JP2000335775A - ローラのギャップ調整装置 - Google Patents

ローラのギャップ調整装置

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JP2000335775A
JP2000335775A JP11149746A JP14974699A JP2000335775A JP 2000335775 A JP2000335775 A JP 2000335775A JP 11149746 A JP11149746 A JP 11149746A JP 14974699 A JP14974699 A JP 14974699A JP 2000335775 A JP2000335775 A JP 2000335775A
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roller
gap
drive motor
voltage
moving
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JP11149746A
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Tsutomu Shinoda
務 信太
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2511/00Dimensions; Position; Numbers; Identification; Occurrences
    • B65H2511/20Location in space
    • B65H2511/22Distance
    • B65H2511/224Nip between rollers, between belts or between rollers and belts

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  • Conveying Record Carriers (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、容易にローラ間のギャップを調整で
き、また、ギャップ調整を自動的にできるようにしたロ
ーラのギャップ調整装置を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、フィードローラ91と、このフ
ィードローラ91に対し接離する方向に移動自在に設け
られた分離ローラ92と、この分離ローラ92をフィー
ドローラ91に向って弾性的に付勢するバネ106と、
分離ローラ92をバネ106に抗してフィードローラ9
1から離間する方向に移動させて分離ローラ92との間
のギャップを調整するステッピングモータ102と、こ
のステッピングモータ102に電圧を所定パルス印加す
る電圧印加手段125と、ステッピングモータ102の
トルクを可変するCPU120とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、一対のロ
ーラ間のギャップを調整するギャップ調整装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道等の交通機関の駅には、自動
改札処理を行なう自動改札機が設置されている。
【0003】この自動改札機とは、利用者が携帯する乗
車券を装置内に取り込み乗車券に書込まれている磁気情
報を検査し、乗車券が適当であれば利用者の通過を許可
し、不適当であれば通過を阻止する装置である。
【0004】この様な自動改札機では、一括投入された
複数枚の乗車券をまず一枚ずつ分離し、一定方向の姿勢
に整位した後、記録されている磁気情報を読み取り通過
の可否を判定する。
【0005】また、必要に応じて磁気情報の書込みまた
は、パンチ・印字等の処理を行なった後、集札したり、
投入された複数枚の乗車券を一括して放出したりする。
【0006】この装置の中で、一括投入された複数枚の
券紙を分離する分離部は、券紙の搬送方向に回転してい
るローラと、このローラに対向して配置され、券紙の搬
送方向とは逆転方向に回転し、ある荷重で押し付けられ
たテンションローラにより構成され、これにより複数枚
の券紙を分離している。なおかつ、このローラ間にはギ
ャップが形成されている。
【0007】また、磁気情報を読み取る磁気処理部も磁
気ヘッドとこのヘッドに対向して配置され、券紙の搬送
方向に回転しある荷重で押し付けられたテンションロー
ラにより構成され、この部分で磁気情報を読み取ってい
る。なおかつ、このローラと磁気ヘッド間にも一定のギ
ャップが開いている。
【0008】上記した分離部の分離性能はローラ間のギ
ャップ、磁気処理部の磁気処理性能はローラと磁気ヘッ
ド間のギャップをそれぞれ基準値内に確保することが性
能の確保の為に重要であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける分離部のローラ間ギャップや磁気処理部の磁気ヘ
ッドとローラ間ギャップの調整は、隙間ゲージやレーザ
測定器を用いギャップを測定し基準値内であることを確
認しながら行なっていたため、レンジが非常に狭い基準
値内にギャップを設定することは困難な作業となってい
た。
【0010】また、分離部のローラ及び磁気処理部のロ
ーラはゴムローラを使用することが多いため、券紙によ
り、ゴムローラの削れが発生したり(同様に磁気ヘッド
の削れが発生したり)、温度変化によりゴムローラが膨
張・収縮することにより、設定したギャップが変化し基
準値から外れ、分離性能・磁気処理性能が低下するとい
う不都合があった。
【0011】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
隙間ゲージやレーザ測定器を用いることなく、簡単に精
度良くギャップを設定でき、また、ギャップを自動的に
再調整できるようにしたローラのギャップ調整装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項1記載のものは、第1のローラと、こ
の第1のローラに対し接離する方向に移動自在に設けら
れた第2のローラと、この第2のローラを前記第1のロ
ーラに向って弾性的に付勢する付勢部材と、前記第2の
ローラを前記付勢部材に抗して前記第1のローラから離
間する方向に移動させて前記第1のローラとの間のギャ
ップを調整する駆動モータと、この駆動モータに電圧を
所定パルス印加する電圧印加手段と、前記駆動モータの
トルクを可変制御する制御手段と、を具備する。
【0013】請求項2記載のものは、第1のローラと、
この第1のローラに対し接離する方向に移動自在に設け
られた第2のローラと、この第2のローラを前記第1の
ローラに向って弾性的に付勢する付勢部材と、前記第2
のローラを前記付勢部材に抗して前記第1のローラから
離間する方向に移動させて前記第1のローラとの間のに
ギャップを調整する駆動モータと、この駆動モータに電
圧を所定パルス印加する電圧印加手段と、この電圧印加
手段によって印加される電圧値を可変して前記駆動モー
タのトルクを可変制御する制御手段と、を具備する。
【0014】請求項3記載のものは、第1のローラと、
この第1のローラに対し接離する方向に移動自在に設け
られた第2のローラと、この第2のローラを前記第1の
ローラに向って弾性的に付勢する付勢部材と、前記第2
のローラを前記付勢部材に抗して前記第1のローラから
離間する方向に移動させて前記第1のローラとの間のギ
ャップを調整する駆動モータと、この駆動モータに電圧
を所定パルス印加する電圧印加手段と、前記駆動モータ
の回転数を可変することによりそのトルクを可変制御す
る制御手段と、を具備する。
【0015】請求項4記載のものは、第1のローラと、
この第1のローラに対向して設けられた第2のローラ
と、この第2のローラを前記第1のローラに対し接離す
る方向に移動させる操作部材と、この操作部材を弾性的
に付勢することにより、前記第2のローラを前記第1の
ローラに接触させる付勢部材と、前記操作部材をモータ
軸の回転による軸方向の移動により動作させることによ
り、前記第2のローラを前記付勢部材に抗して前記第1
のローラから離間する方向に移動させて前記第1のロー
ラとの間のギャップを調整する駆動モータと、この駆動
モータに電圧を所定パルス印加することにより前記モー
タ軸を回転させて軸方向に移動させる電圧印加手段と、
この電圧印加手段によって印加される電圧値を可変して
前記駆動モータのトルクを可変制御する制御手段と、を
具備する。
【0016】請求項5記載のものは、第1のローラと、
この第1のローラに対向して設けられた第2のローラ
と、この第2のローラを前記第1のローラに対し接離す
る方向に移動させる操作部材と、この操作部材を弾性的
に付勢することにより、前記第2のローラを前記第1の
ローラに接触させる付勢部材と、前記操作部材をモータ
軸の回転による軸方向の移動により動作させることによ
り、前記第2のローラを前記付勢部材に抗して前記第1
のローラから離間する方向に移動させて前記第1のロー
ラとの間のギャップを調整する駆動モータと、この駆動
モータに電圧を所定パルス印加することにより前記モー
タ軸を回転させて軸方向に移動させる電圧印加手段と、
前記駆動モータの回転数を可変してそのトルクを可変制
御する制御手段と、を具備する。
【0017】請求項6記載のものは、第1のローラと、
この第1のローラに対し接離する方向に移動自在に設け
られた第2のローラと、この第2のローラを前記第1の
ローラに向って弾性的に付勢する付勢部材と、前記第2
のローラを前記付勢部材に抗して前記第1のローラから
離間する方向に移動させて前記第1のローラとの間のギ
ャップを調整する駆動モータと、この駆動モータに電圧
を所定パルス印加する電圧印加手段と、前記電圧印加手
段によって印加される電圧値を可変することによりその
トルクを可変制御する第1の制御手段と、前記第1のロ
ーラから離間する第2のローラの移動量を検知する検知
手段と、この検知手段が検知した前記第2のローラの移
動量に応じて前記駆動モータの駆動を制御する第2の制
御手段と、を具備する。
【0018】請求項7記載のものは、第1のローラと、
この第1のローラに対し接離する方向に移動自在に設け
られた第2のローラと、この第2のローラを前記第1の
ローラに向って弾性的に付勢する付勢部材と、前記第2
のローラを前記付勢部材に抗して前記第1のローラから
離間する方向に移動させて前記第1のローラとの間のギ
ャップを調整する駆動モータと、この駆動モータに電圧
を所定パルス印加する電圧印加手段と、前記駆動モータ
の回転数を可変してそのトルクを可変する第1の制御手
段と、前記第1のローラから離間する第2のローラの移
動量を検知する検知手段と、この検知手段が検知した前
記第2のローラの移動量に応じて前記駆動モータの駆動
を制御する第2の制御手段と、を具備する。
【0019】請求項8記載のものは、第1のローラと、
この第1のローラに対し接離する方向に移動自在に設け
られた第2のローラと、この第2のローラを前記第1の
ローラに向って弾性的に付勢する付勢部材と、前記第2
のローラを前記付勢部材に抗して前記第1のローラから
離間する方向に移動させて前記第1のローラとの間のギ
ャップを調整する駆動モータと、この駆動モータに電圧
を所定パルス印加する電圧印加手段と、この電圧印加手
段によって印加される電圧値を可変して前記駆動モータ
のトルクを可変する第1の制御手段と、前記第1及び第
2のローラの周囲温度を検出する温度検出センサと、こ
の温度検出センサの検出温度に応じて前記第1及び第2
のローラ間のギャップを再調整させる第2の制御手段
と、を具備する。
【0020】請求項9記載のものは、第1のローラと、
この第1のローラに対し接離する方向に移動自在に設け
られた第2のローラと、この第2のローラを前記第1の
ローラに向って弾性的に付勢する付勢部材と、前記第2
のローラを前記付勢部材に抗して前記第1のローラから
離間する方向に移動させて前記第1のローラとの間のギ
ャップを調整する駆動モータと、この駆動モータに電圧
を所定パルス印加する電圧印加手段と、前記駆動モータ
の回転数を可変してそのトルクを可変する第1の制御手
段と、前記第1及び第2のローラの周囲温度を検出する
温度検出センサと、この温度検出センサの検出温度に応
じて前記第1及び第2のローラ間のギャップを再調整さ
せる第2の制御手段と、を具備する。
【0021】請求項10記載のもlのは、券類を送る送
りローラと、この送りローラに対し接離する方向に移動
自在に設けられ券類を分離する分離ローラと、この分離
ローラを前記送りローラに向って弾性的に付勢する付勢
部材と、前記分離ローラを前記付勢部材に抗して前記送
りローラから離間する方向に移動させて前記送りローラ
との間のギャップを調整する駆動モータと、この駆動モ
ータに電圧を所定パルス印加する電圧印加手段と、前記
駆動モータのトルクを可変制御する制御手段と、を具備
する。
【0022】請求項11記載のものは、券類に磁気処理
を施す磁気ヘッドと、この磁気ヘッドに対し接離する方
向に移動自在に設けられ券類を支持するプラテンローラ
と、このプラテンローラを前記磁気ヘッドに向って弾性
的に付勢する付勢部材と、前記送りローラを前記付勢部
材に抗して前記磁気ヘッドから離間する方向に移動させ
て前記磁気ヘッドとの間のギャップを調整する駆動モー
タと、この駆動モータに電圧を所定パルス印加する電圧
印加手段と、前記駆動モータのトルクを可変制御する制
御手段と、を具備する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施の形態である自動
改札装置の外観構成を概略的に示すものである。
【0025】自動改札装置は、通常、2台1組として駅
の改札口などに設置され、両者の間に通行者が通行する
通路が形成される。入場業務や出場業務を行う自動改札
装置は本体1を備え、この本体1には、駅の改札口内つ
まり構内への入場時、あるいは駅の改札口内つまり構内
からの出場時に、乗車券(普通乗車券、定期乗車券、S
Fカード)等が投入される投入口2、この投入口2で受
け入れた乗車券等を排出する取出口3(排出口)がそれ
ぞれ設けられている。投入口2の近傍には、乗車券等の
投入を阻止するためのシャッタ(図示しない)が設けら
れている。
【0026】本体1上の投入口2と取出口3の前方に
は、それぞれ通行者や駅員などに対して案内を行うため
の案内表示部4が設けられている。本体1の通路側の側
面の両端部には、それぞれ通行者の通行を制御する開閉
動作可能なドア5、5が設けられており、通行可否の判
定結果に基づき、このドア5、5が開閉制御されるよう
になっている。
【0027】本体1の上部には、通行者の通路を定義す
るための枠状のポール部(枠体)6が立設されている。
ポール部6および本体1の各通路側の側面には、通行者
の通過を検知する複数の光学的なセンサとしての人間検
知器7…がそれぞれ設けられている。図1の場合、受光
器で、反対側に発光器がある。また、ポール部6上に
は、この装置の動作状態(小児券の投入、無効券の投入
や機器の異常など)を表示する状態表示部8が設けられ
ている。
【0028】図2は本体1の内部機構を示すものであ
る。
【0029】投入口2と取出口3との間には、投入口2
により受け入れた乗車券等を取出口3(矢印a方向)に
搬送する主搬送路11が形成されている。主搬送路11
の搬送路上には投入口2から取出口3に沿い、分離部1
2、整列部13、磁気情報読取部(磁気ヘッド;読取ヘ
ッド)14、15、反転部16、保留部17、磁気情報
記録部(磁気ヘッド;書込ヘッド)18、磁気情報読取
部(磁気ヘッド;読取ヘッド)19、振分部22a、入
鋏部20、印刷部21,27、振分部(振分ゲート)2
2、集積部23が順に設けられている。
【0030】また、主搬送路11から分岐される分岐搬
送路25が設けられている。この分岐搬送路25の搬送
経路上には、保留部17が順に設けられている。
【0031】また、振分部22によって主搬送路11か
ら分岐される集札用搬送路28には、集札保留部29、
振分部(振分ゲート)30が順に設けられ、さらに、そ
の先に集札部31(第1の集札箱)が設けられている。
【0032】また、振分部30によって集札用搬送路2
8から分岐される別集札用搬送路32の先には、別集札
部33(第2の集札箱)が設けられている。
【0033】上記分離部12は、投入口2に投入された
乗車券等の券(最大3枚まで)を一括して受け入れ、1
枚ずつに分離して整列部13に送出するものである。
【0034】整列部13は、上記分離部12から送出さ
れてきた1枚ずつの券を整列して読取ヘッド14、15
へ送出するものである。
【0035】上記読取ヘッド14、15は、乗車券等の
裏面の磁気記録層に記録されているエンコード磁気情報
を読み取るものである。上記読取ヘッド14は、磁気記
録層が上側で搬送された際に読み取るものであり、上記
読取ヘッド15は、磁気記録層が下側で搬送された際に
読み取るものである。
【0036】上記反転部16は、上記読取ヘッド14、
15を介して供給される券の表裏が正しい場合(磁気記
録層が下側の場合)、反転搬送路16aを介さないで保
留部17へ搬送し、上記読取ヘッド14、15を介して
供給される券の表裏が反転している場合(磁気記録層が
上側の場合)、反転搬送路16aに券を搬送した後、こ
の反転搬送路16aから搬送路16bを介して主搬送路
11へ導くことにより、券の表裏を反転して搬送するも
のである。
【0037】上記保留部17には、上記反転部16を通
過して振分部22aを介して分岐搬送路25を搬送され
る券を保留するストッパ17a、17bが設けられてい
る。上記ストッパ17a、17bを解除することによ
り、保留されている券が主搬送路11を搬送されるよう
になっている。
【0038】上記書込ヘッド18は、乗車券等の裏面の
磁気記録層に対してエンコード磁気情報を記録するもの
である。
【0039】読取ヘッド19は、ベリファイ用のヘッド
であり、上記書込ヘッド18で記録されたエンコード磁
気情報を読み取るものである。
【0040】入鋏部20は、主搬送路11によって搬送
されてきた乗車券等に入鋏としての穿孔を開けるもので
ある。印刷部21は、主搬送路11によって搬送されて
きた乗車券等に日付等を印刷(インクリボンを用いた印
刷)するものである。
【0041】印刷部27は、分岐搬送路25によって搬
送されてきた乗車券等に駅名や日付等を印刷(感熱記
録)するものである。
【0042】集積部23は、一括投入された乗車券等を
重ねて揃えるものである。この集積部23には、保留用
のストッパ23aが設けられ、このストッパ23aによ
り、乗車券等がまとめられて取出口3から排出されるよ
うになっている。
【0043】集札保留部29は、集札券を保留するスト
ッパ29aにより構成されている。このストッパ29a
により集札券が集札部31あるいは別集札部33へ回収
される手前で一時保留されるようになっている。また、
上記振分部30は、集札用搬送路28によって搬送され
てきた券を集札部31あるいは別集札部33へ選択的に
振り分けるものである。
【0044】上記投入口2の近傍には、シャッタ2aが
設けられている。
【0045】上記投入口2の近傍には、投入口2からの
券の投入を検知する検知器51が設けられ、上記取出口
3の近傍には、取出口3からの券の抜き取りを検知する
検知器52が設けられ、上記印刷部21、27の近傍に
は、搬送される券の通過を検知する検知器53が設けら
れ、集積部23には、プールされている券の有無を検知
する検知器54が設けられている。
【0046】更に、上記各搬送経路上には、搬送される
券の通過を検知する検知器(図示しない)が設けられて
いる。
【0047】図3は、図2のように構成された自動改札
装置の制御系統を概略的に示すものである。自動改札装
置の制御系統は、自動改札装置全体を制御するセントラ
ル・プロセッシング・ユニット(以下、CPUと略記す
る)60、CPU60の制御プログラムを記憶している
リード・オンリー・メモリ61(以下、ROMと略記す
る)、乗車券等から読み取った情報の記憶および制御プ
ログラムのバッファとして情報を記憶するランダム・ア
クセス・メモリ62(以下、RAMと略記する)、入場
駅(から設置駅まで)に対応した運賃情報を記憶してい
る運賃メモリ63、読取ヘッド14、15を制御する読
取回路64、書込ヘッド18を制御する書込回路65、
読取ヘッド19を制御する読取回路66、振分ゲート2
2,22a、30を制御する振分制御回路67、通過検
知用の検知器53、…の出力により乗車券等の搬送状態
を検知する検知回路68、検知器51の出力により投入
口2での券の投入状態および検知器52の出力により取
出口3での券の抜き取りを検知する検知回路69、検知
器54の出力により集積部23での券の状態を検知する
検知回路71、乗車券等を搬送する主搬送路11、反転
部16の各搬送路、分岐搬送路25、集札用搬送路2
8、別集札用搬送路32を形成する搬送ベルトや搬送ロ
ーラを回転させる搬送用モータ72を制御する搬送制御
回路73、上記人間検知器7…の出力により乗車券等の
投入者の通過(移動位置)を検知する通過検知回路7
4、ドア5を駆動するドア開閉機構75を制御するドア
制御回路76、印刷部21、27を駆動する駆動回路7
7、入鋏部20を制御する制御回路78、自動改札装置
を制御する係員監視装置87あるいはホストコンピュー
タ等との間で情報の伝達を行う伝達制御回路79、シャ
ッタ2aを駆動するシャッタ開閉機構80を制御するシ
ャッタ制御回路81、ストッパ17a、17b、23
a、29aを駆動するストッパ移動機構82を制御する
ストッパ制御回路83、音声にて操作案内を行うスピー
カ84を駆動する駆動回路85、上記案内表示部4、状
態表示部8等から構成されている。
【0048】なお、上記係員監視装置87には、上記自
動改札装置が複数台接続されて各自動改札装置を集中監
視するものであり、各自動改札装置からの状況情報に基
づき、各自動改札装置の稼働状況、異常状態(エラー状
態、号機表示等)などを表示部87aにより表示するよ
うになっている。
【0049】上記CPU60は、一括投入された券を一
枚づつ処理する際に、乗車券が集札券であると判断し、
かつ後から処理する券が存在する場合に、集札保留部2
9へ集札券を保留するものである。
【0050】また、上記CPU60は、集札保留部29
に集札券が保留されている状態で、次に処理する券に対
する後方処理がエラーとなった際、集札券を別集札部3
2へ搬送するようにしたものである。
【0051】上記後方処理のエラーとは、磁気ヘッド1
9によって乗車券の磁気情報の読取を行った際、磁気ヘ
ッド18により磁気情報が乗車券に正しく書き込まれて
いないと判断された場合である。上記後方処理のエラー
を乗車券に対する穿孔が正しく行われなかった場合、あ
るいは、印刷処理が正しく行われなかった場合としても
良い。
【0052】また、上記CPU60は、上記後方処理等
でエラーが生じなかった場合に、集札保留部29に保留
されている集札券を検知器51からの検知信号により次
客による投入口2への券投入を判断した際に、集札部3
1へ回収するものである。
【0053】図4は上記した分離部12のギャップ調整
装置90を示す側面図で、図5はその正面図、図6はそ
の平面図である。
【0054】分離部12は券紙の搬送方向に回転するゴ
ム製の第1のローラとしてのフィードローラ91と、こ
のフィードローラ91の上部側に設けられ、フィードロ
ーラ91とは逆方向に回転するゴム製の第2のローラと
しての分離ローラ92とにより構成されている。
【0055】フィードローラ91のシャフト91aには
第1の駆動モータ94が接続され、分離ローラ92のシ
ャフト92aには第2の駆動モータ95が接続されてい
る。
【0056】分離ローラ92のシャフト92aはブラケ
ット97を介して支持シャフト98に支持されている。
支持シャフト98はフレーム99,99間に回転自在に
架設されている。
【0057】支持シャフト98の一端部には操作アーム
101の一端部が接続され、操作アーム101の他端側
の下方部には駆動モータとしてのステッピングモータ1
02が設けられている。
【0058】ステッピングモータ102の近傍にはステ
ッピングモータ102の後述するモータ軸110の移動
範囲を規定するストッパ板金103が設けられている。
【0059】操作アーム101の中途部には付勢部材と
してのバネ106が接続され、操作アーム101はバネ
106の付勢力により下方に付勢され、分離ローラ92
は荷重F1でフィードローラ91に押し付けられてい
る。
【0060】一方、支持シャフト98の他端部には押上
げアーム104の一端部が接続され、押上げアーム10
4の他端上部側には厚さ検知センサ105が設られてい
る。押上げアーム104は分離ローラ92の移動に伴い
同様に移動し、その端部で厚さ検知センサ105を押し
上げ、分離ローラ92の持ち上がり量を測定できるよう
になっている。また、分離ローラ92の近傍にはその周
囲温度を検出する温度センサ107が設けられている。
【0061】図7はステッピングモータ102を示す正
面図で、図8はその平面図である。
【0062】ステッピングモータ9はモータ軸110を
備え、このモータ軸110にはネジが形成され、与えら
れたパルス数によりモータ軸110の移動量が一定にな
るようになっている。
【0063】即ち、モータ軸110を1回転させる為に
必要なパルス数を与えるとモータ軸110はネジ1ピッ
チ分移動する。勿論、ステッピングモータ102は正・
逆転可能のため、パルス数を変えることにより、モータ
軸110を上下に所定量、正確に移動させることが可能
である。
【0064】また、ステッピングモータ102は図9に
示すように、与える電圧によりトルクが変化するため、
モータ軸110が移動する力(以後、推力と称す)は、
与える電圧を変化させることにより可能である。
【0065】図10は上記した厚さ検知センサ105を
示す断面図である。
【0066】厚さ検知センサ105はセンサ本体112
内に上下動自在にレバー113を備え、このレバー11
3の上部側には磁石114が取付けられている。磁石1
14には磁界の変化を検知する検知素子115が対向さ
れている。
【0067】図11はギャップ調整装置90の制御系を
示すブロック図である。
【0068】図中120は制御手段としてのCPUで、
このCPU120には検知回路121を介して厚さ検知
器105、検知回路122を介して温度センサ107、
ドライバ123を介して駆動モータ94、ドライバ12
4を介して駆動モータ95、電圧印加手段としてのドラ
イバ125を介してステッピングモータ102が接続さ
れている。また、CPU120にはリセットスイッチ1
26、ROM127が接続されている。
【0069】ドライバ125はステッピングモータ10
2に電圧を所定パルス印加し、CPU120はドライバ
125の電圧印加値を可変してステッピングモータ10
2のトルクを可変制御できるようになっている。
【0070】次に、図12乃至図15及び図16のフロ
ーチャートを参照してフィードローラ91と分離ローラ
92との間のギャップ調整方法について説明する。
【0071】まず、機体のリセットがかかったか否かが
判別される(図16のステップS1)。リセットがかか
らないと判別された場合には、温度変化があったか否か
が判別される(図16のステップS2)。温度変化があ
ったと判別された場合には、ステッピングモータ102
にパルスZが与えられる(図16のステップS3)。こ
れにより、図12に示すように、ステッピングモータ1
02のモータ軸110が下降し、その下端部がストッパ
板金103に当接して停止する(初期位置)。
【0072】このとき、ステッピングモータ102のモ
ータ軸110の上端は分離ローラ92を上下移動させる
ための操作アーム101とは接触せず隙間A(mm)が
形成された状態になっている。また、フィードローラ9
1と分離ローラ92は接触しており(ギャップ0)、な
おかつ、分離ローラ92はスプリング106によりフィ
ードローラ91にF1の荷重で押し付けられ、分離ロー
ラ92にはモーメントM1がかかっている。
【0073】この状態から、ステッピングモータ102
のモータ軸110をAmm以上上昇させるパルス数Xを
ステッピングモータ1102に与えると、図13に示す
ように、ステッピングモータ102のモータ軸110の
上端と操作アーム101は必ず接触し、操作アーム10
1を押し上げようとする。
【0074】この時、ステッピングモータ102の推力
F2により、発生するモーメントをM2としたとき、M
1≦M2であると、分離ローラ92は移動してしまい0
点出しが不可能となる。
【0075】そこで、M1>M2となる推力F2が発生
する電圧P(V)(定格電圧以下)をステッピングモー
タ102に与える(図16のステップS4)。これによ
り、ステッピングモータ102のモータ軸110の上端
と操作アーム8が接触した時、ステッピングモータ10
2は脱調し、モータ軸110は停止する。ステッピング
モータ102は分離ローラ92を移動させることができ
ず、フィードローラ91と分離ローラ92は接触した状
態を保つため、0点出しがこの時点で完了する。
【0076】つまり要約すると、M1>M2となる推力
F2が発生する電圧P(V)でステッピングモータ10
2を駆動し、このとき、ステッピングモータ102のモ
ータ軸110をAmm以上上昇させるパルス数Xをステ
ッピングモータ102に与える。これにより、図13に
示すように、ステッピングモータ102のモータ軸11
0上端と操作アーム101は必ず接触した時点でステッ
ピングモータ102が脱調して停止し、分離ローラ92
が移動せず、フィードローラ91と接触した状態を保つ
ことができ0点出しが完了する。
【0077】このようにして0点出しが完了した後、ス
テッピングモータ102をM3>M1となる推力F3が
発生する電圧R(V)(ここでは定格電圧とする)で駆
動し、モータ軸110を上昇させ、分離ローラ92がB
(mm)移動する為に必要なパルスYを与える(図16
のステップS5)。これにより、図14に示すように、
フィードローラ91と分離ローラ92との間のギャップ
が正確にB(mm)となる。
【0078】次に、ギャップ調整を再度行なう場合につ
いて説明する。
【0079】この場合には、ステッピングモータ102
のモータ軸110の下端がストッパ板金103に接触す
る状態までモータ軸110を降下させ初期の状態に戻す
必要がある。
【0080】フィードローラ91と分離ローラ92のギ
ャップが正確にB(mm)になっている時、図15に示
すように、ステッピングモータ102のモータ軸110
の下端とストッパ板金103までの距離がC(mm)と
すると、モータ軸110がC(mm)以上移動するため
に必要なパルスZを与える(図16のステップS3)。
これにより、ステッピングモータ102のモータ軸11
0の下端とストッパ板金103が確実に接触し、この時
点でステッピングモータ102は脱調して停止する。
【0081】この動作が完了することにより、初期の状
態に戻すことができる。
【0082】また、この時のステッピングモータ102
の駆動電圧はモータ軸110が下降可能な電圧Q(V)
とする。その後、再度、上記した0点出しを行って一定
のギャップ調整することで再度のギャップ調整が可能と
なる。
【0083】ところで、このギャップ調整装置90には
分離ローラ92の移動量を測定する厚さ検知センサ10
5が装備されている。
【0084】厚さ検知押上げアーム104は分離ローラ
92の支持シャフト98に取り付けられているため、分
離ローラ92の移動に伴い厚さ検知押上げアーム104
も移動する。これにより、分離ローラ92の移動に伴い
厚さ検知押上げアーム12が厚さ検知センサ105のレ
バー113を移動させることでレバー113についた磁
石114も移動し、厚さ検知センサ105での分離ロー
ラ92の移動量検出が可能となる。
【0085】次に、この厚さ検知センサ105の利用方
法について説明する。
【0086】フィードローラ91と分離ローラ92のギ
ャップをB(mm)にする方法は前記の通りとする。そ
こで、なお一層ギャップ精度を上昇させるためにこの厚
さ検知センサ105を使用する。フィードローラ91と
分離ローラ92のギャップがB(mm)になるときの厚
さ検知センサ105の出力値を予めROM127に記憶
させておく。
【0087】そこで、前記方法で調整した厚さ検知セン
サ105の出力値を、予めROM127に記憶させ出力
値と比較し、ある範囲以上差があるときは、ステッピン
グモータ102を駆動し分離ローラ92を移動させるこ
とで、厚さ検知センサ105の出力値が適正範囲に入る
ように微調整することができる。
【0088】また、ある原因でステッピングモータ10
2が駆動不可能となった等、ギャップ調整が不可能にな
ったとき、この厚さ検知センサ105で判断できる。
【0089】なおかつ、前記方法で0点調整がある原因
で確実にできなくなったり等したときは、厚さ検知セン
サ105によりギャップかB(mm)になったことを判
断し、ステッピングモータ9を停止することで、ギャッ
プ調整が可能となる。
【0090】また、このギャップ調整装置90では分離
ローラ92の周囲温度を検出する温度センサ107を装
備している。
【0091】フィードローラ91と分離ローラ92はゴ
ムローラを使用しているため、温度の変化により外形が
膨張・収縮する。このため、フィードローラ91と分離
ローラ92との間のギャップが変化してしまう。
【0092】そこで、温度センサ107を利用し、周囲
温度がある範囲以上変化したら再度、ギャップ調整を行
なうことで、常に一定のギャップを維持することができ
るようになっている。
【0093】なお、上記一実施の形態では、ステッピン
グモータ102に与える電圧を変えることにより、推力
を変化させることで、M1>M2を作り出して0点出し
を行ない、また、M1<M3を作り出すことで、ステッ
ピングモータ102が分離ローラ92を移動させること
が可能となり、フィードローラ91と分離ローラ92と
の間のギャップをB(mm)とすることができた。
【0094】本発明は上記一実施の形態に限られること
なく、ステッピングモータ102の速度を変えることに
より、ステッピングモータ102のトルクを変化させる
ことで推力を変化させるものであっても良い。
【0095】この第2の実施の形態では、ステッピング
モータ102のモータ軸110をAmm以上上昇させる
パルス数Xをステッピングモータ102に与え、ステッ
ピングモータ102に与える電圧は一定とする。
【0096】ステッピングモータ102の特性上、図1
7に示すように、回転数が早いとステッピングモータ1
02のトルクは高く、また、回転数を遅くすることによ
りモータトルクは低下していく。
【0097】図18はフィードローラ91と分離ローラ
92との間のギャップ調整方法を示すフローチャートで
ある。
【0098】まず、機体のリセットがかかったか否かが
判別される(ステップS11)。リセットがかからない
と判別された場合には、温度変化があったか否かが判別
される(ステップS12)。温度変化があったと判別さ
れた場合には、ステッピングモータ102にパルスZが
与えられる(ステップS13)。これにより、ステッピ
ングモータ102のモータ軸110が下降し、その下端
部がストッパ板金103に当接して停止する(初期位
置)。
【0099】このとき、ステッピングモータ102のモ
ータ軸110の上端は分離ローラ92を上下移動させる
ための操作アーム101とは接触せず隙間A(mm)が
形成された状態になっている。また、フィードローラ9
1と分離ローラ92は接触しており(ギャップ0)、な
おかつ、分離ローラ92はスプリング106によりフィ
ードローラ91にF1の荷重で押し付けられ、分離ロー
ラ92にはモーメントM1がかかっている。
【0100】このときには、M1>M2となる推力F2
が発生する回転数をN(PPS)でステッピングモータ
102を駆動し、ステッピングモータ102のモータ軸
110をAmm以上上昇させるパルス数Xを与える(ス
テップS14)。これにより同様にステッピングモータ
102のモータ軸110上端と操作アーム101は接触
した時、ステッピングモータは脱調し、モータ軸110
は停止する。ステッピングモータ102は分離ローラ9
2を移動させることができず、フィードローラ91と分
離ローラ92は接触した状態を保つため、0点出しがこ
の時点で完了する。
【0101】また、M1<M3となる推力F3が発生す
る回転数をM(PPS)でステッピングモータ102を
駆動することにより、分離ローラ92が移動可能となる
ため、分離ローラ92を移動させフィードローラ91と
分離ローラ92とのギャップができる。
【0102】即ち、ステッピグモータ102をM3>M
1となる推力F3が発生する回転数をM(PPS)で駆
動し、モータ軸110を上昇させ、分離ローラ92がB
(mm)移動する為に必要なパルスYを与える(ステッ
プS15)。
【0103】これにより、フィードローラ91と分離ロ
ーラ92との間のギャップが正確にB(mm)となる。
【0104】また、上記実施の形態では、フィードロー
ラ91と分離ローラ92との間のギャップ調整について
説明したが、本発明はこれに限られることなく、磁気ヘ
ッド(読取ヘッド)14,15とこれに対向するプラテ
ンローラ14a,15aとの間のギャップ、また、磁気
ヘッド(書込ヘッド)18とプラテンローラ18aとの
間のギャップ、或いは、磁気ヘッド(読取ヘッド)19
とプラテンローラ19aとの間のギャップを調整するも
のであっても良い。
【0105】その他、本発明はその要旨の範囲内で種々
変形実施可能なことは勿論である。
【0106】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、駆動モー
タのトルクを可変制御して電圧を所定パルス印加するこ
とにより、第1のローラ(送りローラ、磁気ヘッド)に
対し第2のローラ(分離ローラ、プラテンローラ)を離
間する方向に所定量移動させてギャップを調整するか
ら、従来のように隙間ゲージやレーザー測定器を用いて
ギャップを測定し調整する場合と比較し、ギャップの調
整作業が著しく容易になる。
【0107】また、ギャップ調整時において、第1のロ
ーラから離間する第2のローラの移動量を検出する検出
手段を備えるから、ギャップ調整時において、例えば、
第2のローラが所定量移動しないときは、駆動モータを
動作を継続させて所定の移動量を検知するまで第2のロ
ーラを移動させることができ、ギャップ調整精度を向上
させることができる。
【0108】さらに、ギャップ調整時において、検出手
段が第2のローラの移動を検出しないときは、ギャップ
調整機能が不能になったと判別することができる。
【0109】また、第1及び第2のローラの周囲温度を
検出する温度センサを備え、この温度センサの検出温度
に応じて第1及び第2のローラ間のギャップ調整を再度
行うため、第1及び第2のローラ間のギャップを常時一
定に維持することができる。
【0110】また、一定の周期でギャップ調整を行うこ
とができ、ローラが削れても常に、ギャップが一定に保
たれ、ローラ自体の寿命が向上するとともに、機体の性
能も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である自動改札装置を示
す外観斜視図。
【図2】自動改札装置の内部を概略的に示す構成図。
【図3】自動改札装置の制御系を示すブロック図。
【図4】フィードローラと分離ローラとの間のギャップ
を調整するギャップ調整装置を示す側面図。
【図5】ギャップ調整装置を示す正面図。
【図6】ギャップ調整装置を示す平面図。
【図7】ステッピングモータを示す正面図。
【図8】ステッピングモータを示す平面図。
【図9】ステッピングモータに印加する電圧と推力との
関係を示すグラフ図。
【図10】厚さ検知センサを示す断面図。
【図11】ギャップ調整装置の駆動制御系を示すブロッ
ク図。
【図12】ギャップ調整装置の初期位置を示す図。
【図13】ギャップ調整装置の0点出しを示す図。
【図14】ギャップ調整装置のギャップ確定状態を示す
図。
【図15】ギャップ調整装置の初期値への戻しを示す
図。
【図16】ギャップ調整動作を示すフローチャート図。
【図17】ステッピングモータの回転数と推力との関係
を示すグラフ図。
【図18】ギャップ調整動作を示すフローチャート図。
【符号の説明】
14,15,18,19…磁気ヘッド 14a,15a,18a,19a…プラテンローラ 91…フィードローラ(第1のローラ/送りローラ) 94…第1の駆動モータ 92…分離ローラ(第2のローラ/プラテンローラ) 95…第2の駆動モータ 98…支持シャフト 97…ブラケット 101…操作アーム 102…ステッピングモータ(駆動モータ) 103…ストッパ板金 104…厚さ検知押上げアーム 105…厚さ検知センサ 106…バネ(付勢部材) 107…温度センサ(磁石) 113…レバー(操作部材) 114…磁石 115…検知素子 120…CPU(制御手段) 125…ドライバ(電圧印加手段)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のローラと、 この第1のローラに対し接離する方向に移動自在に設け
    られた第2のローラと、 この第2のローラを前記第1のローラに向って弾性的に
    付勢する付勢部材と、 前記第2のローラを前記付勢部材に抗して前記第1のロ
    ーラから離間する方向に移動させて前記第1のローラと
    の間のギャップを調整する駆動モータと、 この駆動モータに電圧を所定パルス印加する電圧印加手
    段と、 前記駆動モータのトルクを可変制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするローラのギャップ調整装
    置。
  2. 【請求項2】第1のローラと、 この第1のローラに対し接離する方向に移動自在に設け
    られた第2のローラと、 この第2のローラを前記第1のローラに向って弾性的に
    付勢する付勢部材と、 前記第2のローラを前記付勢部材に抗して前記第1のロ
    ーラから離間する方向に移動させて前記第1のローラと
    の間のにギャップを調整する駆動モータと、 この駆動モータに電圧を所定パルス印加する電圧印加手
    段と、 この電圧印加手段によって印加される電圧値を可変して
    前記駆動モータのトルクを可変制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするローラのギャップ調整装
    置。
  3. 【請求項3】第1のローラと、 この第1のローラに対し接離する方向に移動自在に設け
    られた第2のローラと、 この第2のローラを前記第1のローラに向って弾性的に
    付勢する付勢部材と、 前記第2のローラを前記付勢部材に抗して前記第1のロ
    ーラから離間する方向に移動させて前記第1のローラと
    の間のギャップを調整する駆動モータと、 この駆動モータに電圧を所定パルス印加する電圧印加手
    段と、 前記駆動モータの回転数を可変することによりそのトル
    クを可変制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするローラのギャップ調整装
    置。
  4. 【請求項4】第1のローラと、 この第1のローラに対向して設けられた第2のローラ
    と、 この第2のローラを前記第1のローラに対し接離する方
    向に移動させる操作部材と、 この操作部材を弾性的に付勢することにより、前記第2
    のローラを前記第1のローラに接触させる付勢部材と、 前記操作部材をモータ軸の回転による軸方向の移動によ
    り動作させることにより、前記第2のローラを前記付勢
    部材に抗して前記第1のローラから離間する方向に移動
    させて前記第1のローラとの間のギャップを調整する駆
    動モータと、 この駆動モータに電圧を所定パルス印加することにより
    前記モータ軸を回転させて軸方向に移動させる電圧印加
    手段と、 この電圧印加手段によって印加される電圧値を可変して
    前記駆動モータのトルクを可変制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするローラのギャップ調整装
    置。
  5. 【請求項5】第1のローラと、 この第1のローラに対向して設けられた第2のローラ
    と、 この第2のローラを前記第1のローラに対し接離する方
    向に移動させる操作部材と、 この操作部材を弾性的に付勢することにより、前記第2
    のローラを前記第1のローラに接触させる付勢部材と、 前記操作部材をモータ軸の回転による軸方向の移動によ
    り動作させることにより、前記第2のローラを前記付勢
    部材に抗して前記第1のローラから離間する方向に移動
    させて前記第1のローラとの間のギャップを調整する駆
    動モータと、 この駆動モータに電圧を所定パルス印加することにより
    前記モータ軸を回転させて軸方向に移動させる電圧印加
    手段と、 前記駆動モータの回転数を可変してそのトルクを可変制
    御する制御手段と、 を具備することを特徴とするローラのギャップ調整装
    置。
  6. 【請求項6】第1のローラと、 この第1のローラに対し接離する方向に移動自在に設け
    られた第2のローラと、 この第2のローラを前記第1のローラに向って弾性的に
    付勢する付勢部材と、 前記第2のローラを前記付勢部材に抗して前記第1のロ
    ーラから離間する方向に移動させて前記第1のローラと
    の間のギャップを調整する駆動モータと、 この駆動モータに電圧を所定パルス印加する電圧印加手
    段と、 前記電圧印加手段によって印加される電圧値を可変する
    ことによりそのトルクを可変制御する第1の制御手段
    と、 前記第1のローラから離間する第2のローラの移動量を
    検知する検知手段と、 この検知手段が検知した前記第2のローラの移動量に応
    じて前記駆動モータの駆動を制御する第2の制御手段
    と、 を具備することを特徴とするローラのギャップ調整装
    置。
  7. 【請求項7】第1のローラと、 この第1のローラに対し接離する方向に移動自在に設け
    られた第2のローラと、 この第2のローラを前記第1のローラに向って弾性的に
    付勢する付勢部材と、 前記第2のローラを前記付勢部材に抗して前記第1のロ
    ーラから離間する方向に移動させて前記第1のローラと
    の間のギャップを調整する駆動モータと、 この駆動モータに電圧を所定パルス印加する電圧印加手
    段と、 前記駆動モータの回転数を可変してそのトルクを可変す
    る第1の制御手段と、 前記第1のローラから離間する第2のローラの移動量を
    検知する検知手段と、 この検知手段が検知した前記第2のローラの移動量に応
    じて前記駆動モータの駆動を制御する第2の制御手段
    と、 を具備することを特徴とするローラのギャップ調整装
    置。
  8. 【請求項8】第1のローラと、 この第1のローラに対し接離する方向に移動自在に設け
    られた第2のローラと、 この第2のローラを前記第1のローラに向って弾性的に
    付勢する付勢部材と、 前記第2のローラを前記付勢部材に抗して前記第1のロ
    ーラから離間する方向に移動させて前記第1のローラと
    の間のギャップを調整する駆動モータと、 この駆動モータに電圧を所定パルス印加する電圧印加手
    段と、 この電圧印加手段によって印加される電圧値を可変して
    前記駆動モータのトルクを可変する第1の制御手段と、 前記第1及び第2のローラの周囲温度を検出する温度検
    出センサと、 この温度検出センサの検出温度に応じて前記第1及び第
    2のローラ間のギャップを再調整させる第2の制御手段
    と、 を具備することを特徴とするローラのギャップ調整装
    置。
  9. 【請求項9】第1のローラと、 この第1のローラに対し接離する方向に移動自在に設け
    られた第2のローラと、 この第2のローラを前記第1のローラに向って弾性的に
    付勢する付勢部材と、 前記第2のローラを前記付勢部材に抗して前記第1のロ
    ーラから離間する方向に移動させて前記第1のローラと
    の間のギャップを調整する駆動モータと、 この駆動モータに電圧を所定パルス印加する電圧印加手
    段と、 前記駆動モータの回転数を可変してそのトルクを可変す
    る第1の制御手段と、 前記第1及び第2のローラの周囲温度を検出する温度検
    出センサと、 この温度検出センサの検出温度に応じて前記第1及び第
    2のローラ間のギャップを再調整させる第2の制御手段
    と、 を具備することを特徴とするローラのギャップ調整装
    置。
  10. 【請求項10】券類を送る送りローラと、 この送りローラに対し接離する方向に移動自在に設けら
    れ券類を分離する分離ローラと、 この分離ローラを前記送りローラに向って弾性的に付勢
    する付勢部材と、 前記分離ローラを前記付勢部材に抗して前記送りローラ
    から離間する方向に移動させて前記送りローラとの間の
    ギャップを調整する駆動モータと、 この駆動モータに電圧を所定パルス印加する電圧印加手
    段と、 前記駆動モータのトルクを可変制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするローラのギャップ調整装
    置。
  11. 【請求項11】券類に磁気処理を施す磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドに対し接離する方向に移動自在に設けら
    れ券類を支持するプラテンローラと、 この送りローラを前記磁気ヘッドに向って弾性的に付勢
    する付勢部材と、 前記送りローラを前記付勢部材に抗して前記磁気ヘッド
    から離間する方向に移動させて前記磁気ヘッドとの間の
    ギャップを調整する駆動モータと、 この駆動モータに電圧を所定パルス印加する電圧印加手
    段と、 前記駆動モータのトルクを可変制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするローラのギャップ調整装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105279527A (zh) * 2015-11-20 2016-01-27 顺德职业技术学院 一种出卡机的夹持机构
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