JPH0227148Y2 - - Google Patents

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JPH0227148Y2
JPH0227148Y2 JP1983006273U JP627383U JPH0227148Y2 JP H0227148 Y2 JPH0227148 Y2 JP H0227148Y2 JP 1983006273 U JP1983006273 U JP 1983006273U JP 627383 U JP627383 U JP 627383U JP H0227148 Y2 JPH0227148 Y2 JP H0227148Y2
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JP
Japan
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engine
auxiliary equipment
sound
oil cooler
sound insulating
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JP1983006273U
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JPS59111930U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、エンジンの側面にオイルクーラ等
の補機類を取付けるエンジンにおける補機取付装
置の改善に関する。
エンジンにおいては、そのエンジンの側面にオ
イルクーラ等の補機類を取付けるようにしたもの
があることは知られている。補機、たとえばオイ
ルクーラ等の取付けは、通常、エンジンを構成す
るクランクケースの側面に対し近接して取付けら
れるが、たんにオイルクーラ等を取付けるのでは
オイルクーラ等がクランクケース側から強制的に
起振されてその振動が増幅され、大きな発音源と
なる不都合を有している。
そこで、この種のものでは騒音対策として、オ
イルクーラ等におけるクランクケースの側面と対
向する背面部に、内面に吸音材を設けた逆L字状
の遮音カバーを備えるようにしたものが提案され
ている。
ところで、この遮音カバーを設ける構造におい
ては、その遮音カバーを支持する手段が必要とさ
れる。従来、この支持手段は第1図に示すような
ものが用いられている。
すなわち、第1図に示すものは、オイルクーラ
aをクランクケースbに取付ける取付ボルトcを
活用して支持ステーdを立設し、この支持ステー
dにクツシヨンラバーjを介して遮音カバーfの
上面部を押え付けて固定する押えステーeを取付
けて、逆L字状の遮音カバーfを支持するように
したものである。なお、gは遮音カバーfの内面
に設けた吸音材、hは各ステーd,eを固定する
ボルト、iはスペーサである。
ところが、このような支持手段によると、部品
点数が多くコスト高をきたす問題があるととも
に、各ステーd,eをそれぞれオイルクーラa、
遮音カバーfに固定しなければならないので作業
が面倒であるといつた問題がある。
この考案は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、遮音カバーを少な
い部品点数で簡単に支持することができ、かつエ
ンジンおよび補機からの振動が遮音カバーに伝達
され難いようにしたエンジンにおける補機取付装
置を提供することにある。
すなわち、この考案は補機取付装置はエンジン
の側面に当該側面に対し近接して取付けられた補
機と、この補機と前記エンジンとの間に配置され
た前記補機の背面側を囲う断面コ字状に形成され
た遮音カバーと、この遮音カバーの内面全体を覆
うように設けられた吸音材と、前記エンジンと補
機との間に位置する前記吸音材の壁部分の上部側
と下部側との縁部に設けた弾性体嵌挿用の切欠部
と、前記エンジンの側面と補機の背面との間に介
挿される当該離間距離に応じた幅寸法を有すると
もにこの幅方向中央に前記切欠部から露出する遮
音板の側縁と係合する係合溝を有してなり、前記
補機の取付けにしたがい幅方向が挟持されて前記
遮音カバーをエンジンおよび補機から浮かせた状
態に固定する弾性体とを設けたことにある。
以下、この考案を第2図ないし第5図にもとづ
き説明する。第2図および第3図中1はエンジ
ン、2は補機としてのオイルクーラである。ま
た、オイルクーラ2の背面側の幅方向両側には、
取付用の脚体3がそれぞれ設けられている。(一
方しか図示せず)そして、このオイルクーラ2は
脚体3,3を介してエンジン1の側面であるエン
ジン1を構成するクランクケース1aの側面に、
取付ボルト4,4でそのクランクケース1aの側
面に対し近接して取付けられている。またオイル
クーラ2のクランクケース1aの側面と対向する
背面部には遮音カバー5が設けられていて、クラ
ンクケース1aからの音ならびに振動等を削減し
ている。そして、この遮音カバー5廻りの構造が
第4図に示されている。この考案の要部となる遮
音カバー5廻りの構造について説明すれば、遮音
カバー5はオイルクーラ2のケース体2aの背面
部を覆うようなコ字形形状に成形されていて、内
面にはグラスウールなどの吸音材6が取着されて
いる。そして、この遮音カバー5はオイルクーラ
2のケース体2aの背面部に覆わられる。またこ
の遮音カバー5の支持としては、弾性体、たとえ
ばソリツドゴムあるいはスポンジゴム等で構成さ
れる4個のラバー7……を用いてなされている。
すなわち、ラバー7は、遮音カバー5の側縁部と
係合する係合溝7aを中央に形成するとともに、
係合溝7aをはさむ両側の幅長さを、近接対向す
るクランクケース1aの側面とオイルクーラ2の
背面部との間の距離に対しほぼ同じか、若干大き
めに設定して柱状ブロツクに構成される。そし
て、このように構成されたラバー7を遮音カバー
5の側壁5aの上・下端部側にそれぞれ係止する
ことにより、遮音カバー5を支持することができ
るようになつている。すなわち、ラバー7……を
あらかじめ遮音カバー5に設け、この状態で遮音
カバー5をカバーしたオイルクーラ2をクランク
ケース2に取付ボルト4,4で近接状態に固定す
ることにより、ラバー7……がクランクケース1
aの側面とオイルクーラ2の背面との間に渡つて
介挿されるとともにそれらラバー7……が両側か
ら挾け付けられて、遮音カバー5をラバー7……
を介して吸振性を有しつつ支持することができる
ようになつている。具体的には、エンジン1とオ
イルクーラ2との間に位置する吸音材6の壁部分
の両側となる上部側と下部側との縁部に切欠部8
を設け、これら各切欠部8から露出する遮音カバ
ー5の側縁にラバー7が係合するようになつてい
る。これにより、オイルクーラ2の取付けにした
がい、ラバー7が幅方向から挟持され、遮音カバ
ー5および吸音材6をエンジン1、オイルクーラ
2の双方から浮いた状態に固定するようにしてあ
る。
しかして、このように構成された補機取付装置
を用いてオイルクーラ2をエンジン1に取付ける
ときには、まずオイルクーラ2の背面部にあらか
じめラバー7……が取付けられた遮音カバー5を
かぶせる。そして、このオイルクーラ2を固定ボ
ルト4,4を使つてクランクケース1aの側面に
取付ければ、ラバー7……が第5図でも示すよう
にクランクケース1とオイルクーラ2との間に渡
つて介挿されるとともに、両側から挾け付けられ
ていく。すると、遮音カバー5および吸音材6は
ラバー7にて、エンジン1からも、オイルクーラ
2からも浮いた状態に固定されていく。と同時に
遮音カバー5のコ字状の形状によつてオイルクー
ラ2からずれが防止された状態で固定されてい
く。これにより、振動絶縁の構造が構成されてい
き、エンジン1からの振動、オイルクーラ2から
の振動は遮音カバー5、吸音材6に伝達しにくく
なる。このことは、エンジン1のクランクケース
1aとオイルクーラ2からの振動を遮断できるこ
とになり、遮音カバー5からの発音を防止するこ
とができる。しかも、上記のように係合溝8にラ
バー7をあらかじめ係合させた後、オイルクーラ
2をエンジン1の側面に組付けるだけで、遮音カ
バー5も同時に確実に固定されるので、組付作業
は楽である。特に補機類が入り組んでいるエンジ
ンルーム内では作業が面倒となりやすいが、そう
したことはない。
かくして、ラバー7……の採用により、遮音カ
バー5を簡単、かつ確実に支持することができ、
作業性の向上を図ることができる。しかも、遮音
カバー5の支持にあたつてはラバー7……だけの
構成部品でよいから、部品点数は従来に比べてき
わめて少なくすることができ、軽量化と併せてコ
ストの低減を図ることができる。そのうえ、遮音
カバー5の取付構造の全体は、エンジン1のクラ
ンク−ケース1aとオイルクーラ2との間の〓間
に収まるから、大型化にはならない利点をもつ。
なお、上述した一実施例ではラバーから構成さ
れた弾性体を遮音カバーの側縁に設けたものを一
例として示したが、ラバー以外の部材から弾性体
を構成するようにしてもよい。
また、上述した一実施例では補機にオイルクー
ラを使つたものを示したが、インタクーラ等の他
の補機類に対しても適用することができるもので
ある。
以上説明したようにこの考案によれば、弾性体
にて、遮音カバーおよび吸音材は、エンジンから
も、補機からも浮いた状態に、また遮音カバーの
コ字状の形状にて遮音カバーがずれないように固
定されていき、振動絶縁の構造を構成していく。
したがつて、エンジンと補機からの振動を遮断す
ることができ、遮音カバーからの発音を防止する
ことができる。しかも、係合溝に弾性体をあらじ
め係合させた後、補機をエンジンの側面に組付け
るだけで、遮音カバーも同時に確実に固定される
ので、組付作業は容易である。しかも、遮音カバ
ーの支持には弾性体があればよいから、部品点数
の低減および軽量化、さらにはコストの低減を図
ることができる。そのうえ、遮音カバーの支持構
造の全体は、エンジンと補機との間の〓間に収ま
るから、大型化にはならずにすむ。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の補機取付装置を示す側面図、第
2図ないし第5図はこの考案の一実施例を示し、
第2図は補機取付装置の側面図、第3図は補機取
付装置の平面図、第4図は遮音カバーの支持構造
を示す分解斜視図、第5図は第2図A〜A線に沿
う断面図である。 1……エンジン、1a……クランクケース、2
……オイルクーラ(補機)、5……遮音カバー、
6……吸音材、7……ラバー(弾性体)、8……
切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの側面に当該側面に対し近接して取付
    けられた補機と、この補機と前記エンジンとの間
    に配置され前記補機の背面側を囲う断面コ字状に
    形成された遮音カバーと、この遮音カバーの内面
    全体を覆うように設けられた吸音材と、前記エン
    ジンと補機との間に位置する前記吸音材の壁部分
    の縁部に設けた弾性体嵌挿用の切欠部と、前記エ
    ンジンの側面と補機の背面との間に介挿される当
    該離間距離に応じた幅寸法を有するともにこの幅
    方向中央に前記切欠部から露出する遮音板の側縁
    と係合する係合溝を有してなり、前記補機の取付
    けにしたがい幅方向が挟持されて前記遮音カバー
    をエンジンおよび補機から浮かせた状態に固定す
    る弾性体とを具備したことを特徴とするエンジン
    における補機取付装置。
JP627383U 1983-01-20 1983-01-20 エンジンにおける補機取付装置 Granted JPS59111930U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP627383U JPS59111930U (ja) 1983-01-20 1983-01-20 エンジンにおける補機取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP627383U JPS59111930U (ja) 1983-01-20 1983-01-20 エンジンにおける補機取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59111930U JPS59111930U (ja) 1984-07-28
JPH0227148Y2 true JPH0227148Y2 (ja) 1990-07-23

Family

ID=30137830

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JP627383U Granted JPS59111930U (ja) 1983-01-20 1983-01-20 エンジンにおける補機取付装置

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JP (1) JPS59111930U (ja)

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Publication number Publication date
JPS59111930U (ja) 1984-07-28

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