JP4826812B2 - 給送装置、記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被記録媒体を給送する給送ローラと、被記録媒体が載置され、前記給送ローラに対して接離移動可能な載置部と、を備えた給送装置および該給送装置を備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
また、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
またさらに、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
従来では、記録装置に設けられた給送装置は、給送ローラと、該給送ローラに接離移動な載置部の一例であるホッパとを備えていた(例えば、特許文献1および特許文献2)。また、前記ホッパには用紙が載置されるように設けられていた。そして、前記ホッパが前記給送ローラに接近移動した所謂、ホッパアップしたとき、載置された用紙が給送ローラによって給送されるように構成されていた。
図18に示すのは、従来の給送装置の一例を示す要部拡大側面図である。
図18に示す如く、従来の給送装置501は、基体部505と、給送ローラ502と、載置部としてのホッパ504と、を備えている。このうち、ホッパ504は、図示しない付勢手段によって給送ローラ側へ付勢されている(付勢力Aとする)。また、ホッパ504は、図示しないホッパダウン機構によって、前記付勢手段の付勢力Aに抗して給送ローラ502から離間移動するように設けられている。またさらに、基体部505において、ホッパ504より給送方向下流側には、本分離手段の一例である土手分離部507が設けられている。
ホッパ504がホッパアップした状態において、給送ローラ502が図中の時計方向へ回動すると、ホッパ504に載置された最上位の用紙503が、給送方向下流側へ給送される。ここで、用紙503が給送ローラ502へ付勢されている箇所は1箇所のみである。従って、このときの用紙503の送り力Bの大きさは、前記付勢手段の付勢力A(200g重)および給送ローラ502と用紙503との間の摩擦係数(μ=1.8)によって決定される。具体的には、送り力B=付勢力A(200g重)×摩擦係数(μ=1.8)である。そして、用紙503に送り力B(360g重)が生じると、用紙503は給送方向下流側へ移動しようとする。このとき、基体部505に形成された間口規制部506によって、用紙503が重送されないように予備分離が実行される。
その後、用紙503の先端は、土手分離部507へ進入する。予備分離が十分でなかった場合、用紙503が土手分離部507まで、重送される虞がある。そこで、用紙503の先端を土手分離部507に度当てることによって、給送ローラ502に対して最上位の用紙503のみを確実に給送し、次位以降の余分な用紙503を土手分離部507で停止させることができる。
尚、停止させた前記次位以降の余分な用紙503は、ホッパ504がホッパダウンした際に図示しない戻しレバーによって給送方向上流側のホッパ504へ押し戻される。
特開2005−200141号公報 特開2006−089276号公報
しかしながら、用紙503の先端が土手分離部507を乗り越えるためには、所定の乗り越え必要力C(本願では250g重とする)が必要となる。即ち、送り力B(360g重)は、所定の乗り越え必要力C(250g重)より大となるように設ける必要がある。そして、送り力B(360g重)を決定する際、給送ローラ502と用紙503との間の摩擦係数(μ=1.8)を高める給送ローラ502の外周に高摩擦部材の一例であるゴムを使用し、前記付勢手段の付勢力A(200g重)の大きさを調整していた。
ここで、前記摩擦係数を高くするのは限界があるため、付勢力A(200g重)を大きくする必要があった。そして、付勢力A(200g重)を大きくすることによって、送り力B(360g重)を、所定の乗り越え必要力C(250g重)より大となるように設けていた。そのため、ホッパ504がホッパアップしたとき、ホッパ504に載置された用紙503が給送ローラ502と衝突することにより生じる衝突音が大きくなる虞がある。
また、付勢力A(200g重)を大きくすることによって、ホッパダウンする際の図示しないホッパダウン機構の負荷が大きくなる虞がある。例えば、前記ホッパダウン機構がモータの動力によってホッパダウンする機構である場合、モータトルクが大きく、消費電力が大きかった。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、給送ローラと載置部との距離を短くする付勢手段の付勢力を低減させることができる給送装置および該給送装置を備えた記録装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の給送装置は、被記録媒体を給送する給送ローラと、被記録媒体が載置され、前記給送ローラに対して接離移動可能な載置部と、該載置部を前記給送ローラ側へ付勢する第1付勢手段と、前記載置部を前記給送ローラに対して離間移動させる載置部離間移動手段と、前記載置部より給送方向下流側に設けられ、前記給送ローラに対して接離移動可能な移動部と、該移動部を前記給送ローラ側へ付勢する第2付勢手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記給送装置は、前記第2付勢手段を備えている。即ち、前記給送ローラと接触することによる被記録媒体を給送する送り力を、給送方向における複数箇所において発生可能である。従って、前記給送装置は、前記第1付勢手段の付勢力を、前記送り力が1箇所のみにおいて発生する構成と比較して、低減することができる。言い換えると、前記第1付勢手段による荷重を低減することができる。その結果、前記給送装置は、前記載置部が給送ローラに対して接近移動である所謂、ホッパアップしたとき、前記載置部に載置された被記録媒体が前記給送ローラと衝突することにより生じる衝突音を低減することができる。
また、前記第1付勢手段の付勢力を、前記送り力が1箇所のみにおいて発生する構成と比較して、低減することができるので、前記載置部離間移動手段の負荷を低減することができる。
例えば、モータの動力によって前記載置部を前記給送ローラに対して離間移動させる構成の場合、前記送り力が1箇所のみにおいて発生する構成と比較して、モータを小型化することができる。
その結果、前記給送装置は、前記送り力が1箇所のみにおいて発生する構成と比較して、消費電力を低減することができる。
尚、前記複数箇所における送り力の総和を、該複数箇所より給送方向下流側の負荷部の負荷力より大とすることが可能である。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、給送ローラの給送方向下流側に重送された被記録媒体を分離可能な分離手段を備え、給送中の被記録媒体の先端が前記分離手段を通過した後であって、前記分離手段の給送方向下流側に設けられた搬送ローラ対に到達するまでの間に、前記載置部離間移動手段が、前記載置部の離間移動を開始する構成であることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、給送中の被記録媒体の先端が前記分離手段を通過した後であって、前記分離手段の給送方向下流側に設けられた搬送ローラ対に到達するまでの間に、前記載置部離間移動手段が、前記載置部の離間移動を開始する構成である。即ち、前記載置部離間移動手段が前記載置部の離間移動を開始するタイミングが、前記送り力が1箇所のみにおいて発生する構成と比較して、早い構成である。
従って、前記給送装置は、前記送り力が1箇所のみにおいて発生する構成と比較して、前記載置部の離間移動を開始するタイミングの自由度を増すことができる。その結果、前記載置部離間移動手段の負荷のピーク値を下げ、負荷を分散することができる。
例えば、前記送り力が1箇所のみにおいて発生する構成と比較して、前記載置部の離間移動を早いタイミングで開始し、ゆっくり離間移動させることによって、前記載置部離間移動手段の負荷のピーク値を下げ、負荷を分散することができる。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様において、前記移動部を前記給送ローラに対して離間移動させる移動部離間移動手段を備えていることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第1または第2の態様と同様の作用効果に加え、前記給送装置は、前記移動部を前記給送ローラに対して離間移動させる移動部離間移動手段を備えている。
例えば、前記給送ローラが側視○型である場合、給送中の被記録媒体の先端が前記搬送ローラ対にニップされたとき、前記移動部を離間移動させることによって、被記録媒体に前記給送ローラによる傷が生じる虞を低減することが可能である。
また、前記給送ローラが側視D型である場合、給送中の被記録媒体の先端が前記搬送ローラ対にニップされたとき、前記移動部を離間移動させることによって、被記録媒体と前記移動部との間に生じる摩擦力を低減することが可能である。
またさらに、給送方向において、前記送り力が3箇所以上において発生する構成である場合、送り力の総和を適宜コントロールすることが可能である。
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれか一の態様において、前記分離手段は、被記録媒体の先端が当接し、前記給送ローラに対して最上位の被記録媒体から重送された被記録媒体を分離可能な分離部であり、前記移動部は、該移動部における前記給送ローラ側の先端部が前記給送ローラの回動支点に対して接離移動する構成であることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記分離手段は、被記録媒体の先端が当接し、前記給送ローラに対して最上位の被記録媒体から重送された被記録媒体を分離可能な分離部であり、前記移動部は、該移動部における前記給送ローラ側の先端部が前記給送ローラの回動支点に対して接離移動する構成である。従って、給送中の被記録媒体における前記移動部より給送方向下流側の姿勢を、前記移動部と前記給送ローラとがニップした箇所における前記給送ローラの接線方向に倣わせることができる。即ち、被記録媒体が前記土手分離部に進入する角度を一定にすることができる。
その結果、前記給送ローラに対して最上位の被記録媒体が前記土手分離部を通過することを安定させることができる。即ち、前記最上位の被記録媒体が、前記進入する角度のバラツキによる前記土手分離部を通過することができない虞がない。
また、被記録媒体が重送された場合、前記土手分離部による分離を安定させることができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4のいずれか一の態様において、前記移動部は、該移動部における前記給送ローラ側の先端部より給送方向上流側に、給送方向に対して傾斜した傾斜部を有することを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、第1から第4のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記移動部は、該移動部における前記給送ローラ側の先端部より給送方向上流側に、給送方向に対して傾斜した傾斜部を有する。従って、前記給送装置は、被記録媒体を給送する際、前記傾斜部によって、前記給送ローラに対して最上位の被記録媒体のみが給送されるように所謂、予備分離を実行することができる。その結果、前記給送装置は、給送を安定させることができる。
本発明の第6の態様は、第1から第5のいずれか一の態様において、前記移動部における前記給送ローラ側の先端部は、被記録媒体の幅方向において、前記給送ローラと対向する構成であることを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、前記移動部における前記給送ローラ側の先端部は、被記録媒体の幅方向において、前記給送ローラと対向する構成である。従って、前記給送装置は、前記移動部における被記録媒体の前記送り力を、容易に得ることができる。
本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記先端部に、ローラが設けられていることを特徴とする。
本発明の第7の態様によれば、第6の態様と同様の作用効果に加え、前記先端部に、ローラが設けられている。従って、給送中の被記録媒体と、前記移動部との間に生じる摩擦力を低減することができる。また、給送中の被記録媒体が前記給送ローラと前記移動部とによるニップから解放されたときにおいて、前記移動部が前記給送ローラと当接することによる弊害を防止することができる。
本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記ローラの軸は棒ばねであり、前記給送ローラは側視D型であることを特徴とする。
本発明の第8の態様によれば、第7の態様と同様の作用効果に加え、前記ローラの軸は棒ばねであり、前記給送ローラは側視D型である。係る場合、前記D型の給送ローラの弦部が前記ローラと対向したとき、前記ローラを、該ローラが前記D型の給送ローラの弧部と外接した状態と比較して、前記給送ローラ側に突出させることが可能である。従って、前記弦部が前記ローラと対向し、被記録媒体が前記搬送ローラ対によって搬送されている状態において、搬送中の被記録媒体と前記移動部との摩擦である所謂バックテンションを低減することができる。
本発明の第9の態様の記録装置は、載置された被記録媒体を給送する給送部と、該給送部から給送された被記録媒体に記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、前記給送部は、上記第1から第8のいずれかの態様の前記給送装置を備えていることを特徴とする。
本発明の第9の態様によれば、前記給送部は、上記第1から第8のいずれかの態様の前記給送装置を備えている。従って、前記記録装置において、上記第1から第8のいずれかの態様と同様の作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本発明に係る液体噴射装置の一例である記録装置の概略を示す全体斜視図である。また、図2に示すのは、本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図である。
記録装置100の本体の背面側には、被記録媒体としての用紙Pが載置・積層される載置部145のカセット部300が記録装置本体101に装填されている。そして、カセット部300の内部には、カセットホッパ301(図5〜図11参照)が、給送部144の後述する給送ローラ190(図3〜図11参照)に対して接離移動可能に設けられている。具体的には、カセットホッパ301は、カセットホッパ301の上方を支点に揺動するように設けられている。
そして、カセットホッパ301(図5〜図11参照)の最上位に載置された用紙Pは、給送部144によって、搬送方向下流側である記録部側へ給送される。具体的には、載置された用紙Pは、給送用モータ104によって駆動する給送ローラ190(図3〜図11参照)により、搬送方向の下流側の搬送ローラ対241(図6〜図10参照)へと給送される。搬送ローラ対241(図6〜図10参照)まで給送された用紙Pは、搬送用モータ(図示せず)によって駆動する搬送ローラ対241(図6〜図10参照)により、さらに搬送方向の下流側の記録部143へと搬送される。
記録部143は、用紙Pを下方から支持するプラテン105と、プラテン105の上方に対向するように設けられたキャリッジ107とによって構成される。そのうち、キャリッジ107は、搬送される用紙Pの幅方向Xである主走査方向へ延びたキャリッジガイド軸(図示せず)に案内されながらキャリッジモータ102によって駆動する。さらに、キャリッジ107の底面部には、用紙Pへ向かってインクを吐出する記録ヘッド106が設けられている。記録部143で記録された用紙Pは、さらに下流側へと搬送され排紙ローラ(図示せず)によって記録装置100の正面側から排出される。
また、記録装置100の本体の下方には、インクカートリッジ(図示せず)が装填され、インク供給針(図示せず)を介してインク供給路(図示せず)へとインクが供給される。さらに、インクは、インク供給チューブ110を介してキャリッジ107の記録ヘッド106まで供給される。そして、記録ヘッド106のフラッシング時、およびクリーニング時には、1桁側に設けられ、記録部143の吐出特性を維持する吐出特性維持部としてのインク吸引装置200においてインクの吐出・吸引動作が行われる。インク吸引装置200は、キャップ部204を備え、キャップ部204を上下方向へ移動させて記録ヘッド106を封止することができるように構成されている。
図3に示すのは、本発明に係る給送部のスライダ部を示す斜視図である。また、図4に示すのは、本発明に係る給送部のスライダ部を示す下方図である。またさらに、図5〜図11に示すのは、本発明に係る給送部の動作を示す概略側面図である。このうち、図5は給送部の待機状態であるホッパダウン状態である。図6はホッパアップした状態であって給送ローラが用紙をピックアップした状態である。図7は予備分離を実行する際の状態である。図8は予備分離直後の状態である。図9は本分離を実行する際の状態である。図10は本分離直後の状態である。図11はホッパダウン開始した際の状態である。
また、図12に示すのは、給送部のモータのトルク値を示すグラフ図である。
図3〜図5に示す如く、記録装置100の給送部144は、基体部210と、給送ローラ190と、ホッパ250と、スライダ部230と、を有している。このうち、給送ローラ190は、給送ローラ軸193を支点に回動するように設けられている。また、ホッパ250は、ホッパレバー252の先端に設けられ、給送ローラ190に対して接離移動可能に設けられている。具体的には、図示しない第1付勢手段であるねじりコイルばねの第1付勢力F1(図6〜図10参照)によって、ホッパレバー252が給送ローラ190へ接近する方向へ回動するように設けられている。
尚、本願において、第1付勢力F1は100g重とする。
そして、ホッパレバー252は、モータを備えた図示しないホッパダウン機構のカム部によって、給送ローラ190から離間する方向へ回動するように構成されている。即ち、前記カム部がホッパレバー252の図示しないカムフォロア部と係合することによって、ホッパダウンが実行される。そして、前記カム部と前記カムフォロア部との係合が外れると第1付勢力F1(100g重)によって、ホッパアップが実行されるように構成されている。
また、ホッパ250の給送ローラ側には、高摩擦部材の一例であるコルク材251が設けられている。コルク材251は、用紙Pと接触することによって、用紙Pを保持することが可能である。従って、コルク材251は、用紙Pが自重等によって搬送経路に雪崩れ込む虞を低減することができる。
またさらに、カセット部300のカセットホッパ301には、用紙Pが載置されている。そして、カセットホッパ301は、後述するようにホッパ250と係合して給送ローラ190に対して接離移動可能に設けられている。
また、スライダ部230は、用紙Pの幅方向Xにおいて、給送ローラ190と対向する位置に設けられている(図3および図4参照)。またさらに、スライダ部230は、給送ローラ190に対して所定の範囲において接離移動可能に設けられている。具体的には、スライダ部230は、図示しない第2付勢手段であるスライダばね(図示せず)の第2付勢力F2(図9〜図11参照)によって、給送ローラ190へ接近する方向へ付勢されている。そして、図示しない規制部によって最も給送ローラ190に接近した位置および離間した位置が決められるように設けられている。
ここで、スライダ部230の最も給送ローラ190に接近した位置は、図3〜図5に示す位置である。また、本願において、第2付勢力F2は100g重とする。
またさらに、スライダ部230における給送ローラ側には、先端部231が設けられている。さらに、スライダ部230における先端部231の給送方向上流側には、給送方向に対して傾斜した傾斜部232が設けられている。傾斜部232は、後述するように用紙Pの予備分離を実行することができるように設けられている。
また、基体部210におけるスライダ部230の給送方向下流側には、本分離手段の一例である土手分離部240が設けられている。土手分離部240は、後述するように公知技術である土手分離を実行することができるように構成されている。
またさらに、基体部210の土手分離部240の給送方向下流側には、用紙Pを記録部143へ案内することが可能な案内面部211が設けられている。
続いて、給送部144の動作について説明する。
[ホッパダウン状態(待機状態)]
図5に示す如く、給送ローラ190は、側視「D」型に設けられ弦部191と、弧部192とを有している。そして、弦部191がスライダ部230および土手分離部等の基体部210と対向する状態が、給送ローラ190のリセット位置である。このとき、ホッパ250は、給送ローラ190から離間移動したホッパダウン状態である。
[ホッパアップ状態]
図6に示す如く、給送ローラ190が図5に示す状態から時計方向へ回動する。これに伴って、前述した図示しないカム部が回動し、該カム部と前述したカムフォロア部との係合が解除される。従って、ホッパ250およびホッパレバー252は、第1付勢手段の第1付勢力F1(100g重)によって、給送ローラ190へ接近する方向へ回動する。所謂、ホッパアップである。このとき、ホッパ250は、カセットホッパ301と係合し、カセットホッパ301および用紙Pと一体となって給送ローラ側へ移動する。そして、カセットホッパ301に載置された用紙Pのうち、最上位の用紙Pが給送ローラ190と当接する。
ここで、給送ローラ190と用紙Pとの摩擦係数をμ1、用紙Pと用紙Pとの摩擦係数をμ2、用紙Pとコルク材251との摩擦係数をμ3としたとき、摩擦係数μ1>摩擦係数μ3>摩擦係数μ2の関係が成立するように構成されている。
従って、給送ローラ190が回動すると、最上位の用紙Pに第1送り力G1が生じる。即ち、最上位の用紙Pに対して給送方向下流側へ送る力が作用する。
ここで、第1送り力G1(180g重)は、摩擦係数μ1(1.8)×第1付勢力F1(100g重)によって求めることができる。
尚、本願において、送り力について、理解を容易にするため、逆方向に作用する摩擦力は考慮しないものとする。言い換えると、最上位の用紙Pの裏面に作用する摩擦力を考慮すると、実際の第1送り力G1は、(摩擦係数μ1−摩擦係数μ2)×第1付勢力F1によって求められる。ところが、本願説明において、説明が複雑になるため、および摩擦係数μ1>>摩擦係数μ2であり影響が比較的小さいため考慮しないものとする。
図7に示す如く、給送ローラ190が図6に示す状態からさらに時計方向へ回動すると、最上位の用紙Pは、第1送り力G1(180g重)によって給送方向下流側へ送られる。そして、最上位の用紙Pの先端は、スライダ部230の傾斜部232と当接する。このとき、用紙Pと用紙Pとの間に摩擦係数μ2があるため、次位以降の用紙Pに、僅かながら送り力が生じる虞がある。係る場合、次位以降の用紙Pも給送方向下流側へ移動する。そして、次位以降の用紙Pの先端も、傾斜部232と当接する。
このとき、傾斜部232は給送方向に対して傾斜しているため、下位側の用紙Pの先端から順番に傾斜部232と当接させることができ、一体となっていた用紙Pの先端をずらすことができる。即ち、傾斜部232は、用紙Pの先端をずらした状態で保持することができる。所謂、予備分離である。
図8に示す如く、給送ローラ190が図7に示す状態からさらに時計方向へ回動すると、前述した摩擦係数の関係より、最上位の用紙Pに最も大きな送り力(第1送り力G1)が生じるため、最上位の用紙Pは、スライダ部230の先端部231を乗り越えることができる。具体的には、最上位の用紙Pが、スライダ部230の傾斜部232から先端部231に沿って移動しながらスライダ部230を第2付勢手段の第2付勢力F2(100g重)に抗して、スライダ部230を給送ローラ190から離間移動させる。
ここで、第2付勢力F2(100g重)は、第1送り力G1(180g重)によってスライダ部230が前記離間移動することができる程度に設けられているものとする。また、傾斜部232の傾斜の程度は、スライダ部230が前記離間移動することができるように傾斜しているものとする。またさらに、第2付勢力F2(100g重)は、次位以降の用紙Pの送り力によってスライダ部230が前記離間移動しない程度に設けられているものとする。
また、最上位の用紙Pは、先端部231によって第2付勢力F2(100g重)の大きさで給送ローラ側へ付勢されている。従って、最上位の用紙Pが先端部231を乗り越えたと同時に、先端部231において最上位の用紙Pに対して第2送り力G2(180g重)が発生する。
ここで、第2送り力G2(180g重)は、第1付勢力F1と同様に、摩擦係数μ1(1.8)×第2付勢力F2(100g重)によって求めることができる。
その結果、最上位の用紙Pには、第1送り力G1(180g重)および第2送り力G2(180g重)の総和(360g重)が作用する。
図9に示す如く、給送ローラ190が図8に示す状態からさらに時計方向へ回動すると、最上位の用紙Pの先端が、土手分離部240へ進入し当接する。
ここで、用紙Pの先端が土手分離部240を通過するために必要な乗り越え必要力G3は、250g重であるとする。そして、乗り越え必要力G3は、第1送り力G1(180g重)および第2送り力G2(180g重)の総和G1+G2(360g重)と逆方向に作用する。
また、用紙Pは、スライダ部230の先端部231と、給送ローラ190とによってニップされている。従って、ニップされた点より給送方向下流側の用紙Pの姿勢は、ニップされた点の給送ローラ190の接線方向に倣うことができる。その結果、給送部144は、用紙Pが土手分離部240へ進入する角度を、常に一定にすることができる。即ち、給送部144は、土手分離部240における本分離を確実に実行でき、給送を安定させることができる。
例えば、前記進入する角度が許容角度範囲より急な角度に変化することによって生じる、用紙Pが土手分離部240を乗り越えることができない所謂、ノンフィードとなる虞がない。また、次位以降の余分な用紙Pがスライダ部230の先端部231を通過した場合、前記進入する角度が許容角度範囲より緩やかな角度に変化することによって生じる、最上位の用紙Pを次位以降の余分な用紙Pから分離することができない虞がない。
図10に示す如く、給送ローラ190が図9に示す状態からさらに時計方向へ回動すると、最上位の用紙Pの先端が、土手分離部240を乗り越えることができる。詳しく説明すると、前述したように最上位の用紙Pには、第1送り力G1(180g重)および第2送り力G2(180g重)の総和G1+G2(360g重)が作用する。そして、該総和G1+G2(360g重)が、用紙Pの先端が土手分離部240を通過するために必要な乗り越え必要力G3(250g重)より大きいため、最上位の用紙Pの先端は、土手分離部240を乗り越えることができる。
また、前述したように、次位以降の余分な用紙Pがスライダ部230の先端部231を通過した場合、次位以降の余分な用紙Pの先端は、土手分離部240へ進入し当接する。ところが、次位以降の余分な用紙Pには、前述した摩擦係数の関係により、乗り越え必要力G3(250g重)より大きな送り力は作用しない。従って、次位以降の余分な用紙Pの先端は土手分離部240で停止し、最上位の用紙Pのみが土手分離部240を乗り越えることができる。
図11に示す如く、給送ローラ190が図10に示す状態からさらに時計方向へ回動すると、最上位の用紙Pがさらに給送方向下流側へ送られる。そして、給送部144は、最上位の用紙Pの先端が土手分離部240を乗り越えた直後に、ホッパダウンが開始されるように構成されている。
このとき、最上位の用紙Pの先端が土手分離部240を乗り越えた後であるので、最上位の用紙Pには、乗り越え必要力G3(250g重)より大きな送り力は必要ない。
例えば、搬送方向下流側に設けられた搬送ローラ対241と給送ローラ190とが協働して行うスキュー取りは、50g重程度の送り力で十分である。従って、最上位の用紙Pに、第1送り力G1(180g重)および第2送り力G2(180g重)の総和(360g重)の大きさの送り力を作用させる必要がない。
また、最上位の用紙Pに必要な送り力は、第2送り力G2(180g重)だけで十分であるように構成されている。従って、給送中であってもホッパダウンを開始することができる。
またさらに、複数の箇所において送り力を発生させる構成であり、前記総和が乗り越え必要力G3(250g重)より大きければよいので、従来技術の一箇所のみにおいて送り力を発生させる構成と比較して、ホッパ250を付勢する第1付勢手段の第1付勢力F1を小さくすることができる。
従って、本願の給送部144は、従来技術の一箇所のみにおいて送り力を発生させる構成と比較して、ホッパダウンすることに必要な負荷を低減することができる。従って、前記ホッパダウン機構のモータを、従来の構成と比較して、小型化することができる。
また、本願の給送部144は、従来の構成と比較して、早いタイミングでホッパダウンを開始することができる。従って、モータの負荷を分散させることができ、そのときにかかるモータのトルク負荷をより低減することができる。また、ホッパダウンのタイミングの自由度が増す。
具体的には、ホッパダウン動作の動力源と共通のモータの動力によって、戻しレバーの戻し動作を実行する前に、ホッパダウンを完了させることができる。さらに、ホッパダウンを開始するタイミングを早めることによって、ギア比等を大きくしてゆっくりホッパダウンを実行することでモータの負荷を低減することができる。
ホッパダウンする際、カセットホッパ301は、カセット規制部212に規制されて停止する。そして、ホッパ250がカセットホッパ301から離間した後、ホッパ250およびホッパレバー252が停止し、図5に示すホッパダウン状態となる。
図12に示すのは、給送部144のモータのトルク値を示すグラフ図である。縦軸は、モータトルクを示す。一方、横軸は、給送ローラ190がリセット位置から1回転時計方向へ回動する際のリセット位置を基準とした角度を示す。また、鎖線で示すのが、従来の給送装置のモータトルクの値である。一方、実線で示すのが、本願の記録装置100の給送部144のモータトルクの値である。
図12に示す如く、給送ローラ190がリセット位置から40°回動したとき、従来の給送装置および本願の給送部144においてホッパアップが実行される。従って、従来の給送装置のモータトルクおよび本願の給送部144のモータトルクが0になる。
その後、従来の給送装置および本願の給送部144において、用紙Pが給送ローラ190によって給送され、予備分離および本分離が実行される。
給送ローラ190がリセット位置から約70°回動したとき、従来の給送装置および本願の給送部144において、用紙Pの先端が、予備分離部を通過する。
また、給送ローラ190がリセット位置から約110°回動したとき、従来の給送装置および本願の給送部144において、給送中の用紙Pの先端が、土手分離部240を乗り越える。
給送ローラ190がリセット位置から150°回動したとき、本願の給送部144においてホッパダウンが開始される。従って、本願のモータトルクが約5.000(N)程度まで上昇する。このとき、図11について前述したように、用紙Pは、まだ給送ローラ190によって給送されている最中である。
一方、従来の給送装置では、送り力は、ホッパ250と給送ローラ190とにニップされた1箇所のみにおいて生じる構成である。従って、まだホッパダウンを開始することができない。
さらに、給送ローラ190がリセット位置から260°回動したとき、本願の給送部144においてホッパダウンが完了する。従って、本願のモータトルクが約2.000(N)程度まで減少する。
給送ローラ190がリセット位置から270°回動したとき、従来の給送装置および本願の給送部144において、給送されている用紙Pの先端が、給送方向下流側の搬送ローラ対241にニップされる。
このとき、従来の給送装置では、ホッパダウンが開始される。
ここで、前述したように、本願と比較してホッパばねの付勢力を大きく設ける必要があること、および、ホッパダウンを開始するタイミングが遅いことによって、本願と比較して短い時間でホッパダウンを完了させる必要がある。従って、従来の給送装置においてモータトルクは23.000(N)まで急激に上昇する。即ち、従来の給送装置においてピーク値が、本願と比較して非常に高く、モータの負荷が非常に大きい。
尚、給送されている用紙Pの先端が、給送方向下流側の搬送ローラ対241にニップされたとき、スライダ部230を、カム等の機構によって給送ローラ190から離間移動させるスライダ部離間移動手段を設けてもよい。係る場合、スライダ部230の先端部231が用紙Pから退避することによって、スライダ部230と用紙Pとの摩擦を低減することができる。
また、スライダ部230が複数設けられている場合、即ち、給送方向において送り力が3箇所以上において発生する構成である場合、送り力をコントロールすることができる。
またさらに、給送ローラ190が側視○型である場合、給送中の用紙Pの先端が搬送ローラ対241にニップされたとき、スライダ部230を離間移動させることによって、用紙Pに給送ローラ190による傷が生じる虞を低減することが可能である。
給送ローラ190がリセット位置から310°回動したとき、従来の給送装置および本願の給送部144において、ホッパダウン動作の動力源と共通のモータの動力によって、一対の戻しレバー220、220が用紙戻し動作を開始する。
そして、給送ローラ190がリセット位置から360°回動して再びリセット位置に戻る直前のとき、従来の給送装置において、ホッパダウンおよび用紙戻し動作が完了する。また、本願の給送部144において、用紙戻し動作が完了する。
このように、従来の給送装置では、ホッパダウン動作と用紙戻し動作のタイミングが重なっている。一方、本願の給送部144では、ホッパダウン動作と用紙戻し動作のタイミングが重ならないように構成することができる。その結果、本願の給送部144は、モータトルク負荷のピーク値を、従来の給送装置のモータトルクのピーク値と比較して、著しく小さくすることができる。即ち、本願の給送部144は、モータトルク負荷を分散させることができる。
尚、本願の給送部144において、用紙Pの先端が土手分離部240を通過した直後である給送ローラ190が150°回動したとき、ホッパダウンが開始するように構成したが、これに限られない。ホッパダウン開始のタイミングは、用紙Pの先端が前記通過した直後から搬送ローラ対241にニップされるまでの間であれば、同様の作用効果を得ることができる。
本実施形態の給送装置としての給送部144は、被記録媒体の一例である用紙Pを給送する給送ローラ190と、用紙Pが載置され、給送ローラ190に対して接離移動可能な載置部145の一例であるホッパ250と、ホッパ250を給送ローラ側へ付勢する第1付勢手段であるホッパ250、ホッパレバー252およびねじりコイルばねの第1付勢力F1と、ホッパ250を給送ローラ190に対して離間移動させる載置部離間移動手段としての前記ホッパダウン機構と、ホッパ250より給送方向下流側に設けられ、給送ローラ190に対して接離移動可能な移動部としてのスライダ部230と、スライダ部230を給送ローラ側へ付勢する第2付勢手段であるスライダばねの第2付勢力F2と、を備えている。
さらに、給送部144は、給送ローラ190と接触することによる用紙Pを給送する送り力である第1送り力G1、第2送り力G2、……を、給送方向における複数箇所において発生可能であり、前記複数箇所における送り力(第1送り力G1(180g重)、第2送り力G2(180g重)、…)の総和(ΣGn(360g重))を、該複数箇所より給送方向下流側の負荷部の負荷力である乗り越え必要力G3(250g重)より大とすることが可能な構成であることを特徴とする。
また、本実施形態の給送部144は、給送ローラ190の給送方向下流側に重送された用紙Pを分離可能な分離手段としての本分離手段(240)を備え、給送中の用紙Pの先端が本分離手段(240)を通過した後であって、本分離手段の給送方向下流側に設けられた搬送ローラ対241に到達するまでの間に、前記ホッパダウン機構が、ホッパ250の離間移動を開始する構成であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態の給送部144は、スライダ部230を給送ローラ190に対して離間移動させる移動部離間移動手段としての前記スライダ部離間移動手段を備えていることを特徴とする。
また、本実施形態の給送部144において、本分離手段は、用紙Pの先端が当接し、給送ローラ190に対して最上位の用紙Pから重送された用紙Pを分離可能な分離部としての土手分離部240であり、スライダ部230は、スライダ部230における給送ローラ側の先端部231が給送ローラ190の回動支点である給送ローラ軸193に対して接離移動する構成であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態の給送部144において、スライダ部230は、スライダ部230における給送ローラ側の先端部231より給送方向上流側に、給送方向に対して傾斜した傾斜部232を有することを特徴とする。
また、本実施形態において、スライダ部230における給送ローラ側の先端部231は、用紙Pの幅方向Xにおいて、給送ローラ190と対向する構成であることを特徴とする。
本実施形態の記録装置100は、載置された用紙Pを給送する給送部144と、給送部144から給送された用紙Pに記録ヘッド106により記録を実行する記録部143と、を備えた記録装置100であることを特徴とする。
[他の実施形態1]
図13に示すのは、他の実施形態1に係るスライダ部を示す斜視図である。また、図14に示すのは、図13の下方図である。またさらに、図15に示すのは、図13の側断面図である。
図13〜図15に示す如く、他の実施形態1のスライダ部330は、先端部231に回動自在なローラ334を有している。具体的には、先端部231の両側の凸部333、333の間にローラ334が、ローラ支軸335を支点に設けられている。ローラ334は、用紙の幅方向Xにおいて、給送ローラ190と対向する位置に設けられている。従って、ローラ334は、給送ローラ190と外接することが可能である。また、ローラ334は、給送ローラ190の回動によって従動回転することができる。
尚、その他の部材については、前述した実施形態と同じであるので、同じ符号を用いると共に、その説明は省略する。
ローラ334は、用紙が給送されない所謂、空給紙の場合において、給送ローラ190と外接して従動回転することができる。従って、他の実施形態1のスライダ部330は、回動する給送ローラ190がスライダ部330と当接することによって両部材が破損することを防止することができる。
また、用紙が給送されている場合において、ローラ334は、用紙の送りに従動回転することができる。従って、他の実施形態1のスライダ部330と用紙との間に摩擦が生じる虞がない。その結果、他の実施形態1のスライダ部330は、用紙との間の摩擦による用紙傷が生じることを防止することができる。
また、他の実施形態1のスライダ部330と用紙との間に摩擦が生じる虞がないので、給送ローラ190の駆動源である給送用モータ104のモータトルクを低減することができる。その結果、給送用モータ104を、ローラ334がない構成と比較して、小型化することができる。さらに、モータトルクを低減した分だけ、消費電力を低減することができる。
またさらに、前記摩擦が生じる虞がないので、前述した図11の状態において、用紙に作用するバックテンションを低減することができる。その結果、記録装置100は、良好な記録を実行することができる。
尚、ローラ支軸335を棒ばねで形成することも可能である。即ち、棒ばねによって、ローラ334がスライダ部330に対して移動可能に設けることができる。係る場合、給送ローラ190の弦部191がスライダ部330と対向した状態において、ローラ334を、スライダ部330の先端部231の凸部333、333より、給送ローラ側へ突出させるように構成することができる。従って、前記状態において、用紙が凸部333、333と接触する虞がない。その結果、給送中の用紙の後端に作用する所謂、バックテンションを低減することができる。
他の実施形態1において、スライダ部330の先端部231に、ローラ334が設けられていることを特徴とする。
また、他の実施形態1において、ローラ334の軸であるローラ支軸335は棒ばねであり、給送ローラ190は側視D型であることを特徴とする。
[他の実施形態2]
図16に示すのは、他の実施形態2に係るスライダ部を示す斜視図である。また、図17に示すのは、図16の下方図である。
図16および図17に示す如く、他の実施形態2のスライダ部430は、先端部231に凹部435を有する。即ち、先端部231は、凹部435と両側の凸部433、433とを有している。凹部435は、用紙の幅方向Xにおいて、給送ローラ190と対向する位置に設けられている。即ち、両側の凸部433、433は、用紙の幅方向Xにおいて、給送ローラ190の両側より外側に配設されている。
尚、その他の部材については、前述した実施形態と同じであるので、同じ符号を用いると共に、その説明は省略する。
凹部435は、用紙が給送されない所謂、空給紙の場合において、他の実施形態2のスライダ部430と給送ローラ190との接触を防止することができる。従って、他の実施形態2のスライダ部430は、回動する給送ローラ190がスライダ部430と当接することによって両部材が破損することを防止することができる。
尚、用紙の幅方向Xにおいて、両側の凸部433、433が給送ローラ190に対向していなくても、給送ローラ190および他の実施形態2のスライダ部430は、用紙の剛性によって、用紙をニップすることができる。従って、用紙にある程度の送り力を生じさせることができる。即ち、前述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係る記録装置の概略を示す全体斜視図。 本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図。 本発明に係る給送部のスライダ部を示す斜視図。 本発明に係る給送部のスライダ部を示す下方図。 給送部の動作を示す概略側面図(待機状態)。 給送部の動作を示す概略側面図(ホッパアップ状態)。 給送部の動作を示す概略側面図(予備分離部に当接した状態)。 給送部の動作を示す概略側面図(予備分離した状態)。 給送部の動作を示す概略側面図(土手分離部に当接した状態)。 給送部の動作を示す概略側面図(土手分離部を乗り越えた状態)。 給送部の動作を示す概略側面図(給送中にホッパダウン開始した状態)。 給送部のモータのトルク値を示すグラフ図。 他の実施形態1に係るスライダ部を示す斜視図。 他の実施形態1に係るスライダ部を示す下方図。 他の実施形態1に係るスライダ部を示す側断面図。 他の実施形態2に係るスライダ部を示す斜視図。 他の実施形態2に係るスライダ部を示す下方図。 従来技術における記録装置の要部を示す要部拡大側面図。
符号の説明
100 記録装置、101 記録装置本体、102 キャリッジモータ、
104 給送用モータ、105 プラテン、106 記録ヘッド、107 キャリッジ、
110 インク供給チューブ、143 記録部、144 給送部、145 載置部、
190 給送ローラ、191 弦部、192 弧部、193 給送ローラ軸、
200 インク吸引装置、204 キャップ部、210 基体部、211 案内面部、
212 カセット規制部、220 戻しレバー、230 スライダ部、231 先端部、
232 傾斜部、240 土手分離部、241 搬送ローラ対、250 ホッパ、
251 コルク材、252 ホッパレバー、300 カセット部、
301 カセットホッパ、330 (他の実施形態1の)スライダ部、333 凸部、
334 ローラ、335 ローラ支軸、430 (他の実施形態2の)スライダ部、
433 凸部、435 凹部、501 従来技術の給送装置、502 給送ローラ、
503 用紙、504 ホッパ、505 基体部、506 間口規制部、
507 土手分離部、A 付勢力、B 送り力、C 乗り越え必要力、
F1 第1付勢力、F2 第2付勢力、G1 第1送り力、G2 第2送り力、
G3 乗り越え必要力、P 用紙、X 用紙の幅方向

Claims (7)

  1. 被記録媒体を給送する給送ローラと、
    被記録媒体が載置され、前記給送ローラに対して接離移動可能な載置部と、
    該載置部を前記給送ローラ側へ付勢する第1付勢手段と、
    前記載置部を前記給送ローラに対して離間移動させる載置部離間移動手段と、
    前記載置部より給送方向下流側に設けられ、前記給送ローラに対して接離移動可能な移動部と、
    該移動部を前記給送ローラ側へ付勢する第2付勢手段と、
    給送ローラの給送方向下流側に重送された被記録媒体を分離可能な分離手段と、を備え、
    給送中の被記録媒体の先端が前記分離手段を通過した後であって、前記分離手段の給送方向下流側に設けられた搬送ローラ対に到達するまでの間に、前記載置部離間移動手段が、前記載置部の離間移動を開始する構成であることを特徴とする給送装置。
  2. 請求項1に記載の給送装置において、前記移動部を前記給送ローラに対して離間移動させる移動部離間移動手段を備えたことを特徴とする給送装置。
  3. 請求項1または2に記載の給送装置において、前記分離手段は、被記録媒体の先端が当接し、前記給送ローラに対して最上位の被記録媒体から重送された被記録媒体を分離可能な分離部であり、
    前記移動部は、該移動部における前記給送ローラ側の先端部が前記給送ローラの回動支点に対して接離移動する構成であることを特徴とする給送装置。
  4. 被記録媒体を給送する給送ローラと
    被記録媒体が載置され、前記給送ローラに対して接離移動可能な載置部と、
    該載置部を前記給送ローラ側へ付勢する第1付勢手段と、
    前記載置部を前記給送ローラに対して離間移動させる載置部離間移動手段と、
    前記載置部より給送方向下流側に設けられ、前記給送ローラに対して接離移動可能な移動部と、
    該移動部を前記給送ローラ側へ付勢する第2付勢手段と、を備え、
    前記移動部は、該移動部における前記給送ローラ側の先端部より給送方向上流側に、給送方向に対して傾斜した傾斜部を有することを特徴とする給送装置。
  5. 被記録媒体を給送する給送ローラと、
    被記録媒体が載置され、前記給送ローラに対して接離移動可能な載置部と、
    該載置部を前記給送ローラ側へ付勢する第1付勢手段と、
    前記載置部を前記給送ローラに対して離間移動させる載置部離間移動手段と、
    前記載置部より給送方向下流側に設けられ、前記給送ローラに対して接離移動可能な移動部と、
    該移動部を前記給送ローラ側へ付勢する第2付勢手段と、を備え、
    前記移動部における前記給送ローラ側の先端部、被記録媒体の幅方向において、前記給送ローラと対向するローラが設けられていることを特徴とする給送装置。
  6. 請求項5に記載の給送装置において、前記ローラの軸は棒ばねであり、前記給送ローラは側視D型であることを特徴とする給送装置。
  7. 載置された被記録媒体を給送する給送部と、
    該給送部から給送された被記録媒体に記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、
    前記給送部は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載された前記給送装置を備える記録装置。
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