JP3455968B2 - 紙葉類表裏反転装置 - Google Patents

紙葉類表裏反転装置

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JP3455968B2
JP3455968B2 JP18032095A JP18032095A JP3455968B2 JP 3455968 B2 JP3455968 B2 JP 3455968B2 JP 18032095 A JP18032095 A JP 18032095A JP 18032095 A JP18032095 A JP 18032095A JP 3455968 B2 JP3455968 B2 JP 3455968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動取引装置の紙幣入
出金装置等に搭載され、紙幣等の紙葉類の表裏を取り揃
える紙葉類表裏反転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動取引装置の紙幣入出金装置等
に搭載される紙葉類表裏反転装置には、例えば特開昭6
3−12561号に開示されているように、表向きの紙
葉は非反転搬送路でそのまま搬送し、裏向きの紙葉は反
転搬送路の途中でスイッチバックさせることで表向きに
反転させて搬送するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような紙葉類表裏
反転装置では、非反転搬送路あるいは反転搬送路のどち
らかで紙葉のジャムが発生した場合、装置の運用を停止
し、保守員によりジャム紙葉を除去した後装置の運用を
再開していた。このため、紙葉類表裏反転装置が搭載さ
れた自動取引装置が保守員がいないようなところで運用
されていると、非反転搬送路あるいは反転搬送路のどち
らかで紙葉のジャムが発生した場合、自動取引装置全体
がマシンダウンしてしまい、復旧に時間がかかり、顧客
に多大な迷惑がかかるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、紙葉の表裏を判別する鑑別部で表向きと
判別された紙葉を表裏反転させることなくそのまま搬送
する非反転搬送路と、裏向きと判別された紙葉を表向き
に反転させて搬送する反転搬送路と、鑑別部での判別結
果に基づいて、紙葉を前記非反転搬送路か反転搬送路か
に振り分ける振り分け手段と、前記非反転搬送路と反転
搬送路を通過した紙葉を合流させて搬送する合流搬送路
とを備えた紙葉類表裏反転装置において、前記非反転搬
送路での紙葉のジャムを検出する検出手段と、前記反転
搬送路での紙葉のジャムを検出する検出手段と、前記検
出手段でジャムが検出された方の搬送路に紙葉を送り込
まないように前記振り分け手段を制御する制御手段と、
前記制御手段に制御されて、前記検出手段でジャムが検
出された方の搬送路での紙葉の搬送を停止させる搬送停
止手段とを備えたものである。
【0005】
【作用】上述した構成を有する本発明は、鑑別部で表向
きと判別された紙葉は非反転搬送路をそのまま搬送さ
れ、裏向きと判別された紙葉は反転搬送路で表裏反転さ
れて搬送される。そして、反転搬送路,非反転搬送路を
搬送される紙葉は、合流搬送路で合流して搬送される。
このとき、非反転搬送路あるいは反転搬送路で紙葉のジ
ャムが検出されると、ジャムが検出された方の搬送路に
おける紙葉の搬送を停止し、該ジャムが検出された搬送
路には紙葉を送り込まないようにして、もう一方の搬送
路での搬送を続ける。
【0006】
【実施例】図1は本発明の紙葉類表裏反転装置の第1の
実施例を表す概略側面図である。図において、1は紙葉
類表裏反転装置で、この紙葉類表裏反転装置1は、以下
に示す構成よりなる。2は鑑別部で、この鑑別部2は搬
送ベルト2a,2bと判別器2cとを有する。搬送ベル
ト2aは無端状で、プーリ2d,2eに掛けられてい
る。また、搬送ベルト2bは無端状で、前記搬送ベルト
2aと対向するようにプーリ2f,2gに掛けられてい
る。判別器2cは、前記搬送ベルト2a,2bによる紙
葉21の搬送経路の途中に配置され、搬送ベルト2aと
搬送ベルト2bとに挟まれて搬送されてくる紙葉21の
表裏を判別する。
【0007】3は前記鑑別部2で表を向いていると判別
された紙葉(以下、非反転紙葉22と称す)が搬送され
る非反転搬送路で、この非反転搬送路3は、搬送ベルト
3a,3bとを有する。搬送ベルト3aは無端状で、プ
ーリ3c〜3hに掛けられている。また、搬送ベルト3
bも無端状で、前記搬送ベルト3aと対向するようにプ
ーリ3i〜3kに掛けられている。
【0008】4は前記鑑別部2で裏を向いていると判別
された紙葉(以下、反転紙葉23と称す)が搬送される
反転搬送路で、この反転搬送路4は、搬送ベルト4a,
4b,4c,反転プール部6,案内ローラ7とを有す
る。搬送ベルト4aは無端状で、プーリ4d,4eに掛
けられている。また、搬送ベルト4bも無端状であり、
プーリ4f,4gに掛けられている。さらに、搬送ベル
ト4cも無端状であり、プーリ4h〜4kに掛けられて
いる。
【0009】反転プール部6は、搬送ベルト4aと搬送
ベルト4bとにより搬入される反転紙葉23をガイドす
る搬入ガイド枠6aと、搬送ベルト4bと搬送ベルト4
cとにより搬出される反転紙葉23をガイドする搬出ガ
イド枠6bと、搬送ベルト4aと搬送ベルト4bとによ
り搬入ガイド枠6aに沿って搬送される反転紙葉23の
搬送を止め、搬出ガイド枠6bに沿わせた反転紙葉23
を搬送ベルト4bと搬送ベルト4cとにより搬送させる
ストッパ6cを有している。なお、搬入部6d,搬出部
6eからストッパ6cまでの距離は、反転紙葉23の長
さより多少短めに設定してある。
【0010】案内ローラ7は、前記プーリ4fと同軸に
設けられ、その外周からは、プーリ4fに巻かれた搬送
ベルト4bの面より突出する長さを持った可撓性部材か
らなる舌片7aが複数個設けられている。ブレード5
は、非反転搬送路3と反転搬送路4との分岐点13に設
けられ、支点5aを中心に矢印C−C′方向に回転可能
となっている。このブレード5は、判別器2cからの判
別信号に基づいて、矢印C方向に回転することにより非
反転紙葉22を非反転搬送路3に送り、矢印C′方向に
回転することにより反転紙葉23を反転搬送路4に送り
込む。
【0011】9は非反転搬送路3を構成する搬送ベルト
3aの一部と反転搬送路4を構成する搬送ベルト4cの
一部とが対向配置されてなる合流搬送路で、非反転搬送
路3を搬送されてきた非反転紙葉22と反転搬送路4を
搬送されてきた反転紙葉23とは、合流ガイド枠9aに
沿って搬送され、搬送ベルト3aと搬送ベルト4cとの
間に挟み込まれることで合流する。
【0012】24は非反転搬送路3の入口付近に設けら
れるセンサ、25は非反転搬送路3の出口付近に設けら
れるセンサで、これらセンサ24,25により、非反転
搬送路3に送り込まれた非反転紙葉22が、該非反転搬
送路3内でジャムしているか否か検出する。26は反転
搬送路4の入口付近に設けられるセンサ、27は反転プ
ール部6に設けられるセンサ、28は反転搬送路4の出
口付近に設けられるセンサで、こららセンサ26〜28
により、反転搬送路4に送り込まれた反転紙葉23が、
該反転搬送路4内あるいは反転プール部6内でジャムし
ているか否か検出する。なお、上述したセンサ24〜2
8は、例えば、発光,受光素子からなるセンサである。
【0013】30は反転搬送路3あるいは非反転搬送路
4の出口を塞ぐために合流部12に設けられるシャッタ
で、このシャッタ30は支点30aを中心にx方向に回
転したときは反転搬送路4を塞ぎ、y方向に回転したと
きは非反転搬送路3を塞ぐ。図2は第1の実施例の紙葉
類表裏反転装置の制御ブロック図である。31は前記シ
ャッタ30を駆動するシャッタ駆動部、32は前記ブレ
ード5を駆動するブレード駆動部である。
【0014】33は搬送路を構成する搬送ベルトが掛け
られたプーリを駆動する搬送路駆動部である。35は制
御部で、この制御部35には、上述したシャッタ駆動部
31、ブレード駆動部32、搬送路駆動部33が接続さ
れている。また、制御部35には鑑別部2、センサ24
〜28も接続されており、鑑別部2およびセンサ24〜
28の出力に基づいて、シャッタ駆動部31、ブレード
駆動部32および搬送路駆動モータ33を制御する。
【0015】以下に、第1の実施例の紙葉類表裏反転装
置の動作を説明する。まず、鑑別部2に搬送されてきた
紙葉21は、搬送ベルト2aと搬送ベルト2bに挟まれ
て搬送されながら、判別器2cによって表向きか裏向き
かを判別される。判別器2cで送られてきた紙葉が裏向
きであると判別されると、制御部35はブレード駆動部
32を制御してブレード5を矢印C′方向に回転させ
て、紙葉の搬送経路を反転搬送路4方向に切り換える。
【0016】これにより、搬送ベルト2a,2bに挟ま
れて搬送される紙葉は反転搬送路4に送り込まれる。反
転紙葉23は、まず、搬送ベルト2a,2b間から搬送
ベルト3a,4a間に送り込まれる。上述したように、
ブレード5が矢印C′方向に回転しているので、反転紙
葉23はブレード5に乗って搬送されて反転プール部6
に案内される。反転プール部6に案内される反転紙葉2
3は、搬送ベルト4a,4b間に挟まれて、搬入ガイド
枠6aに沿って搬送される。このとき、案内ローラ7に
設けられた舌片7aの搬送ベルト4bから突出する部分
のうち、対向している搬送ベルト4a側に突出する部分
は、搬送ベルト4a,4b間に挟み込まれた反転紙葉2
3により押されてたわんだ状態となる。
【0017】反転紙葉23が搬送ベルト4a,4bによ
り搬入ガイド枠6aに沿って搬送されると、該反転紙葉
23の先端がストッパ6cに突き当たる。このとき、反
転紙葉23の後端は、まだ搬送ベルト4a,4b間に挟
まれており、さらに搬送されることで反転紙葉23はた
わまされる。そして、反転紙葉23の後端が搬送ベルト
4a,4b間を抜けると、この反転紙葉23の後端は案
内ローラ7の舌片7a間に入り込む。案内ローラ7はプ
ーリ4fとともに矢印A方向に回転しており、この案内
ローラ7の回転により反転紙葉23はたわみながらその
後端側が搬出ガイド枠6b側に案内される。反転紙葉2
3の後端側が搬出ガイド枠6b側に案内されると、該反
転紙葉23の後端は搬送ベルト4bと4cとの間に挟み
込まれる。
【0018】これにより、反転紙葉23は搬送ベルト4
b,4cにより後端側から搬送されることになり、これ
で裏向きの反転紙葉23は表向きに反転され、表向きに
反転れた反転紙葉23は搬送ベルト4b,4cにより合
流搬送路9に搬送される。一方、判別器2cで送られて
きた紙葉が表向きであると判別されると、制御部35は
ブレード駆動部32を制御してブレード5を矢印C方向
に回転させて、紙葉の搬送経路を非反転搬送路3方向に
切り換える。
【0019】これにより、搬送ベルト2a,2bに挟ま
れて搬送される紙葉は非反転搬送路4に送り込まれる。
非反転紙葉22は、まず、搬送ベルト2a,2b間から
搬送ベルト3a,4a間に送り込まれる。上述したよう
に、ブレード5が矢印C方向に回転しているので、非反
転紙葉22はブレード5によりその搬送経路がプーリ3
dに沿うように変えられ、搬送ベルト3a,3b間に挟
み込まれる。そして、搬送ベルト3a,3bにより、表
裏を反転することなくそのまま合流搬送路9に搬送され
る。
【0020】次に、ジャムの検出動作およびシャッタ3
0の開閉動作の説明を行う。まず、非反転搬送3におけ
るジャムの検出動作およびシャッタ30の開閉動作を説
明する。非反転搬送路3に非反転紙葉22が送り込まれ
る場合、非反転紙葉22がセンサ24を通過すると、セ
ンサ24はオンし、その信号は制御部35へ送られる。
このとき、制御部35では、図示しないタイマによりセ
ンサ24がオンしてからセンサ25がオンするまでの時
間を計測する。そして、この計測した時間と、あらかじ
め定められている一定時間とを比較し、この一定時間を
経過してもセンサ25がオフ状態のままであると、制御
部35は非反転搬送路3内でジャムが発生したと判断す
る。
【0021】制御部35は、非反転搬送路3内でジャム
が発生したと判断すると、シャッタ駆動部31を制御し
てシャッタ30を矢印y方向に回転させ、非反転搬送路
3の出口を塞ぐ。さらに、センサ24のオフを確認した
後、ブレード駆動部32を駆動してブレード5を矢印
C′方向に回転させ、紙葉の搬送先を反転搬送路4方向
とする。これにより、後続する紙葉類は全て反転搬送路
4を搬送される。
【0022】次に、反転搬送4におけるジャムの検出動
作およびシャッタ30の開閉動作を説明する。反転搬送
路4に反転紙葉23が送り込まれる場合、反転紙葉23
がセンサ26を通過すると、センサ26はオンし、その
信号は制御部35へ送られる。このとき、制御部35で
は、図示しないタイマによりセンサ26がオンしてから
センサ28がオンするまでの時間を計測する。そして、
この計測した時間と、あらかじめ定められている一定時
間とを比較し、この一定時間を経過してもセンサ28が
オフ状態のままであると、制御部35は反転搬送路4内
でジャムが発生したと判断する。
【0023】制御部35は、反転搬送路4内でジャムが
発生したと判断すると、シャッタ駆動部31を制御して
シャッタ30を矢印x方向に回転させ、反転搬送路4の
出口を塞ぐ。さらに、センサ26のオフを確認した後、
ブレード駆動部32を駆動してブレード5を矢印C方向
に回転させ、紙葉の搬送先を非反転搬送路3方向とす
る。これにより、後続する紙葉類は全て非反転搬送路3
を搬送される。
【0024】上述したように、非反転搬送路3あるいは
反転搬送路4内でジャムが発生した場合、ジャムが発生
した方の搬送路の出口をシャッタ30で塞ぐので、運用
継続中に再びジャム紙葉が搬送され出しても、この紙葉
が合流部12より先に出ることはなく、ジャム紙葉か混
在しないようにしている。以上説明したように、第1の
実施例によれば、非反転搬送路の出口か反転搬送路の出
口を塞ぐシャッタを設けたので、非反転搬送路か反転搬
送路のどちらかでジャムが発生しても、ジャムが発生し
た方の搬送路の出口をシャッタで塞ぐことで該ジャムが
発生した方の搬送路における紙葉の搬送を停止させ、ジ
ャムが発生していないほうの搬送路だけを用いて運用す
ることが可能となる。これにより、紙幣の表裏を取り揃
えるために上述したような紙葉類表裏反転装置を自動取
引装置に搭載する場合、紙葉類表裏反転装置でジャムが
発生しても自動取引装置の運用を続けることが可能とな
り、紙葉類表裏反転装置におけるジャムが原因で自動取
引装置の運用を停止させることはなくなり、自動取引装
置の稼働率を上げることができる。
【0025】図3は本発明の紙葉類表裏反転装置の第2
の実施例を表す概略側面図である。図において、1は紙
葉類表裏反転装置で、この紙葉類表裏反転装置1は、以
下に示す構成よりなる。2は鑑別部で、この鑑別部2は
搬送ベルト2a,2bと判別器2cとを有する。搬送ベ
ルト2aは無端状で、プーリ2d,2eに掛けられてい
る。また、搬送ベルト2bは無端状で、前記搬送ベルト
2aと対向するようにプーリ2f,2gに掛けられてい
る。判別器2cは、前記搬送ベルト2a,2bによる紙
葉21の搬送経路の途中に配置され、搬送ベルト2aと
搬送ベルト2bとに挟まれて搬送されてくる紙葉21の
表裏を判別する。
【0026】2h,2iは鑑別部2を通過した紙葉21
を搬送する搬送ベルトで、搬送ベルト2hはプーリ2j
とプーリ2kに掛けられ、搬送ベルト2iはプーリ2l
とプーリ2mに掛けられている。3は非反転紙葉22が
搬送される非反転搬送路で、この非反転搬送路3は、搬
送ベルト3a,3bとを有する。搬送ベルト3aは無端
状で、プーリ3c〜3fに掛けられている。また、搬送
ベルト3bも無端状で、前記搬送ベルト3aと対向する
ようにプーリ3g〜3hに掛けられている。
【0027】4は反転紙葉23が搬送される反転搬送路
で、この反転搬送路4は、搬送ベルト4a,4b,4
c,反転プール部6,案内ローラ7とを有する。搬送ベ
ルト4aは無端状で、プーリ4d,4eに掛けられてい
る。また、搬送ベルト4bも無端状であり、プーリ4
f,4gに掛けられている。さらに、搬送ベルト4cも
無端状であり、プーリ4h〜4jに掛けられている。
【0028】反転プール部6は、搬送ベルト4aと搬送
ベルト4bとにより搬入される反転紙葉23をガイドす
る搬入ガイド枠6aと、搬送ベルト4bと搬送ベルト4
cとにより搬出される反転紙葉23をガイドする搬出ガ
イド枠6bと、搬送ベルト4aと搬送ベルト4bとによ
り搬入ガイド枠6aに沿って搬送される反転紙葉23の
搬送を止め、搬出ガイド枠6bに沿わせた反転紙葉23
を搬送ベルト4bと搬送ベルト4cとにより搬送させる
ストッパ6cを有している。
【0029】案内ローラ7は、前記プーリ4fと同軸に
設けられ、その外周からは、プーリ4fに巻かれた搬送
ベルト4bの面より突出する長さを持った可撓性部材か
らなる舌片7aが複数個設けられている。ブレード5
は、非反転搬送路3と反転搬送路4との分岐点に設けら
れ、支点5aを中心に矢印C−C′方向に回転可能とな
っている。このブレード5は、判別器2cからの判別信
号に基づいて、矢印C方向に回転することにより非反転
紙葉22を非反転搬送路3に送り、矢印C′方向に回転
することにより反転紙葉23を反転搬送路4に送り込
む。
【0030】9は合流搬送路で、この合流搬送路9は、
搬送ベルト9a,9bとを有する。搬送ベルト9aは無
端状で、プーリ9c,9dに掛けられている。また、搬
送ベルト9bも無端状で、前記搬送ベルト9aと対向す
るようにプーリ9e,9fに掛けられている。これによ
り、非反転搬送路3を搬送されてきた非反転紙葉22と
反転搬送路4を搬送されてきた反転紙葉23とは、ガイ
ドに沿って搬送され、搬送ベルト9aと搬送ベルト9b
との間に挟み込まれることで合流する。
【0031】24は非反転搬送路3の入口付近に設けら
れるセンサ、25は非反転搬送路3の出口付近に設けら
れるセンサで、これらセンサ24,25により、非反転
搬送路3に送り込まれた非反転紙葉22が、該非反転搬
送路3内でジャムしているか否か検出する。26は反転
搬送路4の入口付近に設けられるセンサ、27は反転プ
ール部6に設けられるセンサ、28は反転搬送路4の出
口付近に設けられるセンサで、こららセンサ26〜28
により、反転搬送路4に送り込まれた反転紙葉23が、
該反転搬送路4内あるいは反転プール部6内でジャムし
ているか否か検出する。なお、上述したセンサ24〜2
8は、例えば、発光,受光素子からなるセンサである。
【0032】36は主搬送路駆動部で、この主搬送路駆
動部36はモータ等から構成され、搬送ベルト2a,2
bと搬送ベルト2h,2iおよび合流搬送路9を駆動す
るために、例えばプーリ2d,プーリ2kおよびプーリ
9dに駆動力を伝達する。37は非反転搬送路駆動部
で、この非反転搬送路駆動部37はモータ等から構成さ
れ、非反転搬送路3を駆動するために、例えばプーリ3
cに駆動力を伝達する。
【0033】38は反転搬送路駆動部で、この反転搬送
路駆動部38はモータ等から構成され、反転搬送路4を
駆動するために、例えばプーリ4fに駆動力を伝達す
る。39は上記各駆動部等を制御する制御部である。図
4は第2の実施例の紙葉類表裏反転装置の制御ブロック
図である。32は前記ブレード5を駆動するブレード駆
動部である。
【0034】前記制御部39には、上述したブレード駆
動部32、主搬送路駆動部36、非反転搬送路駆動部3
7、反転搬送路駆動部38、鑑別部2、センサ24〜2
8が接続されており、鑑別部2およびセンサ24〜28
の出力に基づいて、ブレード駆動部32、主搬送路駆動
部36、非反転搬送路駆動部37および反転搬送路38
を制御する。
【0035】以下に、第2の実施例の紙葉類表裏反転装
置の動作を説明する。まず、制御部39は、主搬送路駆
動部36、非反転搬送路駆動部37および反転搬送路3
8を制御して、各搬送路の駆動を開始する。鑑別部2に
搬送されてきた紙葉21は、判別器2cによって表向き
か裏向きかを判別される。
【0036】送られてきた紙葉が裏向きであると判別さ
れると、制御部39はブレード駆動部32を制御して、
ブレード5を矢印C′方向に回転させて、紙葉の搬送経
路を反転搬送路4方向に切り換える。これにより、反転
紙葉23は反転搬送路4により反転プール部6に送り込
まれ、案内ローラ7によりこの反転プール部6でスイッ
チバックしてさらに先の反転搬送路4を搬送されて合流
搬送路9へ送り込まれる。
【0037】一方、送られてきた紙葉が表向きであると
判別されると、制御部39はブレード駆動部32を制御
して、ブレード5を矢印C方向に回転させて、紙葉の搬
送経路を非反転搬送路3方向に切り換える。これによ
り、非反転紙葉22は非反転搬送路3を搬送されて合流
搬送路9へ送り込まれる。
【0038】次に、ジャムの検出動作および搬送路駆動
部の制御の説明を行う。まず、非反転搬送3におけるジ
ャムの検出動作および搬送路駆動部の制御を説明する。
非反転搬送路3に非反転紙葉22が送り込まれる場合、
非反転紙葉22がセンサ24を通過すると、センサ24
はオンし、その信号は制御部39へ送られる。このと
き、制御部39では、図示しないタイマによりセンサ2
4がオンしてからセンサ25がオンするまでの時間を計
測する。そして、この計測した時間と、あらかじめ定め
られている一定時間とを比較し、この一定時間を経過し
てもセンサ25がオフ状態のままであると、制御部39
は非反転搬送路3内でジャムが発生したと判断する。
【0039】制御部39は、非反転搬送路3内でジャム
が発生したと判断すると、非反転搬送路駆動部37を制
御して、非反転搬送路3の駆動を停止する。さらに、セ
ンサ24のオフを確認した後、ブレード駆動部32を駆
動してブレード5を矢印C′方向に回転させ、紙葉の搬
送先を反転搬送路4方向とする。これにより、後続する
紙葉類は全て反転搬送路4を搬送される。
【0040】次に、反転搬送4におけるジャムの検出動
作および搬送路駆動部の制御を説明する。反転搬送路4
に反転紙葉23が送り込まれる場合、反転紙葉23がセ
ンサ26を通過すると、センサ26はオンし、その信号
は制御部39へ送られる。このとき、制御部39では、
図示しないタイマによりセンサ26がオンしてからセン
サ28がオンするまでの時間を計測する。そして、この
計測した時間と、あらかじめ定められている一定時間と
を比較し、この一定時間を経過してもセンサ28がオフ
状態のままであると、制御部39は反転搬送路4内でジ
ャムが発生したと判断する。
【0041】制御部39は、反転搬送路4内でジャムが
発生したと判断すると、反転搬送路駆動部38を制御し
て、反転搬送路4の駆動を停止する。さらに、センサ2
6のオフを確認した後、ブレード駆動部32を駆動して
ブレード5を矢印C方向に回転させ、紙葉の搬送先を非
反転搬送路3方向とする。これにより、後続する紙葉類
は全て非反転搬送路3を搬送される。
【0042】上述したように、非反転搬送路3あるいは
反転搬送路4内でジャムが発生した場合、ジャムが発生
した方の搬送路の駆動を停止するので、運用継続中にジ
ャム紙葉が搬送されることはない。以上説明したよう
に、第2の実施例によれば、非反転搬送路と反転搬送路
とを独立して駆動することとしたので、非反転搬送路か
反転搬送路のどちらかでジャムが発生しても、ジャムが
発生した方の搬送路の駆動を停止することで該ジャムが
発生した方の搬送路における紙葉の搬送を停止させ、ジ
ャムが発生していないほうの搬送路だけを用いて運用す
ることが可能となる。これにより、紙幣の表裏を取り揃
えるために上述したような紙葉類表裏反転装置を自動取
引装置に搭載する場合、紙葉類表裏反転装置でジャムが
発生しても自動取引装置の運用を続けることが可能とな
り、紙葉類表裏反転装置におけるジャムが原因で自動取
引装置の運用を停止させることはなくなり、自動取引装
置の稼働率を上げることができる。
【0043】また、第2の実施例によれば、ジャムが発
生した方の搬送路の駆動を停止するので、ジャム紙葉が
搬送されることがなく、ジャム紙葉が搬送されること
で、さらに重度のジャムが発生することを防止すること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、非反転
搬送路か反転搬送路のどちらかでジャムが発生すると、
ジャムを検出した方の搬送路での紙葉の搬送を止め、も
う一方の搬送路のみを使い紙葉の搬送を続けることとし
たので、ジャムが発生しても装置の運用を続けることが
でき、稼働率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類表裏反転装置の第1の実施例を
表す概略側面図
【図2】第1の実施例の紙葉類表裏反転装置の制御ブロ
ック図
【図3】本発明の紙葉類表裏反転装置の第2の実施例を
表す概略側面図
【図4】第2の実施例の紙葉類表裏反転装置の制御ブロ
ック図
【符号の説明】
3 非反転搬送路 4 反転搬送路 5 ブレード 24〜28 センサ 30 ストッパ 35 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/58 B65H 7/02 B65H 29/60 G07D 9/00 416

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉の表裏を判別する鑑別部で表向きと
    判別された紙葉を表裏反転させることなくそのまま搬送
    する非反転搬送路と、 裏向きと判別された紙葉を表向きに反転させて搬送する
    反転搬送路と、 鑑別部での判別結果に基づいて、紙葉を前記非反転搬送
    路か反転搬送路かに振り分ける振り分け手段と、 前記非反転搬送路と反転搬送路を通過した紙葉を合流さ
    せて搬送する合流搬送路とを備えた紙葉類表裏反転装置
    において、 前記非反転搬送路での紙葉のジャムを検出する検出手段
    と、 前記反転搬送路での紙葉のジャムを検出する検出手段
    と、 前記検出手段でジャムが検出された方の搬送路に紙葉を
    送り込まないように前記振り分け手段を制御する制御手
    段と、 前記制御手段に制御されて、前記検出手段でジャムが検
    出された方の搬送路での紙葉の搬送を停止させる搬送停
    止手段とを備えたことを特徴とする紙葉類表裏反転装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の紙葉類表裏反転装置にお
    いて、 前記搬送停止手段として、非反転搬送路の出口あるいは
    反転搬送路の出口を塞ぐシャッタを備え、 前記制御手段は、該シャッタを制御して、前記検出手段
    でジャムが検出された方の搬送路の出口を塞ぐことを特
    徴とする紙葉類表裏反転装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の紙葉類表裏反転装置にお
    いて、 前記搬送停止手段として、非反転搬送路の駆動手段と反
    転搬送路の駆動手段を独立して備え、 前記制御手段は、前記検出手段でジャムが検出された方
    の搬送路の駆動を停止することを特徴とする紙葉類表裏
    反転装置。
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