JPS5827849Y2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用空調装置において、特に車両取付時に
おける容易化を計るものである。

従来、自動車用空調装置は車両取付時において、すでに
装着されているヒーターユニットにクーラーユニットを
追加装着して構成されることが一般的である。

このとき、ドレーンホース、冷媒配管用の孔をファイヤ
ーボードに設け、グロメットを用いて装着していた。

従って、複数の孔を設ける必要があったり、グロメット
を用いるため作業性が極めて悪い欠点があった。

本考案は上記事由に鑑み、エアコンユニット装着時には
ヒーターユニット用の外気導入口へ各配管類を集中させ
、エバポレータのケース部分で該外気導入口を閉塞する
様構成し、取付作業性の向上を計るものである。

以下本考案の実施例を図面に従い詳述する。

第１図には本考案による空調装置が示されている。

ブロワ部１、エバポレータケース部２、ヒータ一部３が
直列□接続され、ブロワ部１には第２の外気導入口（点
線）４が設けられている。

第１の外気導入口（点線）５はヒーターユニット（プロ
ア部１とヒータ一部３のみの時）として車両に取付けら
れたとき用いられるが、エアコンユニット（ｉｔ図の如
くブロワ部１、エバポレータケース部２、ヒータ一部３
からなる）として取付けられたときに第２図の如（配管
連通用に用いられる。

すなわち第２図では、エバポレータ２ａを収納スルエバ
ポレータケース部２が、エンジンルーム側Ａと車室内側
Ｂを離隔するファイヤーウォール６ヘシール部材γを介
して押しつけられて固定されている。

ファイヤーウオール６には前記第１の外気導入口５が設
けられてかり、該外気導入口５には、ドレーンホース８
、冷媒配管９，１０が配設されている。

このエアコンユニットに構成する時にあっては、図示し
ていない第２の外気導入口４のカバーを取りはずし、ヒ
ーターユニットのブロワ部１を取りはずして、エバポレ
ータケース部２、ブロワ部１を装着する。

このとき、エバポレータケース部２からはドレーンホー
ス８、冷媒配管９，１０、さらには負圧配管、電気配線
を出すことが可能であり、車室内側Ｂからエンジンルー
ム側Ａへの接続を、１つの開口として前記第１の外気導
入口５を利用するものであるから、グロメットの如き作
業性の悪い部品を削除できエアコンユニット装着時の作
業性が極めて良くなる利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案によるエアコンユニットの外観図、第２
図はエバポレータケース部の断面図である。 １・・・ブロワ部、２・・・エバポレータケース部、３
・・・ヒータ一部、４・・・第２の外気導入口、５・・
・第１の外気導入口、６・・・ファイヤーウオール、７
・・・シール部材、８・・・ドレーンホース、９，１０
・・・冷媒配管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ブロワ部とヒータ一部とが直接接続されてヒーターユニ
   ットを構成する空調装置の前記ブロワ部取付位置をずら
   せてできる空間に、エバボレータカ収納されたエバポレ
   ータケース部を挿入接続するこトニよりエアコンユニッ
   トを構成する自動車用空調装置において、前記ヒーター
   ユニットを構成するブロワ部の第１の外気導入口と、前
   記エアコンユニットを構成するプロア部の第２の外気導
   入口を車室内と外部を離隔する隔壁に設け、前記エバポ
   レータケース部のケース面で前記第１の外気導入口を閉
   塞するとともに、該第１の外気導入口を閉塞するエバポ
   レータケース部のケース面を貫通して少なくとも冷媒配
   管を配設したことを特徴とする自動車用空調装置。