JP3119036B2 - シリンダブロックの構造 - Google Patents
シリンダブロックの構造Info
- Publication number
- JP3119036B2 JP3119036B2 JP05125543A JP12554393A JP3119036B2 JP 3119036 B2 JP3119036 B2 JP 3119036B2 JP 05125543 A JP05125543 A JP 05125543A JP 12554393 A JP12554393 A JP 12554393A JP 3119036 B2 JP3119036 B2 JP 3119036B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder block
- clamp seat
- clamp
- clamper
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン等に用いられ
るシリンダブロックの構造に関するものである。
るシリンダブロックの構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】エンジン等に用いられるシリンダブロッ
ク（ワーク）を加工ラインにおいて搬送する場合、例え
ば図４ないし図６に示すようにシリンダブロック１を治
具２に固定して行うが、治具２への固定のためにシリン
ダブロック１にあらかじめ専用のクランプ座を設けてい
る。図４ないし図６に示すシリンダブロック１では、側
面部（図５、図６の斜線を付した部分）に専用の第１、
第２のクランプ座３，４を設けたものになっており、シ
リンダブロック１は、その下面部５を治具２に当接さ
せ、第１、第２のクランプ座３，４をクランパー６に係
合させることにより治具２に固定している。なお、シリ
ンダーブロックの具体例としては実開平2-96446 号公報
に示されるものがある。
ク（ワーク）を加工ラインにおいて搬送する場合、例え
ば図４ないし図６に示すようにシリンダブロック１を治
具２に固定して行うが、治具２への固定のためにシリン
ダブロック１にあらかじめ専用のクランプ座を設けてい
る。図４ないし図６に示すシリンダブロック１では、側
面部（図５、図６の斜線を付した部分）に専用の第１、
第２のクランプ座３，４を設けたものになっており、シ
リンダブロック１は、その下面部５を治具２に当接さ
せ、第１、第２のクランプ座３，４をクランパー６に係
合させることにより治具２に固定している。なお、シリ
ンダーブロックの具体例としては実開平2-96446 号公報
に示されるものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、シリンダブロック１に専用の第１、第２の
クランプ座３，４を設けていることにより、エアコンデ
ィショナ、パワーステアリング、およびオルタネータ等
の補機類をレイアウトする際、この第１、第２のクラン
プ座３，４が障害物になってしまうことがあるので、レ
イアウトに苦労することがあった。
来技術では、シリンダブロック１に専用の第１、第２の
クランプ座３，４を設けていることにより、エアコンデ
ィショナ、パワーステアリング、およびオルタネータ等
の補機類をレイアウトする際、この第１、第２のクラン
プ座３，４が障害物になってしまうことがあるので、レ
イアウトに苦労することがあった。
【０００４】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、補機類のレイアウト上の自由度を高くすることがで
きるシリンダブロックの構造を提供することを目的とす
る。
で、補機類のレイアウト上の自由度を高くすることがで
きるシリンダブロックの構造を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、外周部にクランパー係合用のクランプ座
を設けるシリンダブロックにおいて、下部側に下方向の
荷重を支える補強部を有する外周部の上部側に平坦部を
形成し、該平坦部をクランプ座としたことを特徴とす
る。
成するために、外周部にクランパー係合用のクランプ座
を設けるシリンダブロックにおいて、下部側に下方向の
荷重を支える補強部を有する外周部の上部側に平坦部を
形成し、該平坦部をクランプ座としたことを特徴とす
る。
【０００６】
【作用】このような構成とすれば、下部側に下方向の荷
重を支える補強部を有する外周部の上部側に平坦部を形
成し、該平坦部をクランプ座としたので、クランプ座が
これを形成した部分の主機能を果たすと共にクランパー
係合のための機能を果たすことになる。また、下部側に
下方向の荷重を支える補強部を有する外周部の上部側に
クランプ座を形成するので、クランプ座が外周側に大き
く突出することがない。
重を支える補強部を有する外周部の上部側に平坦部を形
成し、該平坦部をクランプ座としたので、クランプ座が
これを形成した部分の主機能を果たすと共にクランパー
係合のための機能を果たすことになる。また、下部側に
下方向の荷重を支える補強部を有する外周部の上部側に
クランプ座を形成するので、クランプ座が外周側に大き
く突出することがない。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例のシリンダブロック
の構造を図１ないし図３に基づいて説明する。図におい
て、シリンダブロック１におけるロワークランクケース
（図示省略）に対する締付用ボス７はその上面部に下方
向の荷重を受けた場合これを支えられるようになってい
て補強部を構成していると共に、その上面部に平坦部7a
を形成したものになっている。この平坦部7aはクランパ
ー６に係合する第１のクランプ座３となっている。締付
用ボス７は、上述したように第１のクランプ座３を備え
ることにより、クランパー６の係合に兼用されている。
の構造を図１ないし図３に基づいて説明する。図におい
て、シリンダブロック１におけるロワークランクケース
（図示省略）に対する締付用ボス７はその上面部に下方
向の荷重を受けた場合これを支えられるようになってい
て補強部を構成していると共に、その上面部に平坦部7a
を形成したものになっている。この平坦部7aはクランパ
ー６に係合する第１のクランプ座３となっている。締付
用ボス７は、上述したように第１のクランプ座３を備え
ることにより、クランパー６の係合に兼用されている。
【０００８】メインオイルギャラリ８の下部には、柱部
（補強部）９が断続的に形成されている。メインオイル
ギャラリ８の柱部９の上部側には突起10（図３の斜線を
付した部分）が形成されている。この突起10の上面側に
は平坦部10a が形成されており、この平坦部10a がクラ
ンパー６に係合する第２のクランプ座４となっている。
メインオイルギャラリ８は、上述したようにして第２の
クランプ座４を備えることにより、クランパー６の係合
に兼用されている。
（補強部）９が断続的に形成されている。メインオイル
ギャラリ８の柱部９の上部側には突起10（図３の斜線を
付した部分）が形成されている。この突起10の上面側に
は平坦部10a が形成されており、この平坦部10a がクラ
ンパー６に係合する第２のクランプ座４となっている。
メインオイルギャラリ８は、上述したようにして第２の
クランプ座４を備えることにより、クランパー６の係合
に兼用されている。
【０００９】このように構成されたシリンダブロック１
では、その下面部５を治具２（図４参照）に当接し、第
１、第２のクランプ座３，４をクランパー６に係合させ
ることにより治具２に固定される。第１、第２のクラン
プ座３，４は、クランパー６の係合のために用いられる
と共に、ロワークランクケースの締付用ボス７の一部、
あるいはメインオイルギャラリ８の一部として兼用され
ているので、クランパー６の係合用として専用のクラン
プ座を設けたタイプの従来技術に比してエンジン全体の
重量を軽減できる。
では、その下面部５を治具２（図４参照）に当接し、第
１、第２のクランプ座３，４をクランパー６に係合させ
ることにより治具２に固定される。第１、第２のクラン
プ座３，４は、クランパー６の係合のために用いられる
と共に、ロワークランクケースの締付用ボス７の一部、
あるいはメインオイルギャラリ８の一部として兼用され
ているので、クランパー６の係合用として専用のクラン
プ座を設けたタイプの従来技術に比してエンジン全体の
重量を軽減できる。
【００１０】締付用ボス７の上部、メインオイルギャラ
リ８の上部にそれぞれ第１、第２のクランプ座３，４を
形成するので、第１、第２のクランプ座３，４が外周側
に大きく突出することがない。このため、補機類をレイ
アウトする上で第１、第２のクランプ座３，４が障害に
なるようなことがなくなって補機類のレイアウト上の自
由度が増すことになる。
リ８の上部にそれぞれ第１、第２のクランプ座３，４を
形成するので、第１、第２のクランプ座３，４が外周側
に大きく突出することがない。このため、補機類をレイ
アウトする上で第１、第２のクランプ座３，４が障害に
なるようなことがなくなって補機類のレイアウト上の自
由度が増すことになる。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、クランプ座が、クランプ座の
設置箇所の主機能を果たすために用いられると共に、ク
ランパー係合用に用いられているので、クランパー係合
用として専用のクランプ座を設けたタイプの従来技術に
比してエンジン全体の重量を軽減できる。
設置箇所の主機能を果たすために用いられると共に、ク
ランパー係合用に用いられているので、クランパー係合
用として専用のクランプ座を設けたタイプの従来技術に
比してエンジン全体の重量を軽減できる。
【００１２】また、下部側に下方向の荷重を支える補強
部を有する外周部の上部側にクランプ座を形成し、クラ
ンプ座が外周側に大きく突出することがないので、補機
類をレイアウトする上で専用のクランプ座を設けたタイ
プの従来技術に比してクランプ座が障害になるようなこ
とがなくなって補機類のレイアウト上の自由度が増すこ
とになる。
部を有する外周部の上部側にクランプ座を形成し、クラ
ンプ座が外周側に大きく突出することがないので、補機
類をレイアウトする上で専用のクランプ座を設けたタイ
プの従来技術に比してクランプ座が障害になるようなこ
とがなくなって補機類のレイアウト上の自由度が増すこ
とになる。
【図１】本発明の一実施例のシリンダブロックの構造を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図２】同シリンダブロックの左側面図である。
【図３】同シリンダブロックの右側面図である。
【図４】従来のシリンダブロックの構造の一例を示す正
面図である。
面図である。
【図５】同シリンダブロックの左側面図である。
【図６】同シリンダブロックの右側面図である。
１ シリンダブロック ３ 第１のクランプ座 ４ 第２のクランプ座 ６ クランパー ７ 締付用ボス 7a 平坦部 ８ メインオイルギャラリ ９ 柱部 10 突起 10a 平坦部
Claims (1)
- 【請求項１】 外周部にクランパー係合用のクランプ座
を設けるシリンダブロックにおいて、下部側に下方向の
荷重を支える補強部を有する外周部の上部側に平坦部を
形成し、該平坦部をクランプ座としたことを特徴とする
シリンダブロックの構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05125543A JP3119036B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | シリンダブロックの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05125543A JP3119036B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | シリンダブロックの構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06307288A JPH06307288A (ja) | 1994-11-01 |
| JP3119036B2 true JP3119036B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=14912803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05125543A Expired - Fee Related JP3119036B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | シリンダブロックの構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3119036B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101563525B1 (ko) | 2014-07-29 | 2015-10-27 | 윤재선 | 신발끈 조임 구조체 |
| KR101643080B1 (ko) | 2015-01-06 | 2016-07-27 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 전투화 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP05125543A patent/JP3119036B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101563525B1 (ko) | 2014-07-29 | 2015-10-27 | 윤재선 | 신발끈 조임 구조체 |
| KR101643080B1 (ko) | 2015-01-06 | 2016-07-27 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 전투화 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06307288A (ja) | 1994-11-01 |
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Legal Events
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