JP2010058889A - 用紙サイズ検出装置 - Google Patents

用紙サイズ検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010058889A
JP2010058889A JP2008224807A JP2008224807A JP2010058889A JP 2010058889 A JP2010058889 A JP 2010058889A JP 2008224807 A JP2008224807 A JP 2008224807A JP 2008224807 A JP2008224807 A JP 2008224807A JP 2010058889 A JP2010058889 A JP 2010058889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
paper width
fence
detected
size detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008224807A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kaneda
裕 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2008224807A priority Critical patent/JP2010058889A/ja
Publication of JP2010058889A publication Critical patent/JP2010058889A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】ギアのバックラッシュ等の不具合が起きても高精度に用紙幅検出が行える。
【解決手段】一方のスライド移動に対して他方が同一量だけ連動して移動して基台に載置された用紙の側端を規制する一対のサイドフェンス2と、サイドフェンス2の一方に対して測定光を出射し、サイドフェンス2間を一往復したときの当該測定光を検出可能な位置に配置され、前記一往復した測定光の出力電圧値をサイドフェンス距離データとして検出する用紙幅検出手段3と、出力電圧値に応じた用紙幅を示す用紙幅テーブルを記憶し、用紙幅検出手段3で検出したサイドフェンス距離データに基づく用紙幅を用紙幅テーブルから判別するサイズ検出部5とを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、用紙や原稿のサイズ検出が必要な例えば電子写真複写機、孔版印刷装置等の画像形成装置やFAXに具備され、特に給紙部に載置した用紙の幅サイズを正確に検出する用紙サイズ検出装置に関するものである。
従来より、インクジェットプリンタ、電子写真複写機等の画像形成装置には、外部から送信されてくる画像データを画像形成するための記録用紙(以下、単に「用紙」と記す)が給紙部に載置して収容されており、ユーザの使用目的や原稿サイズに応じて選択された用紙が画像形成部に給紙される。そして、この種の画像形成装置において画像形成する場合、用紙に対する印刷領域のマージンの決定や排紙する際の排紙台におけるサイドフェンスの位置を適正な位置にするために、正確な用紙の幅サイズを検出する必要がある。
このような場合、用紙サイズ毎に専用の給紙部を用意することもできるが、使用する用紙が不定型サイズの場合に対応できないためユーザの使い勝手が悪く、また画像形成装置の省設置スペース化の観点から好ましくない。そこで、1つのトレイで各種サイズの用紙をセットできるよう、用紙サイズに合せて所定方向にスライド移動して用紙の側端を規制するサイドフェンスを設けることで、複数種の用紙のサイズ検出を行っている。
図10は、下記特許文献1に開示される画像形成装置における給紙部を示している。図示のように、画像形成装置100は、給紙台101の内部には用紙情報検知手段としての用紙幅センサ102が設けられている。本例の用紙幅センサ102はポテンショメータである。ポテンショメータの入力軸に設けられたピニオンは一方のラック103に噛み合っている。従って、ポテンショメータは、給紙フェンス104の位置に応じた抵抗値を出力する。また、給紙台101の上面には、印刷用紙1の有無を検知する反射型の用紙長さセンサ105が用紙情報検知手段として設けられている。給紙台101に載置された印刷用紙の幅が用紙幅センサ102によって検出され、給紙台101に載置された印刷用紙1の長さが用紙長さセンサ105によって検出される。これらの情報から、給紙台101の上に載置されている印刷用紙1のサイズが特定される。
そして、給紙台101の上面には、給紙カセットの種類を識別するために複数の磁気スイッチからなるカセット検知センサ106が設けられている。給紙カセットは、所定サイズの印刷用紙が収納される箱体であり、給紙台101の上に着脱できる。各給紙カセットの下面には、収納する印刷用紙のサイズごとに定められた位置に磁石が設けられている。給紙カセットを給紙台101の上に載置すれば、該給紙カセットの磁石が、給紙台101上の対応するカセット検知センサ106を作動させる。カセット検知センサ106からの信号によって給紙台101上に設定されたカセットの種類、即ち印刷用紙のサイズを判明している。
特開2001−240290号公報
このように、特許文献1を含む一般的な画像形成装置では、用紙サイズを検出するためにサイドフェンスのスライド移動に連動するポテンショメータを使用してサイドフェンスの移動量に応じて回転するピニオンギアの回転量を検知し、この検知した回転量に応じた抵抗値から用紙の幅サイズを検出している。
従って、この検出方法では、ポテンショメータを回転させるためにギアが必要となるが、正確な測定を行うためには、組み立て時に的確な取付位置(ポテンショメータの回転位置)で取り付ける必要があり、また、取り付け後にポテンショメータのばらつき補正等の作業が必要となり煩雑であった。
さらに、用紙サイズ検出機構としてギア機構を使用しているため、バックラッシュによる影響を受けやすく、例えば定型サイズの用紙を使用しているにも関わらず、正確なサイズ検出が行えずに不定形用紙と識別される場合があった。このため、高精度な用紙幅検出を行うために、高価なポテンショメータを使用したり、バックラッシュを極力抑えた高価なギアを使用しなければならず、製造コストが嵩むという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、ギアにバックラッシュ等の不具合が生じた場合であっても高精度に用紙幅サイズの検出が行える用紙サイズ検出装置を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するために、請求項1記載の用紙サイズ検出装置は、一方のスライド移動に対して他方が同一量だけ連動して移動して基台に載置された用紙の側端を規制する一対のサイドフェンスと、
前記サイドフェンスの一方に対して測定光を出射し、前記サイドフェンス間を一往復したときの当該測定光を検出可能な位置に配置され、前記一往復した測定光の出力電圧値をサイドフェンス距離データとして検出する用紙幅検出手段と、
該用紙幅検出手段で検出したサイドフェンス距離データに基づき用紙幅を判別するサイズ検出部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の用紙サイズ検出装置は、請求項1記載の用紙サイズ検出装置において、前記サイズ検出部は、前記用紙幅検出手段で検出した測定光の出力電圧値に応じた用紙幅を示す用紙幅テーブルを記憶し、
前記用紙幅検出手段で検出したサイドフェンス距離データに基づく用紙幅を前記用紙幅テーブルから判別することを特徴とする。
請求項3記載の用紙サイズ検出装置は、請求項1又は2記載の用紙サイズ検出装置において、前記サイドフェンスの下部には前記用紙幅検出手段が配置されるフェンス基部がそれぞれ突設されており、
前記用紙幅検出手段は、前記他方のフェンス基部と対向するように前記フェンス基部に配置されたことを特徴とする。
請求項4記載の用紙サイズ検出装置は、請求項3記載の用紙サイズ検出装置において、さらに、前記フェンス基部の一方若しくは両方を他方のフェンス基部方向に突出させ、前記用紙幅検出手段を前記フェンス基部の何れか一方に配置したことを特徴とする。
請求項5記載の用紙サイズ検出装置は、請求項1又は2記載の用紙サイズ検出装置において、前記用紙幅検出手段が前記基台の所定箇所に配置され、また前記各フェンス基部が前記用紙幅検出手段からの測定光を所定方向に反射するように加工され、
前記用紙幅検出手段からの前記測定光を前記フェンス基部間で反射往復させたときの当該測定光の出力電圧値をサイドフェンス距離データとして検出することを特徴とする。
本発明の用紙サイズ検出装置によれば、サイドフェンスの距離を直接検出しているため、ポテンショメータによるギアのバックラッシュの影響を受けることなく、高精度に用紙幅検出を行うことができる。また、用紙幅が正確に検出できるため、印刷用紙に対する印刷領域のマージンを減らすことができる。さらに、不定形サイズの用紙を使用する場合に、ユーザによる用紙サイズの設定入力の手間を省くことができる。
また、用紙幅検出手段が配置されるフェンス基部の一方若しくは両方を他方のフェンス基部方向に突出させ、何れか一方に用紙幅検出手段を配置することで、サイドフェンス間の距離を狭めることができるため、検出時のノイズ等の影響を抑えることができ、より高精度な用紙幅検出を行うことができる。
さらに、用紙幅検出手段を基台である給紙トレイの所定箇所に配置し、用紙幅検出手段からの測定光を所定方向へ反射させるため各フェンス基部に対して表面加工や形状加工等を施し、サイドフェンス間で反射往復させた測定光を検出する構成とすることで、用紙幅検出手段が可動部分であるサイドフェンスに配置されないため、サイズ検出部との間の配線が引き回し易くすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る用紙サイズ検出装置が採用される画像形成装置の一例を示す概略構成図であり、図2は同用紙サイズ検出装置を備える給紙部を説明するための概略斜視図であり、図3は同用紙サイズ検出装置の構成を示す概略ブロック図であり、図4は用紙幅検出手段で検出した被測距物までの距離とサイドフェンス距離データの出力電圧との関係を示すグラフ図であり、図5(a)〜(c)は同用紙サイズ検出装置の配置例を示す概略斜視図であり、図6は同用紙サイズ検出装置の他の配置例を示す概略斜視図であり、図7はサイドフェンス距離データに対する用紙幅を示す用紙幅テーブルの一例を示す説明図であり、図8は同用紙サイズ検出装置における用紙幅検出時の処理動作を示すフローチャート図であり、図9は同用紙サイズ検出装置における一連の処理動作を示すフローチャート図である。
<画像形成装置の構成>
まず、本発明に係る用紙サイズ検出装置が採用される画像形成装置について、図1を参照しながら説明する。本例の画像形成装置10であるインクジェットプリンタは、図1に示すように給紙部20、画像形成部30、排紙部40、搬送部50、制御部60を備えている。
なお、以下の説明では、本例の用紙サイズ検出装置を画像形成装置10であるインクジェットプリンタに採用した例で説明するが、用紙のサイズ検出が必要な例えば電子写真複写機、孔版印刷装置等の画像形成装置やFAX、又はこれらに設置される原稿自動送り装置(ADF:Auto Document Feeder)にも採用することができる。また、本発明のサイズ検出対象となる用紙とは、印刷用の記録用紙に限らず、コピー用の原稿やFAX用の送信原稿等も含む。
給紙部20は、多数枚の用紙を載置する給紙トレイ21、載置された用紙を1枚ずつ取り出し所定の給紙タイミングで搬送する給紙ローラ22で構成され、印刷動作時に給紙トレイ21から画像形成部30へ用紙を供給している。
画像形成部30は、印刷する画像に基づき用紙にインクを吐出するインクジェットヘッドがライン状に複数配設されたインクジェットへッドユニットで構成され、給紙部20から供給された用紙に所望の画像を印刷している。
排紙部40は、印刷が終了した用紙が排出される排紙トレイ41、排紙される用紙に干渉して載置位置を規制する排紙フェンス42で構成され、画像形成部30で画像が印刷された用紙が載置される。
搬送部50は、用紙を吸引若しくは静電気力で吸着する環状の搬送ベルト51、搬送ベルト51を所定方向に周回駆動させる搬送ベルトローラ52で構成され、画像印刷時の用紙の搬送方向を規制しながら一定の搬送速度で搬送している。
制御部60は、例えばCPUやROM、RAM等のマイクロコンピュータで構成される。制御部60は、ユーザによって設定された印刷に係る各種設定内容と後述する用紙サイズ検出装置1からの用紙サイズデータに基づき、用紙の給紙タイミング制御や用紙の選択等の給紙部20の駆動に関する制御、印刷する画像データに基づく画像形成部30の駆動に関する制御、用紙サイズ検出装置1からの用紙サイズデータに基づく印刷後の排紙部40の駆動に関する制御等、画像形成装置10を構成する各部の駆動制御をしている。
そして、本例の用紙サイズ検出装置1は、上述した画像形成装置10における給紙部20に具備され、基台となる給紙トレイ21に載置された用紙を規制する一対のサイドフェンス2間の距離と用紙の有無に基づき用紙の幅サイズ及び長さサイズの検出を行っている。以下、本例の用紙サイズ検出装置1の構成について説明する。
<用紙サイズ検出装置の構成>
図2、3に示すように、用紙サイズ検出装置1は、サイドフェンス2、用紙幅検出手段3、用紙長さ検出手段4、サイズ検出部5を備えて構成される。
図2に示すように、一対のサイドフェンス2は、基台となる給紙トレイ21に形成されたガイド溝21aに沿って相対してスライド自在に立設され、一方のサイドフェンス2のスライド移動に応じて他方のサイドフェンス2が同一量だけ移動して近接又は離隔して載置された用紙の側端を規制している。さらに、各サイドフェンス2の下部には、フェンスを立設する際の基部としての機能と後述する用紙幅検出手段3を配置するための機能とを兼ねたフェンス基部2aが給紙トレイ21の内部に突設されている。
なお、サイドフェンス2は、従来より周知の例えば互いに噛合し合う鋸歯状の凹凸を形成してなるロック機構により、用紙の側端を規制した位置で固定される。
用紙幅検出手段3は、サイドフェンス2の一方に対して出射した測定光がサイドフェンス2間を一往復して戻ってくるようにサイドフェンス2の近傍に配置される測距センサで構成される。用紙幅検出手段3は、サイズ検出部5からの制御により、サイドフェンス2で用紙を規制した際のサイドフェンス2間の距離を光学的に検出する。
この測距センサは、高輝度近赤外LEDを光源とする発光素子から赤外線光束(以下、測定光と記す)を走査し、被測距物に出射した測定光の反射光をPSD(Position Sensitive Photodetector=半導体位置検出素子)である受光素子で受光し、反射光を入射した時点でその角度から三角測量方式により相対距離を計測している。
すなわち、用紙幅検出手段3は、被測距物であるサイドフェンス2におけるフェンス基部2aの一方に対して出射した測定光がサイドフェンス2間を一往復したときの測定光の出力電圧値をサイドフェンス距離データとして検出し、サイズ検出部5にアナログ出力している。
図4は、用紙幅検出手段3で検出した被測距物までの距離とサイドフェンス距離データの出力電圧との関係を示している。図示のように、センサ性能としては、被測距物までの距離が短いほど電圧の変化が大きくノイズ等の影響を受けにくく、距離が長いほど電圧変化が小さくノイズ等の影響を受けやすい傾向にある。
また、用紙幅検出手段3の配置構成例としては、図2に示すような一方のフェンス基部2aに配置する他、フェンス基部2aの一方若しくは両方を他方のフェンス基部2a方向に突出させ用紙幅検出手段3をフェンス基部2aの何れか一方に配置することもでき、例えば図5(a)に示すように用紙幅検出手段3を配置したフェンス基部2aを被測距物である他方のフェンス基部2a方向に所定長さだけ突出させる構成、図5(b)に示すように被測距物である他方のフェンス基部2aを用紙幅検出手段3が配置されたフェンス基部2a方向に所定長さだけ突出させる構成、並びに図5(c)に示すように各フェンス基部2aを他方のフェンス基部2a方向に所定長さだけ突出させ一方のフェンス基部2aに用紙幅検出手段3を配置した構成が考えられる。
このような構成とすることで、図4に示したような測距センサの出力特性を考慮し、フェンス間の距離を狭めることで電圧の変化が大きくなってノイズ等の影響を抑えることができるため、より高精度な用紙幅検出を実現することができる。
また、上記以外の用紙幅検出手段3の他の配置構成例としては、図6に示すように、用紙幅検出手段3を給紙トレイ21の底部21bに配置し、用紙幅検出手段3からの測定光を所定方向へ反射させるため各フェンス基部2aに対して表面加工や形状加工等を施し、サイドフェンス2間で反射往復させた測定光を検出する構成とすることもできる。
このような構成の場合、測定光の光路としては、図示のように、まず「用紙幅検出手段3から一方のフェンス基部2aへ測定光を出射する」→「出射された測定光が他方のフェンス基部2aへ反射する」→「一方のフェンス基部2aからの反射光を再び用紙幅検出手段3に受光させるように他方のフェンス基部2aで反射する」の順で走査される。従って、このような構成とした場合でも、上述した図2、図5(a)〜(c)に示す各形態と同様に、サイドフェンス2間で一往復した測定光を検出することで用紙幅検出を行うことができる。
用紙長さ検出手段4は、例えば光反射型センサで構成され、センサ検出部からの制御により発光部から光を被検出物(ここでは用紙)に照射し、その反射光を受光したときの出力値(すなわち、用紙の有無に基づく出力値)を用紙検出データとして検出し、サイズ検出部5に出力している。
サイズ検出部5は、A/D変換手段5a、I/O手段5b、記憶手段5c、処理制御手段5dで構成され、用紙幅検出手段3で検出したサイドフェンス距離データに基づき用紙幅を、用紙長さ検出手段4からの用紙検出データに基づき用紙長さをそれぞれ検出している。
A/D変換手段5aは、用紙幅検出手段3から出力されたアナログ出力されたサイドフェンス距離データをディジタル信号に変換して処理制御手段5dに出力している。また、I/O手段5bは、用紙長さ検出手段4からの用紙長さデータを入力して処理制御手段5dに出力している。
記憶手段5cは、例えば磁気的,光学的記録媒体若しくはROM、RAM等の半導体メモリとで構成され、用紙サイズ検出装置1を構成する各部の駆動や制御に必要な各種データを記憶している。また、記憶手段5cは、例えば図7に示すように、予め測定した用紙幅検出手段3からのサイドフェンス距離データ(出力電圧値)と当該距離データに基づくA/D値、これらに対応する用紙幅(mm)を関連付けしてテーブル化した用紙幅テーブルを記憶している。
処理制御手段5dは、例えばCPUやROM、RAM等のマイクロコンピュータで構成され、用紙幅検出手段3及び用紙長さ検出手段4の駆動制御、給紙部20に載置された用紙における幅サイズ、長さサイズの検出処理、検出した用紙における用紙サイズデータの出力制御等、用紙サイズ検出装置1を構成する各部の駆動に関する処理制御を行っている。
ここで、図8を参照しながら用紙幅サイズの検出処理について説明する。まず、用紙幅サイズを検出するため、用紙幅検出手段3で検出したサイドフェンス距離データの検出カウント値(以下、「N」と定義)及びこのサイドフェンス距離データの和(以下、「SUM」と定義)をリセット(N=1、SUM=0)した後(ST1)、ディジタル変換されたサイドフェンス距離データを所定回数(本例では8回)検出したか否かを判別する(ST2)。
このとき、サイドフェンス距離データを所定回数検出した場合、すなわちN=8のとき(ST2−Yes)、この検出したサイドフェンス距離データのノイズを除去するため、SUMをN(8)で除算して平均化する(ST3)。
一方、サイドフェンス距離データを所定回数検出していない場合、すなわちN<8のとき(ST2−No)、検出したサイドフェンス距離データをA/D変換手段5aでディジタル変換し(ST4)、所定時間(例えば10msec)ウェイトした後(ST5)、ディジタル変換されたサイドフェンス距離データをSUMに加算する(ST6)。そして、Nを1増やした後(ST7)、再度ST2の処理に戻る。
次に、ST3において平均化されたサイドフェンス距離データと記憶手段5cに記憶された用紙幅テーブルとを比較して、検出したサイドフェンス距離データに基づく用紙幅を用紙幅データとして判別し(ST8)、用紙幅検出処理を終了する。
また、処理制御手段5dは、用紙長さ検出手段4で検出した用紙検出データから用紙長さデータを検出し、上記処理で判別した用紙幅データと用紙長さデータを用紙サイズデータとして制御部60に出力している。
なお、用紙幅検出手段3及び用紙長さ検出手段4による用紙サイズ検出処理の開始タイミングは、例えばサイドフェンス2で用紙を規制した時点でサイズ検出を開始したり、印刷開始時に自動でサイズ検出を開始する等、サイドフェンス2による用紙規制後から画像形成装置10の画像形成処理までの間で、予め設定された開始タイミングで駆動制御している。
<用紙サイズ検出装置の処理動作>
次に、上述した用紙サイズ検出装置1における処理動作について図9を参照しながら説明する。ここでは、給紙部20に用紙を載置してから用紙の幅サイズ、長さサイズを検出するまでの処理について説明する。
図9に示すように、まず給紙トレイ21に所望の用紙を載置し(ST11)、サイドフェンス2をスライド移動させて給紙トレイ21に載置された用紙を規制する(ST12)。次に、用紙を規制したサイドフェンス2の規制位置に基づき図8に示す処理によって用紙幅データを検出する(ST13)。
そして、用紙幅データを検出した後、載置された用紙の用紙長さデータを検出し(ST14)、用紙幅検出手段3で検出した用紙幅データと用紙長さ検出手段4で検出した用紙長さデータを用紙サイズデータとして制御部60に出力し(ST15)、用紙サイズ検出処理を終了する。
なお、上述した説明では、ST13で用紙幅データを検出した後、ST14にて用紙長さデータを検出する手順で説明したが、ST13、14の手順が逆であってもよい。
このように、上述した用紙サイズ検出装置1は、サイドフェンス2の距離を検出する用紙幅検出手段3をサイドフェンス2の一方に対して出射した測定光がサイドフェンス2間を一往復して戻ってくるようにサイドフェンス2の一方に配置し、給紙トレイ21に載置された用紙をサイドフェンス2で規制した後、このサイドフェンス2の距離を用紙幅検出手段3で光学的に検出する。そして、検出したサイドフェンス距離データと予め記憶された用紙幅テーブルとに基づき用紙幅を検出している。
これにより、ポテンショメータによるサイドフェンス2の移動距離検出とは異なり、サイドフェンス2間の距離を直接検出しているため、ギアのバックラッシュの影響を受けることなく、高精度に用紙幅検出を行うことができ、印刷用紙に対する印刷領域のマージンを減らすことができる。また、不定形サイズの用紙を使用する場合に、ユーザによる用紙サイズの設定入力の手間を省くことができる。
さらに、図5(a)〜(c)に示すように、用紙幅検出手段3が配置されるフェンス基部2aの一方又は両方を他方のフェンス基部2a方向に突出させることで、サイドフェンス2間の距離を狭めることができるため、ノイズ等の影響を抑えることができ、より高精度な用紙幅検出を行うことができる。
また、図6に示すように、用紙幅検出手段3を基台である給紙トレイ21の所定箇所に配置し、用紙幅検出手段3からの測定光を所定方向へ反射させるため各フェンス基部2aに対して表面加工や形状加工等を施し、サイドフェンス2間で反射往復させた測定光を検出する構成とすることで、用紙幅検出手段3が可動部分であるサイドフェンス2に配置されないため、サイズ検出部5との間の配線が引き回し易くなるという効果を奏する。
ところで、上述した形態では、用紙幅検出手段3である測距センサのセンサ出力がアナログ出力であり、このアナログ出力されたサイドフェンス距離データをディジタル信号に変換した後、処理制御手段5dにおいて変換されたサイドフェンス距離データと記憶手段5cに記憶された用紙幅テーブルとに基づき用紙幅を検出する構成として説明したが、これに限定されることはなく、例えば測距センサがリニア出力やディジタル出力の場合は、測距センサからのセンサ出力を処理制御手段5dに直接入力させ、入力したサイドフェンス距離データに基づき用紙幅を検出する構成とすることもできる。この場合は、サイズ検出部5におけるA/D変換手段5aや記憶手段5cに記憶させた用紙幅テーブルも不要となり、装置構成や用紙幅検出処理がさらに簡素化される。
以上、本願発明における最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術等はすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本発明に係る用紙サイズ検出装置が採用される画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 同用紙サイズ検出装置を備える給紙部を説明するための概略斜視図である。 同用紙サイズ検出装置の構成を示す概略ブロック図である。 用紙幅検出手段で検出した被測距物までの距離とサイドフェンス距離データの出力電圧との関係を示すグラフ図である。 (a)〜(c) 同用紙サイズ検出装置の配置例を示す概略斜視図である。 同用紙サイズ検出装置の他の配置例を示す概略斜視図である。 サイドフェンス距離データに対する用紙幅を示す用紙幅テーブルの一例を示す説明図である。 同用紙サイズ検出装置における用紙幅検出時の処理動作を示すフローチャート図である。 同用紙サイズ検出装置における一連の処理動作を示すフローチャート図である。 従来の画像形成装置における給紙部の概略斜視図である。
符号の説明
1…用紙サイズ検出装置
2…サイドフェンス(2a…フェンス基部)
3…用紙幅検出手段
4…用紙長さ検出手段
5…サイズ検出部(5a…A/D変換手段、5b…I/O手段、5c…記憶手段、5d…処理制御手段)
10…画像形成装置
20…給紙部
21…給紙トレイ(21a…ガイド溝、21b…底部)
22…給紙ローラ
30…画像形成部
40…排紙部
41…排紙トレイ
42…排紙フェンス
50…搬送部
51…搬送ベルト
52…搬送ベルトローラ
60…制御部

Claims (5)

  1. 一方のスライド移動に対して他方が同一量だけ連動して移動して基台に載置された用紙の側端を規制する一対のサイドフェンスと、
    前記サイドフェンスの一方に対して測定光を出射し、前記サイドフェンス間を一往復したときの当該測定光を検出可能な位置に配置され、前記一往復した測定光の出力電圧値をサイドフェンス距離データとして検出する用紙幅検出手段と、
    該用紙幅検出手段で検出したサイドフェンス距離データに基づき用紙幅を判別するサイズ検出部と、
    を備えたことを特徴とする用紙サイズ検出装置。
  2. 前記サイズ検出部は、前記用紙幅検出手段で検出した測定光の出力電圧値に応じた用紙幅を示す用紙幅テーブルを記憶し、
    前記用紙幅検出手段で検出したサイドフェンス距離データに基づく用紙幅を前記用紙幅テーブルから判別することを特徴とする請求項1記載の用紙サイズ検出装置。
  3. 前記サイドフェンスの下部には前記用紙幅検出手段が配置されるフェンス基部がそれぞれ突設されており、
    前記用紙幅検出手段は、前記他方のフェンス基部と対向するように前記フェンス基部に配置されたことを特徴とする請求項1又は2記載の用紙サイズ検出装置。
  4. さらに、前記フェンス基部の一方若しくは両方を他方のフェンス基部方向に突出させ、前記用紙幅検出手段を前記フェンス基部の何れか一方に配置したことを特徴とする請求項3記載の用紙サイズ検出装置。
  5. 前記用紙幅検出手段が前記基台の所定箇所に配置され、また前記各フェンス基部が前記用紙幅検出手段からの測定光を所定方向に反射するように加工され、
    前記用紙幅検出手段からの前記測定光を前記フェンス基部間で反射往復させたときの当該測定光の出力電圧値をサイドフェンス距離データとして検出することを特徴とする請求項1又は2記載の用紙サイズ検出装置。
JP2008224807A 2008-09-02 2008-09-02 用紙サイズ検出装置 Pending JP2010058889A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008224807A JP2010058889A (ja) 2008-09-02 2008-09-02 用紙サイズ検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008224807A JP2010058889A (ja) 2008-09-02 2008-09-02 用紙サイズ検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010058889A true JP2010058889A (ja) 2010-03-18

Family

ID=42186171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008224807A Pending JP2010058889A (ja) 2008-09-02 2008-09-02 用紙サイズ検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010058889A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102765262A (zh) * 2011-05-05 2012-11-07 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 打印装置及纸张宽度识别方法
CN113401686A (zh) * 2020-03-17 2021-09-17 柯尼卡美能达株式会社 给纸装置以及图像形成装置
US11300913B2 (en) 2019-03-18 2022-04-12 Fujifilm Business Innovation Corp. Document transport device and image forming apparatus
US11866282B2 (en) 2021-11-12 2024-01-09 Ricoh Company, Ltd. Sheet stacker and image forming system
JP7506860B2 (ja) 2020-09-07 2024-06-27 株式会社リコー シート積載装置及び画像形成システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102765262A (zh) * 2011-05-05 2012-11-07 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 打印装置及纸张宽度识别方法
US11300913B2 (en) 2019-03-18 2022-04-12 Fujifilm Business Innovation Corp. Document transport device and image forming apparatus
CN113401686A (zh) * 2020-03-17 2021-09-17 柯尼卡美能达株式会社 给纸装置以及图像形成装置
JP7506860B2 (ja) 2020-09-07 2024-06-27 株式会社リコー シート積載装置及び画像形成システム
US11866282B2 (en) 2021-11-12 2024-01-09 Ricoh Company, Ltd. Sheet stacker and image forming system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4946194B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2006272772A (ja) 画像記録装置
JP2007182265A (ja) シート搬送装置
US7411205B2 (en) In-stack sheet thickness measuring system
JP2010058889A (ja) 用紙サイズ検出装置
EP1826016A1 (en) Tray on which thin plate member can be mounted, and recording apparatus
US7083245B2 (en) Recording apparatus
JP4652929B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2006038639A (ja) 端部位置検出装置及び方法、並びにプログラム
WO2004091917A1 (ja) 液体吐出装置、液体吐出システム、及び、液体吐出方法
CN110509675B (zh) 喷墨记录装置
JP2011093132A (ja) 複合画像形成装置
JP2003246129A (ja) 印刷装置、コンピュータプログラム、コンピュータシステム、及び、印刷方法
JP2010235217A (ja) 画像記録装置
JP3876734B2 (ja) 印刷シートの判別装置、印刷装置、コンピュータプログラム、コンピュータシステム、及び、印刷シートの判別方法
JP4078241B2 (ja) 記録装置
JP4779751B2 (ja) 画像記録装置
JP4032886B2 (ja) 傾き検出装置及び傾き検出方法
JP5561244B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4770172B2 (ja) 印刷装置、印刷方法、プログラム、及びコンピュータシステム
JP4701785B2 (ja) 画像記録装置
JP2011025546A (ja) 画像記録装置
JP2020203415A (ja) 印刷装置、および印刷装置の制御方法
JP2008126452A (ja) 記録装置及び記録媒体有無の検出方法
JP2018001537A (ja) 画像形成装置