JP2504093B2 - インテ―クパイプの取り付け方法 - Google Patents

インテ―クパイプの取り付け方法

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JP2504093B2
JP2504093B2 JP62330410A JP33041087A JP2504093B2 JP 2504093 B2 JP2504093 B2 JP 2504093B2 JP 62330410 A JP62330410 A JP 62330410A JP 33041087 A JP33041087 A JP 33041087A JP 2504093 B2 JP2504093 B2 JP 2504093B2
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則充 鈴木
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Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はエンジンに関し、特にインテークパイプのフ
ローティングによる騒音を低減しようとするものてあ
る。
従来技術 従来のインテークパイプの取り付け方法は、第6図に
示すように、エンジンのシリンダヘッド2側面に固着さ
れたインテークマニホールド3とインテークパイプ5と
の間にメタルガスケット8を介しインテークヒータ7を
挟持して、前記インテークマニホールド3とインテーク
パイプ5をボルト締めするとともに、前記インテークパ
イプ5を前記シリンダヘッド2およびシリンダヘッドカ
バー15上に跨設し、シリンダヘッド2から突設されたイ
ンテークパイプステー13とインテークパイプ5をボルト
締めしていた。
考案が解決しようとする問題点 ところが、この従来のインテークパイプ取り付け方法
では、インテークマニホールドとインテークパイプの結
合部分が金属同士の接触であり、シリンダヘッドカバー
上部をインテークパイプが通過しているので、ヘッドカ
バーからの透過音とインテークパイプステーを介しての
共振による騒音が発生するとゆう問題があった。
問題点を解決するための手段 この発明は、前記のような問題点に着目してなされた
ものであって、インテークマニホールドとインテークパ
イプをダンパガスケットを介してボルト締めするととも
に、前記インテークパイプを前記シリンダヘッド上に跨
設し、少なくとも前記インテークパイプの底面とそれに
対向する前記シリンダヘッドのシリンダヘッドカバー上
面との隙間をインシュレータゴムで満たすという構成を
採用している。
作用 従って、この発明のインテークパイプ取り付け方法に
よれば、インテークマニホールドとインテークパイプの
結合部分は、締結ボルトの周囲がダンパガスケットによ
って覆われているので、エンジン側からの振動は前記ダ
ンパガスケットによって減衰させられ、インテークパイ
プには伝達されない。また、シリンタヘッドカバー上部
をインテークパイプが通過する部分についても両部材間
の隙間をインシュレータゴムによって満たしたことによ
り、インテークパイプの振動を吸収でき、かつ、シリン
ダヘッドカバーからの透過音を遮断することができる。
実施例 以下、この発明の一実施例を第1図〜第4図に従って
説明する。
エンジン本体1の上部に配設されたシリンダヘッド2
の側部から突設されたインテークマニホールド3の集合
部フランジ4と、前記シリンダヘッド2を跨ぐように配
設されたインテークパイプ5のフランジ部6との間に、
インテークヒータ7を金属ガスケット8を介して挟持す
る。前記集合部フランジ4とインテークパイプ5のフラ
ンジ部6およびインテークヒータ7には締めつけボルト
用のボルト孔9が穿設されており、特にインテークパイ
プ5のフランジ部6に穿設されたボルト孔9′は締めつ
けボルト11の径より大きく形成されている。そして、上
記ボルト孔9′にはダンパガスケット10を挿入し、該ダ
ンパガスケット10に穿設されたボルト孔9にボルト11を
挿入して、インテークマニホールド3の集合部フランジ
4に締結されている。なお、12はワッシャプレートであ
り、ダンパガスケット10の上面とボルトヘッド11′との
間に介装される。
また、インテークパイプ5はシリンダヘッド2を跨い
だ位置で、シリンダヘッド2から突設されたインテーク
パイプステー13と結合ボルト14により連結される。さら
に、インテークパイプ5とシリンダヘッド2に被せられ
たシリンダヘッドカバー15との間の隙間には、インシュ
レータゴム16が満たされ、前記インテークパイプ5の下
面5′が支持されるように、前記シリンダヘッドカバー
15にインシュレータゴム16がコーティングされている。
本実施例は以上の様に構成されるが、インテークパイ
プ5の下面を支持するインシュレータゴムは第5図の様
に、コーティングせずにインシュレータゴムの塊17にボ
ルト孔を開けて、シリンダヘッドカバー15にボルト11に
より固定してもよい。
発明の効果 以上詳述したようにこの発明は、インテークマニホー
ルドとインテークパイプの結合部分は、締結ボルトの周
囲がダンパガスケットによって覆われているので、エン
ジン側からの振動は前記ダンパガスケットによって減衰
させられ、また、シリンダヘッドカバー上部をインテー
クパイプが通過する部分についても両部材間の隙間をイ
ンシュレータゴムによって満たしたことにより、インシ
ュレータゴムがインテークパイプの振動を吸収し、か
つ、シリンダヘッドカバーからの透過音を遮断する。従
って、インテークパイプがエンジンか発生する振動を拾
って、共振して騒音を発生することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した状態を示す全体図、第2図は
要部斜視図、第3図は第2図のA部拡大図、第4図は要
部拡大図、第5図は第4図の他の実施例を示す断面図、
第6図は従来の取り付け方法の要部を示す斜視図であ
る。 1……エンジン本体、2……シリンダヘッド 3……インテークマニホールド 5……インテークパイプ 10……ダンパガスケット、11……ボルト 13……インテークパイプステー 15……シリンダヘッドカバー 16……インシュレータゴム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのシリンダヘッド側面に固着され
    たインテークマニホールドとインテークパイプとの締結
    ボルト用のボルト孔にダンパガスケットを挿入し、該ダ
    ンパガスケットを介してボルト締めするとともに、前記
    インテークパイプを前記シリンダヘッド上に跨設し、少
    なくとも前記インテークパイプの底面とそれに対向する
    前記シリンダヘッドのシリンダヘッドカバー上面との隙
    間をインシュレータゴムで満たしたことを特徴とするイ
    ンテークパイプの取り付け方法
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