JPH0418920Y2 - - Google Patents

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JPH0418920Y2
JPH0418920Y2 JP1985124209U JP12420985U JPH0418920Y2 JP H0418920 Y2 JPH0418920 Y2 JP H0418920Y2 JP 1985124209 U JP1985124209 U JP 1985124209U JP 12420985 U JP12420985 U JP 12420985U JP H0418920 Y2 JPH0418920 Y2 JP H0418920Y2
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refrigerant pipe
engine room
ground wire
vehicle body
air conditioner
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、エンジンルーム内で発生される電磁
雑音が冷媒パイプを通つて車室内に流入すること
を防止する自動車用空気調和装置のアース構造に
関する。
従来の技術 自動車用空気調和装置にあつては、例えば昭和
55年10月15日(株)山海堂発行「自動車工学全書;第
10巻;電装品、車体装備品、エンジン部品」第
160頁に示されるように、機能部品としてのコン
デンサ、リキツドタンク及びコンプレツサ等をエ
ンジンルーム内に配設すると共に、別の機能部品
としてエバポレータ、モータユニツト及びヒータ
ユニツト等を車室内に配設する一方、前記エンジ
ンルーム内に配設する機能部品と車室内に配設す
るエバポレータ夫々を冷媒パイプによつてつない
で冷房サイクルを構成している。
ところで、前記エンジンルーム内に配設する機
能部品と冷媒パイプとの支持はコンプレツサの振
動や冷媒の脈動とが車体を経由して車室内に伝達
されるを阻止するために、車体に絶縁性を有する
防振材、つまり防振ゴムマウントを介して支持し
た所謂機械的にソフトマウントで電気的にフロー
テイングマウントな支持構造になつてきている。
考案が解決しようとする問題点 しかし前述の空気調和装置におけるエンジンル
ーム内の機能部品や冷媒パイプの支持構造にあつ
ては、リキツドタンクとエバポレータとをつなぐ
金属性の冷媒パイプが電気的に宙ぶらりんとなつ
てエンジンまわりに配索されるので、エンジンの
爆発工程毎にイグニシヨンプラグのスパークによ
つて微弱電流(電磁雑音)が前記金属性の冷媒パ
イプに誘導され、この誘導電流がインストルメン
トパネル背部の前記エバポレータに流れ、インス
トルメントパネルのエバポレータ配設近傍部のラ
ジオの音声回路に作用し、ラジオを聴いていると
き、ザーザーというヒツシング雑音やカチヤカチ
ヤというフリツカ雑音等の人工雑音を生じてしま
う。ものラジオのイグニシヨン系統による妨害は
専用のノイズリミツタを組込むことにより軽減で
きるが、その分高価になるばかりでなく、人工雑
音を根絶することは難しいものである。
そこで本考案は、空気調和装置のエンジンルー
ム内に配設させる機能部品や冷媒パイプの支持構
造に支障を招くことなく、前記問題点を克服し、
信頼性を向上できる自動車用空気調和装置のアー
ス構造を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本考案にあつては、エンジンルーム内に配置さ
れ車体に絶縁性を有する防振材を介して支持され
る空気調和装置用のエンジンルーム側機能部品
と、一端が前記エンジンルーム側機能部品に接続
され他端が車室内側に配置された車室内側機能部
品に接続されるとともに絶縁性を有する防振材を
介して車体に支持される金属性の冷媒パイプと、
一端が前記金属性の冷媒パイプのエンジンルーム
側に着脱自在に接続され他端がエンジンルーム側
の車体に接続される可撓性を有するアース線とを
有し、前記冷媒パイプを介して前記エンジンルー
ム内で発生される電磁雑音が車室内に流入するこ
とを防止したことを特徴とする。
(作用) 空気調和装置のエンジンルーム側機能部品と車
室内側機能部品とを接続する金属性の冷媒パイプ
に、エンジンの爆発工程毎に、イグニシヨンプラ
グのスパーク等によつて微弱電流が誘導されて
も、この微弱電流をアース線によりエンジンルー
ム側の車体に接地し、このような微弱電流たる電
磁雑音が車室内に流入することを防止する。ま
た、アース線の可撓性によつて、冷媒パイプの振
動や冷媒の脈動がアース線を経由して伝達すると
を防止する。さらに、アース線の冷媒パイプへの
着脱自在に接続によつて、冷媒パイプの配索作業
後にアース線を冷媒パイプに組み付けたり、冷媒
パイプの修理時にアース線を冷媒パイプから取り
外したりすることが可能である。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1,2図において、1は車幅方向両側部を左
右一対のフードレツジ2A,2Bで隔成し、この
左右一対のフードレツジ2A,2Bの前端に両側
縁を接合したラジエータコアサポート3で前部を
隔成し、さらに前記左右一対のフードレツジ2
A,2Bの後端に両側縁を接合したダツシユパネ
ル4で後部を隔成して構成されたエンジンルーム
である。5はこのエンジンルーム1内に配置した
エンジン、6は空気調和装置のエンジンルーム1
内に配置される機能部品であつて、ラジエータコ
アサポート3側に図外の絶縁性を有する防振材と
してのゴムマウントを介して支持したコンデンサ
7と、このコンデンサ7まわりの車体に図外のゴ
ムマウントを介して支持したリキツドタンク8
と、エンジン5の一側のフードレツジ2Bに図外
のゴムマウントを介して支持したコンプレツサ9
とを備えている。10は空気調和装置の車室内の
インストルメントパネル11の背部に配設した別
の機能部品としてのエバポレータ、12はこのエ
バポレータ10のインレツト側をリキツドタンク
8のアウトレツト側とをつなぐ金属性ソリツドタ
イプの冷媒パイプであつて、そのエンジンルーム
1内に配索される部分はエンジン5の一側のフー
ドレツジ2Bに絶縁性を有する防振材としてのゴ
ムラバー13を介在させて把持する複数のクラン
パー14で支持され、ダツシユパネル4の貫通部
分は絶縁性を有する防振材としてのグロメツト1
5で支持されている。16はこの冷媒パイプ12
におけるダツシユパネル4のエンジンルーム1側
近傍部に介装された冷媒ガス充填用サービスバル
ブである。17はエバポレータ10のアウトレツ
ト側とコンプレツサ9のインレツト側とをつなぐ
フレキシブルタイプの冷媒パイプ、18はコンプ
レツサ9のアウトレツト側とコンデンサ7のイン
レツト側とをつなぐフレキシブルタイプの冷媒パ
イプである。19は可撓性を有するアース線であ
つて、一端を前記金属性の冷媒パイプ12の一
部、具体的にはサービスバルブ16に接続し、他
端をダツシユパネル4のエンジンルーム1側のサ
ービスバルブ16近傍部に接続してある。より具
体的には、第2図に示すように、前記アース線1
9は外部接続端子20とコネクタ21とハーネス
22とラグ端子23と取付ねじ24とで構成され
ている。この外部接続端子20は冷媒パイプ12
のサービスバルブ16配設部に接続され、該サー
ビスバルブ16のバルブハウジング16aを貫通
して該バルブハウジング16aの一側面から外側
に突出され、この突出部20aをダツシユパネル
4側へ曲折形成し、この曲折部20bの先端に凸
部20cを膨出形成して、雄形に構成されてい
る。前記コネクタ21は、冷媒パイプ12のサー
ビスバルブ16配設部からダツシユパネル4のサ
ービスバルブ16近傍部にわたつて差し渡される
に充分な長さを有する可撓性のハーネス22の一
端に接続され、外部接続端子20を抜き差し自在
に接続しかつ凸部20cに係脱する凹部21aを
形成した雌形のプラグ21bと、このプラグ21
bを被覆した合成樹脂のコネクタハウジング21
cとからなる。前記ラグ端子23はハーネス22
の他端に接続するクランプ部23aと、このクラ
ンプ部23aに連設されて取付ねじ24の挿通孔
23bをあけた環状のベース部23cとを備えて
いる。
以上の実施例構造によれば、配索した金属製の
冷媒パイプ12の外部接続端子20にコネクタ2
1を差し込んで外部接続端子20とプラグ21b
とを接続すると共に凸部20cと凹部21aとを
係着する一方、ラグ端子23のベース部23cの
挿通孔23bからダツシユパネル4のエンジンル
ーム1側のサービスバルブ16近傍部にあけた図
外の取付孔に取付ねじ24を締付けることによつ
て、エンジンルーム1内で機械的にソフトマウン
トで電気的にフローテイングマウントしたコンデ
ンサ7、リキツドタンク8、コンプレツサ9及び
冷媒パイプ12をアース線19をして車体の一部
であるダツシユパネル4にアースし、電気的な宙
ぶらりんを解消し、エンジン5の爆発工程でのイ
グニシヨンプラグのスパークで金属性の冷媒パイ
プ12に誘導される微弱な電流を、アース線19
でダツシユパネル4に放流し、ラジオ25の音声
回路への妨害を阻止できる。しかしアース線19
が可撓性を有するので、冷媒パイプ12の振動や
冷媒パイプ12中の冷媒の脈動がアース線19を
経由してダツシユパネル4に伝達されることも防
止できる。さらに、アース線19の両端をコネク
タ21とラグ端子23とで冷媒パイプ12と車体
を構成するダツシユパネル4とに着脱自在に接続
させてあるので、冷媒パイプ12の配索作業後に
アース線19を組付けたり、冷媒サイクルの修理
時にアース線19を冷媒パイプ12から取外した
りできて、冷媒パイプ12の配索作業或いは冷媒
サイクルの修理作業等に支障を招くこともない。
第3,4図は本考案に異なる例を示すものであ
つて、アース線19における他端にラグ端子23
を接続したハーネス22の一端に接続するコネク
タ21Aを、導電性を有する弾性材、例えばばね
鋼やリン青銅等の素材によつて、冷媒パイプ12
の局部外周を跨ぐ略U字形に形成し、この略U字
形の相対峙する左右一対の挾持片21d,21e
の中間部夫々に互いに向き合つて外側へ湾曲した
略円弧状の左右一対の抱持部21f,21gを膨
出形成し、この左右一対の抱持部21f,21g
夫々の冷媒パイプ12の軸心方向端面から内側に
向けて複数の略三角形の爪部21hを曲折形成す
る一方、前記左右一対の挾持片21d,21eの
開口21iを形成する先端夫々を互いに外側へ斜
めに曲折形成して挿入ガイド部21j,21kを
備えて構成してあり、前記冷媒パイプ12の局部
外周に、コネクタ21Aの開口21iから左右一
対の抱持部21f,21g間を嵌合し、複数の爪
部21hの先端角部を第4図に示すように冷媒パ
イプ12の局部外周の表面12aに喰い込ませ
て、コネクタ21Aを装着させるようにしたもの
である。
考案の効果 以上のように本考案によれば、空気調和装置の
エンジンルーム側機能部品と車室内側機能部品と
を接続する金属性の冷媒パイプのエンジンルーム
側に、可撓性を有するアース線の一端を着脱自在
に接続し、このアース線の他端をエンジンルーム
側の車体に接続してあるので、エンジン等のまわ
りに配索された前記冷媒パイプに、エンジンの爆
発工程毎に、イグニシヨンプラグのスパーク等に
よつて微弱電流が誘導されても、この微弱電流は
アース線を通つてエンジンルーム側の車体に接地
される。したがつて、このような微弱電流たる電
磁雑音が前記冷媒パイプを通つて車室内に流入す
ることを防止できる。しかも、この電磁雑音の車
室内への流入防止により、ラジオの音声回路の妨
害を、専用のノイズリミツタの組み込みに比べ
て、安価に根絶できる。
また、本考案によれば、前記車体への接地は、
可撓性を有するアース線により行われているの
で、空気調和装置のエンジンルーム側機能部品お
よび冷媒パイプとの防振支持構造に支障を招くこ
とがないとともに、冷媒パイプの振動や冷媒の脈
動がアース線を経由して車体に伝達されることが
ない。
さらに、本考案によれば、アース線の一端が冷
媒パイプのエンジンルーム側に着脱自在に接続さ
れているので、冷媒パイプの配索作業後に、アー
ス線を冷媒パイプに組み付けたり、空気調和装置
のエンジンルーム側機能部品や車室内側機能部品
等の修理時に、アース線を冷媒パイプから取り外
したりすることができて、冷媒パイプの配索作業
或いは空気調和装置のエンジンルーム側機能部品
や車室内側機能部品等の修理作業等を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略平面図、
第2図は同実施例のアース線まわりを示す斜視
図、第3図は本考案の異なる例を示す斜視図、第
4図は第3図の−線に沿う断面図である。 1……エンジンルーム、6……機能部品、12
……冷媒パイプ、19……アース線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンルーム内に配置され車体に絶縁性を有
    する防振材を介して支持される空気調和装置用の
    エンジンルーム側機能部品と、 一端が前記エンジンルーム側機能部品に接続さ
    れ他端が車室内側に配置された車室内側機能部品
    に接続されるとともに絶縁性を有する防振材を介
    して車体に支持される金属性の冷媒パイプと、 一端が前記金属性の冷媒パイプのエンジンルー
    ム側に着脱自在に接続され、他端がエンジンルー
    ム側の車体に接続される可撓性を有するアース線
    とを有し、前記冷媒パイプを介して前記エンジン
    ルーム内で発生される電磁雑音が車室内に流入す
    ることを防止したことを特徴とする自動車用空気
    調和装置のアース構造。
JP1985124209U 1985-08-13 1985-08-13 Expired JPH0418920Y2 (ja)

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JP1985124209U JPH0418920Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

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JPS6231560U JPS6231560U (ja) 1987-02-25
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003214588A (ja) * 2002-01-18 2003-07-30 Denso Corp 配管構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59132366U (ja) * 1983-02-21 1984-09-05 日産自動車株式会社 車載モ−タの制御装置

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JP2003214588A (ja) * 2002-01-18 2003-07-30 Denso Corp 配管構造

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JPS6231560U (ja) 1987-02-25

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