JPH0526666U - 自動車の配線保護装置 - Google Patents
自動車の配線保護装置Info
- Publication number
- JPH0526666U JPH0526666U JP8425891U JP8425891U JPH0526666U JP H0526666 U JPH0526666 U JP H0526666U JP 8425891 U JP8425891 U JP 8425891U JP 8425891 U JP8425891 U JP 8425891U JP H0526666 U JPH0526666 U JP H0526666U
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- Japan
- Prior art keywords
- heat protector
- hose
- harness material
- muffler
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- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒートプロテクタによってホースやハーネス
材の一部を保持できるようにする。 【構成】 エンジン排気系のマフラ7の上部にヒートプ
ロテクタ1を設け、このヒートプロテクタ1によってマ
フラの発する熱の車体側への放散を遮断するようにした
自動車において、前記ヒートプロテクタ1の一部に段部
8を形成し、この段部8にホース、ハーネス材2を沿わ
せて保持する。このようにしたので、この段部8にホー
ス、ハーネス材2を沿わせることができ、これによって
ホース、ハーネス材2を保持させることが可能となる。
したがって、クランプ4を締付けるという作業工程もな
くなり組付けの作業性が向上すると共にコストの低減が
図れる。
材の一部を保持できるようにする。 【構成】 エンジン排気系のマフラ7の上部にヒートプ
ロテクタ1を設け、このヒートプロテクタ1によってマ
フラの発する熱の車体側への放散を遮断するようにした
自動車において、前記ヒートプロテクタ1の一部に段部
8を形成し、この段部8にホース、ハーネス材2を沿わ
せて保持する。このようにしたので、この段部8にホー
ス、ハーネス材2を沿わせることができ、これによって
ホース、ハーネス材2を保持させることが可能となる。
したがって、クランプ4を締付けるという作業工程もな
くなり組付けの作業性が向上すると共にコストの低減が
図れる。
Description
【0001】
本考案は、床下にエンジン排気系のマフラを配設し、このマフラの上部にヒー トプロテクタを設けて車体側への遮熱をするようにした自動車に適用することが できる、自動車の配線保護装置に関するものである。
【0002】
車両床下には、ウォッシャ等のホースや電装系のハーネス材が装着されている 。これらホースやハーネス材をマフラの上側に配設されたヒートプロテクタに沿 って配設する場合には、従来は図16および図17に示すようにして行われていた。 すなわち、ヒートプロテクタ1の上を通った、たとえば、ハーネス材2は、まず 、テールスカート3の内側にクランプ4によって固定され、さらに、フレーム5 の下を通る直前にもう1個所クランプ4によってテールスカート3に固定される 。そして、フレーム5の下を通って、ヒートプロテクタ1を越えた位置において は、さらに、もう1個所クランプ4によってテールスカート3に固定され、それ からあとはホイールハウスリアロッカ6へと抜けるように配設される。
【0003】 なお、自動車の配管・配線の支持構造として、実開昭61− 46035号公報に開示 されているものがある。この公報に開示されているものは、車体フロアパネルの 下面とこれに取付ける、上部にフランジを有する断面U字状の車体フレームのい ずれか一方に他方に対して隙間を保持する変形部を形成し、この変形部に対応す る前記フレームに配管・配線取付け用のグリップを設けたものである。さらに、 自動車の配線保護構造として、実開昭61−180840号公報に開示されたものがある 。この公報に開示されたものは、シルインナパネルの車体内方側に接合したフロ アパネル下面の前記接合側に車体の前後方向に延びる配管収納部を設け、この配 管収納部をシルインナパネルの車体外方側に接合したシルアウタパネルの端部を 延設して覆ったものである。
【0004】
上記従来の技術にあっては、ヒートプロテクタに沿って配設するホースやハー ネス材は、クランプ4によってテールスカートの内側に複数箇所を固定されてい るので、ハーネス材等を組付ける際、ハーネス材等を手で押さえた状態で、ヒー トプロテクタをフレームに合わせ、工具にてクランプを締付けるという作業工程 を必要としてため組付けの作業性が低下する問題があった。
【0005】 なお、実開昭61− 46035号公報に開示されているものは、配管・配線を取付け るグリップを設けなければならないので、そのための工程が必要になり作業能率 が低下する問題がある。実開昭61−180840号公報に開示されたものは、配管を保 護するための配管収納部を設けているが、配管を保持する保持具を別に設けなけ ればならず、そのために作業が煩雑になる問題が発生する。
【0006】 本考案は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、ヒートプロテク タの形状をクランプに兼用できる形に改良し、このヒートプロテクタによってホ ースやハーネス材の一部を保持できるようにした自動車の配線保護装置を提供す ることを目的とする。
【0007】
本考案は、上記課題を解決するための手段として、エンジン排気系のマフラの 上部にヒートプロテクタを設け、該ヒートプロテクタによって前記マフラの発す る熱の車体側への放散を遮断するようにした自動車において、前記ヒートプロテ クタの一部に段部を形成し、該段部によって得られる段部にホース、ハーネス材 を沿わせて保持したことを特徴とするものである。
【0008】
本考案は、このようにヒートプロテクタの一部に段部を形成し、この段部によ って得られる段部にホース、ハーネス材を沿わせることが可能となり、これによ ってホース、ハーネス材を保持させることが可能となる。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図3について、図16および図17と同一の 部材には同一の符号を付して説明する。1はエンジン排気系のマフラ7の発する 熱の車体側への放散を遮断するヒートプロテクタを示している。このヒートプロ テクタ1のフレーム5の下部にある一部分には段部8が形成されている。この形 成された段部8に車両床下に配設されている電装系のハーネス材2等が保持され ることになる。図1中、矢印9,10,11は車両の前方向、左方向、後方向をそれ ぞれ示している。
【0010】 上記ヒートプロテクタ1は図4に示すような左側面形状と図5に示すような平 面形状を有している。そして、ハーネス材2等を保持する段部8はヒートプロテ クタ1の幅狭の部分に形成されている(図5においては下側)。このヒートプロ テクタ1はこの段部8側を図1のフレーム5側にしてマフラ7の上部に取付けら れる。12はフレーム5に連結するためのねじ孔である。13はテールスカート3へ の取付孔で、14は強度を上げるため突出部である。なお、図6に示すものは図5 の矢視Dの図である。また、ヒートプロテクタ1の上部に取付けられるフレーム 5は図7に示す平面形状と図8に示す正面形状を有している。そして、その一端 部には強度を上げるために変形部15が形成されている。取付はこの変形部15を車 両の後部にして取付けられる。16はヒートプロテクタ1と連結するためのねじ孔 である。また、図9は図8の矢視Eの図を示している。
【0011】 また、ヒートプロテクタ1やフレーム5が取付けられるテールスカート3は図 10に示すような正面形状と図11に示すような上面形状を有しており、その正面に は強度を上げるための飾り兼突出部17が形成されている。取付ける際にはこの突 出部17の部分を車両の外側にして取付けられる。図12は図10の左側面形状を示し ている。さらに、テールスカート3の左側が取付けられるホイールハウスリヤロ ッカ6は図14に示す、外側からみた正面形状と図13に示す上面形状を有している ものである。このホイールハウスロッカ6にはホース、ハーネス材2が挿通する 挿通孔18が設けられている。図15は図14の右側面形状を示したものである。なお 、図15中、符号19で示すものはテールスカート3の外側部分が溶接される溶接個 所である。
【0012】 本考案に係る自動車の配線保護装置は以上のように構成したので、ウォッシャ 等のホースや電装系のハーネス材2を、マフラ7の上側に配設されたヒートプロ テクタ1に沿って配設する場合には、まず、ヒートプロテクタ1の上を通った、 ハーネス材2等はテールスカート3の内側にクランプ4によって固定される。そ れから、フレーム5の下を通ってホイールハウスリヤロッカ6へと配設されてい くのであるが、図1のB部を拡大した図2と、図2のC−C線に沿う断面図であ る図3のそれぞれに示すように、ハーネス材2をヒートプロテクタ1に形成した 段部8に配設すれば、この段部8によってハーネス材2は保持されることになる 。すなわち、ヒートプロテクタ1の形状を従来のクランプ4と兼用できる形に変 更したので、クランプ4を使用せずにヒートプロテクタ1のみでハーネス材2を 保持できることになる。
【0013】
本考案は、以上説明したように、ヒートプロテクタの一部に段部を形成したの で、この段部にホース、ハーネス材を沿わせることが可能となり、これによって ホース、ハーネス材を保持させることが可能となる。したがって、ハーネス材等 を組付ける際、ハーネス材等を手で押さえる必要がなく、また、工具にてクラン プを締付けるという作業工程もなくなったので組付けの作業性が向上すると共に 一部のクランプを廃止することができるようになったので、コストの低減が図れ る。
【図1】本考案の一実施例を模式的に示す斜視図であ
る。
る。
【図2】図1のB部を拡大して示す斜視図である。
【図3】図2のC−C線に沿う断面図である。
【図4】図5のヒートプロテクタの左側面図である。
【図5】ヒートプロテクタの平面図である。
【図6】図5のD矢視図である。
【図7】フレームの平面図である。
【図8】図7のものの正面図である。
【図9】図8のE矢視図である。
【図10】テールスカートの正面図である。
【図11】図10のものの平面図である。
【図12】図10のものの左側面図である。
【図13】ホイールハウスリヤロッカを示し、図14の
上面図である。
上面図である。
【図14】ホイールハウスリヤロッカの正面図である。
【図15】図14のものの右側面図である。
【図16】従来のハーネス材等の取付けを模式的に示す
斜視図である。
斜視図である。
【図17】図16のA−A線に沿う断面図である。
1 ヒートプロテクタ 2 ハーネス材 7 マフラ 8 段部
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン排気系のマフラの上部にヒート
プロテクタを設け、該ヒートプロテクタによって前記マ
フラの発する熱の車体側への放散を遮断するようにした
自動車において、前記ヒートプロテクタの一部に段部を
形成し該段部によって得られる段部にホース、ハーネス
材を沿わせて保持したことを特徴とする自動車の配線保
護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8425891U JPH0526666U (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 自動車の配線保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8425891U JPH0526666U (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 自動車の配線保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526666U true JPH0526666U (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=13825431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8425891U Pending JPH0526666U (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 自動車の配線保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0526666U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016160914A (ja) * | 2015-03-05 | 2016-09-05 | 本田技研工業株式会社 | 酸素センサを備えた排気装置 |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP8425891U patent/JPH0526666U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016160914A (ja) * | 2015-03-05 | 2016-09-05 | 本田技研工業株式会社 | 酸素センサを備えた排気装置 |
WO2016140336A1 (ja) * | 2015-03-05 | 2016-09-09 | 本田技研工業株式会社 | 酸素センサを備えた排気装置 |
CN107429594A (zh) * | 2015-03-05 | 2017-12-01 | 本田技研工业株式会社 | 具备氧传感器的排气装置 |
US10539061B2 (en) | 2015-03-05 | 2020-01-21 | Honda Motor Co., Ltd. | Exhaust device provided with oxygen sensor |
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