JP3832364B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置に係り、特に単票紙などの薄い媒体および通帳などの冊子状の厚い媒体を含む複数種類の厚さの媒体に文字を含む画像記録を行うことができる記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、厚さが薄い媒体から2[mm]を超える厚い媒体まで文字を含む画像を記録することが可能な記録装置が知られている。
【0003】
この場合において、薄い媒体としては、薄手の単票紙、連続用紙などが挙げられる。また厚い媒体としては、厚手の単票紙、通帳などの冊子、連続複写用紙等が挙げられる。
【0004】
上記従来の記録装置において、媒体を搬送する搬送経路の媒体の厚さ方向の幅(搬送経路の高さ)は、媒体の幅方向(記録時の主走査方向)に一定であり、媒体の厚さ方向の幅は、厚い媒体の厚さにあわせて設定されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の記録装置においては、薄い媒体が搬送された場合には、搬送経路の媒体の厚さ方向の幅(搬送経路の高さ)が大きいので、搬送経路内で媒体がばたついてしまう場合がある。
【0006】
このため、媒体の挿入検出あるいは媒体の整列検出のために媒体の情報(媒体の有無、反射率等)を検出する光学センサを搬送経路内に設けた場合に光学センサの焦点深度などとの関係で、媒体の検出精度が悪化し、正しい媒体搬送が行えない可能性があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、媒体の厚さの影響を受けることなく媒体の情報を確実に検出し、確実に媒体への記録を行うことが可能な記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、搬送経路内で媒体を搬送する搬送部と、搬送された媒体に文字を含む画像を記録する記録部と、を有し、複数種類の厚さの異なる媒体に記録を行う記録装置において、媒体の厚さ方向に配置され、媒体搬送中に各媒体に関する情報を検出する媒体情報検出部を備え、前記搬送経路を媒体の幅方向に複数の部分に分け、各前記部分において前記媒体の厚さ方向の前記媒体情報検出部と前記搬送経路を構成する媒体案内との距離を互いに異ならせたことを特徴としている。
【0009】
上記構成によれば、媒体情報検出部は、媒体の厚さに応じて適した搬送経路の部分、すなわち、媒体の厚さに応じて適した媒体案内部分において、媒体搬送中に各媒体に関する情報を検出する。
【0010】
この場合において、いずれかの前記部分は、前記媒体の厚さ方向への動きを規制すべく、前記距離を他の部分よりも相対的に狭めた狭幅部を構成してもよい。
【0011】
また、前記狭幅部は、前記媒体情報検出部に対応する部分に設けられているようにしてもよい。
【0012】
さらに、いずれかの前記部分に前記媒体の厚さ方向への動きを規制すべく、前記距離を狭めるための規制部を前記搬送路内に突設させるようにしてもよい。
【0013】
さらにまた、前記規制部は、前記媒体情報検出部に対応する部分に設けられているようにしてもよい。
【0014】
また、いずれかの前記部分に前記媒体の厚さ方向への動きを規制すべく、前記距離を狭めるための規制部を前記搬送経路内に出没自在に設けるようにしてもよい。
【0015】
さらに、いずれかの前記部分は、前記距離を他の部分よりも相対的に拡げた拡幅部を構成しているようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本実施形態のドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す斜視図である。図2は、図1のプリンタ本体の側断面図である。
【0018】
記録装置であるドットインパクトプリンタ10は、記録ヘッド18(図2参照)の多数の記録ワイヤを、インクリボン(共に図示せず)を介してシートに打ち付けてドットを記録することにより、文字を含む画像を記録する。
【0019】
ドットインパクトプリンタ10は、記録装置本体としてのプリンタ本体11と、プリンタ本体11に装着されたプッシュトラクタユニット12(図2参照)と、プリンタ本体11の上方を覆う図示しないアッパケース(不図示)と、プリンタ本体11の下方を覆うロアケース13(図2参照)と、プリンタ本体11の前方側に設置されてカットシートKあるいは通帳などの冊子を案内するシート供給ガイド43と、を備えている。
【0020】
上述したシートには、所定長さに切断された上記カットシートKと、複数枚が連接された連続シートとがある。カットシートKとしては、例えば単票紙、複写紙又はカットフィルム等があり、連続シートとしては連続紙、連続複写紙等がある。
【0021】
プリンタ本体11は、本体フレームとしてのベースフレーム14(図2参照)、メインフレーム15、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17と、記録機構部としての記録ヘッド18及びキャリッジ19と、シート搬送機構部としてのプラテン20、シート案内25、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24と、を備えている。
【0022】
ベースフレーム14及びメインフレーム15の略両端部には、左サイドフレーム16および右サイドフレーム17が立設して固定されている。
【0023】
左サイドフレーム16と右サイドフレーム17との間には、ロアキャリッジガイド軸26とアッパキャリッジガイド軸27が上下方向に所定距離離れて架け渡される。この場合において、ロアキャリッジガイド軸26が、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17に回動自在に枢支される。また、左サイドフレーム16と右サイドフレーム17との間には、プラテン20が架け渡されて回転自在に配設されると共に、シート案内25が固定して配設される。
【0024】
図2に示すプッシュトラクタユニット12は、連続シート(例えば連続紙)を、プラテン20を備えたシート搬送機構部へ供給するものであり、左右一対のトラクタ28を有する。
【0025】
トラクタ28は、トラクタ駆動軸29と、トラクタ駆動軸29に回転一体且つ軸方向摺動自在に軸支された図示しない第1のトラクタ駆動プーリと、トラクタガイド軸30と、トラクタガイド軸30に回転自在、かつ、軸方向に摺動自在に軸支された図示しない第2のトラクタ従動プーリと、第1および第2のトラクタ従動プーリに巻き掛けられたトラクタベルト31と、シート押え蓋32と、を備えている。
【0026】
一対のトラクタ28間の距離は、搬送すべき連続シート(連続紙)の幅寸法に応じて調整可能とされる。また、トラクタベルト31の全外周に突設された複数本のピン33が、連続シートの幅方向両側に穿設された穴(不図示)に係合可能とされる。
【0027】
プラテン20を含むシート搬送機構部は、プラテン20に対し、第1搬送ローラ21および第2搬送ローラ22がプリンタ本体11の前方側に配置されている。さらに、第1搬送ローラ21は、プラテン20と共にシート案内25の下方に配置され、第2搬送ローラ22はシート案内25の上方に配置されている。この場合に、第1搬送ローラ21および第2搬送ローラ22は対をなしており、媒体の搬送経路に対して上下方向に配置されている。
【0028】
また、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24がプリンタ本体11の後方側に配置されている。さらに、第3搬送ローラ23は、プラテン20と共にシート案内25の下方に配置され、第4搬送ローラ24はシート案内25の上方に配置されている。この場合においても、同様に、第3搬送ローラ23および第4搬送ローラ24は対をなしており、媒体の搬送経路に対して上下方向に配置されている。
【0029】
さらに、プラテン20、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23の上部は、シート案内25の上方に突出した状態となっている。また、シート案内25におけるプリンタ本体11の前方側には、シート案内25との間でシートを保持するシート保持プレート37が設けられている。
【0030】
プラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23および第4搬送ローラ24は、駆動輪列部34により、図2の時計方向(CW)または反時計方向(CCW)に回転駆動される。また、プッシュトラクタユニット12のトラクタベルト31は、同様に駆動輪列部34により反時計方向に駆動される。
【0031】
図1に示す駆動輪列部34は、左サイドフレーム16又は右サイドフレーム17の一方、例えば右サイドフレーム17に設置される。この駆動輪列部34は、正転または逆転可能なシート供給モータ35の駆動軸に回転一体に固定されたモータピニオン36を備える。このモータピニオン36をからの駆動力が巻掛け伝動機構や歯車機構を介して、プラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23、第4搬送ローラ24およびプッシュトラクタユニット12へ伝動可能とされる。
【0032】
単票紙又は複写紙等のカットシートKおよび通帳などの冊子は、図2に示すように、プリンタ本体11の前方側から手動供給された後、プラテン20、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23の時計方向の回転、並びに第2搬送ローラ22、第4搬送ローラ24の反時計方向の回転により、プリンタ本体11の前方から後方へ向かって矢印A方向に搬送される。また、プラテン20、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23の反時計方向の回転、並びに第2搬送ローラ22、第4搬送ローラ24の時計方向の回転により、プリンタ本体11の後方から前方へ向かって矢印B方向に搬送される。
【0033】
他方、連続紙等の連続シートは、プッシュトラクタユニット12によりプリンタ本体11の後方側から矢印B方向に供給された後、プラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24により同方向(矢印B方向)に搬送される。
【0034】
これにより、カットシートK及び連続シートは、キャリッジ19の後述の主走査方向に直交する副走査方向に搬送される。
【0035】
キャリッジ19は、図1に示すように、ロアキャリッジガイド軸26及びアッパキャリッジガイド軸27に摺動自在に挿通される。さらにキャリッジ軸19は、記録ヘッド18を搭載する。ロアキャリッジガイド軸26及びアッパキャリッジガイド軸27がプラテン20と平行に配置されることから、キャリッジ19は、これらプラテン20、ロアキャリッジガイド軸26及びアッパキャリッジガイド軸27の軸方向と一致する主走査方向に走行(走査)可能に設けられる。
【0036】
また、キャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆転により往復移動されるタイミングベルト39(図2)に結合される。従って、キャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆転により、タイミングベルト39を介し、ロアキャリッジガイド軸26及びアッパキャリッジガイド軸27に案内されて、主走査方向における図1の左向き又は右向きに走査される。ここで、キャリッジ駆動モータ38は、シート供給モータ35と共に例えばステッピングモータにて構成される。
【0037】
さらに、キャリッジ19には、図1に示すように、リボンカセット装着部40が設けられ、このリボンカセット装着部40に、インクリボンを収納した図示しないリボンカセットが装着される。
【0038】
また、キャリッジ19には、リボンカセットのインクリボンを、プラテン20の上方周面に接して搬送されるシート(カットシートまたは連続シート)から保護するリボンマスクホルダ41が設置されている。リボンカセット内のインクリボンは、リボンカセット装着部40に設置されたリボン駆動軸42により、記録ヘッド18の記録ワイヤの前方を移動可能に設けられる。
【0039】
記録ヘッド18は多数の図示しない記録ワイヤを備え、これらの記録ワイヤの突出方向前方(媒体側)に、インクリボンが位置することとなる。記録ヘッド18は、キャリッジ19と共に主走査方向に走査される間に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、このインクリボンのインクを、プラテン20(図2)と記録ヘッド18との間に搬送される媒体であるシート(カットシートK、冊子または連続シート)に付着させて、このシートに文字を含む画像を記録する。
【0040】
記録ヘッド18による記録動作は、キャリッジ19が主走査方向左向き又は右向きに走査される間に、記録ヘッド18の記録ワイヤにより一行文の記録がなされる。
【0041】
そして、この一行文の記録がなされる度に、シートがカットシートKあるいは冊子の場合には、シート搬送機構部(プラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24)が、シートを所定長(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返されることにより実施される。
【0042】
またシートが連続シートの場合には、上記シート搬送機構部及びプッシュトラクタユニット12が、それぞれシートを所定長(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返されることにより実施される。
【0043】
なお、図1に示す前記キャリッジ駆動モータ38は、右サイドフレーム17に固着された略ボックス形状のモータ取付ブラケット44に設置されて支持される。
【0044】
図3にドットインパクトプリンタ10の要部拡大斜視図を示す。
【0045】
ドットインパクトプリンタ10は、厚さの異なる様々な媒体を対象として記録を行っているため、比較的薄い媒体を搬送経路内で搬送する際に搬送路内における媒体のばたつきを抑制するための規制部材50が搬送路内に突設されている。
【0046】
この規制部材50が設けられている場所は、搬送経路を媒体の幅方向に複数の部分に分け、比較的薄い媒体が搬送される部分であり、かつ、比較的厚い媒体が搬送される部分を除く部分に設けられている。
【0047】
さらにリボンマスクホルダ41の規制部材50の上面50Aに対向する位置には、媒体であるシートの情報(シートの有無、シートの反射率など)を検出するための光学センサとして反射型光センサ41Aおよび反射型光センサ41Bが設けられている。
【0048】
反射型光センサ41A、41Bは、シートに対して検出光を照射し、シートによる反射光の有無に対応する検出信号を図示しない制御回路に出力する。この場合において、反射型光センサ41A、41Bは、それぞれリボンマスクホルダ41の下面からの距離がシートの検出に最適となるような所定位置に設けられている。
【0049】
すなわち、シートが薄い媒体である場合には、規制部材50の上面50Aに対向する位置で検出を行った場合にシートまでの距離が最適となり、シートが厚い媒体である場合には、規制部材50が設けられている部分以外の部分で検出を行った場合にシートまでの距離が最適となるようにされている。
【0050】
そして、シートがリボンマスクホルダ41の下面側に挿入されていない状態では、ホルダ本体41Cは、キャリッジ19に設けられた図示しない付勢バネによりプラテン20にほぼ接触するように付勢されている。この付勢ばねの付勢力は、シート挿入時にシートにより記録ヘッド18側に移動可能な程度とされているので、第1搬送ローラ21および第2搬送ローラ22によりシートが搬送されてくると、搬送されたシートの厚さに応じて、図2中、上方向に移動する。
【0051】
このとき、反射型光センサ41A、41Bは、上述したようにリボンマスクホルダ41の下面からの距離が検出に最適となるような所定位置に設けられているので、リボンマスクホルダ41に接触しているシートの上面からの距離も検出に最適となる位置となる。
【0052】
この状態において、キャリッジ19が主走査方向に走査されることにより、シートの有無に対応する検出信号を図示しない制御回路に出力することとなる。
【0053】
この場合に、制御回路は、シートが薄い媒体である場合には、規制部材50の上面50Aに対向する位置で検出を行った場合の検出信号を参照し、シートが厚い媒体である場合には、規制部材50が設けられている部分以外の部分における検出信号を参照するので、シートの有無あるいはシートの反射率等を確実に検出できることとなる。
【0054】
さらに、制御回路は、シートが適正に挿入されたことを検出し、さらにシートの反射率を検出した場合には、シートの幅を確実に検出することができることとなり、キャリッジ19の駆動範囲、すなわち、記録ヘッド18の主走査方向における駆動範囲を適正に設定して、キャリッジの無駄な動きを無くして高速に印字を行うこととなる。
【0055】
上述したように本実施形態によれば、記録対象の媒体の厚さに応じて、搬送経路を構成するシート案内25(媒体案内)から反射型光センサ41A、41B(媒体情報検出部)までの距離を適正なものとすることができ、ひいては媒体の厚さに応じて媒体上面から反射型光センサ41A、41Bまでの距離を適正なものとすることができ、検出精度を向上させることができる。この結果、安定した媒体搬送(紙送り)を行うことができる。
【0056】
さらに媒体の厚さが異なる場合でも、媒体の厚さに応じて媒体上面から反射型光センサ41A、41Bまでの距離も常にほぼ一定とすることができるので、反射型光センサ41A、41Bにおける検出しきい値を容易に設定することができる。
【0057】
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、以下のような変形が可能である。
【0058】
以上の実施形態においては、規制部材50を搬送経路内に突設させる構造を採っていたが、搬送経路を複数の部分に分け、各部分において媒体の厚さ方向の反射型光センサ(媒体情報検出部を構成)と搬送経路を構成するシート案内(媒体案内)との距離を互いに異ならせるようにし、媒体の厚さに応じて反射型光センサ(媒体情報検出部を構成)の主走査方向における検出位置を異ならせるようにすれば、同様に適用が可能である。
【0059】
より具体的には、薄い媒体については、媒体の厚さ方向への動きを規制すべく、媒体の厚さ方向の反射型光センサ(媒体情報検出部を構成)と搬送経路を構成するシート案内(媒体案内)との距離を他の部分よりも相対的に狭めた狭幅部を搬送経路内に設ければよい。
【0060】
また、以上の実施形態においては、規制部材を常時搬送経路内に突設させていたが、媒体の厚さが、媒体の幅により一定に定まる場合や、搬送経路の違いなどにより検出可能な場合には、比較的薄い媒体に記録を行う場合に、規制部材を搬送経路内に突設できるように、規制部材をソレノイド、モータ(カム機構、ギア輪列機構などの駆動力伝達機構も含む。)により出没自在に設けるようにすることも可能である。この構成によれば、比較的薄い媒体および比較的厚い媒体の双方において、常に安定した媒体検出、送り精度を確保することが可能となる。特に比較的薄い媒体と比較的厚い媒体とで、媒体幅が同一である場合についてもよりスムーズに媒体の搬送が可能となる。
【0061】
この場合において、さらに規制部材は、媒体に対して略垂直方向以外の方向(例えば、斜め下方向)に移動するように構成してもよい。
【0062】
また、以上の説明においては、搬送経路を狭める場合について述べたが、比較的薄い媒体の幅と比較して、比較的厚い媒体の幅が狭い場合には、搬送経路の一部分において媒体の厚さ方向の反射型光センサ(媒体情報検出部を構成)と搬送経路を構成するシート案内(媒体案内)との距離を他の部分よりも相対的に拡げた拡幅部を設けるようにしてもよい。
【0063】
以上の説明においては、記録装置としてドットインパクトプリンタの場合を例として説明したが、感熱記録プリンタ、インクジェットプリンタなどの記録ヘッドおよびキャリッジを有する各種の記録装置にも適用が可能である。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、媒体の厚さの影響を低減して、確実に媒体情報(媒体の有無、媒体の反射率、媒体の幅など)を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用されたドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す斜視図である。
【図2】図1のプリンタ本体を示す側断面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【符号の説明】
10プリンタ(記録装置)
18 記録ヘッド(記録部)
19 キャリッジ
20 プラテン
21 第1搬送ローラ(搬送部)
22 第2搬送ローラ(搬送部)
23 第3搬送ローラ(搬送部)
24 第4搬送ローラ(搬送部)
25 シート案内(搬送経路)
41 リボンマスクホルダ
41A、41B 反射型光センサ(媒体情報検出部)
50 規制部材
Claims (7)
- 搬送経路内で媒体を搬送する搬送部と、搬送された媒体に文字を含む画像を記録する記録部と、を有し、複数種類の厚さの異なる媒体に記録を行う記録装置において、
媒体の厚さ方向に配置され、媒体搬送中に各媒体に関する情報を検出する媒体情報検出部を備え、
前記搬送経路を媒体の幅方向に複数の部分に分け、各前記部分において前記媒体の厚さ方向の前記媒体情報検出部と前記搬送経路を構成する媒体案内との距離を互いに異ならせたことを特徴とする記録装置。 - 請求項1記載の記録装置において、
いずれかの前記部分は、前記媒体の厚さ方向への動きを規制すべく、前記距離を他の部分よりも相対的に狭めた狭幅部を構成していることを特徴とする記録装置。 - 請求項2記載の記録装置において、
前記狭幅部は、前記媒体情報検出部に対応する部分に設けられていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1記載の記録装置において、
いずれかの前記部分に前記媒体の厚さ方向への動きを規制すべく、前記距離を狭めるための規制部材を前記搬送路内に突設させたことを特徴とする記録装置。 - 請求項4記載の記録装置において、
前記規制部材は、前記媒体情報検出部に対応する部分に設けられていることを特徴とする記録装置。 - 請求項1記載の記録装置において、
いずれかの前記部分に前記媒体の厚さ方向への動きを規制すべく、前記距離を狭めるための規制部材を前記搬送経路内に出没自在に設けたことを特徴とする記録装置。 - 請求項1記載の記録装置において、
いずれかの前記部分は、前記距離を他の部分よりも相対的に拡げた拡幅部を構成していることを特徴とする記録装置。
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