JP2010235217A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリッジに搭載された一組の及び光位置センサを利用して、プラテン上のシートの厚み及び端の位置、並びにシートトレイ上のシートの残量を判定する画像記録装置を提供する。
【解決手段】制御部90は、プラテン42上に記録用紙50があると判定したことを条件として、第1指向にされた光源から照射された光束105の反射光106による光位置センサ41が出力する信号に基づいて、光位置センサ41からプラテン42上の記録用紙50までの第1距離L1を判定する。また、制御部90は、プラテン42上に記録用紙50がないと判定したことを条件として、光源40を第2指向として、キャリッジ42をプラテン42の窓37に対向する位置へ移動させて、光源40から照射された光束103の反射光104による光位置センサ41が出力する信号に基づいて、光位置センサ41から給紙トレイ20に積載された記録用紙50までの第2距離L2を判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、キャリッジに搭載された一組の光源及び光位置センサを利用して、プラテン上のシートの厚み及び端の位置、並びにシートトレイ上のシートの残量を判定する画像記録装置に関する。
インクジェット記録装置では、プラテンに支持された記録用紙へ向けて記録ヘッドからインクを噴出させることによって記録用紙に画像が記録される。この画像記録において、記録用紙の種類や厚みに応じて記録ヘッドからインク滴を噴出させるために、記録用紙の種類や厚みを光学的に検出する構成が提案されている(特許文献1)。また、複数枚の記録用紙を収容する給紙カセットの用紙残量を、光学的に検出する構成が提案されている(特許文献2)。
さらに、インクジェット記録装置において、キャリッジに光学センサを設けてプラテン上の記録用紙の状態を検出し、また、プラテンに設けられた窓を通じてシートトレイにおける記録用紙の状態をキャリッジの光学センサにより検出する構成が提案されている(特許文献3,4)。
特開2006−168138号公報 特開平6−336352号公報 特開2007−130933号公報 特開2008−132613号公報
キャリッジに搭載される光学センサには、特許文献1,2に記載されているように、反射光の位置を計測するものと、特許文献3,4に記載されているように、反射光量を計測するものとがある。
反射光の位置を計測する光学センサを用いると、光学センサからプラテン又はシートトレイ上のシートまでの距離が算出され、この距離に基づいて、プラテン上の記録用紙の厚みや端の位置、シートトレイの用紙残量を算出することができる。しかし、1個の光学センサを用いて、プラテン上の記録用紙の厚みや端の位置、及びシートトレイの用紙残量を算出しようとすると、プラテン上の記録用紙からの反射光の位置と、シートトレイの記録用紙からの反射光の位置とが光源に対して大きく異なるので、反射光を受光する領域を光源から広く設定することとなって、光学センサが大型化するという問題がある。一方、光源から照射される光の入射角度を小さくすれば、前述された各反射光の位置が光源に近寄るので、反射光を受光する領域を小さくし得るが、反射光の位置を計測する精度が悪くなり、例えば、プラテン上の記録用紙までの距離のように、1mm以下の精度に対応することができなくなり、その結果、精度のよい画像記録が実現されないこととなる。
他方、反射光量を計測する光学センサを用いると、プラテン又はシートトレイ上の記録用紙の有無は判定できるが、光学センサからプラテン又はシートトレイ上のシートまでの距離が計測できないので、記録用紙の厚みや用紙残量を直接検出することができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、キャリッジに搭載された一組の光源及び光位置センサを利用して、プラテン上のシートの厚み及び端の位置、並びにシートトレイ上のシートの残量を判定する画像記録装置を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係る画像記録装置は、光学的に検知され得る被検知部材と、上記被検知部材から第1方向へ離間されて配置されており、画像記録が行われるシートを支持し、当該第1方向に対して透光性の窓を有するプラテンと、上記プラテンに対して上記第1方向であって上記被検知部材と反対側に配置されており、上記プラテンの窓に対向する位置を含む範囲で上記プラテン上のシートに沿って移動するキャリッジと、上記キャリッジに搭載されており、シートへ向かってインク滴を噴出する記録ヘッドと、上記キャリッジに搭載されており、上記プラテン又は上記被検知部材へ向かって指向性を有する光を照射する光源と、上記光源により上記プラテン上のシート又は上記被検知部材に照射された光の反射光を受光する受光領域を有し、当該受光領域における光量の重心を示す信号を出力する光位置センサと、上記光源から照射される光の指向を、上記プラテン上のシートまでの距離を判定するに適した第1指向と、上記プラテンの窓を通じて上記被検知部材までの距離を判定するに適した第2指向とに変更する指向変更手段と、上記プラテン上にシートがあるか否かを判定するシート判定手段と、上記シート判定手段が上記プラテン上にシートがあると判定したことを条件として、上記指向変更手段によって上記光源が第1指向にされて照射された光の反射光による上記光位置センサが出力する信号に基づいて、上記光位置センサから上記プラテン上のシートまでの第1距離を判定する第1制御手段と、上記シート判定手段が上記プラテン上にシートがないと判定したことを条件として、上記指向変更手段によって上記光源が第2指向にされ、上記キャリッジを上記プラテンの窓に対向する位置へ移動させて、上記光源から照射された光の反射光による上記光位置センサが出力する信号に基づいて、上記光位置センサから上記被検知部材までの第2距離を判定する第2制御手段と、を具備する。
本画像記録装置は、インクジェット方式のプリンタである。シートトレイに積層された複数枚のシートは、一枚ずつプラテンへ給送される。そして、プラテン上において、シートに沿ってキャリッジが移動されると共に、キャリッジに搭載された記録ヘッドからインク滴が噴出されて画像記録が行われる。
キャリッジには、光源及び光位置センサが搭載されている。光源は、指向性を有する光を照射する。光の指向性は、必ずしも単一である必要はなく、光の大半がほぼ一定の方向へ照射されていればよい。また、光の指向性は、光源自体が指向性を有するものに限られず、例えばスリットや反射鏡などによって実現されてもよい。光位置センサは、例えばPSD(Position Sensitive Detector)センサにより実現される。演算回路は、PSDにより算出された光源までの距離に基づいてシートまでの距離を算出する。
指向変更手段は、例えば、光源の向きを変更したり、光源の指向性を実現するスリットの位置や反射鏡の角度を変更することによって、光源から照射される光を第1入射角度と第2入射角度とに変更する。なお、本明細書において入射角度とは、被検物であるシートの表面に垂直な方向に対して、光源から照射される光の指向方向がなす角度をいう。
第1制御手段は、入射角度変更手段を動作させて、距離計測手段の光源からプラテン上のシートへ照射される光を第1入射角度とする。そして、プラテン上のシートに沿ってキャリッジを移動させながら、光位置センサの出力に基づいてシートまでの第1距離を判定する。
第2制御手段は、キャリッジをプラテンの窓に対応する位置へ移動させる。この窓は、例えば貫通孔であっても透明部材が配置された箇所であってもよい。また、第2制御手段は、入射角度変更手段を動作させて、光源から被検知部材へ照射される光を第2入射角度とする。これにより、光源から照射される光が、窓を通じてプラテンの向こう側にある被検知部材まで到達し、被検知部材からの反射光が、窓を通じて光位置センサの受光領域へ到達する。したがって、光位置センサに測定された光量の重心に基づいて被検知部材までの第2距離が判定される。
(2) 上記第1制御手段は、上記第1距離に基づいて、上記プラテン上のシートの厚み及び端の位置を判定するものであってもよい。
(3) 上記被検知部材としてシートトレイに積載されたシートが挙げられる。そして、上記第2制御手段は、上記第2距離に基づいて、上記シートトレイ上のシートの残量を判定する。
(4) 上記第2制御手段は、上記第1距離及び上記第2距離に基づいて、上記シートトレイ上のシートの残量枚数を算出するものであってもよい。
前述されたように、第1制御手段はプラテン上の1枚のシートの厚みを判定する。また、第2制御手段は、シートトレイ上のシートの距離に基づいて、シートトレイ上に積載されている複数枚のシートの束の厚みを判定する。このシートの束の厚みを1枚のシートの厚みで除することによって、シートトレイ上のシートの残量枚数が算出される。
(5) 上記被検知部材が、上記第1方向と交差する方向に移動可能なシートトレイであり、上記第2制御手段は、上記第2距離に基づいて、上記シートトレイが所定の位置にあるかを判定するものであってもよい。
シートトレイが装置本体に対して着脱可能又は引出し可能に構成されている場合に、シートトレイが所定の位置、すなわちシートトレイからシートが供給可能な位置にあるときと無いときとで第2距離が異なる。したがって、第2制御手段は、第2距離に基づいて、シートトレイが所定の位置にあるかを判定することができる。
(6) 上記被検知部材が、搬送路を搬送されるシートであり、上記第2制御手段は、上記第2距離に基づいて、当該搬送路にシートがあるかを判定するものであってもよい。
プラテンの窓に対応する位置に搬送路が設けられている場合には、その窓に対応する位置の搬送路にシートがあるときと無いときとで第2距離が異なる。したがって、第2制御手段は、第2距離に基づいて、搬送路にシートがあるかを判定することができる。
(7) 上記光源の第1指向が上記プラテン上のシートの表面に垂直な方向に対してなす角度である第1入射角度と、上記光源の第2指向が上記被検知部材の表面に垂直な方向に対してなす角度である第2入射角度とは、式1の関係にあることが好適である。
式1:(第1入射角度)>(第2入射角度)
第1入射角度が大きくされることによって、光位置センサの検出精度が向上される。つまり、プラテン上のシートまでの第1距離が高精度で検出される。一方、被検知部材までの第2距離は、第1距離ほど高精度である必要がないので、第2入射角度が小さくされることによって、光位置センサの受光領域を小さくすることができる。これにより、精度や領域が異なる第1距離及び第2距離が、1組の光源と光位置センサによって測定可能となる。
(8) 上記指向変更手段として、上記キャリッジが移動する第2方向へ突出されて、当該キャリッジに対して第2方向へ相対的にスライドされて第1位置及び第2位置へ移動可能な入力レバーと、上記キャリッジの移動範囲内に設けられており、上記入力レバーと第2方向に対して当接する当接部と、上記入力レバーが第1位置又は第2位置の一方へのスライドに連動して上記光源を第1指向とし、他方のスライドに連動して上記光源を第2指向とする連動機構と、を有するものが挙げられる。
(9) 上記連動機構として、上記光源の向きを変更するものが挙げられる。
(10) 上記連動機構として、上記光源の指向性を決定するスリットの位置を変更するものが挙げられる。
(11) 上記連動機構として、上記光源の指向性を決定する反射鏡の位置を変更するものが挙げられる。
本発明によれば、第1制御手段が、入射角度変更手段を動作させて、光源からプラテン上のシートへ照射される光を第1入射角度として、距離計測手段によりシートまでの距離を判定させることによって、シートまでの第1距離を判定する。一方、第2制御手段が、キャリッジをプラテンの窓に対応する位置へ移動させ、入射角度変更手段を動作させて、光源から被検知部材へ照射される光を第2入射角度として、被検知部材までの第2距離を判定する。これにより、キャリッジに搭載された一組の光源及び光位置センサを用いて、プラテン上のシートまでの第1距離と被検知部材までの第2距離とを判定することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る複合機10の外観構成を示す斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す模式断面図である。 図3は、図2におけるIII-III切断線の断面構造を示す断面図である。 図4は、プリンタ部11の内部構造を示す平面図である。 図5は、図4におけるV-V切断線の断面構造を示す断面図である。 図6は、ギャップ調整部材83等の構成を示す一部分解斜視図である。 図7は、制御部90の構成を示すブロック図である。 図8は、制御部90によって行われる給紙トレイ20に積載された記録用紙50の残量判定の手順を示すフローチャートである。 図9は、制御部90によって行われるプラテン42上の記録用紙50の厚み及び端判定の手順を示すフローチャートである。 図10は、プラテン42上の記録用紙50の厚みを判定する状態を示す断面図である。 図11は、プラテン42上の記録用紙50の端を判定する状態を示す断面図である。 図12は、第1変形例に係るキャリッジ38を示す模式図である。 図13は、第2変形例に係るキャリッジ38を示す模式図である。 図14は、第4変形例におけるプリンタ部11の内部構造を示す模式図である。
以下、適宜図面が参照されながら、本発明の好ましい実施形態が説明される。なお、本実施の形態は、本発明に係る画像記録装置の一態様にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様が変更可能であることは言うまでもない。
[複合機10の概略構成]
図1に示されるように、複合機10は、高さ方向121(第1方向)よりも幅方向(第2方向)122及び奥行き方向123に長い幅広薄型の概ね直方体形状に構成されている。複合機10は、プリンタ部11とスキャナ部12とを一体的に備え、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能等を有する。プリンタ部11が本発明に係る画像記録装置に相当する。なお、複合機10は、必ずしもスキャナ部12を有している必要はなく、スキャナ機能やコピー機能を有しない単機能のプリンタとして本発明に係る画像記録装置が実施されてもよい。
複合機10の下部にプリンタ部11が設けられている。プリンタ部11は、パーソナルコンピュータなどの外部情報機器(不図示)と通信可能に接続されている。プリンタ部11は、外部情報機器から受信した印刷データやスキャナ部12で読み取られた原稿の画像データに基づいて、記録用紙50(図2参照)に画像を記録するものである。プリンタ部11では、給紙トレイ20に収容されている記録用紙50が記録部24へ供給され、記録部24によって画像記録された記録用紙50が排紙トレイ21へ排出される。記録用紙50は、本発明におけるシートの一例である。
複合機10の上部にスキャナ部12が設けられている。スキャナ部12は、いわゆるフラットベッドスキャナとして機能するものであるが、本発明においてスキャナ部12は直接に関係しないので、その詳細な説明が省略される。
複合機10の正面上部に操作パネル14が設けられている。操作パネル14には、各種情報を表示するディスプレイや情報の入力を受け付けるボタンが設けられている。複合機10は、操作パネル14から入力された指示情報に基づいて動作する。なお、複合機10が外部情報機器と接続されている場合には、複合機10は、外部情報機器からプリンタドライバやスキャナドライバなどを通じて送信される指示情報に基づいても動作する。
[プリンタ部11]
以下、プリンタ部11の構成が説明される。
[給紙トレイ20、排紙トレイ21及び供給部33]
図1に示されるように、プリンタ部11の正面側に開口13が形成されている。プリンタ部11には、この開口13を通じて給紙トレイ20が着脱される。この開口13内に給紙トレイ20及び排紙トレイ21が設けられている。給紙トレイ20及び排紙トレイ21は、開口13内において、排紙トレイ21を給紙トレイ20の上側として上下二段に配置されている。
給紙トレイ20は、記録用紙50を積載状態で収容可能な容器形状のものである。給紙トレイ20には、定形サイズの矩形の記録用紙50が収容される。記録用紙50の種類としては、普通紙、光沢紙、インクジェット紙などが挙げられる。また、記録用紙50の定形サイズとしては、A4サイズ、B5サイズ、はがきサイズ等が挙げられる。給紙トレイ20において、記録用紙50が載置される底面29には、凹陥部27が形成されている。この凹陥部27は、高さ方向121において、後述されるプラテン42の窓37の直下に配置されている。凹陥部27は、給紙トレイ20に積載された各種記録用紙50によって覆われる。給紙トレイ20に積載された記録用紙50及び凹陥部27が、本発明における被検知部材に相当する。
図2に示されるように、給紙トレイ20の奥側(図2における右側)に傾斜板22が設けられている。傾斜板22は、装置背面側(図2における右側)へ倒れるように傾斜している。給紙トレイ20に積載された記録用紙50は、傾斜板22に案内されて搬送路23へ供給される。
給紙トレイ20の上側には、供給部33が設けられている。供給部33は、給紙ローラ25、アーム26、及び軸28を主要な構成とする。軸28は、複合機10の幅方向122(図2の紙面に垂直な方向、図1参照)を軸方向としてプリンタ部11のフレーム(不図示)に支持されている。アーム26は、軸28に回動可能に設けられた長尺部材である。給紙ローラ25は、このアーム26の先端側、つまり軸28と反対側に回転可能に支持されている。
アーム26は、自重によって或いはバネ等による弾性力を受けて給紙トレイ20側へ回動される。これにより、給紙ローラ25が、給紙トレイ20における最上位置の記録用紙50に適切な圧力で当接する。この状態で軸28及びアーム26に設けられた動力伝達機構(不図示)を介してLFモータ85(図7参照)の駆動力が給紙ローラ25に伝達されると、給紙ローラ25が回転する。給紙トレイ20上の最上位置の記録用紙50は、給紙ローラ25の回転力を受けて傾斜板22に沿って搬送路23へ送り出される。これにより、給紙トレイ20から搬送路23へ記録用紙50が供給される。
[搬送路23、搬送ローラ60及び排紙ローラ62等]
搬送路23は、傾斜板22から上方へ向かった後、複合機10の正面側(図2における左側)へ曲げられ、排紙トレイ21まで延びるUターンパスである。搬送路23には、搬送ローラ60及びピンチローラ61が設けられている。搬送ローラ60は、LFモータ85(図7参照)から駆動伝達されて回転する。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の下側に回転自在に配置されており、搬送ローラ60へ向かってバネにより付勢されている。給紙トレイ20から搬送路23へ供給された記録用紙50は、搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持された状態で、搬送ローラ60の回転力を受けて搬送向き101へ搬送される。
搬送路23における搬送ローラ60及びピンチローラより搬送向き101の下流側に、排紙ローラ62及び拍車63が設けられている。排紙ローラ62は、LFモータ85(図7参照)から駆動伝達されて回転する。排紙ローラ62の回転は、搬送ローラ60の回転と同期されている。拍車63は、排紙ローラ62の上側に回転自在に配置されており、排紙ローラ62へ向かってバネにより付勢されている。記録用紙50は、排紙ローラ62と拍車63とに挟持された状態で、排紙ローラ62の回転力を受けて搬送路23に沿って搬送され、排紙トレイ21へ排出される。
搬送路23における搬送ローラ対59よりも搬送向き101の上流側に、レジストセンサ65が設けられている。レジストセンサ65は、搬送路23に沿って搬送される記録用紙50の有無を検出するものである。レジストセンサ65は、記録用紙50を検出可能であれば特に限定されるものではないが、本実施形態ではメカニカルセンサとして構成されている。レジストセンサ65は、フォトインタラプタ及び検出子を備える。フォトインタラプタは、光を出射する発光部、及び光を受光する受光部を有する。検出子は、記録用紙50との当接によって回動可能に軸支されている。記録用紙50が検出子に当接していない状態では、発光部と受光部との間の光の光路が開放されている。記録用紙が検出子に当接すると、検出子によって上記光路が遮られる。このため、受光部で生成される電気信号の信号レベルが変化する。
[プラテン42]
図2に示されるように、搬送ローラ60と排紙ローラ62との間に、プラテン42が設けられている。プラテン42は、搬送路23の下側に配置されている。また、図3に示されるように、プラテン42と給紙トレイ20とは、高さ方向121に対して離間された位置にある。プラテン42は、各サイズの記録用紙50の幅(搬送向き101と直交する方向の幅)より幅広な平板形状の部材である。搬送路23に沿って搬送される記録用紙50は、プラテン42によって下から支持される。このプラテン42には、厚み方向(高さ方向121)に貫通する窓37が設けられている。
窓37は、プラテン42の幅(幅方向122の幅)に対して中央に形成されている。各種サイズの記録用紙50は、その幅方向の中央を、プラテン42の幅方向における中央に合致させて搬送向き101へ搬送されるので、プラテン42上に記録用紙50が搬送されると、窓37は記録用紙50によって覆われる。つまり、記録用紙50は、いわゆるセンターレジで搬送される。この窓は、後述される光源40から照射された光や、給紙トレイ50に積載された記録用紙50からの反射光を透過させる。
[記録部24]
図2に示されるように、プラテン42の上側に記録部24が配置されている。記録部24は、キャリッジ38、記録ヘッド39、光源40及び光位置センサ41を主要な構成とする。
プラテン42に対して、高さ方向121へ離間されてキャリッジ38が配置されている。キャリッジ38は、プラテン42に対して給紙トレイ20と反対側に配置されている。キャリッジ38は、搬送向き101と直交する方向であってプラテン42の上面に沿って往復動される。この往復動方向は幅方向122と合致する。このキャリッジ38が往復動する範囲には、前述された窓37の上側が含まれる。キャリッジ38が往復動する幅方向122が、本発明における第2方向に相当する。
キャリッジ38は、以下に説明されるガイドフレーム43,44に沿って、ベルト駆動機構46から駆動伝達されて往復動される。図4に示されるように、搬送路23の上側において、搬送向き101に所定の間隔が隔てられて、一対のガイドフレーム43,44が設けられている。ガイドフレーム43,44は、幅方向122へ延設されている。ガイドフレーム43は、ガイドフレーム44よりも搬送向き101の上流側に設けられている。キャリッジ38は、ガイドフレーム43,44を跨ぐようにしてガイドフレーム43,44に載置されている。これにより、キャリッジ38は、搬送路23を挟んでプラテン42と対向して配置されている。なお、図2では、ガイドフレーム43,44が省略されている。
キャリッジ38の搬送向き101の上流側の端部は、ガイドフレーム43の上面に摺動自在に支持されている。キャリッジ38の搬送向き101の下流側の端部は、ガイドレーム44の上面に摺動自在に支持されている。ガイドフレーム44の端部45は、ガイドフレーム44が上方へ向かって略直角に曲折されたものであり、幅方向122へ延出されている。キャリッジ38は、この端部45を不図示のローラ等によって挟持している。これにより、キャリッジ38は、端部45を基準として幅方向122への移動が可能である。
ガイドフレーム44の上面には、ベルト駆動機構46が設けられている。ベルト駆動機構46は、駆動プーリ47、従動プーリ48、及び駆動ベルト49を有している。駆動プーリ47及び従動プーリ48は、幅方向122の両端付近にそれぞれ設けられている。駆動ベルト49は、内側に歯が設けられた無端環状のものであり、駆動プーリ47と従動プーリ48との間に架け渡されている。
駆動プーリ47の軸にCRモータ84(図7参照)が接続されている。駆動プーリ47は、CRモータ84の駆動力を受けて回転する。この駆動プーリ47の回転力によって駆動ベルト49が周運動する。キャリッジ38は、この駆動ベルト49に固定されているので、タイミングベルト49が周運動することによって幅方向122に沿って移動する。
ガイドレール44には、エンコーダストリップ51が設けられている。エンコーダストリップ51は、縁部45に沿って架設されている。エンコーダストリップ51は、透明な樹脂からなる帯状のものである。エンコーダストリップ51には、遮光部と透光部とが等ピッチで交互に並んだパターンが記されている。キャリッジ38には、このエンコーダストリップ51のパターンを検出するための光学センサ52が搭載されている。
記録ヘッド39は、インクジェット方式の記録ヘッドである。図4に示されるように、プリンタ部11の内部には、インクカートリッジ15が設けられている。このインクカートリッジ15は、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックのインク色に対応して4つが設けられている。各インクカートリッジ15から記録ヘッド39へ4本のインクチューブ36が設けられている。各インクチューブ36を通じて、各インクカートリッジ15から記録ヘッド39へ各色インクが供給される。記録ヘッド39は、そのノズルがキャリッジ38の底面から下方へ露出されるように、キャリッジ38に搭載されている(図2参照)。キャリッジ38が幅方向122へ移動される間に、記録ヘッド39のノズルから微小なインク滴55がプラテン42上の記録用紙50へ向けて選択的に噴出される。これにより、プラテン42に沿って搬送される記録用紙50上に画像が記録される。
図5に示されるように、キャリッジ38は、記録ヘッド39を搭載するキャリッジ本体70と、ガイドフレーム43,44にそれぞれ摺接してキャリッジ本体70を所定の高さに支持する摺動部材71と、摺動部材71を上方へ弾性付勢するコイルバネ72と、キャリッジ本体70と摺動部材71との間に介設されたギャップ調整部材73とを具備する。摺動部材71、コイルバネ72、ギャップ調整部材73は、ガイドフレーム43,44に対応して、キャリッジ本体70の搬送向き101の両側にそれぞれ組み付けられているが、これらは同様の構成なので、以下、搬送向き101の下流側の構成を例に詳細な構成が説明される。
図5及び図6に示されるように、摺動部材71は、ガイドフレーム43,44と摺接する摺接板74と、摺接板74から延出された係止部75とを有する。摺接板74は短手方向の長さがギャップ調整部材73の短手方向の長さと略同一の矩形の平板であり、その底面がガイドフレーム43,44に接触しながら摺動される。摺接板74の上面がギャップ調整部材73の底面に均等に当接することにより、摺接板74の底面がガイドフレーム43,44の上面と平行に位置決めされる。
係止部75は、摺接板74の上面の略中央から該上面と略直交する方向へ延出されている。係止部75は、摺接板74の長手方向に延びる平板形状であり、その平板形状の厚み方向に貫通する案内溝76が形成され、係止部75の間(図5の上側)において開口している。この案内溝76に、後述されるキャリッジ本体70の支持リブ81が嵌挿され、摺動部材71が案内溝76に沿って上下方向へ移動可能に支持される。係止部75により、摺接板74が留め板77に係止される。留め板77には、係止部75を挿入するための貫通孔78が穿設されている。貫通孔78の幅は、一対の係止部75の外縁の間より狭い。一対の係止部75は、いわばスナップフィットのように、案内溝76の溝幅を狭めるように内側へ押圧されることにより弾性変形されて、留め板77の貫通孔78に挿通され、その押圧が解除されると、弾性復帰して貫通孔78の周縁より外側へ突出する。この一対の係止部75により、係止部75が貫通孔78から抜け出ないように、摺接板74が留め板77に係止される。
図5に示されるように、キャリッジ本体70における搬送向き101の下流側には、キャリッジ38のスライド方向(幅方向122)に隔てられて、摺動部材71を上下動可能に支持する支持部材79がそれぞれ設けられている。支持部材79は、コイルバネ72の外径より若干大きい内径の凹部が下方向に凹陥されたものであり、該凹部の底面に、摺動部材71の係止部75が挿通される貫通孔80と、摺動部材71の案内溝76に嵌入される支持リブ81とが形成されている。この支持リブ81が、摺動部材71の案内溝76に嵌入されることにより、摺動部材71が、案内溝76に沿って上下動可能に支持部材79に支持される。
図5及び図6に示されるように、ギャップ調整部材73は、細長棒状の平板であり、摺動部材71と支持リブ81との間に介設される。ギャップ調整部材73は、その長手方向に隔てられて3段階の調整部位82が形成されている。3段階の調整部位82は、その肉厚(図5における上下方向)がギャップ調整部材73のスライド方向に3段階に変化されている。各調整部位82には、厚み方向に貫通する長孔83が、ギャップ調整部材73の短手方向の略中央に形成されている。長孔83の短手方向の幅(図5における紙面垂直方向)は、摺動部材71の係止部75の厚みより若干広く、この長孔83に係止部75が貫通される。長孔83に貫通された係止部75の延出端は、図5に示されるように、キャリッジ本体70の支持部材79の貫通孔80に挿通される。また、係止部75の案内溝76には、支持リブ81が嵌入される。そして、図5に示されるように、係止部75の係止部75が留め板77に係止される。
留め板77と支持部材79との間には、コイルバネ72が介設されており、コイルバネ72により、留め板77には支持部材79に対して上方向の弾性付勢力が付与される。この弾性付勢力が、留め板77を介して摺動部材71に作用し、摺動部材71は、支持リブ81が許容する上下動範囲内で最も上側に位置するように弾性付勢される。また、支持リブ81と摺動部材71の摺接板74との間には、ギャップ調整部材73が介設されているので、ギャップ調整部材73の調整部位82の肉厚分だけ、摺動部材71が弾性付勢力に反して下側へ移動される。調整部位82には、前述したように長孔83が形成されているので、ギャップ調整部材73は、摺動部材71の係止部75を肉厚方向に貫通させた状態でスライド移動可能である。ギャップ調整部材73がスライド移動することにより、支持リブ81と摺接板74との間に位置する調整部位82の肉厚が変化され、その肉厚変化により、摺動部材71の上下方向の位置が変化される。つまり、支持リブ81と摺接板74との間に厚肉部102が介在することにより、支持リブ81と摺接板74との間隔が拡げられ、支持リブ81と摺接板74との間に薄肉部100が介在することにより、支持リブ81と摺接板74との間隔が狭められる。
図5に示されるように、摺動部材71と支持リブ81との間に介設されたギャップ調整部材73は、そのスライド方向両端がキャリッジ本体70からそれぞれ突出する長さである。このスライド方向両端が、ガイドフレーム43,44の両端を切り起こして形成された壁58,59(図4参照)に当接されることにより、ギャップ調整部材73のスライド位置が変化される。
図4に示されるように、前述されたギャップ調整部材73がキャリッジ本体70の搬送向き101の両側にそれぞれ設けられている。図4に示されるように、キャリッジ本体70の搬送向き101の下流側には、2つの摺動部材71が配設され、この2つの摺動部材71が一つのギャップ調整部材73のスライド位置により上下動されるように構成されている。一方、キャリッジ本体70の搬送向き101の上流側には、1つの摺動部材71が配設され、この1つの摺動部材71を上下動すべく、ギャップ調整部材73の中央に調整部位82が形成されている。
搬送向き101の上流側及び下流側の各ギャップ調整部材73が、各摺動部材71を所定の高さに保持する位置は連係されており、キャリッジ38のスライド移動により、各ギャップ調整部材73のスライド方向両端が当接されて変動するスライド位置は、3つの摺動部材71が同じ高さに保持するものとなっている。したがって、キャリッジ本体70は、常にガイドフレーム43,44の上面に対して平行に維持され、キャリッジ本体70に搭載された記録ヘッド39を水平に維持した状態で、キャリッジ本体70が上下動される。これにより、記録ヘッド39とプラテン42上の記録用紙とのギャップが、画像記録領域で水平に維持されるので、精度のよい画像記録が実現される。
図3に示されるように、光源40は、キャリッジ38において記録ヘッド39より搬送向き101の上流側に配置されて、プラテン42に対向されている。光源40は、指向性のある光束を照射する。光源40から照射された光束103,105は、幅方向122に対して第1入射角度θ1又は第2入射角度θ2をなしてプラテン42へ向かって進行する。光源40から照射される光束の指向は、第1指向と第2指向とに変化される。第1指向は、プラテン42上の記録用紙50までの第1距離を判定するに適したものである。第2指向は、プラテン42の窓37を通じて給紙トレイ20上の記録用紙50までの第2距離を判定するに適したものである。
光源40は、アーム53の先端に支持されている。このアーム53の基端はキャリッジ38に連結されている。アーム53は、基端側を軸として先端側を幅方向122へ回動可能である。アーム53の回動範囲は、前述された第1指向と第2指向とに対応する範囲に限定されている。
光源40に隣接してスライダ54が設けられている。スライダ54は、幅方向122へ延びる長尺部材である。スライダ54は、幅方向122へスライド移動可能にキャリッジ38に支持されている。スライダ54の両端は、キャリッジ38から幅方向122の外側へそれぞれ突出され得る。スライダ54は、第1位置と第2位置とにスライド移動される。図3に示されるように、第1位置においては、スライド54の右端がキャリッジ38から突出される。第2位置において、スライド54の左端がキャリッジ38から突出される。このように突出されたスライダ54の右端又は左端が、キャリッジ38が往復動範囲の両端付近において壁58,59に当接されながら、キャリッジ38が更に端側へ移動されることによって、スライダ54が第1位置又は第2位置へスライド移動される。このスライダ54が、本発明における指向変更手段の入力レバーに相当する。
スライダ54には、鈎形状に突出されたガイド55,56が設けられている。このガイド55,56は、幅方向122において光源40を囲むように配置されている。スライダ54が第1位置にされると、ガイド55が光源40に当接する。このガイド55との当接によってアーム53が回動されて光源40が第1指向に保持される。スライダ54が第2位置にされると、ガイド56が光源40に当接する。このガイド56との当接によってアーム53が回動されて光源40が第2指向に保持される。このようにスライダ54に連動するガイド55,56が、本発明における連動機構及び当接部に相当する。
図3に示されるように、光位置センサ41は、キャリッジ38において記録ヘッド39より搬送向き101の上流側に配置されて、プラテン42に対向されている。また、光位置41は、光源40と幅方向122へ離間されて配置されている。この光位置センサ41は、第1指向又は第2指向とされた光源40から照射されて、プラテン42上の記録用紙50又は給紙トレイ20上の記録用紙50に反射した反射光を受光する受光領域を有し、その受光領域における光量の重心を示す信号を出力するものである。このような光位置センサ41は、PSD(Position Sensitive Detector)センサにより実現される。
[制御部90]
制御部90は、プリンタ部11のみならず、複合機10の全体動作を統括的に制御するものである。しかしながら、プリンタ部11以外の動作については、本発明に直接関係しないので、ここでは詳細な説明が省略される。
図7に示されるように、制御部90は、CPU91、ROM92、RAM93、EEPROM94、及びASIC95を主とするマイクロコンピュータとして構成されている。この制御部90が本発明におけるシート判定手段、第1制御手段及び第2制御手段として機能する。
ROM92には、CPU91がCRモータ84やLFモータ85など、プリンタ部11の各種動作を制御するためのプログラムが記憶されている。このROM92には、第1距離に基づいて、プラテン42上の記録用紙50の厚み及び端位置を演算するためのテーブルや演算式が格納されている。また、ROM92には、給紙トレイ20に載置されている記録用紙50の残量を演算するためのテーブルや演算式が格納されている。
RAM93は、CPU91が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又はデータ処理などの作業領域として使用される。EEPROM94には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC95には、光位置センサ41、光学センサ52、駆動回路96,97及びレジストセンサ65が接続されている。なお、図7には示されていないが、ASIC95には、記録ヘッド39を制御するヘッド制御回路、スキャナ部12、操作パネル14なども接続されている。
駆動回路96は、LFモータ85を駆動させるものである。LFモータ85の駆動は、給紙ローラ25、搬送ローラ60及び排紙ローラ62へ伝達される。駆動回路96は、ASIC95から入力されるPWM信号に基づいて、LFモータ85に駆動信号を通電する。この駆動信号を受けてLFモータ85が回転することにより、給紙ローラ25、搬送ローラ60、及び排紙ローラ62が回転される。
駆動回路97は、CRモータ84を駆動させるものである。CRモータ84の駆動は、ベルト駆動機構46を通じてキャリッジ38へ伝達される。駆動回路97は、ASIC95から入力されるPWM信号に基づいて、CRモータ84に駆動信号を通電する。この駆動信号を受けてCRモータ84が回転することにより、キャリッジ38が幅方向122へ移動する。
制御部90は、光学センサ52から出力されるパルス信号に基づいて、キャリッジ38の位置を把握する。
制御部90は、レジストセンサ65から出力される電気信号の変化に基づいて、レジストセンサ65が配置された位置を記録用紙50の先端又は後端が通過したかを判断する。また、記録用紙50の先端又は後端が通過した後の、LFモータ85の回転量に基づいて、記録用紙50の先端又は後端の位置を把握する。
制御部90は、光位置センサ41の出力に基づいて、光位置センサ41からプラテン42上の記録用紙50までの第1距離L1や、給紙トレイ20上の記録用紙50までの第2距離L2を演算する。
[給紙トレイ20の記録用紙50の残量判定動作]
以下、図3及び図8が参照されて、給紙トレイ20に積載された記録用紙50の残量を判定する動作が説明される。この残量判定が行われれるタイミングは特に限定されない。したがって、例えば、複合機0の電源がオンされたときや、画像記録の開始するための入力を受け付けたとき、ジャム処理が終えられたときなどのタイミングで行われてよい。
残量判定動作において、制御部90は、プラテン42上に記録用紙50があるか否かを判定する(S1)。制御部90は、レジストセンサ65が出力する信号とLFモータ85の回転量とに基づいて、記録用紙50の先端又は後端の位置を把握している。したがって、記録用紙50の先端がプラテン42上に到達しており、かつ記録用紙50の後端がプラテン42より搬送向き101の下流側へ到達していなければ、プラテン42上に記録用紙50があると判定する。プラテン42上に記録用紙50があると判定されたときは、制御部90は、LFモータ85を駆動させて、その記録用紙50を排紙トレイ21へ排出する(S2)。
プラテン42上から記録用紙50が無くなると、制御部90は、光源40を第2指向にすべくスライダ54を第2位置とする(S3)。詳細には、CRモータ84を駆動させて、キャリッジ38を壁58側へ移動させて、この壁58にスライダ54を当接させてスライドさせる。その後、制御部90は、キャリッジ38をプラテン42の窓37の直上に移動させる(S4)。これらの動作において、キャリッジ38の位置は、エンコーダストリップ51を検出する光学センサ52の出力に基づいて把握される。
続いて、制御部90は、給紙トレイ20に積載された記録用紙50のうち、最上位置にある記録用紙50から、キャリッジ38に搭載された光位置センサ41までの高さ方向121に沿った第2距離L2を測定する(S5)。詳細には、制御部90は、第2指向にされた光源40から光束103を照射させる(S5)。図3に示されるように、この光束103は、プラテン42の窓37を通過して、第2入射角度θ2で給紙トレイ20上の記録用紙50に到達する。この第2入射角度θ2は、給紙トレイ20に積載された記録用紙50の枚数に拘わらず一定である。そして、記録用紙50によって光束103が反射されて、反射光104がプラテン42の窓37を通過して光位置センサ41に到達する。光位置センサ41は、幅方向122における反射光104の重心を示す信号を出力する。この反射光104の重心の位置は、給紙トレイ20に積載された記録用紙50の枚数に応じて、つまり第2距離L2に応じて変化する。この反射光104の重心の位置から光源40までの幅方向122に沿った距離Lxと、第2入射角度θ2とに基づいて、第2距離L2が演算される。演算された第2距離L2は、RAM93に格納される(S6)。
制御部90は、RAM93に格納された第2距離L2に基づいて、給紙トレイ20上の記録用紙50の残量を判定する(S7)。給紙トレイ20に記録用紙50が無い場合には、第2距離L2が、光位置センサ41から給紙トレイ20の凹陥部27までの高さ方向121に沿った距離L10に合致する。したがって、制御部90は、第2距離L2=距離L10であれば、給紙トレイ20上に記録用紙50が無いと判定する。
また、給紙トレイ20上の記録用紙50の残量が少ない場合には、第2距離L2が、距離L10より短い。仮に、10枚の普通紙が給紙トレイ20に積載されたときの最上位置の普通紙から光位置センサ41までの高さ方向121に沿った距離L11が閾値に設定されていれば、制御部90は、距離L10>第2距離L2>距離L11であれば、給紙トレイ20上の記録用紙50の残量が少ないと判定する。そして、第2距離L2<距離L11であれば、制御部90は、給紙トレイ20上に記録用紙50が十分にあると判定する。これら判定結果は、例えば操作パネル14上のディスプレイなどに表示される。
[プラテン42上の記録用紙50の厚み及び端位置判定動作]
以下、図9から図11が参照されて、プラテン42上の記録用紙50の厚み及び端位置を判定する動作が説明される。この判定が行われれるタイミングは、例えば、給紙トレイ20から給送された記録用紙50が、光源40及び光位置センサ41の直下に位置されるときである。
制御部90は、印刷の指示を受け付けると(S11)、光源40を第1指向にすべくスライダ54を第1位置とする(S12)。詳細には、CRモータ84を駆動させて、キャリッジ38を壁59側へ移動させて、この壁59にスライダ54を当接させてスライドさせる。その後、制御部90は、キャリッジ38をプラテン42の窓37の直上に移動させる(S13)。これらの動作において、キャリッジ38の位置は、エンコーダストリップ51を検出する光学センサ52の出力に基づいて把握される。
続いて、制御部90は、LFモータ85を駆動させて給紙ローラ25及び搬送ローラ60を回転させて給紙トレイ20から記録用紙50を給紙する。また、制御部90は、光源40から光を照射し(S14)、光位置センサ41が受光する反射光の重心位置に基づいて、プラテン42上に記録用紙50があるか否かを判定する(S15)。図10に示されるように、光源40から照射された光束105は、第1入射角度θ1でプラテン42上の記録用紙50に到達する。この第1入射角度θ1は、光束105がプラテン42の上面に到達する場合も同じである。また、第1入射角度θ1は、第2入射角度θ2より大きい(第1入射角度θ1)>(第2入射角度θ2))。
プラテン42上の記録用紙50に対して第1入射角度θ1で到達した光束105は、記録用紙50の表面で反射されて、反射光106が光位置センサ41に到達する。光位置センサ41は、幅方向122における反射光106の重心を示す信号を出力する。この反射光106の重心の位置は、プラテン42上に記録用紙50があるか否かによって、つまり第1距離L1に応じて変化する。この反射光106の重心の位置から光源40までの幅方向122に沿った距離Lxと、第1入射角度θ1とに基づいて、第1距離L1が演算される。
プラテン42上に記録用紙50がある場合には、第1距離L1が、光位置センサ41からプラテン42の上面までの高さ方向121に沿った距離L12より短くなる。したがって、制御部90は、第1距離L1<距離L12であれば、プラテン42上に記録用紙50があると判定する。
制御部90は、LFモータ85を駆動して給紙ローラ25及び搬送ローラ60が所定時間回転されているにも拘わらず、プラテン42上において記録用紙50を検出できないときは、エラー表示を行う(S16)。
プラテン42上において記録用紙50が検出されると、制御部90は、光源40から光束105を照射させながら、キャリッジ38を移動させる(S17)。これにより、キャリッジ38は、プラテン42上における記録用紙50の幅方向122の中央から端へ向かって移動する。光束105がプラテン42上の記録用紙50に照射されている間は、光位置センサ41が出力する信号は一定であり、光束105が記録用紙50の端を外れてプラテン42の上面に照射されたときに、光位置センサ41の出力が変化する。制御部90は、この光位置センサ41の出力が変化したときに、キャリッジ38の位置P1を光学センサ52の出力に基づいて把握する。この位置P1と第1距離L1とがRAM93に格納される(S18)。
制御部90は、RAM93に格納された第1距離L1に基づいて、プラテン42上の記録用紙50の厚みを判定する。光位置センサ41からプラテン42の上面までの距離L12は既知である。したがって、距離L12と第1距離L1との差が、記録用紙50の厚みとして把握される。制御部90は、この厚みに基づいて、最適なヘッドギャップとすべく、ギャップ調整部材73のスライド位置を調整する。
また、制御部90は、求められた記録用紙50の厚みと第2距離L2に基づいて、給紙トレイ20に積載された記録用紙50の残量を演算する。給紙トレイ20に記録用紙50が無いときの光位置センサ41から給紙トレイ20の底面29までの高さ方向121に沿った距離L13は既知である。したがって、制御部90は、距離L13と第2距離L2との差を、給紙トレイ20に積載された複数枚の記録用紙50の厚みとして把握し、この厚みを、1枚の記録用紙50の厚みで除することによって、給紙トレイ20に積載された記録用紙50の残量(枚数)を演算する。
また、制御部90は、RAM93に格納された位置P1に基づいて、プラテン42上の記録用紙50の両端の位置を把握する。記録用紙50は、プラテン42にセンターレジで搬送されているので、記録用紙50において片方の端の位置P1が把握されると、その記録用紙50のサイズに基づいて、反対側の端の位置も把握される。もちろん、位置P1と同様にして、記録用紙50の反対側の端の位置も光源40及び光位置センサ41によって検出されてもよい。制御部90は、例えば縁無し印刷において、位置P1に基づいて、記録ヘッド39がインク滴を噴出する領域を決定する。
[本実施形態の作用効果]
前述されたように、制御部90は、光源40からプラテン42上の記録用紙50へ照射される光束105を第1入射角度θ1として、光位置センサ41からプラテン42上の記録用紙50までの第1距離L1を判定する。また、制御部90は、キャリッジ38をプラテン42の窓37に対応する位置へ移動させて、光源40から給紙トレイ20に積載された記録用紙50へ照射される光束103を第2入射角度θ2として、給紙トレイ20に積載された記録用紙50までの第2距離L2を判定する。これにより、キャリッジ38に搭載された一組の光源40及び光位置センサ41を用いて、第1距離L1と第2距離L2とを判定することができる。
また、制御部90は、第1距離にL1基づいて、プラテン42上の記録用紙50の厚み及び端の位置を判定することができる。
また、制御部90は、第2距離L2に基づいて、給紙トレイ20に積載された記録用紙50の残量を判定することができる。
また、制御部90は、第1距離L1及び第2距離L2に基づいて、給紙トレイ20に積載された記録用紙50の残量枚数を算出することができる。
また、第1入射角度θ1が第2入射角度θ2より大きくされることによって((第1入射角度θ1)>(第2入射角度θ2))、光位置センサ41の検出精度が向上され、第1距離L1が高精度で検出される。一方、第2距離L2は第1距離L1ほど高精度である必要がないので、第2入射角度θ2が小さくされることによって、光位置センサ41の受光領域を小さくすることができる。これにより、精度や領域が異なる第1距離L1及び第2距離L2が、1組の光源40と光位置センサ41によって測定可能となる。
[第1変形例]
以下、前述された実施形態の第1変形例が説明される。第1変形例では、前述された実施形態においてキャリッジ38に搭載される光源40が異なり、その他の構成は前述された実施形態と同様である。
図12に示されるように、キャリッジ38には、光源110が、記録ヘッド39より搬送向き101の上流側に配置されている。この光源110は、無指向性の光を照射する。そして、光源110を囲むようにしてスリット111を有する筐体112が設けられている。光源110から照射された光は、スリット111を通じて、幅方向122に対して所定の角度をなす光束としてプラテン42へ向かって進行する。
この筐体112がアーム53に支持されており、前述と同様にして、スライダ54のスライドによって、筐体112がアーム53と共に回動されることによってスリット111の位置が変化して、光源110から照射されてスリット111を通過する光束が第1指向と第2指向とに変化される。このような光源110及び筐体112が採用されても、前述された実施形態と同様の作用効果が奏される。
[第2変形例]
以下、前述された実施形態の第2変形例が説明される。第2変形例では、前述された実施形態においてキャリッジ38に搭載される光源40が異なり、その他の構成は前述された実施形態と同様である。
図13に示されるように、キャリッジ38には、光源110が、記録ヘッド39より搬送向き101の上流側に配置されている。この光源110は、無指向性の光を照射する。そして、光源110を囲むようにして開口113を有するカバー114が設けられている。カバー114の内面は反射鏡をなしており、光源110から照射された光は、開口113から幅方向122に対して所定の角度をなす光束としてプラテン42へ向かって進行する。
この筐体カバー114がアーム53に支持されており、前述と同様にして、スライダ54のスライドによって、カバー114がアーム53と共に回動されることによって開口113の向きが変化して、光源110から照射されて開口113を通過する光束が第1指向と第2指向とに変化される。このような光源110及びカバー114が採用されても、前述された実施形態と同様の作用効果が奏される。
[第3変形例]
以下、前述された実施形態の第3変形例が説明される。第3変形例では、検知される対象が給紙トレイ20に積載された記録用紙50ではなく、給紙トレイ20自体である点において前述された実施形態と異なり、その他の構成は前述された実施形態と同様である。
前述されたように、給紙トレイ20は、複合機10の開口13を通じて着脱可能である。例えば、給紙トレイ20に積載された記録用紙50が無くなったとき、或いは少なくなったときに、給紙トレイ20が取り外されて記録用紙50が補充される。その後、給紙トレイ20が複合機10に装着されることなく、印刷開始が入力されると、制御部90は、前述と同様にして、光源40を第2指向として、キャリッジ38をプラテン42の窓37上に位置させて、光源40から光束103を照射させる。このときに得られる第2距離L2が、光位置センサ41から凹陥部27までの高さ方向121に沿った距離L10より大きければ、制御部90は、給紙トレイ20が装着されていないと判定して、操作パネル14のディスプレイにその旨を表示すると共に、印刷動作を中断する。
[第4変形例]
以下、前述された実施形態の第4変形例が説明される。第4変形例では、搬送路23にスイッチバック搬送路30及びスイッチバックローラ対31が設けられた点において前述された実施形態と異なり、その他の構成は前述された実施形態と同様である。
図14に示されるように、スイッチバック搬送路30は、搬送路23において排紙ローラ62より搬送向き101の下流側から分岐して、給紙トレイ20の上側を通過し、搬送ローラ60の上流側へ連結されている。スイッチバックローラ対31は、スイッチバック搬送路30の分岐位置より搬送向き101の下流側に設けられている。
スイッチバック搬送路30及びスイッチバックローラ対31によって、記録用紙50の両面に画像記録を行うためのスイッチバック搬送が実現される。プラテン42上において表面に画像記録が行われて記録用紙50は、その搬送向き101の下流端がスイッチバックローラ対31の直前に到達するまで搬送される。そして、スイッチバックローラ対31が反転されることによって、搬送向き101の先端と後端とを逆転させてスイッチバック搬送路30へ進入する。スイッチバック搬送路30へ進入した記録用紙50は、給紙トレイ20の上側を通過して、搬送路23へ再び進入する。このとき、アーム26が上側へ回動されることによって、給紙ローラ25がスイッチバック搬送路30の上側へ退避される。搬送ローラ60によってプラテン42へ搬送される記録用紙50は、既に画像記録が行われた表面が下側となっており、裏面を記録ヘッド39に対向させる。そして、記録ヘッド39によって、記録用紙50の裏面に画像記録がなされる。
前述されたスイッチバック搬送において、記録用紙50がプラテン42の窓37の直下を通過する。したがって、制御部90は、スイッチバック搬送が行われるタイミングにおいて、前述と同様にして、光源40を第2指向として、キャリッジ38をプラテン42の窓37上に位置させて、光源40から光束103を照射させる。このときに得られる第2距離L2が、スイッチバック搬送路30における記録用紙50の有無によって異なるので、制御部90は、第2距離L2に基づいて、スイッチバック搬送路30へ記録用紙50がスイッチバック搬送されたか否かを判定することができる。
11・・・プリンタ(画像記録装置)
20・・・給紙トレイ(被検知部材、シートトレイ)
27・・・凹陥部(被検知部材)
30・・・スイッチバック搬送路
37・・・窓
38・・・キャリッジ
39・・・記録ヘッド
40,110・・・光源
41・・・光位置センサ
42・・・プラテン
50・・・記録用紙(被検知部材)
54・・・スライダ(指向変更手段、入力レバー)
55,56・・・ガイド(連動機構)
58,59・・・壁(当接部)
90・・・制御部(シート判定手段、第1制御手段、第2制御手段)
111・・・スリット
114・・・カバー(反射鏡)

Claims (11)

  1. 光学的に検知され得る被検知部材と、
    上記被検知部材から第1方向へ離間されて配置されており、画像記録が行われるシートを支持し、当該第1方向に対して透光性の窓を有するプラテンと、
    上記プラテンに対して上記第1方向であって上記被検知部材と反対側に配置されており、上記プラテンの窓に対向する位置を含む範囲で上記プラテン上のシートに沿って移動するキャリッジと、
    上記キャリッジに搭載されており、シートへ向かってインク滴を噴出する記録ヘッドと、
    上記キャリッジに搭載されており、上記プラテン又は上記被検知部材へ向かって指向性を有する光を照射する光源と、
    上記光源により上記プラテン上のシート又は上記被検知部材に照射された光の反射光を受光する受光領域を有し、当該受光領域における光量の重心を示す信号を出力する光位置センサと、
    上記光源から照射される光の指向を、上記プラテン上のシートまでの距離を判定するに適した第1指向と、上記プラテンの窓を通じて上記被検知部材までの距離を判定するに適した第2指向とに変更する指向変更手段と、
    上記プラテン上にシートがあるか否かを判定するシート判定手段と、
    上記シート判定手段が上記プラテン上にシートがあると判定したことを条件として、上記指向変更手段によって上記光源が第1指向にされて照射された光の反射光による上記光位置センサが出力する信号に基づいて、上記光位置センサから上記プラテン上のシートまでの第1距離を判定する第1制御手段と、
    上記シート判定手段が上記プラテン上にシートがないと判定したことを条件として、上記指向変更手段によって上記光源が第2指向にされ、上記キャリッジを上記プラテンの窓に対向する位置へ移動させて、上記光源から照射された光の反射光による上記光位置センサが出力する信号に基づいて、上記光位置センサから上記被検知部材までの第2距離を判定する第2制御手段と、を具備する画像記録装置。
  2. 上記第1制御手段は、上記第1距離に基づいて、上記プラテン上のシートの厚み及び端の位置を判定する請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 上記被検知部材がシートトレイに積載されたシートであり、
    上記第2制御手段は、上記第2距離に基づいて、上記シートトレイ上のシートの残量を判定する請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 上記第2制御手段は、上記第1距離及び上記第2距離に基づいて、上記シートトレイ上のシートの残量枚数を算出する請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 上記被検知部材が、上記第1方向と交差する方向に移動可能なシートトレイであり、
    上記第2制御手段は、上記第2距離に基づいて、上記シートトレイが所定の位置にあるかを判定する請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  6. 上記被検知部材が、搬送路を搬送されるシートであり、
    上記第2制御手段は、上記第2距離に基づいて、当該搬送路にシートがあるかを判定する請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  7. 上記光源の第1指向が上記プラテン上のシートの表面に垂直な方向に対してなす角度である第1入射角度と、上記光源の第2指向が上記被検知部材の表面に垂直な方向に対してなす角度である第2入射角度とは、式1の関係にある請求項1から6のいずれかに記載の画像記録装置。
    式1:(第1入射角度)>(第2入射角度)
  8. 上記指向変更手段は、
    上記キャリッジが移動する第2方向へ突出されて、当該キャリッジに対して第2方向へ相対的にスライドされて第1位置及び第2位置へ移動可能な入力レバーと、
    上記キャリッジの移動範囲内に設けられており、上記入力レバーと第2方向に対して当接する当接部と、
    上記入力レバーが第1位置又は第2位置の一方へのスライドに連動して上記光源を第1指向とし、他方のスライドに連動して上記光源を第2指向とする連動機構と、を有するものである請求項1から7のいずれかに記載の画像記録装置。
  9. 上記連動機構は、上記光源の向きを変更するものである請求項8に記載の画像記録装置。
  10. 上記連動機構は、上記光源の指向性を決定するスリットの位置を変更するものである請求項8に記載の画像記録装置。
  11. 上記連動機構は、上記光源の指向性を決定する反射鏡の位置を変更するものである請求項8に記載の画像記録装置。
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