JP5282509B2 - シート検出装置、および、画像記録装置 - Google Patents

シート検出装置、および、画像記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、シートを検出するシート検出装置、および、シート状の記録媒体に画像を記録する画像記録装置に関する。
一般に、シート状の記録媒体に画像を記録する画像記録装置は、記録媒体の先端または終端の位置を検出するためのセンサを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたセンサは、搬送路を移動する記録媒体に当たって動くレバーと、このレバーの動作を検出する検出部を備えている。このように、記録媒体に接触して検出を行うセンサは、紙粉の影響を受けない等の利点があり、広く採用されている。
特開平06−263284号公報
特許文献1に記載の画像記録装置は記録媒体を一方向にのみ搬送するものであるが、画像記録装置の中には、記録媒体を往復して搬送するものも多い。このような画像記録装置では、記録媒体が正方向および逆方向のどちらに搬送された場合であっても、確実に記録媒体の先端や終端を検出できることが望まれる。
しかしながら、特許文献1に開示されたように記録媒体に接触して動く機構を用いた場合、記録媒体が正方向および逆方向のどちらから接触するかによって、機構の各部に加わる力が異なることから、記録媒体の搬送方向によって検出精度に差が出てしまう可能性があった。
そこで、本発明は、シート状の記録媒体が正逆どちらの方向に搬送されても、この記録媒体を確実に検出できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、シートが搬送される搬送路上で前記シートを検出するシート検出装置において、前記シートの搬送路に突出して、搬送される前記シートに接触する接触子と、前記接触子を、前記シートに接触しない状態では定位置を保ち、かつ、前記シートの搬送方向に対して正方向および逆方向のいずれにも回動可能に支持する支持部と、前記接触子の回動を検出する検出部と、を備えることを特徴とするシート検出装置を提供する。
この構成によれば、シートの搬送路に突出した接触子が、搬送されたシートに接触した場合に、このシートに押されて回動するので、シートの搬送方向が正方向および逆方向のどちらであっても確実に接触子が動作し、この動作を検出することで確実にシートを検出できる。
また、本発明は、シート状の記録媒体を往復搬送する搬送部と、前記記録媒体の搬送路上で前記記録媒体を検出する記録媒体検出装置と、を備え、前記記録媒体検出装置は、前記記録媒体の搬送路に突出して、搬送される前記記録媒体に接触する接触子と、前記接触子を、前記記録媒体に接触しない状態では定位置を保ち、かつ、前記記録媒体の搬送方向に対して正方向および逆方向のいずれにも回動可能に支持する支持部と、前記接触子の回動を検出する検出部と、を備えることを特徴とする画像記録装置を提供する。
この構成によれば、記録媒体の搬送路に突出した接触子の位置まで、記録媒体が搬送部によって搬送された場合に、記録媒体が接触子に接触することで、接触子が記録媒体に押されて回動し、この回動を検出することで、記録媒体の有無を確実に検出できる。接触子は搬送方向に対して正方向および逆方向のいずれにも回動可能に支持されているので、記録媒体を正方向および逆方向のどちらに搬送した場合であっても確実に接触子が回動し、記録媒体を確実に検出できる。
上記構成において、前記搬送部は、前記記録媒体の搬送路の上下に配設されて前記記録媒体を挟む一対の搬送ローラを備え、前記接触子は、一対の前記搬送ローラのニップ部の近傍において搬送路に突出するものとしてもよい。
この場合、一対の搬送ローラのニップ部の近傍に接触子が突出しているので、記録媒体が接触子に接触した場合に、記録媒体が接触子に乗り上げたり、接触子から逃げて曲がったりすることがなく、記録媒体によって確実に接触子が動かされるので、記録媒体検出装置によって記録媒体を確実に検出できる。
また、上記構成において、前記記録媒体検出装置は、前記接触子として、回転中心となる軸部を有するレバーを備え、前記レバーの軸部より一方側の先端は前記接触子として前記搬送路に突出し、軸部より他方側は、前記搬送ローラの軸を避ける湾曲形状に形成され、この他方側の先端には被検出部が設けられ、前記支持部は、前記レバーの軸部を回動可能に支持し、前記検出部は、前記レバーの被検出部が定位置にあるか否かを検出する構成としてもよい。
この場合、軸部を介して回動可能に支持されたレバーの一方側が接触子として搬送路に突出するので、搬送された記録媒体が接触子に接触すると、レバー全体が軸部を中心として回動し、この回動によってレバーの他端に設けられた被検出部が移動したことが検出部によって検出される。これにより、記録媒体を正逆どちらの方向に搬送した場合であっても確実に接触子が回動し、この回動を確実に検出可能な構成を、シンプルな構造によって容易に実現できる。さらに、レバーの軸部よりも他方側は湾曲形状に形成され、搬送ローラの軸を避けることができるので、接触子の位置を、搬送ローラのニップ部により近づけることができ、より確実に記録媒体を検出できる。
上記構成において、前記記録媒体の搬送路を介して前記接触子に対向する側の前記搬送ローラは、搬送路に臨む案内面を有し、この案内面には前記接触子が入り込む溝が設けられるとともに、前記記録媒体の搬送方向に延びる複数のリブが所定間隔で並べて配置され、前記溝の近傍では前記リブが前記所定間隔より狭い間隔で並べて配置された構成としてもよい。
この場合、搬送ローラが搬送路に臨む案内面を有し、この案内面に設けられた溝に接触子が入り込むので、記録媒体が接触子に乗り上げたり、接触子から逃げて曲がったりすることがなく、記録媒体によって確実に接触子が動かされる。さらに、案内面には複数のリブが配置されているので、これらのリブは記録媒体に接して記録媒体の浮き沈みを抑えるよう作用し、接触子が入り込む溝の近傍ではリブの間隔が狭くなっているので、接触子に接触した記録媒体の乗り上げや曲がりを確実に抑制することができる。これにより、接触子を用いて記録媒体を確実に検出できる。
また、上記構成において、前記記録媒体検出装置は、前記接触子を、前記記録媒体に接触しない状態で定位置を保持するとともに、前記記録媒体との接触が解消した場合に定位置に復帰するよう付勢する付勢手段を備えた構成としてもよい。
この場合、接触子が確実に立位に保持され、記録媒体が搬送された場合に適切な位置または角度で接触することで、正確に記録媒体を検出することができ、記録媒体との接触が解消した場合には付勢手段の付勢力によって速やかに復帰するので、連続して記録媒体を確実に検出できる。
本発明によれば、シート状の記録媒体が正逆どちらの方向に搬送される場合であっても、接触子によって記録媒体を確実に検出できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るドットインパクトプリンタ10の構成を示す外観斜視図である。
図1に示すように、画像記録装置としてのドットインパクトプリンタ10(以下、プリンタ10とする)は、上部ケース11Aおよび下部ケース11Bからなるケース内に後述するプリンタ本体11を有し、ケース前面に設けられたフロント給排出口13から挿入されるカットシート100に画像を記録する装置であり、下部ケース11Bの底面に設けられた脚11C(図3)により平面に設置される。
フロント給排出口13には、カットシート100を真っ直ぐ挿入できるよう案内するシート供給ガイド38が延設されている。また、フロント給排出口13の上部には、開閉可能な前面カバー30が配設されており、この前面カバーを開くことでケース内のプリンタ本体11が露出し、例えば、インクリボンカートリッジ36(図3)の交換等を行える。
図2は、ドットインパクトプリンタ10のプリンタ本体11の構成を示す斜視図であり、図3は、プリンタ10の側断面視図である。
図2および図3に示すように、プリンタ本体11は、本体の下部を構成するベースフレーム14と、ベースフレーム14上に立設されたメインフレーム15と、ベースフレーム14およびメインフレーム15の両側端部に連結された左サイドフレーム16、右サイドフレーム17とからなる本体フレームを有する。
この本体フレームには、記録ヘッド18を搭載したキャリッジ19、記録ヘッド18に対向して配設された平型のプラテン20、カットシート100を搬送する搬送部としての第1搬送ローラ21、ローラユニット22、第3搬送ローラ23および第4搬送ローラ24のローラ、これらのローラを駆動するシート搬送モータ35および駆動輪列部34、プラテン20とともにカットシート100の搬送路を構成するシート案内25等が取り付けられる。また、プリンタ本体11のリア側にはプッシュトラクタユニット12が設けられる。
このプリンタ10において使用可能な記録媒体としては、所定長さに切断されたカットシート、および、複数枚のシートが連接された連続シートが挙げられる。これらのシートは、普通紙、複写紙、厚紙等の紙類、あるいは合成樹脂製のシートやフィルムであり、表面にコーティングや浸潤等の加工を施したものであってもよい。
また、カットシートの形態としては、例えば、PPC用紙や葉書等の定形サイズのカット紙に加え、通帳等の複数のシートを綴じた冊子形態のものや、封筒等の袋状に成形されたものが挙げられる。カットシートは、1枚のシートで構成されるものであってもよいし、複数枚のシートを重ねて構成される複写シートであってもよい。また、連続シートとしては、例えば、幅方向両端にスプロケットホールが穿設された連続紙等が挙げられる。
プリンタ10においては、プリンタ10のフロント側に設けられたシート供給ガイド38を用いてカットシート100を供給でき、プリンタ10のリア側に設けられたプッシュトラクタユニット12を用いて、連続シートを供給できる。以下の説明では、カットシート100をシート供給ガイド38に沿って給送し、このカットシート100に画像を印刷する場合について説明する。
左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間には、キャリッジガイド板26とキャリッジ軸27とが上下方向に所定距離離れて架け渡される。キャリッジ軸27は左サイドフレーム16および右サイドフレーム17に回動自在に枢支される。記録ヘッド18を搭載したキャリッジ19は、キャリッジガイド板26およびキャリッジ軸27に沿って往復動作可能に支持される。
キャリッジ19は、無端形状のタイミングベルト(図示略)を介してキャリッジ駆動モータ(図示略)のプーリに連結され、このキャリッジ駆動モータの正転および逆転動作によって、キャリッジガイド板26およびキャリッジ軸27に沿って、左サイドフレーム16と右サイドフレーム17の間を往復走査される。
このキャリッジ19の走査方向は、図中に符号A、Bで示すカットシート100の搬送方向に対して直交する。本実施形態のプリンタ10は、一例として、行毎に画像を記録するラインプリンタとして構成され、1行に80桁の画像を記録する。キャリッジ19が走査される範囲のうち左サイドフレーム16側に0桁位置が配置され、右サイドフレーム17側に80桁位置が配置され、この間でキャリッジ19が往復走査しながら記録ヘッド18によって画像が記録される。
また、左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間には、プラテン20が架け渡されて配設されると共に、シート案内25が固定して配設される。プラテン20は、キャリッジ19の走査方向に沿って延設される平面を有する平プラテンである。また、シート案内25は、カットシート100の搬送路の下面を構成する平板状部材である。
また、左サイドフレーム16と右サイドフレーム17との間には、インクリボンを収容したステーショナリー形式のインクリボンカートリッジ36が装着されている。インクリボンカートリッジ36は、キャリッジ19の走査に伴ってインクリボンを繰り出し、記録ヘッド18の前面に供給する。記録ヘッド18は、インクリボンカートリッジ36から繰り出されるインクリボンを介して、記録ワイヤ(図示略)をカットシート100に向けて突出させることにより、カットシート100の記録面に画像を記録する。
搬送部を構成する第1搬送ローラ21は、ローラユニット22とともに、キャリッジ19よりもフロント側に設けられ、第3搬送ローラ23は、第4搬送ローラ24とともに、キャリッジ19よりもリア側に配設される。
第1搬送ローラ21とローラユニット22、および、第3搬送ローラ23と第4搬送ローラ24は、それぞれ対向してカットシート100を挟んで搬送する。第1搬送ローラ21および第3搬送ローラ23は、シート案内25とプラテン20により形成されるカットシート100の搬送路の下側に設置され、駆動輪列部34によって駆動される。これに対し、ローラユニット22および第4搬送ローラ24は、カットシート100の搬送路の上側に配置され、第1搬送ローラ21および第3搬送ローラ23の回転動作に伴って回転する。
より詳細には、第1搬送ローラ21は、回転可能に左サイドフレーム16および右サイドフレーム17に支持されたローラ軸21Aと、ローラ軸21Aに挿通された複数のローラ21B(搬送ローラ)とを有する。また、ローラユニット22は、図示しない軸に挿通されるローラ22A(搬送ローラ)と、ローラ22Aを収容するケースとを有し、ローラ21Bとローラ22Aとの間にカットシート100を挟んで搬送するよう構成されている。
駆動輪列部34は、シート搬送モータ35の駆動力を伝達する巻掛け伝動機構や歯車機構等を有し、第1搬送ローラ21のローラ軸21A、第3搬送ローラ23およびプッシュトラクタユニット12へ駆動力を伝達する。
本実施形態のプリンタ10は、上記の搬送部によって、フロント給排出口13から挿入されるカットシート100をリア側に搬送しながら画像を記録し、このカットシート100への記録が終了すると、カットシート100の搬送方向を反転して、カットシート100をフロント側へ搬送し、フロント給排出口13から排出する。
また、第1搬送ローラ21のローラ軸21Aには、シート検出装置および記録媒体検出装置としてのセンサユニット50が取り付けられている。センサユニット50は、カットシート100の搬送路の下方に設置され、カットシート100に接触することでカットシート100の有無を検出するセンサである。
センサユニット50は、略箱形の本体51(支持部)と、この本体51の下方に延びる基部52とを有し、本体51は、ローラ21Bとローラ21Bとの間においてローラ軸21Aに係合して支持され、基部52は、ベースフレーム14に設けられた凹部14Aに嵌り込む。凹部14Aは、プリンタ10のフロント側においてベースフレーム14の一部を下方に折り曲げて形成され、基部52の前後方向への回動を規制する。
図4は、センサユニット50の構成を示す斜視図であり、図4(A)は、主に、装着時にプリンタ10のフロント側を向く面を示し、この面をセンサユニット50の前面とする。また、図4(B)は、主に、装着時にプリンタ10のリア側を向く面を示し、この面をセンサユニット50の背面とする。
センサユニット50の本体51の上面には、シート案内54が設けられ、このシート案内54の上面には、センサユニット50の装着時にカットシート100の搬送路に沿って延びる複数のリブ54Aが形成されている。これらのリブ54Aは、カットシート100を下方から支持する。
シート案内54には、本体51の下部まで達するレバー収容溝53が形成され、このレバー収容溝53に検出レバー60(接触子、レバー)が納められている。
検出レバー60は上下に延びるレバーであり、中央より上部に、水平方向に突出する軸部62を有する。軸部62は、本体51に形成された軸受け部によって回動自在に支持されている。検出レバー60の上端部は棒状に形成され、カットシート100の搬送路に突出する突出部61となっている。また、検出レバー60の軸部62より下部は湾曲部64となっており、この湾曲部64よりも下の下端部には、被検出板部65が設けられている。
検出レバー60は、軸部62を中心として回動可能に支持され、具体的には、センサユニット50がプリンタ10に装着された状態で、カットシート100の端部が突出部61に衝突した場合に、このカットシート100に押されて回動する。このとき、突出部61はカットシート100の搬送方向に倒れ、湾曲部64および被検出板部65は反対側に移動する。被検出板部65は、検出レバー60の回動時に移動する方向に沿った平面に形成さされており、この被検出板部65を検出する光センサユニット58が、本体51に取り付けられている。
すなわち、本体51の中央部に形成された空間である回路収容部55には、光センサユニット58(検出部)と、光センサユニット58に接続される回路基板59とが配置される。光センサユニット58は、検出用スリット58Aの一方側に配置された発光部(図示略)と、この発光部からの光を検出する受光部(図示略)とを備えた透過型光センサであり、検出用スリット58Aに光を遮る物体があるか否かを検出する。また、回路基板59は、光センサユニット58の発光部に電源を供給して発光させるとともに、受光部に駆動電源を供給して、この受光部の受光状態を検出する。
光センサユニット58の検出用スリット58Aには、被検出板部65が位置しており、検出レバー60が回動すると被検出板部65が検出用スリット58Aから脱出する構成となっている。これにより、光センサユニット58によって被検出板部65の有無を検出することで、検出レバー60の回動を検出できる。
なお、検出用スリット58Aは、図4(A)に示すように、検出レバー60が収容されるレバー収容溝53の直下よりも側方にオフセットして配置され、これに対応して、被検出板部65は、突出部61および湾曲部64の直下からずれた位置にある。この構成では、センサユニット50の上の搬送路からレバー収容溝53を通って落下する紙粉等の塵埃が、検出用スリット58Aに降りかからず、検出用スリット58Aに蓄積することもないので、光センサユニット58によって長期間安定して正確な検出を行えるという利点がある。
軸部62は検出レバー60の両側に突出しており、一方の端部にはバネ取付部63が形成され、このバネ取付部63には、レバー保持バネ68(付勢手段)の一端が係合する。レバー保持バネ68は、突出部61がほぼ垂直にカットシート100の搬送路に突出した状態を保持するよう、検出レバー60を付勢する。このレバー保持バネ68の付勢力により、検出レバー60は、軸部62を介して回動自在に支持され、かつ、突出部61がカットシート100にほぼ直立して突出する位置、すなわち定位置を保つ。この定位置では、被検出板部65は検出用スリット58Aに位置する。
さらに、レバー保持バネ68は、検出レバー60の回動可能域を制限する作用をも有しており、例えばカットシート100が高速で突出部61に衝突した場合等に、検出レバー60が過度に回動しないよう、ある程度の回動をしたところで検出レバー60に逆向きの付勢力を与えて回動を制限する。この作用は、検出レバー60が大きく回動した場合にレバー保持バネ68が大きく伸長され、レバー保持バネ68の引っ張り力が強まることで、容易に実現できる。このため、レバー保持バネ68が検出レバー60の過度の回動を制限する作用は、検出レバー60が正逆どちらの方向に回動した場合であっても、同様に発揮される。これにより、検出レバー60が適切な範囲を超えて回動することがなく、センサユニット50の各部の破損や、検出レバー60が定位置に復帰しないといった事態を予防できる。
また、図4(B)に示すセンサユニット50の背面側では、シート案内54の直下に、円弧を描いて湾曲した係合部56が形成されている。係合部56は、センサユニット50の装着状態においてローラ軸21Aを収めるための凹部であり、係合部56にローラ軸21Aが入り込んだ状態で、シート案内54の下面がローラ軸21Aに接して、センサユニット50は、ローラ軸21Aにより支持される。
このように、本体51にはローラ軸21Aが深く入り込み、検出レバー60の可動域と一部が重なる。検出レバー60をローラ軸21Aと接触させることなく、検出レバー60の十分な回動可能域を確保するため、検出レバー60の湾曲部64は、ローラ軸21Aを逃げるように大きく湾曲する。この湾曲部64を設けたことで、検出レバー60をローラ軸21Aに非常に近い位置に配設し、かつ、カットシート100の搬送方向に回動する検出レバー60の回動可能域を十分に確保できる。
図5は、センサユニット50の取付状態を示す要部拡大横断面視図であり、プリンタ10のフロント側から見た図である。この図5には、センサユニット50と、センサユニット50の近傍に位置する第1搬送ローラ21およびローラユニット22を併せて図示する。また、図6は、センサユニット50の取付状態を示す要部拡大断面視図である。なお、図6を含む各図では、カットシート100の搬送路を符号Pで示す。
図5に示すように、センサユニット50は、第1搬送ローラ21のローラ21Bとローラ21Bとの間に、ローラ軸21Aに係合するようフロント側から嵌め込まれる。この状態では、図6に示すように、係合部56にローラ軸21Aが入り込んでいる。
また、図5に示すように、ローラユニット22において、ローラ22Aを収容するケースの下面は、カットシート100の搬送路の上面を構成する案内面28となっている。案内面28には、突出部61を収容する空間として溝28Aが形成され、突出部61は溝28Aに入り込み、溝28A内を自在に回動可能である。
この案内面28には、カットシート100の搬送方向に延びる複数のリブ28Bが所定間隔で並べて配置されている。リブ28Bは、搬送中のカットシート100の上面に接してカットシート100を安定させる作用を有する。これらリブ28Bのうち、溝28Aの近傍においては、リブ28Bの間隔が上記の所定間隔よりも狭くなっている。
センサユニット50の突出部61は、カットシート100の搬送路の下方から突出しているので、カットシート100が突出部61に接触すると、このカットシート100が屈曲して突出部61に乗り上げ、上方に逃げることが考えられる。ここで、案内面28のリブ28Bがカットシート100に上から当たって、カットシート100の上方への逃げを規制するので、カットシート100は後述するように突出部61を倒しながら搬送される。このリブ28Bが溝28Aの近傍で他所より狭い間隔で並んでいることにより、より確実に、カットシート100の上方への逃げを規制できるという利点がある。
また、図5に示すように、リブ28Bは、シート案内54の上面に形成されたリブ54Aに対向する位置に配置されているので、カットシート100は、センサユニット50の近傍において溝28Aとリブ54Aとに挟まれた狭い空間を通過する。これにより、カットシート100の上下方向への逃げを、より確実に規制できるので、センサユニット50によって確実にカットシート100を検出できる。
そして、図6に示すように、検出レバー60は、突出部61がほぼ垂直に搬送路Pに突出した定位置で保持される。この定位置において突出部61は、第1搬送ローラ21のローラ21Bと、ローラユニット22のローラ22Aとが接するニップ部の近傍、より詳細にはニップ部のフロント側に突出している。
このため、搬送路Pを搬送されるカットシート100が突出部61に接触した場合、このカットシート100は突出部61の近傍においてローラ21Bとローラ22Aとに挟まれているため、突出部61に乗り上げて上方に逃げることなく確実に突出部61に衝突する。これにより、カットシート100を搬送する力が突出部61に確実に加わって、突出部61を倒すように検出レバー60を回動させる。このため、上述したリブ28Bによる効果、リブ54Aによる効果と併せて、カットシート100の接触時に検出レバー60が確実に回動するという効果が得られる。
図7および図8は、センサユニット50の構成および動作を示す要部拡大断面視図であり、図7は検出レバー60定位置の状態を示し、図8(A)および図8(B)はカットシート100が突出部61に接触した状態を示す。
図7に示すように、カットシート100が接触しない状態では検出レバー60は定位置にあり、突出部61はほぼ垂直に搬送路Pに突出する。この状態では被検出板部65は光センサユニット58の検出用スリット58Aに位置している。
ここで、リア側から搬送されたカットシート100が突出部61に接触すると、突出部61がフロント側に押し倒され、図8(A)に示すように、検出レバー60が軸部62を中心として回動する。この状態では、湾曲部64および被検出板部65は突出部61と反対側、すなわちリア側に移動し、被検出板部65は検出用スリット58Aから外れた位置に移動する。このため、光センサユニット58は、検出用スリット58Aにおいて光を遮るものが無くなるので、被検出板部65が無いとする検出値を出力する。
一方、フロント側から搬送されたカットシート100が突出部61に接触すると、突出部61がリア側に押し倒され、図8(B)に示すように、検出レバー60が軸部62を中心として回動する。この状態では、湾曲部64および被検出板部65は突出部61と反対側、すなわちフロント側に移動し、被検出板部65は検出用スリット58Aから外れた位置に移動する。このため、光センサユニット58は、検出用スリット58Aにおいて光を遮るものが無くなるので、被検出板部65が無いとする検出値を出力する。
このように、カットシート100がリアからフロントに搬送された場合、および、その逆にカットシート100がフロントからリアに搬送された場合のいずれにおいても、突出部61がカットシート100に押し倒されることによって、検出レバー60が軸部62を中心として回動し、この回動を光センサユニット58によって検出できる。これにより、カットシート100の搬送方向は搬送路Pの正逆どちらの方向であっても、確実にカットシート100を検出できる。
また、図8(A)に示す状態では、湾曲部64にローラ軸21Aが入り込んでいる。このように、湾曲部64を設けることで、検出レバー60がローラ軸21Aに衝突しないように、検出レバー60をローラ21Bとローラ22Aのニップ部の近傍に配置できる。
さらに、被検出板部65は、検出レバー60の回動時に被検出板部65が移動する軌跡と同様の弧を有する扇形に形成されている。このため、検出レバー60がわずかに回動しただけでは光センサユニット58の検出値が切り替わらないので、誤検出を確実に防止できる。上記のように、検出レバー60はカットシート100の接触時に容易に回動するので、被検出板部65を扇形にして誤検出を防止可能にしても、実際のカットシート100を誤って不検出とすることがない。
そして、図8(A)および図8(B)のいずれの状態でも、カットシート100が突出部61の位置を通過して、突出部61とカットシート100との接触が解除(解消)されると、検出レバー60はレバー保持バネ68の付勢力によって、速やかに図7に示す定位置に復帰する。このため、突出部61とカットシート100との接触が解消されたこと、すなわちカットシート100の後端が突出部61を通過したことを確実に検出できる。
また、次にカットシート100が突出部61に接触した場合にも、このカットシート100を確実に検出することができ、複数のカットシート100が連続して搬送されても、各々のカットシート100を確実に検出できる。
このように構成されるセンサユニット50を用いて、カットシート100を検出することにより、カットシート100の先端および後端の位置を検出できる。すなわち、プリンタ10内にカットシート100が無い状態で、センサユニット50がカットシート100を検出した場合には、フロント給排出口13から挿入されたカットシート100の先端が突出部61の位置に達したことを意味する。また、その後にセンサユニット50の検出値が、カットシート100が無いことを示す検出値に切り替わった場合には、カットシート100の後端がセンサユニット50よりもリア側(記録ヘッド18側)に移動したことになる。カットシート100がプリンタ本体11の内部からフロント給排出口13に向けて搬送された場合も同様である。
図9は、プリンタ10の要部拡大断面視図である。
この図9に示すように、プリンタ10の前面に配設される前面カバー30は、プリンタ本体11側に突出するリブ31を備えている。リブ31は、キャリッジ19の走査方向に沿って複数並べて配置され、その下縁31Aは、ローラユニット22のケースの案内面28に形成されたスリット(図示略)に入り込んでいる。このため、ローラユニット22の案内面28と、下縁31Aとは、搬送路Pの上に連続した案内部を形成する。
プリンタ10の内部において画像が記録されたカットシート100は、記録ワイヤが打突されたこと等によってカールすることがある。このため、記録が終了したカットシート100が、搬送路Pをフロント側に搬送されて排出される場合に、カットシート100の先端が、ローラ21Bとローラ22Aとのニップ部を通過した後で上向きに進むことがある。そこで、図9に示すように、リブ31の下縁31Aと案内面28とによって切れ目のない案内部を形成することにより、カットシート100の先端が上向きになっても、この先端をフロント給排出口13までスムーズに案内することができ、例えば、前面カバー30の裏面にカットシート100の先端が衝突するといったトラブルを回避できる。なお、フロント給排出口13の近傍において、搬送路Pの下にはシート供給ガイド38が位置しているので、カットシート100の先端が下方に曲がっても、フロント給排出口13へ確実に案内される。
[変形例]
図10は、上述したセンサユニット50の変形例としてのセンサユニット70の構成を示す斜視図である。
この図10に示すセンサユニット70は、センサユニット50と同様に構成される本体51と基部52を有し、この本体51に検出レバー75が回動可能に支持されている。
検出レバー75は、検出レバー60と同様に、軸部62を介して回動可能に支持されるレバーであって、軸部62より一方側の先端には突出部61が設けられ、他方側には湾曲部64が形成され、その先端には被検出板部65が形成されている。なお、本体51には、図4(A)に示した構成と同様に回路収容部55に光センサユニット58および回路基板59が配置され、被検出板部65は、光センサユニット58の検出用スリット58Aに収容される。ここでは光センサユニット58および回路基板59の図示を省略する。
検出レバー75は、図4(A)に示した構成とは異なり、バネ取付部63が無く、レバー保持バネ68に代えて錘部67(付勢手段)を有する。錘部67は、検出レバー75が回動する面に対して垂直に、湾曲部64から立設された棒状部材であり、検出レバー75の全体に対して錘として作用するに十分な質量を有する。この錘部67は、検出レバー75の他の部分と同素材で構成してもよいし、より比重の大きい金属等を用いてもよい。
検出レバー75は、検出レバー60と同様に、突出部61にカットシート100が接触した場合に、このカットシート100に押し倒されて回動する。このとき、軸部62よりも下方に位置する錘部67は、検出レバー75の回動に伴って持ち上げられるので、検出レバー75に対して錘部67の質量は、検出レバー75を定位置に復帰させる付勢力として作用する。このため、突出部61とカットシート100との接触が解消すると、検出レバー75は振り子のように回動して、錘部67の質量によって定位置に戻る。
さらに、本体51には、錘部67が所定位置よりも上に移動しないよう規制する突起51Aが設けられている。突起51Aは、錘部67の上昇時の軌道上に突出する突起であって、錘部67は、突起51Aに当たった場合は、それより上に移動できない。つまり、突起51Aは、錘部67の過度の上昇を制限する作用を有し、この作用は、検出レバー75の過剰な回動を制限する。これにより、検出レバー60が適切な範囲を超えて回動することがなく、センサユニット50の各部の破損や、検出レバー60が定位置に復帰しないといった事態を予防できる。また、突起51Aは、図示はしないが、本体51の前面および背面の両方に設けられているので、検出レバー75が正逆どちらの方向に回動した場合でも、その過度の回動を制限できる構成となっている。
このように、図10に示す変形例では、レバー保持バネ68に代えて、錘部67の質量による付勢力を利用して、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した実施形態および変形例は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上記の実施形態および変形例においては、センサユニット50、70を第1搬送ローラ21およびローラユニット22よりもフロント側に1個のみ配置した構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、プリンタ本体11内の搬送路P上に複数設けてもよく、その位置も特に制限されず、例えば記録ヘッド18よりリア側に配置してもよい。また、検出レバー60の具体的形状についても任意であり、突出部61は棒状でなくてもよいし、被検出板部65は平板状に限られず、その他、センサユニット50、70の各部の形状等を含め、プリンタ10を構成する各部の具体的な細部構成についても任意に変更可能である。
さらに、上記実施形態および変形例では、本発明を、ドットインパクト方式のプリンタに適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、記録ヘッドのノズルからインクと吐出させて印刷を行うインクジェット式プリンタ、記録媒体として感熱シートを用い、この感熱シートを加熱する記録ヘッドによって画像を記録するサーマルプリンタ、加熱により溶融するインクが付着されたインクリボンを上記シートに当接させ、このインクリボンに熱エネルギーを与えて画像を記録する熱転写方式のプリンタ、感光体にレーザー光を照射して感光体上に粉体(トナー)等を付着させて画像を形成し、この画像をシートに転写するレーザープリンタ等、各種の記録方式を用いるプリンタに対しても適用可能であり、上記のプリンタ以外にシート状の媒体に画像を形成する装置であれば、どのような形態の装置においても適用できる。また、本発明は、画像記録装置としてのプリンタに限らず、例えば、紙幣や小切手類等あるいは各種冊子等の帳票または封筒形状とされたシートを処理して計数、搬送、集積、封緘等を行う装置のように、シートを搬送する搬送部を有する装置の全てに適用し、例えばセンサユニット50、70を搬送路に設けて搬送されるシートを検出する目的で使用可能であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に適用可能である。
プリンタの構成を示す外観斜視図である。 プリンタの構成を示す側断面視図である。 プリンタ本体の構成を示す斜視図である。 センサユニットの構成を示す斜視図である。 センサユニットの取付状態を示す要部拡大横断面視図である。 センサユニットの取付状態を示す要部拡大断面視図である。 センサユニットの構成および動作を示す要部拡大断面視図である。 センサユニットの構成および動作を示す要部拡大断面視図である。 プリンタの要部拡大断面視図である。 センサユニットの別の構成例を示す斜視図である。
符号の説明
10…プリンタ(画像記録装置)、18…記録ヘッド、19…キャリッジ、20…プラテン、21…第1搬送ローラ、21A…ローラ軸、21B…ローラ(搬送ローラ)、22…ローラユニット、22A…ローラ(搬送ローラ)、23…第3搬送ローラ、24…第4搬送ローラ、34…駆動輪列部、50、70…センサユニット(シート検出装置、記録媒体検出装置)、51…本体(支持部)、54…シート案内、54A…リブ、58…光センサユニット(検出部)、60、75…検出レバー(接触子)、61…突出部、64…湾曲部、65…被検出板部、67…錘部(付勢手段)、68…レバー保持バネ(付勢手段)、100…カットシート(シート、記録媒体)。

Claims (7)

  1. シート状の記録媒体を往復搬送する搬送部を備えた画像記録装置に設けられ、前記記録媒体が搬送される搬送路上で前記記録媒体を検出するシート検出装置において、
    前記記録媒体の搬送路に突出して、搬送される前記記録媒体に接触する接触子と、
    前記接触子を、前記記録媒体に接触しない状態では定位置を保ち、かつ、前記記録媒体の搬送方向に対して正方向および逆方向のいずれにも回動可能に支持する支持部と、
    前記接触子の回動を検出する検出部と、を備え、
    前記接触子は、前記記録媒体の搬送方向において前記搬送部が有する一対の前記搬送ローラのニップ部の一方側に設けられ、前記記録媒体が前記接触子側から搬送された場合に、前記記録媒体が前記接触子に接触するとともに前記搬送ローラのニップ部に挟まれるよう構成され、
    前記記録媒体が前記接触子側から搬送されて接触した場合の前記接触子の回動範囲が、前記搬送方向に直交する方向から見て前記ニップ部に重なること、
    を特徴とするシート検出装置。
  2. 前記接触子は、前記記録媒体が前記搬送ローラ側から搬送された場合に、前記記録媒体が前記搬送ローラのニップ部に挟まれた状態で前記接触子に接触する位置に配置されたことを特徴とする請求項1記載のシート検出装置。
  3. シート状の記録媒体を往復搬送する搬送部と、前記記録媒体の搬送路上で前記記録媒体を検出する記録媒体検出装置と、を備え、
    前記記録媒体検出装置は、
    前記記録媒体の搬送路に突出して、搬送される前記記録媒体に接触する接触子と、
    前記接触子を、前記記録媒体に接触しない状態では定位置を保ち、かつ、前記記録媒体の搬送方向に対して正方向および逆方向のいずれにも回動可能に支持する支持部と、
    前記接触子の回動を検出する検出部と、を備え、
    前記搬送部は、前記記録媒体の搬送路に配設されて前記記録媒体を挟む一対の搬送ローラを備え、
    前記接触子は、前記記録媒体の搬送方向において前記搬送部が有する一対の前記搬送ローラのニップ部の一方側に設けられ、前記記録媒体が前記接触子側から搬送された場合に、前記記録媒体が前記接触子に接触するとともに前記搬送ローラのニップ部に挟まれるよう構成され
    前記記録媒体が前記接触子側から搬送されて接触した場合の前記接触子の回動範囲が、前記搬送方向に直交する方向から見て前記ニップ部に重なること、
    を特徴とする画像記録装置。
  4. 前記接触子は、前記記録媒体が前記搬送ローラ側から搬送された場合に、前記記録媒体が前記搬送ローラのニップ部に挟まれた状態で前記接触子に接触する位置に配置されたことを特徴とする請求項3記載の画像記録装置。
  5. 前記記録媒体検出装置は、前記接触子として、回転中心となる軸部を有するレバーを備え、
    前記レバーの軸部より一方側の先端は前記接触子として前記搬送路に突出し、軸部より他方側は、前記搬送ローラの軸を避ける湾曲形状に形成され、この他方側の先端には被検出部が設けられ、
    前記支持部は、前記レバーの軸部を回動可能に支持し、
    前記検出部は、前記レバーの被検出部が定位置にあるか否かを検出すること、
    を特徴とする請求項3または4記載の画像記録装置。
  6. 前記記録媒体の搬送路を介して前記接触子に対向する側の前記搬送ローラは、搬送路に臨む案内面を有し、この案内面には前記接触子が入り込む溝が設けられるとともに、前記記録媒体の搬送方向に延びる複数のリブが所定間隔で並べて配置され、
    前記溝に近い側では前記リブが前記所定間隔より狭い間隔で並べて配置されたこと、
    を特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の画像記録装置。
  7. 前記記録媒体検出装置は、前記接触子を、前記記録媒体に接触しない状態で定位置を保持するとともに、前記記録媒体との接触が解消した場合に定位置に復帰するよう付勢する付勢手段を備えたこと、
    を特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の画像記録装置。
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