒体であっても鉛直方向下方に延設された姿勢の排出スタッカに安定して載置することができる記録装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の記録装置は、記録された被記録媒体を送り方向下流側へ送る排出駆動ローラと、該排出駆動ローラに従動回転し、前記排出駆動ローラの軸を支点に揺動可能であって、前記排出駆動ローラより鉛直方向上方の位置である第1位置と、前記排出駆動ローラより送り方向下流側の位置である第2位置とを有する排出従動ローラと、鉛直方向下方に延設された姿勢を取ることができ、記録され排出された被記録媒体を載置する排出スタッカと、を備え、該排出スタッカが鉛直方向下方に延設された姿勢の場合であって、所定の被記録媒体の記録実行後において、被記録媒体の後端が、被記録媒体に記録を実行する記録ヘッドを通過したとき、前記排出従動ローラが前記第1位置から前記第2位置へ揺動する構成であることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記記録装置は、前記排出スタッカが鉛直方向下方に延設された姿勢の場合であって、所定の被記録媒体の記録実行後において、被記録媒体の後端が、被記録媒体に記録を実行する記録ヘッドを通過したとき、前記排出従動ローラが前記第1位置から前記第2位置へ揺動する構成である。
ここで、被記録媒体のコシが強い所定の被記録媒体の場合を考える。「コシ」とは被記録媒体の弾力性をいう。
前記排出従動ローラが前記第1位置から前記第2位置へ揺動することにより、前記排出駆動ローラおよび前記排出従動ローラにおける被記録媒体との接線方向を略鉛直方向へ傾けることができる。従って、前記排出駆動ローラおよび前記排出従動ローラにニップされたコシの強い被記録媒体の姿勢を略鉛直方向へ傾けることができる。即ち、被記録媒体全体の姿勢を略水平方向から略鉛直方向へ傾けることができる。その結果、被記録媒体の送り方向下流側である先端側を、鉛直方向下方に延設された姿勢の前記排出スタッカに案内することができる。そして、被記録媒体を前記排出スタッカに載置することができる。
また、前記排出従動ローラが前記第1位置から前記第2位置へ揺動することにより、被記録媒体の後端側に無理な力が作用しない。即ち、被記録媒体の先端側の自重によって、後端側の前記排出駆動ローラおよび前記排出従動ローラにニップされた近傍が屈曲する虞を低減することができる。その結果、被記録媒体に屈曲した痕が生じる虞を低減することができる。
またさらに、被記録媒体の姿勢を傾けて被記録媒体の先端を前記排出スタッカに接近させた後に、被記録媒体の後端が前記排出駆動ローラおよび前記排出従動ローラによるニップから開放されるように構成することができる。従って、被記録媒体が前記排出スタッカに案内された際の、被記録媒体の先端のダメージを低減することができる。即ち、被記録媒体が落ちて前記排出スタッカに載置される際、被記録媒体の先端が前記排出スタッカに当たるときの衝撃を低減することできる。その結果、被記録媒体の先端のダメージを低減することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記排出従動ローラを回動自在に保持すると共に該排出従動ローラと一体に揺動する従動ローラホルダと、動力を前記従動ローラホルダへ伝達し該従動ローラホルダを揺動させる動力伝達手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記記録装置は、前記従動ローラホルダと、前記動力伝達手段と、を有する。従って、前記排出従動ローラを揺動させることができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記動力伝達手段は、摩擦部材を有し、該摩擦部材によって生じる摩擦により前記排出駆動ローラの動力を前記従動ローラホルダへ伝達する構成であることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第2の態様と同様の作用効果に加え、前記動力伝達手段は、摩擦部材を有し、該摩擦部材によって生じる摩擦により前記排出駆動ローラの動力を前記従動ローラホルダへ伝達する構成である。従って、容易に前記動力伝達手段を構成することができる。
また、被記録媒体を前記排出スタッカへ案内し、被記録媒体の後端が前記排出駆動ローラおよび前記排出従動ローラによるニップから開放された後は、前記排出駆動ローラを逆転させることにより前記排出従動ローラを元の前記第1位置へ戻すことができる。
またさらに、前記排出駆動ローラの動力を利用して前記従動ローラホルダを揺動することができる。即ち、前記従動ローラホルダを揺動させるために、専用のモータを設ける必要がない。
本発明の第4の態様は、第1の態様において、前記排出従動ローラを回動自在に保持すると共に該排出従動ローラと一体に揺動する従動ローラホルダと、前記排出従動ローラの前記第2位置から前記第1位置へ前記従動ローラホルダを付勢する付勢手段と、を備え、前記所定の被記録媒体の自重が、前記付勢手段の付勢力に抗して前記排出従動ローラを前記第1位置から前記第2位置へ揺動させる構成であることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記記録装置は、前記所定の被記録媒体の自重が、前記付勢手段の付勢力に抗して前記排出従動ローラを前記第1位置から前記第2位置へ揺動させる構成である。従って、前記排出従動ローラを揺動させるために、専用のモータを設ける必要がない。
また、被記録媒体を前記排出スタッカへ案内し、被記録媒体の後端が前記排出駆動ローラおよび前記排出従動ローラによるニップから開放された後は、前記付勢手段の付勢力により前記排出従動ローラを前記第2位置から元の前記第1位置へ戻すことができる。
本発明の第5の態様は、第2から第4のいずれか一の態様において、前記排出従動ローラが前記第1位置の状態における前記従動ローラホルダの姿勢をロックするロック機構を備え、被記録媒体の後端が前記通過したとき、前記ロック機構のロックが解除される構成であることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、第2から第4のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記記録装置は、前記ロック機構を備え、被記録媒体の後端が前記通過したとき、前記ロック機構のロックが解除される構成である。従って、前記揺動を開始するタイミングを正確にすることができる。その結果、該開始するタイミングが早すぎることによる被記録媒体の後端側が前記記録ヘッドのヘッド面と接触する所謂、ヘッド擦れが生じる虞がない。また、前記開始するタイミングが遅すぎることによる被記録媒体の後端が前記排出駆動ローラおよび前記排出従動ローラによるニップから開放された後に、前記揺動が開始する虞がない。即ち、被記録媒体の姿勢を傾けることができない虞がない。
本発明の第6の態様は、第1から第5のいずれか一の態様において、送り方向において、被記録媒体の後端が、前記記録ヘッドを通過したことを検出する検出手段を備えていることを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、第1から第5のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記検出手段を備えている。従って、被記録媒体の後端が、前記記録ヘッドを通過したことを検出することができる。その結果、前記排出従動ローラが前記第1位置から前記第2位置への揺動を開始するタイミングをより正確にすることができる。
本発明の第7の態様は、第1から第6のいずれか一の態様において、前記排出従動ローラより送り方向下流側に設けられ、前記排出駆動ローラおよび前記第1位置の前記排出従動ローラによって排出される被記録媒体を鉛直方向下方から支持する被記録媒体支持部を備え、該被記録媒体支持部は、前記排出従動ローラが前記第1位置から前記第2位置へ揺動するとき、該排出従動ローラと一体に揺動し、前記排出スタッカに接近する構成であることを特徴とする。
本発明の第7の態様によれば、第1から第6のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記記録装置は、前記被記録媒体支持部を備えている。従って、前記被記録媒体支持部は、被記録媒体における前記排出駆動ローラおよび前記排出従動ローラにニップされた箇所の送り方向下流側近傍を支えながら、被記録媒体の姿勢を傾けることができる。その結果、被記録媒体における前記排出駆動ローラおよび前記排出従動ローラにニップされた箇所の近傍が、屈曲する虞を低減することができる。
また、被記録媒体における前記排出駆動ローラおよび前記排出従動ローラにニップされた箇所より送り方向上流側の姿勢をも安定させることができる。その結果、前記排出従動ローラが前記揺動を開始する前において、被記録媒体の後端側が前記記録ヘッドのヘッド面と接触するヘッド擦れの虞を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本発明に係る液体噴射装置の一例である記録装置の記録時における内部を示す概略側面図である。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
またさらに、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
図1に示す如く、記録装置1は、筐体2に覆われている。そして、筐体2の内部には、給送部(図示せず)、搬送部10、記録部20、および排出部30が設けられている。このうち、給送部は、「被記録材」としての用紙Pを記録装置1の外部から内部へ給送することができるように設けられている。尚、用紙Pが予め筐体2の内部にセットされる構成であってもよい。
また、搬送部10は、給送された用紙Pを送り方向下流の記録部20へ搬送することができるように設けられている。具体的には、搬送部10は、搬送ローラ対11を有する。搬送ローラ対11が用紙Pをニップしながら用紙Pを送るように構成されている。
またさらに、記録部20は、用紙Pに対してインクを吐出して記録を実行することができるように設けられている。具体的には、記録部20は、キャリッジ21と、記録ヘッド22と、プラテン24と、用紙センサ23と、を有している。このうち、キャリッジ21は、用紙Pの幅方向Xに移動することができるように設けられている。また、記録ヘッド22は、キャリッジ21の下方に設けられ、インクを吐出することできるように構成されている。
またさらに、プラテン24は、記録ヘッド22と対向する位置において用紙Pの下方から支持し、記録ヘッド22と用紙Pとの間の距離を所定の距離に保つことができるように設けられている。また、用紙センサ23は、非接触型の光学センサであり、用紙Pに対して光りを当ててその反射率の高低差により、用紙Pの有無を検出することができるように設けられている。本実施例では、用紙センサ23は、記録ヘッド22より搬送方向下流側に設けられている。
また、排出部30は、記録された用紙Pを筐体2の外側の排出スタッカ35へ排出するように設けられている。具体的には、排出部30は、第1排出ローラ対32と、第2排出ローラ対33と、基体部31と、従動ローラホルダ34と、排出スタッカ35と、ロック機構36と、動力伝達手段37でもある摩擦発生手段38と、を有する。このうち、第1排出ローラ対32は、第1排出駆動ローラ32aと、第1排出従動ローラ32bとによって構成されている。
同様に、第2排出ローラ対33は、第2排出駆動ローラ33aと、第2排出従動ローラ33bとによって構成されると共に、第1排出ローラ対32より搬送方向上流側に配設されている。また、基体部31は、プラテン24と一体に形成され、第1排出駆動ローラ32aおよび第2排出駆動ローラ33aを回動可能に保持している。またさらに、従動ローラホルダ34は、第1排出従動ローラ32bおよび第2排出従動ローラ33bを回動自在に保持するように設けられている。さらに、従動ローラホルダ34は、第1排出駆動ローラ32aの回転軸を支点に揺動可能に設けられている。
本実施形態において、図1に示す第1排出従動ローラ32bの位置が第1位置である。
また、排出スタッカ35は、第1排出ローラ対32および第2排出ローラ対33によって排出された用紙Pを載置することができるように設けられている。さらに、排出スタッカ35は、筐体2に沿って閉じた収納ポジション、前方(図1における左側)へ延びた姿勢で用紙Pを受け止める前方ポジション、および下方へ延びた姿勢で用紙Pを受け止める下方ポジションの複数のポジションを有している。図1に示すのは、下方ポジションである。空間の制限により前方ポジションにできない場合、用紙サイズが比較的大きい場合に下方ポジションは有効である。
またさらに、ロック機構36は、基体部31に対する従動ローラホルダ34の姿勢をロックまたはロック解除することができるように構成されている。具体的には、一方の従動ローラホルダ34側に係合部36aが設けられ、他方の基体部31側に係合部36aと係合する移動可能な被係合部36bが設けられている。そして、図示しない制御部によって被係合部36bが退避移動し、被係合部36bと係合部36aとの係合を解除することができるように構成されている。即ち、ロック解除することができる。
尚、係合するとき、言い換えると、ロックするときは、後述するように従動ローラホルダ34が図2に示す姿勢から図1に示す姿勢に戻ったとき、係合部36aが被係合部36bを傾斜面で押圧しながら係合し、ロック状態となるように構成されている。
また、動力伝達手段37でもある摩擦発生手段38は、第1排出駆動ローラ32aと従動ローラホルダ34との間に設けられ、摩擦力を発生させることにより、第1排出駆動ローラ32aの回動力を従動ローラホルダ34へ伝達するように構成されている。
摩擦発生手段38の一例として、ねじりコイルばね(図示せず)が第1排出駆動ローラ32aの軸の一部に巻き付けられている。
従って、第1排出駆動ローラ32aの軸に対するねじりコイルばねの緊縛力により、第1排出駆動ローラ32aの軸とねじりコイルばねとの間に摩擦力を発生させることができる。そして、ねじりコイルばねを従動ローラホルダ34と係合させることによって、第1排出駆動ローラ32aの回動力を、ねじりコイルばねを介して従動ローラホルダ34に付与することができる。
尚、摩擦発生手段38の構成は、ねじりコイルばねに限られるものではない。前記摩擦力を発生させる構成であればよい。
用紙Pの記録時では、従動ローラホルダ34の姿勢はロック機構36によってロックされている。このとき、従動ローラホルダ34は揺動することができないので、摩擦発生手段38のねじりコイルばねと第1排出駆動ローラ32aの軸との間でスリップが生じる。
具体的には、第1排出駆動ローラ32aおよび第2排出駆動ローラ33aは、図1における反時計方向へ回動し、用紙Pの先端側を排出する。
ここで、用紙が普通紙のようにコシが弱い場合、前述したように用紙の先端側は自重によって鉛直方向下方(Z軸の矢印と逆方向)に大きく垂れ下がる。従って、下方ポジションの排出スタッカ35に接近することができる。
一方、用紙Pが所謂、専用紙(厚紙)のようにコシが強い場合、図1に示す如く用紙Pの先端側は自重によって鉛直方向下方に垂れ下がる量は小さい。そして、下方ポジションの排出スタッカ35までの距離が長い。
そこで、該距離を短くするために、用紙Pの後端が記録部20を通過したとき、従動ローラホルダ34と共に第1排出従動ローラ32bを揺動させるように構成されている。以下、詳しく説明する。
図2に示すのは、本発明に係る記録装置の記録終了直後における内部を示す概略側面図である。
図2に示す如く、用紙Pの後端が用紙センサ23を通過すると、用紙センサ23が紙なしを検出する。これにより、制御部は、用紙Pの後端が記録部20を通過したと判断する。そして、制御部は、ロック機構36を解除する。
尚、制御部は、用紙Pの種類および排出スタッカ35のポジションを把握しているものとする。ここでは、制御部は、用紙Pはコシの強い専用紙であり、排出スタッカ35は下方ポジションに位置していることを把握しているものとする。
このとき、第1排出駆動ローラ32aは図2における反時計方向へ回動している。そして、動力伝達手段37でもある摩擦発生手段38により従動ローラホルダ34へ第1排出駆動ローラ32aの回動力が伝達される。従って、従動ローラホルダ34は、第1排出駆動ローラ32aの回動と共に、第1排出駆動ローラ32aの回動軸を支点に反時計方向へ回動し始める。
即ち、第2排出従動ローラ33bは、第2排出駆動ローラ33aから離間移動し、第1排出従動ローラ32bは、第1排出駆動ローラ32aと協働して用紙Pの後端をニップしながら揺動する。その結果、用紙Pの姿勢を、先端側が後端側よりも鉛直方向下方に下がるように積極的に傾けることができる。そして、用紙Pの先端側を排出スタッカ35に接近させることができる。
本実施形態において、図2に示す第1排出従動ローラ32bの位置が第2位置である。
その後、従動ローラホルダ34は、図示しない度当て部に度当たることにより反時計方向への揺動が停止する。そして、第1排出駆動ローラ32aはさらに反時計方向へ回動し、用紙Pを下方へ送る。さらにまた第1排出駆動ローラ32aが反時計方向へ回動すると、用紙Pの後端は第1排出ローラ対32のニップから開放される。その結果、用紙Pを、自重によってすぐ下の排出スタッカ35へ載置することができる。即ち、確実に排出スタッカ35へ案内することができ、排出スタッカ35より前方(図2における左側)に落ちる虞がない。
尚、用紙センサ23が紙なしを検出した後、第1排出駆動ローラ32aの回動速度を低速に切替えてもよい。係る場合、従動ローラホルダ34をゆっくり揺動させることができる。従って、用紙Pの姿勢をゆっくり傾けることができる。そして、用紙Pを排出スタッカ35へゆっくりと落下させることができる。その結果、用紙Pの先端が排出スタッカ35と衝突するときに受けるダメージを低減することができる。
用紙Pを排出スタッカ35へ排出した後、制御部は、第1排出駆動ローラ32aを所定量だけ逆転駆動させる。言い換えると、図2における時計方向へ回動させる。そして、摩擦発生手段38により従動ローラホルダ34へ第1排出駆動ローラ32aの回動力が伝達される。従って、従動ローラホルダ34は、第1排出駆動ローラ32aの回動と共に、第1排出駆動ローラ32aの回動軸を支点に時計方向へ回動し始める。
その後、従動ローラホルダ34および第1排出従動ローラ32bは図1に示す姿勢に戻る。即ち、第1排出従動ローラ32bは第1位置へ戻る。これに伴い、従動ローラホルダ34側の係合部36aが基体部31側の被係合部36bと係合する。従って、従動ローラホルダ34は、ロック機構36によってロックされた状態となる。そして、制御部は、第1排出駆動ローラ32aの逆転駆動を停止する。
その後、必要に応じて、次の用紙Pを記録部20へ搬送し記録を実行する。
以上、説明したように、コシの強い所定の用紙Pを記録した際、第1排出従動ローラ32bが揺動し、用紙Pの姿勢を積極的に傾けるように構成されている。その結果、コシの強い用紙Pであっても用紙Pを、確実に下方ポジションの排出スタッカ35へ載置することができる。
また、用紙センサ23とロック機構36とを有しているため、確実に用紙Pの後端が記録部20を通過したときに、第1排出従動ローラ32bが揺動開始するように構成することができる。その結果、用紙Pの姿勢が傾く際に、用紙Pの後端が記録ヘッド22のヘッド面と接触する虞がない。
尚、用紙センサ23は、搬送方向Yにおける記録部20と排出部30との間の位置に設けたが他の位置でもよい。搬送方向Yにおける記録部20の上流側に配設してもよい。係る場合、用紙センサが紙なしを検出した後の用紙Pの送り量を加味して制御部が、用紙Pの後端が記録部20を通過したか否かを判断することができる。
また、上記実施例では、第1排出駆動ローラ32aの動力を利用して第1排出従動ローラ32bを揺動させる構成としたがこれに限られるものではない。第1排出従動ローラ32bを揺動させる専用のモータを設けてもよいのは勿論である。
本実施形態の記録装置1は、記録された被記録媒体の一例である用紙Pを送り方向下流側へ送る排出駆動ローラとしての第1排出駆動ローラ32aと、第1排出駆動ローラ32aに従動回転し、第1排出駆動ローラ32aの軸を支点に揺動可能であって、第1排出駆動ローラ32aより鉛直方向上方の位置である第1位置と、第1排出駆動ローラ32aより送り方向下流側の位置である第2位置とを有する排出従動ローラとしての第1排出従動ローラ32bと、鉛直方向下方に延設された姿勢である前記下方ポジションを取ることができ、記録され排出された用紙Pを載置する排出スタッカ35と、を備えている。そして、排出スタッカ35が前記下方ポジションの場合であって、所定の用紙Pの記録実行後において、用紙Pの後端が、用紙Pに記録を実行する記録ヘッド22を通過したとき、第1排出従動ローラ32bが前記第1位置から前記第2位置へ揺動する構成であることを特徴とする。
尚、制御部(図示せず)は、記録実行データおよび用紙の送り量より計算して用紙Pの後端の位置を把握することが可能である。
また、本実施形態において、第1排出従動ローラ32bを回動自在に保持すると共に第1排出従動ローラ32bと一体に揺動可能な従動ローラホルダ34と、動力を従動ローラホルダ34へ伝達し従動ローラホルダ34を揺動させる動力伝達手段37と、を有することを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、動力伝達手段37は、摩擦部材としての摩擦発生手段38を有し、摩擦発生手段38によって生じる摩擦により第1排出駆動ローラ32aの動力を従動ローラホルダ34へ伝達する構成であることを特徴とする。
また、本実施形態において、第1排出従動ローラ32bが前記第1位置の状態における従動ローラホルダ34の姿勢をロックするロック機構36を備えている。そして、用紙Pの後端が前記通過したとき、ロック機構36のロックが解除される構成であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、送り方向である搬送方向Yにおいて、用紙Pの後端が、記録ヘッド22を通過したことを検出する検出手段としての用紙センサ23および制御部(図示せず)を備えていることを特徴とする。
[他の実施形態1]
図3に示すのは、他の実施形態1に係る記録装置の記録時における内部を示す概略側面図である。また、図4に示すのは、他の実施形態1に係る記録装置の記録終了直後における内部を示す概略側面図である。
尚、特に説明する部材以外は、前述した実施形態と同様であるので、同じ符号を用いると共にその説明は省略する。
図3および図4に示す如く、他の実施形態1の排出部50は、前述した実施形態の動力伝達手段37でもある摩擦発生手段38(図1および図2参照)に代えて、付勢手段の一例である引っ張りコイルばね51を有している。引っ張りコイルばね51の一端は、従動ローラホルダ34と係合し、他端は、基体部31と係合している。そして、引っ張りコイルばね51は、従動ローラホルダ34を、第1排出駆動ローラ32aの回動軸を支点に図3および図4における時計方向へ付勢するように設けられている。
用紙Pの記録実行中において、従動ローラホルダ34の姿勢は図3に示す姿勢でロック機構36によってロックされている。
そして、前述した実施形態と同様に、用紙Pの後端が用紙センサ23を通過すると、用紙センサ23が紙なしを検出する。これにより、制御部は、用紙Pの後端が記録部20を通過したと判断する。そして、制御部は、ロック機構36を解除する。
すると、用紙Pの先端側の自重が、引っ張りコイルばね51の付勢力に抗して従動ローラホルダ34を反時計方向へ揺動させる。
このとき、用紙Pの後端側は、第1排出従動ローラ32bおよび第2排出従動ローラ33bと接触している。そして、該接触している箇所を介して用紙Pが従動ローラホルダ34に力を作用させ、従動ローラホルダ34を反時計方向へ揺動させる。
従って、前述した実施形態と同様に、第2排出従動ローラ33bは、第2排出駆動ローラ33aから離間移動し、第1排出従動ローラ32bは、第1排出駆動ローラ32aと協働して用紙Pの後端側をニップしながら揺動する。その結果、用紙Pの姿勢を、先端側が後端側よりも鉛直方向下方に下がるように積極的に傾けることができる。そして、用紙Pの先端側を排出スタッカ35に接近させることができる。
その後、従動ローラホルダ34は、図示しない度当て部に度当たることにより反時計方向への揺動が停止する。そして、第1排出駆動ローラ32aはさらに反時計方向へ回動し、用紙Pを下方へ送る。さらにまた第1排出駆動ローラ32aが反時計方向へ回動すると、用紙Pの後端は第1排出ローラ対32のニップから開放される。その結果、用紙Pを、自重によってすぐ下の排出スタッカ35へ載置することができる。即ち、確実に排出スタッカ35へ案内することができ、排出スタッカ35より前方(図4における左側)に落ちる虞がない。
用紙Pを排出スタッカ35へ排出した後、引っ張りコイルばね51の付勢力により、従動ローラホルダ34は、第1排出駆動ローラ32aの回動軸を支点に時計方向へ回動し始める。
その後、従動ローラホルダ34は図3に示す姿勢に戻ると共に、従動ローラホルダ34側の係合部36aが基体部31側の被係合部36bと係合する。従って、従動ローラホルダ34は、ロック機構36によってロックされた状態となる。
以上、説明したように、従動ローラホルダ34は、付勢手段の一例である引っ張りコイルばね51によって付勢されている。従って、用紙Pの先端側の自重を利用して第1排出従動ローラ32bを揺動させ、用紙Pの姿勢を積極的に傾けることができる。即ち、専用の動力源を必要としない。また、用紙Pを排出スタッカ35に載置した後は、引っ張りコイルばね51の付勢力により第1排出従動ローラ32bを元の位置に戻すことができる。即ち、第1排出駆動ローラ32aを逆転駆動させる必要がない。
他の実施形態1の排出部50は、第1排出従動ローラ32bを回動自在に保持すると共に第1排出従動ローラ32bと一体に揺動可能な従動ローラホルダ34と、第1排出従動ローラ32bの前記第2位置から前記第1位置へ従動ローラホルダ34を付勢する付勢手段としての引っ張りコイルばね51と、を備え、所定の用紙Pの自重が、引っ張りコイルばね51の付勢力に抗して第1排出従動ローラ32bを前記第1位置から前記第2位置へ揺動させる構成であることを特徴とする。
[他の実施形態2]
図5に示すのは、他の実施形態2に係る記録装置の記録時における内部を示す概略側面図である。また、図6に示すのは、他の実施形態2に係る記録装置の記録終了直後における内部を示す概略側面図である。
尚、特に説明する部材以外は、前述した実施形態と同様であるので、同じ符号を用いると共にその説明は省略する。
図5および図6に示す如く、他の実施形態2の排出部60は、前述した実施形態の排出部30(図1および図2参照)に加え、用紙姿勢安定部62を有している。用紙姿勢安定部62は、従動ローラホルダ61と一体に形成され、排出スタッカ35の全長より短い距離で搬送方向下流側へ延設されている。そして、用紙姿勢安定部62は、鉛直方向下方から用紙Pを支持することができるように設けられている。
ここで、コシの強い用紙Pの場合、記録実行中において、用紙Pの先端側が自重によって垂れ下がろうとする。このとき、用紙Pの後端が搬送ローラ対11を通過していれば、用紙Pの姿勢は、第1排出ローラ対32および第2排出ローラ対33の近傍を支点に、先端側が鉛直方向下方に下がり、後端側が鉛直方向上方へ上がるように傾く。そして、最悪の場合、用紙Pの後端側が記録ヘッド22のヘッド面と接触することにより汚れる虞がある。所謂、ヘッド擦れである。
そこで、他の実施形態2において、用紙姿勢安定部62を設けることにより、用紙Pの後端が搬送ローラ対11を通過してから記録部20を通過するまでの間において、排出部60より搬送方向上流側の用紙Pの姿勢を安定させることができる。その結果、用紙Pの後端側においてヘッド擦れが生じる虞がない。
そして、前述した実施形態と同様に、用紙Pの後端が用紙センサ23を通過すると、用紙センサ23が紙なしを検出する。これにより、制御部は、用紙Pの後端が記録部20を通過したと判断する。そして、制御部は、ロック機構36を解除する。
従って、従動ローラホルダ61は、第1排出駆動ローラ32aの回動と共に、第1排出駆動ローラ32aの回動軸を支点に反時計方向へ回動し始める。
このとき、用紙姿勢安定部62も従動ローラホルダ61と一体に回動する。即ち、用紙姿勢安定部62は、用紙Pを支持しながら回動する。
その結果、用紙Pの姿勢を、先端側が後端側よりも鉛直方向下方に下がるように傾けることができる。そして、用紙Pの先端側を排出スタッカ35に接近させることができる。
この際、用紙姿勢安定部62は用紙Pを支持し、用紙Pの姿勢を安定させることできるので、第1排出従動ローラ32bおよび第2排出従動ローラ33bと用紙Pとの間の面圧を低減することができる。特に、第1排出従動ローラ32bおよび第2排出従動ローラ33bが歯付ローラである場合、用紙Pに歯が食い込むことにより用紙Pに傷が付く虞があるので、係る場合に有効である。
そして、前述した実施形態と同様に、用紙Pを排出スタッカ35に載置することができる。また、制御部が第1排出駆動ローラ32aを所定量だけ逆転駆動させることにより、第1排出従動ローラ32bおよび従動ローラホルダ61を図5に示す元の位置に戻すことができる。
以上、説明したように、用紙姿勢安定部62を設けることにより、用紙Pの後端側におけるヘッド擦れを防止することができる。また、第1排出従動ローラ32bおよび第2排出従動ローラ33bが歯付ローラである場合に、用紙Pに生じる歯痕を低減することができる。
他の実施形態2の排出部60は、第1排出従動ローラ32bより送り方向下流側に設けられ、第1排出駆動ローラ32aおよび前記第1位置の第1排出従動ローラ32bによって排出される用紙Pを鉛直方向下方から支持する被記録媒体支持部としての用紙姿勢安定部62を備え、用紙姿勢安定部62は、第1排出従動ローラ32bが前記第1位置から前記第2位置へ揺動するとき、第1排出従動ローラ32bと一体に揺動し、排出スタッカ35に接近する構成であることを特徴とする。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係る記録装置の記録時における内部を示す概略側面図。 本発明に係る記録装置の記録終了直後における内部を示す概略側面図。 他の実施形態1に係る記録装置の記録時における内部を示す概略側面図。 他の実施形態1に係る記録装置の記録終了直後における内部を示す概略側面図。 他の実施形態2に係る記録装置の記録時における内部を示す概略側面図。 他の実施形態2に係る記録装置の記録終了直後における内部を示す概略側面図。 従来の記録装置における用紙排出時を示す内部概略側面図。
符号の説明
1 記録装置、2 筐体、10 搬送部、11 搬送ローラ対、20 記録部、
21 キャリッジ、22 記録ヘッド、23 用紙センサ、24 プラテン、
30 排出部、31 基体部、32 第1排出ローラ対、32a 第1排出駆動ローラ、
32b 第1排出従動ローラ、33 第2排出ローラ対、33a 第2排出駆動ローラ、
33b 第2排出従動ローラ、34 従動ローラホルダ、35 排出スタッカ、
36 ロック機構、37 動力伝達手段、38 摩擦発生手段、
50 (他の実施形態1の)排出部、51 引っ張りコイルばね、
60 (他の実施形態2の)排出部、61 従動ローラホルダ、62 用紙姿勢安定部、
80 (従来技術の)記録装置、81 キャリッジ、82 記録ヘッド、
83 プラテン、84 排出ローラ対、85 排出駆動ローラ、86 排出従動ローラ、
87 排出スタッカ、88 (コシの弱い)用紙、89 (コシの強い)用紙、
P 用紙、X (用紙の)幅方向、Y 搬送方向、Z 鉛直方向

Claims (7)

  1. 記録された被記録媒体を送り方向下流側へ送る排出駆動ローラと、
    該排出駆動ローラに従動回転し、前記排出駆動ローラの軸を支点に揺動可能であって、前記排出駆動ローラより鉛直方向上方の位置である第1位置と、前記排出駆動ローラより送り方向下流側の位置である第2位置とを有する排出従動ローラと、
    鉛直方向下方に延設された姿勢を取ることができ、記録され排出された被記録媒体を載置する排出スタッカと、を備え、
    該排出スタッカが鉛直方向下方に延設された姿勢の場合であって、所定の被記録媒体の記録実行後において、被記録媒体の後端が、被記録媒体に記録を実行する記録ヘッドを通過したとき、前記排出従動ローラが前記第1位置から前記第2位置へ揺動する構成である記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記排出従動ローラを回動自在に保持すると共に該排出従動ローラと一体に揺動する従動ローラホルダと、
    動力を前記従動ローラホルダへ伝達し該従動ローラホルダを揺動させる動力伝達手段と、を有する記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、前記動力伝達手段は、摩擦部材を有し、該摩擦部材によって生じる摩擦により前記排出駆動ローラの動力を前記従動ローラホルダへ伝達する構成である記録装置。
  4. 請求項1に記載の記録装置において、前記排出従動ローラを回動自在に保持すると共に該排出従動ローラと一体に揺動する従動ローラホルダと、
    前記排出従動ローラの前記第2位置から前記第1位置へ前記従動ローラホルダを付勢する付勢手段と、を備え、
    前記所定の被記録媒体の自重が、前記付勢手段の付勢力に抗して前記排出従動ローラを前記第1位置から前記第2位置へ揺動させる構成である記録装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の記録装置において、前記排出従動ローラが前記第1位置の状態における前記従動ローラホルダの姿勢をロックするロック機構を備え、
    被記録媒体の後端が前記通過したとき、前記ロック機構のロックが解除される構成である記録装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録装置において、送り方向において、被記録媒体の後端が、前記記録ヘッドを通過したことを検出する検出手段を備える記録装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の記録装置において、前記排出従動ローラより送り方向下流側に設けられ、前記排出駆動ローラおよび前記第1位置の前記排出従動ローラによって排出される被記録媒体を鉛直方向下方から支持する被記録媒体支持部を備え、
    該被記録媒体支持部は、前記排出従動ローラが前記第1位置から前記第2位置へ揺動するとき、該排出従動ローラと一体に揺動し、前記排出スタッカに接近する構成である記録装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012166866A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2015105151A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 株式会社ソーエイ 搬送装置
CN106956948A (zh) * 2017-02-15 2017-07-18 江门市金伦纸业有限公司 一种打印纸加工设备前导机构

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