JP2002301927A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

Info

Publication number
JP2002301927A
JP2002301927A JP2001106772A JP2001106772A JP2002301927A JP 2002301927 A JP2002301927 A JP 2002301927A JP 2001106772 A JP2001106772 A JP 2001106772A JP 2001106772 A JP2001106772 A JP 2001106772A JP 2002301927 A JP2002301927 A JP 2002301927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
air conditioner
fitting wall
partition plate
unit case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001106772A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Noguchi
義雄 野口
Naoki Oyama
直樹 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001106772A priority Critical patent/JP2002301927A/ja
Publication of JP2002301927A publication Critical patent/JP2002301927A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/06Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/068Expansion valves combined with a sensor
    • F25B2341/0683Expansion valves combined with a sensor the sensor is disposed in the suction line and influenced by the temperature or the pressure of the suction gas

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンルームと冷媒配管継手3とのシー
ル、およびエンジンルームと車室内とのシールの両方を
1個のグロメット6で行うことにより、部品点数および
組付工数を低減できるようにする。 【解決手段】 ユニットケース2の嵌合壁12の先端部
に装着された1個のグロメット6によって、嵌合壁12
とダッシュパネル1の開口部4の周縁との間の隙間が密
封され、且つ嵌合壁12と冷媒配管継手3のブロックジ
ョイント24との間の隙間が密封され、且つダッシュパ
ネル1の開口部4の周縁と冷媒配管継手3のブロックジ
ョイント24との間の隙間が密封される。これにより、
エンジンルームと冷媒配管継手3とをシールでき、且つ
エンジンルームと車室内とをシールできるので、エンジ
ンルームの高温雰囲気による膨張弁の誤制御を防止で
き、且つエンジンルームから車室内への雨水や被水等の
水の浸入を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室外と車室内と
を仕切るダッシュパネルやダッシュボード等の区画板の
貫通部に、冷凍サイクルの膨張弁を搭載するようにした
車両用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷凍サイクルのエキスパンシ
ョンバルブ(以下膨張弁と呼ぶ)を、車室内とエンジン
ルームとを仕切るダッシュパネルの貫通部へ配置するよ
うなレイアウトにおいて、エンジンルームから車室内へ
の雨水や被水等の水の浸入を防止する目的で、エンジン
ルームと車室内とのシールを行うと共に、エンジンルー
ムの高温雰囲気による膨張弁の誤制御を防止する目的
で、エンジンルームと膨張弁を内蔵した冷媒配管継手
(膨張弁配置部)とのシールを行うように構成した車両
用空調装置がある。
【0003】例えば、図6に示したように、ダッシュパ
ネル101に形成された開口部102を覆うカバー10
3と、ダッシュパネル101の車室内側に配されて、ケ
ース本体104内にエバポレータ105が収容された角
筒状のユニットケース106と、エンジンルーム側の冷
凍機器とエバポレータ105とを連結する冷媒配管継手
(膨張弁配置部)107と、車室内とエンジンルームと
のシールを行うパッキン108と、ダッシュパネル10
1の開口部102と冷媒配管継手107とのシールを行
うパッキン109とを備えた車両用空調装置が知られて
いる。そのユニットケース106には、冷媒配管継手1
07を収容する嵌合壁110がケース本体104からダ
ッシュパネル101へ突出するように一体成形されてい
る。
【0004】なお、冷媒配管継手107は、ダッシュパ
ネル101に形成された開口部102を貫通する2本の
冷媒配管111と、略直方体形状の膨張弁ケースである
膨張弁本体113と、この膨張弁本体113のエンジン
ルーム側に連結されて、2本の冷媒配管111を膨張弁
本体113に連結するブロックジョイント114と、エ
バポレータ105に冷媒配管継手107を直付けするエ
バ直付けブロック116と、ユニットケース106の区
画板115とエバ直付けブロック116とのシールを行
うパッキン117とから構成されている。
【0005】また、図7に示したように、ダッシュパネ
ル201の車室内側に配されて、ケース本体204内に
エバポレータが収容された角筒状のユニットケース20
6と、エンジンルーム側の冷凍機器とエバポレータとを
連結する箱体形状の冷媒配管継手(膨張弁配置部)20
7と、車室内とエンジンルームとを気密的に閉塞し、且
つダッシュパネル201の開口部202と冷媒配管継手
207との間を気密的に閉塞するグロメット208と、
このグロメット208をダッシュパネル201にボルト
等により締め付け固定するブラケット209とを備えた
車両用空調装置も知られている。そのユニットケース2
06には、冷媒配管継手207を収容する嵌合壁210
がケース本体204からダッシュパネル201へ突出す
るように一体成形されている。
【0006】なお、冷媒配管継手207は、ダッシュパ
ネル201に形成された開口部202を貫通する2本の
高圧側、低圧側冷媒配管211、212と、略直方体形
状の膨張弁ケースである膨張弁本体213と、この膨張
弁本体213のエンジンルーム側に連結されて、2本の
高圧側、低圧側冷媒配管211、212を膨張弁本体2
13に連結するブロックジョイント214と、エバポレ
ータの入口配管215および出口配管216を膨張弁本
体213に連結するジョイントプレート217とから構
成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車両用空調
装置においては、膨張弁を内蔵した冷媒配管継手(膨張
弁配置部)107、207をダッシュパネル101、2
01の開口部102、202に配置する際に、エンジン
ルームと冷媒配管継手107、207とをシールする必
要があり、また、エンジンルームと車室内とをシールす
る必要があるが、これらの2項目を成立させるために、
図6に示したように、カバー103、パッキン108、
パッキン109という3個の部品にて対応し、また、図
7に示したように、グロメット208、ブラケット20
9という2個の部品にてそれぞれ対応していた。このた
め、従来のものでは、部品点数および組付工数が増加す
ることによるコストアップという問題があった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記問題点に鑑み、車室外と
配管継手とのシール、および車室外と車室内とのシール
の両方を1個のシール部材で実施することにより、部品
点数および組付工数を低減できるようにすることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、車室外側からユニットケースに装着され、ある
いは車室内側から区画板または配管継手に装着された1
個のシール部材によって、区画板の開口部の周縁とユニ
ットケースとの間の隙間を気密的に塞ぐことができ、且
つ区画板の開口部の周縁と配管継手との間を気密的に塞
ぐことができる。それによって、1個のシール部材によ
って、車室外と配管継手とのシール、および車室外と車
室内とのシールの両方を行うことができるので、部品点
数および組付工数を低減できる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、ゴム系弾
性体よりなる1個のシール部材によって、区画板の開口
部の周縁とユニットケースとの間の隙間をシール部材自
身の弾性変形力により気密的に塞ぐことができ、且つ区
画板の開口部の周縁と配管継手との間をシール部材自身
の弾性変形力により気密的に塞ぐことができ、且つユニ
ットケースと配管継手との間の隙間をシール部材自身の
弾性変形力により気密的に塞ぐことができる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、シール部
材に、区画板の開口部形状に対応した形状の基体部、お
よびこの基体部の外周側に環状の第1シール部を設ける
ことにより、シール部材の第1シール部を区画板の開口
部の周縁に気密的に密着させることができる。そして、
シール部材の第1シール部に三角形状のリブ部を設ける
ことにより、区画板の開口部の周縁への密着性を高める
こともできる。また、請求項4に記載の発明によれば、
シール部材に、区画板の開口部形状に対応した形状の基
体部、およびこの基体部の内周側に環状の第2シール部
を設けることにより、シール部材の第2シール部を配管
継手の外側面に気密的に密着させることができる。
【0012】請求項5に記載の発明によれば、シール部
材を車室外側からユニットケースに装着した後に、ユニ
ットケースを区画板の開口部に接近させるように取り付
けると、シール部材の第1シール部が車室内側から区画
板の開口部の周縁に装着される。このとき、シール部材
の第1シール部を、基体部の径方向に対してユニットケ
ースの装着方向に傾斜させることにより、シール部材の
第1シール部の、区画板の開口部の周縁への密着性を高
めることができる。そして、配管継手を、区画板の開口
部を貫通するように車室外側から車室内側の空調機器に
装着する場合、シール部材の第2シール部を、基体部の
径方向に対して配管継手の装着方向に傾斜させることに
より、シール部材の第2シール部の、配管継手の外側面
への密着性を高めることができる。
【0013】請求項6に記載の発明によれば、ユニット
ケースは、車室内側の空調機器を収容するケース本体、
このケース本体より前記区画板側に突出して設けられる
筒形状の嵌合壁、およびこの嵌合壁の区画板側の外周に
設けられた係止部を設けている。また、ゴム系弾性体よ
りなるシール部材に被係止部を設けることにより、1個
のシール部材の被係止部をユニットケースの嵌合壁の係
止部に係止することで、シール部材をユニットケースの
嵌合壁に簡単に装着固定でき、且つシール部材がユニッ
トケースの嵌合壁より脱落することを防止できる。
【0014】請求項7に記載の発明によれば、シール部
材の基体部の下部側にドレインポートを一体的に形成す
ることにより、車室内側の空調機器や配管継手に結露し
た結露水を車室外側に容易に排出することができる。ま
た、請求項8に記載の発明によれば、ユニットケース
は、車室内側の空調機器を収容するケース本体、このケ
ース本体より区画板側に突出して設けられる筒形状の嵌
合壁、およびこの嵌合壁の内周に設けられたリブ部を有
している。そして、その嵌合壁に設けられたリブ部に、
パッキンを介して配管継手を嵌め合わすことにより、嵌
合壁に設けられたリブ部にパッキンを介して配管継手を
位置決め保持することができる。
【0015】請求項9に記載の発明によれば、ユニット
ケースは、車室内側の空調機器を収容するケース本体、
このケース本体より区画板側に突出して設けられる筒形
状の嵌合壁、およびこの嵌合壁の区画板側に設けられた
環状部を設けている。そして、その嵌合壁の環状部とシ
ール部材との間にパッキンを介在させることにより、嵌
合壁の環状部とシール部材とを気密的に塞ぐことができ
るので、車室内への被水を防止することができる。ま
た、請求項10に記載の発明によれば、車室内側の空調
機器は、ユニットケース内を流れる空気と冷媒とを熱交
換させて冷媒を蒸発気化させる冷媒蒸発器である。ま
た、配管継手は、車室外側の空調機器に連結する車室外
側の配管、冷媒蒸発器に向かう冷媒を減圧膨張させる膨
張弁を内蔵した略直方体形状の膨張弁本体、およびこの
膨張弁本体の車室外側に連結されて、車室外側の配管を
前記膨張弁本体に連結するための略直方体形状のブロッ
クジョイントにより構成されている。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1実施形態の構成]図1ない
し図3は本発明の第1実施形態を示したもので、図1お
よび図2(a)は車両用空調装置の主要構造を示した図
である。
【0017】本実施形態の車両用空調装置は、車室外
(エンジンルーム)と車室内とを仕切る鉄板よりなるダ
ッシュパネル(区画板)1の車室内側に配されたユニッ
トケース2と、このユニットケース2内において車室内
に向かう空気流を発生させる送風機(図示せず)と、車
室外側の冷凍機器(コンプレッサ、コンデンサ、レシー
バ)と車室内側の冷凍機器(エバポレータ)とを連結す
る冷媒配管継手3と、ダッシュパネル1の開口部4を塞
ぐための1個のグロメット6とを備えている。ダッシュ
パネル1およびユニットケース2には、冷媒配管継手
(エキスパンションバルブ配管部)3が貫通する開口部
4、5が形成されている。
【0018】ユニットケース2は、例えばPP樹脂等の
樹脂材料により一体成形されており、車室内に空気を送
るための空調ダクトを構成する。このユニットケース2
は、内部に車室内側の冷凍機器(エバポレータ)を収容
する角筒状のケース本体11、およびこのケース本体1
1よりダッシュパネル1側に突出して設けられる角筒形
状の嵌合壁12を有している。なお、ケース本体11の
区画壁13には、冷媒配管継手2が貫通する略楕円形状
の貫通孔14が形成されている。また、嵌合壁12の内
周には、パッキン7を介して冷媒配管継手3の膨張弁本
体23(後述する)を位置決め保持するための略U字形
状溝を有するリブ部(内周凸部)15が設けられてお
り、嵌合壁12のダッシュパネル1側の開口部5の周囲
には、楕円環状のフランジ部(環状部)16が設けられ
ている。そして、そのフランジ部16の上下2箇所に
は、グロメット6を引っ掛けるための係止爪(係止部)
17が設けられている。また、嵌合壁12の底壁面は、
車室内より車室外(エンジンルーム)側に向けて徐々に
高さが低くなるように傾斜している。
【0019】本実施例では、車室内側の冷凍機器(空調
機器)として、入口配管26より流入した冷媒を蒸発気
化させることでユニットケース2のケース本体11内を
流れる空気を冷却除湿するエバポレータ(冷媒蒸発器)
が使用されている。また、車室外(以下エンジンルーム
と言う)側の冷凍機器(空調機器)として、吸入した冷
媒を圧縮するコンプレッサ(冷媒圧縮機)、このコンプ
レッサの吐出口より吐出された冷媒を凝縮液化させるコ
ンデンサ(冷媒凝縮器)、およびこのコンデンサより流
入した冷媒を気液分離して液冷媒のみエバポレータに供
給するレシーバ(気液分離器)等が使用されている。
【0020】また、車室内側の冷凍機器と車室外(以下
エンジンルームと言う)側の冷凍機器との間には、内部
に流入しエバポレータに向かう冷媒を断熱膨張させるエ
キスパンションバルブ(以下膨張弁と呼ぶ)を内蔵した
冷媒配管継手3が接続されている。本実施例の膨張弁
は、飽和蒸気ガスが封入された感温筒(図示せず)と、
この感温筒内の圧力変動に応じて変位するダイヤフラム
(図示せず)を内蔵するハウジング20と、ダイヤフラ
ムの変位に応じて弁孔(図示せず)の開度を可変する弁
機構(図示せず)とを有している。
【0021】冷媒配管継手3は、2本の高圧側、低圧側
冷媒配管(車室外側の配管)21、22と、膨張弁を内
蔵した略直方体形状の膨張弁ケースである膨張弁本体2
3と、この膨張弁本体23のエンジンルーム側に連結さ
れた略直方体形状のブロックジョイント24と、膨張弁
本体23の車室内側に連結された略直方体形状のジョイ
ントプレート25とを備えている。そして、2本の高圧
側、低圧側冷媒配管21、22は、エンジンルーム側の
冷凍機器と車室内側の冷凍機器とを接続する配管であ
る。また、膨張弁本体23は、ユニットケース2の嵌合
壁12内に配されて、その膨張弁本体23の外側面と嵌
合壁12のリブ部15の略U字形状溝(両側壁および底
側壁)との間には、ウレタンよりなるパッキン7が装着
されている。なお、膨張弁本体23、ブロックジョイン
ト24およびジョイントプレート25は、例えばアルミ
ニウム合金等の金属材料により所定の形状に設けられて
いる。
【0022】また、ブロックジョイント24は、2本の
高圧側、低圧側冷媒配管21、22を膨張弁本体23に
連結するための部品で、ダッシュパネル1およびユニッ
トケース2の嵌合壁12の開口部4、5を貫通するよう
に配されている。さらに、ジョイントプレート25は、
エバポレータの入口配管26および出口配管27を膨張
弁本体23に連結するための部品で、ユニットケース2
のケース本体11の区画壁13の貫通孔14を貫通する
ように配されている。また、そのジョイントプレート2
5の外側面と区画壁13との間には、ウレタンよりなる
パッキン8が装着されている。
【0023】なお、ブロックジョイント24およびジョ
イントプレート25は、ボルト等の締結具(図示せず)
を用いて膨張弁本体23に締め付け固定されている。ま
た、2本の高圧側、低圧側冷媒配管21、22とブロッ
クジョイント24との間には、冷媒の漏洩を防止するた
めのOリング等のシール材が装着されている。また、エ
バポレータの入口配管26および出口配管27とジョイ
ントプレート25との間には、冷媒の漏洩を防止するた
めのOリング等のシール材が装着されている。
【0024】膨張弁本体23、ブロックジョイント24
およびジョイントプレート25の内部には、エンジンル
ーム側の冷凍機器と車室内側の冷凍機器とを連通する第
1冷媒通路(図示せず)が設けられている。すなわち、
第1冷媒通路は、途中に膨張弁の弁孔を有し、レシーバ
の出口に接続する高圧側冷媒配管21とエバポレータの
入口配管26とを連通する冷媒通路である。また、膨張
弁本体23、ブロックジョイント24およびジョイント
プレート25の内部には、車室内側の冷凍機器とエンジ
ンルーム側の冷凍機器とを連通する第2冷媒通路(図示
せず)が第1冷媒通路とは別に並列的に設けられてい
る。すなわち、第2冷媒通路は、エバポレータの出口配
管27とコンプレッサの吸入口に接続する低圧側冷媒配
管22とを連通する冷媒通路である。
【0025】グロメット6は、例えばEPDM等のゴム
系弾性体を所定の形状に一体成形した防水シールカバー
で、ユニットケース2の嵌合壁12とダッシュパネル1
の開口部4の周縁との間の隙間を塞ぎ、且つその嵌合壁
12と冷媒配管継手3のブロックジョイント24との間
の隙間を塞ぎ、且つその嵌合壁12とダッシュパネル1
の開口部4の周縁との間の隙間を塞ぐシール部材であ
る。このグロメット6は、エンジンルーム側からユニッ
トケース2の嵌合壁12に装着され、ユニットケース2
をダッシュパネル1の開口部4近傍に取り付けた際に
は、ダッシュパネル1とユニットケース2の嵌合壁12
と冷媒配管継手3のブロックジョイント24との間に挟
み込まれて、グロメット6自身の弾性変形力で各部間の
隙間をシールする。
【0026】本実施例のグロメット6は、図1ないし図
3(a)〜(d)に示したように、冷媒配管継手3の2
本の高圧側、低圧側冷媒配管21、22およびブロック
ジョイント24が貫通する略楕円形状の貫通穴30が設
けられている。そして、グロメット6には、ダッシュパ
ネル1およびユニットケース2の嵌合壁12の開口部形
状に対応した楕円環板状に設けられて弾性変形が可能な
基体部31と、この基体部31の外周側に楕円環状に設
けられて弾性変形が可能な鍔状部32と、基体部32の
内周側に楕円環状に設けられて弾性変形が可能なリップ
シール部33とが設けられている。基体部31は、ウレ
タンよりなる円環状のパッキン9を介して嵌合壁12の
フランジ部16に気密的に密着している。そして、基体
部31の内周には、楕円筒状部34が設けられ、また、
基体部31の図示下部には、円管状部35が一体形成さ
れている。その円管状部35内には、冷媒配管継手3に
結露した結露水をエンジンルーム側に排出するためのド
レインポート36が形成されている。そして、鍔状部3
2は、エンジンルームと車室内とのシールを行う第1シ
ール部を構成するもので、基体部31の径方向に対して
ユニットケース2の車両への装着方向に傾斜しており、
ダッシュパネル1の開口部4の周縁の車室内側端面(図
示右端面)に気密的に密着している。また、鍔状部32
の内周側には、図2(b)に示したように、ダッシュパ
ネル1の開口部4の周縁への密着性を高めるための三角
形状のリブ部37が設けられている。
【0027】そして、リップシール部33は、エンジン
ルームと冷媒配管継手3のブロックジョイント24との
シールを行う第2シール部を構成するもので、基体部3
1の径方向に対してブロックジョイント24の膨張弁本
体23への装着方向に傾斜しており、冷媒配管継手3の
ブロックジョイント24の外側面に気密的に密着してい
る。そして、グロメット6の基体部31の外周からは、
ユニットケース2の嵌合壁12のフランジ部16の外周
を覆うように延長部が延長されている。その延長部は、
弾性変形が可能で、基体部31の外周から楕円環状に延
びる楕円環状部41、フランジ部16の外周を覆うよう
に楕円筒状に延びる楕円筒状部42、および楕円環状部
41と楕円筒状部42とを連結する円弧形状の断面を有
する連結部43等から構成されている。楕円筒状部42
の上下2箇所には、ユニットケース2の嵌合壁12のフ
ランジ部16の上下2箇所に設けられた係止爪17に係
止される係止孔(被係止部)44が設けられている。
【0028】[第1実施形態の組付方法]次に、本実施
形態の車両用空調装置の組付方法を図1ないし図3に基
づいて簡単に説明する。
【0029】先ず、ユニットケース2のケース本体11
に形成される空気通路内にジョイントプレート25と入
口配管26および出口配管27と一体となったエバポレ
ータを収容する。このとき、ジョイントプレート25
は、パッキン8を介してケース本体11の区画壁13の
貫通孔14内に嵌め合わされる。次に、冷媒配管継手3
の膨張弁本体23を、パッキン7を介して嵌合壁12の
リブ部15の略U字形状溝内に位置決め保持する。そし
て、嵌合壁12のリブ部15に位置決め保持した膨張弁
本体23を、前述のエバポレータに組み付けたジョイン
トプレート25の図示左端面にボルト等の締結具を用い
て締め付け固定する。
【0030】次に、グロメット6の基体部31の図示右
端面と嵌合壁12の先端部に設けたフランジ部16の図
示左端面との間に、円環状のパッキン9を挟み込んだ状
態で、フランジ部16の係止爪17に、楕円筒状部42
の係止孔44を嵌め込んでグロメット6の楕円筒状部4
2をフランジ部16の外周に引っ掛けることにより、グ
ロメット6をエンジンルーム側からユニットケース2に
装着する。次に、嵌合壁12の開口部5が、ダッシュパ
ネル1の開口部4に臨むように、上記のように各部品を
組み付けたユニットケース2を車室内側より取り付ける
ことにより、ユニットケース2をダッシュパネル1の車
室内側に組み付ける。このとき、基体部31の径方向に
対してユニットケース2の車両への装着方向に傾斜し
た、グロメット6の鍔状部32は、ダッシュパネル1の
開口部4の周縁の図示右端面に接触して図2の二点鎖線
の位置から実線位置へ弾性変形することで、ダッシュパ
ネル1の開口部4の周縁に気密的に密着する。また、前
述の冷媒配管継手3の膨張弁本体23は、ユニットケー
ス2の嵌合壁12内に収容されているため、ダッシュパ
ネル1の開口部4付近に配置されることになる。
【0031】次に、高圧側、低圧側冷媒配管21、22
が一体となったブロックジョイント24を、エンジンル
ーム側より膨張弁本体23の図示左端面にボルト等の締
結具を用いて締め付け固定する。このとき、ユニットケ
ース2の嵌合壁12の先端部に取り付けられており、基
体部31の径方向に対してブロックジョイント24の膨
張弁本体23への装着方向に傾斜した、グロメット6の
リップシール部33がブロックジョイント24の外側面
に接触して弾性変形することで、ブロックジョイント2
4の外側面に気密的に密着する。
【0032】したがって、図1および図2に示したよう
に、ユニットケース2の嵌合壁12の先端部にエンジン
ルーム側から装着され、車室内側からダッシュパネル1
の開口部4近傍にユニットケース2と共に取り付けられ
た1個のグロメット6に一体成形された基体部31が嵌
合壁12のフランジ部16の図示左端面にパッキン9を
介して気密的に密着し、且つグロメット6に一体成形さ
れた鍔状部32がダッシュパネル1の開口部4の周縁の
図示右端面に気密的に密着し、且つグロメット6に一体
成形されたリップシール部33が冷媒配管継手3のブロ
ックジョイント24の外側面に気密的に密着している。
それによって、ユニットケース2の嵌合壁12とダッシ
ュパネル1の開口部4の周縁との間の隙間が塞がれ(密
封され)、且つその嵌合壁12と冷媒配管継手3のブロ
ックジョイント24との間の隙間が塞がれ(密封さ
れ)、且つダッシュパネル1の開口部4の周縁と冷媒配
管継手3のブロックジョイント24との間の隙間が塞が
れ(密封され)るので、エンジンルームと冷媒配管継手
3とをシールでき、且つエンジンルームと車室内とをシ
ールできる。これにより、エンジンルームから車室内へ
の騒音を遮断でき、且つエンジンルームの高温雰囲気に
よる膨張弁の誤制御(誤作動)を防止でき、且つエンジ
ンルームから車室内への雨水や被水等の水の浸入を防止
できる。
【0033】[第1実施形態の効果]以上のように、ゴ
ム系の弾性体よりなる1個のグロメット6の弾性変形力
によってユニットケース2の嵌合壁12と冷媒配管継手
3のブロックジョイント24との間の隙間を密封するこ
とができるので、エンジンルームと冷媒配管継手3との
間のシールを実施できる。これにより、エンジンルーム
の高温雰囲気による膨張弁の誤制御(誤作動)を防止す
ることができる。また、前述のグロメット6によってユ
ニットケース2の嵌合壁12とダッシュパネル1の開口
部4の周縁との間の隙間を密封することができ、且つダ
ッシュパネル1の開口部4の周縁と冷媒配管継手3との
間の隙間を密封することができるので、エンジンルーム
と車室内とのシールを実施できる。これにより、エンジ
ンルームからの車室内への雨水や被水等の水の浸入を防
止することができる。したがって、前述の2項目のシー
ルのために必要な部品点数を低減することができる。こ
れにより、前述の2項目のシールのために必要な部品の
組付工数を低減できるので、コストダウンを図ることが
できる。
【0034】ここで、本実施例のグロメット6の鍔状部
32の内周側には、三角形状のリブ部37が一体成形さ
れている。これにより、グロメット6の鍔状部32の、
ダッシュパネル1の開口部4の周縁への密着性を高める
ことができる。また、グロメット6の延長部の楕円筒状
部42の上下2箇所には、ユニットケース2の嵌合壁1
2のフランジ部16の上下2箇所に設けられた係止爪1
7に嵌め込まれる係止孔44が形成されている。これに
より、グロメット6をユニットケース2の嵌合壁12に
簡単に装着固定でき、且つグロメット6がユニットケー
ス2の嵌合壁12より脱落することを防止できる。ま
た、グロメット6の図示下部には、ドレインポート36
が形成された円管状部35を一体形成している。これに
より、冷媒配管継手3の表面に結露した結露水をエンジ
ンルーム側に容易に排出することができる。そして、ユ
ニットケース2の嵌合壁12の内周には、リブ部15が
設けられている。これにより、パッキン7を介して冷媒
配管継手3の膨張弁本体23を定位置に位置決めできる
ので、ユニットケース2へのグロメット6の装着不備に
よるシール性の低下を防止できる。
【0035】[第2実施形態]図4は本発明の第2実施
形態を示したもので、図4(a)はグロメットの引っ掛
け構造を示した図で、図4(b)は車両用空調装置の主
要構造を示した図である。
【0036】本実施形態では、ユニットケース2の嵌合
壁12の先端部に設けたフランジ部16へのグロメット
6の楕円筒状部42の装着方法を、第1実施例の係止爪
17と係止孔44とによる引っ掛けとせず、図4(a)
に示したように、グロメット6の延長部の楕円筒状部4
2の全周または一部をフランジ部16の外周に設けた係
止爪17に係止片(被係止部)45を引っ掛けるように
して、グロメット6をエンジンルーム側からユニットケ
ース2に装着している。また、ユニットケース2の嵌合
壁12のフランジ部16の、グロメット当たり面をフラ
ット形状とすることで、グロメット6の基体部31の図
示右端面と嵌合壁12のフランジ部16の図示左端面と
の間のパッキン9を廃止している。これにより、シール
に必要な部品点数を更に減少できるので、更にコストダ
ウンを図れる。
【0037】[第3実施形態]図5は本発明の第3実施
形態を示したもので、図5は車両用空調装置の主要構造
を示した図である。
【0038】本実施形態のユニットケース2の嵌合壁1
2の底壁面には、冷媒配管継手3の表面に結露した結露
水をユニットケース2のケース本体11の内部へ排水す
る樋状部19が設けられている。これにより、グロメッ
ト6から、ドレインポート36が形成された円管状部3
5を廃止できるので、ドレインポート36を介してエン
ジンルームからのユニットケース2内部への雨水や被水
等の水の浸入を防止することができる。ここで、29
は、膨張弁本体23にボルト等の締結具(図示せず)を
用いて締め付け固定される直付けブロックジョイントで
ある。この直付けブロックジョイント29は、ユニット
ケース2のケース本体11に収容されるエバポレータ1
0に直接取り付けられている。
【0039】[他の実施形態]本実施形態では、ユニッ
トケース2としてケース本体11内にエバポレータを収
容したクーリングユニットケースを用いたが、ユニット
ケース2としてケース本体11内にエバポレータ(冷却
用熱交換器)およびヒータコア(加熱用熱交換器)を収
容したエアコンユニットケースを用いても良い。
【0040】本実施形態では、車室外側の空調機器と車
室内側の空調機器とを連結する配管継手として、車室外
側の冷凍機器と車室内側の冷凍機器とを連結する冷媒配
管継手3を使用したが、車室外側の空調機器と車室内側
の空調機器とを連結する配管継手として、ヒータコアと
エンジンまたはウォータポンプとを連結する配管継手を
使用しても良い。この場合には、車室外側の空調機器が
エンジンまたはウォータポンプとなり、車室内側の空調
機器がヒータコアとなる。また、膨張弁本体23の代わ
りに、膨張弁が内蔵されていない配管継手本体を用いて
も良い。
【0041】本実施形態では、グロメット6の延長部の
楕円筒状部42に形成された係止孔44をユニットケー
ス2の嵌合壁12のフランジ部16の係止爪17に引っ
掛ける構造を採用したが、グロメット6の係止孔等の被
係止部をダッシュパネル1の開口部4の周縁の内周部よ
り車室内側に折り返された環状のフランジ部に設けた係
止爪等の係止部に引っ掛ける構造を採用しても良い。こ
の場合には、グロメット6等のシール部材が車室内側か
らダッシュパネル1やダッシュボード等の区画板に装着
されることになる。また、グロメット6の基体部31よ
り内周に突出した部分に係止孔等の被係止部を設けて、
そのグロメット6の被係止部を冷媒配管継手3の外側面
に設けた係止爪等の係止部に引っ掛ける構造を採用して
も良い。この場合には、グロメット6等のシール部材が
車室内側から冷媒配管継手3等の配管継手に装着される
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の主要構造を示した断面図であ
る(第1実施形態)。
【図2】(a)は図1のA−A断面図で、(b)はグロ
メットに設けられたリブ部を示した断面図である(第1
実施形態)。
【図3】(a)はグロメットを示した平面図で、(b)
はグロメットを示した正面図で、(c)はグロメットを
示した半断面図で、(d)はグロメットを示した裏面図
でである(第1実施形態)。
【図4】(a)はグロメットの引っ掛け構造を示した断
面図で、(b)は車両用空調装置の主要構造を示した断
面図である(第2実施形態)。
【図5】車両用空調装置の主要構造を示した断面図であ
る(第3実施形態)。
【図6】車両用空調装置の主要構造を示した断面図であ
る(従来の技術)。
【図7】車両用空調装置の主要構造を示した断面図であ
る(従来の技術)。
【符号の説明】
1 ダッシュパネル(区画板) 2 ユニットケース 3 冷媒配管継手(配管継手) 4 開口部 5 開口部 6 グロメット(シール部材) 7 パッキン 8 パッキン 9 パッキン 10 エバポレータ(車室内側の空調機器) 11 ケース本体 12 嵌合壁 15 リブ部 16 フランジ部(環状部) 17 係止爪(係止部) 21 高圧側冷媒配管(車室外側の配管) 22 低圧側冷媒配管(車室外側の配管) 23 膨張弁本体 24 ブロックジョイント 31 基体部 32 鍔状部(第1シール部) 33 リップシール部(第2シール部) 36 ドレインポート 37 リブ部 42 楕円筒状部 44 係止孔(被係止部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16J 15/10 F16J 15/10 X Fターム(参考) 3J040 AA01 AA12 BA04 FA06 3L011 BR01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)車室外と車室内とを仕切る区画板の
    車室内側に配されて、 内部に車室内側の空調機器を収容するユニットケース
    と、 (b)前記区画板に形成された開口部を貫通するように
    配されて、 前記車室外側の空調機器と前記車室内側の空調機器とを
    連結する配管継手と、 (c)前記車室外側から前記ユニットケースに装着さ
    れ、あるいは前記車室内側から前記区画板または前記配
    管継手に装着され、 前記区画板の開口部の周縁と前記ユニットケースとの間
    の隙間を気密的に塞ぎ、且つ前記区画板の開口部の周縁
    と前記配管継手との間を気密的に塞ぐ1個のシール部材
    とを備えた車両用空調装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用空調装置におい
    て、 前記シール部材は、ゴム系弾性体よりなり、前記ユニッ
    トケースと前記配管継手との間の隙間を気密的に塞ぐこ
    とを特徴とする車両用空調装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の車両用空
    調装置において、 前記シール部材は、前記区画板の開口部形状に対応した
    形状の基体部、およびこの基体部の外周側に環状に設け
    られて、前記区画板の開口部の周縁に気密的に密着する
    第1シール部を有し、 前記第1シール部には、前記区画板の開口部の周縁への
    密着性を高めるための三角形状のリブ部が設けられてい
    ることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の車両用空調装置におい
    て、 前記シール部材は、前記区画板の開口部形状に対応した
    形状の基体部、およびこの基体部の内周側に環状に設け
    られて、前記配管継手の外側面に気密的に密着する第2
    シール部を有していることを特徴とする車両用空調装
    置。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4に記載の車両用空
    調装置において、 前記第1シール部は、前記基体部の径方向に対して前記
    ユニットケースの装着方向に傾斜しており、 前記第2シール部は、前記基体部の径方向に対して前記
    配管継手の装着方向に傾斜していることを特徴とする車
    両用空調装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の車両用空調装置において、 前記ユニットケースは、前記車室内側の空調機器を収容
    するケース本体、このケース本体より前記区画板側に突
    出して設けられる筒形状の嵌合壁、およびこの嵌合壁の
    前記区画板側の外周に設けられた係止部を有し、 前記1個のシール部材は、ゴム系弾性体よりなり、前記
    嵌合壁に設けられた係止部に係止される被係止部を有す
    ることを特徴とする車両用空調装置。
  7. 【請求項7】請求項3または請求項4に記載の車両用空
    調装置において、 前記基体部の下部側には、前記車室内側の空調機器や前
    記配管継手に結露した結露水を前記車室外側に排出する
    ためのドレインポートが一体形成されていることを特徴
    とする車両用空調装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項7のいずれかに記載
    の車両用空調装置において、 前記ユニットケースは、前記車室内側の空調機器を収容
    するケース本体、このケース本体より前記区画板側に突
    出して設けられる筒形状の嵌合壁、およびこの嵌合壁の
    内周に設けられたリブ部を有し、 前記嵌合壁に設けられたリブ部には、パッキンを介して
    前記配管継手が嵌め合わされていることを特徴とする車
    両用空調装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項8のいずれかに記載
    の車両用空調装置において、 前記ユニットケースは、前記車室内側の空調機器を収容
    するケース本体、このケース本体より前記区画板側に突
    出して設けられる筒形状の嵌合壁、およびこの嵌合壁の
    前記区画板側に設けられた環状部を有し、 前記嵌合壁の環状部と前記シール部材との間には、パッ
    キンが介在されていることを特徴とする車両用空調装
    置。
  10. 【請求項10】請求項1ないし請求項9のいずれかに記
    載の車両用空調装置において、 前記車室内側の空調機器は、前記ユニットケース内を流
    れる空気と冷媒とを熱交換させて冷媒を蒸発気化させる
    冷媒蒸発器であり、 前記配管継手は、前記車室外側の空調機器に連結する前
    記車室外側の配管、前記冷媒蒸発器に向かう冷媒を減圧
    膨張させる膨張弁を内蔵した略直方体形状の膨張弁本
    体、およびこの膨張弁本体の車室外側に連結されて、前
    記車室外側の配管を前記膨張弁本体に連結するための略
    直方体形状のブロックジョイントを有していることを特
    徴とする車両用空調装置。
JP2001106772A 2001-04-05 2001-04-05 車両用空調装置 Pending JP2002301927A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001106772A JP2002301927A (ja) 2001-04-05 2001-04-05 車両用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001106772A JP2002301927A (ja) 2001-04-05 2001-04-05 車両用空調装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002301927A true JP2002301927A (ja) 2002-10-15

Family

ID=18959222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001106772A Pending JP2002301927A (ja) 2001-04-05 2001-04-05 車両用空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002301927A (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10335174A1 (de) * 2003-07-30 2005-03-10 Behr Gmbh & Co Kg Klimaanlage und deren Anordnung in einem Kraftfahrzeug
JP2005231510A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Denso Corp 車両用空調装置
JP2006248518A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Denso Thermal Systems Spa 防火壁のための改善されたガスケットをもつ自動車用空気処理アセンブリ
JP2006266284A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用流体式アクチュエータ及びその製造方法
JP2007055428A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Denso Corp 車両用空調装置
JP2007196985A (ja) * 2005-12-27 2007-08-09 Denso Corp シール装置およびシール構造
ES2280143A1 (es) * 2006-02-21 2007-09-01 Bsh Electrodomesticos España, S.A. Dispositivo para el tendido de conductos.
US7484379B2 (en) 2005-04-18 2009-02-03 Denso Corporation Air conditioner
JP2009029365A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Denso Corp 車両用空調装置の空調ユニット
JP2009067356A (ja) * 2007-09-18 2009-04-02 Sanden Corp 車両用空調装置
JP2009227027A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Denso Corp 車両用防水構造
KR101437941B1 (ko) * 2008-08-22 2014-09-05 한라비스테온공조 주식회사 차량용 공조시스템
JP2014231874A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 カルソニックカンセイ株式会社 空調装置用グロメット構造
JP2016022859A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 株式会社デンソー 車両用空調装置
WO2016143961A1 (ko) * 2015-03-11 2016-09-15 한온시스템 주식회사 배관 및 전선 고정 장치
RU2623090C1 (ru) * 2015-03-11 2017-06-22 Ханон Системз Устройство для фиксации трубки и электрического провода
WO2017145596A1 (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 株式会社デンソー 車両用空調装置
WO2018116628A1 (ja) * 2016-12-23 2018-06-28 株式会社デンソー 膨張弁装置
CN109982882A (zh) * 2016-12-23 2019-07-05 株式会社电装 膨胀阀装置
DE102018112437A1 (de) * 2018-05-24 2019-11-28 Hanon Systems Dichtungselement zur Abdichtung einer Komponente eines Kältemittelkreislaufes gegenüber der Umgebung

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62189913U (ja) * 1986-05-26 1987-12-03
JPS6396918U (ja) * 1986-12-16 1988-06-23
JPH07223427A (ja) * 1994-02-10 1995-08-22 Tgk Co Ltd カーエアコンの膨張弁の配管接続構造
JPH0891044A (ja) * 1994-09-22 1996-04-09 Calsonic Corp 自動車用配管のシール構造
JPH09220988A (ja) * 1996-02-20 1997-08-26 Honda Motor Co Ltd 配管接続構造
JPH09263122A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Denso Corp シール部材
JP2001026213A (ja) * 1999-05-11 2001-01-30 Zexel Valeo Climate Control Corp 膨張弁とそれを用いた車両用空調ユニット

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62189913U (ja) * 1986-05-26 1987-12-03
JPS6396918U (ja) * 1986-12-16 1988-06-23
JPH07223427A (ja) * 1994-02-10 1995-08-22 Tgk Co Ltd カーエアコンの膨張弁の配管接続構造
JPH0891044A (ja) * 1994-09-22 1996-04-09 Calsonic Corp 自動車用配管のシール構造
JPH09220988A (ja) * 1996-02-20 1997-08-26 Honda Motor Co Ltd 配管接続構造
JPH09263122A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Denso Corp シール部材
JP2001026213A (ja) * 1999-05-11 2001-01-30 Zexel Valeo Climate Control Corp 膨張弁とそれを用いた車両用空調ユニット

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10335174A1 (de) * 2003-07-30 2005-03-10 Behr Gmbh & Co Kg Klimaanlage und deren Anordnung in einem Kraftfahrzeug
JP2005231510A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Denso Corp 車両用空調装置
JP2006248518A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Denso Thermal Systems Spa 防火壁のための改善されたガスケットをもつ自動車用空気処理アセンブリ
JP2006266284A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用流体式アクチュエータ及びその製造方法
US7484379B2 (en) 2005-04-18 2009-02-03 Denso Corporation Air conditioner
JP2007055428A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Denso Corp 車両用空調装置
JP2007196985A (ja) * 2005-12-27 2007-08-09 Denso Corp シール装置およびシール構造
US7765821B2 (en) 2005-12-27 2010-08-03 Denso Corporation Seal device and sealing structure
ES2280143A1 (es) * 2006-02-21 2007-09-01 Bsh Electrodomesticos España, S.A. Dispositivo para el tendido de conductos.
JP2009029365A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Denso Corp 車両用空調装置の空調ユニット
JP2009067356A (ja) * 2007-09-18 2009-04-02 Sanden Corp 車両用空調装置
JP2009227027A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Denso Corp 車両用防水構造
KR101437941B1 (ko) * 2008-08-22 2014-09-05 한라비스테온공조 주식회사 차량용 공조시스템
JP2014231874A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 カルソニックカンセイ株式会社 空調装置用グロメット構造
JP2016022859A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 株式会社デンソー 車両用空調装置
WO2016143961A1 (ko) * 2015-03-11 2016-09-15 한온시스템 주식회사 배관 및 전선 고정 장치
RU2623090C1 (ru) * 2015-03-11 2017-06-22 Ханон Системз Устройство для фиксации трубки и электрического провода
US10122156B2 (en) 2015-03-11 2018-11-06 Hanon Systems Device for fixing pipe and electric wire
US20200055369A1 (en) * 2016-02-22 2020-02-20 Denso Corporation Vehicle air conditioner
WO2017145596A1 (ja) * 2016-02-22 2017-08-31 株式会社デンソー 車両用空調装置
JPWO2017145596A1 (ja) * 2016-02-22 2018-06-07 株式会社デンソー 車両用空調装置
US10843523B2 (en) * 2016-02-22 2020-11-24 Denso Corporation Vehicle air conditioner
WO2018116628A1 (ja) * 2016-12-23 2018-06-28 株式会社デンソー 膨張弁装置
CN109982882A (zh) * 2016-12-23 2019-07-05 株式会社电装 膨胀阀装置
US10919365B2 (en) 2016-12-23 2021-02-16 Denso Corporation Expansion valve device
CN109982882B (zh) * 2016-12-23 2022-07-29 株式会社电装 膨胀阀装置
DE102018112437A1 (de) * 2018-05-24 2019-11-28 Hanon Systems Dichtungselement zur Abdichtung einer Komponente eines Kältemittelkreislaufes gegenüber der Umgebung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002301927A (ja) 車両用空調装置
JP4403980B2 (ja) 車両用空調装置の配管シール構造
JP4466448B2 (ja) 車両用空調装置
US20090200756A1 (en) Seal structure
US7845186B2 (en) Vehicle gasket for integrated transport refrigeration unit
JPH1086651A (ja) 自動車用配管のシール構造
JP2000203251A (ja) ク―リングユニットの取付構造
JPH10100654A (ja) 膨張弁の連結構造
JPH09193648A (ja) 空調ユニット
JP2008074323A (ja) 車両用空調装置の冷媒配管シール構造
KR19980081304A (ko) 공기조절장치의 배관접속부의 시일구조
WO2001074615A1 (fr) Detendeurs et dispositifs de climatisation d'automobile les contenant
JPH10309928A (ja) 車両用空調装置の配管組付構造
JPH0329668Y2 (ja)
JP2004345589A (ja) 車両用空調装置
CN214564461U (zh) 一种汽车空调系统及其空调风箱
JP4957437B2 (ja) 車両用空調装置の空調ユニット
JPH08188036A (ja) 自動車の空調装置
JP3269335B2 (ja) 車両空調用クーリングユニット
JP3247238B2 (ja) カーエアコンの膨張弁の配管接続構造
JP2003002036A (ja) 車両用空調装置の配管構造
JP3066041U (ja) 温度式膨張弁のパイプ接続装置
JPS5827849Y2 (ja) 自動車用空調装置
JPH0710898Y2 (ja) クーリングユニットの排水構造
JP2000177372A (ja) 膨張弁のカバー取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100406