JPH0812157A - 紙葉類表裏反転装置 - Google Patents

紙葉類表裏反転装置

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JPH0812157A
JPH0812157A JP6151971A JP15197194A JPH0812157A JP H0812157 A JPH0812157 A JP H0812157A JP 6151971 A JP6151971 A JP 6151971A JP 15197194 A JP15197194 A JP 15197194A JP H0812157 A JPH0812157 A JP H0812157A
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Mamoru Kanbayashi
守 神林
Hisahiro Yamada
尚浩 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反転紙葉と非反転紙葉とが合流した後の枚数
管理が可能な紙葉類表裏反転装置を提供する。 【構成】 非反転搬送路3と反転搬送路4との合流点1
2の近傍の合流搬送路9上に光学センサ10を設ける。
制御部11は、光学センサ10の出力から紙葉が1枚で
あるか重なっているかを判別し、1枚である場合にはこ
れを1枚とカウントし、重なっている場合にはこれを2
枚とカウントすることで、合流搬送路9を搬送される紙
葉の枚数をカウントする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣取扱装置等に搭載
され、紙幣や伝票等の紙葉類の表裏を取り揃える紙葉類
表裏反転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙幣取扱装置等に搭載される紙葉
類表裏反転装置には、例えば特開昭63−12561号
に開示されているように、表向きの紙葉を非反転搬送路
でそのまま搬送し、裏向きの紙葉を反転搬送路で表向き
に反転させて搬送するものがある。なお、この紙葉類表
裏反転装置においては、装置のより小型化のためと、反
転搬送路を搬送された紙葉と非反転搬送路を搬送された
紙葉が集積部に集積する際に影響を及ぼさないために、
反転する紙葉と反転しない紙葉とが連続する場合におい
て、非反転搬送路と反転搬送路との合流点で、先行する
反転紙葉とこれに連続する後続の非反転紙葉が重なるよ
うに、紙葉が反転搬送路を通過時間T1 が、非反転搬送
路を通過するのに要する時間T2 に、先行紙葉に対する
後続紙葉の遅れ時間、すなわち紙葉ピッチT3 をプラス
した時間T1 =T2 +T3 となるように、反転搬送路長
と非反転搬送路長とを設定してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述したよう
な紙葉類表裏反転装置には、収納部に収納されている複
数枚の紙葉を1枚ずつに分離したものが逐次送り込まれ
るようになっている。このように紙葉を1枚ずつに分離
する際に、紙葉の状態によって分離間隔にバラツキが生
じ、これにより、先行する紙葉と後続の紙葉との間隔に
バラツキが生じる。
【0004】上述した従来の紙葉類表裏反転装置である
と、反転搬送路あるいは非反転搬送路へと分岐する前の
紙葉ピッチT3 にバラツキがあって、この紙葉ピッチT
3 が設定値よりも紙葉の搬送方向の長さ分の通過時間T
4 だけ長いT3 ′=T3 +T 4 以上になると、先行する
反転紙葉とこれに連続する後続の非反転紙葉が合流点で
重ならなくなってしまう。そのため、合流点において先
行の反転紙葉とこれに連続する後続の非反転紙葉が重な
る場合と重ならない場合とが発生する。
【0005】ここで、紙葉の搬送経路上のある2点にお
いて、通過した紙葉の枚数をそれぞれカウントしてお
き、2者を比較することで、2者に差がなければ正常に
紙葉が搬送されていると判別でき、また、2者に差があ
れば2点間でジャム等の搬送異常が発生していると判別
できることとなり、搬送経路上における紙葉の枚数管理
を行うことで、紙葉の搬送状態を検知することができ
る。
【0006】しかしながら、上述した従来の紙葉類表裏
反転装置のように、反転紙葉が先行してその後に非反転
紙葉が続く場合において、反転紙葉と非反転紙葉とが合
流点で重なる場合と重ならない場合とがあると、合流点
以降で紙葉の枚数を正確にカウントすることができなく
なり、合流点以降の紙葉の枚数管理が出来なくなってし
まい、枚数管理から搬送異常を検知することができない
という問題がある。
【0007】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、反転搬送路と非反転搬送路との合流
後における紙葉の枚数管理が可能な紙葉類表裏反転装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、紙葉の表裏を判別する鑑別部と、前記鑑
別部で表向きと判別された紙葉を表裏反転させることな
くそのまま搬送する非反転搬送路と、裏向きと判別され
た紙葉を表向きに反転させて搬送する反転搬送路と、鑑
別部での判別結果に基づいて、紙葉を前記非反転搬送路
か反転搬送路かに振り分ける振り分け機構と、前記非反
転搬送路と反転搬送路を通過した紙葉を合流させて搬送
する合流搬送路とを有する紙葉類表裏反転装置におい
て、前記非反転搬送路と反転搬送路との合流点の近傍の
合流搬送路上に、該合流搬送路を搬送される紙葉が重な
っているか否かを検出するためのセンサを設けるととも
に、前記センサの出力から、紙葉が重なっているか否か
を判別することで、紙葉が何枚ずつ該センサのところを
通過したかを判別し、合流搬送路を搬送される紙葉の枚
数をカウントする制御部を設けたものである。
【0009】
【作用】上述した構成を有する本発明は、鑑別部で表向
きと判別された紙葉は非反転搬送路をそのまま搬送さ
れ、裏向きと判別された紙葉は反転搬送路で表裏反転さ
れて搬送される。そして、反転搬送路,非反転搬送路を
搬送される紙葉は、合流搬送路で合流して搬送される。
このとき、合流搬送路において、紙葉が重なって搬送さ
れているか否かを判別することで紙葉が何枚ずつ搬送さ
れているかが判別され、紙葉が1枚で搬送されていると
判別されると、これを1枚としてカウントし、2枚重な
って搬送されていると判別されると、これを2枚とカウ
ントして、合流搬送路を搬送される紙葉の枚数をカウン
トする。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1は本発明の一実施例における紙葉類表裏反転装置の構
成を表す側面図である。図において、1は紙葉類表裏反
転装置で、この紙葉類表裏反転装置1は、以下に示す構
成よりなる。
【0011】2は鑑別部で、この鑑別部2は搬送ベルト
2a,2bと判別器2cとを有する。搬送ベルト2aは
無端状で、プーリ2d,2eに掛けられている。また、
搬送ベルト2bは無端状で、前記搬送ベルト2aと対向
するようにプーリ2f,2gに掛けられている。判別器
2cは、前記搬送ベルト2a,2bによる紙葉21の搬
送経路の途中に配置され、搬送ベルト2aと搬送ベルト
2bとに挟まれて搬送されてくる紙葉21の表裏を判別
する。
【0012】3は前記鑑別部2で表を向いていると判別
された紙葉(以下、非反転紙葉22と称す)が搬送され
る非反転搬送路で、この非反転搬送路3は、搬送ベルト
3a,3bとを有する。搬送ベルト3aは無端状で、プ
ーリ3c〜3hに掛けられている。また、搬送ベルト3
bも無端状で、前記搬送ベルト3aと対向するようにプ
ーリ3i〜3kに掛けられている。
【0013】4は前記鑑別部2で裏を向いていると判別
された紙葉(以下、反転紙葉23と称す)が搬送される
反転搬送路で、この反転搬送路4は、搬送ベルト4a,
4b,4c,反転プール部6,案内ローラ7とを有す
る。搬送ベルト4aは無端状で、プーリ4d,4eに掛
けられている。また、搬送ベルト4bも無端状であり、
プーリ4f,4gに掛けられている。さらに、搬送ベル
ト4cも無端状であり、プーリ4h〜4kに掛けられて
いる。
【0014】反転プール部6は、搬送ベルト4aと搬送
ベルト4bとにより搬入される反転紙葉23をガイドす
る搬入ガイド枠6aと、搬送ベルト4bと搬送ベルト4
cとにより搬出される反転紙葉23をガイドする搬出ガ
イド枠6bと、搬送ベルト4aと搬送ベルト4bとによ
り搬入ガイド枠6aに沿って搬送される反転紙葉23の
搬送を止め、搬出ガイド枠6bに沿わせた反転紙葉23
を搬送ベルト4bと搬送ベルト4cとにより搬送させる
ストッパ6cを有している。なお、搬入部6d,搬出部
6eからストッパ6cまでの距離は、反転紙葉23の長
さより多少短めに設定してある。
【0015】案内ローラ7は、前記プーリ4fと同軸に
設けられ、その外周からは、プーリ4fに巻かれた搬送
ベルト4bの面より突出する長さを持った可撓性部材か
らなる舌片7aが複数個設けられている。ブレード5
は、非反転搬送路3と反転搬送路4との分岐点13に設
けられ、支点5aを中心に矢印C−C′方向に回転可能
となっている。このブレード5は、判別器2cからの判
別信号に基づいて、矢印C方向に回転することにより非
反転紙葉22を非反転搬送路3に送り、矢印C′方向に
回転することにより反転紙葉23を反転搬送路4に送り
込む。
【0016】9は非反転搬送路3を構成する搬送ベルト
3aの一部と反転搬送路4を構成する搬送ベルト4cの
一部とが対向配置されてなる合流搬送路で、非反転搬送
路3を搬送されてきた非反転紙葉22と反転搬送路4を
搬送されてきた反転紙葉23とは、合流ガイド枠9aに
沿って搬送され、搬送ベルト3aと搬送ベルト4cとの
間に挟み込まれることで合流する。
【0017】10は前記合流搬送路9上で非反転搬送路
3と反転搬送路4との合流点12の近傍に設けられた光
学センサで、搬送ベルト3aと搬送ベルト4cとに挟ま
れた紙葉を光軸が通過するように、合流搬送路9を挟ん
で発光素子10aと受光素子10bとが配置されてい
る。11は前記光学センサ10と接続された制御部で、
この制御部11は、受光センサ10bの出力の変化か
ら、合流搬送路9を通過する紙葉が重なって搬送されて
いるかどうかを判別し、重なりに応じてその枚数をカウ
ントすることで、合流搬送路9を搬送される紙葉の枚数
管理を行うものである。
【0018】図2は上記案内ローラの構成を表す斜視図
である。上述したプーリ4fはシャフト14上に所定の
間隔をあけて複数個固定され、各プーリ4fに搬送ベル
ト4bが掛けられている。そして、案内ローラ7は、プ
ーリ4fと交互にシャフト14に固定され、図示しない
駆動手段からの駆動量を受けてシャフト14が回転する
と、プーリ4fと案内ローラ7とが同時に同方向に回転
する。
【0019】また、各案内ローラ7に設けられた舌片7
aは、プーリ4fに巻かれた搬送ベルト4bの面より突
出するだけの長さを持つとともに、可撓性材料で構成さ
れているので、たわむことが可能となっている。なお、
搬送ベルト4b,プーリ4fは、上述したように、複数
個横方向に並べて配置されており、他の搬送ベルト,プ
ーリも、同様の構成となっている。
【0020】図3は上記光学センサの出力の変化を表す
波形図であり、以下に、本実施例の紙葉類表裏反転装置
の動作を説明する。まず、紙葉21は図示しない搬送手
段によって鑑別部2に搬送されてくる。鑑別部2におい
て、紙葉21は、搬送ベルト2aと搬送ベルト2bに挟
まれて搬送されながら、判別器2cによって表向きか裏
向きかを判別される。
【0021】判別器2cで送られてきた紙葉が裏向きで
あると判別されると、図示しない駆動手段によりブレー
ド5を支点5aを中心に矢印C′方向に回転させて、紙
葉の搬送経路を反転搬送路4方向に切り換える。これに
より、搬送ベルト2a,2bに挟まれて搬送される紙葉
は反転搬送路4に送り込まれる。
【0022】反転紙葉23は、まず、搬送ベルト2a,
2b間から搬送ベルト3a,4a間に送り込まれる。上
述したように、ブレード5が矢印C′方向に回転してい
るので、反転紙葉23はブレード5に乗って搬送されて
反転プール部6に案内される。反転プール部6に案内さ
れる反転紙葉23は、搬送ベルト4a,4b間に挟まれ
て、搬入ガイド枠6aに沿って搬送される。このとき、
案内ローラ7に設けられた舌片7aの搬送ベルト4bか
ら突出する部分のうち、対向している搬送ベルト4a側
に突出する部分は、搬送ベルト4a,4b間に挟み込ま
れた反転紙葉23により押されてたわんだ状態となる。
【0023】反転紙葉23が搬送ベルト4a,4bによ
り搬入ガイド枠6aに沿って搬送されると、該反転紙葉
23の先端がストッパ6cに突き当たる。このとき、反
転紙葉23の後端は、まだ搬送ベルト4a,4b間に挟
まれており、さらに搬送されることで反転紙葉23はた
わまされる。そして、反転紙葉23の後端が搬送ベルト
4a,4b間を抜けると、この反転紙葉23の後端は案
内ローラ7の舌片7a間に入り込む。案内ローラ7はプ
ーリ4fとともに矢印A方向に回転しており、この案内
ローラ7の回転により反転紙葉23はたわみながらその
後端側が搬出ガイド枠6b側に案内される。反転紙葉2
3の後端側が搬出ガイド枠6b側に案内されると、該反
転紙葉23の後端は搬送ベルト4bと4cとの間に挟み
込まれる。
【0024】これにより、反転紙葉23は搬送ベルト4
b,4cにより後端側から搬送されることになり、これ
で裏向きの反転紙葉23は表向きに反転され、表向きに
反転れた反転紙葉23は搬送ベルト4b,4cにより合
流搬送路9に搬送される。一方、判別器2cで送られて
きた紙葉が表向きであると判別されると、図示しない駆
動手段によりブレード5を支点5aを中心に矢印C方向
に回転させて、紙葉の搬送経路を非反転搬送路3方向に
切り換える。
【0025】これにより、搬送ベルト2a,2bに挟ま
れて搬送される紙葉は非反転搬送路4に送り込まれる。
非反転紙葉22は、まず、搬送ベルト2a,2b間から
搬送ベルト3a,4a間に送り込まれる。上述したよう
に、ブレード5が矢印C方向に回転しているので、非反
転紙葉22はブレード5によりその搬送経路がプーリ3
dに沿うように変えられ、搬送ベルト3a,3b間に挟
み込まれる。そして、搬送ベルト3a,3bにより、表
裏を反転することなくそのまま合流搬送路9に搬送され
る。
【0026】ここで、非反転搬送路3の距離と反転搬送
路4の距離は、先行する反転紙葉23が反転搬送路4を
通過する時間T1 が、これに連続する後続の非反転紙葉
22が非反転搬送路3を通過する時間T2 に先行する反
転紙葉23に対する後続の非反転紙葉22の遅れ時間、
すなわち、紙葉ピッチT3 をプラスした時間T1 =T 2
+T3 となるように、非反転搬送路3の距離の方が短く
設定されている。
【0027】つまり、反転紙葉23が先行して、それに
連続して非反転紙葉22が搬送される場合において、先
行の反転紙葉23とこれに連続する後続の非反転紙葉2
2が合流点12において重なるように設定されている。
しかしながら、実際には、紙葉のピッチT3 にバラツキ
があるために、先行の紙葉とこれに連続する後続の紙葉
とが、合流点12において重ならずに合流搬送路9を搬
送される場合もある。
【0028】合流点12にて合流した反転紙葉23と非
反転紙葉22は、合流搬送路9を搬送され、この途中
で、光学センサ10の光軸を通過する。このとき、反転
紙葉23と非反転紙葉22とが重ならずに1枚で光学セ
ンサ10を通過すると、該光学センサ10の出力は、発
光素子10aから受光素子10bに到達する光量が紙葉
1枚透過する分減少するので、図3に表すように、Va
→Vc と減少する。
【0029】一方、反転紙葉23と非反転紙葉22とが
重なって2枚で光学センサ10を通過すると、該光学セ
ンサ10の出力は、発光素子10aから受光素子10b
に到達する光量が紙葉2枚透過する分減少するので、図
3に表すように、Va →Vbと減少する。ここで、紙葉
が1枚のときと2枚のときでは、2枚のときの方が透過
光量が落ちるので、光学センサ10の出力である電圧値
は、紙葉が1枚のときより重なっているときの方が低く
なる(Vb <Vc )。
【0030】したがって、紙葉通過時の通過光量Vb
c との差分ΔVを用い、制御部11で、紙葉が1枚通
過したのか重なって通過したのかを判別することが可能
となる。例えば、あらかじめ、紙葉が1枚の場合におけ
る光学センサ10の出力と、紙葉が重なっている場合に
おける光学センサ10の出力を求めてこれを基準値とし
て、制御部11は、これら基準値と、実際に紙葉が通過
する際に得られる光学センサ10の出力との比較を行っ
て、紙葉が1枚通過したか、重なって通過したかを判別
する。
【0031】そして、制御部11は、紙葉が1枚である
と判別すると、これを1枚とカウントし、重なっている
と判別すると、これを2枚とカウントすることで、合流
搬送路9を搬送される紙葉の枚数を正確にカウントす
る。このように、合流搬送路9において合流点12の直
後に光学センサ10を設け、この光学センサ10の出力
から合流搬送路9を搬送される紙葉が1枚であるか重な
っているかを判別して、合流搬送路9を通過した紙葉の
枚数を正確にカウントし、このカウントした枚数に基づ
いて枚数管理を行うことで、紙葉が正常に搬送されてい
るかどうかを検知できるものである。
【0032】例えば、判別器2cの出力から紙葉の表裏
を検知するとともに通過した紙葉の枚数をカウントし、
その後、上述したように、光学センサ10の出力から合
流搬送路9を通過した紙葉の枚数をカウントし、この両
者を比較して、非反転搬送路3,反転搬送路4に振り分
けられる前の紙葉枚数と合流後の紙葉枚数とが一致して
いるか否かを判別することで、両者に差が有れば、表裏
反転装置内の搬送路上でジャム等の搬送異常が発生した
ものと判別できる。また、両者に差が無ければ、表裏反
転装置内においては紙葉が正常に搬送されていると判別
できるものである。
【0033】このように、紙葉の枚数管理を確実に行え
ることで、搬送経路の途中におけるジャム等の搬送異常
の発生を検知できるものである。また、光学センサ10
の出力として、透過光量の差による電圧値の差を利用す
るのではなく、紙葉の通過を検知する時間、すなわち、
紙葉の搬送方向の長さを用いて重送を判別することも可
能である。
【0034】すなわち、反転紙葉23と非反転紙葉22
とが合流して重なるとき、必ずしもぴったりとは重なら
ず、ずれが生じることがある。重なった紙葉にずれがあ
ると、その搬送方向の長さは、紙葉が1枚の場合におけ
る搬送方向の長さに比較して長くなる。これにより、1
枚の紙葉が光学センサ10を通過するのに要する時間を
a 、重なっている紙葉が光学センサ10を通過するの
に要する時間をTb とすると、Tb >Ta となる。
【0035】したがって、紙葉通過時間Ta とTb との
差分を用い、制御部11で、紙葉が1枚通過したのか重
なって通過したのかを判別することが可能となる。例え
ば、あらかじめ、紙葉が1枚の時の通過時間を求めてこ
れを基準値とし、制御部11は、紙葉が光学センサ10
を通過するのに要する時間、すなわち、光学センサ10
の出力が紙葉を検知することでVa →Vb ,Vc に変化
している時間をカウントし、このカウント値と基準値と
比較して、カウント値が基準値に近ければ用紙が1枚で
あると判別し、所定量以上異なっていれば用紙が重なっ
ていると判別する。
【0036】そして、制御部11は、紙葉が1枚である
と判別すると、これを1枚とカウントし、重なっている
と判別すると、これを2枚とカウントすることで、合流
搬送路9を搬送される紙葉の枚数を正確にカウントする
ことができ、上記と同様にして、枚数管理を行うことで
紙葉の搬送異常の検知ができる。さらに、上述した透過
光量の差と紙葉の搬送方向の長さの差の両方を用いて、
紙葉が1枚であるか重なっているかを判別することとし
てもよい。
【0037】すなわち、制御部11は、光学センサ10
の出力から、その大きさの変化と変化の時間との両方か
ら紙葉が1枚であるか重なっているかを判別する。これ
により、紙葉が1枚であるか重なっているかの判別が、
より確実に行えることになる。また、上記各実施例では
光学センサを用いて紙葉の厚みあるいは長さを検知して
いたが、紙葉に直接接して該紙葉の厚みを検知できるよ
うな機構を用いても、紙葉が重なっているかどうかを判
別できる。
【0038】ずなわち、図4は本発明の他の実施例を表
す紙葉類表裏反転装置の要部側面図である。図におい
て、31a,31bは合流搬送路9に設けた厚み検知ロ
ーラ、32はその一端に前記厚み検知ローラ31aを回
転可能に支持するブラケット、33は前記ブラケット3
2の他端側を支持するシャフト、34はこのシャフト3
3の回転量を検出するセンサで、合流搬送路9を搬送さ
れる紙葉は検知ローラ31a,31b間に挟み込まれて
通過するようになっており、このとき、検知ローラ31
aの方が紙葉の厚み分だけ押し上げられ、この検知ロー
ラ31aの移動によりブラケット32を介してシャフト
33が回転し、紙葉の厚みに応じたシャフト33の回転
量がセンサにより検出されるようになっている。なお、
ブラケット32は、検知ローラ31aを検知ローラ31
bに押しつける方向に図示しないスプリング等により付
勢されている。
【0039】ここで、紙葉が1枚のときより紙葉が2枚
のときの方が厚みがあるので、検知ローラ31aの押し
上げられる量は大きく、シャフト33の回転量も多くな
る。よって、シャフト33の回転量の差から、紙葉が1
枚であるか重なっているかを判別できる。例えば、あら
かじめ、紙葉が1枚のときのシャフト33の回転量と紙
葉が2枚の時のシャフトの回転量とを求めてこれを基準
値とし、ここでは図示しない制御部によって、この基準
値と実際に紙葉が通過したときのシャフトの回転量とを
比較して、用紙が1枚であるか重なっているかを判別す
る。
【0040】そして、制御部は、紙葉が1枚であると判
別すると、これを1枚とカウントし、重なっていると判
別すると、これを2枚とカウントすることで、合流搬送
路9を搬送される紙葉の枚数を正確にカウントすること
ができ、上記と同様にして、枚数管理を行うことで紙葉
の搬送異常の検知ができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、合流搬
送路を搬送される紙葉が重なっているか否かを検出する
ためのセンサを該合流搬送路上に設け、紙葉が重なって
搬送されているか否かを判別することで紙葉が何枚ずつ
搬送されているかを判別して、合流搬送路を搬送される
紙葉の枚数をカウントすることとしたので、反転搬送路
を搬送された紙葉と非反転搬送路を搬送された紙葉とが
合流搬送路に送り込まれる際に、重なっても重ならなく
ても、その枚数を正確にカウントすることができ、反転
紙葉と非反転紙葉の合流後における枚数管理を正確に行
うことが可能となるという効果を有し、合流後の枚数管
理を行うことが可能となることで、紙葉類表裏反転装置
内の搬送経路における紙葉の搬送異常の発生を検知する
ことができるという効果を有し、小型で信頼性の高い紙
葉類表裏反転装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における紙葉類表裏反転装置
の構成を表す側面図である。
【図2】案内ローラの構成を表す斜視図である。
【図3】光学センサの出力の変化を表す波形図である。
【図4】本発明の他の実施例を表す紙葉類表裏反転装置
の要部側面図である。
【符号の説明】
2 鑑別部 3 非反転搬送路 4 反転搬送路 5 ブレード 9 合流搬送路 10 光学センサ 11 制御部 12 合流点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉の表裏を判別する鑑別部と、 前記鑑別部で表向きと判別された紙葉を表裏反転させる
    ことなくそのまま搬送する非反転搬送路と、 裏向きと判別された紙葉を表向きに反転させて搬送する
    反転搬送路と、 鑑別部での判別結果に基づいて、紙葉を前記非反転搬送
    路か反転搬送路かに振り分ける振り分け機構と、 前記非反転搬送路と反転搬送路を通過した紙葉を合流さ
    せて搬送する合流搬送路とを有する紙葉類表裏反転装置
    において、 前記非反転搬送路と反転搬送路との合流点の近傍の合流
    搬送路上に、該合流搬送路を搬送される紙葉が重なって
    いるか否かを検出するためのセンサを設けるとともに、 前記センサの出力から、紙葉が重なっているか否かを判
    別することで、紙葉が何枚ずつ該センサのところを通過
    したかを判別し、合流搬送路を搬送される紙葉の枚数を
    カウントする制御部を設けたことを特徴とする紙葉類表
    裏反転装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の紙葉類表裏反転装置にお
    いて、 前記センサとして光学センサを用い、前記制御部は、光
    学センサで検出した紙葉が1枚のときの光の透過量と紙
    葉が重なっているときの光の透過量の差分により求まる
    紙葉の厚みから、紙葉が重なっているか否かを判別する
    ことで該紙葉の枚数を判別して、合流搬送路を搬送され
    る紙葉の枚数をカウントすることを特徴とする紙葉類表
    裏反転装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の紙葉類表裏反転装置にお
    いて、 前記光学センサとして光学センサを用い、前記制御部
    は、光学センサが搬送される紙葉の先端を検出してから
    後端を検出するまでに要する時間である紙葉の通過時間
    から求まる紙葉の搬送方向の長さから、紙葉が重なって
    いるか否かを判別することで該紙葉の枚数を判別して、
    合流搬送路を搬送される紙葉の枚数をカウントすること
    を特徴とする紙葉類表裏反転装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の紙葉類表裏反転装置にお
    いて、 前記センサとして光学センサを用い、前記制御部は、光
    学センサで検出した紙葉が1枚のときの光の透過量と紙
    葉が重なっているときの光の透過量の差分により求まる
    紙葉の厚みと、光学センサが搬送される紙葉の先端を検
    出してから後端を検出するまでに要する時間である紙葉
    の通過時間から求まる紙葉の搬送方向の長さから、紙葉
    が重なっているか否かを判別することで該紙葉の枚数を
    判別して、合流搬送路を搬送される紙葉の枚数をカウン
    トすることを特徴とする紙葉類表裏反転装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の紙葉類表裏反転装置にお
    いて、 前記センサとして、搬送される紙葉と接するとともに紙
    葉の厚みにより移動可能なローラと、このローラの移動
    量を検出するセンサとを用い、前記制御部は、紙葉が1
    枚のときと重なっているときのローラの移動量の差分に
    より求まる紙葉の厚みから、紙葉が重なっているか否か
    を判別することで該紙葉の枚数を判別して、合流搬送路
    を搬送される紙葉の枚数をカウントすることを特徴とす
    る紙葉類表裏反転装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321592A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Ricoh Co Ltd シート搬送装置並びにこれを用いる画像形成装置及び画像読取装置
JP2010055408A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Fujitsu Frontech Ltd 紙葉類処理装置、紙葉類処理方法及び紙葉類処理プログラム
JP2015022710A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 ローレル精機株式会社 紙幣処理装置
JP2015022709A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 ローレル精機株式会社 紙幣処理装置

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