JP2015022709A - 紙幣処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】収納部18B〜18Dから繰り出された紙幣を識別する識別部16と、識別部16の識別結果に基づいて紙幣の表裏を取り揃える表裏取揃部50と、表裏取揃部50で表裏が取り揃えられた紙幣を受け入れて外部に取り出し可能とする出金口12とを有し、表裏取揃部50は、紙幣を表裏反転させることなく通過させる表券ルートAb,Acと、紙幣を表裏反転させる裏券ルート15Jと、識別部16から搬送されてきた紙幣を表券ルートAb,Acと裏券ルート15Jとに振り分ける振分部20Jと、表券ルートAb,Acおよび裏券ルート15Jを振分部20Jとは反対側で合流させる合流部51とを有しており、合流部51と出金口12とを分岐なく繋ぐ。
【選択図】図1
Description
入出金口12は、シャッタ30を閉じ、ビルプレス34を最も底面31側の投入位置に位置させた状態が待機状態となっている。この待機状態で、操作部61に入金処理の選択操作が入力されると、制御部60はシャッタ30を開く。この状態で、入出金口12に外部から紙幣が投入される。紙幣が投入されて、操作部61に入金処理開始の操作が入力されると、制御部60は、シャッタ30を閉じ、ビルプレス34を天井面32側に移動させる。そして、入出金口12の紙幣を、天井面32側のものから一枚ずつ分離して、内口部12aから取り入れ搬送路15Aの搬送部Aa〜Aeで搬送する。この搬送中に、紙幣は、まず、重送検知センサ55で重送が検知され、重送でない一枚送りの紙幣は、次に識別部16で識別される。そして、識別部16で受け入れ可能と識別された紙幣は、搬送部Af〜Ahの適宜のものにより搬送され、振分部20B〜20Eの適宜のもので振り分けられ、搬送路15B〜15Eの適宜のもので搬送されて、一時貯留部40B〜40Eの対応する金種のものに一時貯留される(図2の太実線参照)。なお、上記の入金処理ルートのうち搬送部Ab,Acは表裏取揃部50の表券ルートを構成するものであるため、入出金口12から繰り出された紙幣は、表券ルートを介して識別部16に向けて搬送されることになり、重送検知センサ55は、入出金口12から表券ルートへの紙幣の重送を検知することになる。
入金処理の終了後、制御部60は、識別部16の識別結果から一時貯留部40B〜40Eに一時貯留されている紙幣の金種別の枚数および総額等の金額情報を表示部62に表示させる。これを見て、操作者が操作部61に承認操作を入力すると、制御部60は、上記金額情報を記憶するとともに、一時貯留部40B〜40Eに一時貯留させていた紙幣を出金収納部41B〜41Eに収納する(図3の太実線参照)。
入金処理終了後の金額情報の表示部62への表示後、操作者が操作部61に返却操作を入力すると、制御部60は、ビルプレス34を受入位置に位置させて、搬送路15B〜15E、搬送路15Aの搬送部Aa〜Ahにより、一時貯留部40B〜40Eに一時貯留されていた紙幣を入出金口12に放出させる。すると、放出された紙幣は、シャッタ30に当接し下方に落下することによりビルプレス34上に集積される(図4の太実線参照)。その際に、制御部60は、重送検知センサ55により検知された紙幣の枚数に応じてビルプレス34を底面31側に移動させる。そして、一時貯留部40B〜40Eに一時貯留されていた紙幣がすべて入出金口12に放出されると、制御部60は、シャッタ30を開いて、紙幣を外部に取り出し可能とする。なお、この返却処理においても、後述する出金処理と同様に、表裏取揃部50で入出金口12へ繰り出す紙幣の表裏を取り揃えるようにすることが可能である。
操作部61に、出金させる紙幣の金額情報とともに出金処理の選択操作が入力されると、制御部60は、待機状態にある入出金口12のビルプレス34を天井面32側の所定の受入位置に移動させるとともに、一時貯留収納部18B〜18Dの出金収納部41B〜41Dに収納されていた紙幣の中から金額情報に応じた金種および枚数の紙幣を搬送路15B〜15Dおよび搬送部Ag,Af,Aeで識別部16に向けて搬送する。そして、識別部16で出金可能と識別された紙幣のうち表面を上側としていると識別された紙幣は、搬送部Ad,Ac,Ab,Aaで搬送して内口部12aから入出金口12に放出させる。他方、識別部16で出金可能と識別された紙幣のうち裏面を上側としている紙幣は、振分部20Jにより表裏反転搬送路15Jに搬送し、表裏を反転させて、搬送部Aaを介して内口部12aから入出金口12に放出させる(図5の太実線参照)。他方、識別部16で重送や斜行が検出された出金不可紙幣は、振分部20Ga,20Fで搬送路15G、搬送部Ajおよび搬送路15Fに搬送し、リジェクトカセット22に収納する(図5の太破線参照)。
操作部61に精査処理の選択操作が入力されると、制御部60は、例えば、一時貯留収納部18Bの出金収納部41Bの紙幣を、搬送路15Bから搬送部Aeに繰り出し、識別部16の識別結果から一時貯留収納部18Bへの収納が適正であると識別された紙幣を振分部20Ga,20Fにより、搬送路15Gおよび搬送部Aj,Akを介して繰出カセット24から収納カセット25に収納する(図6の太実線参照)。一方、識別部16の識別結果から一時貯留収納部18Bへの収納が適正であると識別されなかった重送等の紙幣を振分部20Ga,20Fにより、搬送路15G、搬送部Ajおよび搬送路15Fを介してリジェクトカセット22に収納する(図6の太破線参照)。このようにして、一時貯留収納部18Bの出金収納部41Bのすべての紙幣を、収納カセット25あるいはリジェクトカセット22に搬送する。
操作部61に回収処理の選択操作が入力されると、制御部60は、例えば、一時貯留収納部18Bの出金収納部41Bの紙幣を、搬送路15B、搬送部Aeに繰り出し、振分部20Ga,20Fにより、搬送路15Gおよび搬送部Aj,Akを介して繰出カセット24に一時貯留させる。そして、この紙幣を収納カセット25に収納する(図8の太実線参照)。これにより、収納カセット25を取り出して紙幣を回収することで、一時貯留収納部18Bの出金収納部41Bの紙幣を回収することができる。一時貯留収納部18C〜18Eの紙幣についても、同様にして回収することができる。
操作部61に補充処理の選択操作が入力されると、制御部60は、収納カセット25に補充紙幣が補充されていることを確認し、収納カセット25の紙幣を搬送部Ak,Ajに繰り出し、振分部20Gbで搬送路15G、搬送部Aeに搬送し、識別部16の識別結果から、一時貯留収納部18B〜18Dへの収納が適正であると識別された紙幣を振分部20B〜20Dの適宜のもので搬送路15B〜15Dの適宜のものに振り分け、一時貯留収納部18B〜18Dの出金収納部41B〜41Bの適宜のものに収納する(図9の太実線参照)。一方、識別部16の識別結果から一時貯留収納部18B〜18Dへの収納が適正であると識別されなかった紙幣を搬送部Ah,Ai,Ajに搬送し振分部20Fにより搬送路15Fに振り分けてリジェクトカセット22に収納する(図9の太破線参照)。なお、識別部16で、一時貯留収納部18B〜18Dへの収納が適正であると識別されなかった紙幣を検出すると、制御部60は、一旦繰出カセット24からの紙幣の繰り出しを停止して搬送部Ajをリジェクトカセット22へ向けた紙幣の搬送状態に切り替えることになる。
12 入出金口(出金口)
13 入金リジェクト口(リジェクト口)
15J 表裏反転搬送路(裏券ルート)
16 識別部
18B〜18D 一時貯留収納部(収納部)
20J 振分部
50 表裏取揃部
51 合流部
55 重送検知センサ
60 制御部
Ab,Ac 搬送部(表券ルート)
Claims (4)
- 紙幣を繰り出し可能に収納する収納部と、
前記収納部から繰り出された紙幣を識別する識別部と、
前記識別部の識別結果に基づいて紙幣の表裏を取り揃える表裏取揃部と、
前記表裏取揃部で表裏が取り揃えられた紙幣を受け入れて外部に取り出し可能とする出金口とを有する紙幣処理装置であって、
前記表裏取揃部は、紙幣を表裏反転させることなく通過させる表券ルートと、紙幣を表裏反転させる裏券ルートと、前記識別部から搬送されてきた紙幣を前記表券ルートと前記裏券ルートとに振り分ける振分部と、前記表券ルートおよび前記裏券ルートを前記振分部とは反対側で合流させる合流部とを有しており、
前記合流部と前記出金口とを分岐なく繋いでなることを特徴とする紙幣処理装置。 - 前記表裏取揃部は、前記出金口の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
- 前記表券ルートおよび前記裏券ルートは、互いの紙幣搬送長さが非等長となっていることを特徴とする請求項1または2記載の紙幣処理装置。
- 前記裏券ルートが前記表券ルートの上側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の紙幣処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013152888A JP2015022709A (ja) | 2013-07-23 | 2013-07-23 | 紙幣処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Related Child Applications (1)
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Family Applications (1)
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JP2013152888A Pending JP2015022709A (ja) | 2013-07-23 | 2013-07-23 | 紙幣処理装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016125859A1 (ja) | 2015-02-05 | 2016-08-11 | 出光興産株式会社 | グリースおよびグリースの製造方法 |
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2013
- 2013-07-23 JP JP2013152888A patent/JP2015022709A/ja active Pending
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