JP4068383B2 - 紙葉類分類装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、たとえば複数枚対応自動改札機などに用いられる紙葉類分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、自動改札機の利用者の増加に伴い、複数枚対応の自動改札機が実用化されている。自動改札機を利用する旅客は多種多様の人々である。例えば、通勤に使用したり、旅行で使用したり、或いは初めて自動改札機を使用する旅客もいる。さらには、自動改札機を知らない旅客までいる。
【0003】
そのため、複数枚対応の自動改札機には様々なものが投入されることがある。たとえば、定期券、エドモンソン券、カードなどが重ねて投入されることがあり、重ねた間にはテレフォンカード、クレジットカード、レシート、ガム、コイン等の異物が入っている場合がある。
【0004】
自動改札機は投入されたものは異物であっても全て分離ローラによって分離しようとするため、分離ローラ表面の摩擦係数が低下してしまう。分離ローラの摩擦係数が低下すると、投入された券類は適切に分離されず、複数枚の券類が重なったまま分離ローラの後方の搬送部に搬送されることがある(重送)。
【0005】
この場合には、ベルト切れ、部品変形等を引き起こし、通常の使用できる券類までも券詰まりとなってしまう。また、重送によっての影響はこれだけに収まらず、定期券とSFカードが重送した場合では、SFカードが下にある場合には定期券にパンチを穿設しまうことも予想される。
【0006】
そこで、近時においては、自動改札機の電源を入れた時及び分離蓋が開閉された時に、それぞれ分離ローラをクレンジングすることで、分離ローラの摩擦係数を所定のレベルに維持するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来におけるクレンジングのタイミングでは、クレンジング直後においては、投入された券類を良好に分離することができるが、次回のクレンジングを行うまでの間に分離ローラの摩擦係数が低下し、券詰まりや、定期券にパンチを穿設しまう等の不都合が発生する。
【0008】
この発明は、上記事情に着目してなされたもので、重ねられた状態で一括投入される複数枚の紙葉類を確実に分離できる紙葉類分離装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
の発明の紙葉類分離装置は、所定のギャップを存して離間対向するフィードローラと分離ローラとを有し、前記フィードローラと前記分離ローラとの間に重なった状態の紙葉類を通過させることにより、一枚づつ分離する分離手段と、前記フィードローラと前記分離ローラとの間のギャップ量を調整するように前記分離ローラを前記フィードローラと接離する方向に移動させるギャップ調整手段と、前記分離手段を通過する紙葉類の通過時間を測定する測定手段と、この測定手段により紙葉類の通過時間が所定時間以上になったことが測定されたことに基づいて前記ギャップ調整手段により前記分離ローラを前記フィードローラに圧接させて前記分離ローラと前記フィードローラの外周面を摺動回転させることによりクレンジングする制御手段とを具備する。
【0011】
また、この発明の紙葉類分離装置は、所定のギャップを存して離間対向するフィードローラおよび分離ローラを有し、これらフィードローラおよび分離ローラ間に重なった状態の紙葉類を通過させることにより、一枚づつ分離する分離手段と、前記フィードローラおよび分離ローラ間のギャップ量を調整するギャップ調整手段と、このギャップ調整手段により前記フィードローラおよび分離ローラを圧接させて摺動回転させるこによりクレンジングする制御手段とを具備し、前記ギャップ調整手段はパルスモータを備え、このパルスモータに第1のパルス量を与えることにより前記フィードローラおよび分離ローラ間に所定のギャップ量を形成する第1の状態とし、前記パルスモータに第2のパルス量を与えることにより前記フィードローラおよび分離ローラを圧接させる第2の状態とし、前記第1の状態から第2の状態にする場合には、前記第1のパルス量−第2のパルス量分だけギャップを小さくする方向にパルス量を与え、前記第2の状態から第1の状態にする場合には、前記第1のパルス量−第2のパルス量分だけギャップを大きくする方向にパルス量を与える。
【0012】
この発明によれば、重ねられた状態で一括投入される複数の紙葉類を確実に分離することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態を説明する。
図1〜図3はこの発明の第1の実施の形態を示す。
図1と図2は、この発明の紙葉類分類装置を適用した自動改札装置2である。この自動改札装置2は、通常2台1組として駅の改札口などに設置され、両者の間には通行者が通行する通路が形成される。
【0014】
上記自動改札機2の本体2aには、駅の構内への入場時、或いは駅の構内からの出場時に、紙葉類としての普通券、定期券、ストアードフェアカード(SFカード)、回数券、入場券、指定券、特急券等(以下、券類という)が投入される投入口3、この投入口3で受け入れた券類を排出する取出口4がそれぞれ設けられている。投入口3の近傍には、券類の投入を阻止するための図示しないシャッタ、取出口4の近傍には、券類の投入を阻止するための図示しないシャッタが設けられている。
【0015】
本体2a上の投入口3の前方、及び取出口4の前方には、それぞれ通行者や駅員などに対して案内を行うための案内表示部5a、5bが設けられている。
【0016】
本体2aの通路側の側面の両端には、それぞれ通行者の通行を制御する開閉動作可能なドア6が設けられており、通行可否の判定結果に基づいて開閉制御されるようになっている。
【0017】
本体2aの上部には、通行者の通路を定義するための枠状のポール部(枠体)7が立設されている。このポール部7及び上記本体1aの各通路側の側面には、通行者の通過を検知する複数の光学的なセンサとしての人間検知器8がそれぞれ設けられている。なお、図1の場合は受光機で、反体側には発光機がある。
【0018】
また、ポール部7上には、この改札機の動作状態(小児券の投入、無効券の投入、不用券の投入や機器の異常など)を表示する状態表示部9が設けられている。
【0019】
次に、図2を用いて自動改札機2の内部構成を説明する。すなわち、投入口3と取出口4との間には、投入口3から受け入れられた券類を取出口4(矢印a方向)に搬送する搬送路11が形成されている。
【0020】
搬送路11の搬送経路上には、投入口3から取出口4に向って順に分離部12、整列部13、磁気情報読取部14が設けられている。
【0021】
分離部12は、投入口3に投入された券類を一括して受け入れ、1枚ずつに分離して整列部13に搬出するものである。
【0022】
この分離部12は分離手段としての分離ローラ対12aを有する。この分離ローラ対12aは、搬送路11を挟んで対向するように、かつ接離方向に移動可能に設けられたフィードローラR1と分離ローラR2とからなる。フィードローラR1及び分離ローラR2には、図示しない駆動装置が接続されており、この駆動装置を作動することで、各ローラR1、R2を回転駆動できるようになっている。
【0023】
また、分離ローラR2にはギャップ調整手段としての駆動機構15が接続されている。この駆動機構15はパルスモータ15aにより駆動され、これにより、分離ローラR2はフィードローラR1に対して接離する方向に移動されるようになっている。
【0024】
なお、上記パルスモータ15aは、入力されるパルス数に比例した角度だけ駆動軸を回転させるものであり、上記パルスモータ15aに入力するパルスの数を制御することで、フィードローラR1と分離ローラR2との間に、所望の間隔のギャップを形成できるようになっている。
【0025】
上記駆動装置(図示しない)及びパルスモータ15aには、制御手段としての制御装置16が接続されており、この制御装置16を操作することで、フィードローラR1及び分離ローラR2の回転方向及び回転速度、並びにパルスモータ15aに入力するパルスの数を制御できるようになっている。なお、上記制御装置16には後述する基準時間T及び基準温度差tが設定される。
【0026】
分離ローラR2及びフィードローラR1の外周面は樹脂などの柔軟部材17によって被覆されている。そのため、上記駆動機構15により分離ローラR2とフィードローラR1とをその軸間距離が各ローラR1、R2の半径寸法の和よりも小さく設定できるようになっている。すなわち、上記各ローラR1、R2は、互いの接触部において上記柔軟部材17がそれぞれ径方向内側につぶれるようになっている。
【0027】
整列部13は、図示しない一対の搬送ベルトにより、上記分離ローラ対12aから送出されてきた1枚ずつの券類を整列して磁気情報読取部14に送出するものである。
磁気情報読取部14は、搬送路11を挟んで設けられた一対の図示しない磁気ヘッドからなり、各磁気ヘッドの間を通過する券類の磁気記録層に記録されているエンコード磁気情報を読み取るものである。
【0028】
分離部12及び整列部13には、投入口3側から順にかつ搬送路11に沿って、投入口3からの券類の投入を検知する1対の投入検知器101(1対のみ図示)、搬送される券類の厚さを検知する3つの厚さ検知器102(1つのみ図示)、搬送される券類の有無を検知する2対ずつ4つの券有検知器103(2対のみ図示)、分離ローラ対12aの直前への搬送を検知する券類測定手段としての2対の分離前検知器104(1対のみ図示)、分離ローラ対12aの直後への搬送を検知する同じく券類測定手段としての2対の分離後検知器105(1対のみ図示)、搬送される券類の分離の完了を検知する2対ずつ4つの分離完了検知器106(2対のみ図示)が設けられている。
【0029】
厚さ検知器102は搬送方向に交差する方向に並んで設けられている。なお、上記厚さ検知器102は少なくとも1つあればよく、搬送経路11の中心の5mm分の状態が検知できればよい。
また、磁気情報読取部14には、搬送路11上の磁気ヘッドの手前に、券類の磁気ヘッドの直前への搬送を検知する2対の読取前検知器107(1対のみ図示)が設けられている。
【0030】
なお、投入検知器101、厚さ検知器102、券有検知器103、分離前検知器104、分離後検知器105、分離完了検知器106、及び読取前検知器107には上記制御装置16が接続され、各検知器による検知結果に基づいて処理等が行われるようになっている。
【0031】
次に、上記構成の自動改札機2を使用する際の作用について説明する。
【0032】
この自動改札機2を使用する場合、使用準備として上記自動改札機2に複数の券類を重ねて一括投入し、これら券類が分離前検知器104を通過してから、分離ローラ対12aによって最初に分離された券類が分離後検知器105を通過するまでの時間、すなわち、試験測定時間Tを測定する。
【0033】
上記試験測定時間Tを測定したならば、この試験測定時間Tに基づいて、各ローラR1、R2の摩擦係数を判定する際に基準とする基準時間Tを設定する。ところで、券類の分離動作は投入される券類の種類によってばらつきがある。そのため、上記試験測定時間Tの30%を許容範囲として、試験測定時間を1.3倍した値を上記基準時間Tとして制御装置16に設定する。以上で使用準備が終了する。なお、上記試験測定時間Tの測定は、保守プログラム上で行うこととし、通常業務では行わない。また、このとき使用される各ローラR1、R2は、クレンジングされて券類の分離動作に十分な摩擦係数を有する状態となっている。
【0034】
使用準備が終了したならば、自動改札機2は改札処理等の営業運転を開始する。改札処理時には、投入口3に投入された券類は、図3に示すように搬送路11に沿って矢印a方向に搬送される。
投入された券類が複数枚である場合、これら券類が、分離前検知器104を通過してから、これら券類の内で最初に分離された券類が分離後検知器105を通過するまでの時間が測定される。
【0035】
この測定時間Tが下記[式1]に示すように、上記基準時間Tより長い場合、パルスモータ15aに対し所定のパルス量を与えて、分離ローラR2をフィードローラR1側につぶれ量が0.2mmとなる状態まで圧接させるとともに、各ローラR1、R2を所定の速度、この実施の形態ではフィードローラR1を500mm/sec、分離ローラR2を750mm/secの速度で正転駆動することで、互いの外周面を摺接させる。
【0036】
それによって、各ローラR1、R2の外周面に付着した汚れは擦りおとされ、各ローラR1、R2の摩擦係数は所定のレベルに復帰することになる。
各ローラR1、R2の外周面をクレンジングしたならば、パルスモータ15aに対し上記とは逆方向のパルス量を与えて分離ローラR2を上方へ移動させてフィードローラR1との間に0.3mmのギャップを形成させて再び改札処理を行う。
【0037】
このとき、上記各ローラR1、R2の摩擦係数はクレンジングにより所定のレベルに維持されているため、投入された複数の券類を確実に1枚ずつに分離することができる。
また、クレンジング時には、投入口3をシャッタで閉鎖することで、券類が投入されるのを防止し、クレンジング中に券類が投入されて誤動作等を引き起こすのを防止している。
【0038】
一方、上記測定時間Tが[式1]を満たさない場合、すなわち、上記測定時間Tが上記基準時間Tより短い場合、分離ローラ対12aは券類を分離動作に十分な摩擦係数を有すると判断され、分離ローラ対12aは分離動作を継続する。
式1…T>1.3×T=T
このように、予め基準時間Tを設定し、測定時間Tとこの基準時間Tとの比較結果をクレンジングのトリガーとしている。すなわち、摩擦係数の低下による上記分離ローラ対12aの分離動作の遅延を直接検出し、各ローラR1、R2のクレンジングのきっかけとしている。そのため、クレンジングが必要とされるタイミングでクレンジングを行うことができる。したがって、分離ローラ対12aの摩擦係数は、常に所定のレベルに維持されるから、投入される複数の券類を確実に1枚ずつに分離することができる。
【0039】
図4はこの発明の第2の実施の形態を示す。この実施の形態は、分離ローラ対12aの近傍に温度測定手段としての温度センサ21を設け、この温度センサ21によって分離ローラ対12aの周囲の温度を検出することで、分離ローラR2及びフィードローラR1の摩擦係数の変化を検知するものである。
【0040】
上記温度センサ21は、分離ローラ対12aの周囲の温度を所定時間間隔、この実施の形態では1分間隔で測定する。この測定温度tが下記[式2]に示すように、直近のクレンジング時に検出された測定温度tに対して所定温度、この実施の形態では18℃以上の上昇或いは下降があった場合、上記第1の実施の形態と同様に分離ローラR2及びフィードローラ1を摺接させてクレンジングを行う。
【0041】
すなわち、直近のクレンジングが図4のgで示すタイミングでなされた場合、次のクレンジングは、kで示すタイミングで行われる。なお、分離ローラR2及びフィードローラR1がクレンジングされた場合、その際に測定された測定温度tをtに置き換え、その後の比較基準とする。
【0042】
一方、上記測定温度tが[式2]を満たさない場合、すなわち上記測定温度tと前回のクレンジング時に測定された測定温度tとの差が18℃以内であれば、上記第1の実施の形態と同様に、分離ローラ対12aは券類を分離するのに十分な摩擦係数を有すると判断され、分離ローラ対12aは分離動作を継続する。なお、tは、自動改札機2の電源を投入する際に行われるクレンジング時の測定温度とする。
式2…|t−t|>18℃
このように、自動改札機2の運転中に分離ローラ対12aの周辺の温度を測定することで、各ローラR1、R2の摩擦係数の変化を検出し、この温度変化をクレンジングを行うきっかけとしている。すなわち、温度上昇に伴って各ローラR1、R2の摩擦係数が低下してもクレンジングすることで、温度上昇によって低下した分が補償されるようになっている。
【0043】
そのため、分離ローラ対12aの周囲の温度が、大きく、或いは急激に変化しても、分離ローラ対12aの摩擦係数が所定のレベルに維持されるから、投入される複数の券類を確実に1枚ずつに分離できる。
【0044】
ところで、複数枚対応自動改札機では、投入枚数により処理時間が異なる。例えば、定期券1枚の時は0.6秒となり、定期券とカードの2枚投入時では1.8秒、カードとカードの2枚投入時では2.1秒となっている(複数枚自動改札機製品仕様書抜粋)。
【0045】
また、分離ローラ対12aに停滞している時間は券類が1枚の場合は0.2秒、2枚の場合は0.3秒〜0.4秒となっている。そのため、分離ローラ対12aに券類がない状態が、1枚の場合では0.4秒、2枚の場合では1.4秒から1.7秒の時間続くことになる。その分離ローラ対12aに券類がない時間を利用してクレンジングを行う方法を提案する。
【0046】
1枚投入の場合は0.4秒と時間が短いためクレンジングを行わない。また、1枚投入の場合は分離動作を行わないため、分離ローラR2の摩擦係数が低い状態であっても問題はない。
【0047】
クレンジングを行う場合は2枚以上投入された場合とする。2枚投入では{最短でも1.4秒でクレンジングを終了させなければならない。現在のクレンジングは14秒かかっているため、これを時間短縮しなければならない。
【0048】
現在のクレンジング方法は、
(1)ゴムローラR1,R2の潰れ量が0.2mmになる様にギャッフ調整を行う(ギャップ調整にかかる時間は4秒)。
(2)分離ローラR2を750mm/sで正転させ、フィードローラR2を500mm/sで10秒間動作させる(クレンジング)。
(3)クレンジング終了後に0.3mmのギャップを作るため、もう一度ギャップ調整を行う。
ギヤツプ調整では、ゴムのつぶれ量を測定するために時間が掛かっている。しかし、電源入り時に1回は必ずギヤツプ調整を行っているので、ゴムのつぶれ量は測定済みになっている。また、ギャップはパルスモータ15aを使用して、1パルス与えるごとに一定量のギャップが増加する様な構造になっている。
【0049】
つまり、運用中にクレンジングを行うためには、(3)のギヤップから(1)のギャップに瞬時に変更してクレンジングを行い、(1)のギャップから(3)のギャップに瞬時に戻す必要がある。
【0050】
そのためには、それぞれのギャップ調整時のパルスモータ15aに与えたパルス数を測定し、ギャップを変更する場合にその測定値を用いることで、すばやくギャップを変更できるようになる。
【0051】
ギャップ調整方法として(3)から(1)の状態にする場合、
与えるパルス量=(3)でのパルス量(第1のパルス量)−(1)でのパルス量(第2のパルス量)を与えるパルス量分逆方向に与える(ギャップを小さくする)。
【0052】
(1)から(3)の状態にする場合、
与えるパルス量=(3)でのパルス量(第1のパルス量)−(1)でのパルス量(第2のパルス量)を与えるパルス量分正方向に与える(ギャップを大きくする)。
この動作により、それぞれ0.2秒でギャツブ調整が行えるようになる。与えられた最短時間が1.4秒のため、ギヤヅプ調整が0.2秒掛かることからクレンジングできる時間は1秒間となる。
1秒間でクレンジング動作(分離ローラR2を750mm/sで正転させ、フィードローラR1を500mm/sで1秒間動作させる。)を行う。
【0053】
なお、このギャップ状態を瞬時に変更する方法は上記した第1及び第2の実施の形態でのクレンジング動作時にそれぞれ用いられる。
また、第1の実施の形態では、券類が分離ローラ対12aを通過する時間を測定してクレンジングを行うが、クレンジング後に複数枚の券類が投入されてその通過時間によりクレンジングを再度行うことになる。
【0054】
【発明の効果】
この発明によれば、重ねられた状態で一括投入される複数の券類を確実に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の自動改札機の外観図。
【図2】自動改札機の内部構成を示す概略図。
【図3】図2のMで示す部分の拡大図。
【図4】この発明の第2の実施の形態に係る各ローラ部をクレンジングするタイミングを示す説明図。
【符号の説明】
12a…分離ローラ対(分離手段)、15…駆動機構(ギャップ調整手段)、15a…パルスモータ、16…制御装置(制御手段)、21…温度センサ(温度測定手段)、104…分離前検知器(測定手段)、105…分離後検知器(測定手段)、R2…分離ローラ、R1…フィードローラ。

Claims (3)

  1. 所定のギャップを存して離間対向するフィードローラと分離ローラとを有し、前記フィードローラと前記分離ローラとの間に重なった状態の紙葉類を通過させることにより、一枚づつ分離する分離手段と、
    前記フィードローラと前記分離ローラとの間のギャップ量を調整するように前記分離ローラを前記フィードローラと接離する方向に移動させるギャップ調整手段と、
    前記分離手段を通過する紙葉類の通過時間を測定する測定手段と、
    この測定手段により紙葉類の通過時間が所定時間以上になったことが測定されたことに基づいて前記ギャップ調整手段により前記分離ローラを前記フィードローラに圧接させて前記分離ローラと前記フィードローラの外周面を摺動回転させることによりクレンジングする制御手段と
    を具備することを特徴とする紙葉類分離装置。
  2. 前記測定手段は前記分離手段の紙葉類搬送方向上流側と下流側に紙葉類を検知するための検知センサを配設することを特徴とする請求項1記載の紙葉類分離装置。
  3. 所定のギャップを存して離間対向するフィードローラおよび分離ローラを有し、これらフィードローラおよび分離ローラ間に重なった状態の紙葉類を通過させることにより、一枚づつ分離する分離手段と、
    前記フィードローラおよび分離ローラ間のギャップ量を調整するギャップ調整手段と、
    このギャップ調整手段により前記フィードローラおよび分離ローラを圧接させて摺動回転させることによりクレンジングする制御手段とを具備し、
    前記ギャップ調整手段はパルスモータを備え、このパルスモータに第1のパルス量を与えることにより前記フィードローラおよび分離ローラ間に所定のギャップ量を形成する第1の状態とし、前記パルスモータに第2のパルス量を与えることにより前記フィードローラおよび分離ローラを圧接させる第2の状態とし、
    前記第1の状態から第2の状態にする場合には、前記第1のパルス量−第2のパルス量分だけギャップを小さくする方向にパルス量を与え、
    前記第2の状態から第1の状態にする場合には、前記第1のパルス量−第2のパルス量分だけギャップを大きくする方向にパルス量を与えることを特徴とする紙葉類分離装置。
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