JP2013116796A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 載置面7Gと第1傾斜面10Aとの間に第2傾斜面9Aを設け、かつ、載置面7Gに対する第2傾斜面9Aの角度θ2を載置面7Gに対する第1傾斜面10Aの角度θ1より大きくする。これにより、載置面7Gに載置されているシートの送出方向前端側の向き、又は送出されたシートの送出方向前端側の向きは、第2傾斜面9Aに沿うような向きとなる。このとき、載置面7Gに対する第2傾斜面9Aの角度θ2が、載置面7Gに対する第1傾斜面10Aの角度θ1より大きいので、実角度は仮角度より大きな角度となる。したがって、仮角度を大きくすることなく、実角度を大きくすることができるので、画像形成装置の大型化を抑制しつつ、シートをより確実に分離することができる。
【選択図】図6
Description
しかし、前記角度を大きくすると、給紙トレイのうち用紙の送出方向と平行な部位の寸法が大きくなってしまうため、画像形成装置の大型化を招いてしまう。
すなわち、従来の画像形成装置では、「角度」を「載置面に対する傾斜部材(10)の角度」として定義していた。しかし、発明者は、シートをより確実に分離するには「傾斜部材(10)に突入するシートと傾斜部材(10)との角度」を適切な角度とする必要がある点を発見した。
1.画像形成装置(インクジェットプリンタ)の概要
本実施形態に係る画像形成装置1は、図1に示すように、略六面体の外観形状を成している。そして、外観意匠面を構成する筐体カバー3内には、図2に示すように、用紙等の矩形状のシートに画像を形成する画像形成部5が収納されている。
具体的には、画像形成部5は、インク滴を噴射する記録ヘッド5A、シートの間欠搬送タイミングに連動して記録ヘッド5Aを走査方向に往復運動させるキャリッジ5B等から構成されている。因みに、走査方向とは、記録ヘッド5Aと対向するシートと平行な方向であって、当該シートの搬送方向と直交する方向をいう。
なお、装置本体とは、例えば、筐体やフレーム等の通常使用時において、利用者により分解又は取り外しがされない部位等をいう。また、本実施形態では、画像形成装置1、つまり装置本体の前面側から給紙トレイ7を前後方向に挿抜することができる。
なお、シートの送出方向とは、給紙ローラ8Aから搬送力を受けて送出されるシートの移動方向と平行な方向をいう。そして、本実施形態では、シートの送出方向は、画像形成装置1の前後方向と一致している。
2.1 給紙トレイの形状
給紙トレイ7は、図4に示すように、載置部7Aを構成する略矩形状の載置板7B、及び載置板7Bの少なくとも三方を囲む壁部7C、7Dが樹脂にて一体成形された皿状の部材である。
すなわち、送出機構8により2枚以上のシートが送出されると、送出された2枚以上のシートが、分離部材11に設けられた複数の突起部11Aに係止されて送出が阻害される。一方、送出された2枚以上のシートのうち給紙ローラ8Aと接触している当該シートは、給紙ローラ8Aから送出力を受ける。
給紙トレイ7に載置され得るシートのうち代表的なシートは、A4サイズやA5サイズ等の長方形状のシートである。そして、本実施形態に係る給紙トレイ7では、当該シートの長手方向が幅方向に一致するようにシートを載置する必要がある。
本実施形態では、載置面7Gと第1傾斜面10Aとの間に第2傾斜面9Aを設けているので、載置面7Gに載置されているシートの送出方向前端側の向き、又は送出されたシートの送出方向前端側の向きは、第2傾斜面9Aに沿うような向きとなる。
すなわち、仮に、案内部9が、第1傾斜面10Aまで延びておらず、案内部9と第1傾斜面10Aとの間に隙間があった場合には、送出されたシートの送出方向前端が、当該隙間に落ちてしまう可能性が高い。
これにより、本実施形態では、給紙トレイ7が装置本体から取り外されている場合においては、立設部7Eにシートが接触することによりシートの移動を規制することができる。このため、給紙トレイ7を装置本体に装着する際に、装着時の衝撃によりシートが給紙トレイ7から飛び出してしまうことを抑制できる。同様に、給紙トレイ7を装置本体から抜き出す際にも、シートが給紙トレイ7から飛び出してしまうことを抑制できる。
ところで、従来は、給紙ローラ8Aと摩擦部材7Hとの接触角を調整することによりシートの分離能力を確保していた。しかし、分離能力の確保を優先すると、シートの搬出能力に悪影響を及ぼすおそれがあった。
(第2実施形態)
第1実施形態に係る第2傾斜面9Aは、その角度θ2を一定とした平面状の傾斜面であったが、本実施形態は、図8に示すように、第1傾斜面10Aに近づくほど、第2傾斜面9Aの角度θ2が小さくなるように、連続的に角度θ2を変化させた傾斜面にて第2傾斜面9Aを構成したものである。このとき、第1傾斜面10A近傍、つまり、最も小さい角度θ2であっても、角度θ2は、第1傾斜面10Aの角度θ1より大きい角度となっている。
これにより、本実施形態においても、案内部9によりシートの先端を持ち上げるよう案内することができるので、実角度を仮角度より大きな角度とすることができ、画像形成装置1の大型化を抑制しつつ、シートをより確実に分離することができる。
上述の実施形態では、案内部9が第2傾斜面9Aにて構成されていたが、本実施形態は、第2傾斜面9Aを廃止するとともに、図9に示すように、案内部9を載置面7Gより上方側に位置する平面9Cにて構成したものである。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、インクジェット方式の画像形成装置に本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、例えば電子写真方式の画像形成装置に適用できる。
また、上述の実施形態では、傾斜分離板10が装置本体に設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば給紙トレイ7に傾斜分離板10を設けてもよい。
また、上述の実施形態では、幅方向中央を基準としてシートが搬送される画像形成装置であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、幅方向一端側を基準としてシートが搬送される画像形成装置にも適用できる。
また、上述の実施形態では、載置面7Gは、幅方向中央部のみに設けられていたが、これは、幅方向中央を基準としてシートが搬送される画像形成装置であり、かつ、幅方向に移動可能な可動ガイド12を設けていたためである。したがって、例えば、可動ガイド12を備えていない画像形成装置では、載置板7B前面が載置面7Gとなる。
5A… 記録ヘッド 7A… 載置部 7… 給紙トレイ 7B… 載置板
7C、7D… 壁部 7E… 立設部 7F… 位置決め部 7G… 載置面
7H… 摩擦部材 7J… 摺接面 7K… 接続面 8… 送出機構
8A… 給紙ローラ 8B… 保持部材 8C… 回転力伝達機構
9A… 第2傾斜面 9… 案内部 10… 傾斜分離板 10A… 第1傾斜面
11… 分離部材 11A… 突起部 12… 可動ガイド 12A… 案内面
12B… 基台部
Claims (6)
- シートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部へ送出されるシートが載置される載置面を有する載置部と、
前記載置部に載置されているシートに接触して回転する送出ローラを有し、当該シートを前記画像形成部に送出する送出機構と、
前記送出機構により2枚以上のシートが送出されたときに、それらシートの分離に寄与する分離部材、及び前記載置面に対して傾斜した傾斜部を有する傾斜部材と、
シートの送出方向において、前記載置部よりも前記傾斜部側に設けられ、前記傾斜部側に延びて前記載置部よりも積層方向上方にシートを案内する案内部とを備え、
前記案内部の延び方向先端は、前記傾斜部まで、又は前記傾斜部よりも前記送出方向前進側まで延びていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記傾斜部は、前記載置面に対して傾斜した第1傾斜面を有し、
前記案内部は、前記載置面に対して傾斜した第2傾斜面を有し、
前記載置面に対する前記第2傾斜面の角度は、前記載置面に対する前記第1傾斜面の角度より大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記案内部のうち前記傾斜分離板側には、前記第2傾斜面から立設した立設部が設けられ、
前記シートトレイは、装置本体に着脱可能に装着され、
前記傾斜分離板は、前記装置本体に設けられており、
さらに、前記シートトレイが前記装置本体に装着された状態においては、前記立設部は、前記第1傾斜面よりも前記載置面側から退避した位置であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記送出機構は、前記送出ローラを一端に有し、他端側を中心に揺動可能な保持部材を有しており、
前記載置面のうち前記送出ローラと対向する位置には、前記載置面に載置されているシートに接触してシートの送出を阻害する摩擦抵抗を付与する摩擦部材が設けられ、
さらに、前記第2傾斜面は、前記摩擦部材よりも前記第1傾斜面側に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。 - 前記シートトレイには、前記載置板に積層状態で載置されているシートの送出方向及びシートの積層方向と直交する方向である幅方向に変位可能であって、送出方向に延びる案内面を有する可動ガイドが設けられ、
前記載置板には、前記載置面より下方側に位置するとともに、前記載置面と平行な面であって、前記可動ガイドが摺接可能に配置された摺接面が設けられており、
さらに、前記第2傾斜面と前記摺接面との間には、前記第2傾斜面と前記摺接面とを繋ぐとともに、前記摺接面に対して傾斜した接続面が設けられていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記案内部は、前記載置部と一体形成され、かつ、シートが載置可能であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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