JP2550857Y2 - 自動車のハーネス固定装置 - Google Patents

自動車のハーネス固定装置

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JP2550857Y2
JP2550857Y2 JP8147791U JP8147791U JP2550857Y2 JP 2550857 Y2 JP2550857 Y2 JP 2550857Y2 JP 8147791 U JP8147791 U JP 8147791U JP 8147791 U JP8147791 U JP 8147791U JP 2550857 Y2 JP2550857 Y2 JP 2550857Y2
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JP
Japan
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harness
floor
bead
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heat protector
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JP8147791U
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JPH0525926U (ja
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治美 岡井
年光 大平
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両に装備されている電
装系などのハーネスをフロアの下面に装着、固定してお
くための自動車のハーネス固定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車両フロアの下面には、たとえば、電装
系の組み配線やウォッシャホース等の配管(以下これら
をハーネスと呼ぶ)が装着されている。これらハーネス
のフロア下面への取付けは、従来、図13に示すようにし
て行われていた。すなわち、一つのハーネス1は粘着テ
ープ2によって、車両のフロア3の下面に固定され、他
のハーネス4はクランプ5を数個使用することによっ
て、フロア3の下面の取付部6にボルト固定されてい
た。
【0003】なお、車体床下の配管、配線等のプロテク
タ構造として、実開昭62-19459号公報に開示されたもの
がある。この公報に開示されたものは、フロアの凹部内
に配設した配管、配線類を柔軟かつ、制振性のある材料
で形成したプロテクタで囲んで保持すると共にこのプロ
テクタをフロアの下面に密着、固定させたものである。
また、自動車のハーネス取付構造として、実開昭63-114
748 号公報に開示されたものがある。この公報に開示さ
れたものは、クロスメンバの上部に設けたフロアにビー
ドを設けてこのビード内に、保持部材上に保持したハー
ネスを設けたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
にあっては、電装系などのハーネスが粘着テープやクラ
ンプによって車両フロアの下面に装着、固定されていた
ので、そのための工程が必要となるばかりでなく取付に
手間がかかり、コストアップの原因となる問題があっ
た。
【0005】なお、実開昭62-19459号公報に開示された
ものは、配管、配線をプロテクタで囲んで固定するよう
にしているので、囲み作業が必要となり、作業が煩雑と
なる問題がある。また、実開昭63-114748 号公報に開示
されたものは、ハーネスを装着、固定するための保持部
材を設ける必要があり、そのために作業が煩雑になる問
題があった。
【0006】本考案は上記従来の問題を解決するために
なされたもので、従来とは異なった構成にすることによ
り、工数を削減して作業を容易にし、かつ、コストの低
減を図った自動車のハーネス固定装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するための手段として、内側に電装系などのハーネスが
入る程度の容積を形成したビードを車両のフロアに前後
方向に沿わせて上部に突出させて設け、該ビードの下方
にマフラからの熱害を防止するヒートプロテクタを設
け、該ヒートプロテクタと前記ビードとで形成されるフ
ロア下面の空間部に前記ハーネスを装着、固定したこと
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】このように内側に電装系などのハーネスが入る
程度の容積を形成したビードを車両フロアに前後方向に
沿わせて上部に突出させて設け、その下方にヒートプロ
テクタを設けたことによって、空間部を得ることができ
るので、ハーネスはこの空間部に容易に装着できること
になる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1ないし図3に
ついて、図13と同一の部材には同一の符号を付して説明
する。図1は図4に示す自動車7のYーY線に沿う要部
縦断面図で図の左側が前部となる。図2は同XーX線に
沿う要部縦断面図であり、図3はZーZに沿う要部縦断
面図である。これらの図に示すように、車両のフロア3
には自動車7の前後方向に沿って、上部に突出するビー
ド8が形成されている。ビード8の幅および深さは、そ
の内側にハーネス1が入る程度の容積を形成する大きさ
になっている。
【0010】このビード8の下方にはマフラ9からの熱
害を防止するためのヒートプロテクタ10が配設されてい
る。このヒートプロテクタ10は、フロア3の下面に溶着
されたブラケット11およびメンバ12にボルト締めするこ
とによって保持されている。これにより、フロア3の下
面にはヒートプロテクタ10およびビード8とによって空
間部13が形成されるので、この空間部13にハーネス1、
4を装着すればハーネス1はこのヒートプロテクタ10に
確実に保持されて固定される。
【0011】上記ハーネス1用のビード8は図5に示す
ように、フロア3の左側に自動車7の前後方向に沿って
1本形成されており、この下面にハーネス1が装着され
ることになる。また、フロア3の下面の後部側に固定さ
れているメンバ12は図6に示すような平面形状と図7に
示すような断面形状を有しており、その開口側をフロア
3側にして取付ける。なお、14はヒートプロテクタ10の
取付孔、15は水抜孔、16はアクセルケーブルクランプを
各々示している。
【0012】また、フロアの3下面の前部側に固定され
ているブラケット11は図8および図9に示すような形状
のものである。図8および図9の上側が後方側になる。
そして、フロア3への取付は溶接よって固定することに
なる。なお、図1のフロア3に取付けたブラケット11は
その使用態様の一例である。図中、17はヒートプロテク
タ10への取付孔、18は取付用の溶接個所である。
【0013】ヒートプロテクタ10の形状は上面視が図10
に示すような形状のものであり、その正面図は図11のよ
うなものである。なお、図12に示すものは図10の矢視A
の図である。このヒートプロテクタ10のプレート面19に
は、強度を上げるための上方への突出部20が形成されて
いる。なお、21,22はアクセルワイヤのためのクランプ
である。
【0014】本考案に係る自動車のハーネス固定装置は
以上のように構成したので、フロア3に形成したハーネ
ス1が入る程度のビード8の内部に、ハーネス1を装着
すれば、ハーネス1はこのビード8内に緩みなく配設さ
れることになる。そして、ビード8の下方にヒートプロ
テクタ10を取付けることによって、ビード8の内部に配
設されたハーネス1はこのヒートプロテクタ9によって
確実に保持されて固定されることになる。これによっ
て、粘着テープやクランプ等の取付部品を使用しなくて
も、ハーネス1を確実に固定することが可能となる。
【0015】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように、内側に
電装系などのハーネスが入る程度の容積を形成したビー
ドを車両のフロアに前後方向に沿わせて上部に突出させ
て設け、該ビードの下方にマフラからの熱害を防止する
ヒートプロテクタを設け、該ヒートプロテクタと前記ビ
ードとで形成されるフロア下面の空間部に前記ハーネス
を配設したので、ハーネスはこの空間部に緩みなく保持
されて固定される。これによって、ハーネスの固定に粘
着テープやクランプを用いる必要がなくなり、その取付
のための工程が不要となって工数も少なくなり作業が容
易になってコストが減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、図4のYーY
線における要部縦断面図である。
【図2】図4のXーX線における要部縦断面である。
【図3】図4のZーZ線における要部縦断面である。
【図4】自動車の斜視図である。
【図5】車両のフロアの平面図である。
【図6】メンバの平面図である。
【図7】図6の断面図である。
【図8】ブラケットの平面図である。
【図9】図8の左側面図である。
【図10】ヒートプロテクタの平面図である。
【図11】図10の正面図である。
【図12】図10のA矢視図である。
【図13】従来例の縦断面である。
【符号の説明】
1 ハーネス 3 フロア 7 自動車 8 ビード 10 ヒートプロテクタ 13 空間部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側に電装系などのハーネスが入る程度
    の容積を形成したビードを車両のフロアに前後方向に沿
    わせて上部に突出させて設け、該ビードの下方にマフラ
    からの熱害を防止するヒートプロテクタを設け、該ヒー
    トプロテクタと前記ビードとで形成されるフロア下面の
    空間部に前記ハーネスを装着、固定したことを特徴とす
    る自動車のハーネス固定装置。
JP8147791U 1991-09-11 1991-09-11 自動車のハーネス固定装置 Expired - Lifetime JP2550857Y2 (ja)

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JP8147791U JP2550857Y2 (ja) 1991-09-11 1991-09-11 自動車のハーネス固定装置

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JPH0525926U JPH0525926U (ja) 1993-04-02
JP2550857Y2 true JP2550857Y2 (ja) 1997-10-15

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JPH0525926U (ja) 1993-04-02

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